JP3107153B2 - スケルチ回路及び無線受信装置 - Google Patents
スケルチ回路及び無線受信装置Info
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Description
ていないときの雑音を除くために無線受信装置の音声増
幅回路の動作を自動的に阻止するスケルチ動作を行う回
路であるスケルチ回路に関し、特に、FSK(freq
uency−shift keying)デジタル変調
を用いる無線受信装置のスケルチ回路に関する。
変調の無線受信装置200の構成を図2を参照して説明
する。無線受信装置200は復調回路110とスケルチ
回路220から構成される。
れる。中間周波信号入力端子1から4値FSK中間周波
信号を入力されたFM復調回路2はアナログのFM復調
を行う。結合コンデンサ3は復調したアナログ信号から
DC成分を除去する。4値判定回路4は周波数を判定し
て予め定められた4値のいずれかとして出力する。音声
コーデック5はデジタル信号を音声信号に変換する。ス
イッチ6は音声信号の入/切を行う。音声増幅回路7は
音声信号を増幅し、音声出力端子8から受信音声を出力
する。クロック抽出回路9は4値判定回路4のクロック
を供給する。
成される。BPF(バンドパスフィルター)16はFM
復調した信号から音声帯域外の雑音を取り出す。整流回
路13及びLPF(ローパスフィルター)14はBPF
16の出力のレベル検出を行う。コンパレータ15はス
ケルチレベルの調整を行う。
220のスケルチ動作を説明する。
雑音スペクトラムはベースバンドの周波数に比例してレ
ベルが大きくなるスペクトラムとなるため、BPF16
の出力には大きな帯域制限雑音が発生する。一方、受信
信号が徐々に増加した場合、FM復調における雑音抑圧
効果によってS/Nに比例してBPF16の雑音出力も
減少する。
はBPF16の出力を整流回路13及びLPF14によ
って平均レベルとした信号とスケルチ設定電圧とをコン
パレータ15で比較し、その比較結果であるコンパレー
タ出力信号に基づいてスイッチ6の開閉を制御する。こ
れにより、スケルチ回路220は復調出力のS/Nに応
じた音声増幅回路7の動作の停止、即ちスケルチ動作を
行うことができる。
20では、白色雑音と信号のみの場合にはS/Nに応じ
たスケルチ動作が期待できるが、CW(持続波)や変調
信号といった干渉雑音が存在する場合には、信号と干渉
雑音との識別ができないので、スケルチ動作を実行しな
い。これは、スケルチ回路220がスケルチ動作の動作
基準としてBPF16で発生する帯域制限雑音の有無を
用いているためである。
場合であってもスケルチ回路が動作しないので音声増幅
回路7によって受信音声が出力されることになる。デジ
タル変調では干渉雑音がCWであっても音声コーデック
5によって雑音に変換されることから耳障りな音を出力
するという欠点があった。
だけではなく干渉雑音が発生した場合でもスケルチ動作
が実行されるスケルチ回路を提供することにある。
め、本発明は、デジタル変調された搬送波を受信する無
線受信装置のスケルチ回路において、搬送波をベースバ
ンド信号に復調するベースバンド信号復調手段と、ベー
スバンド信号をデジタル信号にデジタル復調する手段
と、デジタル信号をアナログ信号に変調する手段と、ベ
ースバンド信号とアナログ信号の差分信号のレベルが予
め定められた閾値より大きい場合、無線受信装置の音声
出力を阻止する音声出力阻止手段とを含むことを特徴と
するスケルチ回路を提供する。
生する帯域制限雑音のレベルによりスケルチ動作を制御
しているのに対して、本発明によるスケルチ回路は再生
したデジタル信号とFM復調信号との誤差信号のレベル
によってスケルチを制御することを特徴とする。
との誤差信号をサンプリングした後に整流回路及びLP
Fにより誤差信号の平均電力を求め、この平均電力値を
用いて従来と同様にスケルチの制御を行う。再生したデ
ジタル信号を用いることにより、受信しようとするデジ
タル変調波形以外の白色雑音や干渉雑音が入力されても
大きな誤差信号が発生するため音声増幅回路を作動させ
ない。
100について図面を参照して説明する。図1は無線受
信装置100のブロック図であり、図2に示した従来構
成と同一部分には同一符号を付してある。
力する判定結果から予想されるもとのデジタル信号を再
生する。
FM復調した信号との誤差電圧を検出する。
出力を再生クロックでサンプリングする。
同様であり平均電力を検出するためのものである。
る。
合、4値判定回路4は原信号と全く同一のデジタル信号
を再生する。この場合、減算器11の出力は誤差信号を
含まないためLPF14の出力はゼロとなる。
値判定回路4が誤差信号を含んだデジタル信号を再生す
るため、4値再生回路10の出力にも誤りが発生し、減
