JP3106911B2 - チェーンバイス装置 - Google Patents
チェーンバイス装置Info
- Publication number
- JP3106911B2 JP3106911B2 JP07161387A JP16138795A JP3106911B2 JP 3106911 B2 JP3106911 B2 JP 3106911B2 JP 07161387 A JP07161387 A JP 07161387A JP 16138795 A JP16138795 A JP 16138795A JP 3106911 B2 JP3106911 B2 JP 3106911B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chain
- screw
- base
- vise
- pulley
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Sawing (AREA)
Description
ベースに固定するチェーンバイス装置に関するものであ
る。
9に示すようにチェーン11の一端をベース1に固定
し、他端にチェーンハンドル12を取付け、チェーンハ
ンドル12の他端を持ってチェーン11を材料6に掛け
たあと、チェーン11をチェーンフック19に係止し、
ノブ17でスクリュ14を回転させ、スクリュ14の先
端部がチェーンフック19を押し付けてチェーンフック
19を左回転させることで、チェーン11を下方へ引っ
張り材料6をベース1に固定していた。
材料6を固定できる長さとなっていたため、図9に示す
ように、小さい材料6を固定する際は、チェーン11が
余りチェーン11が地面に投げ出された状態になってい
た。このため、チェーン11が重なりあったり、汚れた
りするとともに、ノブ17の締め付け、緩め操作をしに
くくしていた。また、チェーン11をチェーンフック1
9に取付けたとき、チェーン11が緩んでいるので、チ
ェーン11で材料6を固定する際、チェーンフック19
の回転量が大きくなるため、ノブ17の締め付け回転数
が多くなってしまう。さらに、図10に示すように、材
料6を外してチェーン11をベース1上に置いたとき、
チェーン11が長いため重なりあってからむ場合があ
り、チェーン11の出入れに時間を要していた。
6−246564号公報がある。これは、第1チェーン
中間部、第2チェーン中間部、回転止め手段およびを第
2チェーン中間部を平常的に引く付勢手段をベース内部
に設け、前記部材にチェーンを掛けることで、ベース内
にチェーンが引き込まれ、材料の固定に必要な分だけチ
ェーンをベース内部から引き出し、緩みのない適正なチ
ェーンの長さで材料をベース上面に固定する構造となっ
ていた。
は、第1,第2チェーン中間部、回転止め手段で引き回
されたチェーンの収納スペースとチェーン中間部を引っ
張る付勢手段のスペースが必要となり、ベース全体が大
きくなってしまう。また、ベース内部にチェーンを引き
込むために多くの部品で構成され、かつ複雑な構造とな
っていたため、高価な製品となっていた。
をなくし、材料の大小にかかわらず、チェーンが常に適
正な長さで保持され、チェーンの張り、緩め作業が短時
間で行えながら、簡単、かつ安価な構造のチェーンバイ
ス装置を提供することである。
より材料をベースに固定するチェーンバイス装置におい
て、前記ベース内にチェーンの一端を固定し該チェーン
を巻き込むプーリ、ウォームホイルおよびスクリュホル
ダを有するバイスシャフトを回転自在に設け、前記プー
リにチェーンを巻き込む回転方向へ付勢したうずまきば
ねをバイスシャフトの一端に設け、ベースにチェーンの
他端を係止するチェーンフックを設け、先端部がスクリ
ュホルダに係止されたスクリュを軸方向へ摺動自在に前
記ベースに設け、該スクリュを軸方向に押し込んだと
き、該スクリュに形成したウォーム部と前記ウォームホ
イルが噛み合い、該スクリュを軸方向に押し出す圧縮ば
ねを前記スクリュ外周に設けることにより達成される。
は、うずまきばねの復元力によりプーリにチェーンを巻
き取ろうとする力が常時働く。このため、チェーンをチ
ェーンフックに取付けるだけでチェーンはほぼ緩みのな
い状態となる。また、チェーンをチェーンフックから取
外すと、チェーンはプーリに巻き取られる。材料締め付
け作業は、スクリュを軸方向に押し、スクリュを右回転
して締め付ける。スクリュを軸方向に押すと、スクリュ
ホルダがバイスシャフトを軸とし回転し、それに伴い、
スクリュのウォーム部とウォームホイルが噛み合う。そ
の状態でスクリュを回転させると、ウォームホイルが回
転し、バイスシャフトを介してプーリを回転させ、さら
にチェーンを巻き込む。また、スクリュの回転により、
