JP3106227U - クッション - Google Patents

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英之 中新
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Abstract


【課題】 車いすに着座している人が前方にずり落ちにくく、かつ足で車いすを漕いで移動することが容易なクッションの提供を目的とする。
【解決手段】 所定の厚さを有し、上面に多数の凹凸部が形成された矩形状のウレタンフォームAと、該ウレタンフォームAの厚さの1.3〜1.5倍の厚さを有し、かつ該ウレタンフォームAと幅同一、奥行き0.3〜0.5倍からなり上面に多数の凹凸部が形成された矩形状のウレタンフォームBと、該ウレタンフォームBより薄く、前記ウレタンフォームAと幅同一、奥行き0.5〜0.7倍からなり上面に多数の凹凸部が形成された矩形状のウレタンフォームCとを備え、前記ウレタンフォームB及びウレタンフォームCをその上面を上にして、前記ウレタンフォームAの下面に並設貼着して形成した。そして、ウレタンフォームA、B、Cの硬度はC>B>Aとした。
【選択図】 図10

Description

本考案は、車いすの座面に敷くクッションに関するもので、特に着座した姿勢が安定しにくい人に好適なクッションに関するものである。実際の使用時には、該クッションを袋状のカバー内に収納して用いることになる。
従来から、歩行困難な身障者や老人は車いすにより移動することがある。この場合に、着座した姿勢を安定させるのが困難な人のときは、尻が前方に滑って来て車いすから落ちてしまう可能性があるため、ベルトで身体を車いすに固定することが行われている。
ところが、身体を固定すると、身体の一部のところが座面に強く当たった状態になり、着座している人がその状態を言葉で言うか或いは自分の力で位置替えをできればよいが、そうでない場合に長時間同じ状態に置かれると強く当たっていた部分に褥瘡を発生させる恐れがある。
そこで、ベルトを用いなくて済むように、車いすの座面に敷くクッションが考え出されている。例えば、クッションの形状が、座面の奥側で薄く、座面の前側で厚くなったものがあり、前側が厚いので座っている人が前方にずり落ちる恐れが少ない。
しかしながら、上記クッションの場合、前側が厚いので膝の裏側が持ち上げられるため足が床面に届きにくくなり、車いすに着座している人が車いすを足で漕いで移動させようとしても困難を伴う。
本考案の課題は、車いすに着座している人が前方にずり落ちにくく、かつ足で車いすを漕いで移動することが容易なクッションの提供にある。
上記課題に鑑み、本考案は次のような手段を採用した。
請求項1記載のクッションは、所定の厚さを有する矩形状のウレタンフォームAと、該ウレタンフォームAの厚さの1.3〜1.5倍の厚さを有し、かつ該ウレタンフォームAと幅同一、奥行き0.3〜0.5倍からなる矩形状のウレタンフォームBと、該ウレタンフォームBより薄く、前記ウレタンフォームAと幅同一、奥行き0.5〜0.7倍からなる矩形状のウレタンフォームCとを備え、前記ウレタンフォームB及びウレタンフォームCを、前記ウレタンフォームAの下面に並設貼着して形成したことを特徴としている。
また、請求項2記載のクッションは、請求項1記載の考案に置いて、ウレタンフォームA、B、Cの硬度はA<B<Cとしたことを特徴としている。
請求項3記載のクッションは、請求項1又は2記載の考案において、前記ウレタンフォームA、B、Cの上面には多数の凹凸部が形成されていることを特徴
また、請求項4記載のクッションは、請求項3記載の考案に置いて、ウレタンフォームA,B,Cの上面に形成された凹凸部の凹部と凸部の平面的面積比率はほぼ1:1であることを特徴としている。
