JP3108437U - 合成樹脂製シェーカー - Google Patents
合成樹脂製シェーカー Download PDFInfo
- Publication number
- JP3108437U JP3108437U JP2004006316U JP2004006316U JP3108437U JP 3108437 U JP3108437 U JP 3108437U JP 2004006316 U JP2004006316 U JP 2004006316U JP 2004006316 U JP2004006316 U JP 2004006316U JP 3108437 U JP3108437 U JP 3108437U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaker
- cap
- opening
- shaker body
- synthetic resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Closures For Containers (AREA)
Abstract
【課題】シェーカー本体の開口部とキャップとの密封性が高く、キャップの着脱が容易な合成樹脂製シェーカーを提供すること。
【解決手段】合成樹脂製シェーカー1には、シェーカー本体2とキャップ4とをネジ結合して密封する為のネジ機構8がシェーカー本体2の上端近傍部5とキャップ4の下端近傍部6に設けられている。ネジ機構8は、第1螺旋突条9と第2の螺旋突条11とを備え、この2つの螺旋突条9,11の長さが夫々開口部の円周の約1/2もしくは1/3の長さで且つ、2つの螺旋突条9,11がシェーカー本体2、キャップ4の軸心方向の位置が同じになるように形成され不連続に複数設けられている。
【選択図】図1
【解決手段】合成樹脂製シェーカー1には、シェーカー本体2とキャップ4とをネジ結合して密封する為のネジ機構8がシェーカー本体2の上端近傍部5とキャップ4の下端近傍部6に設けられている。ネジ機構8は、第1螺旋突条9と第2の螺旋突条11とを備え、この2つの螺旋突条9,11の長さが夫々開口部の円周の約1/2もしくは1/3の長さで且つ、2つの螺旋突条9,11がシェーカー本体2、キャップ4の軸心方向の位置が同じになるように形成され不連続に複数設けられている。
【選択図】図1
Description
本考案は、合成樹脂製シェーカーに関し、シェーカー本体の上端近傍部とキャップの下端近傍部とに、キャップをネジ結合する為のネジ機構を設けたものである。
最近、ポリプロピレン(以下、PP)やポリエチレンテレフタレート(以下、PET)などの合成樹脂製のシェーカーが普及しており、特に、健康食品で飲みにくいとされていた青汁粉末を飲みやすくするため、青汁粉末を水や牛乳等に溶かして振り混ぜる道具などとして使用されている。
このシェーカーは、シェーカー本体とこのシェーカー本体の開口部に対して取外し可能に嵌合されるキャップとを備え、使用時におけるキャップの着脱の頻度が高いため、従来一般的なシェーカーとして、シェーカー本体の開口部に対してキャップとを嵌め合い構造により開閉するものが採用されている。
このシェーカーについて具体的に説明すると、青汁粉末や牛乳等をシェーカー本体に収容した後、シェーカー本体の開口部に対してキャップを上から被せた状態で、シェーカー本体の上端部をキャップ内周面に設けたシール溝に嵌め合させた密封状態でシェーカーを片手で数回シェイクする。その後、シェーカー本体からキャップを外すとき、シェーカー本体に対してキャップを引っ張るようにして取り外す。
このシェーカーについて具体的に説明すると、青汁粉末や牛乳等をシェーカー本体に収容した後、シェーカー本体の開口部に対してキャップを上から被せた状態で、シェーカー本体の上端部をキャップ内周面に設けたシール溝に嵌め合させた密封状態でシェーカーを片手で数回シェイクする。その後、シェーカー本体からキャップを外すとき、シェーカー本体に対してキャップを引っ張るようにして取り外す。
一方、従来から、容器の密封性を高める目的で成形された密封容器であって内容物を収容する容器本体の上端近傍部とキャップの下端近傍部とに、キャップをネジ結合する為のネジ機構を設けた密封容器が実用に供されている。
