JP3104160U - 物置棚の構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】物置棚を組立てるときに、隣接する二つの網状部材を同様な平面、又は異なる平面に設置することもでき、且つ支持ロッドの断面形状に限定されることのない、物置棚の構造を提供すること。
【解決手段】支持ロッドの外周面には支持ロッドを包囲するための二つの定位スリーブが設けてあり、前記定位スリーブは、その外周には溝が設けてあり、その底端には止め凸縁が設けてあり、且つ網状部材の固定スリーブの定位スリーブにある溝に応じる箇所には嵌め突起が設けてあり、そうすると、前記固定スリーブが前記定位スリーブを包囲し前記嵌め突起が前記溝に嵌め込み、且つ固定スリーブの底端が定位スリーブにある止め凸縁に止められ、前記定位スリーブの外周面と前記固定スリーブの内周面とが円錐状に成している、物置棚の構造である。
【選択図】 図1

Description

この考案は物置棚の構造に係り、特に物置棚に組立てるときに、隣接する二つの網状部材が、同一の平面に設置することもでき、または異なる平面に設置することもできる物置棚の構造に関するものである。
まず、図10を参照する。従来の物置棚の構造は、複数の支持ロッド10と、複数の物置面20と、複数組の半分台形ブロック30とから構成され、前記半分台形ブロック30の外周面には二つの斜面301を有し、また、前記物置面20の隅にはほぼコ字形を呈する結合スリーブ201が設けてあり、前記結合スリーブ201が前記半分台形ブロック30にある一つの斜面301と嵌合して定位し、半分台形ブロック30にある他の斜面301に、他の物置面20を組み合わせて、物置棚を横へ延ばしていた。
しかしながら、従来の物置棚の構造は、隣接する二つの物置面20を同一の平面に設置することはできるが、支持ロッド10の断面が矩形を呈する場合にだけ適用できる、という極めて限定されたものであった。
上記課題を解決するためになされた本願の考案は、主に、支持ロッドと、定位スリーブと、網状部材とから構成され、前記支持ロッドには定位スリーブに設ける環状突起と嵌めして定位するための多数の環状溝が等距離を置いて設けてあり、且つ前記定位スリーブの両端には他の定位スリーブと係合して結合するための凸嵌め部と凹嵌め部とが別々に設けてあり、なお、前記網状部材にある固定スリーブが前記定位スリーブと嵌合して結合する物置棚の構造において、前記定位スリーブは、その外周には溝が設けてあり、その底端には止め凸縁が設けてあり、且つ網状部材の固定スリーブの定位スリーブにある溝に応じる箇所には嵌め突起が設けてあり、そうすると、前記固定スリーブが前記定位スリーブを包囲し前記嵌め突起が前記溝に嵌め込み、且つ固定スリーブの底端が定位スリーブにある止め凸縁に止められ、なお、前記定位スリーブの外周面と前記固定スリーブの内周面とが円錐状に成すので、互いに嵌合して結合することができることにより、前記網状部材にある固定スリーブの嵌め突起が前記定位スリーブにある溝の一側に嵌めるときに、使用者が他の網状部材にある固定スリーブの嵌め突起を前記定位スリーブにある溝の他側に嵌めるかどうかを決めることができることを特徴とする物置棚の構造であることを要旨としている。
