JP3107056B2 - 樹脂封止型半導体装置の開封方法 - Google Patents

樹脂封止型半導体装置の開封方法

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JP3107056B2 JP10250126A JP25012698A JP3107056B2 JP 3107056 B2 JP3107056 B2 JP 3107056B2 JP 10250126 A JP10250126 A JP 10250126A JP 25012698 A JP25012698 A JP 25012698A JP 3107056 B2 JP3107056 B2 JP 3107056B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は樹脂材により封止さ
れた半導体チップを露出させる樹脂封止型半導体装置の
開封方法に関し、特に、多層配線を有する半導体チップ
の不具合箇所を解析するために、チップとリ−ドとの電
気的接続を維持した状態でチップを露出させることがで
きる樹脂封止型半導体装置の開封方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の故障箇所特定化技術の一つ
として、光の検出技術を応用した解析技術(発光解析技
術)がある。これは、チップの内部から発する不具合
光、例えば、酸化膜のピンホ−ル箇所、ゲ−ト電位の不
定による貫通電流発生箇所、ラッチアップ発生箇所、及
びジュ−ル熱が生じている配線ショ−ト箇所等から発す
る赤外光を検出し、その赤外光像をチップに形成された
配線パタ−ン像に重ね合わせることにより、容易に不具
合箇所を特定する技術である。この発光解析技術による
と、チップの配線形成面全体を1回観察するのみで、テ
スタ−による電気的な解析では特定することができない
リ−ク箇所及び発熱箇所を特定することができる。従っ
て、発光解析技術は、半導体装置において、極めて有効
な故障箇所特定化技術である。
【0003】しかし、近時、半導体装置の多層配線化が
進展しており、上層配線によって覆われる下層配線及び
素子領域が増大している。このような半導体装置におい
ては、下層配線に光を発する不具合箇所が存在しても、
その不具合箇所の上に上層配線が形成されていると、光
が遮られて、チップの配線形成面から観察するのみで
は、不具合光を検出することができない。従って、近時
の多層配線化に伴って、発光解析技術を利用することが
困難になっている。
【0004】そこで、他の故障箇所特定化技術として、
チップの裏面側(基板面側)から不具合箇所を特定する
技術が実用化されるようになっている。このチップ裏面
観察技術は、1.3乃至6μmの波長の赤外光がチップ
のSi基板を透過する性質を利用している。即ち、チッ
プ内部の不具合箇所から発する赤外光は、Si基板を透
過してチップ裏面から出射し、高感度カメラによって検
出される。また、チップ裏面から入射させた赤外光は、
Si基板を透過した後、チップの配線形成面における金
属配線に反射し、再度チップ裏面から出射されるので、
この出射された赤外光を検出して画像処理することによ
り、配線パタ−ン像が得られる。
【0005】従って、得られた配線パタ−ン像と、チッ
プ内部から発する不具合光の像を重ね合わせることによ
り、半導体装置の不具合箇所を特定することができる。
この裏面観察技術を利用することにより、多層配線を有
する半導体装置においても、容易に故障箇所を特定する
ことができる。
【0006】ところで、樹脂封止型半導体装置につい
て、上述の裏面観察技術により不良箇所を解析するため
には、チップを封止している樹脂材を開封して、チップ
の基板面(裏面)を露出させる必要がある。そこで、従
来の樹脂封止型半導体装置の開封方法について、以下に
説明する。
【0007】図8は樹脂封止型半導体装置に使用されて
いるリードフレームを示す図であり、図9は樹脂封止型
半導体装置を示す断面図である。図8に示すように、リ
ードフレーム19の中央部には、チップ21が固定され
るアイランド部20が設けられている。アイランド部2
0の周囲は、アイランド部20から離間した位置に、リ
ードフレーム19の一方の辺から対向する辺に向かって
延びる複数本のリード23が設けられるように切り抜か
れている。
【0008】また、図9に示すように、アイランド部2
0の上面には、銀ペースト等のマウント材(図示せず)
