JP3107069U - シーラント筒体用シール部材 - Google Patents
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Abstract
【課題】シリコーン樹脂などによるガラス、サッシまわりなどの目地作業で、シーラント筒体のノズル口で生ずる液材固化問題を解消して、再使用を効率良く行えるようにするシール部材の提供。
【解決手段】防水剤、密封材などを填入したシーラント筒体の上端でノズル体を取付ける吐出口に対し、下方大径部内周に上記吐出口外周に設けた雄ネジと螺合する雌ネジを設けると共に、上方小径部外周にノズル体の底面内部と螺合止着させる雄ネジを設けた凸状嵌体を作成し、該凸状嵌体をシーラント筒体の使用後に吐出口とノズル体間に介在させるものとなす。このさい凸状嵌体の上方小径部内方に凹状の窩室8を形成したものとなしたり、凹状の窩室の中央箇所に対し、ノズル体のノズル孔内へ挿入可能となされる一定長の突起体10を立設させたりする。
【選択図】図1
【解決手段】防水剤、密封材などを填入したシーラント筒体の上端でノズル体を取付ける吐出口に対し、下方大径部内周に上記吐出口外周に設けた雄ネジと螺合する雌ネジを設けると共に、上方小径部外周にノズル体の底面内部と螺合止着させる雄ネジを設けた凸状嵌体を作成し、該凸状嵌体をシーラント筒体の使用後に吐出口とノズル体間に介在させるものとなす。このさい凸状嵌体の上方小径部内方に凹状の窩室8を形成したものとなしたり、凹状の窩室の中央箇所に対し、ノズル体のノズル孔内へ挿入可能となされる一定長の突起体10を立設させたりする。
【選択図】図1
Description
タイルやサッシなどの目地シールには図3Aに示す如く防水剤や密封材などのシーラントをカートリッジタイプの筒体内1へ封入し、これを図3Bに示す如く操作ガン2に装填し、レバー3操作でカートリッジ底部をスプリング4による弾圧操作で先端のノズル体5へ向け押圧しながら吐出させることが行われる。
本考案は係るシーラント筒体1の使用中に於けるトラブルを解消するためのシール部材に関する。
本考案は係るシーラント筒体1の使用中に於けるトラブルを解消するためのシール部材に関する。
上記シーラント筒体1の使用は市販製品となされている密封されたプラスチック製ノズル体5の先端口をカッターで適宜切断して行うのであり、作業中に全てを使い切るさいは、何らの問題を生じさせたりしないものの、使い切らないで筒体内に液材が残るような場合、一定日時の経過後に於ける使用では筒体内の液材中、ノズル体5の孔内液材は硬化状態となっていることから、ノズル体5をシーラント筒体1の上端部から取外すと共に、ノズル体5内で固化状態となった液材をその先端口から突刺棒を突っ込んで逆方向へ取り除いたのち、再び取付けて作業をすることが行われている。
このさい、ノズル体5のノズル口の切断径が小さい場合は、不使用時の固化状態は余り進行しないので、再度使用時にその下方のノズル口を切断しながら使用することも可能であるが、当初から切断口が小さいと全体的な作業性に劣るものとなる。
実開平6−81980号
このさい、ノズル体5のノズル口の切断径が小さい場合は、不使用時の固化状態は余り進行しないので、再度使用時にその下方のノズル口を切断しながら使用することも可能であるが、当初から切断口が小さいと全体的な作業性に劣るものとなる。
上記に於けるノズル本体内の液材固化を防止するには一般的に切断されたノズル口先端に筒状となしたキャップを取付け、乾燥防止が図れるようになすのであるが、完全なものとは言えず即ち一定日時経過後の再使用時ではノズル本体の固化物の取り除き作業が必要不可欠であり、且つ迅速に行い得るものとならない。
本考案は斯有る問題を解決せんとするものである。
本考案は斯有る問題を解決せんとするものである。
本考案は、防水剤、密封材などを填入したシーラント筒体の上端でノズル体を取付ける吐出口に対し、下方大径部内周に上記吐出口外周に設けた雄ネジと螺合する雌ネジを設けると共に、上方小径部外周にノズル体の底面内部と螺合止着させる雄ネジを設けた凸状嵌体を作成し、該凸状嵌体をシーラント筒体の使用後に吐出口とノズル体間に介在させるものとなす。このさい、凸状嵌体の上方小径部内方に凹状の窩室を形成したものとなし、該凹状の窩室の中央箇所に対し、ノズル体のノズル孔内へ挿入可能となされる一定長の突起体を立設させたりするのであり、この突起体は先細り円柱形状にするのが良い。更に窩室の上端面はラッパ状の開縁を形成し、且つ内底面は弧状に形成したものとなしたりする。