算器11は誤った数に比例した誤差電圧を出力する。こ
の場合、LPF14の出力は誤りの数に比例した電圧が
得られる。S/Nが低下すれば誤りの数も増加するた
め、このLPF14の出力を用いてスケルチを制御すれ
ばS/Nに応じたスケルチ制御を行うことができる。
調回路2の出力はDCとなるため減算器11の片方の入
力はゼロとなる。一方、4値再生回路10の出力は4値
のデジ夕ル信号のいずれかしかとらないためゼロにはな
らない。このため、減算器11の出力には誤差信号が発
生する。CW以外でも4値のFSK以外の変調波の場合
はすべて誤差信号が発生するため、干渉雑音が入力した
場合でもLPF14の出力は低下しないためスケルチが
開くことはない。
デジタル信号とFM復調した信号との誤差電圧によりス
ケルチを制御することにより、CW等の干渉雑音が入力
した場合でも音声増幅回路の動作を阻止するという効果
を得ることができる。
したが、本発明はこれに限定されるものではなく、当業
者の通常の知識の範囲内でその変更や改良が可能である
ことは勿論である。
ブロック図である。
る。
Claims (5)
- 【請求項1】 デジタル変調された搬送波を受信する無
線受信装置のスケルチ回路において、搬送波をベースバ
ンド信号に復調するベースバンド信号復調手段と、前記
ベースバンド信号をデジタル信号にデジタル復調する手
段と、前記デジタル信号をアナログ信号に変調する手段
と、前記ベースバンド信号と前記アナログ信号の差分信
号のレベルが予め定められた閾値より大きい場合、前記
無線受信装置の音声出力を阻止する音声出力阻止手段と
を含むことを特徴とするスケルチ回路。 - 【請求項2】 請求項1記載のスケルチ回路において、
前記デジタル変調はFSK(frequency−sh
ift keying)変調であることを特徴とするス
ケルチ回路。 - 【請求項3】 請求項1及び2のいずれかに記載のスケ
ルチ回路において、前記ベースバンド信号復調手段はF
M復調を行うことを特徴とするスケルチ回路。 - 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載のスケ
ルチ回路において、前記無線受信装置は音声信号を増幅
する音声増幅回路を備え、前記音声出力阻止手段は前記
音声増幅回路への入力を阻止することにより音声出力を
阻止することを特徴とするスケルチ回路。 - 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかのスケルチ回
路を備えることを特徴とする無線受信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09162440A JP3107153B2 (ja) | 1997-06-19 | 1997-06-19 | スケルチ回路及び無線受信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09162440A JP3107153B2 (ja) | 1997-06-19 | 1997-06-19 | スケルチ回路及び無線受信装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1117565A JPH1117565A (ja) | 1999-01-22 |
JP3107153B2 true JP3107153B2 (ja) | 2000-11-06 |
Family
ID=15754661
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09162440A Expired - Lifetime JP3107153B2 (ja) | 1997-06-19 | 1997-06-19 | スケルチ回路及び無線受信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3107153B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4930285B2 (ja) * | 2007-08-29 | 2012-05-16 | アイコム株式会社 | 受信装置、スケルチレベル設定方法、プログラム |
JP5293849B2 (ja) * | 2012-02-16 | 2013-09-18 | アイコム株式会社 | 受信装置、スケルチレベル設定方法、プログラム |
-
1997
- 1997-06-19 JP JP09162440A patent/JP3107153B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1117565A (ja) | 1999-01-22 |
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