特許文献1には、食品や化粧品を保存するガラス製の密封容器であって容器本体とキャップとにネジ機構を設けた密封容器が開示されている。この密封容器の容器本体の開口部の上端近傍部には、複数の突条が周方向に所定間隔おきに設けられ、キャップには前記複数の突条に螺合させる為の螺合用内向き爪状片とネジ溝とが形成されている。キャップを開口部に被せて開口部の突条の先端部分に爪状片が乗った状態で閉蓋方向へ回転させると、爪状片が突条の傾斜に沿って滑べり込むように落ちて、ネジ溝が突条に係合され、回転しながら開口部に螺着されて容器本体の開口部を密封する。
特許文献1には、食品や化粧品を保存するガラス製の密封容器であって容器本体とキャップとにネジ機構を設けた密封容器が開示されている。この密封容器の容器本体の開口部の上端近傍部には、複数の突条が周方向に所定間隔おきに設けられ、キャップには前記複数の突条に螺合させる為の螺合用内向き爪状片とネジ溝とが形成されている。キャップを開口部に被せて開口部の突条の先端部分に爪状片が乗った状態で閉蓋方向へ回転させると、爪状片が突条の傾斜に沿って滑べり込むように落ちて、ネジ溝が突条に係合され、回転しながら開口部に螺着されて容器本体の開口部を密封する。
特許文献2には、食品や化粧品を保存する金属製の密封容器であって容器本体とキャップとにネジ機構を設けた密封容器が開示されている。この密封容器の開口部の上端近傍部には、不連続の複数の突条が周方向に180度の間隔を置いて螺旋状に形成され、上下方向には複数の突条のうちの一方の螺旋部の始点と他方の螺旋突条の終点とが2重又は3重にラップするように設けられ、キャップの下端近傍部には、前記複数の突条に係合可能なネジ溝が設けられている。キャップを容器本体の開口部に被せてからキャップを閉蓋方向に少し回転させると、ネジ溝が開口部の螺旋突条に簡単に係合され、滑らかに回転しながら開口部に螺着されて容器本体の開口部を密封する。
実開平5−29954号公報
特開2004−35011号公報
従来のキャップ嵌め合い構造のシェーカーにおいて、シェーカー本体とキャップとの嵌合が固い場合には、シェーカーの密封性は高いが、シェーカー本体にキャップを着脱する時にかなりの力が必要で、キャップの着脱を容易に行うことができない。特に、シェーカー本体からキャップを取り外す時の反動によりシェーカー本体を握った手が大きく揺れ動き、シェーカー本体から収容物をこぼしてしまう場合がある。
シェーカー本体とキャップとの嵌合が緩い場合には、キャップの着脱は容易であるが、容器の密封性が低く、シェーカーをシェイクする際、収容物がシェーカー本体とキャップの隙間から漏れる場合がある。さらに、キャップ嵌め合い構造のシェーカーでは、キャップを押えながら容器本体をシェイクする必要があるので、手や指の負担も大きくなる、などの問題がある。
また、特許文献1,2において、ジャムやその他の食品を収容する食品容器、クリームや乳液等を収容した化粧品容器など、収容された内容物を長期間保管する密封容器として使用される実例は多いが、シェーカーにネジ機構を採用した事例はなく、上述したキャップ嵌め合い構造のシェーカーが使用されているのが実情であるが、シェーカーに特許文献1,2に開示されたネジ機構を採用することも不可能ではない。
この場合、シェーカー本体やキャップにネジ機構の螺旋突条を2重又は3重に形成する場合、成形金型の構造が複雑となって成形金型の製作費用が高価になること、キャップの着脱時の抵抗が大きくなり手に負担がかかること、シェーカーを洗浄する際に、ネジ機構の洗浄が面倒になる、などの種々の問題が生じる。
本考案の目的は、シェーカー本体の開口部とキャップとの密封性が高く、キャップの着脱が容易な合成樹脂製シェーカーを提供すること、成形金型の製作費が安価で簡単な構成のネジ機構を有する合成樹脂製シェーカーを提供すること、などである。
請求項1の合成樹脂製シェーカーは、シェーカー本体とこの容器本体の開口部を開閉可能に塞ぐキャップとを備えた合成樹脂製シェーカーにおいて、シェーカー本体の上端近傍部とキャップの下端近傍部に、キャップをネジ結合する為のネジ機構を設け、ネジ機構は、シェーカー本体の開口部の全周にわたるように形成され、開口部の円周の約1/2又は1/3の長さで且つシェーカー本体の軸心方向の位置が同じになるように形成された不連続の複数の第1の円弧状螺旋突条と、キャップの下端近傍部の全周にわたるように形成され、前記開口部の円周の約1/2又は1/3の長さで且つキャップの軸心方向の位置が同じになるように形成された不連続の複数の第2の円弧状螺旋突条とを備えたものである。