本考案によるクッションを、袋状のカバー内に収納して、車いすの座面に敷いて用いる。その際に、ウレタンフォームAを上側にして、下側に配置されたウレタンフォームBを座面の奥側になるように配置すると、座った人の体重の最も掛かる尻の部分が硬度の少ないウレタンフォームAとBの部分に当たって十分落ち込む。一方、膝に近い腿の裏側に当たる部分については、上面のウレタンフォームAは柔らかいが、下面に配置されたウレタンフォームCは若干硬いので沈み込みが少ない。このため、座っている人が前方にずれていくことがない。このため、前傾姿勢になりがちで前方にずり落ち気味になる高齢者にとって最適なクッションとなる。また、膝の裏側に当たるウレタンフォームA及びCの部分は薄いので、座っている人の足が床面に着きやすく、足で車いすを漕いで移動することが容易になる。また、座面の奥側のウレタンフォームA及びBの部分は大きく凹むが厚くなっているので、尻の部分が車いすの座面へ底付きするボトミング現象も起こりにくい。
図1は本考案に係るクッションの一実施の形態を平面図で示したもので、図2は正面図、図3は背面図、図4は右側面図、図5は左側面図、図6は底面図であるである。
図に示すように、クッション10は、所定の厚さ(約35mm)を有し上面に多数の凹凸部が形成された矩形厚板状(幅約400mm、奥行き約400mm)のウレタンフォームAと、該ウレタンフォームAの厚さの1.3〜1.5倍の厚さを有し、かつ該ウレタンフォームAと幅同一で奥行き約0.35倍からなり上面に多数の凹凸部が形成された矩形厚板状のウレタンフォームBと、該ウレタンフォームBより薄く、前記ウレタンフォームAと幅同一で奥行き約0.65倍からなり上面に多数の凹凸部が形成された矩形厚板状のウレタンフォームCとを備え、これらウレタンフォームB及びウレタンフォームCをその上面を上にして、前記ウレタンフォームAの下面に並設貼着して形成したものである。
ウレタンフォームAは、硬度約120N(ニュートン)のもので構成されており、上面に形成された多数の凹部A1と凸部A2は、平面視ほぼ同一面積を占め、凸部A2の上面は正方形状の平坦面である。一方、凹部A1は図2、3、4、5に示すように、ドングリ形状の凹みで形成されており、その深さはおよそ20mmとなっている。
また、ウレタンフォームBは、硬度約180Nのもので構成されており、幅約400mm、奥行き約150mm、厚さは約50mmで、上面に形成された多数の凹部B1と凸部B2は、平面視ほぼ同一面積を占め、凸部B2の上面は正方形状の平坦面であるとともに、凹部B1は図3、4、5に示すように、ドングリ形状の凹みで形成されており、その深さはおよそ20mmである。
また一方、ウレタンフォームCは、硬度約200Nのもので構成されており、上記のウレタンフォームA,Bよりも硬さを有していて、寸法は幅約400mm、奥行き約250mm、厚さは約35mmで、上面に形成された多数の凹部C1と凸部C2は、平面視ほぼ同一面積を占め、凸部C2の上面は正方形状の平坦面であるとともに、凹部C1は図2、4、5に示すように、ドングリ形状の凹みで形成されており、その深さはおよそ20mmである。
図7(a)は、図1におけるII−II′線による断面図、図7(b)は同じくV−V′線による断面図、図7(c)は同じくI−I′線による断面図である。これら断面図で示すように、ウレタンフォームA、B、Cとも上面には均等に凹部A1、B1、C1が形成配置されている。そして、ウレタンフォームA,B,Cの上面に形成された凹凸部の凹部と凸部の平面的面積比率はほぼ1:1にしているので、均一なクッション性を得ることができることになる。
図8(a)は、図1のI−I′線、II−II′線、III-III′線、IV−IV′線により囲まれた部分の拡大図で、図8(b)はその右側面図、図8(c)は斜視図である。
次ぎに、このクッション10の使用方法について説明する。
このクッション10は3枚のウレタンフォームA、B、Cを貼り合わせて形成したもので、このままクッションとして車いす等の座面に敷いて使用してもよいが、汚れを考えると、洗濯が簡単な座布団カバーのようなものの中に収納して用いることになる。
図9は、車いす20の座面21上に当該クッション10(カバーは図示を省略する。)を敷いた状態を側面から見たもので、車いすの部分は二点鎖線で示し、クッション10を実線で示している。
