JP3107053U - 収納ラック - Google Patents

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茂夫 ▲高▼原
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株式会社タカハラ
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Abstract

【課題】 配線接続作業を容易にし、また配線接続後の配線を整理して収納することが可能なAV機器の収納ラックを提供することを目的とする。
【解決手段】 収納部1,2を複数段、積み重ねた収納ラック本体と、該収納ラック本体の最下段の収納部の下に取り付けられた引き出し5と、該収納ラック本体の下に取り付けられた収納ラック移動用の回動輪4とを有するAV機器の収納ラックによる。
【選択図】 図3

Description

本考案は、AV機器(オーディオ機器やビディオ機器)を収納する収納ラックに関する。
AV機器は、電源装置、DVD装置、CD装置、画像装置、スピーカーなどの複数のコンポーネントから成り立っており、各コンポーネント間を所定の適正な配線接続をし、電源を供給することにより動作させることができる。
一般に、スペースの有効利用を図るため、これらのAV機器のいくつかは複数段に分かれたボックスを備える収納ラックにコンパクトに収納されている。
ところで、各装置の配線接続端子は装置の裏側に設けられているので、装置の裏側に回って配線接続する必要があり、一般に面倒で煩雑な作業が要求される。また配線接続が無事に終わっても、収納ラックからはみ出した配線が入り乱れた状態になって見苦しいという問題がある。さらに収納ラックの裏側では埃が溜まり易いにもかかわらず、埃を取り除き難いので、衛生上や安全上も問題である。
本考案はかかる点に鑑みて創作されたものであり、配線接続作業を容易にし、また配線接続後の配線を整理して収納することが可能なAV機器の収納ラックを提供することを目的とする。
本願考案のAV機器の収納ラックは、収納部を複数段、積み重ねた収納ラック本体と、該収納ラック本体の最下段の収納部の下に取り付けられた引き出しと、該収納ラック本体の下に取り付けられた収納ラック移動用の回動輪とを有することを特徴とする。
また、前記AV機器の収納ラックにおいて、収納ラック本体の各収納部のほぼ中央後方に、AV機器の配線や電源線を通す配線通し孔が形成されていることを特徴とする。
さらに、前記各収納部に形成された配線通し孔は平面上、同じ位置に形成されていることを特徴とする。
また、前記各収納部に形成された配線通し孔は、複数個であることを特徴とする。
以上のように、本願考案によれば、収納ラックに移動用の回動輪を備えているので、収納ラックを動かしたり、その向きを簡単に変えたりすることができる。このためAV機器の裏側に設けられた配線端子群に対して行う配線接続作業も容易に行うことができる。また、各ボックスの後方中央に形成された配線通し穴を通して装置間の配線が行われるので、配線が収納ラックの外に出てしまうこともない。さらに、配線の長さが長すぎたときの余分の配線は、収納ラックの引き出しの中に収納することができる。また、各装置の電源線を集めたタップを引出しの中に収納することができる。このように、本願の収納ラックから外に現れるのは、タップから出て行く一本の主電源線やスピーカー接続用配線など、最低限の配線に限られるので、非常にコンパクトな収納が可能となる。
以下に、本考案の実施の形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本考案の実施形態に係る収納ラックの正面斜視図であり、図2は、背面斜視図である。また、図3は本考案の実施形態に係る収納ラックの引出しを後方へ引出した状態を示す背面斜視図である。
また図4は正面図、図5は背面図、図6は平面図、図7は底面図、図8は左側面図である。
さらに、図9は図4の正面図におけるA−A線から見た断面図であり、図10は図7の底面図におけるB−B線から見た断面図である。
図において、1は上側のAV機器収納部であり、一枚の鉄板を折り曲げて形成される。1aは上側のAV機器収納部の後方に形成された配線通し穴である。また、2も同様に、一枚の板を折り曲げて形成された下側のAV機器収納部であり、その後方には、配線通し穴2aが形成されている。上側のAV機器収納部1は下側のAV機器収納部2に溶接により固着しているが、ネジ止めでもよい。
AV機器収納部2の下には基台3が設けられており、下側のAV機器収納部2と基台3は溶接接続されている。基台3にも同様の配線通し穴3aが形成されている。なお、上側のAV機器収納部1の配線通し穴1a、下側のAV機器収納部2の配線通し穴2a、基台3の配線通し穴3aは、平面上、同じ位置に形成されている。