が塗布されており、このマウント材により、アイランド
部20の上面にチップ21の基板面21aが接着されて
いる。そして、チップ21の配線形成面側に形成された
電極22とリ−ドフレ−ム19のリ−ド23とがボンデ
ィングワイヤ24によって電気的に接続された後、各リ
ード23及びアイランド部20がリードフレーム19か
ら切り離されている。更に、アイランド部20、チップ
21、ボンディングワイヤ24及びリード23の一部が
樹脂材25によって封止されており、これにより、チッ
プ21がパッケ−ジされて、樹脂封止型半導体装置27
が構成されている。
【0009】図10は切削機のみを使用した従来の樹脂
封止型半導体装置の開封方法を示す斜視図であり、図1
1は樹脂封止型半導体装置の裏面側から樹脂材のみが除
去された状態を示す底面図である。図10に示すよう
に、樹脂封止型半導体装置27の裏面側を上方に向けて
配置し、切削機26の先端に取り付けられた切削刃29
を高い周波数で振動させた状態で、チップ21のサイズ
に合わせて走査させる。そうすると、図11に示すよう
に、樹脂材25が削り取られて、アイランド部20が露
出する。このアイランド部20はチップ21の基板面2
1aを完全に覆っているので、更に切削機を使用して、
アイランド部20を削り取ることにより、チップ21の
基板面21aを露出させる。なお、切削刃29は削り取
る材料の材質に応じて交換する。
【0010】このように、切削機のみを利用することに
よりチップ21の基板面21aを露出させることができ
るが、他に樹脂封止型半導体装置を開封する技術とし
て、薬剤等を使用する種々の方法が提案されている。
【0011】第1の従来例としては、樹脂封止型半導体
装置の裏面側の封止樹脂材及びリ−ド線等を研磨によっ
て取り除いた後、これを、混合比が1:1であるフッ化
水素と硝酸との混合溶液、及びフッ化水素酸中に順次浸
漬することにより半導体素子を溶解する方法が提案され
ている(特開昭62−242871号公報)。これによ
り、チップと封止樹脂材との接着界面において、樹脂材
側のクラックの有無等を評価することができる。
【0012】また、第2の従来例としては、樹脂封止型
半導体装置の裏面側の樹脂材をチップが露出するまで研
磨した後、露出したチップの基板面をフッ酸と硝酸との
混合液(フッ硝酸液)を使用してエッチングする方法が
開示されている(特開平3−229438号公報)。こ
のエッチング後に、チップを洗浄し、乾燥させることに
より、チップの電極とボンディングワイヤとの接続信頼
性を確認するための試料を作製することができる。
【0013】なお、薬剤等を使用して、樹脂封止型半導
体装置の上面側から封止樹脂材を除去する種々の方法も
公知である。例えば、第3の従来例として、封止樹脂材
とCu配線とを溶解する発煙硝酸とCu配線の溶解を抑
制する硫酸との混合液に樹脂封止型半導体装置を浸漬し
て、封止樹脂材のみを溶解除去する樹脂開封方法が提案
されている(特開平6−21130号公報)。
【0014】更に、第4の従来例として、エポキシ樹脂
からなる樹脂材によって封止された樹脂封止型半導体装
置の全体をシリコンテ−プで覆った後、除去が必要とさ
れる樹脂材上に貼付されたシリコンテ−プを除去し、ヒ
ーターにより加熱しながら発煙硝酸を滴下することによ
り、チップ上の樹脂材を部分的に除去する開封技術も公
知である(特開平6−61286号公報)。
【0015】更にまた、第5の従来例として、予め、樹
脂封止型半導体装置の裏面側における樹脂材を除去して
アイランド部を露出させた後に、この樹脂材開口部に差
し込んだ加熱機能付き加圧棒によってチップを加熱した
状態で、半導体装置の上面側から発煙硝酸によって樹脂
材を除去する技術が開示されている(特開平8−222
592号公報)。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来の開封方法を使用して、裏面観察技術により不良箇
所の解析を実施すると、以下に示す問題点が発生する。
【0017】先ず、切削機のみを使用して開封する方法
によると、高い周波数で振動させた切削刃29を樹脂材
25及びアイランド部20等に接触させて、樹脂材25
及びアイランド部20を削り取るので、削り取る深さを
厳密に設定する必要がある。特に、樹脂封止型半導体装
置27の裏面側から樹脂材25を除去した後に、露出し
たアイランド部20を除去する場合には、正確に深さを