本考案では、上記の如き特殊構成の凸状嵌体を作成し、シーラント筒体の不使用時には筒体上端の吐出口とノズル本体間に対し、該特殊構成のシール部材を介在させたものとなしておくのであり、これによりノズル本体内に残留する液材の固化問題、及びこれに伴う再使用時に於けるノズル本体内の固化物除去に係る面倒な作業を簡略化したり、不要にしたりすることができ、迅速で効率の良い作業展開を図ることのできるものとなる。
図1は本考案に係るシーラント筒体用シール部材6の一部破断斜視図である。
図示の通り該シーラント筒体用シール部材6(以下、シール部材と略称)は、凸形状をなし下方大径部6aの内方を空室7に形成すると共に、その内周には雌ネジmが刻設されたものとなされている。ここに、該空室7の内径及び雌ネジmはシーラント筒体1の上端でノズル体5を取付けてなる吐出口1aの外径と同径で、且つ該吐出口1aに刻設された雄ネジnと螺合する関係となされる。
図示の通り該シーラント筒体用シール部材6(以下、シール部材と略称)は、凸形状をなし下方大径部6aの内方を空室7に形成すると共に、その内周には雌ネジmが刻設されたものとなされている。ここに、該空室7の内径及び雌ネジmはシーラント筒体1の上端でノズル体5を取付けてなる吐出口1aの外径と同径で、且つ該吐出口1aに刻設された雄ネジnと螺合する関係となされる。
一方、上方小径部6bはその内方に有底の窩室8を形成すると共に、外周にはノズル体5と螺合止着するための雄ネジ9を刻設したものとなしてある。10は窩室8の中央箇所に立設させた突起体であって、先細りの円柱形状をなしており、且つその高さhはノズル体5の高さHより小となる寸法となされる。
シール作業でシーラント筒体1内の液材を使い切らないで筒体内に残留するような場合、従来に於けるノズル体5のノズル孔5a先端にはキャップを嵌着させ、開放された先端口からの液材の乾燥固化防止を図るのであるが、長時間経過後の再使用ではノズル体5に於けるノズル孔5a内の液材固化は免れず、従ってノズル体5をシーラント筒体1の吐出口から取外し、ノズル体内の固化物をその先端開放口から針棒などを逆方向へ突っ込み、固化物をその下方から抜き出して清拭する作業が必要である。
図2は上記に於ける本考案に係るシール部材6の使用状態を説明するものであり、即ち本考案では不使用時はAに示す如く先ずシーラント筒体1の吐出口1aからノズル体5を取出し、次にBに示す如くその吐出口1aに対し本考案のシール部材6を螺合止着させるのであり、その完了後にはCに示す如くシール部材6の上方へノズル体5を螺合止着させるものとなす。このさい、ノズル体5のノズル孔5a内には使用中の液材Wが残留したものとなっているが、上記に於ける放置状態下ではDに示す如く、該ノズル孔5a内の液材Wは部分的にシール部材6の窩室9内へ垂れ下がる状態になる。
このさい、ノズル孔5a内で残留固化している液材は、シール部材6の中央箇所へ突出形成した突出体10をノズル5の上端からノズル孔5a内へ逆方向に挿入させることにより、容易にその排出除去を可能にするのである。
而して、再使用時にはノズル体5及びシール部材6を取外し、該取外したあとのシーラント筒体1の吐出口1a上へ、上記ノズル体5を螺合止着させて従来通り再使用するのである。
而して、再使用時にはノズル体5及びシール部材6を取外し、該取外したあとのシーラント筒体1の吐出口1a上へ、上記ノズル体5を螺合止着させて従来通り再使用するのである。
本考案では上記のことから明らかな通り、その不使用状態ではシーラント筒体1の吐出口1aに対し、シール部材6を直接に取付けたものとしてノズル体5と分離する。而して、この分離状態で放置するものとなすのであり、従来のノズル体5の先端口にキャップを取付けてシール状態にするのに比べ、筒体1の吐出口1aに於ける根元側箇所でシールすることから、より確実なシールを可能となすことができる。
なお、シール部材6の窩室8内へ流下して固化してなる液材がる場合この取出しは、その上方開放部がラッパ状に開縁して比較的大きなものとなされていることから、極めて容易に取り出せるものとなるのであり、このさい窩室8の底面部を椀状の凹みに形成したものになしてあると、その取出しがより容易になすことができる。
