JP3108777B2 - 時 計 - Google Patents

時 計

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JP3108777B2
JP3108777B2 JP07076668A JP7666895A JP3108777B2 JP 3108777 B2 JP3108777 B2 JP 3108777B2 JP 07076668 A JP07076668 A JP 07076668A JP 7666895 A JP7666895 A JP 7666895A JP 3108777 B2 JP3108777 B2 JP 3108777B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、時計ムーブメントから
外部操作部材(巻真)を取り外しできる構造をもった時
計に関する。
【0002】
【従来の技術】時計のムーブメントを、外装ケースから
取り外す場合、もしくは、外装ケースにセットする場
合、外部操作部材であるところの巻真を、ムーブメント
から取り外す必要がある。一般的には、ムーブメントの
裏ぶた側から、巻真と係合する周知のおしどりの一部を
押せるようになっていて、そこを押すことによりおしど
りが傾き、巻真との係合が外れ、巻真を取り外すことが
できるような構造が多く使われている。これは、ケース
の裏ぶた側からムーブメントをいれるタイプの場合だ
が、これとは違い、裏ぶたがなくムーブメントを文字板
側からいれるワンピースケースというタイプもある。本
考案は、このワンピースケースの巻真外し構造に関する
もので、以下従来例について説明する。
【0003】図4は、従来例の部分平面図、図5はその
断面図で示す。1は外部操作部材であるところの巻真、
2は前記巻真1の溝部と係合し、巻真の軸方向位置を規
制しているおしどり。巻真1は軸方向に複数位置を持
ち、その位置に対応してカレンダ修正や、針合せができ
るようになっている。おしどりは、かんぬき押えなど周
知のクリック部材により位置規制され、それにより巻真
の軸方向位置を規制している。3はムーブメントのベー
スとなる地板、4は巻真外し部材であるところのおしど
りレバー、5はおしどり4の回転中心であるところのお
しどり軸、6は文字板、7は外装ケースを表す。外装ケ
ース7は、ワンピース構造であるために裏ブタまで一体
形成されている。従ってムーブメントを外装ケース7へ
挿入するには、文字板側から、つまり図5の上方から挿
入する必要がある。又、巻真1は、外装ケース7に設け
られた貫通穴7aに挿入されているので、外装ケース7
からムーブメントを出し入れするには、巻真1をムーブ
メントから取り外して行う必要がある。外装ケース7は
地板3の機械落ち部をほぼ全周に渡って受け、ムーブメ
ントを保持する段部7b、及び、おしどりレバー4を逃
げる段部7cを有している。又、図には示していないが
外装ケース7は、ガラスやそれを固定するガラス縁など
から構成されており、ガラス縁を取り外すことにより、
ムーブメントの出し入れが可能となる。
【0004】次に、巻真外しの作動について説明する。
外装ケースからガラス縁を取り外すと、文字板6から平
面的に飛び出したおしどりレバー4が見える。そのおし
どりレバー4には、ピンセット等により押し易いよう
に、くぼみもしくは穴4aが設けられている。作業者が
その部分を押すと、おしどりレバー4は先端部4bが支
点となり傾く。傾いた状態が4´であり、その時のおし
どり位置が2´となり、巻真1との係合が外れ、巻真を
ムーブメントから取り外すことができる。おしどりレバ
ー4の押し過ぎは、外装ケース7の段部7cにより防止
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来例の場
合以下のように問題点があった。
【0006】おしどりレバーは、文字板側から押すた
め、文字板外形より突出している必要がある。従って、
文字板外形が大きい場合には、その分だけおしどりレバ
ーを長く延ばす必要が生じる。この場合の例を図6に示
す。図6から判るように、巻真を外す際、おしどりレバ
ーはレバー比によって、外端が大きく移動することにな
り、その分だけ外装ケースのにげを多くとる必要があ
る。本来ワンピースケースの特徴は、裏ブタがないこと
により、文字板を大き目にして、裏側外周を薄くしぼ
り、薄型に見せるところにあるが、従来例意構造では外
周を薄くするのに制約があり、特徴を生かすことができ
ないという欠点を持っている。又、ムーブメント配置
上、おしどりがムーブメント内側によっているようなも
のについても、同様に巻真外しが困難になっていた。
又、おしどりレバーを図4から判るように、巻真外しの
時のレバー比を良くするため、先端をムーブメント内側