設定してアイランド部20を除去しないと、金属除去用
の切削刃29でチップの基板面21aを削ってしまい、
チップの基板面21aにダメ−ジを与えることになる。
【0018】また、第1の従来例及び第2の従来例は、
研磨及び薬品の使用によってチップとリ−ドとを溶解し
た後、樹脂クラックの有無又はボンディングワイヤ−の
接続等を評価するものであるので、チップとリ−ドの電
気的接続は維持されていない。
【0019】更に、第3の従来例及び第4の従来例にお
いては、Cu配線の溶解を抑制し、封止樹脂のみを溶解
除去するもの又は封止樹脂材を部分的に除去するもので
あり、半導体装置の裏面側から封止樹脂材を除去した後
に、アイランド部を除去する方法及びチップの基板面を
露出させる方法は開示されていない。同様に、第5の従
来例によっても、半導体装置の裏面から封止樹脂材を除
去することはできるが、この封止樹脂材を除去する具体
的な方法、アイランド部を除去する方法及びチップの基
板面を露出させる方法は開示されていない。
【0020】即ち、裏面観察技術により不良箇所の解析
をするためには、チップ及びリ−ドを破損させることな
く、チップとリ−ドの電気的接続を維持した状態で、パ
ッケ−ジ化されたチップの基板面を露出させる必要があ
る。また、露出した基板面(Si面)に疵が存在する
と、赤外光が基板面の疵に乱反射して、正確に光を検出
することができなくなるので、チップの基板面は鏡面に
加工する必要がある。従って、上述したいずれの従来の
技術を使用しても、裏面観察技術により不良箇所の解析
をすることは困難である。
【0021】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、チップ及びリ−ドを破損させることなく、
チップとリ−ドとの電気的接続を維持した状態でチップ
を露出させることができ、これによりチップの不良箇所
を正確に解析することができる樹脂封止型半導体装置の
開封方法を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明に係る樹脂封止型
半導体装置の開封方法は、配線形成面と基板面とを有す
る半導体チップと、前記半導体チップが載置されるアイ
ランド部と、前記半導体チップの基板面と前記アイラン
ド部とを接着するマウント材と、前記半導体チップの配
線に接続されたボンディングワイヤと、前記ボンディン
グワイヤに接続されたリードと、前記半導体チップ、ア
イランド部、マウント材及びボンディングワイヤを保護
する第1の封止樹脂材とを有する樹脂封止型半導体装置
の開封方法において、前記アイランド部に接触する領域
における第1の封止樹脂材を選択的に除去する工程と、
前記第1の封止樹脂材を除去する工程により露出した前
記アイランド部を塩酸と発煙硝酸との第1の混合液及び
リン酸と硝酸と氷酢酸との混酸からなる群から選択され
た少なくとも1種の薬液により除去する工程と、前記ア
イランド部を除去する工程により露出した前記マウント
材を発煙硝酸により除去する工程と、前記マウント材を
除去する工程により露出した前記半導体チップの基板面
を研磨する工程と、を有することを特徴とする。
【0023】このアイランド部に接触する領域における
第1の封止樹脂材を選択的に除去する工程は、前記第1
の封止樹脂材を選択的に切削除去する工程又は前記第1
の封止樹脂材を発煙硝酸により選択的にエッチング除去
する工程であるものとすることができる。
【0024】前記第1の混合液は塩酸と発煙硝酸との混
合比が1:1である室温混合液であることが好ましい。
但し、第1の混合液については、塩酸と発煙硝酸との混
合比は厳密に1:1である必要はなく、実質的に1:1
であればよい。
【0025】また、樹脂封止型半導体装置が、前記半導
体チップの基板面と前記マウント材との間にAu膜を有
する場合に、前記マウント材を除去する工程と前記半導
体チップの基板面を研磨する工程との間に、前記Au膜
を塩酸と発煙硝酸との第2の混合液により除去する工程
を有することが好ましい。このとき、前記第2の混合液
は塩酸と発煙硝酸との混合比が3:1である室温混合液
であることが望ましい。但し、第2の混合液について
は、塩酸と発煙硝酸との混合比は厳密に3:1である必
要はなく、実質的に3:1であればよい。
【0026】本発明に係る樹脂封止型半導体装置の開封
方法は、前記半導体チップの基板面を研磨する工程の後
に、前記研磨された基板面上に前記基板面と前記第1の