本考案のシール部材6はシーラント筒体1とノズル体5との間に介在させた状態で市販品となし、最初の使用状態ではこれを取外して使用できるものとなすことができる。これに対しシーラント筒体1へ従来通り直接的にノズル体5を取付けたものに対しシール部材6を付属させて販売することできるが、単にシール部材6のみを単品として製品販売するようになしても良い。
本考案のシール部材6に於いて、その小径部6bの雄ネジ9にはその数箇所に対し、外気をノズル孔5a内へ導き入れるための縦方向の溝11を穿設することができる。而して、これは不使用時即ちシール部材6上へノズル体5を止着状態になしたさい、ノズル孔5a内に於ける液材を外気に触れ易くしてその固化促進を図る上で著効を奏せしめるものとなる。
1 シーラント筒体
2 操作ガン
3 レバー
4 スプリング
5 ノズル体
6 シーラント筒体用シール部材
7 空室
8 窩室
10 突起体
11 縦溝
2 操作ガン
3 レバー
4 スプリング
5 ノズル体
6 シーラント筒体用シール部材
7 空室
8 窩室
10 突起体
11 縦溝
Claims (5)
- 防水剤、密封材などを填入したシーラント筒体の上端でノズル体を取付ける吐出口に対し、下方大径部内周に上記吐出口外周に設けた雄ネジと螺合する雌ネジを設けると共に、上方小径部外周にノズル体の底面内部と螺合止着させる雄ネジを設けた凸状嵌体を作成し、該凸状嵌体をシーラント筒体の使用後に吐出口とノズル体間に介在させるものとなすことを特徴とするシーラント筒体用シール部材。
- 凸状嵌体の上方小径部内方に凹状の窩室を形成したものとなしたことを特徴とする請求項1記載のシーラント筒体用シール部材。
- 凹状の窩室の中央箇所に対し、ノズル体のノズル孔内へ挿入可能となされる一定長の突起体を立設させたことを特徴とする請求項2記載のシーラント筒体用シール部材。
- 突起体は先細り円柱形状となしたことを特徴とする請求項2又は3記載のシーラント筒体用シール部材。
- 窩室の上端へラッパ状の開縁を形成し、また内底面は弧状に形成したものとなしたことを特徴とする請求項1,2,3又は4記載のシーラント筒体用シール部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004004723U JP3107069U (ja) | 2004-08-06 | 2004-08-06 | シーラント筒体用シール部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004004723U JP3107069U (ja) | 2004-08-06 | 2004-08-06 | シーラント筒体用シール部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3107069U true JP3107069U (ja) | 2005-01-27 |
Family
ID=43269803
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004004723U Expired - Lifetime JP3107069U (ja) | 2004-08-06 | 2004-08-06 | シーラント筒体用シール部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3107069U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108787360A (zh) * | 2017-05-03 | 2018-11-13 | 广东省有机硅工程技术研究开发中心 | 一种复合双层胶筒 |
-
2004
- 2004-08-06 JP JP2004004723U patent/JP3107069U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN108787360A (zh) * | 2017-05-03 | 2018-11-13 | 广东省有机硅工程技术研究开发中心 | 一种复合双层胶筒 |
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