JPS5819503Y2 - 時計の切換機構 - Google Patents
時計の切換機構Info
- Publication number
- JPS5819503Y2 JPS5819503Y2 JP1976060893U JP6089376U JPS5819503Y2 JP S5819503 Y2 JPS5819503 Y2 JP S5819503Y2 JP 1976060893 U JP1976060893 U JP 1976060893U JP 6089376 U JP6089376 U JP 6089376U JP S5819503 Y2 JPS5819503 Y2 JP S5819503Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mandarin duck
- dowel
- flat iron
- mandarin
- iron lever
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Electromechanical Clocks (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、時計の切換機構の信頼性向上に関するもので
ある。
ある。
本考案の実施例を説明する前に、従来形式について、第
1図をもって説明する。
1図をもって説明する。
図中、1は地板、2は巻真、3は巻真に係合するオシド
リ、4はツヅミ車5と係合し、且オシドリと保合可能な
カンヌキ、6はオシドリの上面に突出したダボと係合す
る周知のバネ部を有する巻真操作クリック発生部を備え
たカンヌキ押工で該カンヌキ押工は前記作用と共に、6
a部のバネによりオシドリを地板に押圧している。
リ、4はツヅミ車5と係合し、且オシドリと保合可能な
カンヌキ、6はオシドリの上面に突出したダボと係合す
る周知のバネ部を有する巻真操作クリック発生部を備え
たカンヌキ押工で該カンヌキ押工は前記作用と共に、6
a部のバネによりオシドリを地板に押圧している。
7は平鉄レバーで、小鉄車8を支承している。
該平鉄レバーは、地板上のピン9を中心に回転可能であ
る。
る。
10は日ノ裏車、11は日ノ裏車を押えている日ノ裏押
工で゛ある。
工で゛ある。
12はカンヌキバネで、カンヌキを右回転、平鉄レバー
も右回転させるバネ力を有している。
も右回転させるバネ力を有している。
13は平鉄レバーとカンヌキ押工が巻真操作の外乱によ
り持ち上がらないように押える働きをする平鉄レバー押
工で、ネジにより地板に固定されている。
り持ち上がらないように押える働きをする平鉄レバー押
工で、ネジにより地板に固定されている。
作動について説明すると、第1図は時計の携帯状態であ
り、各部品は図示の位置にある。
り、各部品は図示の位置にある。
すなわち、平鉄レバーはカンヌキバネ12の作業により
回転させられようとしているが、尾部がオシドリに当接
しているため静止している。
回転させられようとしているが、尾部がオシドリに当接
しているため静止している。
時計の機械体をケースに入れるときもこの携帯状態と同
じ位置で行なわれるが、機械体をケースに入れ終った後
最後に巻真をケースの外側から挿入する作業が行なわれ
る。
じ位置で行なわれるが、機械体をケースに入れ終った後
最後に巻真をケースの外側から挿入する作業が行なわれ
る。
このときにはオシドリの回転中心のピン14を裏側から
押し、カンヌキ押工の6a部のバネ力に抗してオシドリ
を持ち上げながら行なう必要があるが、このときオシド
リの3a部だけが持ち上がり、3b部が持ち上がらなけ
れば問題ないが、オシドリ3b部はカンヌキ押工6の前
記巻真操作クリック発生部により押えてはいるが、該ク
リック発生部の一部を威すバネ部のバネ力が弱いもので
あるため3b部の持ち上がりを規制する部品がないと、
3b部も同時に持ち上がってしまう。
押し、カンヌキ押工の6a部のバネ力に抗してオシドリ
を持ち上げながら行なう必要があるが、このときオシド
リの3a部だけが持ち上がり、3b部が持ち上がらなけ
れば問題ないが、オシドリ3b部はカンヌキ押工6の前
記巻真操作クリック発生部により押えてはいるが、該ク
リック発生部の一部を威すバネ部のバネ力が弱いもので
あるため3b部の持ち上がりを規制する部品がないと、
3b部も同時に持ち上がってしまう。
この場合、オシドリと平鉄レバーの尾部の係合が上下方
向に外れ、カンヌキバネの作用により平鉄レバーの尾部
がオシドリの下へ潜ってしまう。
向に外れ、カンヌキバネの作用により平鉄レバーの尾部
がオシドリの下へ潜ってしまう。
すると、オシドリ全体が持ち上がったままになり、ピン
14を押す操作をやめた後もオシドリは元の位置へ戻る
ことができず、したがって巻真とオシドリの下方に突出
したダボの係合が行なわれずに、巻真は抜けてきてしま
う。
