JP3105849U - ベルト取り付け構造およびそれを備えたランドセル - Google Patents

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Abstract

【課題】 ランドセルが重い場合でも使用者の背中に密着するようにし、しかも連結部の強度を従来の連結鐶を備えたものと同程度にする。
【解決手段】 ランドセルの背当て板の上部に揺動自在に設けられる左右一対のレバー状の取り付け具11と、それらの取り付け具の上端に固定された台形状の金属製の連結鐶12と、その連結鐶12の上辺23に折り返して連結された背負いベルト13とを備え、連結鐶12の下辺19に扁平部24が設けられ、その連結鐶12が合成樹脂製の取り付け具11にインサート成形で固定され、連結鐶12の端部22が上辺23から上向きに突出するように折り曲げられて背負いベルト13の回動を拘束しているベルト取り付け構造10。
【選択図】 図1

Description

本考案はランドセルの本体に背負いベルトを連結するためのベルト取り付け構造およびそれを備えたランドセルに関する。
実用新案登録第3006209号公報 特開2003−339419号公報
特許文献1には、前後に分かれた函体と、下端部がその函体内に回動自在に設けられる左右一対のレバーと、それらのレバーの上端に連結される略三角形状の連結鐶と、その連結鐶に一端が回動自在に連結される背負いベルトとを備えたランドセルのベルト留め具が開示されている。函体およびレバーは金属薄板をプレス成形したものであり、軽量に、かつ薄く構成できる利点がある。
前記連結鐶は金属線を略三角形状に折り曲げて構成したものであり、両端はほぼ連続するように向かい合わせの状態で、通常はレバー内に隠されている。このベルト留め具では、レバーが左右に揺動するので、使用する学童の成長に応じて背負いベルトの上端の取り付け間隔が広がり、窮屈さを緩和する利点がある。また、背負いベルトの上端はランドセルの本体に対して回動自在に連結されるので、容易に背負ったり、降ろしたりすることができる。
他方、特許文献2には、左右の揺動レバーの上端に背負いベルトの端部を収容する箱状の挿入部を形成し、背負いベルトの端部を嵌入した上で、2本のリベットを貫通させて回動しないように固定したランドセルが開示されている。このランドセルでは、さらに背負いベルトを構成する上層体と下層体の間に、弾性合成樹脂板、弾性金属板、弾性線材などの弾性部材を挟み込んでいる。それにより背負いベルトの端部近辺はレバーの上端から上方に延び、弾性部材の上端近辺から緩くカーブして下に向かうようになるので、ランドセルが使用者の背中に密着し、重量をあまり感ずることがなく、使用感がよいとされている。
前記特許文献1のベルト留め具を用いる場合は、連結鐶を介してレバーと背負いベルトとが連結されるので、連結部分の強度が高い。しかし背負いベルトがランドセル本体に対して回動自在であるので、ランドセルの重量が重い場合には、肩からずり下がったり、背中から離れたりしがちである。他方、特許文献2のランドセルは、レバーの上端の挿入部が薄肉の箱状に形成され、挿入した背負いベルトと共に挿入部の前後を貫通するリベットで固定しているので、レバーを合成樹脂で形成する場合に強度が不足しがちである。また、ベルトの強度も不足しがちになる。
本考案は前記従来技術の問題に鑑み、ランドセルが重い場合でも使用者の背中に密着するようにし、しかも連結部の強度を従来の連結鐶を備えたものと同程度にすることを技術課題としている。
本考案のランドセルのベルト取り付け構造は、背当て板の上部に設けられる左右一対の背負いベルトの取り付け具と、その取り付け具の上端に下辺が連結された三角形状ないし台形状を呈する金属製の連結鐶と、その連結鐶の上辺に連結された背負いベルトと、前記連結鐶と取り付け具との回動を拘束する手段と、前記連結鐶と背負いベルトとの回動を拘束する手段とを備えていることを特徴としている。
このようなベルト取り付け構造においては、前記背負いベルトの端部近辺が連結鐶の前記上辺を包むように折り返されて背負いベルトの他の部分に縫いつけられているものが好ましい。さらに前記連結鐶の下辺に扁平な膨大部が設けられ、その連結鐶が合成樹脂製の取り付け具にインサート成形で一体にされることにより、連結鐶の下辺と取り付け具との回動が拘束されているものが好ましい。
さらに前記連結鐶の上辺に略上向きに突出する突出部が形成され、その突出部が背負いベルトの端部近辺に固定されることにより、ベルトと連結鐶の上辺との回動が拘束されているものが好ましい。その場合は前記突出部の先端部がランドセルの前側に湾曲ないし屈曲しているものがさらに好ましい。また、前記背負いベルトの端部近辺に弾性シートが介装されているものが好ましい。さらに前記背負いベルトの端部近辺に弾性シートが介装されており、その弾性シートの根元部に前記連結鐶の突出部と嵌合する嵌合穴が形成されているものが一層好ましい。
また、背当て板の上部に設けられる左右一対の背負いベルトの取り付け具と、その取り付け具の上端に下辺が連結された三角形状ないし台形状を呈する金属製の連結鐶と、その連結鐶の上辺に連結された背負いベルトとを備え、前記背負いベルトの端部近辺が連結鐶の上辺を包むように折り返されて背負いベルトの他の部分に縫いつけられており、前記連結鐶の下辺に扁平な膨大部が設けられ、その連結鐶が合成樹脂製の取り付け具にインサート成形で一体にされることにより前記連結鐶の下辺が取り付け具に固定されており、前記連結鐶の上辺に、略上向きに突出する突出部が形成され、その突出部が背負いベルトの端部近辺に固定されているものが好ましい。
前記いずれの場合でも、前記取り付け具が、ランドセルの背当て板の上部に固定されたベースに対して揺動自在に設けられる左右一対のレバーであるものが好ましい。
本考案のランドセルは、クッション材を備えた背当て板を有するランドセル本体と、前記いずれかのベルト取り付け構造と、そのベルト取り付け構造の背負いベルトの他端をランドセル本体の下端の両側に連結する連結部材とを備えていることを特徴としている。
本考案のベルト取り付け構造は、背負いベルトと取り付け具とを金属製の連結鐶で連結しているので、連結部の強度が高い。さらに連結鐶と取り付け具との間および連結鐶と背負いベルトの間がそれぞれ拘束手段によって回動が拘束されているので、背負いベルトの上部が上向きに保持される。それにより背当て板が使用者の背中に密着しやすく、装着感がよい。
前記背負いベルトの端部近辺が連結鐶の上辺を包むように折り返されて背負いベルトの他の部分に縫いつけられている場合は、連結鐶と背負いベルトの連結部の強度が一層高い。また、前記連結鐶の下辺に扁平な膨大部が設けられ、その連結鐶が合成樹脂製の取り付け具にインサート成形で一体にされることにより、連結鐶の下辺と取り付け具との回動が拘束されている場合は、連結鐶と取り付け具とが強固に結合され、回動の拘束が確実である。
前記連結鐶の上辺に略上向きに突出する突出部が形成され、その突出部が背負いベルトの端部近辺に固定されることにより、ベルトと連結鐶の上辺との回動が拘束されている場合は、連結鐶と背負いベルトとの回動がしっかりと拘束される。さらに上向きに延びる背負いベルトが突出部によって上向きの状態にしっかりと保持される。連結鐶に前記突出部が設けられ、その突出部の先端部がランドセルの前側に湾曲ないし屈曲している場合は、上向きに延びた背負いベルトが自然な状態で前側に湾曲するので、ランドセルを背負いやすい。
背負いベルトの端部近辺に弾性シートが介装されている場合は、弾性シートが背負いベルトの端部近辺に適切な撓み性および弾力性を付与するので、装着感がよい。前記背負いベルトの端部近辺に弾性シートが介装されており、その弾性シートの根元部に前記連結鐶の突出部と嵌合する嵌合穴が形成されている場合は、弾性シートが突出部によって支持されるので、背負いベルトの端部を上向きにしっかり保持することができると共に、弾性シートによる弾力的な保持に連続するので、背負いベルトの装着感が一層高くなる。
前記取り付け具が、ランドセルの背当て板の上部に固定されたベースに対して揺動自在に設けられる左右一対のレバーである場合は、使用者の成長に応じて背負いベルトの上端の幅が広がるので、装着感が一層向上する。
本考案のランドセルは、背当て板にクッションが設けられ、さらに前述のベルト取り付け構造を備えているので、一層装着感がよく、ベルトの連結部の強度が高い。
つぎに図面を参照しながら本考案のベルト取り付け構造およびランドセルの実施の形態を説明する。図1は本考案のベルト取り付け構造の一実施形態を示す要部斜視図、図2はそのベルト取り付け構造の一部切り欠き正面図、図3aは図1のベルト取り付け構造における連結鐶の正面図、図3bは図3aのIIIa−IIIa線断面図、図3c図3aのIIIb−IIIb線断面図、図4aは図1のベルト取り付け構造における弾性シートの正面図、図4bは図4aのIV−IV線断面図、図4cは図4aの底面図、図5aは図2のV-V線断面図、図5bは図5aにおける背負いベルトと連結鐶の連結前の状態を示す斜視図、図6は本考案のベルト取り付け構造を備えたランドセルの一実施形態を示す斜視図、図7は本考案のベルト取り付け構造の他の実施形態を示す要部斜視図である。
図1は、図2に示すベルト取り付け構造10の片側部分を拡大して示したものであり、レバー状の取り付け具11と、その取り付け具の上端に連結された略台形状の連結鐶12と、その連結鐶に一端が取り付けられた背負いベルト13と、背負いベルト内に埋め込まれている弾性シート14とからなる。弾性シート14は省略することもできる(図7参照)。
前記取り付け具11は、図2に示すように、左右一対で設けられるレバー状の部材であり、合成樹脂により成形されている。取り付け具11の下部は上端がスリット状に開口しているケース15内に収容され、下端がピン16によって回動自在に連結されている。さらにバネ17により、中央側に付勢されている。この合成樹脂製の取り付け具11は、上端の連結鐶12との連結部18を除いて従来公知のものである。すなわち従来の取り付け具11の連結部18は、連結鐶12の下辺19と回動自在に嵌合しているが、この取り付け具11では、連結鐶12の下辺19をインサート成形で固定している。なお、図2の符号20はランドセルをフックなどに引っかけるための引っかけ鐶である。
前記連結鐶12は図3aに示すように、金属の線材を折り曲げて略台形状の環状に形成したものであり、線材の両端部22は上辺23のほぼ中央に位置し、上向きに折り曲げられて互いに溶接されている。ただし金属板から加工することもできる。両端部22は上辺23から略上方にに突出する突出部であり、この実施形態では図3bに示すように、いくらか前方に傾斜ないし湾曲している。ただし上辺23に対してほぼ直角に真っ直ぐに突出していてもよい。この両端部22は、背負いベルト13を取り付けたとき、その端部近辺と結合して、背負いベルト13を上向きに支持する部位である。両端部22の長さは、5〜20mm程度が好ましいが、それ以上であってもよい。とくに弾性シート14を省略する場合は、長くするのが好ましい。
連結鐶12の下辺19には扁平に押し潰した扁平部24が形成され、その扁平部に貫通孔25を形成している。この実施形態では貫通孔25は3個である。ただし1個あるいは2個でもよい。このように下辺19に扁平部24を設けているので、連結鐶12を取り付け具11にインサート成形すると、取り付け具11に対して回動しなくなる。すなわち扁平部24は回動を拘束する手段となっている。また、貫通孔25に入り込んだ合成樹脂が前後の合成樹脂層同士を連結するので、取り付け具11と連結鐶12との結合が一層確実になる。この実施形態では、連結鐶12の左辺26および右辺27も、扁平に加工してデザインを向上させている(図3c参照)。下辺19の扁平部24ならびに左辺26および右辺27の扁平部は同時にプレス成形などにより形成することができる。
前記弾性シート14は、図4a、図4bに示すように、下端側(連結鐶に近い側)が厚く、上端に向かって次第に薄くなっている。さらに上端では、図2に示すように、外側が長く、内側が短い羽根状にされており、中央部は凹陥している。それにより両側端の縫い付けをしっかりすると共に、上端の弾性反発力が小さくなる。そして根元部28近辺には、背負いベルト13の折り返し部分と共に鋲止めするための貫通孔29が形成されている。なお、弾性シート14にあらかじめ貫通孔29を設けず、背負いベルト13の端部を折り返して鋲止めするときに一緒に穿孔してもよい。この実施形態では貫通孔29は左右一対で形成されているが、中央に1個設けてもよい。さらに根元部28の下端中央部には膨大部30が形成され、その膨大部30に連結鐶の端部22を嵌合する穴31が形成されている。その穴31は下端面側に開口しており、たとえば図4cに示すように小判状の断面を有する。弾性シート14は合成樹脂、とくに合成樹脂エラストマーから形成するのが好ましい。
前記背負いベルト13は図2に示すように左右の連結鐶12にそれぞれ連結される。図1および図5aに示すように、この実施形態では従来のものと同様に、背負いベルト13の端部を連結鐶12の内部に通し、折り返して他の部分と糸32で縫い合わせることにより、先端に連結鐶12の上辺23に掛け回されている。さらにこの実施形態では弾性シート14を含めた背負いベルト13の全体を鋲(リベット)33で固定している。背負いベルト13は図5aおよび図5bに示すように、天然皮革または合成皮革からなる厚手の表面シート35と、天然皮革または合成皮革からなる柔軟で薄い裏面シート36と、両者の間に介在される発泡樹脂シートなどからなるクッション材37とを備えた3層構造になっている。
この実施形態では図5bに示すように、裏面シート36の両側縁36aはクッション材37の側縁を包んで折り返し、表面シート35とクッション材37の間に縫い込んでいる。弾性シート14は、背負いベルト13のクッション材37と裏面シート29の間に挟んで一体に縫いつけている。裏面シート36の折り目近辺には、連結鐶12の両端部22を通すための孔36bが貫通している。両端部22はその孔36bに挿入され、内部の弾性シート14の穴31に挿入される。そしてこの状態で矢印のように背負いベルト13の先端側が折り返され、図5aに示すように、糸32や鋲33で他の部分に対して固定する。
このように連結鐶12に縫いつけた背負いベルト13は、前述の上向きに折り曲げた端部22があるため、連結鐶12に対してほとんど回動せず、上向きに延びる形態で保持される。このようにこの実施形態では、折り曲げた端部22は回動を拘束する手段となっている。なお、背負いベルト13の折り返した部分を他の部分に固定する鋲33は、連結鐶12の上辺23よりかなり上方に、とくに折り曲げた端部(突出部)22よりも上方に位置する方が好ましく、それにより背負いベルト13の根元部28近辺を上に向けた状態でしっかり支持することができる。
上記のように構成されるベルト取り付け構造10は、図6に示すように、従来のベルト取り付け構造と同様にランドセル41に取り付けて用いられる。すなわちランドセル41の本体41aの前面側に設けられる背当て板42の上部に、ケース15によって揺動自在に支持される左右一対のレバー状の連結具11を設け、連結鐶12を介して背負いベルト13の上端を取り付け、それらの背負いベルト13の下端を、ランドセル41の本体41aの底板43に左右一対で設けられる連結部材(いわゆるダルマ鐶)に取り付ける。連結部材は底板に固定されるベースと、そのベースに対して垂直の軸回りに回動自在の取り付け部とを有し、背負いベルト13の下端の連結鐶を取り付け部に対して回動自在に連結する従来公知のものである。背負いベルト13の下部には、公知の長さ調節部44が設けられている。背当て板42には、通常は下部および両側部にクッション材45が設けられている。
上記のように構成されるランドセル41は、連結具11に対して連結鐶12が上向きに延びた状態で回動しないように固定され、その連結鐶12に背負いベルト13が上向きに延びるように、かつ、回動しないように取り付けられる。そのため背負いベルト13の上端を背負いベルト13自体の弾力性で撓みを許しながら上向きに保持する。そして弾性シート(図1の符号14)を有する場合は、さらに適切な撓み性と弾力性を付与する。それによりランドセル41の本体41aはずり下がりにくくなり、背当て板42のクッション材45と相まって、ランドセル41は使用者の背中に密着し、すぐれた装着感をもたらす。なお、背当て板42の中央部にはクッション材45が設けられていないので、通気性がよく、蒸れることがない。
そして連結具11と背負いベルト13とは、金属製の棒を折り曲げ成形した連結鐶12によってしっかりと連結されるので、連結強度が高い。とくに背負いベルト13は連結鐶12に対し、従来の取り付け方法とほぼ同じように、折り返しと糸32による縫いつけにより連結することができるので、背負いベルト13にねじれなどの無理な力が加わりにくく、耐久性が高い。また、連結具11を合成樹脂製とする場合でも、連結鐶12をインサート成形することにより一体化を図ることができ、連結具11に強度上の不安はない。
図7に示すベルト取り付け構造50は、図1のベルト取り付け構造における弾性シート14を備えていない。さらに連結鐶12の上方に折り曲げた端部22を図1の場合よりも長くしている。他の点は図1のベルト取り付け構造10と実質的に同一である。このものも折り曲げた端部22があるため、回動が拘束される。さらに端部22が上向きに延びているので、背負いベルト13の上端近辺が上向きに延びた状態に保持され、背負った場合の装着感がよい。なお、このものは弾性シート14を備えていないため、連結鐶12の折り曲げた端部22は、背負いベルト13の折り返した部分と他の部分の間に挟み込むようにしてもよい。ただし図5bの場合と同様に、裏面シート36の折り目近辺に孔36bを形成し、その孔36bに両端部22を通すようにしてもよい。
なお、図1、図7のいずれの場合の連結鐶12も、折り曲げた端部22同士を密着させているが、間隔を開けてもよい。また、扁平にすることもできる。また、図1の連結鐶12では、上辺23に折り曲げた両端部22を配置しており、その両端部22で背負いベルト13の回動を拘束しているが、他の方法で回動を拘束することもできる。
本考案のベルト取り付け構造の一実施形態を示す要部斜視図である。 そのベルト取り付け構造の一部切り欠き正面図である。 図3aは図1のベルト取り付け構造における連結鐶の正面図、図3bは図3aのIIIa−IIIa線断面図、図3cは図3aのIIIb−IIIb線断面図である。 図4aは図1のベルト取り付け構造における弾性シートの正面図、図4bは図4aのIV−IV線断面図、図4cは図4aの底面図である。 図5aは図2のV-V線断面図、図5bは図5aにおける背負いベルトと連結鐶の連結前の状態を示す斜視図である。 本考案のベルト取り付け構造を備えたランドセルの一実施形態を示す斜視図である。 本考案のベルト取り付け構造の他の実施形態を示す要部斜視図である。
符号の説明
10 ベルト取り付け構造
11 取り付け具
12 連結鐶
13 背負いベルト
14 弾性シート
15 ケース
16 ピン
17 バネ
18 連結部
19 下辺
20 引っかけ鐶
22 両端部
23 上辺
24 扁平部
25 貫通孔
26 左辺
27 右辺
28 根元部
29 貫通孔
30 膨大部
31 穴
32 糸
33 鋲
35 表面シート
36 裏面シート
36a 両側縁
36b 孔
37 クッション材
41 ランドセル
41a 本体
42 背当て板
43 底板
44 長さ調節部
45 クッション材
50 ベルト取り付け構造

Claims (10)

  1. 背当て板の上部に設けられる左右一対の背負いベルトの取り付け具と、その取り付け具の上端に下辺が連結された三角形状ないし台形状を呈する金属製の連結鐶と、その連結鐶の上辺に連結された背負いベルトと、前記連結鐶と取り付け具との回動を拘束する手段と、前記連結鐶と背負いベルトとの回動を拘束する手段とを備えたランドセルのベルト取り付け構造。
  2. 前記背負いベルトの端部近辺が連結鐶の前記上辺を包むように折り返されて背負いベルトの他の部分に縫いつけられている請求項1記載のベルト取り付け構造。
  3. 前記連結鐶の下辺に扁平な膨大部が設けられ、その連結鐶が合成樹脂製の取り付け具にインサート成形で一体にされることにより、連結鐶の下辺と取り付け具との回動が拘束されている請求項1記載のベルト取り付け構造。
  4. 前記連結鐶の上辺に略上向きに突出する突出部が形成され、その突出部が背負いベルトの端部近辺に固定されることにより、ベルトと連結鐶の上辺との回動が拘束されている請求項1記載のベルト取り付け構造。
  5. 前記突出部の先端部がランドセルの前側に湾曲ないし屈曲している請求項4記載のベルト取り付け構造。
  6. 前記背負いベルトの端部近辺に弾性シートが介装されている請求項1記載のベルト取り付け構造。
  7. 前記背負いベルトの端部近辺に弾性シートが介装されており、その弾性シートの根元部に前記連結鐶の突出部と嵌合する嵌合穴が形成されている請求項4記載のベルト取り付け構造。
  8. 背当て板の上部に設けられる左右一対の背負いベルトの取り付け具と、その取り付け具の上端に下辺が連結された三角形状ないし台形状を呈する金属製の連結鐶と、その連結鐶の上辺に連結された背負いベルトとを備え、
    前記背負いベルトの端部近辺が連結鐶の上辺を包むように折り返されて背負いベルトの他の部分に縫いつけられており、
    前記連結鐶の下辺に扁平な膨大部が設けられ、その連結鐶が合成樹脂製の取り付け具にインサート成形で一体にされることにより前記連結鐶の下辺が取り付け具に固定されており、
    前記連結鐶の上辺に、略上向きに突出する突出部が形成され、その突出部が背負いベルトの端部近辺に固定されているランドセルのベルト取り付け構造。
  9. 前記取り付け具が、ランドセルの背当て板の上部に固定されたベースに対して揺動自在に設けられる左右一対のレバーである請求項1、2、3、4、5、6、7または8記載のベルト取り付け構造。
  10. クッション材を備えた背当て板を有するランドセル本体と、請求項1、2、3、4、5、6、7、8または9記載のベルト取り付け構造と、そのベルト取り付け構造の背負いベルトの他端をランドセル本体の下端の両側に連結する連結部材とを備えているランドセル。
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