JP3107322B2 - 超電導デバイスの製造方法 - Google Patents

超電導デバイスの製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、マイクロ波ミキサ、
超電導トランジスタ等に用いられるトンネル型接合構造
の超電導デバイス製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、我が国における超電導エレクトロ
ニクスの進歩は目覚ましく、これに伴って転移温度Tc
の高いビスマス系酸化物超電導物質やイットリウム系酸
化物超電導物質が提案されている。
【0003】ところで、上記酸化物超電導物質を用いて
超電導デバイスを作製する場合には、例えば、一定の作
動電圧を有し回路動作の安定性に優れたトンネル型接合
が用いられる。このトンネル型接合は、SIS又はSI
N(Sは超電導体、Iは絶縁層、Nは常伝導体)からな
るサンドイッチ構造となっているが、この場合、S層上
にMgO等の絶縁層を設けた後、超電導体又は常伝導体
を積層形成している。
【0004】又、SISからなるサンドイッチ構造にお
いて、薄く且つ均一なトンネルバリヤとして、非晶質マ
グネシウム酸化物を用いることが特公平2−55955
号公報(国際特許分類 H01L 39/22)に開示
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のトンネルバリヤ
として、非晶質マグネシウム酸化物を用いたSISから
なるサンドイッチ構造においては、超電導体としてN
b,Nb3Ge,Pb等の金属系超電導材料を用いてい
る。この金属系超電導材料においては、スパッタリング
などで非晶質マグネシウム酸化物を形成する時に、相互
拡散などは発生しないため、界面にダメージがなく良好
な接合が得られる。
【0006】これに対してビスマス系酸化物超電導物質
やイットリウム系酸化物超電導物質において、この酸化
物超電導材料上にスパッタリングなどで非晶質マグネシ
ウム酸化物を形成すると、下部の酸化物超電導材料に非
晶質マグネシウム酸化物の材料が拡散し、界面にダメー
ジが発生する。特に、酸化物超電導物質においては、そ
の組成比によって、超電導体になったり、半導体になっ
たりとその特性が相違する。従って、非晶質マグネシウ
ム酸化物の材料が酸化物超電導材料に拡散するとその特
性が変化し、良好なトンネル接合が得られないという問
題があった。
【0007】この発明者等は、酸化物超電導物質上に形
成する非晶質絶縁材料の形成温度等につき鋭意検討した
結果、所定温度以下で形成した非晶質絶縁材料であれば
酸化物超電導物質に拡散が発生しないことを見出した。
この発明は係る現状を考慮してなされたものであって、
生産性を向上しつつ良好なトンネル型接合が得られる超
電導デバイスの提供を目的としている。
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の発明に
かかる超電導デバイスの製造方法は、Ba1-xxBiO
3(0.2<X<0.5)という組成からなる酸化物超
電導体上に、非晶質材料からなる絶縁層を300℃以下
の温度で形成した後、その非晶質材料からなる絶縁層の
表面に熱処理を施して結晶系絶縁層を形成し、この結晶
系絶縁層上に超電導層を形成することを特徴とする。
【0012】また、この発明の第2の発明にかかる超電
導デバイスの製造方法は、Bi2Sr2Ca1Cu2x
らなる酸化物超電導体上に、非晶質材料からなる絶縁層
を250℃以下の温度で形成した後、その非晶質材料か
らなる絶縁層の表面に熱処理を施して結晶系絶縁層を形
成し、この結晶系絶縁層上に超電導層を形成することを
特徴とする。
【0013】更に、この発明の第3の発明にかかる超電
導デバイスの製造方法は、Y1Ba2Cu3xからなる酸
化物超電導体上に、非晶質材料からなる絶縁層を150
℃以下の温度で形成した後、その非晶質材料からなる絶
縁層の表面に熱処理を施して結晶系絶縁層を形成し、こ
の結晶系絶縁層上に超電導層を形成することを特徴とす
る。
【0014】また、上記非晶質材料は、MgO,SrT
iO3,ZrOx,YSZ,LaGaO3,LaAlO3
NdGaO3から選択される。
【0015】
【作用】この発明によれば、上記酸化物超電導体の表面
に夫々所定温度以下で非晶質絶縁材料形成することで、
酸化物超電導体への拡散が抑制され、良好な接合界面が
得られる。しかも非晶質絶縁材料は酸化物超電導体上に
緻密に形成され、超電導体表面に凹凸が存在してもピン
ホール発生するおそれもない。従って、リークのない非
常に良好なトンネル接合が形成できる。
【0016】また、非晶質絶縁材料の表面を結晶化させ
