JP3109225B2 - エアバッグ装置のインフレータ取付構造 - Google Patents

エアバッグ装置のインフレータ取付構造

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JP3109225B2
JP3109225B2 JP04067197A JP6719792A JP3109225B2 JP 3109225 B2 JP3109225 B2 JP 3109225B2 JP 04067197 A JP04067197 A JP 04067197A JP 6719792 A JP6719792 A JP 6719792A JP 3109225 B2 JP3109225 B2 JP 3109225B2
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inflator
airbag device
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retainer
airbag
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両衝突時に展開して乗
員の保護を行なうエアバッグ装置におけるインフレータ
のリテーナへの取り付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の座席前方の車体固定部に設けら
れるエアバッグ装置は、車両衝突等の緊急時において、
インフレータと称されるガス発生器から放出されるガス
の圧力により急速にエアバッグを膨張(展開)させて乗
員を保護するものである。
【0003】第3図は従来の運転席用エアバッグ装置の
一例を示す断面図、第4図は第3図のA部拡大断面図、
第5図はインフレータ取付構造を示す分解斜視図であ
る。
【0004】これらの図において、10はリテーナ又は
コンテナと称されるエアバッグ保持用の部材であり、該
リテーナ10の中央の開口(インフレータ取付口)12
にインフレータ14が嵌装されている。
【0005】エアバッグ16は、該インフレータ14の
先端側を受け入れる受入口18を備えており、この受入
口18が取付口12の周縁部に配置されている。このエ
アバッグの受入口18の周縁部を押えリング(当て板)
20により取付口12の周縁部との間で挟持している。
第5図の17は補強布である。
【0006】エアバッグ16は展開可能に折り畳まれた
状態となっており、モジュールカバー22で被われてい
る。このモジュールカバー22は、エアバッグ16がイ
ンフレータ14の放出ガスで展開される際に、エアバッ
グ16の膨張圧により破断される。
【0007】第5図の如く、押えリング20にスタッド
ボルト38を固着し、このスタッドボルト38をエアバ
ッグ16のボルト挿通孔40、リテーナ10のボルト挿
通孔42及びインフレータ14のフランジ部に設けられ
たボルト挿通孔44に挿通させ、ナット46を締め込む
ことによりエアバッグ16及びインフレータ14がリテ
ーナ10に固定されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のエアバッグ
装置のインフレータ取付構造においては、押えリング2
0のボルトをボルト挿通孔40、42、44に通してか
らナット46締めするようにしており、インフレータ1
4の取付作業が手間のかかるものとなっていた。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のエアバッグ装置
のインフレータ取付構造は、エアバッグ装置のリテーナ
にインフレータが取り付けられている取付構造であっ
て、該リテーナに設けられた開口にインフレータの一部
が挿入されているエアバッグ装置のインフレータ取付構
造において、該開口を取り巻く筒状部が立設され、該筒
状部の内周面に雌螺子が設けられると共に、インフレー
タの外周面に雄螺子が設けられており、該インフレータ
の後端外周縁には該インフレータを該筒状部にねじ込む
際に回すための工具引掛部が設けられており、該雄螺子
を該雌螺子に螺合することによりインフレータをリテー
ナに固定したことを特徴とするものである。
【0010】
【作用】本発明のエアバッグ装置のインフレータ取付構
造にあっては、工具引掛部に工具を引掛けてインフレー
タをリテーナの筒状部に螺子込むことにより該インフレ
ータの取り付けが行なわれる。
【0011】
【実施例】以下図面を参照して実施例について説明す
る。第1図は本発明の実施例に係るエアバッグ装置のイ
ンフレータ取付構造を示す要部拡大断面図(第2図のI
−I線断面図)、第2図はインフレータ取付構造を示す
分解斜視図である。
【0012】本実施例では、リテーナ10の取付口(開
口)12を取り巻くように筒状部48が立設され、該筒
状部48の内周面に雌螺子50が刻設されている。ま
た、インフレータ14の外周面に雄螺子52が刻設さ
れ、該雄螺子52を雌螺子50に螺子込むことによりイ
ンフレータ14がリテーナ10に固定されている。な
お、インフレータ14には、該インフレータ14を取付
口12に螺子込む際に回すための工具引掛部14aが後
端外周縁に凹設されている。第1、2図のその他の符号
は第3〜5図と同一部分を示している。
【0013】かかるインフレータ取付構造によると、イ
ンフレータ取付のためのボルトが不要であり、インフレ
ータ14をリテーナ10に簡単に固定することができ
る。
【0014】上記実施例は運転席用のエアバッグ装置に
関するものであるが、本発明は助手席用のエアバッグ装
置における同様のインフレータ取付構造に用いても良
い。
【0015】
【発明の効果】以上の通り、本発明のインフレータ取付
構造にあっては、工具引掛部に工具を引掛けてインフレ
ータをリテーナの筒状部に対し螺子込むだけでその取付
を行なうことができ、インフレータの取付作業がきわめ
て容易かつ迅速に行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例構造を示す断面図である。
【図2】実施例構造を示す分解斜視図である。
【図3】従来のエアバッグ装置の断面図である。
【図4】従来のエアバッグ取付構造を示す断面図であ
る。
【図5】従来例に係るインフレータ取付構造を示す分解
斜視である。
【符号の説明】
10 リテーナ 12 取付口 14 インフレータ 16 エアバッグ 18 受入口 20 押えリング 38 ボルト 50 雌螺子 52 雄螺子

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアバッグ装置のリテーナにインフレー
    タが取り付けられている取付構造であって、該リテーナ
    に設けられた開口にインフレータの一部が挿入されてい
    るエアバッグ装置のインフレータ取付構造において、該
    開口を取り巻く筒状部が立設され、該筒状部の内周面に
    雌螺子が設けられると共に、インフレータの外周面に雄
    螺子が設けられており、該インフレータの後端外周縁に
    は該インフレータを該筒状部にねじ込む際に回すための
    工具引掛部が設けられており、該雄螺子を該雌螺子に螺
    合することによりインフレータをリテーナに固定したこ
    とを特徴とするエアバッグ装置のインフレータ取付構
    造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5392909B2 (ja) * 2009-09-25 2014-01-22 日本プラスト株式会社 エアバッグ装置
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