JP3109128B2 - シャープネス回路 - Google Patents

シャープネス回路

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JP3109128B2
JP3109128B2 JP03116726A JP11672691A JP3109128B2 JP 3109128 B2 JP3109128 B2 JP 3109128B2 JP 03116726 A JP03116726 A JP 03116726A JP 11672691 A JP11672691 A JP 11672691A JP 3109128 B2 JP3109128 B2 JP 3109128B2
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篤史 梅沢
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシャープネス回路に係わ
り、特に、gmアンプを用いてシャープネス回路を構成
する場合に用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】周知の通り、テレビジョン信号を処理す
るための回路の1つとしてシャープネス回路が用いられ
ており、従来より種々のシャープネス回路が提案されて
いる(例えば、特開昭62−189880号公報)。上
記シャープネス回路は、輪郭が強調されている映像信号
を生成するために設けられているものであり、一般に、
輪郭を強調する程度を調整することができるようになさ
れている。
【0003】図2は、従来のシャープネス回路の一例を
示す構成図である。図2から明らかなように、このシャ
ープネス回路は、第1のgmアンプ1および第2のgm
アンプ2を直列に接続するとともに、この直列回路と並
列に第3のgmアンプ3を設けている。そして、入力端
子INに供給された入力信号Vinを第1のgmアンプ
1および第3のgmアンプ3の一方の入力端子(+端
子)に与えている。また、第2のgmアンプおよび第3
のgmアンプ3の出力信号を出力端子OUTに導出する
とともに、第1〜第3のgmアンプ1,2,3の他方の
入力端子(−端子)に戻している。また、コンデンサC
1を介して入力端子Vin側と出力端子Vout側とを
接続するとともに、第1のgmアンプ1から第2のgm
アンプ2に出力信号を供給する線路をコンデンサC2を
介して接地している。
【0004】図2のシャープネス回路の伝達関数出力信
号Vout/Vinは、
【数1】 に示すようになる。なお、(1)式において、S:J
ω、C1 :コンデンサC1の静電容量、C2 :コンデン
サC2の静電容量をそれぞれ示している。ここで、第3
のgmアンプ3に設けられている図示しない外部ピン
(ユーザコントロールと称されている)を操作すること
により、上記(1)式の分母における最後の項のgm3
の大きさを可変して伝達関数が所定の大きさになるよう
に制御している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、バイポーラ
ICの場合には、上記gmアンプはトランジスタによっ
て構成される。トランジスタの場合はその構造上コレク
タと接地との間に寄生容量がつくので、図3の回路図に
示すようにシャープネス回路には出力端子Voutと接
地との間に寄生容量Cxが繋がっていることになる。し
たがって、図2に示した従来のシャープネス回路の場合
には、(A)に示した出力側の部分にはgmアンプの出
力部が2個接続されていることになり、この部分におい
てはgmアンプの2倍の寄生容量(2Cx)が付いてし
まう。
【0006】このように出力端に2倍の寄生容量が付く
と、実際のシャープネス回路の伝達関数を以下のように
してしまう。
【数2】
【0007】(1)式および(2)より明らかなよう
に、実際のシャープネス回路においては寄生容量Cx
は、高域におけるf特の悪化を招く不都合がある。ま
た、高域でのf特の悪化を改善するために、例えばコン
デンサC1を通して入力される信号のみをアンプを通し
て入力するようにした場合には、S/Nの悪化を招いて
しまう不都合があった。本発明は上述の問題点に鑑み、
f特およびS/Nを悪化させることが少ないシャープネ
ス回路を提供できるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のシャープネス回
路は、外部から供給される入力信号が一方の入力端子に
与えられる第1のgmアンプと、上記第1のgmアンプ
の出力信号が一方の入力端子に与えられるとともにその
出力から導出される信号がシャープネス回路の出力信号
として外部に導出される第2のgmアンプと、上記入力
信号と上記第2のgmアンプの出力信号とを混合するた
めのミックス回路とを具備し、上記第2のgmアンプの
出力信号を上記第1のgmアンプの他方の入力端子に供
給するとともに、上記ミックス回路の出力信号を上記第
2のgmアンプの他方の入力端子に供給するようにして
いる。
【0009】
【作用】入力側の信号と出力側の信号とを所定の割合で
加算してその加算出力を第2のgmアンプに供給するミ
ックス回路を設け、上記2つの信号を上記ミックス回路
でミックスする割合を変えることにより伝達関数を可変
するようにして、2個のgmアンプを用いるだけでゲイ
ン調整可能なシャープネス回路を構成する。
【0010】
【実施例】図1は、本発明のシャープネス回路の一実施
例を示す構成図である。図1に示したように本実施例の
シャープネス回路は、2つのgmアンプ1および2と、
ミックス回路3とにより構成されている。2つのgmア