その上に、超電導体との格子定数のミスマッチ等による
格子のみだれを抑制でき、極薄膜での絶縁性が高く、均
質な超電導体が得られる。
【0017】
【実施例】この発明の一実施例を、図面に基づいて、以
下に説明する。
【0018】図1は、この発明にかかる超電導デバイス
の第1の実施例を示す断面図であり、SIN(Sは超電
導体、Iは絶縁層、Nは常伝導体)から成るサンドイッ
チ構造が形成された構造となっている。上記S層1及び
N層3は、厚み約1000Åであって、S層1はBa
0.60.4BiO3、Bi2Sr2Ca1Cu2xまたはY1
Ba2Cu3xからN層5はAu等から構成される。一
方、上記I層2は厚み約40Åであって、MgO,Sr
TiO3,ZrOx,YSZ,LaGaO3,LaAl
3,NdGaO3から選択される非晶質材料よりなる。
この非晶質材料からなるI層2はスパッタリング法など
により形成されるが、この絶縁層の成膜時の温度は下地
となる超電導材料に応じて設定される。即ち、各超電導
材料の安定性が確保できる温度で拡散が発生しない温度
である。Ba0.60.4BiO3の場合は300℃以下、
Bi2Sr2Ca1Cu2xの場合は250℃以下、Y1
2Cu3xの場合は150℃以下である。
【0019】ここで、上記構造の超電導デバイスを以下
のようにして作製した。先ず、S層1としてBa0.6
0.4BiO3を用いる場合につき説明する。
【0020】Ba0.60.4BiO3単結晶からなる超電
導体基板を用意する。このBa0.6 0.4BiO3組成の
超電導体は、Bi2Sr2Ca1Cu2x、Y1Ba2Cu3
x系とは異なり、その表面にBaO,BaBiO3,K
2と考えられる絶縁層となる酸化膜バリア(native ba
rrier)が形成されている。この酸化膜バリアを絶縁層
としてこの上に超電導体を設けてトンネル接合を作るこ
ともできるが、このトンネル接合は強い非線形を示す有
効なコンダクタンスを得ることができるが、図3に示す
ように、かなり非線形の弱いものができる場合が有り、
このままでは再現性に乏しいという欠点が有る。そこ
で、この酸化膜バリアの上に非晶質材料からなるI層2
を形成する。
【0021】Ba0.60.4BiO3組成の単結晶基板1
をスパッタリングターゲットとしてMgO焼結体又はパ
ウダーを固めたものをスパッタリング装置内に配置した
後、スパッタリング装置内に、Arガスを導入し、装置
内ガス圧は1〜10Paとなる様に設定した。
【0022】この後、基板を300℃以下、この実施例
では室温に保ち、50〜100WのRF出力を印加する
ことによって、アモルファスMgOを成膜する。成膜速
度は2〜40Å/minで、約20〜40Åのアモルファ
スMgOからなるI層2を積層する。尚、この成膜温度
は、300℃以下で有れば良いが、酸化膜バリア拡散の
発生を考慮すると、100℃以下室温までが望ましい。
【0023】I層2上にEB蒸着法または蒸着により膜
厚2000ÅのAu等のN層5に設ける。
【0024】図4にこの実施例におけるトンネル接合の
コンダクタンスを示す。この図4に示すように、酸化膜
バリアの上にアモルファスMgOを積層することで、B
KBOのエネルギーギャップに相当する2〜3meVで強
い非線形を示すデバイスを再現良く得ることができる。
【0025】次にS層1としてBa0.60.4BiO3
薄膜を用いる場合につき説明する。基板(図示しない)
をエチルアルコール中で超音波洗浄した後、煮沸、乾燥
させる。次に、この洗浄された基板を、スパッタリング
ターゲットが装着されたrf−マグネトロンスパッタ装
置内に取付けた後、装置内圧が10-4〜10-6Paとな
るまで真空引きを行う。
【0026】次いで、装置内に、ArガスとO2ガスと
を導入する。この際、ArガスとO2ガスとの比は5
0:50に、且つ装置内ガス圧は80Paとなる様に設
定した。
【0027】この後、装置の正負極間に50〜150W
の放電電力を印加することによって装置内にプラズマを
発生させた後、装置内の加熱装置により基板を300℃
〜500℃に加熱する。
【0028】しかる後、0.5〜2時間プレスパッタを
行った後、基板を300℃〜500℃に加熱した状態
で、装置内シャッタを開成して本スパッタを開始する。
これにより、S層1の形成が開始される。この際、成膜
速度は、500Å/hrであるので、約2時間本スパッ
タを行う。本スパッタ終了後、上記シャッタを閉成し更
にプラズマを消灯させる。この後、Arガスの導入を中
止すると共に、O2ガスの導入状態を維持し350℃以
上の温度で1時間程度保持する。その後、温度を低下
し、基板をO2ガス雰囲気で冷却する。そのS層1表面
にBaO,BaBiO3,KO2と考えられる絶縁層とな