本願の考案では、主に、支持ロッドと、定位スリーブと、網状部材と、止めスリーブとから構成され、前記支持ロッドには定位スリーブに設ける環状突起と嵌めして定位するための多数の環状溝が等距離を置いて設けてあり、且つ前記定位スリーブの両端には他の定位スリーブと係合して結合するための凸嵌め部と凹嵌め部とが別々に設けてあり、なお、前記網状部材にある固定スリーブが前記定位スリーブと嵌合して結合する物置棚の構造において、前記定位スリーブは、その外周には溝が設けてあり、その底端には止め凸縁が設けてあり、且つ網状部材の固定スリーブの定位スリーブにある溝に応じる箇所には嵌め突起が設けてあり、そうすると、前記固定スリーブが前記定位スリーブを包囲し前記嵌め突起が前記溝に嵌め込み、且つ固定スリーブの底端が定位スリーブにある止め凸縁に止められ、なお、前記定位スリーブの外周面と前記固定スリーブの内周面とが円錐状に成すので、互いに嵌合して結合することができ、そして、前記止めスリーブは、網状部材にある固定スリーブと同様なように定位スリーブを包囲し、その嵌め突起が溝の他側に嵌め込むことができ、且つその底端が定位スリーブにある止め凸縁に当接することにより、前記網状部材にある固定スリーブの嵌め突起が前記定位スリーブにある溝の一側に嵌めるときに、使用者が、他の網状部材にある固定スリーブ又は前記止めスリーブの嵌め突起を前記定位スリーブにある溝の他側に嵌めるかどうかを決めることができることを特徴とする物置棚の構造であることを要旨としている。
本願の考案では、前記止めスリーブの脱着を便利にするために、前記止めスリーブの上端には凸縁が設けてあることを特徴とする請求項1に記載の物置棚の構造であることを要旨としている。
本願の考案では、前記支持ロッドの断面が円形を呈してもよく、且つ定位スリーブの形状が網状部材にある固定スリーブの形状と対応することを特徴とする請求項1に記載の物置棚の構造であることを要旨としている。
本願の考案では、前記支持ロッドの断面が円形を呈してもよく、且つ定位スリーブの形状と、網状部材にある固定スリーブの形状と、止めスリーブの形状とが同様であることを特徴とする請求項2に記載の物置棚の構造であることを要旨としている。
本願の考案では、前記支持ロッドの断面が矩形を呈してもよく、且つ定位スリーブの形状が網状部材にある固定スリーブの形状と対応することを特徴とする請求項1に記載の物置棚の構造であることを要旨としている。
本願の考案では、前記支持ロッドの断面が矩形を呈してもよく、且つ定位スリーブの形状と、網状部材にある固定スリーブの形状と、止めスリーブの形状とが同様であることを特徴とする請求項2に記載の物置棚の構造であることを要旨としている。
この考案は次のような効果がある。
<1>物置棚を組み立てるときに、隣接する二つの網状部材は、同じ平面若しくは異なる平面に設置することができる。
<2>支持ロッドは断面が矩形なものに限らず、円形な断面にも適用できる。
以下、添付図面を参照して本考案の好適な実施の形態を詳細に説明する。
まず、図1乃至図2を参照する。本考案に係る物置棚の主な構造は、複数の支持ロッド1と、複数の定位スリーブ2と、複数の網状部材3と、複数の止めスリーブ4とから構成される。
前記支持ロッド1には、多数の環状溝11が等距離を置いて設けてある。
前記定位スリーブ2は、その内周面に環状突起21が設けてあり、且つその両側には凹嵌め部22と凸嵌め部23とが別々に設けられている。これによって、二つの定位スリーブ2が互いに係合し結合することができる。なお、前記定位スリーブ2の外周面の軸方向には溝24が設けてあり、前記定位スリーブ2の外周面は円錐状を呈している。また、前記定位スリーブ2の底端には外へ突出する止め凸縁25が設けてある。
前記網状部材3は、四つの隅に固定スリーブ31が設けてあり、且つ前記固定スリーブ31の両側には内側へ突出する嵌め突起32が形成され、前記固定スリーブ31の内周面も円錐状を呈する。
前記止めスリーブ4は、その両側に内側へ突出する嵌め突起42が形成され、その内周面は円錐状に形成する。また、脱着を便利にするために、その上端には凸縁42を設けている。
また、図3と図5と図8を参照する。物置棚を組立てようとするときには、まず、二つの定位スリーブ2を取り、その環状突起21を支持ロッド1にある環状溝11に嵌めて、各定位スリーブ2の両端にある凹嵌め部22と凸嵌め部23とを、別々に他の定位スリーブ2の両端にある凸嵌め部23と凹嵌め部22とに嵌合し結合する。
