JP3108359U - 磁気健康シート - Google Patents

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Abstract

【課題】人体にソフトにタッチし、且つ蒸れや悪臭の発生を防止し得る衛生的な磁気健康シートを提供する。
【解決手段】上面は磁石の配置位置に合致するように開口孔を設けて突起部を形成した弾力性カバー1にし、下面は多数の孔を穿設した平坦な弾力性シート2にして、弾力性カバー1と弾力性シート2の間に弾力性のある多孔質のスポンジシート3を介在させ、該スポンジシートの上に大、小二種類の磁石4,4,…、4a,4a,…を交互に配置して構成され、前記弾力性カバー1と磁石4,4,…、4a,4a,…との間、及び弾力性シート2とスポンジシート3との間にはメッシュ状の網目シートを介在させた磁気健康シートである。
【選択図】図1

Description

本考案は、人体の各部位の凹凸面にソフトにタッチし、且つ通気性を良好にした磁気健康シートに関するものである。
磁石は、その磁力を利用して各種機械器具に広く利用されていることは周知の如くであるが、人体に当てて使用すれば磁石の発する磁力線により血行が促進され、疲労回復や肩こり、神経痛などの緩和に効果があると言われており、球面を有するタブレット状の磁石を人体に直接当てて貼付テープで貼着するやり方が一般的に行われている。
又、磁石を利用した健康マットや磁気シートも各種提案されており、例えば特許文献1には、磁極方向と直角な方向に紐通し孔を形成した複数の磁石球と、該磁石球の紐通し孔に挿入されるストリングと、該ストリングの両端がそれぞれ接続され、前記磁石球を上布地と下布地とを縫合又は接着して形成された袋状の中に入れて配置された健康マットが開示されており、特許文献2には、ポリエステル繊維、綿等を薄く充填し、適宜キルティング加工した袋内に、タブレット状又は線状等の永久磁石を多数配列した大型磁気シートと小型磁気シートからなり、袋状にした小型磁気シート内に、大型磁気シートを折畳んで収納した状態で携帯し、使用時に拡げて背や膝に当てるようにした携帯用磁気シートが開示されている。
特開2001−95893号公報 実用新案登録第3009071号公報
しかしながら、人体に磁石を直接当てて貼着テープで貼着したり、単に袋状のシート内に磁石を収納配置するのみでは、人体に当てて強く押付けた場合、磁石の硬い球面突起の当りが強くソフトなタッチが得られないこと、及びエアーの通気性が悪く蒸れたり、悪臭が発生したりして衛生上好ましくないなどの問題点があり、これらの問題点を解消することを目的としてなされた磁気健康シートを提供することを本考案の課題とする。
上記目的を達成するため、本考案は以下に記載するような手段を講じてなる磁気健康シートとするものである。
すなわち、
(1)上面は、磁石の配置位置に合致するように開口孔を設けて突起部を形成した弾力性カバーにし、下面は多数の孔を穿設した平坦な弾力性シートにして、弾力性カバーと弾力性シートの間に弾力性のある多孔質のスポンジシートを介在させ、該スポンジシートの上に磁石を配置して構成されてなることを特徴とする磁気健康シートである。
(2)前記弾力性カバーと磁石との間、及び弾力性シートとスポンジシートとの間に、メッシュ状の網目シートを介在させてなることを特徴とする前項(1)記載の磁気健康シートである。
(3)前記スポンジシートの上に配置される磁石を、大、小二種類の磁石にして交互に配置してなることを特徴とする前項(1)又は(2)記載の磁気健康シートである。
(4)前記スポンジシートの上に配置される磁石の形状が、球面を有する円盤状に形成されてなることを特徴とする前項(1)乃至(3)のいずれか1項に記載の磁気健康シートである。