このシェーカーは、PETやPP等の合成樹脂を用いて金型により成形されたプラスチック容器であって、シェーカー本体とこのシェーカー本体の開口部を開閉可能に塞ぐキャップとを備えたものである。キャップとシェーカー本体とをネジ結合する為のネジ機構が、シェーカー本体の上端近傍部とキャップの下端近傍部に設けられている。
シェーカー本体の上端近傍部には、第1の円弧状螺旋突条が、開口部の円周の約1/2又は1/3の長さでシェーカー本体の開口部の全周にわたるように不連続に複数設けられ、これら複数の螺旋突条がシェーカー本体の軸心方向の位置が同じになるように形成されている。
キャップの下端近傍部には、第2の円弧状螺旋突条が、開口部の円周の約1/2又は1/3近傍部の長さで近傍部の全周にわたるように不連続に複数設けられ、キャップの軸心方向の位置が同じになるように形成されている。そのため、シェーカー本体にキャップを被せた状態でキャップを少し回転させると、キャップの螺旋突条がシェーカー本体の螺旋突条に簡単に係合してシェーカー本体にキャップが素早く螺合締結される。
シェーカー本体の上端近傍部には、第1の円弧状螺旋突条が、開口部の円周の約1/2又は1/3の長さでシェーカー本体の開口部の全周にわたるように不連続に複数設けられ、これら複数の螺旋突条がシェーカー本体の軸心方向の位置が同じになるように形成されている。
キャップの下端近傍部には、第2の円弧状螺旋突条が、開口部の円周の約1/2又は1/3近傍部の長さで近傍部の全周にわたるように不連続に複数設けられ、キャップの軸心方向の位置が同じになるように形成されている。そのため、シェーカー本体にキャップを被せた状態でキャップを少し回転させると、キャップの螺旋突条がシェーカー本体の螺旋突条に簡単に係合してシェーカー本体にキャップが素早く螺合締結される。
請求項2の合成樹脂製シェーカー容器は、請求項1の考案において、複数の第1の円弧状螺旋突条が、上下方向にはラップせずに1条となるように形成され、前記複数の第2の円弧状螺旋突条が、上下方向にはラップせずに1条となるように形成された。
請求項3の合成樹脂製シェーカー容器は、請求項2の考案において、第1,第2の円弧状螺旋突条の各々の周方向端部が、その端部に向かって徐々に平坦化するように形成された。
請求項4の合成樹脂製シェーカー容器は、請求項3の考案において、キャップの内面に、シェーカー本体をネジ結合した状態でシェーカー本体の上端部を係合させてシールする為のシール溝を形成した。
請求項4の合成樹脂製シェーカー容器は、請求項3の考案において、キャップの内面に、シェーカー本体をネジ結合した状態でシェーカー本体の上端部を係合させてシールする為のシール溝を形成した。
請求項1の考案によれば、シェーカー本体の上端近傍部とキャップの下端近傍部とに、ネジ機構を設け、このネジ機構は、シェーカー本体の開口部の全周にわたるように形成され、前記開口部の円周の約1/2又は1/3の長さで且つ容器本体の軸心方向の位置が同じになるように形成された不連続の複数の第1の円弧状螺旋突条と、キャップの下端近傍部の全周にわたるように形成され、前記開口部の円周の約1/2又は1/3の長さで且つキャップの軸心方向の位置が同じになるように形成された不連続の複数の第2の円弧状螺旋突条とを備えたので、キャップ開閉の際の着脱が容易になる。
キャップを閉める時には、シェーカー本体の開口部にキャップを被せた状態でキャップを少し回転させるだけでキャップの螺旋突条がシェーカー本体の螺旋突条に係合し、キャップをシェーカー本体に瞬時に素早く滑らかに螺合締結させることができる。
キャップを開ける時には、キャツプを軽い力で回すだけで取り外すことができ、シェーカー本体を握った手を静止状態に保持できるので、シェーカー本体から収容物がこぼれることがない。
また、シェーカー本体とキャップとがネジ機構により螺合されるので、密閉性が高く、シェーカーをシェイクする際における収容物の漏れを確実に防止することができる。また、シェイクする際に、キャップを指で押さえる必要がないので、手や指の負担が軽くなる。
キャップを開ける時には、キャツプを軽い力で回すだけで取り外すことができ、シェーカー本体を握った手を静止状態に保持できるので、シェーカー本体から収容物がこぼれることがない。
また、シェーカー本体とキャップとがネジ機構により螺合されるので、密閉性が高く、シェーカーをシェイクする際における収容物の漏れを確実に防止することができる。また、シェイクする際に、キャップを指で押さえる必要がないので、手や指の負担が軽くなる。