る酸化膜バリア(native barrier)が形成される。
【0029】続いて、スパッタリングターゲットとして
MgO焼結体又はパウダーを固めたものをスパッタリン
グ装置内に配置した後、スパッタリング装置内に、Ar
ガスを導入し、装置内ガス圧は1〜10Paとなる様に
設定した。
【0030】この後、基板を300℃以下、この実施例
では室温に保ち、50〜100WのRF出力を印加する
ことによって、アモルファスMgOを成膜する。成膜速
度は2〜40Å/minで、約20〜40Åのアモルファ
スMgOからなるI層2を積層する。
【0031】I層2上にEB蒸着法または蒸着により膜
厚2000ÅのAu等のN層5に設ける。
【0032】次にS層1としてY1Ba2Cu3xを用い
る場合につき説明する。
【0033】Y1Ba2Cu3x単結晶からなる超電導体
基板を用意する。そして、スパッタリングターゲットと
してMgO焼結体又はパウダーを固めたものをスパッタ
リング装置内に配置した後、スパッタリング装置内に、
Arガスを導入し、装置内ガス圧は1〜10Paとなる
様に設定した。
【0034】この後、基板を150℃以下、この実施例
では室温に保ち、50〜100WのRF出力を印加する
ことによって、アモルファスMgOを成膜する。成膜速
度は2〜40Å/minで、約20〜40Åのアモルファ
スMgOからなるI層2を積層する。成膜時の温度を1
50℃以上に上げるとY1Ba2Cu3x表面層から酸素
が抜け超電導性が劣化する。
【0035】I層2上にEB蒸着法または蒸着により膜
厚2000ÅのAu等のN層5に設ける。
【0036】次にS層1としてBi2Sr2Ca1Cu2
xを用いる場合につき説明する。
【0037】単結晶Bi2Sr2Ca1Cu2x基板1を
用意し、ソースとしてMgO溶融体を真空チャンバー内
に入れ、真空チャンバー内で背圧1×10-9Torrと
なる様に設定した。
【0038】この後、で基板を250℃以下、この実施
例では室温に保ち、EBガンによりアモルファスMgO
を成膜する。成膜速度は2×10Å/minで、約20〜
40ÅのアモルファスMgOからなるI層2を積層す
る。
【0039】I層2上にEB蒸着法または蒸着により膜
厚2000ÅのAu等のN層5に設ける。
【0040】図5に示すBi2Sr2Ca1Cu2x基板
10にMgO11とNb12の構造において、この発明
によるアモルファスMgOと結晶系MgOを夫々形成
し、図中矢印方向からエッチングしながら深さ方向の原
子成分を観察した結果を図6及び図7に示す。図6はこ
の発明によるもの、図7は従来例による積層構造のオー
ジェ電子分光図である。
【0041】図6及び図7から明らかのように、この発
明によれば、Bi2Sr2Ca1Cu2xの拡散が抑制さ
れていることが分かる。
【0042】図8にこの発明によるもの、図9に従来例
による転移温度(Tc)を測定した結果を夫々示す。
【0043】図8及び図9から明らかのように、転移温
度(Tc)の違いにより、この発明によるものは超電導
体にダメージが受けていないことが分かる。
【0044】図2は、この発明にかかる超電導デバイス
の第2の実施例を示す断面図であり、SIS(Sは超電
導体、Iは絶縁層)から成るサンドイッチ構造の本体部
2が形成された構造となっている。上記S層1及びN層
3は、厚み約1000Åであって、S層1はBa0.6
0.4BiO3、Bi2Sr2Ca1Cu2xまたはY1Ba2
Cu3xからN層5はAu等から構成される。S層3は
Ba0.60.4BiO3又はBa0.6Rb0.4BiO3からN
層5はAu等から構成される。
【0045】一方、上記I層2は厚み約40Åであっ
て、MgO,SrTiO3,ZrOx,YSZ,LaGa
3,LaAlO3,NdGaO3から選択される非晶質
材料よりなる。この非晶質材料からなるI層2とこのI
層2を300〜400℃で熱処理(レーザアニール等)
をおこなって結晶化させたI層21とからなる。I層2
はスパッタリング法などにより形成されるが、この絶縁
層の成膜時の温度は下地となる超電導材料に応じて設定
される。即ち、各超電導材料の安定性が確保できる温度
で拡散が発生しない温度である。Ba0.60.4BiO3
の場合は300℃以下、Bi2Sr2Ca1Cu2xの場
合は250℃以下、Y1Ba2Cu3xの場合は150℃
以下である。また、一旦超電導材料上に非晶質材料から
なるI層2を形成すると、その後、温度を上昇させても
相互拡散は発生しない。従って、熱処理(レーザアニー
ル等)をおこなって非晶質層を結晶化させても超電導材
料と非晶質材料との間で拡散することはない。
【0046】上記構造の超電導デバイスを以下のように
して作製した。
