JPH0626322Y2 - 複式フィルタプレス - Google Patents
複式フィルタプレスInfo
- Publication number
- JPH0626322Y2 JPH0626322Y2 JP1990074421U JP7442190U JPH0626322Y2 JP H0626322 Y2 JPH0626322 Y2 JP H0626322Y2 JP 1990074421 U JP1990074421 U JP 1990074421U JP 7442190 U JP7442190 U JP 7442190U JP H0626322 Y2 JPH0626322 Y2 JP H0626322Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filter
- frame
- slurry supply
- slurry
- plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、スラリーの濾過に使用される複式フィルタ
プレスに関するものである。
プレスに関するものである。
(従来の技術) スラリーの濾過に使用されるフィルタプレスとして、額
縁部の内側に濾床を設けた濾板と、額縁部の内側を空洞
に形成た濾枠とを交互に配列した複式フィルタプレスが
知られている。しかして、このような複式フィルタプレ
スでは、従来、交互に並ぶ濾板および濾枠の各額縁部の
任意の隅部にこれらを厚さ方向に貫通するスラリー供給
孔を、また他の隅部にこれらを厚さ方向に貫通する濾液
排出孔をそれぞれ穿孔し、濾枠のスラリー供給孔には額
縁部内側の空洞に通じるスラリー通路を、また濾板の濾
液排出孔には額縁部内側の濾床表面に通じる濾液通路を
それぞれ連設し、スラリーが濾板・濾枠のスラリー供給
孔および濾枠のスラリー通路を経て濾枠の内側空所すな
わち濾室に入り、これが濾枠とその両隣の濾板との間に
挟まれた濾布で濾過され、濾布の目を通過した濾液が濾
板の濾液通路および濾板・濾枠の濾液排出孔を経て排出
されるようにしていた。
縁部の内側に濾床を設けた濾板と、額縁部の内側を空洞
に形成た濾枠とを交互に配列した複式フィルタプレスが
知られている。しかして、このような複式フィルタプレ
スでは、従来、交互に並ぶ濾板および濾枠の各額縁部の
任意の隅部にこれらを厚さ方向に貫通するスラリー供給
孔を、また他の隅部にこれらを厚さ方向に貫通する濾液
排出孔をそれぞれ穿孔し、濾枠のスラリー供給孔には額
縁部内側の空洞に通じるスラリー通路を、また濾板の濾
液排出孔には額縁部内側の濾床表面に通じる濾液通路を
それぞれ連設し、スラリーが濾板・濾枠のスラリー供給
孔および濾枠のスラリー通路を経て濾枠の内側空所すな
わち濾室に入り、これが濾枠とその両隣の濾板との間に
挟まれた濾布で濾過され、濾布の目を通過した濾液が濾
板の濾液通路および濾板・濾枠の濾液排出孔を経て排出
されるようにしていた。
(考案が解決しようとする課題) 従来の複式フィルタプレスは、濾枠および濾板の額縁部
の隅にスラリー供給孔を穿孔し、濾枠の隅のスラリー供
給孔を、このスラリー供給孔が位置する隅部の内側にト
ンネル状にあけた対角線方向のスラリー通路を介して額
縁内側の空所に連通させていたので、このスラリー通路
がスラリー供給孔の直径と額縁部の厚さに制限されて細
くなり、そのため濾過作業中にこのスラリー通路が孔詰
まりを起こし、一部の濾室にスラリーが充満しなくなっ
て濾過効率が低下し、また含水率一定のケークが得られ
なくなるという問題があった。そして、この問題を解消
するため、スラリー供給孔の孔径を大きくすると、特に
内耳の場合に濾過面積が狭くなるという不都合があっ
た。
の隅にスラリー供給孔を穿孔し、濾枠の隅のスラリー供
給孔を、このスラリー供給孔が位置する隅部の内側にト
ンネル状にあけた対角線方向のスラリー通路を介して額
縁内側の空所に連通させていたので、このスラリー通路