請求項2の考案によれば、複数の第1の円弧状螺旋突条は、上下方向にはラップせずに1条となるように形成され、複数の第2の円弧状螺旋突条は、上下方向にはラップせずに1条となるように形成されたので、簡単な構成のネジ機構により、キャップの着脱時の抵抗が小さく、手の負担を低減できる。成形金型の構造も簡単になるので、成形金型の製作費も安価になる。
請求項3の考案によれば、第1, 第2の円弧状螺旋突条の各々の周方向端部は、その端部に向かって徐々に平坦化するように形成されたので、第2の円弧状螺旋突条と第1の円弧状螺旋突条との係合をスムーズにできる。
請求項4の考案によれば、キャップの内面に、シェーカー本体をネジ結合した状態でシェーカー本体の上端部を係合させてシールする為のシール溝を形成したので、キャップとシェーカー本体の開口部との密閉性を高く保持できる。
本考案の合成樹脂製シェーカーは、シェーカー本体とこのシェーカー本体の開口部を開閉可能に塞ぐキャップとを備え、シェーカー本体の上端近傍部とキャップの下端近傍部とに、キャップをネジ結合する為のネジ機構を設け、ネジ機構は、シェーカー本体の開口部の全周にわたるように形成され、前記開口部の円周の約1/2又は1/3の長さで且つシェーカー本体の軸心方向の位置が同じになるように形成された不連続の複数の第1の円弧状螺旋突条と、キャップの下端近傍部の全周にわたるように形成され、前記開口部の円周の約1/2又は1/3の長さで且つキャップの軸心方向の位置が同じになるように形成された不連続の複数の第2の円弧状螺旋突条とを備えたものである。
次に、本考案の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1,図2に示すように、シェーカー1は、PPもしくはPETなどの合成樹脂でインジェクション成形(射出成形)により製作されるものである。このシェーカー1は、液体や粉末や固形物を収容するシェーカー本体2と、シェーカー本体2の開口部3を開閉可能に塞ぐキャップ4とで構成されている。
このシェーカー1には、シェーカー本体2の上端近傍部5とキャップ4の下端近傍部6にキャップをネジ結合する為のネジ機構8が設けられている。
図1,図2に示すように、シェーカー1は、PPもしくはPETなどの合成樹脂でインジェクション成形(射出成形)により製作されるものである。このシェーカー1は、液体や粉末や固形物を収容するシェーカー本体2と、シェーカー本体2の開口部3を開閉可能に塞ぐキャップ4とで構成されている。
このシェーカー1には、シェーカー本体2の上端近傍部5とキャップ4の下端近傍部6にキャップをネジ結合する為のネジ機構8が設けられている。
次に、ネジ機構8について説明する。
図2に示すように、シェーカー本体2の上端近傍部5の外周部には、シェーカー本体2の開口部3の全周にわたるように円周方向に螺旋傾斜した2つの円弧状の螺旋突条9(第1の円弧状螺旋突条に相当する)が不連続に設けられている。これら2つの螺旋突条9が開口部3の円周の約1/2(180度分)の長さで且つシェーカー本体2の軸心方向の位置が同じになるように配設されている。つまり、2つの螺旋突条9のうちの一方の螺旋突条9をシェーカー本体2の軸心に対して180度回転させたとき他方の螺旋突条9とぴったりと重なる形状である。
なお、前記螺旋突条9の長さは、開口部3の円周の約1/3(120度分)の長さとして、3つの螺旋突条9をシェーカー本体2の軸心方向の位置が同じになるように形成してもよい。
図2に示すように、シェーカー本体2の上端近傍部5の外周部には、シェーカー本体2の開口部3の全周にわたるように円周方向に螺旋傾斜した2つの円弧状の螺旋突条9(第1の円弧状螺旋突条に相当する)が不連続に設けられている。これら2つの螺旋突条9が開口部3の円周の約1/2(180度分)の長さで且つシェーカー本体2の軸心方向の位置が同じになるように配設されている。つまり、2つの螺旋突条9のうちの一方の螺旋突条9をシェーカー本体2の軸心に対して180度回転させたとき他方の螺旋突条9とぴったりと重なる形状である。
なお、前記螺旋突条9の長さは、開口部3の円周の約1/3(120度分)の長さとして、3つの螺旋突条9をシェーカー本体2の軸心方向の位置が同じになるように形成してもよい。
