JP3135407U - ランドセルの背負いベルト及びそれを備えたランドセル - Google Patents

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宏造 大峡
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Abstract

【課題】背環を用いることなく、背負いベルトの肩ひもをランドセルの背板に取り付けることを可能とし、それにより使用者に金属やプラスチックの接触によるアレルギーや痛みを感じさせることがなく、しかも背負ったときのフィット感を満足させることが可能なランドセルの背負いベルト及びそれを備えたランドセルを提供する。
【解決手段】ランドセルの背負いベルト10は、左右の肩ひも11、12及びランドセル本体20の背板21に取り付けるための取付部13が一体に形成されてなることを特徴とし、それを備えたランドセルは、背負いベルト10の取付部13がランドセル本体20に縫着によって取り付けられたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本考案は、ランドセルの背負いベルト及びそれを備えたランドセルに関し、さらに詳しくは、背環を使用することなくランドセル本体に取り付け可能とされると共に、使用者の背中にぴったりとフィットするランドセルの背負いベルト及びそれを備えたランドセルに関する。
従来のランドセルの背負いベルトは、使用者が両肩で背負うための左右一対の2本の肩ひもを備えており、両肩ひもは、さらに一端が底板に取り付けられた下ひも(ブラン)と連結することによって使用されるようになっている。そして、肩ひものランドセル本体への取り付けは「背環」と呼ばれる取り付け具を介して行われている。例えば、図4に示すように、ランドセル本体の背板110上部には背環100が取り付けられており、この背環100の連結環101に左右の背負いひも120の一端がそれぞれ固定されると共に、他端はバックルによって下ひもと着脱可能に連結されるようになっている。背環100の本体140は硬いプラスチックによって形成されると共に、連結環101はステンレスなどの金属製材料によって形成されている。一方、図示されていないが、下ひもは、その一端が上述した肩ひも120と着脱可能に連結されると共に、その他端は取付金具(ダルマかん)を介してランドセル本体の底部に取り付けられている。
従来から使用者の背負いやすさを考慮した様々な背環が提供されている。そのひとつとして、例えば、肩ひもの取り付け部が左右方向に自由に広がる形式のものが提案されている。そのようなランドセルの一つとして、例えば、特開2001−327316号(特許文献1)に示されたランドセルの肩ベルトの取付構造がある。このランドセルの肩ベルトの取付構造は、ランドセルの本体の上部に回動自在に取り付けられる三角形状の取り付け鐶と、その取り付け鐶の左右の各辺に回動自在に連結される一対の連結片と、各連結片に対し、上端近辺が左右方向に回動自在に連結される肩ベルトとを備えていることを特徴としている。これにより、肩ベルトの取り付け部自体は左右に移動しないが連結片と肩ベルトとが回動自在であるので、肩ベルトの延びている方向が自由に変化するという効果を奏する。
また、特開2004−358019(特許文献2)に示されたランドセルの肩ベルト取付具は、背負いベルトの上端と回動自在に連結する左右一対の取付環を回動自在に取り付けた連結部材を、上下左右方向に回動自在として、取付部材によりランドセルの背当て部に取り付けて構成されている。
一方、可動機構を備えた背環は可動機構に使用者の髪の毛を噛み込み易いということから特開2006−43001(特許文献3)では背環部分をカバーするためのランドセル用カバーも提案されている。
特開2001−327316号公報 特開2004−358019号公報 特開2006−43001号公報
従来のランドセルにあっては、背負いベルトは左右一対の2本を使用すること及び、背負いベルト(肩ひも)のランドセル本体への取り付けは背環を用いて行うことが常識であった。しかし、最近は背環の可動機構が複雑化しており、上述のように逆に髪の毛を挟んだりしてかえって使用者に不快を与えることがある。また、金属やプラスチックによって形成された背環が洋服などを通して使用者の肌に接触することによってアレルギー反応による接触性皮膚炎を生じさせたという例も報告されている。そのため、背環をカバーによって覆い、金属やプラスチックが使用者の肌に直接触れないようにしたものもあるが、機構の複雑化した背環はその厚みが気になり、使用者の背中に当たって背負い心地がよくないという問題がある。
そこで、本考案においては、従来使用されていた背環を用いることなく背負いベルトの肩ひもをランドセルの背板に取り付けることによって金属やプラスチックの接触によって使用者にアレルギーや痛みを感じさせることがなく、しかも背負ったときのフィット感を満足させることが可能なランドセルの背負いベルト及びそれを備えたランドセルを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために請求項1に記載の本考案は、左右の肩ひも及びランドセル本体の背板に取り付けるための取付部が一体に形成されてなることを特徴とするランドセルの背負いベルトを提供する。
上記課題を解決するために請求項2に記載の本考案は、請求項1に記載のランドセルの背負いベルトにおいて、左右の肩ひもは斜め方向に伸びる左右対称の略V字状に形成されると共に、その中心部には左右の肩ひもと反対方向に突出するようにして取付部が形成されていることを特徴とする。
上記課題を解決するために請求項3に記載の本考案は、請求項1又は2に記載のランドセルの背負いベルトにおいて、斜め方向に向かって伸びる左右の肩ひもは、先端側に向かって一旦傾斜角度が大きくなった後再び小さくなった略S字状及びその鏡面対称形状に湾曲して形成され、それによって対応する下ひもと連結して使用状態としたときに左右の肩ひもが使用者の肩の稜線と接すると共に、使用者の体のラインに沿うようにして下ひもと連結するように形成されていることを特徴とする。
上記課題を解決するために請求項4に記載の本考案は、請求項1から3のいずれか1項に記載のランドセルの背負いベルトを備えたランドセルにおいて、背負いベルトの取付部がランドセル本体に縫着によって取り付けられたことを特徴とする。
本考案に係るランドセルの背負いベルト及びそれを備えたランドセルによれば、左右一体とされた片ひもをランドセル本体の背板に直接縫着することで背環を使用することなく肩ベルトを取り付けることとしたので使用者に金属やプラスチックによるアレルギーを起こさせることがなく、また髪の毛を挟む等の不快を与えることがないという効果がある。
また、本考案に係るランドセルの背負いベルト及びそれを備えたランドセルによれば、例えば、一枚もの皮革等によって左右の肩ひもを一体として形成することとしたので使用者の体と接する肩ひもの内側面がフラットとなり、肩ひもを下ひもに止めて使用状態としたときに使用者の体を包み込むような形状となって従来のランドセルにはないフィット感を使用者に与えることができるという効果がある。
さらに、本考案に係るランドセルの背負いベルト及びそれを備えたランドセルによれば、金属やプラスチックによって形成される背環を使用しないためその分だけランドセルの重量が軽くなるという効果がある。
本考案に係るランドセルの背負いベルト及びそれを備えたランドセルについて図面を参照しつつ以下詳細に説明する。図1は本考案に係るランドセルの背負いベルトを備えたランドセルの好ましい一実施形態の背面図、図2はその側面図である。
初めに、図示されたランドセル1は、概略として、背負いベルト10と、ランドセル本体20とを備え、ランドセル本体20は、背板21と、左右の大襠23と、そして底板25とにより上面で開口した箱状に形成されている。左右の大襠23は、底板25の左右に連続して一体に形成されており、これら左右の大襠23と背板20とは左右の両縁部側において約1cm程度の幅をもって重合され、それぞれ両側部に突出するようにして縦方向に伸びる凸状縁部20aを形成している。そして、その左右の凸状縁部20aのそれぞれには外側から縁巻材が覆うように配置され、この縁巻材を介して左右の大襠23と背板20とが縫着されている。
また、背板21の上部には箱状に形成されたランドセル本体20の開口部をカバーする矩形状の冠(かぶせ)27がその一辺が縫着されて取り付けられており、冠27の反対側の縁端側が底板25に設けられた磁石製の図示しないに鋲止させるようになっている。このように形成されたランドセル本体20の背板21の上部に背負いベルト10が取り付けられている。
一方、背負いベルト10は、図3に示すように、略V字状に伸びる左右の肩ひも11、12が左右対称に一体として形成されていると共に、その対称線である中心部近傍には左右の肩ひも11、12とは反対方向に突出するようにして伸びる舌片状の取付部13が形成されている。そして、左右の肩ひも11、12の先端側には、下ひも17、18のバックル17a、18aとそれぞれ連結するための穴11a、12aが穿設されている。これによりバックル17a、18aによって固定する穴11a、12aの位置を変えることによって使用者の体格に合わせて左右の肩ひも11、12の長さを調整できる。
背負いベルト10は、肩と接する側(内側)には比較的柔らかな材質の天然又は合成の皮革が配置され、それとは反対側(外側)及び下ひも17、18と連結される先端側には比較的硬質の強度のある材質の天然又は合成の皮革が配置されて形成されている。背負いベルト10は複数の部材を組み合わせて一体に形成することもできるし、一枚の皮革を切り出して形成することもできる。
背負いベルト10の背板21への取付は、図1に示すように、取付部13の形状に対応する形状を有すると共に、その内部に取付部13を挿入収容するための開口部22aを備えたカバー部材22を背板21の上端側に縫着する。そして、カバー部材22の開口部22aに背負いベルト10の取付部13を挿入し、取付部13の周縁を糸によって縫着すると共に、さらに開口部22aを塞ぐようにして取付部13を縫着する。これによって背負いベルト10は背板21に糸によって取り付けられる。従って、従来のように、背環を使用することなく左右の肩ひも11、12がランドセル本体20に取り付けられることになる。そのため、使用者の背中に当たるような厚みや突出物がないので背負ったときのフィット感を感じることができる。また、背板21に縫着された取付部13の上部であって左右の肩ひも11、12の対称線近傍の部分は肩ひも11、12を使用状態にしたときに前方へ傾斜して使用者の背中から首筋の部分に接することになるので使用者に背負ったときの安定感を感じさせることができる(図2参照)。尚、取付部13のカバー部材22への取り付けは糸による縫着が好ましいが、鋲による固定を排除するものではない。
また、左右の肩ひも11、12は、それぞれ対応する下ひも17、18と連結して使用状態としたときに、先端側に向かって一旦傾斜角度が大きくなった後再び小さくなった略S字状及びその鏡面対称形状に湾曲して形成されている。すなわち、図3に示すように、左右の肩ひも11、12は略S字状又はその鏡面対称形状に湾曲して形成されている。左右の肩ひも11、12がこのような形状を有することにより、対応する下ひも17、18と連結して使用状態としたときに、左右の肩ひも11、12は使用者の肩の稜線としっかりと接すると共に、使用者の体のラインに沿うようにして下ひも17、18と連結されることになる。従って、ランドセル1を背負ったときに肩ひも11、12は使用者の体にしっかりとフィットすることになる。
以上のように、本考案の好ましい実施形態について詳述したが、本考案は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本考案の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能であることはいうまでもない。
本考案に係るランドセルの背負いベルトを備えたランドセルの好ましい一実施形態の背面図である。 図1に示すランドセルの側面図である。 本考案に係るランドセルの背負いベルトの一実施形態の平面図である。 従来のランドセルの肩ひもの取り付け構造を示す図である。
符号の説明
1 ランドセル
10 背負いベルト
11 肩ひも
11a 穴
12 肩ひも
12a 穴
13 取付部
17 下ひも
17a バックル
18 下ひも
18a バックル
20 ランドセル本体
21 背板
22 カバー部材
23 大襠
25 底板
27 冠

Claims (4)

  1. 左右の肩ひも及びランドセル本体の背板に取り付けるための取付部が一体に形成されてなることを特徴とするランドセルの背負いベルト。
  2. 請求項1に記載のランドセルの背負いベルトにおいて、
    前記左右の肩ひもは斜め方向に伸びる左右対称の略V字状に形成されると共に、その中心部には前記左右の肩ひもと反対方向に突出するようにして前記取付部が形成されていることを特徴とするランドセルの背負いベルト。
  3. 請求項1又は2に記載のランドセルの背負いベルトにおいて、
    斜め方向に向かって伸びる前記左右の肩ひもは、先端側に向かって一旦傾斜角度が大きくなった後再び小さくなった略S字状及びその鏡面対称形状に湾曲して形成され、それによって対応する下ひもと連結して使用状態としたときに前記左右の肩ひもが使用者の肩の稜線と接すると共に、当該使用者の体のラインに沿うようにして下ひもと連結するように形成されていることを特徴とするランドセルの背負いベルト。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載のランドセルの背負いベルトを備えたランドセルにおいて、
    前記背負いベルトの前記取付部がランドセル本体に縫着によって取り付けられたことを特徴とするランドセル。
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