14を押す操作をやめた後もオシドリは元の位置へ戻る
ことができず、したがって巻真とオシドリの下方に突出
したダボの係合が行なわれずに、巻真は抜けてきてしま
う。
これを防止するため、従来形式はオシドリの3b部が持
ち上がらない様にするために、平鉄レバー押工を設けて
該平鉄レバー押工でカンヌキ押工を押えオシドリを間接
的に押えていた。
ち上がらない様にするために、平鉄レバー押工を設けて
該平鉄レバー押工でカンヌキ押工を押えオシドリを間接
的に押えていた。
こうすることにより、ピン14を操作した時には3a部
だけが上がり、巻真を挿入後、ピン14を押すことをや
めればオシドリは元の位置へ復帰し、巻真と係合させる
ことができた。
だけが上がり、巻真を挿入後、ピン14を押すことをや
めればオシドリは元の位置へ復帰し、巻真と係合させる
ことができた。
又、平鉄レバー押工はもう一つの重要な機能を有してい
る。
る。
すなわち、時計の使用者が、誤って時計を落下させ、そ
のときの姿勢が、往々にして、巻真が下になる様な姿勢
だったとすると、リューズ(図示せず)を通して巻真は
大きな軸方向の衝撃力を受け、携帯状態時の巻真位置よ
りさらに内側へ押し込まれるが、このときにはカンヌキ
押工は大きな外乱を受けるため、平鉄レバー押工がカン
ヌキ押工の前記巻真操作クリック発生部を押えていない
とカンヌキ押工の該部分が持ち上がり、オシドリ上面の
ダボとの保合が外れてしまい、巻真操作時のオシトノの
位置決めが不能となり、時計の機能に支障をきたすこと
になる。
のときの姿勢が、往々にして、巻真が下になる様な姿勢
だったとすると、リューズ(図示せず)を通して巻真は
大きな軸方向の衝撃力を受け、携帯状態時の巻真位置よ
りさらに内側へ押し込まれるが、このときにはカンヌキ
押工は大きな外乱を受けるため、平鉄レバー押工がカン
ヌキ押工の前記巻真操作クリック発生部を押えていない
とカンヌキ押工の該部分が持ち上がり、オシドリ上面の
ダボとの保合が外れてしまい、巻真操作時のオシトノの
位置決めが不能となり、時計の機能に支障をきたすこと
になる。
これを防ぐために、カンヌキ押工の上方に平鉄レバー押
工を配置していた。
工を配置していた。
しかるに、これらの作用をさせるために平鉄レバー押工
という部品を使うことになり、組立・分解・コストダウ
ン・アフターサービス上から明らかに不利であった。
という部品を使うことになり、組立・分解・コストダウ
ン・アフターサービス上から明らかに不利であった。
本考案は、前記作用をすべて平鉄レバーで行ない、平鉄
レバー押工を必要とせず機構を簡素化することにある。
レバー押工を必要とせず機構を簡素化することにある。
本発明について第2,3図をもって説明すると、1は地
板、2は巻真、3はオシドリ、4はツヅミ車5と係合す
るカンヌキ、6はオシドリの上面に突出したダボと係合
する周知のバネ部を有する巻真操作クリック発生部を備
えたカンヌキ押工で、オシトノを地板へ押圧するバネ部
6aも有している。
板、2は巻真、3はオシドリ、4はツヅミ車5と係合す
るカンヌキ、6はオシドリの上面に突出したダボと係合
する周知のバネ部を有する巻真操作クリック発生部を備
えたカンヌキ押工で、オシトノを地板へ押圧するバネ部
6aも有している。
7は平鉄レバーで、小鉄車8を支承している。
該平鉄レバーは、地板上のピン9を中心に回転可能であ
る。
る。
10は日ノ裏車、11は日ノ裏車を押えている日ノ裏押
工である。
工である。
第2図は、時計の携帯状態を示しているが、前述した従
来の形式と同様、機械体をケースへ組み込む時の状態で
もある。
来の形式と同様、機械体をケースへ組み込む時の状態で
もある。
該組込時に、前記と同様オシドリピン14を押してオシ
ドリを押した場合にも、オシドリの3b側は平鉄レバー
の尾部によりカンヌキ押工の前記巻真操作クリック発生
部を介して間接的に押えられているため3a部だけが持
ち上がり、巻真は確実に、オシドリの下方のダボと係合
する。
ドリを押した場合にも、オシドリの3b側は平鉄レバー
の尾部によりカンヌキ押工の前記巻真操作クリック発生
部を介して間接的に押えられているため3a部だけが持
ち上がり、巻真は確実に、オシドリの下方のダボと係合
する。
この様に本考案では、平鉄レバーが従来の平鉄レバー押
工の働きをすることになる。
工の働きをすることになる。
又、巻真が下方になる時計の落下の際にも、平鉄レバー
がカンヌキ押工の動揺を防ぐため、カンヌキ押工とオシ
ドリダボの保合外しは起らない。
がカンヌキ押工の動揺を防ぐため、カンヌキ押工とオシ
ドリダボの保合外しは起らない。
以上述べたとおり、本考案は部品点数を増さずして従来
と同様なる効果を果たすことができるほか、平鉄レバー
をカンヌキ押工の上方に設置しであるため、第3図に示
す様に、平鉄レバーの下面をカンヌキ押工上面に案内さ
せて、平鉄レバーの上下方向の位置決めを確実にするこ
とができ、切換機構作動時の平鉄レバーの動揺・傾きを
