JPH09318768A - 腕時計用の巻真着脱装置 - Google Patents

腕時計用の巻真着脱装置

Info

Publication number
JPH09318768A
JPH09318768A JP13312596A JP13312596A JPH09318768A JP H09318768 A JPH09318768 A JP H09318768A JP 13312596 A JP13312596 A JP 13312596A JP 13312596 A JP13312596 A JP 13312596A JP H09318768 A JPH09318768 A JP H09318768A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
winding stem
stopper
exterior
thin diameter
attaching
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13312596A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Sakamoto
和男 坂本
Eiki Murakami
栄基 村上
Teruhiko Fujii
輝彦 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Citizen Watch Co Ltd filed Critical Citizen Watch Co Ltd
Priority to JP13312596A priority Critical patent/JPH09318768A/ja
Publication of JPH09318768A publication Critical patent/JPH09318768A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electric Clocks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、1ピース外装に使用した場合に、
複雑形状の部品が必要で、操作性も不安定になる腕時計
用の巻真着脱装置の改良に関するものである。 【解決手段】 1ピース構造の外装7に収納された腕時
計の外部操作部材である巻真3の、位置決め部3aと異
なる位置に細径部3eを設け、該細径部3eに抜け防止
機能を有する係止部材13を係合させると共に、位置決
め部の一方の端面は、抜け防止機能を緩和する形状であ
る斜面部3bが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は腕時計用の巻真着脱
装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子時計が開発され、電池により時刻が
表示されるようになってから、時計は電池交換のため裏
蓋を備えた2ピース外装が一般的となっていた。しかし
近年、外部充電が可能な時計が普及し始め、必ずしも電
池交換のための2ピース外装は必要で無くなってきた。
このため、時計のデザイン的な面から、時計の側と裏蓋
が一体で出来た、従来メカ時計と言われる時に一般的に
使用されていた、1ピース型の外装が見直されてきた。
【0003】ところで、1ピース外装で問題となるの
は、巻真着脱の構造である。2ピース外装での巻真着脱
の構造は、裏蓋を開けると簡単に着脱が出来る構造が考
えられるのに対して、1ピースでは着脱装置を外面に露
出させておくわけにゆかず、従来も非常に苦労する設計
要素であった。以下に従来の1ピース構造における巻真
着脱装置を図面を用いて説明する。
【0004】図4は1ピース構造の外装7を使用した場
合の従来の巻真着脱装置を示す事例の要部断面図を示
す。巻真15の細径部15aに係合する押え板4の節度
バネ部4aの穴4cが巻真15の抜け防止の役目をして
おり、本来は節度バネ部4aの巻真着脱操作部4bを押
して節度バネ部4aを撓ませて巻真15の細径部15a
との係合を外すとともに、穴4cを巻真15が通れる位
置にして巻真15の抜き取りを行うものである。
【0005】本例のような1ピース構造の外装7を使用
する場合は、取り外し可能に構成した外装上胴部9を外
した状態で巻真15の抜き取りを行う。しかし、この状
態では、節度バネ部4aの巻真着脱操作部4bを押す本
来の着脱操作が出来ない。そのため文字板11と裏蓋一
体の外装胴部8との間に形成した隙間12での巻真着脱
操作を行う構造とするため、巻真着脱レバー16の先端
をこの隙間12まで延長し、この巻真着脱レバー16の
先端を下方向に操作することによって、押え板4の節度
バネ部4aを上方に撓ませて巻真の着脱を行なうもので
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら本例のよ
うな巻真着脱構造は、節度バネ部を有する巻真着脱レバ
ーという部品を追加するばかりでなく、上例のような巻
真着脱レバーは、しばしば複雑形状で長さも長くなるた
め、着脱操作のために押した時に巻真着脱レバーが変形
したり、がたなどの誤差により、その押し力が押え板に
正確に伝わりにくく、操作の確実性を欠き易い欠点が有
った。
【0007】本発明の目的は、上記課題を解決しようと
するもので、構造簡単な確実性の高い巻真着脱装置を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の要旨は、巻真の位置決め部と異なる位置に抜
け防止部を設け、該抜け防止部に抜け防止機能を有する
係止部材を係合させたことを特徴とする。
【0009】また位置決め部の一方は、抜け防止機能を
緩和する形状に構成されていることを特徴としている。
【0010】更に巻真の細径部と係合する係止部材は、
外装の一部を除去することで係合を外すことが可能にな
り、U字形状の切り欠き部で巻真と係合することを特徴
とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下図面により本発明の一実施の
形態を詳述する。図1は本発明の実施の形態を示す巻真
着脱装置の要部断面図である。時計用基板である地板1
は地板支持台2と共に外部操作部材である巻真3をガイ
ドする。巻真3には細径部3aと、該細径部3aと別個
の位置に第2細径部3eとが有る。細径部3aには少な
くとも1個の山部3cとそれにより形成される複数の谷
部3dで形成される位置決め部が有り、押え板4の節度
バネ部4aの穴4bがその谷部3dに係合することによ
り、周知の巻真の複数位置の位置決めを行う。
【0012】抜け防止部である第2細径部3eには係止
部材である巻真ストッパ13の穴13aが係合し、りゅ
ーずを引いた時に巻真3の抜け防止を行う。細径部3a
は少なくとも時計の中央側の太径部と接続する面が斜面
