JP3108090B2 - フアイリングシステムのデータ管理方法および装置 - Google Patents

フアイリングシステムのデータ管理方法および装置

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JP3108090B2 JP02340208A JP34020890A JP3108090B2 JP 3108090 B2 JP3108090 B2 JP 3108090B2 JP 02340208 A JP02340208 A JP 02340208A JP 34020890 A JP34020890 A JP 34020890A JP 3108090 B2 JP3108090 B2 JP 3108090B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、大量のイメージデータを格納,管理,検
策する機能を有するフアイリングシステムにおけるデー
タ管理方法および装置に係り、特に、単位当りのデータ
量が大きいイメージデータを光デイスク等の大容量だが
アクセス速度の遅いメデイアに格納し、イメージデータ
を管理するための管理データを、ハードテイスク等の小
容量であるがアクセス速度の速いメデイアに格納するデ
ータ管理方式のフアイリングシステムにおいて、データ
の正当性を保持しながら、複数のシステム間でのメデイ
アの移動性を向上させたデータ管理方法および装置に関
する。
従来の技術 現在のフアイリングシステムで使用されている最も一
般的なメデイアは、光デイスクである。
この光デイスクは、ハードデイスクに比べて記憶容量
は大きいが、アクセス速度は遅い、という難点がある。
そこで、従来のフアイリングシステムでは、光デイス
クを光デイスクドライブに挿入した後、マウント処理を
実行している。
マウント処理とは、イメージデータ検索時に、アクセ
スが頻繁に発生する管理データ、例えば、デイレクトリ
情報や検索情報などを、光デイスクからハードデイスク
やメモリにコピーし、光デイスクが光デイスクドライブ
から抜けないようにロツクする処理のことである。
そして、マウント後は、ハードデイスクやメモリ上の
管理データを検索,更新することによつて、イメージデ
ータの読み出し、書き込みの高速化を行なつている。
また、マウントされた光デイスクを光デイスクドライ
ブから抜く場合には、デイスマウント処理を実行する。
デイスマウント処理とは、光デイスクにイメージデー
タが書き込まれることによつて管理データが更新された
とき、更新された管理データを光デイスクに書き込み、
光デイスクが光デイスクドライブから抜けるようにロツ
クを外す処理のことである。
このように、従来のフアイリングシステムでは、光デ
イスクを光デイスクドライブに挿入したり、光デイスク
ドライブから光デイスクを抜く場合には、マウント処理
やデイスマウント処理が必要なため、手間と時間が多く
かかる、という不都合があつた。
第7図は、従来のフアイリングシステムにおけるマウ
ント処理を概念的に示す図である。図面において、1は
光デイスクで、1aはそのイメージデータ、1bは管理デー
タ、2はシステム、3はハードデイスクを示し、また、
矢印Mはマウント時のデータの流れを示す。
光デイスク1上には、イメージデータ1aと管理データ
1bとが区別できるように書き込まれている。
第8図は、光デイスク上における管理データとイメー
ジデータの一格納例を示す図である。
例えば、この第8図に示すように、光デイスク上をセ
クタ単位で2つのエリアに分割し、一方のエリア、例え
ばセクタ番号「0〜FFFFH」までを管理データエリア(1
b)とし、他方のエリア、セクタ番号「10000H〜最終セ
クタ」までをイメージデータエリア(1a)として、各デ
ータをそれぞれのエリアに格納する。
また、第7図に示すように、システム2には、ハード
デイスク3が内蔵されている。
マウント時には、矢印Mに示すように、光デイスク1
上の管理データ1bを、システム2内のハードデイスク3
にコピーする。
そして、光デイスク1上のイメージデータを検索する
ときは、ハードデイスク3にコピーされた管理データ
(1b)を高速度でアクセスする。
次の第9図は、従来のフアイリングシステムにおける
デイスマウント処理を概念的に示す図である。図面にお
ける符号は第7図と同様であり、また、1cはハードデイ
スク3からコピーされた管理データ、3bはハードデイス
ク3にコピーされた管理データ、3cは更新された管理デ
ータ、矢印Dはデイスマウント時のデータの流れを示
す。
デイスマウント時には、この第9図に矢印Dで示すよ