次に、網状部材3にある固定スリーブ31を前記した二つの定位スリーブ2に嵌め合わせる。すなわち、固定スリーブ31にある嵌め突起32を、定位スリーブにある溝24の一側に嵌め込み、且つ固定スリーブ31の底端を定位スリーブにある止め凸縁25に止める。これによって、網状部材3は定位スリーブ2に嵌め合わされて、固定される。また、定位スリーブ2にある溝23の他側は、もう一つの網状部材3にある固定スリーブ31の嵌め突起32をそれに嵌めて固定することにより、隣接する二つの網状部材3が同様の平面に設置することができ(図8参照)、又は、ひとつの止めスリーブ4にある嵌め突起42を定位スリーブ2にある溝23の他側に嵌め込んで固定することにより、他側に網状部材3を設置しないことを選択できる。
また、図6乃至図7を参照する。この考案に係る定位スリーブ2は、上記のように二つの半円筒状なものを合わせて円筒状に成すこともでき、また射出成形により一体にすることもできる。このような定位スリーブは二つの半分定位スリーブ51、52を有し、前記半分定位スリーブ51、52の外周面の軸方向には溝510、520が設けてあり、且つ前記半分定位スリーブ51、52は、その一端には撓み性を持つ接合条により結合され、他端には別々に凹嵌め部511と凸嵌め部521とが設けてある。これによって、一体にされる前記半分定位スリーブ51、52は、簡単に嵌合することができ、また構造は簡単になり、製造コストも低減でき、且つ組立ても容易になる。
また、図9を参照する。この考案に係る支持ロッド1の断面は、図3に示すように、円形にしてもいいし、矩形にしてもいい。この場合、定位スリーブ2と、網状部材3にある固定スリーブ31とも、図5に示すように、相応な形状にすることが必要である。
上記の構成により、本考案は、定位スリーブ2にある溝24に網状部材3にある固定スリーブ31の嵌め突起32を嵌合して、固定スリーブ31の底端を前記定位スリーブ2にある止め凸縁25に止め、また定位スリーブ2の外周面と固定スリーブ31の内周面が円錐面を呈するので、隣接する二つの網状部材3は、同様な平面に設置しても、又は異なる平面に設置することもできる(図8参照)。そして、固定スリーブ31が嵌合する溝24の他側に止めスリーブ4を嵌め込むことによって、網状部材3と支持ロッド1とが緊密に結合し、強度を向上させることができる。そして、支持ロッド1と、定位スリーブ2と、網状部材3にある固定スリーブ31と、止めスリーブ4となどの断面形状は、円形にしても良いし、矩形又は他の形状にすることもできる。
本考案に係る物置棚の分解斜視図1である。 本考案に係る物置棚の分解斜視図2である。 本考案に係る物置棚の組立てた状態の底面断面図である。 本考案に係る物置棚の一部の拡大断面図1である。 本考案に係る物置棚の一部の拡大断面図2である。 本考案に係る物置棚の他の構造の半分を示す概略図である。 本考案に係る物置棚の他の構造の平面図である。 本考案に係る物置棚の実施例を示す側面図である。 本考案に係る物置棚の他の実施例を示す平面断面図である。 従来の物置棚の構造を示す分解斜視図である。
符号の説明
(本考案の部分)
1 支持ロッド
11 環状溝
2 定位スリーブ
21 環状突起
22 凹嵌め部
23 凸嵌め部
24 溝
25 止め凸縁
3 網状部材
31 固定スリーブ
32 嵌め突起
4 止めスリーブ
41 嵌め突起
42 凸縁
5 定位スリーブ
51 半分定位スリーブ
510 溝
520 溝
52 半分定位スリーブ
511 凹嵌め部
521 凸嵌め部
53 接合条
(従来の部分)
10 支持ロッド
20 物置面
30 半分台形ブロック
301 斜面
201 結合スリーブ

Claims (7)