部3bとなっていて、抜け防止機能を緩和する構成とな
っている。
【0013】裏蓋一体の外装胴部8と地板支持台2の間
には中枠6が配置され、外装胴部8に対する地板支持台
2の位置決めを行う。巻真ストッパ13は中枠6と地板
支持台2とで構成される溝6aに嵌挿され、穴13aが
巻真3の第2細径部3eに係合する。第2細径部3eの
寸法は、巻真3の軸方向のストロークに巻真ストッパ1
3の厚さをプラスした寸法と略同じに構成され、一端が
文字板11と外装胴部8の隙間12にのぞいている。
【0014】1ピース構造の外装は、外装胴部8と外装
上胴部9の2体により構成されており、外装胴部8には
外装上胴部9がプラスチック製のパッキン10を介して
圧入固定されていて、文字板11の断面方向の規制を行
うとともに、巻真ストッパ13の断面方向の位置も規制
している。
【0015】次に、本実施の形態で説明した構造におい
て、巻真3を抜き取る操作手順について説明する。図1
において、巻真の第2細径部3eの寸法が巻真ストロー
クに巻真ストッパー13の厚さを加えた寸法に構成され
ていることにより、巻真3の1段引き出しは可能だが、
巻真ストッパ−13が第2細径部3eの左端に係合する
ためにそれ以上の引き出しは出来ない。そのため、ま
ず、外装上胴部9を外装胴部8から外す。これにより巻
真ストッパ−13は断面上方への移動が可能となり、巻
真3と係合している部分を外すことが出来、巻真3の抜
き操作が可能となる。この状態で巻真3を強く引くと押
え板4は斜面部3bを乗り上げていき、巻真3を抜き取
ることが出来る。
【0016】従来の巻真着脱装置は巻真着脱レバーのよ
うな曲げ部分の多い部品が必要であり、外装の大きさが
変わると巻真着脱レバーも新規形状となるが、本実施の
形態による効果は、簡単形状の抜け防止部材を新設し、
位置決め部と異なる位置に形成した第2細径部を有する
巻真を使用すれば良く、しかも外装の大きさが変わった
場合でも、第2細径部の位置を変更した巻真を新設する
だけで抜け防止部材は共通部品を使用できる。
【0017】次に巻真ストッパ−13の具体的な構成を
説明する。図2は第一実施形態の巻真ストッパ−で、図
1の巻真方向から見た要部断面図である。巻真ストッパ
−13には、巻真3の第2細径部3eと係合する穴13
aを有すると共に、外装上胴部9に当接して巻真ストッ
パー13を下方に押圧するためのバネ部13bが形成さ
れている。これによって、巻真ストッパー13の保持固
定を確実にしている。
【0018】次に本発明の巻真ストッパー13の第二実
施の形態を詳述する。図3は本発明の第二実施形態の巻
真ストッパ−の要部断面図である。巻真ストッパー14
には巻真3の第2細径部3eと係合するU字形状部14
aが形成されている。外装に組み込まれた状態では、巻
真ストッパ−14のU字形状部14aが卷真3の第2細
径部3eに係合して第一実施の形態の巻真ストッパーと
同様の役目を為す。1ピース外装7の上胴部9を胴部8
から外して卷真ストッパ−14を抜き取れば第一実施の
形態と同様にして巻真3の抜き取りが可能となる。
【0019】第一実施の形態と異なる本実施の形態の特
徴は、巻真を抜き取る前に係止部材である巻真ストッパ
ーを抜き取ることが可能なので、巻真の抜き操作が容易
となるだけでなく、U字形状の効果により、巻真の高さ
が異なる他の時計でも且つ高さのバラツキにも巻真スト
ッパ−を共通に使用することが可能となる。
【0020】
【発明の効果】上記のごとく本発明によれば、1ピース
構造の外装使用時には巻真の第2細径部を適正位置に設
け、抜け防止の係止部材を係合させる構成により、外装
の大きさが変わっても簡単に対応が可能となるし、他の
時計でも共通使用が可能となる効果が得られる。
【0021】本例では、巻真ストッパ−は中枠と地板支
持台とで構成される溝に挿入されるように説明している
が、どちらか一方で構成される溝であっても問題ないの
はもちろんである。また本発明は、押え板で巻真の軸方
向の複数位置の位置決めを行っているが、周知の裏押え
やおしどりによる他の位置決め装置を使用して巻真抜け
防止と巻真着脱操作を行う場合も同様の実施が可能であ
り、更に他の方法で巻真の抜け防止を行う場合でも、一
般に応用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す要部断面図である。
【図2】図1の巻真方向から見た巻真ストッパーの第一
実施の形態の要部断面図である。
【図3】本発明の第二実施形態を示す巻真ストッパー
で、巻真方向から見た要部断面図である。
【図4】従来例の1ピース構造の外装に用いる巻真着脱
装置の要部断面図である。
【符号の説明】
1 地板 2 地板支持台 3 巻真 3a 細径部 3b 斜面部 3e 第2細径部 4 押え板 4a 節度バネ部 4b 巻真着脱操作部 4c 穴 6 中枠 6a 溝 7 1ピース構造の外装 8 外装胴部 9 外装上胴部 11 文字板 12 隙間 13、14 巻真ストッパ− 13a 穴 14a U字形状部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外装に収納された腕時計の外部操作部材
    である、巻真の少なくとも2ヶ所以上で軸方向の位置決
    めが可能な位置決め部を有する腕時計用の巻真におい
    て、前記位置決め部と異なる位置に抜け防止部を設け、
    該抜け防止部に抜け防止機能を有する係止部材を係合さ
    せたことを特徴とする腕時計用の巻真着脱装置。
  2. 【請求項2】 前記位置決め部の一方は、抜け防止機能
    を緩和する形状に構成されていることを特徴とする請求
    項1に記載の腕時計用の巻真着脱装置。
  3. 【請求項3】 巻真の前記細径部と係合する係止部材
    は、外装の一部を除去することで係合を外すことが可能
    になり、U字形状の切り欠き部で巻真と係合することを
    特徴とする請求項1に記載の腕時計用の巻真着脱装置。
JP13312596A 1996-05-28 1996-05-28 腕時計用の巻真着脱装置 Pending JPH09318768A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13312596A JPH09318768A (ja) 1996-05-28 1996-05-28 腕時計用の巻真着脱装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13312596A JPH09318768A (ja) 1996-05-28 1996-05-28 腕時計用の巻真着脱装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09318768A true JPH09318768A (ja) 1997-12-12