うに、システム2内のハードデイスク3の管理データの
内、その後に更新された管理データ3cが、光デイスク1
の管理データエリアに管理データ1cのようにコピーさ
れ、ハードデイスク3上の管理データ3b,3cは削除され
る。
このように、従来のフアイリングシステムでは、光デ
イスクを光デイスクドライブに挿入したり、光デイスク
ドライブから光デイスクを抜く場合には、マウント処理
やデイスマウント処理が必要である。
すなわち、光デイスクのように大容量だが、アクセス
速度の遅いメデイアを使用する従来のフアイリングシス
テムでは、イメージデータ検索時に、アクセスが頻繁に
発生する管理データを、ハードデイスクやメモリにコピ
ーすることによつて、イメージデータの読み出し、書き
込みを高速化している。
しかし、メデイアの抜き差しの度ごとに、マウント処
理やデイスマウント処理を行なう必要があり、その処理
に手間や時間がかかるため、頻繁にメデイアの抜き差し
を行なう場合には、本来必要とするイメージデータの読
み出しや書き込み処理以外に、多くの時間をとられてし
まう、という不都合がある。
このような不都合を解決する従来の対策として、最も
単純な方法は、マウント、デイスマウント処理を一切行
なわず、管理データを常にハードデイスク上のみに存在
させる管理方式のシステムが考えられる。
しかしながら、このような管理方式では、メデイアの
移動性がなくなつてしまう。
その理由は、もし、このような管理方式のフアイリン
グシステムが複数存在した場合、光デイスクは、その光
デイスクを最初に使用したシステム以外では使用できな
くなるからである。
以上を要約すれば、従来のフアイリングシステムで
は、第7図から第9図に関連して説明したように、光デ
イスクのマウント時に、管理データを光デイスクからハ
ードデイスクにコピーし、デイスマウント時に、更新さ
れた管理データをハードデイスクから光デイスクにコピ
ーするデータ管理方式が通常採用されており、光デイス
クの抜き差しの度ごとに、マウント処理やデイスマウン
ト処理を行なわなければならないので、その処理に手間
や時間がかかる。
したがつて、頻繁に光デイスク等のメデイアの抜き差
しを行なうシステムでは、本来の目的であるイメージデ
ータの読み出しや書き込み処理以外に、多くの時間をと
られてしまい、操作性が低下する、という不都合があつ
た。
発明が解決しようとする課題 この発明では、従来のフアイリングシステムにおける
このような不都合を解決し、多くの時間と手間がかかる
マウント、デイスマウント処理を可能な限り少なくする
と共に、光デイスク等のメデイアの移動性も損なわない
ようにしたフアイリングシステムのデータ管理方法およ
び装置を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 この発明では、第1に、 イメージデータは、大容量でもアクセス速度の遅いメ
デイアに格納し、該イメージデータを管理するための管
理データは、前記メデイアに比べて小容量であるがアク
セス速度の速いメデイアに格納するデータ管理方式のフ
アイリングシステムにおいて、 イメージデータを格納するアクセス速度の遅いメデイ
アに、該メデイアへ書き込み可能なシステムが存在する
ことを示すマウントマーク等の情報を記録し、 前記アクセス速度の遅いメデイアに対してイメージデ
ータの書き込みが可能であるシステムを1つに限定する
と共に、該書き込み可能システムのアクセス速度の速い
メデイアの管理データに、イメージデータの書き込みが
可能であるシステムであることを示す書き込み許可フラ
グ等の情報を記憶しておくことにより、 前記アクセス速度の遅いメデイアをシステムから抜く
際にデイスマウント処理を不要にして、複数のシステム
間でのデータの正当性を保持しながら、メデイアの移動
を可能にしたデータの管理方法である。
第2に、 上記第1のフアイリングシステムにおいて、 該システムのアクセス速度の速いメデイアの管理デー
タについて、該管理データの有無を検知する手段と、 該システムのアクセス速度の速いメデイアの管理デー
タについて、書き込み許可フラグ等の情報をチエツクす
る手段とを備え、 アクセス速度の遅いメデイアを該システムへ挿入する
際、管理データが有つたときは、書き込み許可フラグ等
の情報をチエツクし、該システムがイメージデータの書
き込みが可能であるときは、前記アクセス速度の遅いメ
デイアの管理データをコピーしないように構成してい
る。
第3に、 上記第2のフアイリング装置において、 マウントマーク等の情報をチエツクする手段を備え、 アクセス速度の遅いメデイアを該システムへ挿入する