  1. 支持ロッドと、定位スリーブと、網状部材とから構成され、前記支持ロッドには定位スリーブに設ける環状突起と嵌め合わせて定位するための多数の環状溝が等距離を置いて設けてあり、前記定位スリーブの両端には他の定位スリーブと係合して結合するための凸嵌め部と凹嵌め部とが別々に設けてあり、前記網状部材にある固定スリーブを前記定位スリーブに嵌合して結合する物置棚の構造において、
    前記定位スリーブは、その外周に溝が設けてあり、その底端には止め凸縁が設けてあり、前記網状部材の固定スリーブの定位スリーブにある溝に応じる箇所には嵌め突起が設けてあり、前記固定スリーブが前記定位スリーブを包囲し前記嵌め突起を前記溝に嵌め込み、前記固定スリーブの底端が定位スリーブにある止め凸縁に止められ、前記定位スリーブの外周面と前記固定スリーブの内周面とが円錐状に成すので、互いに嵌合して結合することができることにより、
    前記網状部材にある固定スリーブの嵌め突起を前記定位スリーブにある溝の一側に嵌めるときに、使用者が他の網状部材にある固定スリーブの嵌め突起を前記定位スリーブにある溝の他側に嵌めるかどうかを決めることができることを特徴とする、
    物置棚の構造。
  2. 支持ロッドと、定位スリーブと、網状部材と、止めスリーブとから構成され、前記支持ロッドには定位スリーブに設ける環状突起と嵌め合わせて定位するための多数の環状溝が等距離を置いて設けてあり、前記定位スリーブの両端には他の定位スリーブと係合して結合するための凸嵌め部と凹嵌め部とが別々に設けてあり、前記網状部材にある固定スリーブを前記定位スリーブに嵌合して結合する物置棚の構造において、
    前記定位スリーブは、その外周には溝が設けてあり、その底端には止め凸縁が設けてあり、前記網状部材の固定スリーブの定位スリーブにある溝に応じる箇所には嵌め突起が設けてあり、前記固定スリーブが前記定位スリーブを包囲し前記嵌め突起が前記溝に嵌め込み、前記固定スリーブの底端が定位スリーブにある止め凸縁に止められ、前記定位スリーブの外周面と前記固定スリーブの内周面とが円錐状に成すので、互いに嵌合して結合することができ、前記止めスリーブは、網状部材にある固定スリーブと同様なように定位スリーブを包囲し、その嵌め突起が溝の他側に嵌め込むことができ、その底端が定位スリーブにある止め凸縁に当接することにより、
    前記網状部材にある固定スリーブの嵌め突起を前記定位スリーブにある溝の一側に嵌めるときに、使用者が他の網状部材にある固定スリーブ又は前記止めスリーブの嵌め突起を前記定位スリーブにある溝の他側に嵌めるかどうかを決めることができることを特徴とする、
    物置棚の構造。
  3. 前記止めスリーブの脱着を便利にするために、前記止めスリーブの上端には凸縁が設けてあることを特徴とする、請求項1に記載の物置棚の構造。
  4. 前記支持ロッドの断面を円形に形成し、前記定位スリーブの形状が前記網状部材にある固定スリーブの形状に対応していることを特徴とする、請求項1に記載の物置棚の構造。
  5. 前記支持ロッドの断面を円形に形成し、前記定位スリーブの形状と、前記網状部材にある固定スリーブの形状と、前記止めスリーブの形状とを同形状にしたことを特徴とする、請求項2に記載の物置棚の構造。
  6. 前記支持ロッドの断面を矩形に形成し、前記定位スリーブの形状が前記網状部材にある固定スリーブの形状と対応することを特徴とする、請求項1に記載の物置棚の構造。
  7. 前記支持ロッドの断面を矩形に形成し、前記定位スリーブの形状と、前記網状部材にある固定スリーブの形状と、前記止めスリーブの形状とを同形状にしたことを特徴とする、請求項2に記載の物置棚の構造。
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