まで、できるだけ延ばしてやる必要があるが、おしどり
と係合し、つづみ車位置を決める周知のかんぬき等があ
り、若干程度しか延ばすこともできない。
【0007】本発明は以上のような問題点を解決するも
のであり、おしどりが文字板外形に対し比較的内側にあ
っても、少スペースで、確実な巻真外しを実施すること
ができる。
【0008】
【課題を解決するための手段】少なくとも文字板、外部
操作部材、前記外部操作部材と係合し、前記外部操作部
材の軸方向移動量を規制する移動量規制部材、前記外部
操作部材が貫通可能で前記機械体をケーシングするケー
シング部材、前記移動量規制部材と前記外部操作部材と
の係合を外し、前記機械体から前記外部操作部材を脱着
可能にする外部操作部材脱着部材を有した時計におい
て、前記外部操作部材脱着部材は、文字板から遠ざかる
断面方向の外力を受ける操作部と、前記ケーシング部材
の一部と係合する支点部と、前記移動量規制部材と係合
する係合部とを有し、前記操作部は、前記文字板外周よ
り外側に配置され、前記係合部は、前記機械体内部に配
置され、前記係合部は、前記操作部が受けた外力によっ
て前記支点部を支点として前記断面方向に移動されるこ
とにより前記移動量規制部材を前記断面方向に移動させ
て前記外部操作部材と前記移動量規制部材との係合を解
除し、前記外部操作部材を脱着できるように構成されて
いることを特徴とする。
【0009】
【実施例】図1は本発明実施例の部分平面図、図2はそ
の断面図を示す。以下図に沿って説明する。
【0010】図1及び図2において、1は外部操作部材
の巻真、2は巻真1の軸方向移動量を規制する移動量規
制部材であるところのおしどり、3は時計体のベースを
成す地板、4は外部操作部材脱着部材のおしどりレバ
ー、5はおしどり3の回転中心となるおしどり軸、6は
文字板、7は外装ケースを示す。
【0011】おしどりレバー4は、地板3の厚み方向突
出部3a,3bによりつくられる窪みに、おしどり2と
地板3にサンドイッチされる如く配置されている。おし
どりレバー4は、地板3の窪み外側で幅が太くなってい
るので、その部分が地板の突出部3a,3bに当たり、
平面的に位置決めされている。従って、ムーブメント組
立時に、まずおしどりレバー4をセットすると、おしど
りレバー4は重心がアンバランスのため傾き、地板3か
ら外れようとするが、太くなっている部分が地板突出部
3a,3bに引っ掛かり、セット状態を維持するので、
組立性も良好である。その上からおしどり2をのせるこ
とにより、おしどりレバーは、さらにセット状態が安定
する。
【0012】おしどりレバー4は、文字板6の外形から
平面的に突出し、突出した部分には、折り曲げ部4b
と、ピンセット等でその部分を押し易いように窪みや穴
を設けた操作部4aが配置されている。外装ケース7に
は、おしどりレバー曲げ部4bと若干のスキマをもって
逃げている段部7cが設けてある。
【0013】次に、巻真外しの操作及び作動について説
明する。おしどりレバー4の操作部4aをピンセット等
で文字板側から押すと、おしどりレバー4はガタやバネ
性により下へ下がり、折り曲げ部4dが外装ケース段部
7cに当たる。さらに押すと、基準線8を支点として傾
き始める。それに伴い、おしどり2も傾き、巻真1との
係合が外れる。さらに強く押すと、おしどりレバー4の
操作部4a付近の形状が、外装ケース7の段部7cに当
たり、それ以上押せなくなるので、押し過ぎによる部品
破壊や変形を起こす心配もない。又、おしどりレバー4
は、おしどり2の巻真1との係合側を外し方向に押し下
げ、おしどり軸5に対して反対側については、ほとんど
押し下げられない。従って、周知のかんぬきや、かんぬ
き押えとの係合外れを起しにくいという利点がある。
又、スペースについては、従来例がおしどり軸5より、
かなりムーブメント中心側までおしどりレバーを延ばす
必要があったが、本発明によれば、おしどり軸5近傍ま
で形状があれば作動が可能であり、従来に比べ大部小さ
なスペースでレイアウトすることが可能である。
【0014】おしどりレバーの形状は、ほぼ平端な板材
で形成でき、加工も容易である。おしどりレバー傾き量
についても、曲げ量でほぼ決まってしまうので、バラツ
キも少なく押さえることができる。巻真外しにかかる力
のバランスについては、巻真1とおしどりレバー4の折
り曲げ部4dの中間部に位置する操作部4aを押し下げ
るので、ムーブメントがガタつくこともなく作業が容易
となる。
【0015】又、文字板サイズが大きくなり、文字板外
形からおしどりまでの距離が離れておしどりレバーが長
くなっても、おしどりレバーの傾かせ方にほとんど影響
を与えない使い方になっているので、従来例のように、
おしどりレバーの作動量が大きくなってしまうこともな