防ぐことができるため、平鉄レバー尾部7aを従来のも
のに比べて大きくすることが可能となり、該尾部に、変
形穴を設けてオシドリダボを係合させ、従来形式に見ら
れたカンヌキバネの作用がなくても平鉄レバーを確実に
作用させることができる。
と同様なる効果を果たすことができるほか、平鉄レバー
をカンヌキ押工の上方に設置しであるため、第3図に示
す様に、平鉄レバーの下面をカンヌキ押工上面に案内さ
せて、平鉄レバーの上下方向の位置決めを確実にするこ
とができ、切換機構作動時の平鉄レバーの動揺・傾きを
防ぐことができるため、平鉄レバー尾部7aを従来のも
のに比べて大きくすることが可能となり、該尾部に、変
形穴を設けてオシドリダボを係合させ、従来形式に見ら
れたカンヌキバネの作用がなくても平鉄レバーを確実に
作用させることができる。
又、平鉄レバー尾部をオシドリ上面に設置させ、カンヌ
キ押工に係合するダボにて平鉄レバーの上下方向の位置
決めをすることも可能であり、前記同様の効果を上げる
ことができる。
キ押工に係合するダボにて平鉄レバーの上下方向の位置
決めをすることも可能であり、前記同様の効果を上げる
ことができる。
以上説明したとおり、本考案によれば、機能を損なわず
して平鉄レバー押工・カンヌキバネ等を省くことができ
、時計の合理化・信頼性の向上に果す効果は大きい。
して平鉄レバー押工・カンヌキバネ等を省くことができ
、時計の合理化・信頼性の向上に果す効果は大きい。
第1図は従来形式を示す組立平面図、第2図は本考案の
一実施例を示す組立平面図、第3図は第2図の組立断面
図。 図中、1は地板、2は巻真、3はオシドリ、7は平鉄レ
ノく−
一実施例を示す組立平面図、第3図は第2図の組立断面
図。 図中、1は地板、2は巻真、3はオシドリ、7は平鉄レ
ノく−
Claims (1)
- 巻真と係合するオシドリ、前記オシドリにより作動され
るカンヌキ、前記オシドリ平面から突出するように前記
オシドリに設けられた第1のダボど第2のダボ、前記オ
シドリの第1のダボの高さより厚さが少なく、且つ前記
第1のダボに係合して巻真操作時のクリックを発生する
カンヌキ押工、前記オシドリを介して前記巻真と連動す
る平鉄レバーより戊り、前記平鉄レバーは地板上に回転
中心を有するとともに、一方の端部に前記オシドリの第
2のダボと係合して前記平鉄レバーの位置決めをする変
形穴を設けて或す、且つ前記平鉄レバーの一部を前記オ
シドリの第1のダボの上方に重ねるように近接して配設
させることにより、前記オシドリと前記カンヌキ押工と
前記平鉄レバーの上下方向における相互間の位置決め手
段を構成したことを特徴とする時計の切換機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1976060893U JPS5819503Y2 (ja) | 1976-05-14 | 1976-05-14 | 時計の切換機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1976060893U JPS5819503Y2 (ja) | 1976-05-14 | 1976-05-14 | 時計の切換機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS52151764U JPS52151764U (ja) | 1977-11-17 |
JPS5819503Y2 true JPS5819503Y2 (ja) | 1983-04-21 |
Family
ID=28521830
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1976060893U Expired JPS5819503Y2 (ja) | 1976-05-14 | 1976-05-14 | 時計の切換機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5819503Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4412846Y1 (ja) * | 1966-12-13 | 1969-05-28 |
-
1976
- 1976-05-14 JP JP1976060893U patent/JPS5819503Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4412846Y1 (ja) * | 1966-12-13 | 1969-05-28 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS52151764U (ja) | 1977-11-17 |
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