JP3107487U - ドラム式雪除去装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 駆動源が不要で、標識体に降る雪を確実に除去することができるドラム式雪除去装置を提供する。
【解決手段】 道路1に設けられる標識体2の上方に、中心軸32がほぼ水平方向なす雪受け用ドラム3を回動自在に設ける。それら雪受け用ドラム3と標識体2との間に雪受け体4を設ける。標識体2上方の雪受け用ドラム3上に雪Sが積もると、該雪Sの重みでドラム3がいずれか一方に回転し、雪Sが下方に落下するから、標識体2に雪Sが積もって付着することを防止できる。そして、雪受け用ドラム3は、一般的な屋根から雪が落下する場合に比べて、少ない積雪で回動し、雪Sが落下するので、落下する雪Sが塊になり難く、雪を確実に除去できる。
【選択図】 図1
【解決手段】 道路1に設けられる標識体2の上方に、中心軸32がほぼ水平方向なす雪受け用ドラム3を回動自在に設ける。それら雪受け用ドラム3と標識体2との間に雪受け体4を設ける。標識体2上方の雪受け用ドラム3上に雪Sが積もると、該雪Sの重みでドラム3がいずれか一方に回転し、雪Sが下方に落下するから、標識体2に雪Sが積もって付着することを防止できる。そして、雪受け用ドラム3は、一般的な屋根から雪が落下する場合に比べて、少ない積雪で回動し、雪Sが落下するので、落下する雪Sが塊になり難く、雪を確実に除去できる。
【選択図】 図1
Description
本考案は、道路に設けられる標識体などの被冠雪物に積もる雪を除去するドラム式雪除去装置に関する。
道路には、各種の情報を表示する標識体が路肩や中央分離帯などの各所に設けられており、積雪地域では、その標識体に雪が付着し、標識体が見えなくなったり、付着した雪が道路に落下して通行の妨げになったりすることを防止するため、付着した雪の処理が必要となる。
そこで、雪除去装置として、被冠雪物の上方領域を覆うように設けられるシート状のカバー体と、該カバー体を振動させるための振動源とを備え、前記振動源は、モータ駆動によるバイブレータと、該バイブレータから前記カバー体の内面側に向けて延びる金属製のばね板と、前記ばね板の先端側に取り付けられて前記カバー体の内面に沿って延び、前記ばね板の振動により前記カバー体を振動させる振動部材とを含む冠雪防止装置(例えば、特許文献1)が提案されている。
しかし、この冠雪防止装置では、振動源にモータを使用するため、このモータを駆動する電源と駆動装置が必要となり、電源の取れない場所では使用できないと共に、駆動装置により構造が複雑になり易い。
これに対し、電源が不要なものとして、表示板と、この表示板を支持する支持部材とを具備しており、前記表示板は、風によって振動するように、支持部材に対して揺動可能に取り付けられている着雪防止型標識があり、この着雪防止型標識では、周囲に吹く風或いは道路を走行する自動車が巻き起こす風が、表示板に当たることによって、表示板は振動していることになる。降雪時、雪が表示板や横支柱に付着しようとしても、振動している表示板の振動により、雪は振り払われることになる。従って、雪は表示板や横支柱には付着しない。特に、風が強ければ表示板は振動によって連結アームに当接するので、この当接に起因する振動によっても雪の付着が防止される(例えば特許文献2)。
特開2003−239229号公報
特開2003−96721号公報
上記着雪防止型標識では、風による振動によって着雪を防止するものであるから、電源の取れない場所でも使用することができ、比較的構造も簡易なものとなる。しかし、表示板自体が振動して揺れるため、運転手などにとっては見難くなる問題がある。
そこで、本考案は、駆動源が不要で、標識体に降る雪を確実に除去することができるドラム式雪除去装置を提供することを目的とする。
請求項1の考案は、道路に設けられる被冠雪物の上方に、回動中心がほぼ水平方向なす雪受け用ドラムを回動自在に設けたものである。
また、請求項2の考案は、前記被冠雪物と前記雪受け用ドラムとの間に、該雪受け用ドラムから落下する雪を受ける雪受け体を傾斜して設けたものである。
また、請求項3の考案は、前記雪受け体は、ほぼ水平方向の中央棟部と、この中央棟部から一側及び他側に向って低くなるように傾斜した一側傾斜部及び他側傾斜部とを有するものである。
また、請求項4の考案は、前記中央棟部の長さ方向に前記雪受け用ドラムの回動中心を合わせて該中央棟部の上方に該雪受け用ドラムを設けると共に、前記中央棟部と雪受け用ドラムの外周とを近接して配置したものである。