封止樹脂とに固着される第2の封止樹脂材を埋設する工
程と、前記半導体チップの配線形成面に接触する領域に
おける第1の封止樹脂材を選択的に除去する工程とを有
していてもよい。この場合に、前記配線形成面に接触す
る領域における第1の封止樹脂材を選択的に除去する工
程は、前記第1の封止樹脂材を発煙硝酸により選択的に
エッチング除去する工程とすることができる。
【0027】本発明においては、所定の領域における第
1の封止樹脂材を選択的に除去した後に、適切に薬品を
選択して、アイランド部及びマウント材を除去している
ので、エッチングが不要な領域に損傷を与えることな
く、半導体チップとリードとの電気的接続を保持した状
態で樹脂封止型半導体装置を開封した後に、半導体チッ
プの基板面を良好な状態で研磨することができる。従っ
て、例えば、多層配線を有する半導体チップが搭載され
た樹脂封止型半導体装置に対しても、半導体チップの基
板面側から容易に不具合箇所を解析することができる。
【0028】また、一旦開封した領域に第2樹脂を埋設
した後に、半導体チップの配線形成面に接触する領域に
おける第1の封止樹脂材を選択的に除去すると、半導体
チップの配線形成面側からも不良箇所の解析を実行する
ことができるので、より一層正確な解析結果を得ること
ができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例に係る樹脂
封止型半導体装置の開封方法について、添付の図面を参
照して具体的に説明する。図1は本発明の第1の実施例
に係る樹脂封止型半導体装置の開封方法を示すフローチ
ャートであり、図2(a)乃至図2(f)及び図3
(a)乃至図3(c)は、本発明の第1の実施例に係る
樹脂封止型半導体装置の開封方法を工程順に示す断面図
である。
【0030】図2(a)に示すように、アイランド部1
1のチップ接着面上には、銀ペースト等からなるマウン
ト材12が塗布されており、このマウント材12によ
り、アイランド部11のチップ接着面上にチップ14の
基板面(裏面)が接着されている。なお、チップ14の
基板面側には、基板を保護するAu膜13が形成されて
いる。また、チップ14の配線形成面側に形成された電
極(図示せず)とリ−ド15とはボンディングワイヤ1
0によって電気的に接続されている。更に、アイランド
部11、チップ14、ボンディングワイヤ10及びリー
ド15の一部が樹脂材1によって封止されており、これ
により、チップ14がパッケ−ジされて、樹脂封止型半
導体装置4が構成されている。
【0031】先ず、図4に示すように、樹脂封止型半導
体装置4の全体をテフロンテ−プ2により隙間無く被覆
した後、テフロンテープ2の一部を切り抜き、樹脂材1
の除去予定領域1aを露出させる。次に、図2(b)に
示すように、テフロンテープ2により被覆された樹脂封
止型半導体装置4を55℃の発煙硝酸の中に浸漬するこ
とにより、樹脂材1の除去予定領域1aをエッチング除
去する(ステップ31)。これにより、樹脂材1が除去
された開口部1bを介してアイランド部11が露出す
る。アイランド部11が露出した後に、サンプルを発煙
硝酸から取り出す。
【0032】なお、樹脂材1の除去予定領域1aを除去
する方法としては、ミニドリルを使用してもよい。図5
はミニドリルを使用した樹脂材の除去方法を示す斜視図
である。図5に示すように、ミニドリル3の先端に設け
られた回転刃3aを樹脂材1の除去予定領域1aに沿っ
て当接させることにより、除去予定領域1aを削り取る
ことができる。ミニドリル3を使用して樹脂材1を切削
して、回転刃3aがアイランド部11に到達すると、ミ
ニドリル3の回転刃3aを樹脂封止型半導体装置4から
離間させればよい。このようにすると、回転刃3aがア
イランド部11に到達して、アイランド部11を削った
場合であっても、回転刃3aはチップ14に到達しない
ので、チップ14を破壊することはない。従って、本実
施例においては、ミニドリルを使用して樹脂材を切削し
ても、切削する樹脂材の深さを厳密に調整する必要はな
い。ミニドリル3を使用して樹脂材を切削し、アイラン
ド部11を露出させた後、図4と同様にして、切削によ
り設けられた開口部1bを除く全体の領域をテフロンテ
−プ2により被覆する。
【0033】次いで、図2(c)に示すように、アイラ
ンド部11を露出させたサンプルを、混合比が1:1で
ある塩酸と発煙硝酸との室温混合液に浸漬することによ