上記手段にて記載する如く、上面は磁石の配置位置に合致するように開口孔を設けて突起部を形成した弾力性カバーにし、下面は多数の孔を穿設した平坦な弾力性シートにして、弾力性カバーと弾力性シートの間に弾力性のある多孔質のスポンジシートを介在させ、スポンジシートの上に磁石を配置して構成されているから、人体に当てて強く押付けても、磁石の押圧はスポンジシートで吸収されて、ソフトなタッチが得られると共に、押付けたり緩めたりを繰り返すことにより、弾力性カバーに設けられた開口孔から多孔質のスポンジシートを介して弾力性シートに穿設された孔へのエアーの通気が促進されて蒸れの防止、及び衛生上の好ましい効果が得られる。
又、前記弾力性カバーと磁石の間、及び弾力性シートとスポンジシートとの間にメッシュ状の網目シートを介在させることにより、スポンジシートやスポンジシート上に配置される磁石が、弾力性カバーの押付けたり緩めたりの繰返しにより位置ずれすることなく保持されると共に、弾力性カバーに設けられた開口孔から多孔質のスポンジシートを介して弾力性シートに穿設された孔へのエアーの通気にも好ましい効果が得られる。
更に、前記スポンジシートの上に配置される磁石を、大、小二種類の磁石にして交互に配置したり、磁石の形状を、球面を有する円盤状に形成することにより、人体の凹凸面へのソフトなタッチを得るのにより好ましい効果が得られる。
本考案を実施するための最良の形態は、上面は磁石の配置位置に合致するように開口孔を設けて突起部を形成した弾力性カバーにし、下面は多数の孔を穿設した平坦な弾力性シートにして、弾力性カバーと弾力性シートの間に弾力性のある多孔質のスポンジシートを介在させ、該スポンジシートの上に球面を有する円盤状の大、小二種類の磁石を交互に配置してなり、前記弾力性カバーと磁石との間、及び弾力性シートとスポンジシートとの間にはメッシュ状の網目シートを介在させた形態である。以下実施例にて図面を参照して説明する。
図1は、本考案の実施例を示す図面で、(A)は要部断面図、(B)は要部平面図である。図示するように上面の弾力性カバー1と下面の弾力性シート2との間には、スポンジシート3を介在させてあり、スポンジシート3の上には大、小二種類の磁石4,4,…、4a,4a,…が交互に配置され、該磁石と弾力性カバー1との間、及び弾力性シート2とスポンジシート3との間にはメッシュ状の網目シート5,6が介在させて、適宜綴じ糸7,7,…等により綴じられている。
弾力性カバー1は、弾力性のある合成ゴム等で形成された薄厚の弾力性カバーであり、磁石4,4,…、4a,4a,…の配置位置に合致するように、磁石の外径より小さい開口孔1a,1a,…、1b,1b,…を設けて突起部1c,1c,…、1d,1d,…が形成されており、該突起部に人体を当てて押付けられると突起部が撓み、エアーが下方へ押出されると同時に、磁石4,4,…、4a,4a,…の上面が開口孔1a,1a,…、1b,1b,…に当接して人体に接するようにし、ソフトなタッチが得られるようにしてある。
弾力性シート2は、合成ゴムプレート等に孔2a,2a,…を多数穿設した弾力性のある平坦な弾力性シートであり、前記弾力性カバー1の突起部1c,1c,…、1d,1d,…の撓みにより下方へ押出されたエアーが孔2a,2a,…へ通気できるようにしてある。
スポンジシート3は、配置された磁石4,4,…、4a,4a,…が弾力性カバー1の突起部1c,1c,…、1d,1d,…の撓みにより押付けられると、人体の凹凸面に合った位置で保持されるようにすると共に、前記弾力性カバー1の突起部の撓みにより押出されたエアーが通過するようにするため、弾力性のある多孔質のスポンジシートにしてあり、靴などの履物に底敷きして使用する場合など厚さが制限される場合は比較的に薄いスポンジシートにして対応する。
磁石は、球面を有する円盤状に形成された大きな磁石4,4,…と、小さな磁石4a,4a,…を交互に配置してあり、小さな磁石4a,4a,…の大きさはおおむね大きな磁石4,4の1/2程度とするが、形状や大きさは人体の凹凸にマッチすべく決めれば良く、これに限定するものではない。
網目シート5,6は、布糸等でメッシュ状に編んだ網目シートであり、弾力性カバー1と磁石4,4,…、4a,4a,…との間、及び弾力性シート2とスポンジシート3との間に介在させると、スポンジシート3やスポンジシート上に配置される磁石4,4,…、4a,4a,…が、弾力性カバー1の押付けたり緩めたりの繰返しにより位置ずれすることなく保持されると共に、弾力性カバー1に設けられた開口孔1a,1a,…、1b,1b,…からスポンジシート3を介して弾力性シート2に穿設された孔2a,2a,…へのエアーの通気にも好ましい。