また、請求項5の考案は、前記雪受け用ドラムの外周に低摩擦面を設けたものである。
請求項1の構成によれば、標識体上方の雪受け用ドラム上に雪が積もると、該雪の重みでドラムがいずれか一方に回転し、雪が下方に落下するから、標識体に雪が積もって付着することを防止できる。特に、雪受け用ドラムは、一般的な屋根から雪が落下する場合に比べて、少ない積雪で回動し、雪が落下するから、落下する雪が塊になり難く、雪を確実に除去できる。
また、請求項2の構成によれば、標識体上方の雪受け用ドラム上に雪が積もると、該雪の重みでドラムがいずれか一方に回転し、雪が雪受け体上に落下し、砕けて細かくなって下方に落下するから、道路などに雪が塊となって落下することがない。
また、請求項3の構成によれば、雪受け体が三角屋根状をなし、ドラムから落下した雪が雪受け体から下方に落下し易くなる。
また、請求項4の構成によれば、雪受け用ドラムが一側と他側のいずれの方向に回転しても、落下した雪は傾斜部に沿って雪受け体から落下する。また、中央棟部と雪受け用ドラムの外周とを近接しているから、雪受け用ドラムの下方で雪受け体に雪が積もることがない。
また、請求項5の構成によれば、ドラムが回転した際、該ドラムから雪が落下し易くなり、ドラムへの雪の凍結などによる付着を防止できる。
本考案における好適な実施の形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、実用新案登録請求の範囲に記載された本考案の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本考案の必須要件であるとは限らない。各実施例では、従来とは異なるドラム式雪除雪装置を採用することにより、従来にない機能を付加したドラム式雪除雪装置が得られ、そのドラム式雪除雪装置を夫々記述する。
以下、本考案の実施形態を添付図面を参照して説明する。図1〜図2は本考案の実施例1を示す。同図に示すように、ドラム式雪除雪装置は、道路1に設けられた被冠雪物たる標識体2の上方に雪受け用ドラム3を回動自在に設けると共に、前記標識体2と雪受け用ドラム3との間に雪受け体4を傾斜して設けてなる。
前記標識体2は、例えば道路1の上に設けられる標識板21,21を前後に備え、それら標識板21,21の側部を複数の連結体22により一体化してなり、道路1の上方に張り渡した梁部材11に固定されている。尚、図2では、標識板21に設けられた記号,文字や数字などを図示省略している。
前記雪受け用ドラム3は円筒形をなし、その中心に回動中心たる中心軸32を設け、この中心軸32の両側を、軸受部33を有する支持部材34により回動可能に支持し、その支持部材34を前記梁部材11に固定してなり、前記中心軸32は水平方向に配置されている。尚、前記中心軸32を固定し、該中心軸32に対して前記ドラム3を回動自在に設けてもよく、この場合は、ドラム3に軸受を内蔵するようにすればよい。そして、ドラム3は遊転可能に設けられている。
また、前記雪受け用ドラム3の外周に低摩擦面31を形成し、この低摩擦面31は、例えば前記外周にフッ素樹脂塗料を塗布し、この上からロウを塗布して形成される。
前記雪受け体4は、前記支持部材33に固定して設けられており、中央棟部41の両側に一側傾斜部たる一側傾斜面42及び他側傾斜部たる他側傾斜部43が設けられ、これら傾斜部42,43は中央棟部41から両側に向って低くなる傾斜をなし、この三角屋根状をなす雪受け体4が標識体2の上部を覆うようになっている。また、中央棟部41の長さ方向に前記雪受け用ドラム3の中心軸32を合わせ、この雪受け用ドラム3の外周面を前記中央棟部41に近接して雪受け用ドラム3と雪受け部4が配置されている。
次に前記構成につき、その作用を説明する。雪受け用ドラム3の上に雪Sが積もると、雪受け用ドラム3は回動自在であり、雪Sは不規則に付着するから、所定量だけ雪Sが積もると、雪受け用ドラム3がいずれか一方に回転し、雪受け用ドラム3から雪が落下し、雪受け体4の上面に当たって砕け、雪受け体4の縁から下方に落下する。
このように雪受け用ドラム3は、一般的な屋根から雪が落下する場合に比べて、少ない積雪で回動し、雪Sが落下するので、落下する雪Sが塊になり難く、雪を確実に除去できる。
このように本実施例では、請求項1に対応して、道路1に設けられる標識体2の上方に、回動中心たる中心軸32がほぼ水平方向なす雪受け用ドラム3を回動自在に設けたから、標識体2上方の雪受け用ドラム3上に雪Sが積もると、該雪Sの重みでドラム3がいずれか一方に回転し、雪Sが下方に落下するから、標識体2に雪Sが積もって付着することを防止できる。