り、アイランド部11を除去する(ステップ32)。ア
イランド部11は主として42アロイ合金又はCuから
なり、これらの金属は混合比が1:1である塩酸と発煙
硝酸との室温混合液に対する溶解性が高く、封止樹脂材
1は塩酸と発煙硝酸との室温混合液ではエッチングされ
ないので、このステップ32により、アイランド部11
のみを選択的に除去することができる。このようにし
て、マウント材12が付着したチップ14の基板面を露
出させた後、サンプルを混合液から取り出す。
【0034】なお、アイランド部11を除去する薬品と
しては、60℃のリン酸と硝酸と氷酢酸との混酸(PH
C)を使用することもできる。PHCを使用した場合で
あっても、樹脂材1を溶解しないので、アイランド部1
1を選択的にエッチング除去することができる。但し、
塩酸と発煙硝酸との室温混合液を使用すると、加熱する
必要がなく、容易に準備することができる。
【0035】その後、図2(d)に示すように、チップ
14の基板面に接着されたマウント材12が露出したサ
ンプルを室温の発煙硝酸に浸漬することにより、マウン
ト材12を除去する(ステップ33)。銀ペ−スト等か
らなるマウント材12は、室温の発煙硝酸に対する溶解
性が高く、室温の発煙硝酸による樹脂材1のエッチング
速度は、マウント材12の除去速度よりも著しく遅いの
で、樹脂材1に損傷を与えることなく、マウント材12
のみを選択的に除去することができる。このようにし
て、チップ14の基板面に形成されたAu膜13を露出
させた後、サンプルを発煙硝酸から取り出す。
【0036】その後、図2(e)に示すように、Au膜
13が露出したサンプルを混合比が3:1である塩酸と
発煙硝酸との室温混合液に浸漬することにより、Au膜
13を除去する(ステップ34)。Au膜13は混合比
が3:1である塩酸と発煙硝酸との室温混合液に対する
溶解性が高く、樹脂材1は室温混合液ではエッチングさ
れないので、このステップ34により、Au膜13のみ
を選択的に除去することができる。このようにして、チ
ップ14の基板面14aを露出させた後、サンプルを混
合液から取り出す。なお、チップ14の基板面側にAu
膜13が形成されていない場合には、ステップ34を省
略することができる。
【0037】ステップ34により露出したチップ14の
基板面14aは、半導体装置の製造工程中にウェハ−状
態において生じた疵が存在している。そこで、図2
(f)に示すように、基板面14aを鏡面研磨する(ス
テップ35)。図6はチップの基板面を鏡面研磨する方
法を示す斜視図である。図6に示すように、露出したチ
ップの基板面14aを上方に向けて樹脂封止型半導体装
置4を配置し、先端にバフシート9を挟持させたスティ
ック8を使用して、バフシ−ト9に研磨剤を付着させ
て、基板面14aを摩擦することにより、チップ14の
基板面14aを研磨することができる。
【0038】なお、スティック8の代わりに、ミニドリ
ルの回転刃にバフシートを取り付けたものを使用して
も、同様に、チップ14の基板面14aを研磨すること
ができる。スティック8に挟持されたバフシート9又は
ミニドリルのバフ面でチップの基板面14aを摩擦して
も、チップ14の破損及びワイヤ10の断線が発生する
ことはない。研磨の手順としては、先ず、0.5μmサ
イズの研磨剤で荒研磨を実施し、順次、使用する研磨材
のサイズを細かくして、最後に0.05μmサイズの研
磨材を使用して仕上げ研磨を実施することにより、チッ
プ14の基板面14aを鏡面研磨することができる。
【0039】その後、サンプルを被覆しているテフロン
テ−プ2を剥離する。テフロンテ−プ2は隙間無くサン
プル表面に貼付されているので、テ−プ2とサンプルと
の間には薬品は入っていない。従って、テ−プ2に覆わ
れていた領域には、薬品による損傷は生じていない。こ
のようにして、チップ14及びリ−ド15を破損させる
ことなく、チップ14とリ−ド15との電気的接続を維
持した状態でチップ14の基板面14aを露出させて、
鏡面研磨することができる。
【0040】その後、裏面観察技術により、チップの不
具合箇所を解析する。即ち、リ−ド15からチップ14
にバイアスを印加した状態で、チップの基板面14a側
から発光を観察し、不具合箇所を特定する。なお、裏面
観察技術により不具合箇所を特定した後、チップ14の
配線形成面側からチップ14の不具合箇所を観察し、そ
の症状を確認すると、チップ14の不具合箇所の特定及
び解析をより一層正確に行うことができる。