際、管理データが無いとき、または、該システムがイメ
ージデータの書き込みが不可であるときは、前記アクセ
ス速度の遅いメデイアの管理データをアクセス速度の速
いメデイアの管理データとしてコピーすると共に、マウ
ントマーク等の情報をチエツクして、該マウントマーク
等の情報が有るときは、書き込み許可フラグ等の情報を
不可にし、前記マウントマーク等の情報が無いときは、
書き込み許可フラグ等の情報を許可にするように構成し
ている。
第4に、 上記第2または第3のフアイリング装置において、 アクセス速度の速いメデイアの管理データについて、
更新された管理データの数が予め設定された値に達した
かどうかをチエツクする手段を備え、 前記更新された管理データの数が予め設定された値に
達したとき、該更新された管理データをアクセス速度の
遅いメデイアへ書き込むように構成している。
作用 この発明では、更新管理データの自動書き込み機能
と、管理データの多システム間管理機能とを付加するこ
とによつて、マウント、デイスマウント処理を可能な限
り減少させると共に、光デイスク等のメデイアの移動性
も損なわないようにしている。
まず、第1の更新管理データの自動書き込み機能によ
つて、ハードデイスク上のみに存在する管理データ(更
新された管理データ)が、ある所定の値に達したとき、
自動的に光デイスクへその更新管理データを書き込むよ
うに制御する。
したがつて、デイスマウント処理時においては、従来
のように、更新された管理データをハードデイスクから
光デイスクへコピーする時間が、著しく短縮される。
次に、第2の管理データの多システム間管理機能によ
つて、光デイスクを光デイスクドライブから抜いた後
も、ハードデイスク上に管理データを保存しておくこと
を可能にしている。
その結果、光デイスクの移動性が高められる。
第2図は、複数のシステムのハードデイスクに管理デ
ータが存在するとき、それぞれのシステムで管理データ
を更新した場合の一例を示す図である。
この第2図の左下方に示すように、例えば、システム
No.1の管理データとして、フアイルNo.1〜No.5の管理デ
ータがあり、右下方に示すように、システムNo.2の管理
データとして、フアイルNo.1〜No.6とがあるとする。
また、上方に示すように、光デイスク上の管理データ
として、フアイルNo.1〜No.3があるとする。
そして、光デイスク上には、それぞれ1つのフアイル
No.1〜No.3と、2つのフアイルNo.4とNo.5、および1つ
のフアイルNo.6のイメージデータが存在しているとす
る。
この第2図の場合には、システムNo.1で、フアイルN
o.4とNo.5の管理データを更新し、システムNo.1では、
フアイルNo.4〜No.6の管理データを更新した状態であ
る。
このように、光デイスク上の同一フアイルNo.のイメ
ージデータが、システムによつて異なるとき、管理デー
タとイメージデータとの間に不整合が生じるのを防止す
ることによつて、複数のシステム上で管理データを保持
することを可能にしている。
そのために、この発明では、次の2つの規則を設けて
いる。
第1に、イメージデータの書き込みが行なえるシステ
ムを1つに限定し、そのシステムを書き込み可能システ
ムと呼び、その他のシステム、すなわち、イメージデー
タの読み出しのみを可能とするシステムを書き込み不可
システムと呼ぶ。
そして、書き込み可能システムの管理データは、書き
込み可能フラグを書き込み可能とし、書き込み不可シス
テムの管理データは、書き込み可能フラグを書き込み不
可とする。
第2に、光デイスクの特定位置、例えば書き換え可能
型光デイスクの場合には、物理的な固定位置、追記型光
デイスクの場合には、管理データの最後尾、のような固
定位置に、マウントマークが書かれているときは、その
光デイスクに書き込み可能なシステムが存在することを
示し、書かれていないときは、その光デイスクに書き込
み可能なシステムが存在しないことを示す。
以上の2つの規則を設けることによつて、管理データ
とイメージデータとの不整合が生じないようにしてい
る。
実 施 例 次に、この発明のフアイリングシステムのデータ管理
方法および装置について、図面を参照しながら、その実
施例を詳細に説明する。
第1図は、この発明のフアイリングシステムのデータ
管理方法を実施するためのフアイリング装置について、
その要部構成の一実施例を示す機能ブロツク図である、
図面において、4はシステム制御部、5は更新管理デー
タ自動書き込み処理部、6は管理データ多システム間管
理部で、61はそのマウント処理部、62はデイスマウント
