JP3105656B2 - アンテナ装置 - Google Patents

アンテナ装置

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JP3105656B2
JP3105656B2 JP04234157A JP23415792A JP3105656B2 JP 3105656 B2 JP3105656 B2 JP 3105656B2 JP 04234157 A JP04234157 A JP 04234157A JP 23415792 A JP23415792 A JP 23415792A JP 3105656 B2 JP3105656 B2 JP 3105656B2
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rainwater
antenna device
reflector
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steel tower
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哲夫 藤原
信博 遠藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地上マイクロ通信用の
アンテナ装置に関し、特に雨水対策を施したアンテナ装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種のアンテナ装置は、鉄塔
の上部に取付けられており、風雨にさらされた状態とな
っているが、特に有効な雨水対策が施されてはおらず、
アンテナ装置の反射鏡に降り注いだ雨水は、鉄塔上から
地上にそのまま垂れ流された状態となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、鉄塔上に
設置されたパラボラアンテナ等のアンテナ装置に雨が降
り注いだ場合には、雨水はアンテナ装置の反射鏡の表面
および裏面を下部方向に伝って、反射鏡の形状が浅皿の
お椀状を呈しているので、反射鏡の下端中央付近に集め
られ、ここから地上に流れ落ちる。
【0004】流れ落ちた雨水は、無風状態のときは反射
鏡の直下に落ちて鉄塔の設置付近に落下するので、問題
がないが、少しでも風が吹くと雨水は飛散する。近年、
マイクロ通信用鉄塔の周辺にも住宅地が多くなり、鉄塔
上のアンテナより流れ落ちる雨水(水滴)が風に飛ばさ
れて民家の屋根にあたり騒音となっている。特に、深夜
などには、騒音が件著となり、環境問題にまで発展する
といった不都合が生じている。
【0005】したがって、本発明は上記したような従来
の不都合に鑑みてなされたものであり、その目的とする
ところは、鉄塔上のアンテナ装置よりの雨水の垂れ流し
を防止し、もって鉄塔周辺の環境の悪化を防止したアン
テナ装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明に係るアンテナ装置は、鉄塔に取付けられた
反射鏡からなるアンテナ装置であって、前記反射鏡の下
端中央からこの反射鏡の下端縁に沿って両側に上方に傾
斜し中央に雨水落下口を有する樋と、この樋の落下口に
連通するパイプと、このパイプと連通し前記鉄塔に固定
されて雨水を地上に導く排水部材とを具備したものであ
る。
【0007】
【作用】本発明によれば、アンテナ装置に雨が降り注ぐ
と、反射鏡の表面および裏面を伝って流れる雨水は、反
射鏡の下端から樋に集められ、樋の雨水落下口からパイ
プ、およびパイプから排水部材を通って、地上に導かれ
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図に基づいて説明
する。図1は本発明に係るアンテナ装置を示し、(a)
は正面図、(b)は側面図である。これらの図におい
て、符号1で示すものは鉄塔であり、この鉄塔1の上部
にブラケット2が固定されており、このブラケット2を
介してアンテナ装置の反射鏡3が鉄塔1から離間して取
付けられている。
【0009】反射鏡3の下端には、反射鏡3の下端中央
から両側に上方に傾斜した樋4が設けられており、この
樋4の中央部には雨水落下口4aが穿設されている。こ
の樋4には、雨水落下口4aと連通するパイプ5が取付
けられ、パイプ5と連通する別のパイプ6が鉄塔1に固
定されている。このパイプ6は、鉄塔1に沿って地上ま
で延長されており、雨水を地上まで導く排水路として構
成されている。
【0010】このような構成において、アンテナ装置の
反射鏡3に雨が降り注ぐと、雨水は反射鏡3の表面およ
び裏面を伝って、反射鏡3の下端中央に集まり、樋4に
落下する。樋4に落下した雨水は、傾斜に沿って中央部
の雨水落下口4aからパイプ5に流れ落ち、さらにパイ
プ6を通って、地上に排水される。このように、反射鏡
3に降り注いだ雨による雨水は、直接に、鉄塔付近の民
家の屋根に降りかかることはなく、このため、雨水によ
る騒音が防止され、騒音による環境問題の発生を防止す
ることができる。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、鉄
塔に取付けられた反射鏡の下端中央からこの反射鏡の下
端縁に沿って両側に上方に傾斜し中央に雨水落下口を有
する樋と、この樋の雨水落下口に連通するパイプと、こ
のパイプと連通し前記鉄塔に固定されて雨水を地上に導
く排水部材とを具備し、反射鏡に降り注ぐ雨による雨水
を樋で受けとめ、樋の落下口からパイプおよび排水部材
によって地上に導くようにして、雨水が直接に民家等に
降りかかることのないようにしたので、雨水による騒音
が防止され、騒音による環境問題を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るアンテナ装置を示し、(a)は正
面図、(b)は一部破断側面図である。
【符号の説明】
1 鉄塔 3 反射鏡 4 樋 4a 雨水落下口 5 パイプ 6 パイプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭62−177850(JP,U) 実開 昭56−139729(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01Q 1/00 - 1/52 H01Q 15/00 - 19/32 E04D 13/064

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄塔に取付けられた反射鏡からなるアン
    テナ装置であって、前記反射鏡の下端中央からこの反射
    鏡の下端縁に沿って両側に上方に傾斜し中央に雨水落下
    口を有する樋と、この樋の落下口に連通するパイプと、
    このパイプと連通し前記鉄塔に固定されて雨水を地上に
    導く排水部材とを具備したことを特徴とするアンテナ装
    置。
JP04234157A 1992-08-11 1992-08-11 アンテナ装置 Expired - Fee Related JP3105656B2 (ja)

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JPH08330818A (ja) * 1995-05-27 1996-12-13 Nec Corp パラボラアンテナの融雪装置
JP2765518B2 (ja) * 1995-06-23 1998-06-18 日本電気株式会社 アンテナ融雪装置

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