JP3102634U - 家具用紙パネルの組立方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】工具や接着剤、専門的な組立知識を必要とせず、簡単に組立てられる家具用紙パネルの組立方法を提供する。
【解決手段】パネル部分を段ボール又は紙パネル、支柱部分を紙管で構成、各部材の連結部分も各部材に加工して設けた切り欠き・溝などにより連結・固定する。以上の構成よりなる家具用紙パネルの組立方法である。
【選択図】図1

Description

考案の詳細な説明
考案に属する技術分野
この考案は、オフィスや個人宅の室内で間仕切りなどとして使用する家具用紙パネルにおいて、パネル部分を段ボール又は紙パネル、支柱部分を紙管で構成した製品の組立方法に関するものである。
従来、家具用紙パネルはほとんどが金属又はプラスチックおよび接着剤などを各部材の接合部分に使用していた。
考案が解決しようとする課題
これは、次のような欠点があった。上記のように接合部分に金属又はプラスチックおよび接着剤などを使用していると、組立のための工具や、専門的な技術および知識が必要とされた。
課題を解決するための手段
パネル部分を段ボール又は紙パネル、支柱部分を紙管で構成、各部材の連結部分も紙パネルおよび紙管に加工して設けた切り欠き・溝などにより連結・固定する。本考案は、以上の構成よりなる家具用紙パネルの組立方法である。
以下、本考案の実施の構成について説明する。パネル(1)部分は段ボールまたは紙パネルである。
そのパネル(1)の上下を保護および補強するフレーム(5)は、円周の一部分に溝を設けた紙管である。その溝にはパネル(1)をはめ込むことができる。このとき、パネル(1)の厚みとフレーム(5)の溝の幅を同一又は、パネル(1)の厚みよりもフレーム(5)の溝を若干細くすることで、圧着することができる。
パネル(1)とフレーム(5)を組み合わせたものを支え、自立できるようにするものが支柱(2)である。これはフレーム(5)よりも直径の大きい紙管で、パネル(1)をはめ込む溝を設けている。この溝にパネル(1)とフレーム(2)を組み合わせたものを上部からスライドさせるように差し込む。
このとき支柱(2)に設けられた溝の終点部分に、パネル(1)に設けられた切り欠きが噛み合うことで、パsネル(1)の下端が固定される。
支柱(2)の上部にある空洞部分を塞ぐのがトップキャップ(3)である。これは支柱(2)の外径と同じ直径の内径を持つ紙管を短く切断した物の片側の空き部分を、紙製の円盤でふさいだ物である。
このトップキャップ(3)を支柱(2)にはめ込むときに、同時にパネル(1)に設けられた切り欠きにも圧入され、パネル(1)の上端を固定する役割を果たす。
この家具用紙パネルの自立性高める役割を果たすのが、補助支柱(7)である。これは支柱(2)と同じ直径の紙管で、サイドパネル(6)をはめ込む溝を設けている。サイドパネル(6)はパネル(1)と同様、段ボールまたは紙パネルである。
補助支柱(7)には、上下両端をパネル(1)とフレーム(5)の接合方法と同様の方法でショートフレーム(8)を圧着したサイドパネル(6)が上部からスライドさせるように差し込まれる。
このとき補助支柱(7)に設けられた溝の終点部分に、サイドパネル(6)に設けられた切り欠きが噛み合うことで、サイドパネル(6)の下端が固定される。
補助支柱(7)の上部にある空洞部分もトップキャップ(3)で塞ぐ。
このトップキャップ(3)を補助支柱(7)にはめ込むときに、同時にサイドパネル(6)に設けられた切り欠きにも圧入され、サイドパネル(6)の上端を固定する役割を果たす。
補助支柱(7)とサイドパネル(6)組み合せたものと支柱(2)の接合部分は、サイドパネル(6)を下部からスライドさせるように支柱(2)に設けられた溝に差し込み、支柱(2)に設けられた溝の終点とサイドパネル(6)に設けられた切り込みが噛み合うことで、サイドパネル(6)の上端が固定される。
支柱(2)の下部にある空洞部分を塞ぐのがアンダーキャップ(4)である。これは支柱(2)の外径と同じ直径の内径を持つ紙管を短く切断した物の片側の空き部分を、紙製の円盤でふさいだ物で、トップキャップ(3)より長めのものである。
このアンダーキャップ(4)を支柱(2)にはめ込むときに、同時にパネル(1)とサイドパネル(6)に設けられた切り欠きにも圧入され、パネル(1)とサイドパネル(6)の下端を固定する役割を果たす。
同様に補助支柱(7)の下部にある空洞部分もアンダーキャップ(4)により塞がれる。このアンダーキャップ(4)を補助支柱(7)にはめ込むときに、同時にサイドパネル(6)に設けられた切り欠きにも圧入され、サイドパネル(6)の下端を固定する役割を果たす。
本考案は、以上のように構成された家具用紙パネルの組立方法で、組立に際しては工具や接着剤、専門的な組立技術などを必要とせず、簡単に家具用紙パネルを組立てることができる。
考案の効果
オフィスや個人宅で従来間仕切りとして使用されていた、金属やプラスチック製のパーテーションの代わり本考案により組立てた家具用紙パネルを使用することで、組立も容易で室内の配置換えなどに際する移動も従来に比較して容易にできるようになる。
本考案の分解斜視図である 本考案の斜視図である
符合の説明
1 パネル
2 支柱
3 トップキャップ
4 アンダーキャップ
5 フレーム
6 サイドパネル
7 補助支柱
8 ショートフレーム

Claims (1)

  1. 段ボール又は紙パネルと紙管を組み合わせたオフィスや個人宅などの室内で間仕切り等に使用できる家具用紙パネルで、パネルを構成する各部材の組立に、金属またはプラスチック製の連結具や接着剤などを使わず、パネルを構成する各部材を加工し設けた連結用の切り欠きおよび溝を用いて連結・固定する家具用紙パネルの組立方法。
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