処理部、63はデリート処理部、64はロツク解除処理部、
7はハードデイスクドライブ装置、8はハードデイスク
で、8aはその管理データエリア内の書き込み許可フラグ
部、9は光デイスクドライブ装置、10は光デイスクで、
10aはそのマウントマーク部、11はシステムバスを示
す。
この第1図に示したフアイリング装置では、更新管理
データ自動書き込み処理部5と、管理データ多システム
間管理部6とが付加されている点、およびハードデイス
ク8に、管理データエリア内の書き込み許可フラグ部8a
が、また、光デイスク10に、マウントマーク部10aが、
それぞれ設けられている点で、従来の装置と異なつてい
る。
まず、更新管理データ自動書き込み処理部5につい
て、その機能を説明する。
すでに述べたように、従来のシステムでは、光デイス
クにイメージデータが書き込まれると、ハードデイスク
上の管理データのみが更新され、光デイスク上の管理デ
ータの更新は、デイスマウント処理時だけであつた。
しかし、この発明では、光デイスク上の管理データの
更新を、デイスマウント処理時ではなく、その後の任意
の時点で実行することによつて、デイスマウント処理に
要する時間を分割する。
この場合に、光デイスク上の管理データの更新処理
を、その都度行なうと、先に述べたように、イメージデ
ータの書き込み速度の低下を招く。
そこで、ハードデイスク上のみに存在する管理データ
(更新された管理データ)が、ある所定の値に達したと
き、自動的に光デイスクへその更新管理データを書き込
むように制御している。なお、この値(自動書き込み管
理データ数)は、システムの使用状態によつて最適値の
決定基準が異なるので、後で詳しく説明する。
第3図は、更新管理データ自動書き込み処理部5の主
要な処理の流れを示すフローチヤートである。図面にお
いて、#1〜#3はステツプを示す。
ステツプ#1で、ハードデイスク8上の管理データが
更新されたかチエツクする。
更新されたときは、次のステツプ#2へ進み、更新さ
れた管理データの数が、所定の値(自動書き込み管理デ
ータ数)になつたかどうか判断する。
所定値に達したときは、ステツプ#3へ進み、更新さ
れた管理データを光デイスク10上の管理データエリアへ
コピーする。
以上のステツプ#1〜#3の処理によつて、光デイス
ク10への管理データのコピーが実行される。
次に、管理データ多システム間管理部6について、そ
の機能を説明する。
従来のシステムでは、マウント、デイスマウント処理
を、それぞれ一連の処理として実行していた。
この発明では、このマウント、デイスマウント処理
を、マウント、デイスマウント、デリート、ロツク解除
の各処理に分割すると共に、各処理内容に多少の変更を
加えて、光デイスクを光デイスクドライブから抜いた後
も、ハードデイスク上に管理データを保存しておくこと
により(このことは、複数のシステム上に、同一光デイ
スクの管理データが、同時に存在する可能性があること
を意味する)、光デイスクの抜き差し(従来のマウン
ト、デイスマウント処理)に要する時間を節約してい
る。
第4図は、この発明のデータ管理方法において、その
マウント処理とデイスマウント処理時のイメージデータ
と管理データの変化状態を示す図で、(1)は光デイス
クと挿入されるシステムの各データ、(2)は光デイス
クのマウント時の各データ、(3)はデイスマウント時
の各データ、(4)は書き込み不可システムへのマウン
ト時の各データを示す図である。
この第4図(1)に示すように、光デイスクに、イメ
ージデータ「1〜200」、管理データ「1〜100」、マウ
ントマーク「有り」の各データが格納されているとす
る。
そして、書き込み可能システムの管理データは「1〜
200」、書き込み不可システムの管理データは「1〜8
0」、マウントしてないシステムの管理データは「な
し」の場合とする。
これらの管理データをマウントすると、第4図(2)
に示すように、書き込み可能システムでは、管理データ
のコピーを行なわないので、管理データは「1〜200」
のままである。
しかし、書き込み不可システムでは、管理データがコ
ピーされて、「1〜80」から「1〜100」になり、ま
た、マウントされてないシステムでも、管理データがコ
ピーされて、「1〜100」になる。
また、デイスマウント処理は、書き込み可能システム
のみで実行されるので、第4図(2)の状態でデイスマ
ウント処理を行なうと、第4図(3)に示すように、そ
れまでの書き込み可能システムが、書き込み不可システ
ムに変更されるが、管理データは「1〜200」のままで
ある。