い。従って、外装ケースのおしどりレバーにゲサライ
は、文字板サイズに左右されず、裏ぶた外周を薄く仕上
げることが可能である。前述実施例とおしどりレバーの
作動の異なる他の実施例を図3に示す。前述実施例で
は、おしどりを傾けて巻真外しを行なっているが、本実
施例は、従来例同様、レバー比分だけおしどりを押し下
げるものである。この場合にも外装ケースを支点として
使用しているので、文字板サイズが大きくなっても、お
しどりレバーの作動量は少なくて良い。又、おしどりレ
バー形状も曲げのない単純化ができる。但し、この場合
には、押し過ぎのストッパーを他に設けるのが好まし
い。
【0016】以上実施例のおしどりレバー形状は、これ
らに限定されず、巻真外しのおしどりレバー支点を外装
ケースに設けるものならば、どんな形状でも実現可能で
ある。
【0017】
【発明の効果】本発明は、以下のような効果を有する。 1)外部操作部材脱着部材(おしどりレバー)は、文字
板から遠ざかる断面方向の外力を受ける操作部と、ケー
シング部材の一部と係合する支点部と、移動量規制部材
(おしどり)と係合する係合部とを有し、前記操作部は
文字板外周より外側に配置され、前記係合部は機械体内
部に配置されており、ことに前記支点部が支点となる相
手部材はケーシング部材であって、このケーシング部材
とは近接した領域である文字板の外周付近に配設されて
いることから、前記支点部から前記操作部までの距離
は、前記支点部から機械体内部に配置されている前記係
合部までの距離より短くすることができる。そのため、
外部操作部材(巻真)を外すのに必要な外部操作部材脱
着部材の前記操作部の断面方向の作動量は、少なくてす
むことになる。したがって、外部操作部材脱着構造全体
の断面方向の寸法は少なくなり、時計全体を薄型化する
ことができる。 2)また、外部操作部材脱着部材(おしどりレバー)及
び移動量規制部材(おしどり)は、文字板から遠ざかる
断面方向に移動されるので、外部操作部材脱着部材や移
動量規制部材が文字板を突き上げることがなくなり、文
字板を湾曲変形させることを確実に防止し,装飾性を損
なうことがない。しかも、文字板と針とが接触して隙間
が詰まることがなくなり、指針止まり・時刻表示遅れな
どの表示不良を確実に防ぐことができる。 3)さらに、外部操作部材(巻真)をはずす場合、作業
者が外部操作部材脱着部材(おしどりレバー)の操作部
を、直接ピンセット等で押せばよいので、操作が容易と
なる。
【0018】又、配置に費すスペースも従来に比べて少
なくなり、小型時計にも採用し易い。しかも、形状も板
部材で形成できる単純なものなので、低コストでかつ、
取り扱い易いものとなっている。
【0019】尚、実施例ではワンピース外装を例として
いるが、巻真外し操作を文字板から行なうタイプのもの
に応用可能である。
【0020】又、外部操作部材として巻真を例に説明し
たが、ケースを貫通し、ムーブメントで固定されるもの
なら、巻真以外にも応用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の時計の部分平面図。
【図2】図1の断面図。
【図3】本発明他の実施例の時計の部分断面図。
【図4】従来の時計の部分平面図。
【図5】図4の断面図。
【図6】従来の時計の部分断面図。
【符号の説明】
1 巻真 2 おしどり 3 地板 4 おしどりレバー 5 おしどり軸 6 文字板 7 外装ケース

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも文字板、外部操作部材、前記外
    部操作部材と係合し、前記外部操作部材の軸方向移動量
    を規制する移動量規制部材、前記外部操作部材が貫通可
    能で前記機械体をケーシングするケーシング部材、前記
    移動量規制部材と前記外部操作部材との係合を外し、前
    記機械体から前記外部操作部材を脱着可能にする外部操
    作部材脱着部材を有した時計において、 前記外部操作部材脱着部材は、文字板から遠ざかる断面
    方向の外力を受ける操作部と、前記ケーシング部材の一
    部と係合する支点部と、前記移動量規制部材と係合する
    係合部とを有し、前記操作部は,前記文字板外周より外
    側に配置され、前記係合部は、前記機械体内部に配置さ
    れ、前記係合部は、前記操作部が受けた外力によって前
    記支点部を支点として前記断面方向に移動されることに
    より前記移動量規制部材を前記断面方向に移動させて前
    記外部操作部材と前記移動量規制部材との係合を解除
    し、前記外部操作部材を脱着できるように構成されてい
    ることを特徴とする時計。
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