がスラリー供給孔の直径と額縁部の厚さに制限されて細
くなり、そのため濾過作業中にこのスラリー通路が孔詰
まりを起こし、一部の濾室にスラリーが充満しなくなっ
て濾過効率が低下し、また含水率一定のケークが得られ
なくなるという問題があった。そして、この問題を解消
するため、スラリー供給孔の孔径を大きくすると、特に
内耳の場合に濾過面積が狭くなるという不都合があっ
た。
この考案は、額縁部の辺に沿ってスラリー供給孔をスロ
ット状にあけることにより、濾過面積を狭くすることな
く、スラリー通路の断面積を大きくし、孔詰まりが発生
しないようにしたものである。
ット状にあけることにより、濾過面積を狭くすることな
く、スラリー通路の断面積を大きくし、孔詰まりが発生
しないようにしたものである。
(課題を解決するための手段) この考案の複式フィルタプレスは、第1図に示すよう
に、濾板30および濾枠10の各額縁部31、11に沿ってこれ
らを厚さ方向に貫通するスロット状のスラリー供給孔3
6、16を、また上記の濾板30および濾枠10の各額縁部3
1、11または該額縁部31、11から外方に突出する耳部に
これらを厚さ方向に貫通する濾液排出孔37、20をそれぞ
れ穿孔し、上記濾枠10のスラリー供給孔16には額縁部11
の内側空所17に通じるスラリー通路18を、また上記濾板
30の濾液排出孔37には額縁部31内側の濾床32表面に通じ
る濾液通路38をそれぞれ形成し、上記の濾板および濾枠
からなる列の前端に位置する固定端板1に濾板・濾枠の
スラリー供給孔16、36に連通するスラリー供給孔2
および上記の濾板・濾枠の濾液排出孔20、37に連通
する濾液排出孔3をそれぞれ貫通状に穿孔し、この固定
端板1の前面にそのスラリー供給孔2を覆う箱形の分配
室5を設け、この分配室5にスラリー供給管6を、また
固定端板1の濾液排出孔3に濾液排出管4をそれぞれ接
続したことを特徴とする。なお、濾板30および濾枠10の
外形は、方形または円形等のいずれでもよく、またスラ
リー供給孔36、16は1個または2個以上設けることがで
き、方形の濾板30・濾枠10の場合、左右の2辺、上下の
2辺、または上下左右の合計4辺にそれぞれ設けるこが
でき、またスラリー通路18は上記のスラリー供給孔16の
全長に沿って形成することが望ましい。
に、濾板30および濾枠10の各額縁部31、11に沿ってこれ
らを厚さ方向に貫通するスロット状のスラリー供給孔3
6、16を、また上記の濾板30および濾枠10の各額縁部3
1、11または該額縁部31、11から外方に突出する耳部に
これらを厚さ方向に貫通する濾液排出孔37、20をそれぞ
れ穿孔し、上記濾枠10のスラリー供給孔16には額縁部11
の内側空所17に通じるスラリー通路18を、また上記濾板
30の濾液排出孔37には額縁部31内側の濾床32表面に通じ
る濾液通路38をそれぞれ形成し、上記の濾板および濾枠
からなる列の前端に位置する固定端板1に濾板・濾枠の
スラリー供給孔16、36に連通するスラリー供給孔2
および上記の濾板・濾枠の濾液排出孔20、37に連通
する濾液排出孔3をそれぞれ貫通状に穿孔し、この固定
端板1の前面にそのスラリー供給孔2を覆う箱形の分配
室5を設け、この分配室5にスラリー供給管6を、また
固定端板1の濾液排出孔3に濾液排出管4をそれぞれ接
続したことを特徴とする。なお、濾板30および濾枠10の
外形は、方形または円形等のいずれでもよく、またスラ
リー供給孔36、16は1個または2個以上設けることがで
き、方形の濾板30・濾枠10の場合、左右の2辺、上下の
2辺、または上下左右の合計4辺にそれぞれ設けるこが
でき、またスラリー通路18は上記のスラリー供給孔16の
全長に沿って形成することが望ましい。
(作用) 供給されたスラリーは、スラリー供給管6から分配室5
に入り、分配室5を満たした後、濾板30および濾枠10の
スラリー供給孔36、16から濾枠10のスラリー通路18を経
て濾枠10の内側空所17すなわち濾室に入り、これが濾枠
10とその両隣の濾板30との間に挟まれた濾布Fで濾過さ
れ、濾布Fの目を通過した濾液が濾板30の濾液通路38か
ら濾板30および濾枠10の濾液排出孔37、20を経て排出さ
れる。
に入り、分配室5を満たした後、濾板30および濾枠10の
スラリー供給孔36、16から濾枠10のスラリー通路18を経
て濾枠10の内側空所17すなわち濾室に入り、これが濾枠
10とその両隣の濾板30との間に挟まれた濾布Fで濾過さ
れ、濾布Fの目を通過した濾液が濾板30の濾液通路38か
ら濾板30および濾枠10の濾液排出孔37、20を経て排出さ
れる。
(実施例) 第1図および第2図において、1は固定端板、10は濾
枠、30は濾板、Fは濾布であり、固定端板1の左右に上
下方向に長いスロット状のスラリー供給孔2があけら
れ、このスラリー供給孔2の上方および下方にそれぞれ
濾液排出孔3があけられ、固定端板1の前面四隅に、上
記の濾液排出孔3に連通する濾液排出管4が突設され
る。そして、固定端板1の前面の上記濾液排出管4の内
側に上記左右のスラリー供給孔2、2を覆う箱形の分配
室5が固定され、この分配室5の上面にスラリー供給管
6が上向きに突設され、このスラリー供給管6に供給さ
れたスラリーが分配室5に入ったのち、左右のスラリー
供給孔2、2から後方の濾枠10、濾板30の各額縁部に向
かって流れるようになっている。
枠、30は濾板、Fは濾布であり、固定端板1の左右に上
下方向に長いスロット状のスラリー供給孔2があけら
れ、このスラリー供給孔2の上方および下方にそれぞれ
濾液排出孔3があけられ、固定端板1の前面四隅に、上
記の濾液排出孔3に連通する濾液排出管4が突設され
る。そして、固定端板1の前面の上記濾液排出管4の内
側に上記左右のスラリー供給孔2、2を覆う箱形の分配
室5が固定され、この分配室5の上面にスラリー供給管
6が上向きに突設され、このスラリー供給管6に供給さ
れたスラリーが分配室5に入ったのち、左右のスラリー
供給孔2、2から後方の濾枠10、濾板30の各額縁部に向
かって流れるようになっている。
上記の濾枠10は、第3図ないし第5図に示すように、方
形の額縁部11と左右のアーム12、12とからなり、額縁部
11は上辺13、下辺14、左右の側辺15、15によって方形に
形成され、左右の側辺15から横向きに突設された上記の
アーム12、12がフレーム(図示されていない)に固定さ
れている前後方向に長い左右の側板7、7上に摺動自在
に乗せられている。また、上記左右の側辺15には、上下
方向に長いスラリー供給孔16が側辺15を厚さ方向に貫通
し、かつ上記固定端板1のスラリー供給孔2と連通する
スロット状に穿孔されている。そして、上記の側辺16
に、上記スロット状のスラリー供給孔16を額縁部11の内
側空所17に連通させるスラリー通路18が形成される。な
お、このスラリー通路18は、その上下方向中央の仕切板
19で上下に二分される。また、上記額縁部11の隅部に
は、上記固定板1の濾液排出孔3に連通する濾液排出孔
20がそれぞれ形成される。
形の額縁部11と左右のアーム12、12とからなり、額縁部
11は上辺13、下辺14、左右の側辺15、15によって方形に
形成され、左右の側辺15から横向きに突設された上記の
アーム12、12がフレーム(図示されていない)に固定さ
れている前後方向に長い左右の側板7、7上に摺動自在
に乗せられている。また、上記左右の側辺15には、上下
方向に長いスラリー供給孔16が側辺15を厚さ方向に貫通
し、かつ上記固定端板1のスラリー供給孔2と連通する
スロット状に穿孔されている。そして、上記の側辺16
に、上記スロット状のスラリー供給孔16を額縁部11の内
側空所17に連通させるスラリー通路18が形成される。な
お、このスラリー通路18は、その上下方向中央の仕切板
19で上下に二分される。また、上記額縁部11の隅部に
は、上記固定板1の濾液排出孔3に連通する濾液排出孔
20がそれぞれ形成される。
上記の濾枠10と交互に配列される濾板30は、第6図ない
