JP3104778B2 - フイルタプレスにおける原液の供給装置 - Google Patents

フイルタプレスにおける原液の供給装置

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JP3104778B2 JP06175991A JP17599194A JP3104778B2 JP 3104778 B2 JP3104778 B2 JP 3104778B2 JP 06175991 A JP06175991 A JP 06175991A JP 17599194 A JP17599194 A JP 17599194A JP 3104778 B2 JP3104778 B2 JP 3104778B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、フイルタプレスの原
液の供給装置に関し、特に、多数のろ板を使用する多室
型の原液の供給装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、原液を供給する装置としては、例
えば、特公平2−24566号の第1図に示すように、
並列したろ板に、そのろ板の前後に開口し、かつ、ろ板
間のろ過室に連通する原液の供給路を設け、そのろ過室
にろ板列の一方側より原液を供給する装置は、よく知ら
れている。また、多くのろ板を並列した多室型のフイル
タプレスやろ過室の大きいフイルタプレスにあっては、
ろ板群の両端側から原液を供給する装置も、例えば実開
昭59−24106号公報に記載してあるように公知で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来装置の一方側から原液を供給するフイルタプレスにあ
っては、多室型になると、ろ過面積が大きくなり、前段
部と後端部のろ過室への原液供給のズレが生じてくる。
そして、それぞれのろ過室への圧入圧の差が起こり、ろ
板が破損する恐れがあった。また、生成されるケーキ圧
がろ過室ごとに違なり、排出されるケーキごとに含水率
の差が生じる恐れがあった。しかも、上記の欠点を防止
するためには、原液供給路を大きくする必要があった。
また、これらの欠点を解消するためにろ板群の両側から
原液を供給するようにした従来装置にあっては、フイル
タプレスのろ板群の前後の双方に太い原液供給用の配管
を施行する必要があり、しかも、開閉移動する可動ヘッ
ドに連結するためにフイルタプレスの周囲に広い場所を
必要としていた。そして、フイルタプレスの近傍での作
業に危険を併う恐れもあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の従来の
欠点を解消するものであって、その構成はフレーム間に
支架したレール上に多数のろ板を並列し、これらのろ板
間に形成したろ過室にろ板群の前後から原液を供給する
ようにしたフイルタプレスにおいて、上記ろ板に、その
ろ板の前後に開口し、且つ、ろ板の中凹状に形成したろ
過床に連通する原液の給液路と、そのろ板のシール面に
ろ板の前後に開口する移送孔とを設け、これらのろ板群
の前後に配設した可動ヘッドに、上記ろ板の原液の供給
路と移送孔とにそれぞれ連通する原液の供給口と移送口
とを設けると共に、一方の可動ヘッドの原液の供給口と
移送口とにそれぞれ原液供給管を連結し、他方の可動ヘ
ッドの原液の供給口と移送口とを連通管で接続したもの
である。
【0005】
【作用】ろ板群を閉板し、原液供給管から一方の可動ヘ
ッドの原液の供給口と移送口にそれぞれ原液を供給する
と、原液の供給口から供給された原液は、ろ板に設けた
原液の供給路を通りろ板のろ過床の前面に供給される。
一方、可動ヘッドの移送口に供給された原液は、並列さ
れたろ板群の移送孔を通り、連通管から他方の可動ヘッ
ドの原液の供給口に供給される。次に原液はろ板の原液
の供給口へ移送されろ板のろ過床の前面に供給される。
すなわち、前後の可動ヘッドの供給口から供給された原
液は、前後のろ板間に形成されたろ過室に原液を供給し
ながらろ板群の供給路の中央部で衝突し、ろ板間に形成
したろ過室にその中央部からも順次その前後のろ過室へ
と原液を供給する。
【0006】
【実施例】この発明に係るフイルタプレスにおける原液
供給装置の実施例を図面に基づき詳述すると、まず図1
において、符号1はフレーム、符号2はフレーム1.1
間に橋架したレールであって、このレール2上には多数
のろ板3・・・が開閉自在に並列されている。このろ板
群3・・・の前後には可動ヘッド4.5が設けてあり、
この可動ヘッド4.5にはレール2に沿って無端状に張
設した駆動チェーン6にその一端が連結され、ろ板群3
・・・をその前後から同時に開閉できるようにしてあ
る。符号7はろ板3.3間をルーズに連結したリンクチ
ェーン、符号8は駆動チェーンの駆動用のモーターであ
る。
【0007】上記ろ板3には、図2に示すように、その
前後面に中凹状のろ過床9が形成してあり、ろ過床9の
周部にシール面10が設けてある。ろ過床9上方のシー
ル面10には、そのろ板3の前後に開口し、かつ、ろ過
床9に通じる溝とを設けた原液の供給路11が配設して
ある。ろ板3の背部のシール面10には、そのろ板3の
前後に開口する移送孔12が設けてある。ろ板3の下部
シール面10にはそのろ板3の前後に開口し、ろ過床9
に連通する通孔とを設けたろ液孔13が配設してある。
そして、ろ板3の前後のろ過面には、ろ板3の上部に立
設した支持バー14に吊設されたろ布15が張設されて
いる。そして、ろ板3.3間を閉板した時には、一対の
ろ布15.15間にろ過室(図示せず)を形成するよう
になっている。この時、原液の供給路11と移送孔12
及びろ液孔13は、それぞれの前後のろ板3・・・のシ
ール面10によりシールされ、連通孔を形成するように
なっている。
【0008】そして、ろ板群3・・・の両端側の可動ヘ
ッド4.5には、ろ板3の原液の供給路11と、移送孔
12にそれぞれ連通する原液の供給口16と移送口17
とが設けられている。一方の可動ヘッド4の原液の供給
口16と移送口17とにそれぞれ原液供給管18を分岐
して連結してある。また、他方の可動ヘッド5の原液の
供給口16と移送口17とは連通管19で接続してあ
る。そして、ろ板3.3間を閉板して、原液供給管18
から原液を供給すると、原液は可動ヘッド4の原液の
給口16から連通されたろ板3・・・の原液の供給路1
1・・・に圧入され、原液の一部はろ板3.3間のろ過
室に流入する。ろ布15で固液分離されたろ液は、ろ板
3のろ過床9を通って、ろ液孔13に流下し、フイルタ
プレス外に取り出される。一方、可動ヘッド4の移送口
17からろ板3・・・の移送12・・・に流入した原
液は、後端の可動ヘッド5まで移送され、この可動ヘッ
ド5の移送口17からこの可動ヘッド5の原液の供給口
16へ連通管19を通って原液は供給される。可動ヘッ
ド5の原液の供給口16に供給された原液はろ板群3・
・・の後端から、ろ板の原液の供給路11に圧入され
る。すなわち、原液はろ板群の前後から原液を供給する
ようになっている。
【0009】図3に示す他の実施例は、ろ板群が一方向
より開閉するフイルタプレスの概念図であって、この装
置にあっては、上記一方の可動ヘッド4の代わりにフレ
ーム1に固定された固定ヘッドからなり、この固定ヘッ
ド4に設けられた原液の供給口16と移送口17とがフ
レーム1と一体的に配設されている。なお、上記実施例
においては、原液をろ板群の前後から供給するようにし
てあるが、ろ過室が100室以上のものにあっては、中
間部にスタンドを設け、ろ板3のシール面に新たに原液
の移送孔12を設け、ろ板群3・・・の中央部からも原
液を供給するようにしてもよいものである。また、ろ板
3の原液の供給路11は、ろ板3の中央部に設けても、
下部に設けてもよいものである。
【0010】
【発明の効果】この発明は上記のように構成してあり、
フイルタプレスに原液を供給すると、原液はろ板の移送
孔を通り、ろ板群の後側からも原液を供給することがで
きる。すなわち、原液をろ板群の前後から供給する従来
装置にあっては、フイルタプレスのフロントとリヤーの
双方の周部に原液の供給配管を施行する必要があり、し
たがって、そして、フイルタプレスの周囲に広い場所を
取り、その近傍での作業に危険を併う恐れがあったもの
であるが、本願発明にあっては、ろ板のシール面部に原
液の移送孔を設けたので、可動ヘッドとともに移動する
長尺の太い配管がなくなり、危険も少なく、脱水機もシ
ンプルとなり、しかも、メンテナンスも容易となるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るフイルタプレスにおける原液供
給装置の概略側面図である。
【図2】この発明に係る原液供給装置の主要部の傾面図
である。
【図3】この発明に係るフイルタプレスにおける原液供
給装置の他の実施例の概念図である。
【符号の説明】
1 フレーム 2 レール 3 ろ板 4 可動ヘッド(固定ヘッド) 5 可動ヘッド9 ろ過床 10 シール面 11 原液の供給路 12 移送孔 16 原液の供給口 17 移送口

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレーム1.1間に支架したレール2上
    に多数のろ板3・・・を並列し、これらのろ板3.3間
    に形成したろ過室にろ板群3・・・の前後から原液を供
    給するようにしたフイルタプレスにおいて、上記ろ板3
    に、そのろ板3の前後に開口し、且つ、ろ板3の中凹状
    に形成したろ過床9に連通する原液の供給路11と、そ
    のろ板3のシール面10に、ろ板3の前後に開口する移
    送孔12とを設け、これらのろ板群3・・・の前後に配
    設した可動ヘッド4.5に、上記ろ板3の原液の供給
    11と移送孔12とにそれぞれ連通する原液の供給口1
    6と移送口17とを設けると共に、一方の可動ヘッド4
    の原液の供給口16と移送口17とにそれぞれ原液供給
    管18を連結し、他方の可動ヘッド5の原液の供給口1
    6と移送口17とを連通管19で接続したことを特長と
    するフイルタプレスにおける原液の供給装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の一方の可動ヘッド4を、
    フレーム1に止着した固定ヘッドとしたことを特長とす
    るフイルタプレスにおける原液の供給装置。
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