JP3106588B2 - 濾過器 - Google Patents

濾過器

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JP3106588B2
JP3106588B2 JP03243055A JP24305591A JP3106588B2 JP 3106588 B2 JP3106588 B2 JP 3106588B2 JP 03243055 A JP03243055 A JP 03243055A JP 24305591 A JP24305591 A JP 24305591A JP 3106588 B2 JP3106588 B2 JP 3106588B2
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fiber membrane
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誠 小玉
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は水道水等の原水を濾過す
る濾過器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、水道水などの原水の水質が次第に
悪化していることから、家庭やオフィス等において、原
水を浄化するための濾過器が急速に普及している。
【0003】図5、図6は、従来の濾過器を示すもので
あって、図中、31は水道蛇口などの原水供給部21と
濾過器本体32とを接続する接続継手であり、ナット3
3によって濾過器本体32を原水供給部21に固定して
いる。濾過器本体32の内部には、通水路を形成するハ
ウジング34、このハウジング34内の通水路を原水モ
ード、浄水モードなどのモードに切換えるための切換弁
棒35が配設されている。この切換弁棒35の周面に
は、水漏れを防止するためのパッキン36A、36Bが
装着されている。37は切換弁棒35の操作レバーであ
り、このレバー37を回転させることにより、浄水、原
水等のモードの切換えが行われる。
【0004】38は通水路の途中に設けられた逆止弁で
あって、スプリング39によって弁座側に押圧されてお
り、順方向へは水圧によって通水路を開くが、逆方向に
はスプリング39のバネ圧によって通水路を閉鎖し、逆
流を阻止する。40はカートリッジケースであって、そ
の内部には濾材である粒状活性炭41と、中空糸膜42
が収納されており、粒状活性炭41は、フィルター板4
3A、43Bにて仕切られている。44はカートリッジ
ケース40の下流側に設けられた濾過水流出口である。
従来の濾過器は上記のような構成より成り、次に浄水モ
ードの動作を説明する。
【0005】接続継手31からハウジング34内に流入
した原水は、水圧により逆止弁38を開き、カートリッ
ジ40の粒状活性炭41に流入する。原水中の残留塩素
や鉄錆等の比較的大きい不純物は粒状活性炭41に吸着
除去される。次いで原水は中空糸膜42に流入し、細菌
類等の微細な不純物は、この中空糸膜42で除去され、
濾過された浄水が濾過水流出口44より吐出される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一般に水道水などの原
水に含まれる不純物の大きさは様々であるが、上記中空
糸膜42の濾過孔の孔径は、一般に0.01〜0.1μ
m程度であってきわめて微細である。このため一般に、
中空糸膜42は粒状活性炭41よりも早く目詰まりし、
その交換頻度も高いものであった。殊に近年は、水道水
中の不純物沈殿のために凝集剤が大量に投入されること
が多いことから、中空糸膜42は短期間で目詰まりし、
その寿命は短いものであった。
【0007】そこで本発明は中空糸膜の早期目詰まりを
防止できる濾過器を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このために本発明は、中
空糸膜を外側膜と内側膜とを有する2重膜にし、内側膜
の濾過孔の孔径を、外側膜の濾過孔の孔径よりも小さく
したものである。
【0009】
【作用】上記構成によれば、微小な不純物は外側膜に除
去される。また外側膜の濾過孔を通過したより微細な不
純物は内側膜に除去される。従って外側膜と内側膜に吸
着される不純物の絶対量は著しく減少し、早期目詰まり
を解消して、中空糸膜の寿命を長くできる。
【0010】
【実施例】次に、図面を参照しながら本発明の実施例を
説明する。図1は濾過器の横断図面、図2は同縦断図面
である。図において、1は水道蛇口などの原水供給部2
1と濾過器本体2とを接続する原水流入部としての接続
継手であり、ナット3によって濾過器本体2を原水供給
部21に固定している。濾過器本体2の内部には、通水
路を形成するハウジング4、このハウジング4内の通水
路を原水モード、浄水モードなどの様々なモードに切換
えるための切換弁棒5が配設されている。この切換弁棒
5の周面には、通水路からの水漏れを防止するためのパ
ッキン6A、6Bが装着されている。7は切換弁棒5の
操作レバーであり、このレバー7を回転操作することに
より、浄水、原水等のモードの切換えが行われる。
【0011】8は逆止弁であってスプリング9によって
弁座側に押圧されており、順方向へは水圧によって通水
路を開くが、逆方向には上記スプリング9のバネ圧によ
って通水路を閉鎖し、逆流を阻止する。
【0012】10はカートリッジケースで、その内部に
は濾材である粒状活性炭11と、中空糸膜12が収納さ
れている。この粒状活性炭11はフィルター板13A、
13Bにて仕切られている。14は中空糸膜12の下流
側に開口された濾過水流出口である。
【0013】図3及び図4はそれぞれ中空糸膜12の拡
大縦断面、及び横断面である。15は中空糸膜12の外
側膜、16は内側膜であり、それぞれ微細な濾過孔1
7、18が開孔されているが、内側膜16の濾過孔18
の孔径は、外側膜15の濾過孔17の孔径よりも小さく
してある。このように中空糸膜12を2重膜とすること
により、中空糸膜12の膜面積を倍増している。
【0014】この濾過器は上記のような構成より成り、
次に浄水モードの動作を説明する。接続継手1からハウ
ジング4内に流水した原水は、水圧によって逆止弁8を
開き、カートリッジ10の粒状活性炭11内に流入し
て、残留塩素や鉄錆等の比較的大きい不純物が除去され
る。次いで原水は中空糸膜12の外側膜15の濾過孔1
7を通過するが、その際、その孔径17よりも大きい不
純物19は、この外側膜15に除去される。更にこの濾
過孔17を通過した微細な不純物20は内側膜16に除
去され、十分に濾過された浄水のみが中空糸膜12を通
過して、濾過水流出口14から吐出される。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、中空糸膜
を外側膜と内側膜とを有する2重膜とし、内側膜の濾過
孔の孔径を、外側膜の濾過孔の孔径よりも小さくしてい
るので、中空糸膜の膜面積を倍増して不純物の除去能力
を大巾にアップでき、中空糸膜が短期間で目詰まりする
のを解消して、中空糸膜の寿命を長くできる。しかも中
空糸膜を備える濾過部の容積を格別に大きくすることな
く、不純物の除去能力を著しく増大できるので、小型コ
ンパクトで性能の良い濾過器を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る濾過器の横断面図
【図2】本発明の実施例に係る濾過器の縦断面図
【図3】本発明の実施例に係る濾過器の中空糸膜の拡大
縦断面図
【図4】本発明の実施例に係る濾過器の中空糸膜の拡大
横断面図
【図5】従来の濾過器の横断面図
【図6】従来の濾過器の縦断面図
【符号の説明】 1 接続継手 2 濾過器本体 12 中空糸膜 14 濾過水流出口 15 外側膜 16 内側膜 17 濾過孔 18 濾過孔

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原水流入部と濾過水流出口とを備えた濾過
    器本体と、この原水流入部と濾過水流出口の間にあっ
    て、濾材として中空糸膜を備えた濾過部とから成る濾過
    器において、前記中空糸膜が外側膜と内側膜とを有する
    2重膜であり、この内側膜の濾過孔の孔径を、外側膜の
    濾過孔の孔径よりも小さくしたことを特徴とする濾過
    器。
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