図10は、座面21の部分に当該クッション10を敷いたときの状態を示し、図10(a)は、人が座っていない状態を、(b)は座った状態を示している。
図10(a)に示すように、ウレタンフォームAを上側にして、下側に配置されたウレタンフォームBを座面21の奥側になるように配置する。
図10(b)に示すように、人が座ると、座った人Pの体重の最も掛かる尻の部分が硬度の少ないウレタンフォームAとBの部分に当たって図に示すように十分落ち込む。一方、膝の付け根に近い腿の裏側に当たる部分については、上面のウレタンフォームAは柔らかいが、下面に配置されたウレタンフォームCは若干硬いので沈み込みが少ない。このため、座っている人が前方にずれていくことがない。また、座面の奥側のウレタンフォームA及びBの部分は大きく凹むが厚くなっているので、尻の部分が車いすの座面へ底付きするボトミング現象も起こりにくい。
またさらに、膝の付け根に近い腿の裏側に当たるウレタンフォームA及びCの部分は薄くしてあるので、座っている人の足が床面に着きやすく、足で車いすを漕いで移動することが容易におこなえることになる。
なお、車いすを足で漕ぐことがない着座者に対しては、クッション10の前側と奥側とを入れ替えて使用することもできる。この場合は膝の付け根に近い腿の裏側は荷重が少ないため、ウレタンフォームA、Bの凹みが少なく、座面の前側が高くなるのでずり落ち現象は更に少なくなる。
本考案に係るクッションは、着座者が前方にずり落ちることを防止し、かつボトミングをおこさない構造としたので、主として車いすの座面に敷くクッションとして好適であるが、他に自動車の座席にも敷いて利用することができる。
本考案に係るクッションの実施の形態の平面図である。 図1に示すクッションの正面図である。 図1に示すクッションの背面図である。 図1に示すクッションの右側面図である。 図1に示すクッションの左側面図である。 図1に示すクッションの底面図である。 (a)は図1の II−II′線による断面図、(b)はV−V′線による断面図、(c)はI−I′線による断面図である。 (a)は図1におけるI−I′線、 II−II′線、III−III′線、IV−IV線で囲まれた部分の拡大平面図、(b)は(a)の右側面図、(c)は(a)の斜視図である。 車いすの外観を示す図である。 (a)は車いすの座面にクッションを敷いた状態を示し、(b)はクッション上に人が着座した状態を示す図である。
符号の説明
10 クッション
20 車いす
21 座面
A クッション
A1 凹部
A2 凸部
B クッション
B1 凹部
B2 凸部
C クッション
C1 凹部
C2 凸部

Claims (4)

  1. 所定の厚さを有する矩形状のウレタンフォームAと、
    該ウレタンフォームAの厚さの1.3〜1.5倍の厚さを有し、かつ該ウレタンフォームAと幅同一、奥行き0.3〜0.5倍からなる矩形状のウレタンフォームBと、
    該ウレタンフォームBより薄く、前記ウレタンフォームAと幅同一、奥行き0.5〜0.7倍からなる矩形状のウレタンフォームCと、
    を備え、前記ウレタンフォームB及びウレタンフォームCを前記ウレタンフォームAの下面に並設貼着して形成したことを特徴とするクッション。
  2. 前記ウレタンフォームA、B、Cの硬度はA<B<Cとしたことを特徴とする請求項1記載のクッション。
  3. 前記ウレタンフォームA、B、Cの上面には多数の凹凸部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のクッション。
  4. 前記ウレタンフォームA、B、Cの上面に形成された凹凸部の凹部と凸部の平面的面積比率はほぼ1:1であることを特徴とする請求項3記載のクッション。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007160117A (ja) * 2005-12-16 2007-06-28 Invacare Internatl Sarl 車いす

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