図2は、以上のようにしてなる磁気健康シートを靴などの履物に底敷きして使用する場合の形状を示す平面図であり、図3は、長方形状にして下肢部に巻き付けたり、椅子等の背凭れ板に張付けたりして使用する場合の形状を示す平面図で、巻き付けたり、張付けたりするための着脱テープ8,8が取付けられている。
図4は、前記図2のような形状にしたものを靴に底敷きして履き、前記図3のような形状にしたものを足の脹ら脛部に巻き付けた使用態様を示す断面図である。
図示する如く、靴9に底敷きして履いた状態で、足10の足裏の凹凸に大、小二種類の磁石4,4,…、4a,4a,…がスポンジシート3の弾力により弾力性カバー1を介してソフトにタッチし、足裏が磁力線により刺激されると共に、歩くことにより足裏での押付けや緩みが繰り返されて、上面の弾力性カバー1からスポンジシート3を介して下面の弾力性シート2にエアーが通気され、蒸れや悪臭の発生が防止される。
又、足10に付けた靴下11の上端部の脹ら脛部に巻きつけ接着テープ8で止めた状態で、脹ら脛部の全周にソフトにタッチし、脹ら脛部が磁石4,4,…、4a,4a,…の磁力線により刺激されると共に、弾力性があるから締め付けられるように巻き付けられ、歩いても落ちることはなく、靴下11の上端部がしっかりと保持される。
図5は、前記図3のような形状にしたものを椅子の背凭れ板に張付けて人体の腰部を押当てた使用態様を示す断面図である。
図示する如く、椅子12のの背凭れ板に着脱テープ8で張付けられ、人体13の腰部に磁石4,4,…、4a,4a,…が、スポンジシート3の弾力により弾力性カバー1を介してソフトにタッチし、腰部が磁力線により刺激されると共に、腰部を当てて押付けたり離したりすることにより、弾力性カバー1からスポンジシート3を介して弾力性シート2へエアーが通気される。
本考案は、人体にソフトにタッチできて磁石による磁力線効果が得られるので、カーペット等の敷物としても適し、利用の可能性がある。
本考案の実施例を示す図面で、(A)は要部断面図、(B)は要部平面図である。 本考案の使用形状例を示す平面図である。 本考案の使用形状例を示す平面図である。 本考案の使用態様例を示す断面図である。 本考案の使用態様例を示す断面図である。
符号の説明
1 弾力性カバー
1a,1b 開口孔
1c,1d 突起部
2 弾力性シート
2a 孔
3 スポンジシート
4,4a 磁石
5,6 網目シート
7 綴じ糸
8 着脱テープ
9 靴
10 足
11 靴下
12 椅子
13 人体

Claims (4)

  1. 上面は、磁石の配置位置に合致するように開口孔を設けて突起部を形成した弾力性カバーにし、下面は多数の孔を穿設した平坦な弾力性シートにして、弾力性カバーと弾力性シートの間に弾力性のある多孔質のスポンジシートを介在させ、該スポンジシートの上に磁石を配置して構成されてなることを特徴とする磁気健康シート。
  2. 前記弾力性カバーと磁石との間、及び弾力性シートとスポンジシートとの間に、メッシュ状の網目シートを介在させてなることを特徴とする請求項1記載の磁気健康シート。
  3. 前記スポンジシートの上に配置される磁石を、大、小二種類の磁石にして交互に配置してなることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の磁気健康シート。
  4. 前記スポンジシートの上に配置される磁石の形状が、球面を有する円盤状に形成されてなることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の磁気健康シート。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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