JP3104056B2 - ベルト式シャシダイナモメータ - Google Patents

ベルト式シャシダイナモメータ

Info

Publication number
JP3104056B2
JP3104056B2 JP07221557A JP22155795A JP3104056B2 JP 3104056 B2 JP3104056 B2 JP 3104056B2 JP 07221557 A JP07221557 A JP 07221557A JP 22155795 A JP22155795 A JP 22155795A JP 3104056 B2 JP3104056 B2 JP 3104056B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
belt
bearing
chassis dynamometer
case
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP07221557A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0961304A (ja
Inventor
善治 滝川
秀雄 海津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meidensha Corp
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Meidensha Corp
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Meidensha Corp, Mitsubishi Motors Corp filed Critical Meidensha Corp
Priority to JP07221557A priority Critical patent/JP3104056B2/ja
Publication of JPH0961304A publication Critical patent/JPH0961304A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3104056B2 publication Critical patent/JP3104056B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Aerodynamic Tests, Hydrodynamic Tests, Wind Tunnels, And Water Tanks (AREA)
  • Structure Of Belt Conveyors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベルト式シャシダ
イナモメータに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の動力性能試験などを行う場合に
用いられるシャシダイナモメータは、従来、対をなすロ
ール上にタイヤを載せ、当該ロールを回転させることに
よりタイヤの回転に負荷を与えるロール式のものが中心
となっていた。しかしながら、ロール式シャシダイナモ
メータでは、タイヤとの接触状態が実際の路面、即ち、
平坦面と異なってしまうため、試験データと実走行デー
タとに大きな差を生じてしまう場合がある。このため、
対をなすロール間にかけられたベルト上にタイヤを載
せ、当該ロールの回転で上記ベルトを走行させることに
より、タイヤとの接触状態を実際の路面に近似させてタ
イヤの回転に負荷を与えられるようにしたベルト式シャ
シダイナモメータが開発されている。
【0003】このようなベルト式シャシダイナモメータ
では、ベルトを走行させながら当該ベルトで車両を支持
するため、上面にノズルを多数設けた箱状をなすウォー
タベアリングをベルトの下方に設け、当該ウォータベア
リングに水を送給して上記ノズルから水を噴出させ、当
該ウォータベアリングの上面と上記ベルトとの間に水膜
を形成することにより、ベルト面全体を均一に支持する
と共に、走行するベルトを支持する際に生じる摩擦抵抗
を大幅に抑えている。なお、水膜の形成に供された水
は、ウォータベアリングの周縁に設けられた樋などを備
えた回収手段により回収されてタンク内へ戻された後、
ポンプでウォータベアリングの内部へ再度送り込まれて
水膜の形成に再び供されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述したようなベルト
式シャシダイナモメータでは、水膜を形成した後の水の
回収時にタイヤの摩耗粉や砂などが回収水中に混入した
り、水の流通路系統に水あかが生じたりすることによ
り、ウォータベアリングの内部に上述のような異物が入
り込んでしまう場合がある。このような異物がウォータ
ベアリングの内部に存在すると、水を高圧で噴射させる
ために径の大きさを小さくしている前記ノズルの内部で
上記異物がつまって、ウォータベアリングの機能を低下
させてしまう恐れがある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
ための、本発明によるベルト式シャシダイナモメータ
は、上面に車両のタイヤが載置され、走行して当該タイ
ヤの回転に負荷を与えるベルトと、前記ベルトの下面側
に配置され、内部が中空をなすと共に内部と上方とを連
通させるノズルを上面に複数設けた箱状のウォータベア
リングと、前記ウォータベアリングに連結され、当該ウ
ォータベアリングの内部へ水を送給する給水手段とを備
えてなるベルト式シャシダイナモメータにおいて、前記
ウォータベアリングに一端側が連結され、当該ウォータ
ベアリングの前記ノズルの径の大きさよりも大きい径を
なす排水管と、前記排水管の他端側に設けられ、互いに
連結すると内部が連通する一方、外されると内部がしゃ
へいする一対のカプラとを備えてなる排水手段を備えた
ことを特徴とする。
【0006】本発明に係るベルト式シャシダイナモメー
タは、前記給水手段が前記ウォータベアリングの一方の
側面に連結され、前記排水手段が上記給水手段と対向す
るように上記ウォータベアリングの他方の側面に連結さ
れていることを特徴とする。
【0007】
【0008】
【発明の実施の形態】本発明によるベルト式シャシダイ
ナモメータの実施の一形態例を図1〜4を用いて説明す
る。なお、図1は、その要部の概略構造を表す側面図、
図2は、図1の主要部の概略構造を表す断面図、図3
は、図2の矢線III 部の抽出拡大図、図4は、図1の平
面図である。
【0009】図1に示すように、支持フレーム1には、
駆動手段である一対のロール2a,2bが設けられてい
る。これらロール2a,2bには、当該ロール2a,2
b間を連絡するようにスチール製のベルト3がかけられ
ており、上記ロール2a,2bを回転させることによ
り、当該ベルト3が走行するようになっている。ロール
2a,2bとベルト3との間の支持フレーム1上には、
ウォータベアリング4が設けられており、当該ウォータ
ベアリング4は、次のような構造となっている。
【0010】図2に示すように、箱状をなすケース4a
の上面には、フッ素樹脂などからなるプレート4bが載
置されている。図2,3に示すように、プレート4bの
上面には、凹状の窪4cが多数形成されている。プレー
ト4bのこれら窪4cの底面と上記ケース4aの上面と
の間には、図3に示すように当該窪4cと当該ケース4
aの内部とを連通させるねじ穴4dが形成されている。
これらねじ穴4dには、頭部を窪4cに埋没させるよう
にしてボルト4eが螺合している。これらボルト4e
は、その頭部に凹状の口部4fが形成されると共に、そ
の軸心部分に上記口部4fとケース4aの内部とを連通
させる穴4gが形成されている。つまり、ボルト4e
は、ケース4aとプレート4bとを固定すると共に、ケ
ース4aの内部とプレート4bの上面とを連通させるノ
ズルとなっているのである。
