JP3106281U - 消火設備用自動調圧弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】消火栓の一次側に配置される自動調圧弁の取付けが極めて容易で、少なくとも送水管からの分岐管に自動調圧弁の一次側を接続する際に自動調圧弁自体を回転させる必要はなく、取り付けが極めて容易な消火設備用自動調圧弁を提供する。
【解決手段】消火栓弁14の一次側に配置される自動調圧弁10において、該調圧弁の一次側1aまたは二次側1bの配管用接続金具のうち、少なくとも一次側の接続金具7を回転管式接続金具によって構成する。
【選択図】図1

Description

本考案は、消火栓弁の一次側に取り付ける場合に最適な消火設備用自動調圧弁に係り、特に、接続作業を容易になし得るようにしたものに関する。
従来、消火栓や消火ホース等を収納する消火栓ボックスその他の消火設備においては消火栓弁の一次側に自動調圧弁が配置される。消火栓弁の一次側または二次側に自動調圧弁を配置することについては過去に提案されている(特許文献1)が、その配管接続手段としては、一般にフランジ接続が用いられている。近時は自動調圧弁を消火栓弁の一次側に接続することが多く採用されており、その場合の自動調圧弁の配管用接続金具は、弁本体の一次側、二次側共に固定式接続金具が使用されており、送水管からの分岐管に一次側が接続されると共に消火栓本体側への送水管に二次側が接続される。
特許第2715115号公報
解決しようとする問題点は、消火栓弁の一次側に自動調圧弁を配置するに際し、特許文献1のようなフランジ接続では接続作業が面倒であり、また、従来のように、弁本体の一次側、二次側共に固定式接続金具を使用したものにおいては、自動調圧弁全体を回転させる必要があり、消火栓ボックスの側面の配管に接続するような場合には、自動調圧弁が壁面に当たり、回転させることができない、等の不都合があった。
本考案は、消火栓の一次側に配置される自動調圧弁の取付けが極めて容易で、少なくとも送水管からの分岐管に自動調圧弁の一次側を接続する際に自動調圧弁自体を回転させる必要はなく、取り付けが極めて容易な消火設備用自動調圧弁を提供することを目的とし、消火栓弁の一次側に配置される自動調圧弁において、該調圧弁の一次側及び二次側の配管用接続金具のうち、少なくとも一次側の接続金具が回転管式接続金具により構成されていることを特徴とする。
本考案の消火設備用自動調圧弁は、調圧弁の一次側及び二次側の配管用接続金具のうち、少なくとも一次側の接続金具が回転管式接続金具で構成されているから、一次側を送水管からの分岐管に接続するに際しては、自動調圧弁自体を回転させる必要はなく、一次側の回転管式接続金具を回転させるだけで接続することができる。
したがって、壁面と自動調圧弁との間の間隔が少なくても簡単に取り付けることができる。
自動調圧弁の一次側及び二次側の配管用接続金具のうち、少なくとも一次側の接続金具を回転管式接続金具で構成したり、あるいは、一次側と二次側の両方の接続金具を回転管式接続金具で構成することにより、該回転管式接続金具を回転させるだけで接続することができる。この場合、二次側の接続金具が固定式であっても、二次側は消火栓弁側への配管であるから、該配管自体を回転させることによって接続することができる。
図は本考案に係る消火設備用自動調圧弁の1実施例を示し、図1は断面図、図2は側面図、図3は取付状態を示す側面図、図4は取付状態の他の例を示す側面図である。
図において、11は送水管、12は分岐管、13は消火栓設備としての消火栓ボックスであり、この消火栓ボックス13は、ハンドル操作により開閉される消火栓弁14、該消火栓弁14の二次側に接続された消火ホース15、該消火ホース15の先端の放水ノズル16等を備え、これらがボックス17に収容されている。
自動調圧弁10は、前記分岐管12と消火栓弁14との間において前記ボックス17の外側又は内側に配置され、該自動調圧弁10の一次側1aが前記分岐管12に、二次側1bが前記消火栓弁14の一次側配管14aに、それぞれ接続される。実施例では、前記ボックス17の外側に配置され、ボックス17の外枠から前記一次側配管14aが突出している。
前記自動調圧弁10の形式や内部構造は特に限定されるものではないが、実施例ではダイアフラム型のものが使用されている。図において、1は弁箱、2は弁棒、3は弁棒2の下部に固定した弁体ディスク、4はリティナー、5はダイアフラム、6は前記ダイアフラム5が常態位置にあるようにダイアフラム5を付勢するためのスプリングである。
前記消火栓弁14が閉止されている状態では、一次室1Aと二次室1Bが同圧のため、弁棒2、弁体ディスク3及びダイアフラム5は静止状態にあり、前記消火栓弁14が開弁されると一次室1Aから矢示Fの如く二次室1B側に、あらかじめ設定された所定の水圧で送水され、消火ホース15及び放水ノズル16を介して放水される。
二次側1bの水圧が設定値以上に上昇すると、二次室上部の通路1Cで連通しているダイアフラム室1Dの水圧が上昇し、ダイアフラム5がスプリング6の付勢力に抗して押し上げられ、弁棒2を介して弁体ディスク3を持ち上げて閉じる方向に制御される。
前例とは逆に、二次側1bの水圧が設定値以下に降下すると、前例とは逆の作用により弁部が開放される方向に制御される。
前記自動調圧弁10は、該調圧弁の一次側1a及び二次側1bの配管用接続金具7,8のうち、少なくとも一次側1aの接続金具7を回転管式接続金具7aで構成する。9はスペーサーを示している。実施例では、一次側1aの接続金具7を回転管式接続金具7aで構成し、二次側1bの接続金具8を固定式接続金具8bで構成したが、一次側1aと二次側1bの両方の接続金具7,8を回転管式接続金具にすることもできる。
前記のように構成することにより、自動調圧弁10の取り付けに際し、回転管式接続金具7aを回転させるだけでその一次側1aを前記分岐管12に接続することができる。この場合、二次側1bの接続金具8が固定式であっても、二次側1bは消火栓弁14側の配管14aへの接続であるから、該配管14a自体を回転させることによって接続することができる。
前記のような構成の自動調圧弁は、消火設備用だけでなく、通常の配管回路中に接続使用することもできるのは当然である。
自動調圧弁の断面図である。 自動調圧弁の側面図である。 消火設備用自動調圧弁の取付状態を示す消火栓ボックスの側面図である。 消火栓ボックスの他の例を示す側面図である。
符号の説明
1 弁箱
1a 一次側
1b 二次側
2 弁棒
3 弁体ディスク
4 リティナー
5 ダイアフラム
6 スプリング
7 一次側の接続金具
7a 回転管式接続金具
8 二次側の接続金具
10 自動調圧弁
11 送水管
12 分岐管
13 消火栓ボックス
14 消火栓弁

Claims (2)

  1. 消火栓弁の一次側に配置される自動調圧弁において、該調圧弁の一次側及び二次側の配管用接続金具のうち、少なくとも一次側の接続金具が回転管式接続金具により構成されていることを特徴とする消火設備用自動調圧弁。
  2. 消火栓弁の一次側に配置される自動調圧弁において、該調圧弁の一次側及び二次側の両側の配管用接続金具が回転管式接続金具により構成されていることを特徴とする消火設備用自動調圧弁。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018175915A (ja) * 2018-08-22 2018-11-15 能美防災株式会社 消火栓装置

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