図2,図3に示すように、キャップ4の下端近傍部6の内周部には、この下端近傍部6の全周にわたるように円周方向に螺旋傾斜した2つの円弧状の螺旋突条11(第2の円弧状螺旋突条に相当する)が不連続に設けられている。これら2つの螺旋突条11が開口部3の円周の約1/2の長さで且つキャップ4の軸心方向の位置が同じになるように配設されている。つまり、2つの螺旋突条11のうちの一方の螺旋突条11をキャップ4の軸心に対して180度回転させたとき他方の螺旋突条11がぴったりと重なる形状である。
なお、前記螺旋突条の11の長さは、開口部の円周の約1/3(120度分)の長さとして、3つの螺旋突条11をキャップ4の軸心方向の位置が同じになるように形成してもよい。
なお、前記螺旋突条の11の長さは、開口部の円周の約1/3(120度分)の長さとして、3つの螺旋突条11をキャップ4の軸心方向の位置が同じになるように形成してもよい。
次に、第1,第2の円弧条螺旋突条9,11について説明する。
図2に示すように、2つの第1の螺旋突条9が、シェーカー本体2の上端近傍部5の外周面の上下方向にラップせずに1条となるように形成され、螺旋突条9の端部9aと、隣の螺旋突条9の端部9bとが周方向にラップせずに上下に隔離されている。また、これらの螺旋突条9の周方向端部が、その端部9a,9bに向かって徐々に平坦化するように形成されている。
図2に示すように、2つの第1の螺旋突条9が、シェーカー本体2の上端近傍部5の外周面の上下方向にラップせずに1条となるように形成され、螺旋突条9の端部9aと、隣の螺旋突条9の端部9bとが周方向にラップせずに上下に隔離されている。また、これらの螺旋突条9の周方向端部が、その端部9a,9bに向かって徐々に平坦化するように形成されている。
図3に示すように、2つの第2の螺旋突条11が、キャップ4の内周面の上下方向にラップせずに1条となるように形成され、螺旋突条11の端部11aと、隣の螺旋突条11の端部11bとが周方向にラップせずに上下に隔離されている。また、図4に示すように、これらの螺旋突条11の周方向端部が、その端部11a,11bに向かって徐々に平坦化するように形成されている。
次に、キャップの内面に設けたシール溝12について説明する。
図2,3に示すように、キャップ4の内面には、シェーカー本体2の上端部を係合させてシールする為のシール溝12が設けられている。
キャップ4を回転させて、シェーカー本体2にネジ結合させた状態で、シェーカー本体2の上端部がシール溝12の奥端面に密着状態となって当接し、シェーカー本体2の上端部とキャップ4との間の隙間が完全にシールされる。
図2,3に示すように、キャップ4の内面には、シェーカー本体2の上端部を係合させてシールする為のシール溝12が設けられている。
キャップ4を回転させて、シェーカー本体2にネジ結合させた状態で、シェーカー本体2の上端部がシール溝12の奥端面に密着状態となって当接し、シェーカー本体2の上端部とキャップ4との間の隙間が完全にシールされる。
次に、合成樹脂製シェーカー1の作用、効果について説明する。
シェーカー本体2に液体や粉末や固形物その他の内容物を収容して、シェーカー本体2にキャップ4を被せ、キャップ4の把持部7を手でつかんで、シェーカー本体2に対してA方向(平面視にて時計回り方向)に少し回転させると、螺旋突条11が螺旋突条9に係合し、キャップ4とシェーカー本体2とがネジ機構8により螺合締結されシェーカー本体2の開口部3がキャップ4で密封される。
シェーカー本体2に液体や粉末や固形物その他の内容物を収容して、シェーカー本体2にキャップ4を被せ、キャップ4の把持部7を手でつかんで、シェーカー本体2に対してA方向(平面視にて時計回り方向)に少し回転させると、螺旋突条11が螺旋突条9に係合し、キャップ4とシェーカー本体2とがネジ機構8により螺合締結されシェーカー本体2の開口部3がキャップ4で密封される。
このとき、2つの螺旋突条9,11の長さがシェーカー本体2の開口部3の円周の1/2の長さで、2つの螺旋突条9,11が不連続に夫々設けられ、螺旋突条9,11の周方向の端部が、その端部9a,9b,11a,11bに向かって平坦化するように形成されているので、キャップ4をシェーカー本体2に被せるときに、端部9aと端部11bとの引っ掛りによる抵抗を感じることなく、端部11aが螺旋突条9よりも下の位置にある状態で、キャップ4を最大45度回転させるだけでキャップ4の螺旋突条11がシェーカー本体2の螺旋突条9に簡単に係合し、キャップ4をシェーカー本体2に瞬時に素早く滑らかに螺合させることができる。