し第8図に示すように、方形の額縁部31、その内側の濾
床32、側方に突出するアーム33からなり、このアーム33
を介して側板7、7上に摺動自在に乗っている。なお、
濾床32は、その表面に濾布Fを支持するための多数の突
起34を備えている。しかして、上記額縁部31の左右の側
辺35には、前記濾枠10のスラリー供給孔16と同様のスラ
リー供給孔36が、またこのスラリー供給孔36の上下に濾
液排出孔37、37がそれぞれ穿孔され、この濾液排出孔37
が濾床32の表面と溝状の濾液通路38で連絡され、濾床32
の表面の濾液が濾液通路38を通って濾液排出孔37に入る
ようになっている。
し第8図に示すように、方形の額縁部31、その内側の濾
床32、側方に突出するアーム33からなり、このアーム33
を介して側板7、7上に摺動自在に乗っている。なお、
濾床32は、その表面に濾布Fを支持するための多数の突
起34を備えている。しかして、上記額縁部31の左右の側
辺35には、前記濾枠10のスラリー供給孔16と同様のスラ
リー供給孔36が、またこのスラリー供給孔36の上下に濾
液排出孔37、37がそれぞれ穿孔され、この濾液排出孔37
が濾床32の表面と溝状の濾液通路38で連絡され、濾床32
の表面の濾液が濾液通路38を通って濾液排出孔37に入る
ようになっている。
上記の構造において、濾枠10と濾板30の間に濾布Fを介
在させ、第1図上方の移動端板(図示されていない)を
押し進めて上記の濾枠10と濾板30を密着させ、固定端板
1上のスラリー供給管6からスラリーを供給すると、こ
のスラリーは、スラリー供給管6から分配室5に入った
のち、左右のスラリー供給孔2、2に分かれ、濾枠10の
スラリー供給孔16および濾板30のスラリー供給孔36に進
み、濾枠10のスラリー供給孔16に入ったスラリーは、濾
枠10のスラリー通路18を通って濾枠10の内側空所(濾
室)17に送られて濾布Fで濾過される。そして、濾布F
の目を通過した濾液は、濾板30の濾床32の表面から溝状
の濾液通路38を経て濾液排出孔37に入り、しかるのち濾
板30の濾液排出孔37および濾枠10の濾液排出孔20を交互
に通って固定端板1に戻され、この固定端板1の濾液排
出孔3および濾液排出管4を介して排出される。
在させ、第1図上方の移動端板(図示されていない)を
押し進めて上記の濾枠10と濾板30を密着させ、固定端板
1上のスラリー供給管6からスラリーを供給すると、こ
のスラリーは、スラリー供給管6から分配室5に入った
のち、左右のスラリー供給孔2、2に分かれ、濾枠10の
スラリー供給孔16および濾板30のスラリー供給孔36に進
み、濾枠10のスラリー供給孔16に入ったスラリーは、濾
枠10のスラリー通路18を通って濾枠10の内側空所(濾
室)17に送られて濾布Fで濾過される。そして、濾布F
の目を通過した濾液は、濾板30の濾床32の表面から溝状
の濾液通路38を経て濾液排出孔37に入り、しかるのち濾
板30の濾液排出孔37および濾枠10の濾液排出孔20を交互
に通って固定端板1に戻され、この固定端板1の濾液排
出孔3および濾液排出管4を介して排出される。
上記の実施例において、濾枠10および濾板30の外形は、
円形であってもよい。また、濾板30の濾液通路38は、溝
状のものを示したが、濾床32の厚み方向中間を通るトン
ネル状に形成することができる。また、濾枠10のスラリ
ー通路18は、額縁部11の側辺15の厚みの中間を通る長孔
状のものを示したが、上記側辺15の片面または両面に1
個または複数個の溝状に形成してもよい。また、濾枠10
の濾液排出孔20および濾板30の濾液排出孔37は、それぞ
れ額縁部11、31の四隅に穿孔する代わりに、額縁部11、
31にあらかじめ突設された外耳に設けることができる。
また、濾枠10の額縁部11の上辺13を上方に拡張し、その
拡張部に横長のスラリー通路18を形成してトップフィー
ド型にすることができ、反対に下辺14を下方に拡張し、
この拡張部にスラリー通路18を横長に形成してボトムフ
ィード型にすることができる。
円形であってもよい。また、濾板30の濾液通路38は、溝
状のものを示したが、濾床32の厚み方向中間を通るトン
ネル状に形成することができる。また、濾枠10のスラリ
ー通路18は、額縁部11の側辺15の厚みの中間を通る長孔
状のものを示したが、上記側辺15の片面または両面に1
個または複数個の溝状に形成してもよい。また、濾枠10
の濾液排出孔20および濾板30の濾液排出孔37は、それぞ
れ額縁部11、31の四隅に穿孔する代わりに、額縁部11、
31にあらかじめ突設された外耳に設けることができる。
また、濾枠10の額縁部11の上辺13を上方に拡張し、その
拡張部に横長のスラリー通路18を形成してトップフィー
ド型にすることができ、反対に下辺14を下方に拡張し、
この拡張部にスラリー通路18を横長に形成してボトムフ
ィード型にすることができる。
(考案の効果) この考案は、複式フィルタプレスの濾板および濾枠の各
額縁部に沿ってスロット状のスラリー供給孔を穿孔し、
上記濾枠のスラリー供給孔には額縁部の内側空所に通じ
るスラリー通路を形成し、かつ前端の固定端板前面にス
ラリーの分配室を設け、スラリーがいったん分配室に入
って溜められた後、濾板および濾枠の各額縁部のスロッ
ト状のスラリー供給孔を通って送られ、濾枠のスラリー
通路を経て濾室に入るようにしたものであるから、スラ
リー通路の断面積が従来よりも広くなり、そのため濾枠
の厚さを従来の半分の1cm程度にまで薄くすることがで
きると共に、濾過作業中に孔詰まりの発生することがな
く、多数の濾枠の各内側空所(濾室)にスラリーが均等
に分配され、各内側空所で形成されるケークの含水率、
および各濾板から排出される濾液の量がそれぞれ等しく
なって濾過効率が向上する。
額縁部に沿ってスロット状のスラリー供給孔を穿孔し、
上記濾枠のスラリー供給孔には額縁部の内側空所に通じ
るスラリー通路を形成し、かつ前端の固定端板前面にス
ラリーの分配室を設け、スラリーがいったん分配室に入
って溜められた後、濾板および濾枠の各額縁部のスロッ
ト状のスラリー供給孔を通って送られ、濾枠のスラリー
通路を経て濾室に入るようにしたものであるから、スラ
リー通路の断面積が従来よりも広くなり、そのため濾枠
の厚さを従来の半分の1cm程度にまで薄くすることがで
きると共に、濾過作業中に孔詰まりの発生することがな
く、多数の濾枠の各内側空所(濾室)にスラリーが均等
に分配され、各内側空所で形成されるケークの含水率、
および各濾板から排出される濾液の量がそれぞれ等しく
なって濾過効率が向上する。
第1図はこの考案の実施例の水平切断平面図(第2図の
I−I線断面図)、第2図は固定端板側の正面図、第3
図は濾枠の正面図、第4図は第3図のIV−IV線断面図、
第5図は第3図のV−V線断面図、第6図は濾板の正面
図、第7図は第6図のVII−VII線断面図、第8図は第6
図のVIII−VIII線断面図である。 F……濾布、1……固定端板、2、16、36……スラリー
供給孔、3、20、37……濾液排出孔、4……濾液排出
管、5……分配室、6……スラリー供給管、10……濾
枠、30……濾板、11、31……額縁部、17……内側空所、
18……スラリー通路、32……濾床、38……濾液通路。
I−I線断面図)、第2図は固定端板側の正面図、第3
図は濾枠の正面図、第4図は第3図のIV−IV線断面図、
第5図は第3図のV−V線断面図、第6図は濾板の正面
図、第7図は第6図のVII−VII線断面図、第8図は第6
図のVIII−VIII線断面図である。 F……濾布、1……固定端板、2、16、36……スラリー
供給孔、3、20、37……濾液排出孔、4……濾液排出
管、5……分配室、6……スラリー供給管、10……濾
枠、30……濾板、11、31……額縁部、17……内側空所、
18……スラリー通路、32……濾床、38……濾液通路。
Claims (1)
- 【請求項1】濾板および濾枠を交互に配列した複式フィ
ルタプレスにおいて、上記の濾板および濾枠の各額縁部
に沿ってこれらを厚さ方向に貫通するスロット状のスラ
リー供給孔を、また上記の濾板および濾枠の各額縁部ま
たは該額縁部から外方に突出する耳部にこれらを厚さ方
向に貫通する濾液排出孔をそれぞれ穿孔し、上記濾枠の
スラリー供給孔には額縁部の内側空所に通じるスラリー
通路を、また上記濾板の濾液排出孔には額縁部内側の濾
床表面に通じる濾液通路をそれぞれ形成し、上記の濾板
および濾枠からなる列の前端に位置する固定端板に濾板
・濾枠のスラリー供給孔に連通するスラリー供給孔およ
び上記の濾板・濾枠の濾液排出孔に連通する濾液排出孔
をそれぞれ貫通状に穿孔し、この固定端板の前面にその
スラリー供給孔を覆う箱形の分配室を設け、この分配室
にスラリー供給管を、また固定端板の濾液排出孔に濾液
排出管をそれぞれ接続したことこと特徴とする複式フィ
ルタプレス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990074421U JPH0626322Y2 (ja) | 1990-07-13 | 1990-07-13 | 複式フィルタプレス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990074421U JPH0626322Y2 (ja) | 1990-07-13 | 1990-07-13 | 複式フィルタプレス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0433907U JPH0433907U (ja) | 1992-03-19 |
JPH0626322Y2 true JPH0626322Y2 (ja) | 1994-07-20 |
Family
ID=31614097
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990074421U Expired - Lifetime JPH0626322Y2 (ja) | 1990-07-13 | 1990-07-13 | 複式フィルタプレス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0626322Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101484841B1 (ko) * | 2013-04-08 | 2015-01-21 | 양승빈 | 필터프레스 장치 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DK2838637T3 (da) | 2012-04-19 | 2019-07-01 | Outotec Finland Oy | Filterindretning og fremgangsmåde til at filtrere en suspension |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6344907A (ja) * | 1986-08-12 | 1988-02-25 | Kurita Water Ind Ltd | 平膜装置 |
-
1990
- 1990-07-13 JP JP1990074421U patent/JPH0626322Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101484841B1 (ko) * | 2013-04-08 | 2015-01-21 | 양승빈 | 필터프레스 장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0433907U (ja) | 1992-03-19 |
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