JP3106029B2 - カメラ一体型映像音声記録装置 - Google Patents

カメラ一体型映像音声記録装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラ一体型ビデオテ
ープレコーダ(以下、VTRと略す)等のカメラ一体型
映像音声記録装置に係り、特に、カメラ部を標準位置か
ら被写体の方向に向けて回動可能な回動機構を備えたカ
メラ一体型VTRに関する。
【0002】
【発明の概要】マイクロホンが固定されたVTR本体に
対して、カメラ部が被写体の方向に回動可能なカメラ一
体型VTRにおいて、VTR本体の正面方向と被写体
(音源でもある)の方向とが一定の角度以上に開いてい
る場合、VTR本体または撮影者が、音源とマイクロホ
ンとの間を遮り、マイクロホンに入射する中高音の音圧
レベルが低下し音質が劣化する。本発明は、VTR本体
に対してカメラ部が回動している角度が、所定の角度以
上であることを検出して、マイクロホンの聴感補正を行
い、前記音質劣化を防止して、マイクロホンと音源との
位置関係に関係なく、聴感上ほぼ同一の音調として録
音、再生させるものである。
【0003】
【従来の技術】近年の電子機器の小型化技術と、磁気記
録の高密度化技術とが結び付いて、家庭用のカメラ一体
型VTRが普及期に入り、多くの製品が市場に供給され
つつある。このようなカメラ一体型VTRの撮影範囲を
示すビューファインダー(viewfinder)には、従来か
ら、光学式と液晶表示式の2通りの方式がある。光学式
ビューファインダーは、撮像レンズに入射した光の一部
を光学系を通して、撮影者に被写体の虚像を見せるもの
であり、液晶式ビューファインダーは、撮像レンズに入
射した光を、CCD素子などの撮像素子により映像信号
に変換した後、液晶表示板により映像に変換し、この映
像を拡大レンズで撮影者に見せていた。ところが、上記
のいずれの方式においても、ビューファインダーの接眼
レンズを覗き込んで被写体を確認する必要があり、ビュ
ーファインダーを覗くことに慣れていない子供や老人に
は容易に使用できるものではなかった。
【0004】最近、この点を改良した家庭用カメラ一体
型VTRとして、カメラ回動機構とVTR本体の1面に
大型のモニタ液晶表示板とを備えた製品が発売されてい
る。この製品は、カメラ部と、大型モニタ液晶表示板を
備えたVTR本体とを回動可能なように回動機構を介し
て連結し、カメラ部の撮像素子により変換された映像信
号をモニタ液晶表示板に表示することにより、ビューフ
ァインダーを覗き込まなくても被写体を確認することが
できる。これにより、子供や老人にも簡単にVTR撮影
ができることはもとより、被写体に向けるカメラ部と、
モニタ液晶表示板との角度が自由になり、頭越しに撮影
したり、撮影者自身を撮影したりという種々の撮影方法
が実現できる。
【0005】この従来のカメラ回動機構を備えたカメラ
一体型VTRの外観例を、図10(a)及び(b)に示
す。図10において、撮像レンズ301及び撮影制御ス
イッチ302を備えるカメラ部300と、液晶モニタ画
面311を備えるVTR本体部310とは、図中に一点
鎖線で示す回転軸を中心にして、相互に前後方向へ18
0°回動可能となっている。撮影者は、この液晶モニタ
画面を見ながら、カメラ部300を垂直方向に回動させ
て被写体の方向に合わせることができる。
【0006】一方、通常のマイクロホンは、前方からく
る音声を音声信号に変換するように設計されており、マ
イクロホンの側方や後方からの音に対する感度は、前方
からの音に比べて低くなっている。また、カメラ一体型
VTRや撮影者の体のような数十cmの大きさの物体に
遮られる後方音は、中高音域では音の波長に比べて遮蔽
物の大きさが大きく、音の反射効果が高いため、マイク
ロホンに達するときは大きく減衰する。この2つの理由
により、前記のようなカメラ一体型VTRにおいては、
マイクロホンをVTR本体部に設けず、カメラ部に設置
して常に被写体の方向とマイクロホンの前方とが一致す
るように考慮されていた。
【0007】図10に示す従来例において、マイクロホ
ン308は、本体に対して回動するカメラ部の撮像レン
ズ301の右隣りの略同じ高さの位置に設けられてお
り、撮像レンズ301と共に被写体の方向に回動可能と
なっている。また、この従来例のマイクロホン音声信号
増幅回路は、図11に示すように、風切音カット等の周