そして、収容物を振り混ぜるためシェーカー1をシェイクする際に、シェーカー本体2とキャップ4とがネジ機構8により螺合されていると共に、シェーカー本体2の上端部がキャップ4の内面に設けたシール溝12に密着状態となって完全にシールされた状態になっているので、キャップ4を指でおさえることなく片手でシェーカー本体2を握って収容物の漏れを気にすることなくシェイクできる。
シェイク後に、キャップ4を軽い力でシェーカー本体2に対してB方向(平面視にて反時計回り方向)に少し回転させ、ネジ結合を解除してキャップ4を取り外して収容物を取り出す。このとき、シェーカー本体2を握った手を静止状態に保持したままキャップ4を取り外せるので、シェーカー本体2から収容物がこぼれることがない。
前記キャップ4の着脱の際、円弧状螺旋突条9,11が、上下方向にはラップせずに1条となるように形成されているので、簡単な構成のネジ機構8により、キャップ4の着脱時の抵抗が小さく、指への負担が低減される。また、成形金型の構造が簡単化されるので、成形金型の製作費用も安価になる。
前記キャップ4の着脱の際、円弧状螺旋突条9,11が、上下方向にはラップせずに1条となるように形成されているので、簡単な構成のネジ機構8により、キャップ4の着脱時の抵抗が小さく、指への負担が低減される。また、成形金型の構造が簡単化されるので、成形金型の製作費用も安価になる。
次に、前記実施形態を部分的に変更する変更例について説明する。
1)前記実施例においては、第1,2の円弧状螺旋突条9,11を夫々2つ設けたネジ機構8について説明したが、4つあるいはそれ以外の円周複数等分の螺旋突条のネジ機構であってもよい。
2)シェーカーの材質に関してもPETやPPでなくてもポリエチレンやABS樹脂にすることも可能であり、更に、上記した合成樹脂製またはその他の異なる材料からなるシェーカー本体とキャップとを適当に組み合わせて成形されたシェーカーであってもよい。 3)その他、本考案は前記実施例に限定されるものではなく、当業者であれば、前記実施例に種々の変更を付加した形態で実施可能であり、本考案はそのような変更された種々の形態を包含するものである。
1)前記実施例においては、第1,2の円弧状螺旋突条9,11を夫々2つ設けたネジ機構8について説明したが、4つあるいはそれ以外の円周複数等分の螺旋突条のネジ機構であってもよい。
2)シェーカーの材質に関してもPETやPPでなくてもポリエチレンやABS樹脂にすることも可能であり、更に、上記した合成樹脂製またはその他の異なる材料からなるシェーカー本体とキャップとを適当に組み合わせて成形されたシェーカーであってもよい。 3)その他、本考案は前記実施例に限定されるものではなく、当業者であれば、前記実施例に種々の変更を付加した形態で実施可能であり、本考案はそのような変更された種々の形態を包含するものである。
1 シェーカー
2 シェーカー本体
3 開口部
4 キャップ
5 上端近傍部
6 下端近傍部
8 ネジ機構
9 第1の円弧状螺旋突条
9a,9b 端部
11 第2の円弧状螺旋突条
11a,11b 端部
12 シール溝
2 シェーカー本体
3 開口部
4 キャップ
5 上端近傍部
6 下端近傍部
8 ネジ機構
9 第1の円弧状螺旋突条
9a,9b 端部
11 第2の円弧状螺旋突条
11a,11b 端部
12 シール溝
Claims (4)
- シェーカー本体とこのシェーカー本体の開口部を開閉可能に塞ぐキャップとを備えた合成樹脂製シェーカーにおいて、
前記シェーカー本体の上端近傍部とキャップの下端近傍部に、キャップをネジ結合する為のネジ機構を設け、
前記ネジ機構は、
前記シェーカー本体の開口部の全周にわたるように形成され、前記開口部の円周の約1/2又は1/3の長さで且つシェーカー本体の軸心方向の位置が同じになるように形成された不連続の複数の第1の円弧状螺旋突条と、
前記キャップの下端近傍部の全周にわたるように形成され、前記開口部の円周の約1/2又は1/3の長さで且つキャップの軸心方向の位置が同じになるように形成された不連続の複数の第2の円弧状螺旋突条とを備えたことを特徴とする合成樹脂製シェーカー。 - 前記複数の第1の円弧状螺旋突条は、上下方向にはラップせずに1条となるように形成され、前記複数の第2の円弧状螺旋突条は、上下方向にはラップせずに1条となるように形成されたことを特徴とする請求項1に記載の合成樹脂製シェーカー。