ンプ1,2、すなわち、第1のgmアンプ1および第2
のgmアンプ2は、図2に示した従来のシャープネス回
路における第1のgmアンプ1および第2のgmアンプ
2と同じような回路構成を有している。
【0011】このように構成された本実施例のシャープ
ネス回路においては、入力端子INに与えられた入力信
号Vinが第1のgmアンプ1の一方の入力端子に与え
られるとともに、ミックス回路3に与えられる。また、
第1のgmアンプ1の出力信号が第2のgmアンプ2の
一方の入力端子に与えられるとともに、第2のgmアン
プ2の出力信号が出力端子OUT、第1のgmアンプ1
の他方の入力端子、およびミックス回路3にそれぞれ与
えられる。更に、ミックス回路3の出力信号SO が第2
のgmアンプ2の他方の入力端子に与えられる。
【0012】また、第2のgmアンプ2の出力の一部を
第1のgmアンプ1の一方の入力端子側に戻していると
ともに、第1のgmアンプ1から第2のgmアンプ2に
出力信号を供給する線路をコンデンサC2を介して接地
している。更に、ミックス回路3の比例定数kの値を可
変するために、出力電圧の大きさが可変の直流電源4が
設けられていて、この直流電源4からミックス回路3に
導出する電圧値を制御することにより、上述したミック
ス回路3の出力信号SO の内容を可変するようになって
いる。すなわち、出力信号SO は、出力信号SO ={k
・Vin+(1−k)・Vout}となっており、直流
電源4の出力電圧の大きさを可変することにより、ミッ
クス回路3から第2のgmアンプ2の他方の入力端子に
供給される出力信号SO が可変される。
【0013】このように構成された本実施例のシャープ
ネス回路の伝達関数は、
【数3】 のようになる。
【0014】(2)式および(3)式より明らかなよう
に、図2に示した従来の回路と図1の本実施例の回路と
では伝達関数の式が同じであるので、回路動作としては
同等の動作を行うことが判る。このような動作を得るた
めに、従来は3個のgmアンプを用いてシャープネス回
路を構成していたが、本実施例の場合はミックス回路3
を用い、入力端子IN側から与えられる信号と出力端子
OUT側から与えられる信号とを加算する比率を変える
ことにより、ゲインを上げたり下げたりするようにして
いる。
【0015】本実施例のシャープネス回路は、上記した
ように従来はgmアンプを3個用いて構成していたシャ
ープネス回路を2個のgmアンプ1,2だけを用いて構
成するようにしたので、本実施例のシャープネス回路の
場合は、図2の従来回路と比較してgmアンプを1個削
減することができる。なお、gmアンプを1個削減する
代わりに、本実施例ではミックス回路3を1個使用して
いるので、これが従来よりも余分に必要になる。しか
し、gmアンプとミックス回路3とを比較した場合、回
路構成部品はミックス回路3の方が遙かに少ない。した
がって、本実施例のシャープネス回路の場合には、素子
数を大幅に削減することができる。
【0016】また、本実施例のシャープネス回路の場
合、素子数を削減するのみならず、出力端子OUTに連
なるgmアンプが1個なので、出力端子OUTに連なる
(A)の部分に付く寄生容量を従来の約半分程度に押さ
えることができる。したがって、寄生容量によるf特の
悪化を少なくすることができるとともに、f特の悪化を
防止するためにS/Nの悪化を招く不都合がないもので
ある。
【0017】
【発明の効果】本発明は上述したように、入力側の信号
と出力側の信号とを所定の割合で加算するミックス回路
を設け、上記2つの信号をミックスする割合を可変する
ことによりシャープネス回路における伝達関数のゲイン
を変えるようにして、2個のgmアンプを用いるだけで
ゲイン調整可能なシャープネス回路を構成するようにし
たので、出力端に付くgmアンプの寄生容量を少なくす
ることができ、f特およびS/Nを悪化させることが少
ないシャープネス回路を実現できる。また、ミックス回
路はgmアンプと比較して格段と少ない素子数で構成す
ることができるので、ミックス回路全体の素子数を大幅
に削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すシャープネス回路の構
成図である。
【図2】従来のシャープネス回路の一例を示す構成図で
ある。
【図3】gmアンプの出力部に寄生している容量を示す
回路図である。
【符号の説明】
1 第1のgmアンプ 2 第2のgmアンプ 3 ミックス回路 4 直流電源 Vin 入力信号 Vout 出力信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/14 - 5/217

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部から供給される入力信号が一方の入
    力端子に与えられる第1のgmアンプと、上記第1のg
    mアンプの出力信号が一方の入力端子に与えられるとと
    もにその出力から導出される信号がシャープネス回路の
    出力信号として外部に導出される第2のgmアンプと、
    上記入力信号と上記第2のgmアンプの出力信号とを混
    合するためのミックス回路とを具備し、上記第2のgm
    アンプの出力信号を上記第1のgmアンプの他方の入力
    端子に供給するとともに、上記ミックス回路の出力信号
    を上記第2のgmアンプの他方の入力端子に供給するよ
    うにしたことを特徴とするシャープネス回路。
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