Family

ID=15097379

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13312596A Pending JPH09318768A (ja) 1996-05-28 1996-05-28 腕時計用の巻真着脱装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09318768A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6504584B1 (ja) 時計
US20100128575A1 (en) Portable device and portable watch
EP1852753B1 (en) Pointer indication type timepiece
JP4153378B2 (ja) 時計
JPH09318768A (ja) 腕時計用の巻真着脱装置
US6890682B2 (en) Structure for holding battery of electronic timepiece
US4023002A (en) Pusher and switch device for electronic watch
US5699327A (en) Timepiece comprising a control mechanism with a stem and a pull-out piece
JPH02304392A (ja) 時計ケースのムーブメントの横方向の位置決め手段を有する時計
JP3209981B2 (ja) 時計部品の固定構造
JP2004271364A (ja) 携帯時計
JPH065667Y2 (ja) 電子時計の切換機構
JPH08248148A (ja) ネジロックリューズ構造
CN113552789B (zh) 开关装置以及钟表
JPS6139341Y2 (ja)
JP3259727B2 (ja) 時 計
JPH062270U (ja) 時計ケースのレジスターリング構造
JPH0112222Y2 (ja)
JPS6132383Y2 (ja)
JPS5837027Y2 (ja) 時計ケ−スの構造
JPH0119114Y2 (ja)
JPS5819503Y2 (ja) 時計の切換機構
JPS6030810Y2 (ja) ヘツドシエルの取付装置
JP4580062B2 (ja) 腕時計及びその組立方法
JPH07270547A (ja) 時計の外部操作部材取り外し構造