JP3105798U - 紙管 - Google Patents

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忠孝 尾崎
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Abstract

【課題】 切断したり、あるいは、取扱時又は搬送時に衝撃を加えたりした場合にも、紙粉が発生しにくい紙管を提供する。
【解決手段】 接着剤3を用いて帯状原紙2を複数層巻き付けて形成される紙管1において、前記帯状原紙2は、無塵紙又は硫酸紙で構成された。前記無塵紙は、0.06mm〜0.55mmの厚さで構成されているのが好ましく、また、前記硫酸紙は、0.1mm〜0.25mmの厚さで構成されているのが好ましい。前記紙管1の内周端面に、面取部4が形成されているのが好ましい。
【選択図】図2

Description

本考案は、接着剤を用いて帯状原紙を複数層巻き付けて形成される紙管に関する。
従来、例えば液晶フィルム、医薬品フィルム及び電子部品としての各種フィルムや、フレキシブル基板等の製品の巻取には、通常、紙管やABS製の管(コア)等がクリーンルーム内で使用されている。
しかしながら、紙管が広幅で供給された場合には、前記液晶フィルム等の製品に合わせて、所定の長さに紙管を切断しなければならず、かかる紙管の切断の際には、切断面から多数の紙粉が発生するため、前記のようなフィルム等の巻取作業を行うクリーンルーム内に、前記紙粉が切断面から脱落して飛散し、フィルム等の表面に付着して巻き取られる可能性がある。また、たとえ紙管を切断せずにそのまま使用する場合であっても、取扱時又は搬送時に衝撃や擦れが紙管に加えられることによって、端面若しくは表面から多数の紙粉が発生することがある。その結果、前記と同じように、製品の巻取時に端面から脱落して飛散した前記紙粉が製品表面に付着したままフィルム等が巻き取られる可能性がある。紙粉は、製品表面に付着することによって、フィルム等の製品の一部に微細な傷やピンホールを発生させる原因となっている。
各種フィルム等の巻取作業において、巻取装置に設けられた巻取用シャフトに紙管を挿入した際、隣接した紙管の端面同士が擦れたり、紙管が巻取用シャフトと擦れたり、あるいは、巻取用シャフトによって紙剥けしたりするため、紙管の内周端面に面取部を形成することがあるが、かかる面取部は、角部の損傷による紙屑の発生を防止するために形成されたものであって、取扱時又は搬送時の衝撃による紙粉の発生を防止するために形成されたものではない。
一方、ABS製の管(コア)では、前記紙管のように、製品の一部に微細な傷やピンホールを発生させることはないが、コアの回転による帯電現象や再生利用のための処理が紙管に比べ困難であるという問題点がある。
したがって、本考案は、切断したり、あるいは、取扱時又は搬送時に衝撃を加えたりした場合にも、紙粉が発生しにくく、クリーンルーム内でも使用することができる紙管を提供することを目的とする。
前記課題を解決するための手段として、本考案は、接着剤を用いて帯状原紙を複数層巻き付けて形成される紙管において、前記帯状原紙は、無塵紙又は硫酸紙で構成されたものである。
前記無塵紙は、0.06mm〜0.55mmの厚さで構成されているのが好ましい。
前記硫酸紙は、0.1mm〜0.25mmの厚さで構成されているのが好ましい。
前記紙管の内周端面に、面取部が形成されているのが好ましい。
前記手段によれば、本考案の紙管を形成する帯状原紙は、パルプ繊維同士の結合を強化した無塵紙で構成され、又は膨潤したパルプ繊維を硬化させた硫酸紙で構成されているので、本考案の紙管を切断したり、あるいは、取扱時又は搬送時に衝撃を加えたりした場合にも、紙粉が発生しにくく、その結果、クリーンルーム内で使用することが可能となる。
以下、添付の図面に従って、本考案の実施形態を説明する。
図1は、本考案に係る紙管1を示す。この紙管1は、図2に示したように、所定幅の帯状原紙2を接着剤3で貼り合わせ、スパイラル状に複数層巻き付けて形成されている。
本考案の紙管1を形成する帯状原紙2は、後述するような無塵紙又は硫酸紙で構成される。
帯状原紙2に使用される無塵紙は、例えば、リンテック株式会社製のもので、アクリル樹脂を含浸させてパルプ繊維同士が結合されたパルプ材であり、単位重量60g/m〜450g/m、厚さ0.06mm〜0.55mmで形成されているのが好ましい。無塵紙は、前記厚さの範囲内で、同一の厚さのもの又は異なる厚さのものを適宜組み合わせて使用され、本考案の紙管1を形成する。
また、帯状原紙2に使用される硫酸紙は、例えば、アールストローム社(米国)製のもので、パーチメント処理したパルプ材、すなわち、化学パルプを濃硫酸に浸し、表面のセルロースを分解してアミロイド化させ、膨潤したパルプ繊維を硬化させた半透明状の薄紙であり、厚さ0.1mm〜0.25mmで形成されているのが好ましい。
接着剤3としては、酢酸ビニル系エマルジョン接着剤又はアクリル系エマルジョン接着剤が使用され、接着剤3の粘度は、800〜3000mPa・sで形成されるのが好ましく、塗布量を20g/m〜40g/mとして、帯状原紙2に塗布される。
紙管1は、公知の紙管製造装置のマンドレル上で所定幅の帯状原紙2をその表面に連続的に接着剤3を塗布して貼り合わせ、スパイラル状に複数層巻き付けて製造される。なお、紙管1は、帯状原紙2がスパイラル状に複数層巻き付けられたものに限定されるものではなく、帯状原紙2を平巻状に複数層巻き付けて構成されたものであってもよい。
紙管1の内周端面には、図2に示したように、巻取シャフトによる擦れ及び紙剥けを防止する面取部4が形成されている。また、紙管1の外周端面にも、面取部4’が形成されている。
本考案に係る紙管と従来の紙管との発塵量を比較するため、紙管に衝撃を与えるだけで脱落する紙粉の数をカウントする「ハンマリングテスト」を行い、この実験結果を以下の表1に示す。
Figure 0003105798
表1の結果に示すように、本考案に係る紙管1は、従来の紙管よりも微少繊維の脱落が少ないことが確認された。
本考案の実施形態に係る紙管の斜視図である。 図1の紙管の内周端面付近を拡大した断面図である。
符号の説明
1 紙管
2 帯状原紙
3 接着剤
4,4’ 面取部

Claims (4)

  1. 接着剤を用いて帯状原紙を複数層巻き付けて形成される紙管において、
    前記帯状原紙は、無塵紙又は硫酸紙で構成されていることを特徴とする、紙管。
  2. 前記無塵紙は、0.06mm〜0.55mmの厚さで構成されていることを特徴とする、請求項1記載の紙管。
  3. 前記硫酸紙は、0.1mm〜0.25mmの厚さで構成されていることを特徴とする、請求項1記載の紙管。
  4. 前記紙管の内周端面に、面取部が形成されていることを特徴とする、請求項1記載の紙管。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010126360A (ja) * 2008-12-01 2010-06-10 Fuji Shikan Co Ltd 紙管およびその製造方法
JP2014012603A (ja) * 2013-08-27 2014-01-23 Fuji Shikan Co Ltd 紙管およびその製造方法

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