【0011】また、図4に示すように、ケース4aの一
方の側面には、当該ケース4aの内部へ水を送給する給
水管5の一端が連結されており、当該給水管5の他端
は、水を貯蔵した図示しないタンクへ図示しないポンプ
を介して連結されている。つまり、前記ポンプを作動し
て前記タンク内の水を給水管5からケース4aの内部へ
送給することにより、当該水をボルト4eの穴4gから
口部4gを介してプレート4bの上面へ噴出させること
ができるのである。このような給水管5、前記ポンプ、
前記タンクなどにより、本形態例では給水手段を構成し
ている。
【0012】一方、図4に示すように、ケース4aの他
方の側面には、当該ケース4a内の水を外部へ送り出す
排出管6の一端側が前記給水管5のケース4aとの連結
部分と対向するようにして連結されており、当該排水管
6は、その径の大きさが前記ボルト4eの穴4gの径の
大きさよりも大きいものとなっている。排水管6の他端
側には、カプラ7aが取り付けられ、当該カプラ7aに
は、排水ホース8に取り付けられたカプラ7bが連結す
るようになっており、この対をなすカプラ7a,7b
は、互いに連結されると、内部が連通、即ち、排水管6
と排水ホース8とを接続する一方、外されると、内部が
しゃへい、即ち、カプラ7aが排水管6の他端側を塞ぐ
ようになっている。このような排水管6、カプラ7a,
7b、排水ホース8などにより、本形態例では排水手段
を構成している。
【0013】このような構造を有するベルト式シャシダ
イナモメータは、次のように用いられる。車両のタイヤ
をベルト3上に載せ、給水管5からケース4aの内部へ
水を送給して各ボルト4eの口部4fから噴出させると
共にロール2a,2bを回転させると、ベルト3は、上
記水によりケース4aとの間に形成された水膜で全面を
均一に支持されながら走行して、上記タイヤの回転に実
際の路面と近似した負荷を与える。なお、水膜の形成に
供された水は、ケース4aの周縁に設けられた図示しな
い樋などを備えた回収手段により回収されて前記タンク
内へ戻された後、前記ポンプでウォータベアリング4へ
再度送給されて水膜の形成に再び供される。
【0014】このようにして使用している際に、回収し
た水の中にタイヤの摩耗粉や砂などが混入したり、水の
流通路系統に水あかが生じたりして、前記ケース4aの
内部の上述のような異物が入り込んで前記ボルト4eの
穴4gをつまらせる恐れを生じた場合には、使用終了
後、前記排水管6のカプラ7aの前記排水ホース8のカ
プラ7bを連結し、前記給水管5からケース4aの内部
へ水を送給すると、当該水は、上記ボルト4eの穴4g
から噴出することなく排水管6へ流れ込む。なぜなら、
排水管6の径の大きさが上記穴4gの径の大きさよりも
大きく、さらに、排水管6が給水管5に対向するように
して設けられているので、上記穴4gから水を噴出させ
るのに要する水への圧力よりも排水管6へ水を流し込む
のに要する水への圧力の方がはるかに小さくて済むから
である。
【0015】このため、前記ケース4aの内部に入り込
んだ前記異物は、給水管5から送給された水と共に排水
管6からカプラ7a,7b、排水ホース8を介して外部
へ排出され、ケース4aの内部から除去される。また、
給水管5から排水管6へ向かう水の流れにより、前記ボ
ルト4eの穴4gに前記口部4fからケース4a内へ向
かう方向の気流が生じるので、当該穴4g内に前記異物
などがつまっている場合には、当該異物は上記気流でケ
ース4a内に引き込まれて上記水と共に外部へ排出さ
れ、上記穴4gから除去される。
【0016】従って、給水管5からケース4aの内部へ
水を送給するだけで、ケース4aの内部に入り込んだ異
物を容易に除去することができるのはもちろんのこと、
各ボルト4eの穴4gにつまった異物も同時に除去する
ことができるので、ウォータベアリング4の機能の低下
を簡単に防止することができる。また、排水管6と排水
ホース8とをカプラ7a,7bを介して脱着するだけ
で、ケース4aの内部と外部との連通及びしゃへいを切
り換えることができるので、異物の除去作業を簡単に実
施することができる。
【0017】
【発明の効果】本発明によるベルト式シャシダイナモメ
ータでは、次のような効果を得ることができる。 ウォータベアリング内に入り込んだ異物を容易に除去
することができると共に、ノズル内につまった異物も同
時に除去することができるので、ウォータベアリングの
機能の低下を簡単に防止することができる。 排水手段が前述したような排水管とカプラとを備えて
なるものなので、ウォータベアリングの内部と外部との
連通及びしゃへいの切り換えを容易に行うことができ、
上述した異物の除去作業を簡単に実施することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるベルト式シャシダイナモメータの
実施の一形態例の要部の概略構造を表す側面図である。
【図2】図1の主要部の概略構造を表す断面図である。
【図3】図2の矢線III 部の抽出拡大図である。
【図4】図1の平面図である。
【符号の説明】
1 支持フレーム 2a,2b ロール 3 ベルト 4 ウォータベアリング 4a ケース 4b プレート 4c 窪 4d ねじ穴 4e ボルト 4f 口部 4g 穴 5 給水管 6 排水管 7a,7b カプラ 8 排水ホース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−128140(JP,A) 実開 平4−127550(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01M 17/00 - 17/007 B65G 7/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面に車両のタイヤが載置され、走行し
    て当該タイヤの回転に負荷を与えるベルトと、 前記ベルトの下面側に配置され、内部が中空をなすと共
    に内部と上方とを連通させるノズルを上面に複数設けた
    箱状のウォータベアリングと、 前記ウォータベアリングに連結され、当該ウォータベア
    リングの内部へ水を送給する給水手段とを備えてなるベ
    ルト式シャシダイナモメータにおいて、前記ウォータベアリングに一端側が連結され、当該ウォ
    ータベアリングの前記ノズルの径の大きさよりも大きい
    径をなす排水管と、 前記排水管の他端側に設けられ、互いに連結すると内部
    が連通する一方、外されると内部がしゃへいする一対の
    カプラと を備えてなる 排水手段を備えたことを特徴とす
    るベルト式シャシダイナモメータ。
  2. 【請求項2】 前記給水手段が前記ウォータベアリング
    の一方の側面に連結され、前記排水手段が上記給水手段
    と対向するように上記ウォータベアリングの他方の側面
    に連結されていることを特徴とする請求項1に記載のベ
    ルト式シャシダイナモメータ。
JP07221557A 1995-08-30 1995-08-30 ベルト式シャシダイナモメータ Expired - Fee Related JP3104056B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07221557A JP3104056B2 (ja) 1995-08-30 1995-08-30 ベルト式シャシダイナモメータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07221557A JP3104056B2 (ja) 1995-08-30 1995-08-30 ベルト式シャシダイナモメータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0961304A JPH0961304A (ja) 1997-03-07
JP3104056B2 true JP3104056B2 (ja) 2000-10-30