また、光デイスクは、イメージデータはそのままの
「1〜200」であるが、管理データは「1〜100」から
「1〜200」に変更され、また、マウントマークは「有
り」から「無し」に書き換えられる。
次に、第4図(3)の状態の光デイスクを、第4図
(2)の書き込み不可システムにマウントすると、第4
図(4)に示すように、管理データがコピーされて「1
〜100」から「1〜200」となり、マウントマークがチエ
ツクされて「無し」であるから「有り」にされ、それま
での書き込み不可システムが、書き込み可能システムに
なる。なお、イメージデータはそのままの「1〜200」
である。
次に、第1図に示したフアイリング装置について、そ
のマウント処理を説明する。
第5図は、管理データ多システム間管理部6における
マウント処理時の主要な処理の流れを示すフローチヤー
トである。図面において、#11〜#15はステツプを示
す。
マウント処理は、管理データ多システム間管理部6内
のマウント処理部61によつて実行される。
従来のマウント処理では、ハードデイスクに予め管理
データが存在していないことを前提としていた。
これに対して、この発明のフアイリングシステムのデ
ータ管理方法および装置では、マウント処理時に、ハー
ドデイスク上に予め管理データが存在している場合も想
定している。
そこで、ステツプ#11で、ハードデイスク上に管理デ
ータが存在しているかどうか判断する。
管理データが存在しているときは、ステツプ#12へ進
み、ハードデイスク上の管理データの書き込み許可フラ
グを参照する。
許可フラグが書き込み可能のとき(これは、ハードデ
イスク上のデータが最新であることを意味している)
は、光デイスク上の管理データをコピーしないで、この
第5図のフローを終了する。
また、先のステツプ#11で判断した結果、ハードデイ
スク上に管理データが存在しないとき、あるいは、ステ
ツプ#12で判断した結果(管理データは存在するが)、
書き込み不可のとき(これは、光デイスク上の管理デー
タがハードデイスク上のデータよりも新しいか、少なく
とも同一であることを意味する)には、ステツプ#13へ
進み、光デイスク上の管理データをハードデイスク上に
コピーする。
そして、管理データのコピーを実行した場合、ステツ
プ#14で、特定位置にマウントマークが書かれているか
どうかチエツクする。
マウントマークが書かれているときは、他に書き込み
可能システムが存在している場合であるから、この第5
図のフローを終了する。
また、ステツプ#14で判断した結果、マウントマーク
が書かれていないとき(フオーマツト直後か、デイスマ
ウント直後)には、他に書き込み可能システムが存在し
ないので、ステツプ#15へ進み、書き込み許可フラグを
書き込み不可から書き込み可能にし、マウントマークを
「無し」から「有り」にする〔第4図(3)から第4図
(4)への変更〕。
以上のステツプ#11〜#15の処理によつて、マウント
処理が完了する。
次に、デイスマウント処理について説明する。
この発明では、デイスマウント処理は、書き込み可能
システムでのみ実行可能とする。
その理由は、デイスマウント処理は、ハードデイスク
上の更新された管理データを光デイスクにコピーする処
理であり、ハードデイスク上の管理データが更新されな
い書き込み不可システムに対しては、この処理を行なう
必要がないからである。
第6図は、管理データ多システム間管理部6における
デイスマウント処理時の主要な処理の流れを示すフロー
チヤートである。同図において、#20〜#24はステツプ
を示す。
デイスマウント処理に際しては、先ず、ステツプ#20
で、書き込み可能システムであるかどうかチエツクす
る。
書き込み可能システムでないときは、この第6図のフ
ローを終了する。
これに対して、書き込み可能システムであれば、ステ
ツプ#21で、更新された管理データが存在しているかど
うかチエツクする。
もし、更新された管理データが存在していれば、ステ
ツプ#22へ進み、そのデータを光デイスクにコピーす
る。
次のステツプ#23で、光デイスク上の特定位置にデイ
スマウントマークを書き(マウントマークのオンオ
フ)、ステツプ#24で、ハードデイスク上の書き込み許
可フラグを書き込み不可にする〔第4図(3)、参
照〕。
以上のステツプ#20〜#24の処理によつて、デイスマ
ウント処理が完了する。
次に、デリート処理について述べる。
従来のシステムでは、このデイスマウント時に、ハー
ドデイスク上の管理データを削除していたが、この発明
では、ハードデイスク上の管理データを削除しない。
そこで、ハードデイスク上の管理データを削除するた