【0041】先ず、図3(a)及び図3(b)に示すよ
うに、裏面観察技術によるチップの不具合箇所の特定が
終了したサンプルについて、樹脂材1の開口部1bを新
たな樹脂材16で埋設する(ステップ36)。埋設され
た樹脂材16は、加熱等の処理によって、開口部1bの
側壁面及びチップ14の基板面14aに密着した状態で
固着させる。次に、サンプル全体をテフロンテ−プ(図
示せず)により隙間なく被覆した後、テフロンテープの
一部を切り抜き、チップ14の配線形成面14b上にお
ける樹脂材の除去予定領域1cを露出させる。
【0042】その後、図3(c)に示すように、サンプ
ルを55℃の発煙硝酸の中に浸漬することにより、樹脂
材1の除去予定領域1cをエッチング除去する(ステッ
プ37)これにより、樹脂材1が除去された開口部1d
を介してチップ14の配線形成面14bが露出する。こ
のとき、チップ14はステップ36において埋設された
樹脂材16に密着して固定されているので、チップ14
は樹脂材1及び16から剥がれることがなく、チップ1
4とリード15との電気的接続を保持することができ
る。その後、チップ14の配線形成面14b側から、不
具合箇所を解析する。
【0043】図7は本発明の第2の実施例に係る樹脂封
止型半導体装置の開封方法を示す斜視図である。第1の
実施例においては、エッチングが不要な領域をテフロン
テープで保護して、サンプルを薬品に浸漬したが、図7
に示す薬品噴出器を使用しても、樹脂封止型半導体装置
を容易に開封することができる。
【0044】図7に示すように、薬品容器(図示せず)
の先端には薬品噴出ノズル7が設けられており、薬品容
器は端部閉塞型の円筒容器6内に配置されている。円筒
容器6の閉塞端面には、薬品噴出ノズル7から延出した
位置に薬品噴出口6aが設けられている。また、円筒容
器6の閉塞端面上には、開口部5aを有するゴムパッキ
ン5が載置されるようになっており、ゴムパッキン5の
上には樹脂封止型半導体装置4が載置される。
【0045】このように構成された薬品噴出器を使用し
て樹脂封止型半導体装置を開封する場合には、樹脂の除
去予定領域を下方に向けた樹脂封止型半導体装置4と薬
品噴出口6aとの間にゴムパッキン5を挟み、ゴムパッ
キン5と円筒容器6及び樹脂封止型半導体装置4との接
触面に隙間が発生しないように、樹脂封止型半導体装置
4及びゴムパッキン5を円筒容器6に固定する。なお、
ゴムパッキン5の開口部5aの大きさは、樹脂封止型半
導体装置4の内部に封止されたチップのサイズに応じ
て、最適なサイズを選択すればよく、開口部5aが樹脂
の除去予定領域に整合するように、ゴムパッキン5と樹
脂封止型半導体装置4との位置を調整する。従って、薬
品噴出ノズル7から、薬品噴出口6a及びゴムパッキン
5の開口部5aを介して、樹脂封止型半導体装置4の除
去予定領域に薬品を吹き付けることができる。
【0046】次に、本発明の第2の実施例に係る樹脂封
止型半導体装置の開封方法を図1乃至図3を参照して説
明する。先ず、薬品容器に55℃の発煙硝酸を充填し、
樹脂封止型半導体装置4の除去予定領域1aに55℃の
発煙硝酸を吹き付けることにより、樹脂材1の除去予定
領域1aをエッチング除去して、アイランド部11を露
出させる(ステップ31)。次に、薬品容器内の薬品を
混合比が1:1である塩酸と発煙硝酸との室温混合液に
詰め替えて、ノズル7からアイランド部11に塩酸と発
煙硝酸との室温混合液を吹き付けることにより、アイラ
ンド部11を除去する(ステップ32)。
【0047】次いで、薬品容器内の薬品を室温の発煙硝
酸に詰め替えて、ノズル7からマウント材12に発煙硝
酸を吹き付けることにより、マウント材12を除去する
(ステップ33)。このとき、発煙硝酸の温度は必ずし
も室温に設定する必要はなく、状況に応じて、例えばス
テップ31において使用した55℃の発煙硝酸を使用し
てもよい。この場合には、発煙硝酸の噴出時間を短くす
ることにより、室温の発煙硝酸を使用した場合と同様
に、マウント材12のみを選択的に除去することができ
る。
【0048】その後、薬品容器内の薬品を混合比が3:
1である塩酸と発煙硝酸との室温混合液に詰め替えて、
ノズル7からチップ14の基板面上に形成されたAu膜
13に塩酸と発煙硝酸との室温混合液を吹きつけること
により、Au膜13を除去する(ステップ34)。ここ
までのエッチング除去工程においては、ゴムパッキン5
により薬品が外部に漏れ出すことを防止することができ