また、このように本実施例では、請求項2に対応して、標識体2と雪受け用ドラム3との間に、該雪受け用ドラム3から落下する雪Sを受ける雪受け体3を傾斜して設けたから、標識体2上方の雪受け用ドラム3上に雪Sが積もると、該雪Sの重みでドラム3がいずれか一方に回転し、雪Sが雪受け体3上に落下し、砕けて細かくなって雪受け体から落下するから、道路1などに雪Sが塊となって落下することがない。
また、このように本実施例では、請求項3に対応して、雪受け体3は、ほぼ水平方向の中央棟部41と、この中央棟部41から一側及び他側に向って低くなるように傾斜した一側傾斜部42及び他側傾斜部43とを有するから、雪受け体3が三角屋根状をなし、ドラム3から落下した雪Sが雪受け体4から下方に落下し易くなる。
また、このように本実施例では、請求項4に対応して、中央棟部41の長さ方向に雪受け用ドラム3の回動中心たる中心軸32を合わせて該中央棟部41の上方に該雪受け用ドラム3を設けると共に、中央棟部41と雪受け用ドラム3の外周とを近接して配置したから、雪受け用ドラム3が一側と他側のいずれの方向に回転しても、落下した雪Sは傾斜部42,43に沿って雪受け体4から落下する。また、中央棟部41と雪受け用ドラム3の外周とを近接しているから、雪受け用ドラム3の下方で雪受け体4に雪Sが積もることがない。
また、このように本実施例では、請求項5に対応して、雪受け用ドラム3の外周に低摩擦面31を設けたから、ドラム3が回転した際、該ドラム3から雪が落下し易くなり、ドラム3への雪の凍結などによる付着を防止できる。
なお、本考案は、前記実施例に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能である。例えば、被冠雪物は、実施例の標識体に限らず、道路付属物や占有物など各種のものに適用可能である。また、実施例では、道路の上に設ける被冠雪物を示したが、道路の上以外でも、道路の近傍に設けられるものであればよい。
1 道路
2 標識体(被冠雪物)
3 雪受け用ドラム
31 低摩擦面
32 中心軸(回動中心)
4 雪受け体
41 中央棟部
42 一側傾斜部
43 他側傾斜部
2 標識体(被冠雪物)
3 雪受け用ドラム
31 低摩擦面
32 中心軸(回動中心)
4 雪受け体
41 中央棟部
42 一側傾斜部
43 他側傾斜部
Claims (5)
- 道路に設けられる被冠雪物の上方に、回動中心がほぼ水平方向なす雪受け用ドラムを回動自在に設けたことを特徴とするドラム式雪除去装置。
- 前記被冠雪物と前記雪受け用ドラムとの間に、該雪受け用ドラムから落下する雪を受ける雪受け体を傾斜して設けたことを特徴とする請求項1記載のドラム式雪除去装置。
- 前記雪受け体は、ほぼ水平方向の中央棟部と、この中央棟部から一側及び他側に向って低くなるように傾斜した一側傾斜部及び他側傾斜部とを有することを特徴とする請求項2記載のドラム式雪除去装置。
- 前記中央棟部の長さ方向に前記雪受け用ドラムの回動中心を合わせて該中央棟部の上方に該雪受け用ドラムを設けると共に、前記中央棟部と雪受け用ドラムの外周とを近接して配置したことを特徴とする請求項3記載のドラム式雪除去装置。
- 前記雪受け用ドラムの外周に低摩擦面を設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のドラム式雪除去装置。
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JP2004005225U JP3107487U (ja) | 2004-08-31 | 2004-08-31 | ドラム式雪除去装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2023007913A (ja) * | 2021-07-02 | 2023-01-19 | 株式会社越後交通鉄工所 | 落雪回転屋根 |
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2004
- 2004-08-31 JP JP2004005225U patent/JP3107487U/ja not_active Expired - Fee Related
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