スクリュからスクリュホルダに押し付ける力が働く。こ
の押し付け力によりスクリュホルダがバイスシャフトを
軸に回転し、スクリュのウォーム部をウォームホイルに
押し付ける。
を逆回転させる。スクリュを逆回転させると、スクリュ
のウォーム部とウォームホイルの噛み合いが緩くなり、
スクリュ外周に取り付けたスプリングの復元力により、
スクリュを軸方向に引張り、スクリュホルダをバイスシ
ャフトを軸として締め付け時と逆の方向に回転させ、ス
クリュのウォーム部をウォームホイルから遠ざけ、噛み
合いをはずす。
る。図1は本発明の一実施例を示す横形帯のこ盤の正面
図、図2は図1のA方向から見たチェーンバイス部の矢
視図、図3は図1のB−B線断面図、図4,図5は図2
のC−C線断面図、図6、図7は図2のD−D線断面図
で、図6は材料締め付け時の状態図、図7は材料を外し
たときの状態図である。なお、本実施例では、横形帯の
こ盤にチェーンバイス装置を取り付けた場合を例に説明
する。
向に揺動自在に軸支されたフレーム2を設け、フレーム
2内には駆動側のこ車3、従動側のこ車4とのこ車3、
4間に張り渡された帯のこ刃5が設けられている。
ス面1aが設けられている。ベース1前部の内部に回転
自在にバイスシャフト7を設け、図3に示すように、バ
イスシャフト7の中央にウォームホイル9、その両側に
プーリ8,8が固定され、プーリ8には後述するチェー
ンを巻取るプーリ溝8aを形成している。各プーリ8に
チェーン11の一端が固定され、そこから、チェーン1
1はプーリ8に巻かれたあと、ベース1内部に設けたロ
ーラ10を介してベース1上面に形成したチェーン取出
口1bからベース1上に突出している。そして、チェー
ン11の他端にはチェーン取り出し用のチェーンハンド
ル12が設けてある。なお、チェーン11の長さは切断
可能な最大の材料6を固定できる長さとなっている。バ
イスシャフト7の一端には一端がベース1に固定された
うずまきばね13が固定され、常時プーリ8でチェーン
11を巻き取ろうとする回転方向(図6において右方
向)に回転力が働く。
る。図4に示すように、ベース1の側面からベース穴1
cを貫通して、軸方向に摺動自在なスクリュ14を設
け、スクリュ14の先端部となるけい部14aは、バイ
スシャフト7のウォームホイル9側方に取り付けたスク
リュホルダ15の凹部15aに突き当たっている。スク
リュホルダ15とけい部14aを係止するために、スク
リュホルダ15には溝部16aを介しけい部14aと当
接する係止部材16が設けられている。スクリュ14に
はウォームホイル9とねじ嵌合自在なウォーム部14b
を形成し、スクリュ14の他端に固定したノブ17とベ
ース1との間のスクリュ14外周に設けたスプリング1
8により、スクリュ14を常に引き出す方向(図4にお
いて左方向)に付勢することで、図5に示すように、通
常、スクリュ14のウォーム部14bとウォームホイル
9は離れている。チェーンハンドル12を係止するチェ
ーンフック19は、回転支持部材20で図1においてベ
ース1左側面に取り付けられ、図2に示すように、回転
支持部材20を中心に回動自在となっている。
dを他のベース1上面より上方に突出させることで、チ
ェーン11が全てプーリ8内に巻き込まれ、チェーンハ
ンドル12がチェーン取出口1bに引き込まれたとき、
チェーンハンドル台1dに接触する。このとき、チェー
ンハンドル12は図7の2点鎖線に示すようにチェーン
ハンドル台1dにより若干起き上がった状態で支持され
ている。
示すような大径の材料6を締め付けるときは、チェーン
ハンドル台1dにより若干起き上がったチェーンハンド
ル12を持ち、チェーン11を引き出すことで、うずま
きばね13の付勢する方向と逆方向にプーリ8が回転
し、プーリ8に巻かれているチェーン11がベース1上
に引き出され、それを材料6に掛けたあと、チェーンハ
ンドル12をチェーンフック19に係止させる。このと
き、チェーン11はベース1内部に引き込むうずまきば
ね13の復元力でほぼ緩みのない状態に引張られてい
る。また、チェーンフック19は回転支持部材20を中
心に回転自在にベース1に取り付けているため、チェー
ンハンドル12をチェーンフック19に係止する際、2
本のチェーンの取り巻きの長さのばらつきやチェーン長
さのばらつきによるチェーン張力の不均衡が生じても、
チェーンフック19が回転して2本のチェーン張力を均
等にするので、緩みのない状態で引張られている。
スクリュ14を軸方向に押し付けると、スクリュホルダ
15がバイスシャフト7を軸に左回転して上方へ移動す
るとともに、この回転に伴いスクリュ14も上方へ移動
し、スクリュ14のウォーム部14bがウォームホイル
9に押し当てられねじ嵌合する。さらに、この状態でノ
ブ17を右回転させると、ウォーム部14bでウォーム
ホイル9が回転し、バイスシャフト7を介してプーリ8
を右回転させ、余分なチェーン11をプーリ8に巻き込
み、チェーン11で材料6を完全に締め付ける。このと
き、チェーン11はほとんど緩みがない状態となってい
るので、1〜2回程度のノブ17の回転で確実に締め付
けられる。
7を左回転させる。すると、ウォームホイル9とスクリ
ュ14のウォーム部14bの噛み合いが緩くなり、スク
リュ14の外周のスプリング18の復元力により、スク
リュ14とスクリュホルダ15は軸方向に引っ張られる
ため、バイスシャフト7を軸にスクリュホルダ15は右
回転し、ウォームホイル9からウォーム部14bが引き
離され、噛み合いが外れる。よって、チェーン11は若
干緩み、材料6の固定が解除される。この状態で、チェ
ーンハンドル12をチェーンフック19から外せば、チ
ェーン11はうずまきばね13でベース1内部に引き込
まれ、プーリ8に巻かれる。
ン11で締め付けるときも、チェーン11の必要な長さ
だけがプーリ8から引き出し、余分なチェーン11はプ
ーリ8に巻かれているため、余分なチェーンがベース1
上や地面上に投げ出されることなく、大径の材料6の締
め付け、緩めの動作と同様の手順で材料6を確実に締め
付けることができる。
ン11を全てプーリ8で巻き込んだときは、図7の二点
鎖線でしめすように、チェーン11の他端に設けてある
チェーンハンドル12がベースのチェーンハンドル台1
cに接触し、若干起き上がった状態で支持されているの
で、チェーン11を引き出すときに、チェーンハンドル
12が非常に持ちやすくなる。
緩めたときに生じた余分なチェーンは、うずまきばねの
復元力でプーリに巻取られる構造としたので、常に緩み
のない状態で材料の固定を可能としながら、簡単な構造
で、かつチェーンの収納スペースを小さくすることがで
き、コンパクトで安価なチェーンバイス装置とすること
ができる。
とウォームとウォームホイルが噛み合いチェーンを張
り、ノブを左回転させ、ノブから手を離すとウォームと
ウォームホイルの噛み合いがはずれる構造としたので、
材料固定時のチェーンの張り、緩め作業が容易に短時間
で行うことができる。
スに取り付けているため、2本のチェーンの長さが多少
違っても、2本のチェーン張力を均等にでき、確実に材
料を固定できる。
ェーンハンドルがベース上面より浮き上がるようにベー
スにチェーンハンドル台を設けているため、チェーンハ
ンドルが持ちやすくなり、チェーンの出入れを容易に行
うことができる。
である。
図である。
面図である。
である。
ンバイスの断面図である。
ある。
1d…チェーンハンドル台、6…材料、7…バイスシャ
フト、8…プーリ、9…ウォームホイル、11…チェー
ン、12…チェーンハンドル、13…うずまきばね、1
4…スクリュ、14a…けい部、14b…ウォーム部、
15…スクリュホルダ、15a…凹部、16…係止部
材、17…ノブ、18…スプリング、19…チェーンフ
ック、20…回転支持部材。
Claims (3)
- 【請求項1】 チェーンにより材料をベースに固定する
チェーンバイス装置において、前記ベース内にチェーン
の一端を固定し該チェーンを巻き込むプーリ、ウォーム
ホイルおよびスクリュホルダを有するバイスシャフトを
回転自在に設け、前記プーリにチェーンを巻き込む回転
方向へ付勢したうずまきばねをバイスシャフトの一端に
設け、ベースにチェーンの他端を係止するチェーンフッ
クを設け、先端部がスクリュホルダに係止されたスクリ
ュを軸方向へ摺動自在に前記ベースに設け、該スクリュ
を軸方向に押し込んだとき、該スクリュに形成したウォ
ーム部と前記ウォームホイルが噛み合い、該スクリュを
軸方向に押し出す圧縮ばねを前記スクリュ外周に設けた
ことを特徴とするチェーンバイス装置。 - 【請求項2】 前記チェーンフックを回転自在に前記ベ
ースに設けたことを特徴とする請求項1記載のチェーン
バイス装置。 - 【請求項3】 前記チェーンの他端にチェーンハンドル
を取付け、前記ベースのチェーン取出口に前記ベース上
面より上方に突出したチェーンハンドル台を設けたこと
を特徴とする請求項1又は2記載のチェーンバイス装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07161387A JP3106911B2 (ja) | 1995-06-05 | 1995-06-05 | チェーンバイス装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07161387A JP3106911B2 (ja) | 1995-06-05 | 1995-06-05 | チェーンバイス装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08323538A JPH08323538A (ja) | 1996-12-10 |