めの処理として、デリート処理を新たに設けている。
この新設したデリート処理は、書き込み不可システム
でのみ実行可能である。
その理由は、書き込み可能システムの場合、ハードデ
イスク上の管理データは、唯一のデータである可能性が
あるからである〔第4図(2)では、管理データの「10
1〜200」がこのデータに相当する〕。
また、光デイスク上のイメージデータの読み出し、書
き込みを行なうためには、先ず、マウント処理を実行す
るが、マウント処理が実行されると、光デイスクドライ
ブは必ずロツクされるので、光デイスクをアクセスした
後、デイスマウント処理をせずに、光デイスクを抜くた
めに、ロツク解除機能を新設している。
以上のようにこの発明のフアイリング装置では、更新
管理データの自動書き込み機能と、管理データの多シス
テム間管理機能とによつて、マウント、デイスマウント
処理の回数を減少することが可能になる。
しかし、書き込み可能システムで更新された最新イメ
ージデータ(管理データが書き込み可能システムのハー
ドデイスクにのみ存在)を書き込み不可システムで読み
出すためには、デイスマウント処理の実行が必要であ
る。
この場合には、その必要の度合いに応じて、第1の機
能である更新管理データの自動書き込み機能における自
動書き込み管理データ数を適当な値に設定する。
この値が小さい程、デイスマウント処理を行なわない
とき、他システムで読み出せないイメージデータ数は少
なくなるが、イメージデータの平均書き込み時間が長く
なる。
逆に、この値が大きい程、イメージデータの平均書き
込み時間を短くすることができるが、デイスマウント処
理なしで他システムで読み出せない最近イメージデータ
数が多くなる。
したがつて、使用状況に応じて、任意の値に設定すれ
ばよい。
以上に詳細に説明したように、この発明では、複数の
システム上で、管理データを保持することができるよう
にしている。
このように、複数のシステム上で、管理データを保持
することは、複数のシステム上に、同一光デイスクの管
理データが、同時に存在する可能性があることを意味す
る。
逆に、1つのシステム内のハードデイスク上に、複数
の光デイスクの管理データが存在する可能性も生じる。
そこで、光デイスクのフオーマツト時に、ユニークな
識別コードを光デイスク上の管理データエリア内に書き
込んでおり、この識別コードによつて、管理データと光
デイスクとの対応を制御することにより不整合を防止す
る。
具体的にいえば、すでに詳しく説明したように、管理
データと光デイスクとの不整合の発生を防止するため
に、光デイスク等のメデイアへイメージデータの書き込
みが可能なシステムが存在することを示すマウントマー
ク等の情報と、そのシステムがイメージデータの書き込
みが可能であるシステムであることを示す書き込み許可
フラグ等の情報、との2つの情報を使用している。
発明の効果 この発明によれば、デイスマウント処理を実行しなく
ても、光デイスク等のメデイアを光デイスクドライブか
ら抜くことが可能になるので、光デイスク等のメデイア
の交換を素速く行なうことができる。
また、複数システムに管理データを保持しておくこと
ができるので、光デイスク等のメデイアのシステム間の
移動性が高められ、イメージデータを有効に利用するこ
とが可能になる(請求項1から請求項4の発明に対応す
る効果)、等の多くの優れた効果が奏せられる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明のフアイリングシステムのデータ管
理方法を実施するためのフアイリング装置について、そ
の要部構成の一実施例を示す機能ブロツク図、 第2図は、複数のシステムのハードデイスクに管理デー
タが存在するとき、それぞれのシステムで管理データを
更新した場合の一例を示す図、 第3図は、更新管理データ自動書き込み処理部5の主要
な処理の流れを示すフローチヤート、 第4図は、この発明のデータ管理方法において、そのマ
ウント処理とデイスマウント処理時のイメージデータと
管理データの変化状態を示す図、 第5図は、管理データ多システム間管理部6におけるマ
ウント処理時の主要な処理の流れを示すフローチヤー
ト、 第6図は、管理データ多システム間管理部6におけるデ
イスマウント処理時の主要な処理の流れを示すフローチ
ヤート、 第7図は、従来のフアイリングシステムにおけるマウン
ト処理を概念的に示す図、 第8図は、光デイスク上における管理データとイメージ
データの一格納例を示す図、 第9図は、従来のフアイリングシステムにおけるデイス