るので、薬品によってリ−ド15等を破損させることは
ない。
【0049】このようにして、チップ14の基板面14
aを露出させた後、第1の実施例と同様の方法でチップ
の基板面14aを研磨剤を使用して鏡面研磨する(ステ
ップ35)。研磨剤を使用して鏡面研磨する場合に、リ
−ド15をテフロンテ−プ等で保護する必要はない。研
磨加工後に、水又は有機溶剤によってサンプルを洗浄す
ることにより、リ−ド15等に付着した研磨剤を取り除
くことができる。
【0050】その後、チップの基板面14aが鏡面研磨
されたサンプルに対して、裏面観察技術により発光観察
を実施して、不具合箇所を特定する。その後、樹脂材1
の開口部1bを新たな樹脂材16で埋設し、埋設された
樹脂材16を加熱処理等によりチップ14の基板面14
aに固着させる(ステップ36)。
【0051】その後、チップの配線形成面14b上にお
ける樹脂材1の除去予定領域1cを下方に向け、これを
ゴムパッキン5の開口部5aに当接させた状態で、樹脂
封止型半導体装置4を円筒容器6に固定する。このとき
のゴムパッキン5の開口部5aの大きさは、チップ14
のサイズに応じて選択すればよい。その後、薬品噴出ノ
ズル7から、薬品噴出口6a及びゴムパッキン5の開口
部5aを介して、樹脂材1の除去予定領域1cに55℃
の発煙硝酸を吹き付けることにより、樹脂材1の除去予
定領域1cをエッチング除去することができる。これに
より、チップ14の配線形成面14bが露出する。な
お、チップ14は樹脂材16に密着して固定されている
ので、第1の実施例と同様に、チップ14は樹脂材1及
び16から剥がれることがなく、チップ14とリード1
5との電気的接続を保持することができる。
【0052】このように、第1及び第2の実施例による
と、所定の領域の樹脂材を除去した後、アイランド部及
びマウント材等をエッチング除去する際に、エッチング
に使用する薬品を適切に選択しているので、エッチング
が不要な領域に損傷を与えることなく、チップとリード
との電気的接続を保持した状態で容易にチップを露出さ
せることができ、これにより、チップの不良箇所を正確
に解析することができる。
【0053】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
アイランド部及びマウント材を除去するために使用する
薬品を適切に選択しているので、エッチングが不要な領
域に損傷を与えることなく、半導体チップとリードとの
電気的接続を保持した状態で樹脂封止型半導体装置を開
封して、半導体チップを良好な状態で露出させることが
できる。従って、多層配線を有する半導体チップが搭載
された樹脂封止型半導体装置に対しても、半導体チップ
の基板面側から下層配線等の不具合箇所を容易に解析す
ることができ、多層配線の増加に伴って困難となってい
る故障解析を容易に実現することができると共に、故障
解析に要する時間を著しく短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る樹脂封止型半導体
装置の開封方法を示すフローチャートである。
【図2】(a)乃至(f)は本発明の第1の実施例に係
る樹脂封止型半導体装置の開封方法を工程順に示す断面
図である。
【図3】(a)乃至(c)は本発明の第1の実施例に係
る樹脂封止型半導体装置の開封方法を工程順に示す断面
図である。
【図4】テフロンテープにより被覆された樹脂封止型半
導体装置を示す底面図である。
【図5】ミニドリルを使用した樹脂材の除去方法を示す
斜視図である。
【図6】チップの基板面を鏡面研磨する方法を示す斜視
図である。
【図7】本発明の第2の実施例に係る樹脂封止型半導体
装置の開封方法を示す斜視図である。
【図8】樹脂封止型半導体装置に使用されているリード
フレームを示す図である。
【図9】樹脂封止型半導体装置を示す断面図である。
【図10】切削機のみを使用した従来の樹脂封止型半導
体装置の開封方法を示す斜視図である。
【図11】樹脂封止型半導体装置の裏面側から樹脂材の
みが除去された状態を示す底面図である。
【符号の説明】
1,16,25;樹脂材 1a,1c;除去予定領域 1b,1d,5a;開口部 2;テフロンテープ 3;ミニドリル 3a;回転刃 4,27;樹脂封止型半導体装置 5;ゴムパッキン 6;円筒容器 6a;薬品噴出口 7;薬品噴出ノズル 8;スティック 9;バフシート 10,24;ボンディングワイヤ 11,20;アイランド部 12;マウント材 13;Au膜 14,21;チップ 14a,21a;基板面 14b;配線形成面 15,23;リード 19;リードフレーム 22;電極 26;切削機 29;切削刃