Family

ID=16768597

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07221557A Expired - Fee Related JP3104056B2 (ja) 1995-08-30 1995-08-30 ベルト式シャシダイナモメータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3104056B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0961304A (ja) 1997-03-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3104056B2 (ja) ベルト式シャシダイナモメータ
JP4318843B2 (ja) 舗装表面のはつり方法及び装置
JPH1082014A (ja) 転圧機械
JPH08302640A (ja) スラブ軌道洗浄装置
JPH07246917A (ja) ダンプトラックの足回り洗浄装置
JP3116061B2 (ja) ベルト式シャシダイナモメータ
JPH0921105A (ja) タイヤローラの液体散布装置
JPH1035549A (ja) クローラ式走行部の履帯外れ防止構造
JPS6345991B2 (ja)
GB2277068A (en) Washing vehicle chassis and wheels
KR200204526Y1 (ko) 차량용 세륜장치
JPH0626997A (ja) 車輌用走行試験装置
JP3221560B2 (ja) 金属帯洗浄用スプレイ装置
JPH06208098A (ja) 基板洗浄装置
JP3328721B2 (ja) リップコータ型塗工装置
JPH10166012A (ja) 圧延機および圧延方法
JP3352656B2 (ja) 大型機械の洗浄装置
JP3166002B2 (ja) 自動車の洗浄装置
JPH10263674A (ja) デスケーリングピンチロールの鋼板板幅方向局部摩耗防止装置
JP2815827B2 (ja) フィルタプレスの可動板
JP3901306B2 (ja) 産業車両の液体噴霧装置
JPH06329002A (ja) 車両床下洗浄装置
JP2002362333A (ja) 車輌足回り洗浄装置及び洗浄方法
JP3172195B2 (ja) 結晶化した融剤の除去システム及び除去方法
KR200367970Y1 (ko) 대형 덤프트럭용 세륜기

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20000718

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080901

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080901

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090901

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees