JP3106694B2 - 気化装置 - Google Patents
気化装置Info
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- JP3106694B2 JP3106694B2 JP04154660A JP15466092A JP3106694B2 JP 3106694 B2 JP3106694 B2 JP 3106694B2 JP 04154660 A JP04154660 A JP 04154660A JP 15466092 A JP15466092 A JP 15466092A JP 3106694 B2 JP3106694 B2 JP 3106694B2
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- Japan
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- vaporizer
- vaporizing surface
- vaporized
- premixed gas
- lid
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液体燃料を気化する気
化装置に関するものである。
化装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の気化装置は、図4に示す
ように、有底箱状の混合室1の上面にバーナヘッド2を
設け、このバーナヘッド2に接して混合室1の上流側に
気化器3を設けている。気化器3の上部には上方がバー
ナヘッド2側に傾斜しU字状ヒータ4を内蔵した傾斜気
化面5を設けている。気化器蓋6には気化器3に空気を
供給する気化空気入口7を傾斜気化面5の中程に対向す
るように設け、この気化空気入口7に送油ノズル8が臨
んでいる。また、バーナヘッド2の上方で傾斜気化面5
の傾斜外壁には受熱フィン9を設けている。ここで、燃
焼ファン10に連通した空気室11は気化器3とバーナ
ヘッド2とを内包するように設け、バーナヘッド2の下
流近傍には点火電極12を設けている。さらに、気化器
サーミスター13は気化器3の上部外壁に設けている。
ように、有底箱状の混合室1の上面にバーナヘッド2を
設け、このバーナヘッド2に接して混合室1の上流側に
気化器3を設けている。気化器3の上部には上方がバー
ナヘッド2側に傾斜しU字状ヒータ4を内蔵した傾斜気
化面5を設けている。気化器蓋6には気化器3に空気を
供給する気化空気入口7を傾斜気化面5の中程に対向す
るように設け、この気化空気入口7に送油ノズル8が臨
んでいる。また、バーナヘッド2の上方で傾斜気化面5
の傾斜外壁には受熱フィン9を設けている。ここで、燃
焼ファン10に連通した空気室11は気化器3とバーナ
ヘッド2とを内包するように設け、バーナヘッド2の下
流近傍には点火電極12を設けている。さらに、気化器
サーミスター13は気化器3の上部外壁に設けている。
【0003】次に、燃焼動作を説明する。燃焼ファン1
0から送られる空気は気化空気入口7から気化器3へ流
入し傾斜気化面5の表面に沿って上昇する気化空気と、
バーナヘッド2から噴出する2次空気との2系統に分け
られて供給される。一方、送油ノズル8から噴出し、傾
斜気化面5に衝突した灯油は、傾斜気化面5から熱を奪
い、気化する。ここで発生した気化ガスは先の気化空気
と混合して予混合気となり、バーナヘッド2から噴出
し、点火電極12の放電により点火されて燃焼を開始
し、さらに、2次空気により燃焼が促進される。そし
て、受熱フィン9により燃焼熱が気化器3に伝導される
と、気化器サーミスター13の出力は設定値に近づき、
同時にU字状ヒータ4の電源が入り切りして傾斜気化面
5の温度が気化温度になるように制御される。
0から送られる空気は気化空気入口7から気化器3へ流
入し傾斜気化面5の表面に沿って上昇する気化空気と、
バーナヘッド2から噴出する2次空気との2系統に分け
られて供給される。一方、送油ノズル8から噴出し、傾
斜気化面5に衝突した灯油は、傾斜気化面5から熱を奪
い、気化する。ここで発生した気化ガスは先の気化空気
と混合して予混合気となり、バーナヘッド2から噴出
し、点火電極12の放電により点火されて燃焼を開始
し、さらに、2次空気により燃焼が促進される。そし
て、受熱フィン9により燃焼熱が気化器3に伝導される
と、気化器サーミスター13の出力は設定値に近づき、
同時にU字状ヒータ4の電源が入り切りして傾斜気化面
5の温度が気化温度になるように制御される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の気化装置の構成では、傾斜気化面5が傾斜している
分、気化器3の通路面積が下流に行くにしたがって狭く
なるので、予混合気は加速されるが、予混合気の混合は
あまり促進されない。したがって、灯油の気化状態によ
り、気化器3の出口から噴出する予混合気は濃度分布が
変化するという課題があった。すなわち、火炎が不均一
になり燃焼特性が悪化する。
来の気化装置の構成では、傾斜気化面5が傾斜している
分、気化器3の通路面積が下流に行くにしたがって狭く
なるので、予混合気は加速されるが、予混合気の混合は
あまり促進されない。したがって、灯油の気化状態によ
り、気化器3の出口から噴出する予混合気は濃度分布が
変化するという課題があった。すなわち、火炎が不均一
になり燃焼特性が悪化する。
【0005】一方、予混合気は下流に行くにしたがっ
て、気化器3から加熱され膨脹する。この結果、気化器
3の圧力損失は非常に大きくなるという課題があった。
て、気化器3から加熱され膨脹する。この結果、気化器
3の圧力損失は非常に大きくなるという課題があった。
【0006】そこで、本発明は上記課題を解決するもの
で、予混合気の濃度分布の安定化と圧力損失の低減とを
目的としたものである。
で、予混合気の濃度分布の安定化と圧力損失の低減とを
目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、気化器に設けた傾斜気化面と、この傾斜気
化面に対向して立設し下部を外側へ突出して形成した気
化器蓋と、この気化器蓋の上部に設けた気化空気を供給
する気化空気入口と、傾斜気化面に向かって燃料を噴出
する送油ノズルとを備えたものである。
に本発明は、気化器に設けた傾斜気化面と、この傾斜気
化面に対向して立設し下部を外側へ突出して形成した気
化器蓋と、この気化器蓋の上部に設けた気化空気を供給
する気化空気入口と、傾斜気化面に向かって燃料を噴出
する送油ノズルとを備えたものである。
【0008】
【作用】本発明は上記した構成によって、送油ノズルか
ら噴出した灯油は傾斜気化面で気化し、気化空気と混合
して予混合気になる。気化器蓋の下部が外側へ突出して
いるので、予混合気は気化器の下部に流入した直後急拡
大される。この急拡大により予混合気の流れが乱れ、す
なわち、予混合気は混合が促進され、その濃度分布と速
度分布とは均一化されるので、気化器の出口から噴出す
る予混合気の濃度分布は、灯油の気化状態に影響される
ことなく安定している。
ら噴出した灯油は傾斜気化面で気化し、気化空気と混合
して予混合気になる。気化器蓋の下部が外側へ突出して
いるので、予混合気は気化器の下部に流入した直後急拡
大される。この急拡大により予混合気の流れが乱れ、す
なわち、予混合気は混合が促進され、その濃度分布と速
度分布とは均一化されるので、気化器の出口から噴出す
る予混合気の濃度分布は、灯油の気化状態に影響される
ことなく安定している。
【0009】また、気化器蓋の下部が外側へ突出してい
る分、気化器の下部の通路面積が広く、通路抵抗が小さ
くなるので、圧力損失が減少する。
る分、気化器の下部の通路面積が広く、通路抵抗が小さ
くなるので、圧力損失が減少する。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづ
いて説明する。
いて説明する。
【0011】図1〜図3において、14は有底箱状の混
合室で、上面にバーナヘッド15を設け、このバーナヘ
ッド15に接して混合室14の上流側に気化器16を設
けている。気化器16は上部に、上方がバーナヘッド1
5の側に傾斜するように形成した傾斜気化面17を設
け、この傾斜気化面17の上部及び下部にはU字状ヒー
タ18の両直線部を内蔵している。この傾斜気化面17
の上部片側には凹ませ、傾斜気化面17と同じように傾
斜する衝突面19を設け、この衝突面19以外の傾斜気
化面17には略水平方向に延びた拡散溝20を設けてい
る。そして、傾斜気化面19に対向する側には、下部を
傾斜気化面19と反対方向に突出して形成した気化器蓋
21を立設し、この気化器蓋21の上部には衝突面19
の近傍に対向するように気化空気入口22を設けてい
る。さらに、この気化空気入口22の上部には、衝突面
19に燃料を噴出する送油ノズル23を臨ませている。
傾斜気化面17の傾斜外壁にはバーナヘッド15の上方
に位置する受熱フィン24を設けている。また、気化器
蓋21の後方には、気化器16とバーナヘッド15とを
内包し、空気を供給する空気室25に連通した燃焼ファ
ン26を設けている。なお、27はバーナヘッド15の
下流近傍に設けた点火電極であり、28は気化器16の
上部外壁に設けた気化器サーミスターである。
合室で、上面にバーナヘッド15を設け、このバーナヘ
ッド15に接して混合室14の上流側に気化器16を設
けている。気化器16は上部に、上方がバーナヘッド1
5の側に傾斜するように形成した傾斜気化面17を設
け、この傾斜気化面17の上部及び下部にはU字状ヒー
タ18の両直線部を内蔵している。この傾斜気化面17
の上部片側には凹ませ、傾斜気化面17と同じように傾
斜する衝突面19を設け、この衝突面19以外の傾斜気
化面17には略水平方向に延びた拡散溝20を設けてい
る。そして、傾斜気化面19に対向する側には、下部を
傾斜気化面19と反対方向に突出して形成した気化器蓋
21を立設し、この気化器蓋21の上部には衝突面19
の近傍に対向するように気化空気入口22を設けてい
る。さらに、この気化空気入口22の上部には、衝突面
19に燃料を噴出する送油ノズル23を臨ませている。
傾斜気化面17の傾斜外壁にはバーナヘッド15の上方
に位置する受熱フィン24を設けている。また、気化器
蓋21の後方には、気化器16とバーナヘッド15とを
内包し、空気を供給する空気室25に連通した燃焼ファ
ン26を設けている。なお、27はバーナヘッド15の
下流近傍に設けた点火電極であり、28は気化器16の
上部外壁に設けた気化器サーミスターである。
【0012】次に、上記構成における予熱動作を説明す
る。最初に通電されたU字状ヒータ18により気化器1
6が予熱される。この予熱によって気化器サーミスター
28の出力が設定値に上昇すると、この出力を境にして
U字状ヒータ18の電源が入り切りして傾斜気化面17
の温度が気化温度になるように制御される。
る。最初に通電されたU字状ヒータ18により気化器1
6が予熱される。この予熱によって気化器サーミスター
28の出力が設定値に上昇すると、この出力を境にして
U字状ヒータ18の電源が入り切りして傾斜気化面17
の温度が気化温度になるように制御される。
【0013】次に、燃焼動作について説明する。燃焼フ
ァン26から送られる空気は気化空気入口22から気化
器16へ流入し傾斜気化面17の表面に沿って上昇する
気化空気及びバーナヘッド15へ供給される2次空気の
2系統に分けられ供給される。一方、送油ノズル27か
ら噴出し衝突面19に衝突した灯油は、傾斜気化面17
で気化する。そして、発生した気化ガスは混合室14で
気化空気と混合して、バーナヘッド15で点火電極27
により着火し2次空気と共に燃焼するので、燃焼特性が
良い。受熱フィン24により燃焼熱が傾斜気化面17に
伝導されると、気化器サーミスター28の出力は設定値
に近づき、同時にU字状ヒータ18の電源が入り切りし
て傾斜気化面17の温度が気化温度になるように制御し
ている。
ァン26から送られる空気は気化空気入口22から気化
器16へ流入し傾斜気化面17の表面に沿って上昇する
気化空気及びバーナヘッド15へ供給される2次空気の
2系統に分けられ供給される。一方、送油ノズル27か
ら噴出し衝突面19に衝突した灯油は、傾斜気化面17
で気化する。そして、発生した気化ガスは混合室14で
気化空気と混合して、バーナヘッド15で点火電極27
により着火し2次空気と共に燃焼するので、燃焼特性が
良い。受熱フィン24により燃焼熱が傾斜気化面17に
伝導されると、気化器サーミスター28の出力は設定値
に近づき、同時にU字状ヒータ18の電源が入り切りし
て傾斜気化面17の温度が気化温度になるように制御し
ている。
【0014】続いて、予混合気について詳しく説明す
る。気化器蓋21の下部が外側へ突出しているので、予
混合気は気化器16の下部に流入した直後急拡大され
る。この急拡大により予混合気の流れが乱れ、すなわ
ち、予混合気は混合が促進され、その濃度分布と速度分
布とは均一化されるので、灯油の気化状態に影響される
ことなく、気化器16の出口から噴出する予混合気の濃
度分布の安定化が図れる。
る。気化器蓋21の下部が外側へ突出しているので、予
混合気は気化器16の下部に流入した直後急拡大され
る。この急拡大により予混合気の流れが乱れ、すなわ
ち、予混合気は混合が促進され、その濃度分布と速度分
布とは均一化されるので、灯油の気化状態に影響される
ことなく、気化器16の出口から噴出する予混合気の濃
度分布の安定化が図れる。
【0015】また、気化器蓋21の下部が外側へ突出し
ている分、気化器16の下部の通路面積が広く、通路抵
抗が小さくなるので、圧力損失の減少が図れる。
ている分、気化器16の下部の通路面積が広く、通路抵
抗が小さくなるので、圧力損失の減少が図れる。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明の気化装置によれば
次の効果が得られる。
次の効果が得られる。
【0017】下部を外側へ突出して形成した気化器蓋を
傾斜気化面に対向して立設しているので、予混合気は気
化器の下部に流入した直後急拡大される。この急拡大に
より、灯油の気化状態に影響されることなく、気化器の
出口から噴出する予混合気の濃度分布の安定化が図れ
る。
傾斜気化面に対向して立設しているので、予混合気は気
化器の下部に流入した直後急拡大される。この急拡大に
より、灯油の気化状態に影響されることなく、気化器の
出口から噴出する予混合気の濃度分布の安定化が図れ
る。
【0018】また、気化器蓋の下部が外側へ突出してい
る分、気化器の下部の通路面積が広くなるので、圧力損
失の減少が図れる。
る分、気化器の下部の通路面積が広くなるので、圧力損
失の減少が図れる。
【図1】本発明の一実施例の気化装置の縦断面図
【図2】同装置の要部を示す部分断面斜視図
【図3】同装置の一部切欠き外観斜視図
【図4】従来の気化装置の要部を示す部分断面斜視図
16 気化器 17 傾斜気化面 21 気化器蓋 22 気化空気入口 23 送油ノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−28908(JP,A) 特開 平4−68204(JP,A) 特開 昭62−225807(JP,A) 特開 平1−224410(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F23D 11/10 F23D 11/40 - 11/44
Claims (1)
- 【請求項1】燃料を気化する気化器と、この気化器に設
けた傾斜気化面と、この傾斜気化面に対向して立設し下
部を外側に突出して形成した気化器蓋と、この気化器蓋
の上部に設けた気化空気を供給する気化空気入口と、前
記傾斜気化面に向かって燃料を噴出する送油ノズルとを
備えた気化装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04154660A JP3106694B2 (ja) | 1992-06-15 | 1992-06-15 | 気化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04154660A JP3106694B2 (ja) | 1992-06-15 | 1992-06-15 | 気化装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05346210A JPH05346210A (ja) | 1993-12-27 |
JP3106694B2 true JP3106694B2 (ja) | 2000-11-06 |
Family
ID=15589104
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04154660A Expired - Lifetime JP3106694B2 (ja) | 1992-06-15 | 1992-06-15 | 気化装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3106694B2 (ja) |
-
1992
- 1992-06-15 JP JP04154660A patent/JP3106694B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05346210A (ja) | 1993-12-27 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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|
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ABAN | Cancellation of abandonment | ||
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