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配線形成面と基板面とを有する半導体チ
    ップと、前記半導体チップが載置されるアイランド部
    と、前記半導体チップの基板面と前記アイランド部とを
    接着するマウント材と、前記半導体チップの配線に接続
    されたボンディングワイヤと、前記ボンディングワイヤ
    に接続されたリードと、前記半導体チップ、アイランド
    部、マウント材及びボンディングワイヤを保護する第1
    の封止樹脂材とを有する樹脂封止型半導体装置の開封方
    法において、前記アイランド部に接触する領域における
    第1の封止樹脂材を選択的に除去する工程と、前記第1
    の封止樹脂材を除去する工程により露出した前記アイラ
    ンド部を塩酸と発煙硝酸との第1の混合液及びリン酸と
    硝酸と氷酢酸との混酸からなる群から選択された少なく
    とも1種の薬液により除去する工程と、前記アイランド
    部を除去する工程により露出した前記マウント材を発煙
    硝酸により除去する工程と、前記マウント材を除去する
    工程により露出した前記半導体チップの基板面を研磨す
    る工程と、を有することを特徴とする樹脂封止型半導体
    装置の開封方法。
  2. 【請求項2】 前記アイランド部に接触する領域におけ
    る第1の封止樹脂材を選択的に除去する工程は、前記第
    1の封止樹脂材を選択的に切削除去する工程であること
    を特徴とする請求項1に記載の樹脂封止型半導体装置の
    開封方法。
  3. 【請求項3】 前記アイランド部に接触する領域におけ
    る第1の封止樹脂材を選択的に除去する工程は、前記第
    1の封止樹脂材を発煙硝酸により選択的にエッチング除
    去する工程であることを特徴とする請求項1に記載の樹
    脂封止型半導体装置の開封方法。
  4. 【請求項4】 前記第1の混合液は塩酸と発煙硝酸との
    混合比が1:1である室温混合液であることを特徴とす
    る請求項1乃至3のいずれか1項に記載の樹脂封止型半
    導体装置の開封方法。
  5. 【請求項5】 前記半導体チップの基板面を研磨する工
    程は、0.05乃至0.5μmのサイズの研磨剤により
    研磨する工程であることを特徴とする請求項1乃至4の
    いずれか1項に記載の樹脂封止型半導体装置の開封方
    法。
  6. 【請求項6】 前記樹脂封止型半導体装置は、前記半導
    体チップの基板面と前記マウント材との間にAu膜を有
    し、前記マウント材を除去する工程と前記半導体チップ
    の基板面を研磨する工程との間に、前記Au膜を塩酸と
    発煙硝酸との第2の混合液により除去する工程を有する
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載
    の樹脂封止型半導体装置の開封方法。
  7. 【請求項7】 前記第2の混合液は塩酸と発煙硝酸との
    混合比が3:1である室温混合液であることを特徴とす
    る請求項6に記載の樹脂封止型半導体装置の開封方法。
  8. 【請求項8】 前記半導体チップの基板面を研磨する工
    程の後に、前記研磨された基板面上に前記基板面と前記
    第1の封止樹脂とに固着される第2の封止樹脂材を埋設
    する工程と、前記半導体チップの配線形成面に接触する
    領域における第1の封止樹脂材を選択的に除去する工程
    とを有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか
    1項に記載の樹脂封止型半導体装置の開封方法。
  9. 【請求項9】 前記配線形成面に接触する領域における
    第1の封止樹脂材を選択的に除去する工程は、前記第1
    の封止樹脂材を発煙硝酸により選択的にエッチング除去
    する工程であることを特徴とする請求項8に記載の樹脂
    封止型半導体装置の開封方法。
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