4は収納ラック移動用のキャスタであり、凸形状のキャスタ取り付け部4aを介して基台3の下に四隅に取り付けられている(図10参照)。また基台3の下には引出し支持部5aによって支持された引出し5が設けられている。図3に示すように、引き出し5は床に当たらないようになっており、後方へ引出し自在となっている。凸形状のキャスタ取り付け部4aや引出し支持部5aも基台3に溶接により固着しているが、ネジ止めであってもよい。
次に、図11を参照しながら、本考案の実施形態に係る収納ラックを使用方法について説明する。
まず、収納ラックの上側のAV機器収納部1、下側のAV機器収納部2のそれぞれに所定のAV機器7,8を収納する。また、上側のAV機器収納部2の上にテレビなどの画像表示装置6を置く。
次いで、上側のAV機器収納部の配線通し穴1a、下側のAV機器収納部2の配線通し穴2a、基台3の配線通し穴3aを利用して、画像表示装置6や各AV機器7,8の接続端子を配線で接続する。同様に、各装置の電源線を配線通し孔1a、2a、3aを利用して、引出しの中に置いたコンセントのタップ9に接続する。そして、タップ9の電源線10を壁のコンセント(不図示)に接続する。さらに、画像表示装置6のアンテナ線11を配線通し孔を利用して壁の接続端子(不図示)につなぐ。同様に、各スピーカーへの配線12a、12bを左右のスピーカー(不図示)に接続する。
以上、説明したように、本考案の実施形態に係る収納ラックによれば、各AV機器7,8をAV機器収納部1,2に収納するとともに、配線通し孔1a、2a、3aや引出し5を利用することによって、配線作業が容易になる。またコンセントのタップ10や配線の一部を引出し5の中に収納することにより、余分な配線や電源線が収納ラックからはみ出ることを防止することができる。これにより、清掃も簡単になって衛生上の問題を解決することができるとともに、ショートなどを防止して安全上の問題も解決することができる。
なお、実施の形態では、AV機器収納部1、2の2段構成の場合を示したが、1段でも3段構成以上であってもよい。
また、実施の形態では、各AV機器収納部1、2や基台3にそれぞれ1個の配線通し孔1a、2a、3aを設けたが、複数個、設けてもよい。たとえば、配線通し孔を2個設け(右の孔、左の孔)、右の孔には上に向かって進む信号が流れる配線を通し、左の孔には下に向かって進む信号が流れる配線を通すように決めておけば、配線接続の間違いを少なくすることができる。なお、電源線など、方向性が無い配線については配線がやり易い孔を通せばよい。
本考案の実施形態に係る収納ラックの正面側斜視図である。 本考案の実施形態に係る収納ラックの背面側斜視図である。 本考案の実施形態に係る収納ラックの引出しを引出した状態を示す背面側斜視図である。 本考案の実施形態に係る収納ラックの正面図である。 本考案の実施形態に係る収納ラックの背面図である。 本考案の実施形態に係る収納ラックの平面図である。 本考案の実施形態に係る収納ラックの底面図である。 本考案の実施形態に係る収納ラックの左側面図である。 図4のA-A線からみた断面図である。 図7のB-B線からみた断面図である。 本考案の実施形態に係る収納ラックの使用状態を説明する図である。
符号の説明
1・・・上側のAV機器収納部、
2・・・下側のAV機器収納部、
3・・・基台、
1a、2a、3a・・・配線通し穴、
4・・・キャスタ(回動輪)、
4a・・・キャスタ取り付け部、
5・・・引出し、
5a・・・引出し支持部、
6・・・画像表示装置(テレビ)、
7、8・・・AV機器、
9・・・タップ、
10・・・タップの電源線、
11・・・アンテナ線、
12a, 12b・・・スピーカーへの配線。

Claims (4)

  1. 収納部を複数段、積み重ねた収納ラック本体と、
    該収納ラック本体の最下段の収納部の下に取り付けられた引き出しと、
    該収納ラック本体の下に取り付けられた収納ラック移動用の回動輪とを有することを特徴とするAV機器の収納ラック。
  2. 前記収納ラック本体の各収納部のほぼ中央後方に、AV機器の配線や電源線を通す配線通し孔が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のAV機器の収納ラック。
  3. 前記各収納部に形成された配線通し孔は平面上、同じ位置に形成されていることを特徴とする請求項2に記載のAV機器の収納ラック。
  4. 前記各収納部に形成された配線通し孔は、複数個であることを特徴とする請求項2又は3に記載のAV機器の収納ラック。
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