波数特性補正は常に一定条件で行われていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のカメラ部が回動可能なカメラ一体型VTRにおいて
は、マイクロホンの正面から被写体の直接音を収録する
ために、撮像レンズの側にマイクロホンを取り付ける必
要があり、VTRを構成する上で、レイアウトの大きな
制約となるという問題点があった。以上の問題点に鑑
み、本発明の課題は、マイクロホンの取り付け位置に制
約が無く、自由な位置にマイクロホンを取り付けること
ができるカメラ部回動可能なカメラ一体型映像音声記録
装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を達するため、
本発明は次の構成を持つ。即ち、本発明は、カメラ部と
映像音声記録部とが一体となったカメラ一体型映像音声
記録装置において、カメラ部を標準位置から被写体の方
向に向けて回動可能な回動機構と、前記カメラ部の回動
と不連動な映像音声記録部の正面側又は裏面側に配置さ
れ、かつ、該配置面側を向いたマイクロホンと、前記カ
メラ部が標準位置から所定の角度以上回動した位置にあ
ることを検出する回動検出手段と、前記回動検出手段の
検出出力に基づいて、被写体がマイクロホン前方にある
場合と、後方にある場合とで、マイクロホン聴感補正を
行うマイクロホン聴感補正回路とを備えることを特徴と
するカメラ一体型映像音声記録装置である。
【0010】また、本発明は、前記カメラ一体型映像音
声記録装置において、マイクロホン聴感補正回路は、マ
イクロホンからの音声信号を増幅する増幅回路の出力レ
ベルを可変する出力レベル可変手段を備えることを特徴
とするカメラ一体型映像音声記録装置である。また、本
発明は、前記カメラ一体型映像音声記録装置において、
マイクロホン聴感補正回路は、マイクロホンからの音声
信号を増幅する増幅回路の帰還ループに周波数特性を持
たせて、マイクロホン聴感補正を行うことを特徴とする
カメラ一体型映像音声記録装置である。
【0011】
【作用】本発明の、カメラ部回動可能なカメラ一体型映
像音声記録装置は、次のように作用する。即ち、マイク
ロホンを備えるVTR本体部(映像音声記録部)に回動
可能な様に取り付けられたカメラ部が、標準位置から所
定の角度以上回動した位置にあることを検出する回動検
出手段により、収録される音声の到来方向が、マイクロ
ホンの前方か後方かが検出される。マイクロホン聴感補
正回路は、この回動検出手段の検出結果に基づいて、マ
イクロホン聴感補正特性を変化させて音声記録回路に出
力するので、マイクロホンの前方からの音声と、後方か
らの音声とをほぼ同じ聴感特性で記録できる。
【0012】
【実施例】次に、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は、本発明のカメラ一体型映像音声記録装置
に係る実施例の概略構成を示す概念図である。同図にお
いて、カメラ部2と映像音声記録部3とは、回動機構4
により互いに回動可能なように連結されて、カメラ一体
型映像音声記録装置1を構成している。回動機構4は、
図中に一点鎖線で示された回転軸5の回りに、垂直面内
に前後にそれぞれ約半回転ずつ回動可能となっている。
これにより、撮影者はモニター画面の角度を変えること
なく、カメラ部2を被写体の方向へ向けることができ
る。
【0013】映像音声記録部3とカメラ部2との回動角
度を検出する回動検出手段は、カメラ部2の回動に連動
して動くカム6と、映像音声記録部3に固定された回動
検出スイッチ7からなる。マイクロホン8は、映像音声
記録部3の正面のやや上部に配置されており、マイクロ
ホン8によって変換された音声信号は、マイクロホン聴
感補正回路9に送られる。
【0014】回動検出スイッチ7の接点は、マイクロホ
ン聴感補正回路9に接続され、映像音声記録部3に対す
るカメラ部2の回動角度に応じた接点の開閉状態によ
り、マイクロホン聴感補正回路9の補正動作が制御され
る。マイクロホン聴感補正回路9により周波数特性が補
正された音声信号は、映像音声記録回路10により記録
媒体に記録される。図2は、本発明の実施例に共通の外
観斜視図であり、同図(a)は本体正面を含む斜視図、
同図(b)は本体裏面を含む斜視図をそれぞれ示す。図
1(a)及び(b)において、カメラ部2と映像音声記
録部3とは、回動機構4により互いに回動可能なように
連結されて、カメラ一体型映像音声記録装置1を構成し
ている。
【0015】カメラ部2の回動と不連動な映像音声記録
部3の裏面上部には、マイクロホン8が配置されてい
る。また、映像音声記録部3の正面には、カラー液晶表
示板などを用いたモニター画面である映像表示装置11
が配置されている。
【0016】次に、図3(a)に回動機構の構造を説明
する分解図を示す。同図において、カメラ部2には、映
像音声記録部3と映像信号やカメラ制御信号を接続する
ためのケーブル通路2−1が設けられいる。カメラ部2
の映像音声記録部3への取り付けは、ケーブル通路2−
1の回りに回転スペーサー12をはめ込み、カメラ取り
付け用のフレーム13のケーブル通路用貫通孔13−1
にケーブル通路2−1を通した後、位置決めプレート1
4がカメラ部2に固定される。次いで固定アングル15
と回動検出スイッチ7をフレーム13に取り付けた後、
このフレーム13を映像音声記録部3に固定する。
【0017】位置決めプレート14は、その外周の一部
に凸部14−1を設けたカムの形状をしており、この位
置決めプレート14の外周と回動検出スイッチ7のレバ
ー7−1が接触しながら相対的な回動運動を行う。回動
検出スイッチ7は、レバー付きマイクロスイッチと呼ば
れるもので、図3(b)に詳細を示すように、レバー軸
7−2を中心として回動可能なレバー7−1が設けられ
ている。位置決めプレート14は、カメラ部2の回動と
ともに回動するが、この回動位置がマイクロホン聴感補
正を必要とする範囲に合わせて、カムとして働く凸部1
4−1が設けられている。このため、カメラ部2がマイ
クロホン聴感補正を必要とする回動位置の範囲に回動し
たとき、回動検出スイッチ7のレバー7−1が、位置決
めプレート14の凸部14−1によりスイッチ側に押さ
れることにより、マイクロスイッチの可動片が通常位置
から作動位置まで押し込まれて、メイク接点が共通接点
と接触しオンとなるとともにブレーク接点がオフとな
る。こうして電気的に所定の角度範囲の回動が検出され
る。
【0018】次いで、図4に、本発明のカメラ一体型映
像音声記録装置に係る第1実施例のマイクロホン聴感補
正回路の回路図を示す。同図において、電界効果トラン
ジスタ(FET)付エレクトレットコンデンサマイクロ
ホン(以下、マイクロホンと略す)101により音声が
電気信号に変換され、プリアンプ102により増幅され
た後、オペアンプ103によりさらに増幅され、その後
段の回路により、所定の補正が行われて音声信号処理回
路へ送られる。オペアンプ103の帰還量は、抵抗10
4及び105によって設定され、コンデンサ106、1
07によりオペアンプの周波数補償が行われる。回動検
出スイッチ115は、図2の回動検出スイッチ7と同一
のスイッチであり、図4においては、電気的な回路とし
て表現されている。
【0019】マイクロホン聴感補正機能は、この回動検
出スイッチ115、抵抗108、109、111、11
4、121、122、コンデンサ110及びトランジス
タ120により構成されている。マイクロホン聴感補正
回路の減衰量は、信号ラインシリーズ抵抗108と分割
抵抗109、111により決定される。コンデンサ11
0はAC信号分のみを抜き取るためのカップリングコン
デンサであり、このコンデンサ110にコレクタが接続
されたトランジスタ120は、回動検出スイッチ115
のメイク接点115−aの状態に基づいて、オンまたは
オフとなって設定減衰量を切り換えるものである。
【0020】回動検出スイッチ115のコモン接点11
5−cは、GNDに接続されており、メイク接点115
−aは抵抗114を介して+電源(+Vcc)に接続さ
れている。また、メイク接点115−aは、抵抗121
を介してトランジスタ120のベースに接続され、12
0のエミッタはGNDに接続されている。
【0021】本実施例のカメラ一体型映像音声記録装置
でマイクロホンの正面を撮影する場合、位置決めプレー
ト14の凸部14−1は回動検出スイッチ7のレバー7
−1を押さないため、115のメイク接点115−aは
開の状態である。このため、トランジスタ120には、
114、121を介してベース電流が流れるため120
はオンとなる。これにより、分割抵抗109は、コンデ
ンサ110を介して実質的にGNDに接続されたことに
なり、音声信号処理回路への出力は、信号ラインシリー
ズ抵抗108と、109及び111の並列回路とに分割
された低いゲインとなる。このレベルを図5に実線で示
す。
【0022】これとは反対に、マイクロホンの背面を撮
影する場合、位置決めプレート14の凸部14−1は回
動検出スイッチ7のレバー7−1を押すので、115の
メイク接点115−aは閉の状態である。これにより、
抵抗114と抵抗121との接続点はGND電位となる
ので、トランジスタ120にはベース電流が流れず、1
20はオフとなるので、コンデンサ110は切り離さ
れ、音声信号処理回路へ出力されるレベルは、108と
111に分割された高い値となる。このレベルを図5に
破線で示す。
【0023】本実施例において、正面と背面の補正レベ
ルの差は、映像音声記録部にマイクロホンを実装したと
きのマイクロホン出力レベルの正面と背面の差に基づい
て、108、109、111、110の値を定めるが、
通常数デシベル程度である。
【0024】次に、第2実施例のマイクロホン聴感補正
回路を図6に示す。同図において、第1実施例の図3と
同じ構成要素には、同じ符号が付与されているので説明
は繰り返さない。第1実施例と異なるところは、回動検
出スイッチ115のブレーク接点115−bが抵抗12
1を介してトランジスタ120のベースに接続されてお
り、第1実施例のメイク接点115−aとは逆の開閉状
態にあることと、このトランジスタ120のコレクタ
は、コンデンサ130を介して、オペアンプ103の反
転入力に接続されていることである。
【0025】本第2実施例のカメラ一体型映像音声記録
装置でマイクロホンの正面を撮影する場合、位置決めプ
レート14の凸部14−1は回動検出スイッチ7のレバ
ー7−1を押さないため、115のブレーク接点115
−bは閉の状態である。これにより、抵抗114と抵抗
121との接続点はGND電位となるので、トランジス
タ120にはベース電流が流れず、120はオフとなる
ので、コンデンサ130は切り離された状態となり、図
7の実線で示す出力特性となる。
【0026】これとは反対に、マイクロホンの背面を撮
影する場合、位置決めプレート14の凸部14−1は回
動検出スイッチ7のレバー7−1を押すので、115の
ブレーク接点115−bは開の状態である。これによ
り、トランジスタ120には、114、121を介して
ベース電流が流れるため120はオンとなり、オペアン
プ103の反転入力とGND間にコンデンサ130が接
続された状態と等価となり、高域のゲインが上がった特
性となる。このレベルを図7に破線で示す。
【0027】次に、第3実施例のマイクロホン聴感補正
回路を図8に示す。同図において、マイクロホン10
1、プリアンプ102までは第1実施例の図3と同じ構
成要素である。本第3実施例においては、回動検出スイ
ッチ204に切り換え型のスイッチを使用し、正面撮影
時に使用するプリアンプ102の出力と、背面撮影時に
使用する周波数特性補正後のオペアンプ103の出力と
を切り換えている。
【0028】この切り換えのために、回動検出スイッチ
115のメイク接点115−aが、周波数特性補正回路
のオペアンプ103の出力に接続され、同じくブレーク
接点115−bが、周波数特性補正前のプリアンプ10
2の出力に接続され、コモン接点115−cから音声信
号処理回路へ出力が取り出されている。オペアンプ10
3の負帰還回路201は、バッファアンプ202と、Q
を設定するための分割抵抗R4及びR5と、ツインT型R
Cネットワークを構成するR1、R2、R3、C1、C2
3により構成され、オペアンプ103の負帰還回路に
ツインT型RCネットワークの減衰特性を持たせること
により、入出力のゲインで見れば、ピーキング特性が付
与されたものとなっている。
【0029】このツインT型RCネットワークの共振周
波数f0とQは周知のように、 R=R1=R2=2×R3、C=C1=C2=C3/2とする
と、 f0=1/(2πCR)、 Q=(1/4)×(R5+R4)/R4となり、 音声帯域内の任意の周波数にピークを持たせるととも
に、ゲイン量も変化させることが可能となる。図9は、
本第3実施例のゲイン特性を示すもので、この回路の正
面撮影時のゲイン特性であるプリアンプ102の出力は
実線により、背面撮影時のゲイン特性であるオペアンプ
103の出力は破線により示されている。
【0030】以上、好ましい実施例を説明したが、これ
は本発明の範囲を限定するものではない。例えば、実施
例のマイクロホンの設置位置は、映像音声記録部の背面
の中央部としたが、カメラ部の回動と不連動な位置であ
れば、何処に配置してもよい。また、カメラ部と映像音
声記録部とを回動可能なように連結する機構及びカメラ
部の回動位置を検出する機構も一例を示すもので多様な
変更が可能である。さらに、複数のマイクロホン聴感補
正回路を組み合わせて使用することも可能である。この
ように、当業者は、以上の開示から多様な変更を行うこ
とができるが、特許請求の範囲に記載の構成であれば、
何れも本発明の範囲内である。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、カメラ部が被写体の方向に回動して撮影されると
き、マイクロホンがカメラ部の回動と不連動な映像音声
記録部の正面側又は裏面側に、該配置面側を向いて配置
されていても、更に、被写体がマイクロホン前方にある
場合でも、後方にある場合でも、マイクロホン聴感補正
回路により良好な音調で音声を記録することができるの
で、カメラ一体型映像音声記録装置のレイアウト上の制
約が少なくなり、製品の小型化が図れるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係るカメラ一体型映像音声記
録装置の概要を示すブロック図である。
【図2】図2は、本発明に係るカメラ一体型映像音声記
録装置の実施例の外観図であり、図2(a)は正面を含
む斜視図、図2(b)は裏面を含む斜視図である。
【図3】図3(a)は、回動機構の詳細を示す分解図で
あり、図3(b)は、回動検出手段のスイッチとカムを
示す。
【図4】図4は、マイクロホン聴感補正回路の第1実施
例の回路図である。
【図5】図5は、図4の回路の補正特性を示す出力レベ
ルの周波数特性図である。
【図6】図6は、マイクロホン聴感補正回路の第2実施
例の回路図である。
【図7】図7は、図6の回路の補正特性を示す出力レベ
ルの周波数特性図である。
【図8】図8は、マイクロホン聴感補正回路の第3実施
例の回路図である。
【図9】図9は、図8の回路の補正特性を示す出力レベ
ルの周波数特性図である。
【図10】図10は、従来のカメラ部回動可能なカメラ
一体型VTRの外観図である。
【図11】図11は、従来のマイクロホン増幅回路の回
路例である。
【符号の説明】
1 カメラ一体型映像音声記録装置 2 カメラ部 3 映像音声記録部 4 回動機構 5 回動軸 6 カム 7 回動検出スイッチ 8 マイクロホン 9 マイクロホン聴感補正回路 10 映像音声記録回路

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラ部と映像音声記録部とが一体とな
    ったカメラ一体型映像音声記録装置において、 カメラ部を標準位置から被写体の方向に向けて回動可能
    な回動機構と、 前記カメラ部の回動と不連動な映像音声記録部の正面側
    又は裏面側に配置され、かつ、該配置面側を向いたマイ
    クロホンと、 前記カメラ部が標準位置から所定の角度以上回動した位
    置にあることを検出する回動検出手段と、 前記回動検出手段の検出出力に基づいて、被写体がマイ
    クロホン前方にある場合と、後方にある場合とで、マイ
    クロホン聴感補正を行うマイクロホン聴感補正回路とを
    備えることを特徴とするカメラ一体型映像音声記録装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、マイクロホン聴感補
    正回路は、マイクロホンからの音声信号を増幅する増幅
    回路の出力レベルを可変する出力レベル可変手段を備え
    ることを特徴とするカメラ一体型映像音声記録装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、マイクロホン聴感補
    正回路は、マイクロホンからの音声信号を増幅する増幅
    回路の帰還ループに周波数特性を持たせて、マイクロホ
    ン聴感補正を行うことを特徴とするカメラ一体型映像音
    声記録装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、マイクロホン聴感補
    正回路は、マイクロホンからの音声信号にピーキングを
    加えることにより、マイクロホン聴感補正を行うことを
    特徴とするカメラ一体型映像音声記録装置。
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