- 前記第1,第2の円弧状螺旋突条の各々の周方向端部は、その端部に向かって徐々に平坦化するように形成されたことを特徴とする請求項2に記載の合成樹脂製シェーカー。
- キャップの内面に、シェーカー本体をネジ結合した状態でシェーカー本体の上端部を係合させてシールする為のシール溝を形成したことを特徴とする請求項3に記載の合成樹脂製シェーカー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004006316U JP3108437U (ja) | 2004-10-27 | 2004-10-27 | 合成樹脂製シェーカー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004006316U JP3108437U (ja) | 2004-10-27 | 2004-10-27 | 合成樹脂製シェーカー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3108437U true JP3108437U (ja) | 2005-04-14 |
Family
ID=43271113
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004006316U Expired - Fee Related JP3108437U (ja) | 2004-10-27 | 2004-10-27 | 合成樹脂製シェーカー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3108437U (ja) |
-
2004
- 2004-10-27 JP JP2004006316U patent/JP3108437U/ja not_active Expired - Fee Related
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8672154B2 (en) | Fillable closure device with triggering pushbutton | |
JP6202528B2 (ja) | ヒンジキャップ | |
US8672196B2 (en) | Dispensable product container | |
KR101602166B1 (ko) | 캡슐형 내용물이 하나씩 배출되는 포장용기 | |
CN110267882B (zh) | 闭合单元 | |
JP5873650B2 (ja) | カートリッジ | |
US4446994A (en) | Container with flexible pouring spout and sealing closure | |
JP2008155961A (ja) | ヒンジキャップ付き容器の構造 | |
JP3108437U (ja) | 合成樹脂製シェーカー | |
JP4965647B2 (ja) | 密封された容器口と付属する初回開栓用カバーキャップを具える蓋体 | |
JP2003231544A (ja) | 小出し用閉鎖体及びこれを含むパッケージ | |
JPH0741028A (ja) | 容器の蓋体 | |
JP6377977B2 (ja) | 紙製容器用の注出装置 | |
JP4641833B2 (ja) | 開閉自在の小蓋を有するヒンジキャップ | |
JP5946239B2 (ja) | 蓋付き容器 | |
US20140131302A1 (en) | Removable Bottle Cap Assembly with Internal Storage Compartment | |
JP6497802B2 (ja) | 容器 | |
JP2007161298A (ja) | 容器ユニット | |
JP3124569U (ja) | 容器の口栓装置 | |
CN210102520U (zh) | 一种带有拨盘取药盖的包装瓶 | |
JP2021041946A (ja) | スクリューキャップ | |
JP4409204B2 (ja) | 混合物収納部を設けた混合容器 | |
JP5711976B2 (ja) | 合成樹脂製キャップ及びキャップ付容器 | |
KR100637594B1 (ko) | 포장용 캔 | |
CN209757955U (zh) | 一种瓶盖及应用该瓶盖的瓶子 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |