JP3105339B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP3105339B2
JP3105339B2 JP04079124A JP7912492A JP3105339B2 JP 3105339 B2 JP3105339 B2 JP 3105339B2 JP 04079124 A JP04079124 A JP 04079124A JP 7912492 A JP7912492 A JP 7912492A JP 3105339 B2 JP3105339 B2 JP 3105339B2
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ball
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詔八 鵜川
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Sankyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、打球供給皿と、該打球
供給皿の下方にハンドル取付基板を介して設けられる操
作ハンドルと、を備えた弾球遊技機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、弾球遊技機の額縁状に形成された
前面枠に扉保持枠が周設され、該扉保持枠にガラス扉枠
と打球供給皿を有する前面扉板とが一側を軸支されて開
閉自在に設けられ、また、前記前面枠の下方に打玉を発
射する際に操作する操作ハンドルと該操作ハンドルの側
方であって前記打球供給皿に貯留し切れない景品玉を貯
留する余剰玉受皿とが設けられていた。そして、操作ハ
ンドルは、直接前面枠の表面に取り付けられる形式のも
のもあるが、ハンドル取付基板を介して前面枠に取り付
けられる形式のものもあった。そして、後者の形式のも
のは、操作ハンドルと余剰玉受皿との意匠的な一体感を
表すために、ハンドル取付基板と余剰玉受皿を構成する
構成体とが間隔を空けることなく連続するように取り付
けられていたが、打球供給皿とは、意匠的にも構造的に
もなんら関係することなくそれぞれが独立して取り付け
られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、操作ハンド
ルは、本来打球を弾発するために遊技者が回転操作する
際に使用されるため、それ程大きな荷重を受けるわけで
はないが、遊技者が立ち上がる際に操作ハンドルに自身
の体重を掛けて立ち上がったり、あるいは遊技に負けた
腹いせに操作ハンドルをたたいて大きな荷重を掛けたり
して、操作ハンドルを固着するハンドル取付基板に瞬間
的に過大な荷重が掛かりヒビが入ったり、破損したりす
る事故があった。本発明は、上記した事情に鑑みなされ
たもので、その目的とするところは、遊技者が操作ハン
ドルに大きな荷重を付加してもハンドル取付基板にヒビ
が入ったり破損したりすることを抑えることができる弾
球遊技機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明においては、打球供給皿と、該打球供給
皿の下方にハンドル取付基板を介して設けられる操作ハ
ンドルと、を備えた弾球遊技機において、前記ハンドル
取付基板の上縁に上方に向かって延設されるフランジ片
を形成し、該フランジ片の前面に前記打球供給皿を構成
する構成体の下縁に下方に向かって延設される延設部を
当接させるようにしたことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】操作ハンドルが設けられるハンドル取付基板の
上縁に上方に向かって延設されるフランジ片を形成し、
該フランジ片の前面に打球供給皿を構成する構成体の下
縁に下方に向かって延設される延設部を当接させるよう
に構成したので、操作ハンドルに過大な荷重が付加され
た場合には、その荷重がフランジ片と延設部との当接状
態により打球供給皿側に分散され、ハンドル取付基板に
掛かる荷重を減少させることができるので、ハンドル取
付基板にヒビが入ったり破損したりすることを抑えるこ
とができる。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例につ
いて説明する。まず、図18を参照して、弾球遊技機の
一例としてのパチンコ遊技機1の全体の構成について説
明する。図18は、パチンコ遊技機1の正面図である。
図において、パチンコ遊技機1の額縁状に形成された前
面枠2の開口には、扉保持枠3が周設され、該扉保持枠
3にガラス扉枠4と前面扉板5とが一側(左側)を軸と
して開閉自在に設けられている。ガラス扉枠4の後方に
は、遊技盤6が配置され、前面扉板5の前面には、貯留
皿の1種である打球供給皿50が取り付けられている。
なお、本実施例における扉保持枠4は、従来のようにク
ロムメッキではなく、金色メッキが施され、より高級感
を与えていると共に、パチンコ遊技場内の照明を反射し
て装飾効果を高めている。また、従来とは、異なる印象
を与えるために、扉保持枠3(ガラス扉枠4を含めても
良い)に上記金色メッキ以外の着色処理を施しても良
い。
【0007】前記前面扉枠5の表面に設けられる打球供
給皿50は、払い出された景品玉を貯留し且つ打球とし
て発射位置に1個ずつ供給するものであり、後述するよ
うに、その上流側内部に遊技に関連する効果音を発生す
るスピーカ67を内蔵している。なお、打球供給皿50
の詳細な構成については、後に詳述する。
【0008】一方、前記前面枠2の下方には、打球を発
射する際に操作する操作ハンドル170を有するハンド
ルセット150と、前記打球供給皿50に貯留しきれな
い余剰の景品玉を貯留する余剰玉受皿100とが取り付
けられている。このハンドルセット150と余剰玉受皿
100と前記打球供給皿50とは、図18に示すよう
に、それぞれの継ぎ目部分で重合させて継ぎ目を分かり
ずらくして全体として一体感のある印象を与えるように
なっている。余剰玉受皿100とハンドルセット150
については、後に詳述する。
【0009】更に、前面枠2の上部前面には、枠ランプ
10が取り付けられ、前面枠2の開放側側部前面にも、
錠前飾り30が取り付けられている。枠ランプ10及び
錠前飾り30も共にパチンコ遊技機1の前面を装飾する
ものであり、遊技者の注意を引き付けるものである。そ
こで、まず、図15及び図16を参照して枠ランプ10
の詳細な構成について説明し、次いで図17を参照して
錠前飾り30の詳細な構成について説明する。
【0010】枠ランプ 図15は、枠ランプ10の正面図であり、図16は、枠
ランプ10の分解正面図である。図において、枠ランプ
10は、前面枠2の表面に取り付ける横長状の取付基板
11に集約して設けられる。即ち、取付基板11には、
横方向に複数(図示では6個)の長方形状のランプ角穴
12が穿設されると共に、その中央に一対のランプ丸穴
13も穿設されている。このランプ角穴12及びランプ
丸穴13には、取付基板11の後方に取り付けられるラ
ンプ基板14に設けられるランプ15が臨むようになっ
ている。また、ランプ丸穴13の外周には、嵌め込み段
部16が形成され、後述するレンズ体19が嵌め込まれ
るようになっている。更に、取付基板11には。その中
央に止め穴18が形成され、その両端部に係止穴17と
止着穴25とが形成されている。
【0011】前記嵌め込み段部16には、透明な合成樹
脂で肉厚に形成されるレンズ体19が嵌め込まれ、前記
複数のランプ角穴12の前方には、その内面がローレッ
ト加工が施されたレンズカバー20が設けられる。レン
ズ体19は、前記ランプ丸穴13に臨むランプ15に照
射されてレンズ体19の裏面に貼着される装飾シール
(図示しない)を拡大表示するものであり、レンズカバ
ー20は、ランプ角穴12に臨むランプ15の光を散乱
させて遊技者に視認させるものである。しかして、レン
ズカバー20は、その外側端部に突設される係止突起2
1を前記係止穴17に差し込み、その内側端部の重合部
22を前記レンズ体19を押え止める押え板23と重合
させ、押え板23の中央に形成される止め穴24を取付
基板11の止め穴18に対応させてビス(図示しない)
で止着することにより、レンズ体19及びレンズカバー
20を取付基板11に取着している。なお、前記レンズ
体19は、その基部外周をレンズカバー20のU字状に
形成された内側部と押え板23とによって押し付け固定
されるものである。
【0012】上記のように構成される枠ランプ10は、
取付基板11の両端部に形成された前記止着穴25にビ
スを螺着して前面枠2の上部に取り付けるものである
が、遊技状態が特定遊技状態となったときに、ランプ1
5が点灯又は点滅してその旨を報知するものである。
【0013】錠前飾り 次に、図17を参照して錠前飾り30について説明す
る。図17の(A)は、錠前飾り30の正面図であり、
(B)は、錠前飾り30を構成する取付基板31の正面
図であり、(C)は、錠前飾り30を構成する取付基板
31とレンズカバー40との分解側面図である。図にお
いて、錠前飾り30は、前記前面枠2に取り付けられる
縦長状の取付基板31に集約して構成される。即ち、取
付基板31は、その中央部が前方に隆起した隆起部43
となっており、その隆起部43と同一の高さを保持する
レンズカバー40がその上部に取り付けられるようにな
っている。
【0014】レンズカバー40によって覆われる取付基
板31部分には、ランプ基板用開口32と配線通し穴3
5と係止穴36と取付ボス37とが形成されている。ラ
ンプ基板用開口32には、その上下及び中程に形成され
る取付穴34及び位置決め突起33によってランプ39
を有するランプ基板38が取付基板31の前方から取り
付けられるようになっている。また、配線通し穴35
は、上記のようにして取り付けられたランプ基板38か
ら延びる配線を外に引き出すためのものである。また、
係止穴36及び取付ボス37は、レンズカバー40を取
り付けるためのものであり、レンズカバー40の上端に
突設された係止突起41を係止穴36に差し込んだ後、
レンズカバー40の下部に形成された止め穴42を取付
ボス37に一致させて図示しないビスで螺着することに
より、レンズカバー40を取付基板31に止着する。
【0015】一方、取付基板31の隆起部43より下方
には、錠穴44が形成され、更に、その下方裏面には、
位置決め突起45が突設されている。錠穴44は、錠前
飾り30を前面枠2に取り付けた際に、前面枠2及びガ
ラス扉枠4を開閉する施錠装置の錠47(図18参照)
が臨むものであり、位置決め突起45は、錠前飾り30
の前面枠2に対する位置を決定するものである。
【0016】上記のように構成される錠前飾り30は、
取付基板31の上下端部に形成される止着穴46にビス
を螺着して前面枠2の上部に取り付けるものであるが、
後述する操作ハンドル170を操作して打球発射装置が
稼働しているときにランプ39が点灯してその旨を報知
するものである。
【0017】打球供給皿 次に、図6乃至図10を参照して打球供給皿50の詳細
な構成について説明する。図6は、打球供給皿50の分
解斜視図であり、図7は、打球供給皿50の斜視図であ
り、図8は、打球供給皿50の正面図であり、図9は、
打球供給皿50の平面図であり、図10は、打球供給皿
50の上流側の断面図である。以下、主として図6を中
心にして説明し、他の図面は、説明に必要な都度明示す
る。打球供給皿50は、前記前面扉板5の表面に集約し
て取り付けられるものであるが、図8に示すように、前
面扉板5の表面は、打球供給皿50を構成する部材によ
ってほとんど覆われ、遊技者が前面扉板5の表面を視認
することができないようになっている。
【0018】しかして、打球供給皿50は、景品玉を貯
留する貯留流下部53が形成された皿体52と、該皿体
52を収納支持する主構成枠体51と、該主構成枠体5
1に装着されるカバー体54、55、56と、をそれぞ
れ別体に成形し、それらを適宜組み付けて構成したもの
である。皿体52は、前面扉板5に開設された景品玉流
出口74と打球供給穴75との間に差し渡されるもので
あり、その上流側が膨出状の貯留部となり、その下流側
が貯留された玉を1列に整列する流下部となり、全体と
して貯留流下部53を構成している。そして、流下部に
は、玉の流れを長期間に亘ってスムーズに行うために、
レール部材58が装着される。また、流下部の末端を開
閉する玉抜き弁59が流下部の下方にスライド案内され
るように収納されている。この玉抜き弁59には、係合
突片60が後方に向かって突設され、該係合突片60が
前面扉板5に形成されたスライド長穴61を貫通して後
述する玉抜きレバー81の操作に連動してスライドする
ようになっている。上記のように構成される皿体52
は、一部分が前面扉板5に直接ビス等で取り付けられる
が、他の部分では、主構成枠体51に係合されて主構成
部材51を取り付けることにより、間接的に前面扉板5
に取り付けられるようになっている。
【0019】また、前記主構成枠体51は、上記した皿
体52を囲むようにして前面扉板5に取り付けられるも
ので、その前面上部に上部側面カバー体54が取り付け
られ、その前面下部に下部側面カバー体55が取り付け
られる。主構成枠体51と上部側面カバー体54とによ
って形成される空間には、LED63が一列状に形成さ
れたLED基板62が収納されるようになっている。こ
のLED63は、遊技状態が予め定めた特定遊技状態又
は通常の遊技状態で順次点灯移動させたり、又は同時に
点灯あるいは点滅させることにより、打球供給皿50の
装飾効果を高めるようになっている。また、前記下部側
面カバー体55の開放側下部は、下方に向かって延設さ
れており、その延設された部分に内部がローレット加工
されたレンズカバー64が取り付けられるようになって
おり、そのレンズカバー64と下部側面カバー体55と
によって形成される空間に多数のLED66が形成され
たLED基板65が収納されるようになっている。この
LED66も前記LED63と同様に機能させることに
より打球供給皿50部分の装飾効果を高めさせることが
できる。なお、このレンズカバー64部分は、前記した
ように下方に延設された状態となって前面扉板5を閉じ
たときに後述する余剰玉受皿100の上部延設片119
と共に扉保持枠3の下辺の前面を覆うようになってい
る。これによって打球供給皿50と余剰玉受皿100及
びハンドルセット150との視覚的な一体感を与えてい
ると共に、扉保持枠3を止着しているビスを弛めて行う
不正遊技を防止するようになっている。
【0020】また、本実施例においては、レンズカバー
64の取付部分よりさらに下方の下部側面カバー体55
の一部が図8に示すように、右延設部90として形成さ
れ、次に説明する底面カバー体56の下方部が前面扉板
5の底辺よりも下方に突出した左延設部91(ただし、
左延設部の左端部は、下部側面カバー体55の左端下部
に形成されている)として形成されている。右延設部9
0は、後述するハンドルセット150の取付基板151
の上縁に形成されるフランジ片167と重合してハンド
ルセット150に掛かる大きな荷重を分散させる機能を
奏するものである。一方、左延設部91も、後述する余
剰玉受皿100のフランジ突片119a,119bと重
合して余剰玉受皿100に掛かる大きな荷重を分散させ
る機能を奏するものである。
【0021】上記した下部側面カバー体55の下辺に
は、底面カバー体56が取り付けられている。この底面
カバー体56の一側には、簀の子状の通し孔57が形成
され、該通し孔57の上方で底面カバー体56と主構成
枠体51と皿体52とで形成される空間には、図9に示
すように、効果音を発生するスピーカ67が収納されて
いる。このスピーカ67の取付構造についてさらに詳細
に説明すると、スピーカ67は、そのスピーカコーンが
下方に向くようにして押え板69によって収納ボックス
68内に収納固定され、該収納ボックス68が前面扉板
5の裏面に取り付けられる取付基板70に固定されるよ
うになっている。また、取付基板70には、スピーカ6
7及び前記LED基板62、65から延びる配線が接続
される配線基板71が取り付けられている。この配線基
板71の裏面には、コネクタ72が設けられ、図示しな
い遊技制御回路基板から延びる配線を接続することがで
きるようになっている。しかして、前面扉板5に開設さ
れるスピーカ取付開口73からスピーカ67を内蔵する
収納ボックス68を差し込んで、取付基板70を前面扉
板5の裏面に当接しビスで螺着することにより、打球供
給皿50の上流側内部空間にスピーカ67を収納固定す
ることができる。
【0022】打球供給皿50は、概ね上記した部材によ
って構成されるが、さらに、前面扉板5の上部には、横
長な飾り板主体78が取り付けられている。この飾り板
主体78は、その一側端に前記景品玉流出口74に対応
する流出開口79が一体的に形成され、その他側裏面に
玉抜きレバー収納部80が形成されている。玉抜きレバ
ー収納部80には、玉抜きレバー81と該玉抜きレバー
81を付勢するスプリング82が収納され、玉抜きレバ
ー81の操作部81aが前面に臨むようになっている。
また、玉抜きレバー81の移動範囲の外側前面には、装
飾カバー83、84が取り付けられている。しかして、
玉抜きレバー81の操作部81aをスプリング82の付
勢力に抗して移動させると、該玉抜きレバー81と前面
扉板5の裏面で連結部材(図示しない)を介して連結さ
れる前記玉抜き弁59が同一方向に移動するので、前記
皿体52の貯留流下部53の末端が開放され、貯留流下
部53に貯留されている景品玉(打球)を玉抜き通路
(図示しないが皿体52の下方内部に形成されている)
を通って前面扉板5に形成される玉抜き穴76を通過
し、最終的に余剰玉受皿100に導かれる。
【0023】なお、前面扉板5には、上記した構成以外
に、その上辺に断面コ字状の係合溝部77が形成され、
前記ガラス扉枠4の下辺に鉤形に形成された係合片と係
合して前面扉板5とガラス扉枠4の間からピアノ線等の
不正部材が挿入できないようにしている。また、図8に
示すように、前面扉板5の裏面には、前記景品玉流出口
74に対応するように接続樋筒85が取り付けられ、開
放側端部に施錠レバー86が設けられている。接続樋筒
85は、パチンコ遊技機1の裏面に設けられる機構板
(図示しない)から放出される景品玉を誘導するもので
あり、施錠レバー86は、前面扉板5を扉保持枠3に対
して施錠するものであり、施錠レバー86を押し下げる
ことにより、その施錠が解除されるものである。また、
前面扉板5に開設される前記打球供給穴75には、図8
に示す打球供給器87が対応して設けられ、皿体52の
貯留流下部53を1列に流下する打球を図示しない打球
発射装置の動作に連動して1個ずつ発射位置に供給する
ようになっている。なお、この打球供給器87は、前記
皿体52の下流側に突設される取付ボス89に打球供給
穴75を介して直接装着されるようになっている。更
に、前面扉板5の一側には、図6に示すように、開閉軸
88が設けられ、該開閉軸88を扉保持枠3に形成され
る軸受(図示しない)に装着して、前面扉板5を開閉自
在に支持するものである。
【0024】以上、打球供給皿50の詳細な構成につい
て説明してきたが、本実施例に係る打球供給皿50は、
景品玉を貯留する貯留流下部53が形成された皿体52
と、該皿体52を収納支持する主構成枠体51と、該主
構成枠体51に装着される上部側面カバー体54及び下
部側面カバー体55と、をそれぞれ別体に成形して組付
構成されているので、皿体52と主構成枠体51と上部
側面カバー体54及び下部側面カバー体55とをそれぞ
れ異なる色彩の合成樹脂で成形することにより、打球供
給皿50に色彩変化を与えることができる。また、それ
ぞれに異なる色彩のものを多種類用意し、それらを組合
せることにより、色彩的にバラエティのある打球供給皿
50を提供することができる。
【0025】余剰玉受皿 次にもう1つの貯留皿である余剰玉受皿100の詳細な
構成について図1乃至図5を参照して説明する。図1
は、余剰玉受皿100の分解斜視図であり、図2は、余
剰玉受皿100の正面図であり、図3は、余剰玉受皿1
00の平面図であり、図4は、余剰玉受皿100の背面
図であり、図5は、前記打球供給皿50との関係を示す
部分正面図である。以下、主として図1を中心にして説
明し、他の図面は、説明に必要な都度明示する。余剰玉
受皿100は、景品玉を貯留する貯留部が形成された皿
体103と、タバコの灰を捨てる灰皿体106と、該灰
皿体106及び前記皿体103を収納支持する枠体10
2と、該枠体102の裏面に取り付けられ且つ枠体10
2とで主構成枠体を構成する取付基板101と、主構成
枠体を構成する枠体102に装着されるカバー体10
4、105と、をそれぞれ別体に成形し、それらを適宜
組み付けて構成したものである。
【0026】しかして、主構成枠体の一方の部材を構成
する取付基板101には、パチンコ遊技機1の裏面側か
ら流出する余剰の景品玉が通過する余剰玉流出口107
が後方に突出状に形成されると共に、後方に向かって複
数(図示の実施例では3本)の締結ネジ108が突設さ
れている。この締結ネジ108は、前面枠2に穿設され
た取付穴(図示しない)に挿入され、前面枠2の裏面か
らナットで締め付けることにより、余剰玉受皿100を
前面枠2に固定するものである。また、締結ネジ108
を固着するために取付基板101の前方に突出する固着
ボス部108aは、主構成枠体の他方の部材を構成する
枠体102との相互の位置を決めるための位置決めボス
を兼用している。また、前記余剰玉流出口107の左右
には、皿体103の後面に突設される後述する係合片1
20が挿入される係合長穴109が穿設されている。更
に、図4に示すように、取付基板101の裏面には、前
面枠2との相対的な位置関係を決める位置決めボス11
0が突設されると共に、取付基板101の強度を向上さ
せるために、縦横に補強リブ111が形成されている。
【0027】一方、主構成枠体の他方の部材を構成する
枠体102は、皿体103を収容する皿体収容部112
と灰皿体106を収納する灰皿収容部113とが隔壁に
よって区画形成されている。皿体収容部112及び灰皿
収容部113は、全体に前方下がりに形成されると共に
上下方向に貫通しており、皿体103は、皿体収容部1
12の上方から挿入されることにより枠体102に装着
される。また、皿体収容部112の前方下部には、底面
カバー体104をビスで止着するための取付部114が
形成され、皿体112の後述するハンドルセット150
側(図示右側)の端縁には、ハンドルセット150の重
合面165と重合する当接面115が形成されている。
また、当接面115の上部には、ハンドルセット150
の後述する上部係合突片156と係合する上部係合部1
16が形成されている。また、灰皿収容部113の両側
面には、金属板117が貼着される。この金属板117
は、枠体102を取付基板101に止着した際に灰皿体
106の後面に対応する取付基板101にも貼着される
ようになっている。更に、枠体102には、その両端部
に前記固着ボス部108aと係合する係合筒118が形
成され、その上方に取付基板101よりも上方に延設さ
れる上部延設片119が形成されている。この上部延設
片119の前面には、装飾シール(図示しない)が貼付
されるようになっている。また、上部延設片119は、
余剰玉受皿100が前面枠2に取り付けられた際に、扉
保持枠3の下辺の前面を覆うようになっている。
【0028】更に、前記上部延設片119の上縁には、
上方に向かってフランジ突片119aが突設されてい
る。このフランジ突片119aは、図5に示すように、
側面カバー体105の上端縁に突設されるフランジ突片
119bと共に、その前面が前記した打球供給皿50の
左延設部91と当接重合するもので、余剰玉受皿100
に過大な荷重が付加された場合には、その荷重がフラン
ジ突片119a,119bと左延設部91との当接状態
により打球供給皿50側に分散され、余剰玉受皿100
に掛かる荷重を減少させることができるので、余剰玉受
皿100の取付状態が緩んだりあるいは余剰玉受皿10
0を構成する部材にヒビが入ったり破損したりすること
を抑えることができる。
【0029】一方、前記皿体103は、後面が開放され
た凹状に形成され、その上端周縁が前記皿体収容部11
2の上端周縁に当接係止されるようになっている。ま
た、皿体103の後端縁には、係合片120が突設さ
れ、枠体102に装着された状態で前記取付基板101
に止着されたときに前記係合長穴109に挿入されるよ
うになっている。また、皿体103の底面は、図3に示
すように、1箇所に向かって傾斜する3つの傾斜面a〜
cによって形成されており、その3つの傾斜面a〜cの
最も低いところに玉抜き穴121が形成されている。そ
して、この玉抜き穴121は、後述する玉抜き弁125
によって開閉される。ところで、前記余剰玉流出口10
7に臨む傾斜面aの上流側長さL2は、余剰玉流出口1
07の長さL1よりも大きくなるように形成されてい
る。これは、余剰玉流出口107から流出して直ちに玉
抜き穴121に向かうほとんどの景品玉を傾斜面aだけ
で導くことにより、玉抜き時間を短くするためである。
また、皿体103の底面の裏面には、後述する弁蓋12
4を止着するための取付ボス122が突設されている。
【0030】また、枠体102の前方下部から一側(左
側)を覆う底面カバー体104及び側面カバー体105
は、合成樹脂によって一体的に形成されているが、これ
を底面カバー体104と側面カバー体105とに分離し
て成形しても良い。しかして、底面カバー体104に
は、前記皿体103の底面に対応して連通開口123が
開設されている。そして、この連通開口123を貫通し
て皿体103の底面の裏面に弁蓋124がビスで螺着さ
れる。この弁蓋124と皿体103との間には、玉抜き
弁125と該玉抜き弁125を付勢するスプリング12
5bが収納され、スプリング125bの付勢力により常
に玉抜き弁125が前記玉抜き穴121を閉塞するよう
になっている。また、玉抜き弁125には、弁蓋124
から外側に突出する操作部125aが一体的に形成さ
れ、しかもこの操作部125aが図2に示すように皿体
103の下方部分で突出しているので、遊技者がスプリ
ング125bの付勢力に抗して操作部125aを移動さ
せることにより、玉抜き弁125を開放して玉抜き穴1
21から貯留された景品玉を下方に落下させることがで
きる。
【0031】また、底面カバー体104の前方裏面に
は、取付ボス126が突設されると共に取付突片127
も突設されている。取付ボス126は、枠体102の前
記取付部114と一致させてビスで螺着するもので、枠
体102と底面カバー体104とを相互に連結固定する
ものである。また、取付突片127は、前記弁蓋124
を皿体103の裏面にビスで螺着する際に、該ビスを通
すことにより皿体103の底面を底面カバー体104に
連結固定するものである。更に、底面カバー体104の
右側前方には、下部係合部128が形成され、該下部係
合部128にハンドルセット150の後述する下部係合
突片157が係合して余剰玉受皿100とハンドルセッ
ト150との係合を正確に行うようになっている。
【0032】上記した底面カバー体104と前記灰皿収
容部113との間隔を置いて一体的に形成される側面カ
バー体105は、前記枠体102の左側の全域を覆うよ
うに膨出状に形成され、その上部に形成された取付凹部
129に導電性のタッチ板130が装着されるようにな
っている。このタッチ板130は、遊技において使用す
る必要があるときに、その裏面にタッチ配線を接続する
ように構成され、使用する必要がないときには、配線の
接続に関係なく装飾として機能するものである。
【0033】また、枠体102の灰皿収容部113に収
容される灰皿体106の下方には、下部カバー体131
が装着される。即ち、灰皿体106の両側部から下方に
向かって突設される取付ボス132を下部カバー体13
1の底面に形成される取付穴133に一致させ、下部カ
バー体131の裏面からビスで螺着することにより、灰
皿体106と下部カバー体131とを連結固定する。下
部カバー体131の前方上端には、回転軸134が突設
され、該回動軸134を前記底面カバー体104と枠体
102との当接部に形成される軸受孔(図示しない)に
支持することにより、灰皿体106を回転自在に軸支す
ることができる。なお、下部カバー体131は、図2に
示すように、底面カバー体104の前方部をそのまま左
方向に延設して側面カバー体105と連続するように形
成されている。
【0034】上記した各構成からなる余剰玉受皿100
を組み立てるには、枠体102に底面カバー体104及
び側面カバー体105を組み付け、その後、皿体103
を枠体102の皿体収容部112に上方から装着し、玉
抜き弁125を挿入した弁蓋124を皿体103の裏面
に止着する。その状態で枠体102を取付基板101に
取り付け、ネジ止め穴135にビスを差し込んで螺着す
る。そして、枠体102を取付基板101に止着した状
態においては、図2及び図4に示すように、取付基板1
01全体が枠体102と底面カバー体104及び側面カ
バー体106によって完全に被覆された状態となり、正
面から見ることはできない。
【0035】以上、余剰玉受皿100の詳細な構成につ
いて説明してきたが、本実施例に係る余剰玉受皿100
は、景品玉を貯留する貯留部が形成された皿体103
と、該皿体103を収納支持する主構成枠体としての枠
体102及び取付基板101と、該主構成枠体としての
枠体102及び取付基板101に装着される底面カバー
体104及び側面カバー体105と、をそれぞれ別体に
成形して組付構成されているので、皿体103と主構成
枠体としての枠体102及び取付基板101と底面カバ
ー体104及び側面カバー体105とをそれぞれ異なる
色彩の合成樹脂で成形することにより、余剰玉受皿10
0に色彩変化を与えることができる。また、それぞれに
異なる色彩のものを多種類用意し、それらを組合せるこ
とにより、色彩的にバラエティのある余剰玉受皿100
を提供することができる。
【0036】ハンドルセット 次に、上記した余剰玉受皿100の側方に該余剰玉受皿
100と一体的に視認し得るハンドルセット150の構
成について図11乃至図14を参照して説明する。図1
1は、ハンドルセット150の分解斜視図であり、図1
2は、ハンドルセット150の背面から見た斜視図であ
り、図13は、打球供給皿50とハンドルセット150
との関係を示す正面図であり、図14は、ハンドルセッ
ト150の平面図である。図において、ハンドルセット
150は、前記余剰玉受皿100から連続するように視
認される取付基板151と該取付基板151に固定され
る操作ハンドル170とから構成される。
【0037】まず、取付基板151の構成について説明
すると、取付基板151は、余剰玉受皿100側が高く
形成されると共に端部に向けて急激に傾斜した後にほぼ
水平状に形成される。そして、その形状に沿って取付基
板151と色彩の異なる合成樹脂によって成形される装
飾板152が表面に貼着されている。また、図14に示
すように、前記急激に傾斜した曲面は、操作空間153
を構成し、指が奥まで入って操作ハンドル170が操作
し易いようになっている。なお、余剰玉受皿100側の
高さは、操作ハンドル170が取り付けられたときの高
さとほぼ同じとなっている。逆に言えば、操作ハンドル
170の前方への突出量が余剰玉受皿100とほぼ同じ
突出量となるように設計されるものである。これによ
り、パチンコ遊技機1を持ち運ぶ際に、操作ハンドル1
70だけが前方に突出した従来のパチンコ遊技機1と比
較して操作ハンドル170をぶつける事故を防止するこ
とができる。
【0038】また、取付基板151の上辺部は、ほぼ水
平な水平面部166を構成し、該水平面部166の後端
縁に沿って上方に向かってフランジ片167が突設され
ている。このフランジ片167は、図13に示すよう
に、高さL3を有し、前記打球供給皿50を閉じたとき
に前記右延設部90との間に小さな隙間L4が生じる
が、L3の方が大きいため、フランジ片167の前面と
右延設部90とが当接重合する。このため、操作ハンド
ル170に過大な荷重が付加された場合には、その荷重
がフランジ片167と右延設部90との当接状態により
打球供給皿50側に分散され、取付基板151に掛かる
荷重を減少させることができるので、取付基板151に
ヒビが入ったり破損したりすることを抑えることができ
る。
【0039】一方、取付基板151の裏面には、締結ネ
ジ154が固着されていると共に、位置決め突起155
が突設されている。位置決め突起155は、取付基板1
51を前面枠2に取り付ける際にその位置決めを正確に
行うものであり、締結ネジ154は、前面枠2の穿設さ
れた取付穴を貫通して前面枠2の裏面まで到達させ、前
面枠2の裏面に装着される打球発射装置(図示しない)
の取付基板をも貫通させた後にナット等で締着してハン
ドルセット150を前面枠2に固定するものである。ま
た、取付基板151の隆起側上下には、上部係合突片1
56と下部係合突片157とが形成され、該上部係合突
片156及び下部係合突片157とを余剰玉受皿100
の前記上部係合部116及び下部係合部128に係合さ
せることにより、余剰玉受皿100とハンドルセット1
50との相互の位置関係を正確に取り付けることができ
る。なお、これらを係合させたときに、取付基板151
の隆起側端縁に形成される重合面165が余剰玉受皿1
00の前記当接面115に当接する。このため、枠体1
02と取付基板151とが継ぎ目のない連続した状態で
視認されるので、余剰玉受皿100とハンドルセット1
50との視覚的な一体感を付与することができる。
【0040】また、取付基板151の裏面には、後述す
る操作ハンドル170の操作を打球発射装置側に伝達す
るための各種の部品が収納配置されている。即ち、後述
するハンドル軸172の後端には、扇形プーリ158が
固着され、該扇形プーリ158の上部に円形プーリ15
9が回転自在に軸支されている。扇形プーリ158と円
形プーリ159とはワイヤ160で連結されていると共
に、円形プーリ159が常に付勢バネによってワイヤ1
60を緊張する方向(図12で時計回転方向)に付勢し
ている。しかして、後述する操作ハンドル170の回転
レバー180を回動操作することにより扇形プーリ15
8及び円形プーリ159が付勢バネの付勢力に抗して回
転せしめられ、該回転動作が打球発射装置の弾発スプリ
ングの弾発力に作用して打球の発射勢を調節することが
できる。
【0041】また、操作ハンドル170には、後述する
ようにハンドルスイッチ174やタッチリング179等
が内蔵されており、これらに接続されるスイッチ配線1
61が取付基板151の背面に導き出されている。しか
して、スイッチ配線161は、取付基板151の下方か
ら一端側方に沿って形成される配線収納溝162に収納
され、その収納された配線が外に飛び出さないように配
線押え片163が取り付けられると共に、最終的に側部
中程に形成されるC字状の配線通し輪164で束ねられ
て纏められている。これにより、ハンドルセット150
を前面枠2に取り付ける際に、スイッチ配線161が挟
持されることがない。
【0042】一方、上記した取付基板151に突設され
る操作ハンドル170の構成について主として図11を
参照して説明すると、操作ハンドル170は、取付基板
151に一体的に突設される支柱171に装着固定され
るベース部材173と、該ベース部材173に対して所
定角度範囲内で回転自在に設けられ且つ前記支柱171
に軸受されるハンドル軸172を回転せしめる回転レバ
ー180と、該回転レバー180の前方に配置されるハ
ンドルキャップ188とから構成される。しかして、前
記取付基板151には、筒状の支柱171が突設され、
該支柱171にハンドル軸172が回転自在に軸支され
る。また、支柱171の外周には、ベース部材173が
挿入され、取付基板151の裏面から補強金具と共にビ
ス止めされる。ベース部材173は、朝顔状に形成さ
れ、その前面にハンドルスイッチ174が取り付けられ
ると共に、単発レバー175が回動自在に設けられてい
る。単発レバー175の一部は、ベース部材173の外
周から外に臨むようになっており、回転レバー180が
回動操作されたときに単発レバー175を押圧すること
によりハンドルスイッチ174をOFFとすることがで
きる。したがって、単発レバー175を押したり解除し
たりすれば、打球を任意の間隔で発射することができ
る。なお、単発レバー175には、突部176が突設さ
れ、該突部176が回転レバー180の裏面に形成され
る押圧片(図示しない)と当接したり(非回動位置)、
あるいは当接しなかったり(回動位置)してハンドルス
イッチ174をOFF・ONする。
【0043】また、ベース部材173の前面には、複数
(3本)の連結ボス177が前方に向かって突設される
が、該連結ボス177に外周に金属製のタッチリング1
79が設けられる中間プレート178が挿入され、次い
で回転レバー180が挿入され、最後に連結ボス177
の端面と当接する止め穴185を有する挟持板184を
ビスで止着する。タッチリング179には、スイッチ配
線161の一部が接続されている。しかして、遊技者が
タッチリング179に触れたことがタッチ検出回路によ
って検出され、且つ回転レバー180が回動操作されて
前記ハンドルスイッチ174がONしたときには、打球
発射装置の駆動モータ(図示しない)が回転駆動されて
打球を発射する。
【0044】また、回転レバー180の中心には、前記
ハンドル軸172が挿入固定される軸筒181が設けら
れ、該軸筒181の外周に円弧状の回転規制穴182が
形成されている。しかして、軸筒181をハンドル軸1
72に挿入すると同時に前記連結ボス177を回転規制
穴182に貫通させ、その前面を挟持板184で挟持す
ることにより、回転レバー180が回動自在に軸支され
ることになる。更に、回転レバー180の回動範囲は、
回転規制穴182の長さによって規制されている。ま
た、回転レバー180の外周には、遊技者が指を掛ける
掛止突部183が複数突設されている。この掛止突部1
83は、図14に示すように、前後方向に長く形成され
ており、後述するハンドルキャップ188の外周上にま
で到達して指を掛け易くしている。なお、前記挟持板1
84は、前記連結ボス177に止め穴185を当接させ
てビスで螺着したときに回転レバー180の内周凹部に
完全に収納されるようになっている。
【0045】ところで、前記挟持板184の前面には、
カギ状の係合片186が形成されると共に、止め部18
7が前方に突出するように形成されている。この係合片
186及び止め部187は、ハンドルキャップ188を
装着固定するものである。そこで、まずハンドルキャッ
プ188の構成について先に説明すると、ハンドルキャ
ップ188は、碗状に形成され、その前面に窓189が
形成され、その窓189にレンズ板190を介して装飾
板191が臨むようになっており、その後面を蓋板19
2で閉塞している。この蓋板192は、前記レンズ板1
90及び装飾板191を支持固定すると共に、前記挟持
板184に形成される係合片186と係合する係合片1
95と前記止め部187と対応する止め穴196とを有
している。なお、蓋板192は、ハンドルキャップ18
8の内部に後方に向かって突設される取付ボス194に
取付穴193を対応させてビスで螺着することによりハ
ンドルキャップ188に取り付けられている。
【0046】上記のように構成されるハンドルキャップ
188の蓋板192に形成される係合片195を挟持板
184の係合片186と係合させる。このとき、止め穴
196と止め部187とが一致しているので、ハンドル
キャップ188の底面下部に形成されるビス穴(図示し
ない)からビスを差し込んで止め部187に螺着し、ハ
ンドルキャップ188全体を止着することができる。
【0047】以上、実施例に係るパチンコ遊技機1の打
球供給皿50、余剰玉受皿100の構成及びそれらと密
接に関連するハンドルセット150の構成について説明
してきたが、本実施例によれば、操作ハンドル170が
設けられる取付基板151の上縁に上方に向かって延設
されるフランジ片167を形成し、該フランジ片167
の前面に打球供給皿50を構成する構成体(下部側面カ
バー体55)の下縁に下方に向かって延設される右延設
部90を当接させるように構成したので、操作ハンドル
170に過大な荷重が付加された場合には、その荷重が
フランジ片167と右延設部90との当接状態により打
球供給皿50側に分散され、取付基板151に掛かる荷
重を減少させることができるので、取付基板151にヒ
ビが入ったり破損したりすることを抑えることができ
る。また、本実施例においては、打球供給皿50の左延
設部91と余剰玉受皿100のフランジ突片119a,
119bとの間でも、上記したと同じ機能を果たすの
で、余剰玉受皿100に過大な荷重が付加された場合で
も、該荷重が打球供給皿50側に分散されて、余剰玉受
皿100の破損等を抑えることができる。
【0048】更に、本実施例においては、上記した重合
部分によって特に打球供給皿50と余剰玉受皿100と
ハンドルセット150との間に遊技者から見て明らかに
継ぎ目となる部分を分かりずらくして打球供給皿50か
ら下方部分に一体感を持たせたので、従来のパチンコ遊
技機1のように、それぞれが独立して設けられている印
象と大幅に異なる印象を与えて、遊技者の注意を引くこ
ともできる。
【0049】なお、上記した実施例においては、主構成
枠体と皿体とカバー体とを別体に構成し且つそれぞれ色
彩の異なる合成樹脂で成形されることを前提として説明
してきたが、もちろん、同一色の合成樹脂で成形して組
み付けても何ら問題はない。また、弾球遊技機としてパ
チンコ遊技機1を示したが、景品玉としてパチンコ玉が
排出される弾球遊技機であれば、どのような弾球遊技機
(例えば、アレンジ式パチンコ機等)であっても良い。
【0050】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、本発明においては、操作ハンドルが設けられるハン
ドル取付基板の上縁に上方に向かって延設されるフラン
ジ片を形成し、該フランジ片の前面に打球供給皿を構成
する構成体の下縁に下方に向かって延設される延設部を
当接させるように構成したので、操作ハンドルに過大な
荷重が付加された場合には、その荷重がフランジ片と延
設部との当接状態により打球供給皿側に分散され、ハン
ドル取付基板に掛かる荷重を減少させることができるの
で、ハンドル取付基板にヒビが入ったり破損したりする
ことを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る余剰玉受皿の分解斜視図である。
【図2】余剰玉受皿の正面図である。
【図3】余剰玉受皿の平面図である。
【図4】余剰玉受皿の背面図である。
【図5】打球供給皿と余剰玉受皿との関係を示す部分正
面図である。
【図6】実施例に係る打球供給皿の分解斜視図である。
【図7】打球供給皿の斜視図である。
【図8】打球供給皿の正面図である。
【図9】打球供給皿の平面図である。
【図10】打球供給皿の上流側で切断した断面図であ
る。
【図11】余剰玉受皿の側方に並列状に設置されるハン
ドルセットの分解斜視図である。
【図12】ハンドルセットの背面から見た斜視図であ
る。
【図13】打球供給皿とハンドルセットとの関係を示す
正面図である。
【図14】ハンドルセットの平面図である。
【図15】実施例に係る弾球遊技機の一例としてのパチ
ンコ遊技機の前面上部に設けられる枠ランプの正面図で
ある。
【図16】枠ランプの分解正面図である。
【図17】パチンコ遊技機の前面側部に設けられる錠前
飾り及びその構成部材の正面図、側面分解図である。
【図18】パチンコ遊技機の正面図である。
【符号の説明】
1 パチンコ遊技機 50 打球供給皿 51 主構成枠体 52 皿体 54 上部側面カバー体 55 下部側面カバー体 56 底面カバー体 90 右延設部 91 左延設部 100 余剰玉受皿 101 取付基板 102 枠体 103 皿体 104 底面カバー体 105 側面カバー体 106 灰皿体 119a,119b フランジ突片 150 ハンドルセット 151 取付基板 167 フランジ片 170 操作ハンドル

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 打球供給皿と、該打球供給皿の下方にハ
    ンドル取付基板を介して設けられる操作ハンドルと、を
    備えた弾球遊技機において、 前記ハンドル取付基板の上縁に上方に向かって延設され
    るフランジ片を形成し、該フランジ片の前面に前記打球
    供給皿を構成する構成体の下縁に下方に向かって延設さ
    れる延設部を当接させるようにしたことを特徴とする弾
    球遊技機。
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