JP3104081B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP3104081B2 JP03168782A JP16878291A JP3104081B2 JP 3104081 B2 JP3104081 B2 JP 3104081B2 JP 03168782 A JP03168782 A JP 03168782A JP 16878291 A JP16878291 A JP 16878291A JP 3104081 B2 JP3104081 B2 JP 3104081B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置の製造方
法、特にマスクされた半導体をUVレーザ光によりアニ
ールする工程を含む半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体基板表面部の拡散領域や半導体基
板表面上の多結晶シリコン層あるいはガラス等の基板上
の多結晶シリコン層等のアニールあるいは不純物ドーピ
ングに、エキシマレーザ光照射により加熱するという技
術を用いることが試みられている(特開平2−1145
21号公報)。
【0003】そして、レーザ光照射をする場合には、一
般に、レーザ発振器(レーザ光源)と、レーザ光を被照
射体上に集光する光学系と、該被照射体を保持しレーザ
集光スポットに対して二次元的に相対移動させるための
走査手段を有するレーザ光照射装置が用いられている
(特開昭64−66091号公報)。
【0004】そして、従来、半導体装置の製造に用いた
レーザ光照射装置は、レーザ光が被照射体である半導体
ウエハの表面に対して垂直に入射するようになってい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来、半導
体装置の製造に用いたレーザ光照射装置は、レーザ光が
半導体ウエハの表面に対して垂直に入射するようになっ
ていたので、例えば、図5に示すようにマスクa等に傾
きがあると影の部分bが生じ、アニールされるべきなの
にアニールされない部分cが生じるという問題があっ
た。即ち、シャドウイング効果が生じるのである。とい
うのは、レーザ光、特にエキシマレーザ光は波長が短か
く(UV光)直進性が高いからである。
【0006】本発明はこのような問題点を解決すべく為
されたものであり、一つの目的はマスクとなる部分の傾
きによってレーザ光が照射されず影になる部分が生じな
いようにすることにあり、他の目的はマスクから適宜ず
れた領域にレーザ光が照射されるようにすることにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明半導体装置の製造
方法は、マスクされた半導体を回転させながらアニール
用のUVレーザ光を該半導体表面に対して斜めに照射す
ることによりシャドウイングをなくすことを特徴とす
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図示実施例に従って詳細に説
明する。図1は本発明半導体装置の製造方法に用いるレ
ーザ光照射装置の一例を示す全体構成図である。図面に
おいて、1は被照射体を載置する被照射体載置台で、該
台1に半導体ウエハ2が載置されており、図示しない回
転機構により一定の回転速度により回転せしめられ得る
ようになっている。そして、被照射体載置台1はX、Y
駆動機構によりX、Y方向(平面方向)に移動せしめら
れる。
【0009】3は被照射体載置台1上の被照射体たる半
導体ウエハ2の表面に対してレーザビーム4を斜めに照
射する光学系で、以下の要素5〜8からなる。5はエキ
シマレーザで、例えばXeClレーザ光(波長307n
m)[あるいはKrFレーザ光(波長248nm)]を
発生する。
【0010】6はレーザ5からのレーザ光を集光する垂
直光学系で、例えばオプチカルホモジナイザからなり、
該垂直光学系6から垂直な向きに下側へレーザビーム4
が出射される。7は垂直光学系6から下向きに出射され
たレーザビームを水平な向きにするミラー、8はミラー
7からのレーザビーム4を反射して半導体ウエハ2の表
面に対して斜めに照射するミラーで、入射角度θを調整
できるように傾動可能に設けられている。
【0011】そして、上述した図示しないX、Y駆動機
構の働きによりウェハ2を位置移動させることにより、
相対的に半導体ウエハ2上にレーザビームスポットをX
及びY方向(平面方向)に移動させて走査をすることが
できるようになっている。また、走査光学系6において
はレーザビームが半導体ウエハ2の表面上で平行光にな
るように光学的に調整されている。
【0012】図2はレーザビームによる照射領域のシフ
トの仕方の一例を示すウェハ2の平面図であり、ウェハ
2の内の小さな矩形は1つのチップ領域を示し、その矩
形内の番号はレーザビームの照射される順番を示す。
【0013】図3(A)、(B)は図1に示したレーザ
光照射装置を用いてアニールを行った場合を示す、即ち
レーザ光照射装置の一つの使用例を示す半導体装置の断
面図であり、(A)に示す状態と(B)に示す状態とは
ウェハ2の向きが180度異なっている。図3において
9はマスク、10はアニールされた領域を示す。
【0014】図3に示すレーザ光照射装置使用例は具体
的には次のとおりである。先ず、X、Y駆動機構により
ウェハ2をX、Y方向に動かして照射しようとする半導
体チップ領域を回転軸上に位置させ、レーザビーム4を
1パルスあるいは所定の複数パルス照射する。
【0015】次に、ウェハ載置台1を所定角度ある角