マウント処理を概念的に示す図。 図面において、4はシステム制御部、5は更新管理デー
タ自動書き込み処理部、6は管理データ多システム間管
理部で、61はそのマウント処理部、62はデイスマウント
処理部、63はデリート処理部、64はロツク解除処理部、
7はハードデイスクドライブ装置、8はハードデイスク
で、8aはその管理データエリア内の書き込み許可フラグ
部、9は光デイスクドライブ装置、10は光デイスクで、
10aはそのマウントマーク部。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−214924(JP,A) 特開 平2−222028(JP,A) 特開 平2−206820(JP,A) 特開 平1−184775(JP,A) 特開 平1−169793(JP,A) 特開 昭63−90088(JP,A) 特開 昭62−283470(JP,A) 特開 昭62−293358(JP,A) 特開 昭61−241850(JP,A) 特開 平3−171370(JP,A) 特開 平4−228147(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 12/00 G06F 3/06 - 3/08 G11B 27/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】イメージデータは、大容量でもアクセス速
    度の遅いメデイアに格納し、該イメージデータを管理す
    るための管理データは、前記メデイアに比べて小容量で
    あるがアクセス速度の速いメデイアに格納するデータ管
    理方式のフアイリングシステムにおいて、 イメージデータを格納するアクセス速度の遅いメデイア
    に、該メデイアへ書き込み可能なシステムが存在するこ
    とを示すマウントマーク等の情報を記録し、 前記アクセス速度の遅いメデイアに対してイメージデー
    タの書き込みが可能であるシステムを1つに限定すると
    共に、該書き込み可能システムのアクセス速度の速いメ
    デイアの管理データに、イメージデータの書き込みが可
    能であるシステムであることを示す書き込み許可フラグ
    等の情報を記録しておくことにより、 前記アクセス速度の遅いメデイアをシステムから抜く際
    のデイスマウント処理を不要にして、複数のシステム間
    でのデータの正当性を保持しながら、メデイアの移動を
    可能にしたことを特徴とするデータ管理方法。
  2. 【請求項2】上記請求項1のフアイリングシステムにお
    いて、 該システムのアクセス速度の速いメデイアの管理データ
    について、該管理データの有無を検知する手段と、 該システムのアクセス速度の速いメデイアの管理データ
    について、書き込み許可フラグ等の情報をチエツクする
    手段とを備え、 アクセス速度の遅いメデイアを該システムへ挿入する
    際、管理データが有つたときは、書き込み許可フラグ等
    の情報をチエツクし、該システムがイメージデータの書
    き込みが可能であるときは、前記アクセス速度の遅いメ
    デイアの管理データをコピーしないことを特徴とするフ
    アイリング装置。
  3. 【請求項3】上記請求項2のフアイリング装置におい
    て、 マウントマーク等の情報をチエツクする手段を備え、 アクセス速度の遅いメデイアを該システムへ挿入する
    際、管理データが無いとき、または、該システムがイメ
    ージデータの書き込みが不可であるときは、前記アクセ
    ス速度の遅いメデイアの管理データをアクセス速度の速
    いメデイアの管理データとしてコピーすると共に、マウ
    ントマーク等の情報をチエツクして、該マウントマーク
    等の情報が有るときは、書き込み許可フラグ等の情報を
    不可にし、前記マウントマーク等の情報が無いときは、
    書き込み許可フラグ等の情報を許可にすることを特徴と
    するフアイリング装置。
  4. 【請求項4】上記請求項2または請求項3のフアイリン
    グ装置において、 アクセス速度の速いメデイアの管理データについて、更
    新された管理データの数が予め設定された値に達したか
    どうかをチエツクする手段を備え、 前記更新された管理データの数が予め設定された値に達
    したとき、該更新された管理データをアクセス速度の遅
    いメデイアへ書き込むことを特徴とするフアイリング装
    置。
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