【0047】S層3を形成し、その形成時に、過剰カリ
ウム(K)はS層1表面上に非晶質材料からなるI層2
の形成方法は前述した第1の実施例と同じなので、ここ
では説明を省略し、I層2の表面上に結晶化絶縁層21
を形成する方法を説明する。
【0048】上記各超電導材料に適した温度で成膜した
非晶質I層2の表面に300〜400℃の温度でレーザ
アニールを施し、表面上に多結晶絶縁層21を形成す
る。
【0049】この多結晶絶縁層21上にスパッタリング
によりNb等の超電導体層3を形成する。この時、絶縁
層は結晶系であるので、格子のミスマッチ等による格子
のみだれがなく、極薄膜の超電導体層3が形成される。
【0050】尚、上記の実施例においては非晶質材料と
してMgOを用いた場合について説明したが、MgO以
外にSrTiO3,ZrOx,YSZ,LaGaO3,L
aAlO3,NdGaO3を用いても同様の効果が得られ
る。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、酸化物超電導体の表面に夫々所定温度以下で非晶質
絶縁材料形成することで、酸化物超電導体への拡散が抑
制され、良好な接合界面が得られる。しかも非晶質絶縁
材料は酸化物超電導体上に緻密に形成され、超電導体表
面に凹凸が存在してもピンホール発生するおそれもな
い。従って、リークのない非常に良好なトンネル接合が
形成できる。
【0052】また、非晶質絶縁材料の表面を結晶化させ
その上に、超電導体との格子定数のミスマッチ等による
格子のみだれを抑制でき、極薄膜での絶縁性が高く、均
質な超電導体が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例を示す断面図である。
【図2】この発明の第2の実施例を示す断面図である。
【図3】BKBOの酸化膜バリアのみ用いたトンネル型
接合におけるトンネルコンダクタンスを示すグラフであ
る。
【図4】この発明によるトンネル型接合におけるトンネ
ルコンダクタンスを示すグラフである。
【図5】この発明と従来例との効果を測定するために形
成したデバイスを示す断面図である。
【図6】この発明によるオージェ電子分光図である。
【図7】従来例による積層構造のオージェ電子分光図で
ある。
【図8】この発明による転移温度(Tc)を測定した結
果を示すグラフである。
【図9】従来例による転移温度(Tc)を測定した結果
を示すグラフである。
【符号の説明】
1 S層 2 I層(非晶質材料) 3 N層 4 S層 21 I層(結晶系材料)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 善里 順信 守口市京阪本通2丁目18番地 三洋電機 株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−162779(JP,A) 特開 平2−23675(JP,A) 特開 平2−186681(JP,A) 特開 平3−38075(JP,A) 特開 平3−68181(JP,A) 特開 昭63−283086(JP,A) 特開 平5−55652(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 39/22 H01L 39/24

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Ba1-xxBiO3(0.2<X<0.
    5)という組成からなる酸化物超電導体上に、非晶質材
    料からなる絶縁層を300℃以下の温度で形成した後、
    その非晶質材料からなる絶縁層の表面に熱処理を施して
    結晶系絶縁層を形成し、この結晶系絶縁層上に超電導層
    を形成することを特徴とする超電導デバイスの製造方
    法。
  2. 【請求項2】 Bi2Sr2Ca1Cu2xからなる酸化
    物超電導体上に、非晶質材料からなる絶縁層を250℃
    以下の温度で形成した後、その非晶質材料からなる絶縁
    層の表面に熱処理を施して結晶系絶縁層を形成し、この
    結晶系絶縁層上に超電導層を形成することを特徴とする
    超電導デバイスの製造方法。
  3. 【請求項3】 Y1Ba2Cu3xからなる酸化物超電導
    体上に、非晶質材料からなる絶縁層を150℃以下の温
    度で形成した後、その非晶質材料からなる絶縁層の表面
    に熱処理を施して結晶系絶縁層を形成し、この結晶系絶
    縁層上に超電導層を形成することを特徴とする超電導デ
    バイスの製造方法。
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