度、例えば30度回転させて再度レーザビーム4を所定
パルス数照射する。かかる動作を何回か、例えば12回
繰返し、ウェハ載置台1が1回転し終ったら1つのレー
ザビーム照射領域に対するアニールを終える。そして、
XY移動機構の働きにより次に照射すべき領域がウェハ
載置台の回転軸上に位置するように移動し、その後、そ
の領域に対するレーザビームの照射によるアニールを上
述したと同じ方法で繰返す。
【0016】このような方法によれば、ウェハの回転方
向における角度が図3(A)に示すようなときにはマス
ク9により影11ができてもウェハがそれから180度
回転して図3(B)に示す状態になったときには、その
影11の部分に斜め方向にレーザビーム4が照射される
のでそこがアニールされる。従って、ウェハ載置台1が
一回転される間に、マスクされていない部分はすべてア
ニールされることになる。つまり、シャドウィング効果
が生じない。
【0017】図1に示すレーザ光照射装置は、マスク等
による影の部分にレーザビームが照射されないが故の非
アニール部分ができるという問題を解決するという謂わ
ば消極的な形ではなく、もっと積極的な形でも使用する
ことができる。その積極的な形での使用をする例を示す
のが図4である。
【0018】本使用方法においては、レーザビームの斜
め方向の照射により影ができること、即ち、シャドウィ
ング効果を積極的に利用してMOSFETのドレイン領
域をゲート電極下から外側に稍ずらしてホットキャリア
の発生を抑制したライトドープドレイン構造をサイドウ
ォールを形成することなくつくるようにしている。図4
において、11は基板表面上に形成された絶縁膜、12
は該絶縁膜11の表面に形成されたn- 型の多結晶シリ
コン層、13は該多結晶シリコン層12表面のゲート絶
縁膜、14はゲート電極、15はレーザビームによるド
ーピングに形成されたソース、16は同じくドレインで
ある。
【0019】不純物を含んだガスを装置内に供給し、斜
め方向にレーザビーム4を照射して加熱し、加熱した部
分のみに不純物をドープするが、斜め方向の照射により
ゲート14による影が生じ、影の部分には不純物がドー
ピングされないので、ドレイン12がゲート電極14の
ドレイン側の端縁から外側へずれる。
【0020】その結果、ライトドレインドープ領域がチ
ャンネルとドレイン16との間に生じホットキャリア防
止効果が得られるようにできるからである。この場合、
ウェハ2を回転機構により回転させることは必要でな
い。これが図3に示す使用例と大きく異なる。従って、
このような使用専用のレーザ光照射装置には回転機構は
必ずしも必要ではない。但し、回転角度の微調整ができ
るようにする必要性はある。
【0021】尚、図1に示したレーザ光照射装置は、レ
ーザビーム照射領域のシフトをウェハ側をX、Y方向に
移動することにより行っていた。しかしながら、光学系
3側をX、Y方向に動かすようにしても良いことはいう
までもない。また、図1に示すレーザ光照射装置におい
ては、ウェハ側を回転することにより相対的にウェハに
対するレーザビームの向きがウェハ表面に対して垂直な
ラインを中心として180度回転するようになっていた
(図3に示す使用例ではこのようにできなければならな
い)が、ウェハ2側を静止させ光学系3を回転させるこ
とによってレーザビームの向きがウェハ表面に対して1
80度回転するようにしても良い。
【0022】また、ウェハ2表面に対して斜めにレーザ
ビームを照射する方法として、走査光学系から水平方向
にレーザビームを出射してそれをミラーで反射すること
により斜め方向のレーザビーム照射をするという方法も
ある。
【0023】
【発明の効果】本発明半導体装置の製造方法は、マスク
された半導体をUVレーザ光によりアニールする工程を
含む半導体装置の製造方法において、前記半導体を回転
させながら前記UVレーザ光を該半導体表面に対して斜
めに照射することによりシャドウイングをなくすことを
特徴とする。従って、本発明半導体装置の製造方法によ
れば、半導体を回転させながら前記UVレーザ光を半導
体表面に対して斜めに照射することによりシャドウイン
グをなくすので、アニールされるべきなのにアニールさ
れない部分が生じるという弊害をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明半導体装置の製造方法に用いるレーザ光
照射装置の一例を示す全体構成図である。
【図2】レーザビーム照射領域のシフトの仕方の説明図
である。
【図3】(A)、(B)は上記レーザ光照射装置の一つ
の使用例を示す断面図である。
【図4】上記レーザ光照射装置の別の使用例を示す断面
図である。
【図5】発明が解決しようとする問題点を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
2 被照射体(ウェハ) 3 光学系 5 レーザ 8 ミラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/268 H01L 21/265 602

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスクされた半導体をUVレーザ光によ
    りアニールする工程を含む半導体装置の製造方法におい
    て、 前記半導体を回転させながら前記UVレーザ光を該半導
    体表面に対して斜めに照射することによりシャドウイン
    グをなくす ことを特徴とする半導体装置の製造方法
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