JP3106911B2 true JP3106911B2 (ja) | 2000-11-06 |
Family
ID=15734131
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07161387A Expired - Fee Related JP3106911B2 (ja) | 1995-06-05 | 1995-06-05 | チェーンバイス装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3106911B2 (ja) |
-
1995
- 1995-06-05 JP JP07161387A patent/JP3106911B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08323538A (ja) | 1996-12-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3068357B2 (ja) | ベルト荷締機 | |
FR2583911A1 (fr) | Support de montage d'instruments a percussion sans caisse | |
JP3106911B2 (ja) | チェーンバイス装置 | |
JPH08324506A (ja) | バンド掛け用引締型のシール装置 | |
JPS58138887A (ja) | ブラインド又はスクリーン用の引っ張り装置 | |
JPS597696A (ja) | レバ−式小型巻上兼牽引装置における遊転装置 | |
CA2147319A1 (en) | Granulation Apparatus Means for Strand Material | |
JP3444076B2 (ja) | チェーンバイス装置 | |
JP3994080B2 (ja) | ボンベ固定装置 | |
JPS6118267B2 (ja) | ||
US7562475B2 (en) | Embroidery hoop with a tensioning device | |
JP3194320B2 (ja) | テープ結束装置 | |
JPS62191151A (ja) | 段ボ−ル製函機の印版フィルム巻き締め装置 | |
JPS5845740Y2 (ja) | テニス、バレ−ボ−ル等のネツト張り装置 | |
JPH09168922A (ja) | 帯のこ盤の帯のこ張り装置 | |
JP2719122B2 (ja) | ケーブル配線作業用ケーブル案内具 | |
JP2520541Y2 (ja) | 記録紙の巻取り機構 | |
JPH0125191Y2 (ja) | ||
JPH0527953Y2 (ja) | ||
EP0096137A1 (fr) | Enrouleur sous carter | |
JP2003216146A (ja) | 太鼓の紐締め装置 | |
KR950011441B1 (ko) | 전선권회드럼이 장탈착 되는 전선 풀림기 | |
JPH08197329A (ja) | 横形帯のこ盤における帯のこ張り装置 | |
JP2003251602A (ja) | ソーチェーンの張り力調整装置 | |
JP2935686B1 (ja) | テープ巻き機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20000808 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090908 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090908 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100908 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110908 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110908 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120908 Year of fee payment: 12 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |