JP3101600U - 食品パッケージ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本考案による食品パッケージは、カップと、キャップ、内カップおよび粘着シールからなり、関連する2つの食品を入れた食品パッケージであって、
カップは、その上部に開口縁を有する有底形のテーパー円筒体で、キャップは、つばと、複数の突起部と、半円弧状の凹部と、段部とを備え、内カップは、皿状の開口縁を有しており、カップおよび内カップに食品を装填した後、カップ開口縁と内カップ開口縁を重ねて、キャップの凹部に嵌合させ、粘着シールで固定した。
【選択図】図1
Description
ところで、バター、砂糖、卵、小麦粉、コーンスターチなどを混ぜて作る焼き菓子のバウムクーヘンは、木を輪切りにしたような形として、プラスッチク製の袋に入れられて販売されている。
同じような事情はケーキと生クリームや、クッキーとジャムといった組み合わせでも発生する。
本考案の目的は、そこで、固形の食品(バウムクーヘンなど)にクリーム状の食品(カスタードクリームなど)をつけて、手軽に食べられるようにすることである。すなわち、購入後、家に持ち帰って食べることもできるが、購入してすぐに、休憩コーナーで、また、車の中や観光バスの中でも食べることができるようにするものである。具体的には、2つの食品を混ぜることなく1つの容器に入れて、食品パッケージとして提供することである。また、食品を簡単に取り出せて、すぐ食べることができ、また、容器は、密封性のよい構造で、しかも、コストのかからないものにすることである。
また、保温性を良くして味の低下を防止するため、内側容器と外側容器のフランジ部(外縁)を融着して容器内部に空気層を設けた例がある。(特許文献2参照)
前記カップは、上部に内カップを装着し支持すると共に、全体として有底形のテーパー円筒体をなして、その上部には、外側に反り出した帯状の開口縁を備え、
前記キャップは、前記カップの開口縁の外形よりも若干大きい内径のつばと、そこから上方に向けて順次、前記カップの帯状の開口縁外径よりも若干小さい内径となるように内径方向に突出した弧状の突起部と、前記カップの開口縁および内カップの開口縁を納める断面が半円弧状の凹部と、段部とを備え、
前記カップおよび内カップに前記食品を装填した後、前記カップの上部に内カップを装着し、前記内カップ縁と前記カップの開口縁を重ねて前記キャップの凹部に嵌合させ、前記段部と前記突起部との間で上下から挟んだ状態に密封すると共に、前記キャップ頂部に貼着した粘着シールから左右に延びる一対の帯状シールで、前記カップと前記キャップを固定したことを特徴とする。
また、カップ、キャップ、内カップからなる二重容器としたので、2つの関連する食品を混ぜ合わせることなく、1つの容器に収容できる。
カップ開口縁と内カップ開口縁をキャップで挟み込んで嵌合する構造としたので、型押し成形でも十分な精度で、食品を密封することができる。従って、適当な賞味期間の食品パッケージにとって好適である。
内カップの開口縁は、カップの開口縁に重ねるので、容器の局部的なたわみに対して変形しないようにすることができる。
キャップは、粘着シールを切ることで、力を加えると容易に嵌合が外れるから、簡単に開くことができ、食品を容易に取り出して食べることができる。
しかも、この粘着シールによって、シールを切らないと開けられないようにすることができ、食品の安全確認の手段となっている。また、生産地から販売店への輸送時に、衝撃で誤ってキャップが外れるといったことも防止できる。
さらにまた、一口大のバウムクーヘンとカスタードクリームを組み合わせて容器に収容し、さらにフォークを容器内部に入れたので、手を汚さずに食べることができる。
つば21から上方にたどると、前記絞り部として、カップ1の開口縁10の外径よりも若干小さい内径となるように、内径方向に突出した、複数の弧状の突起部22がある。突起部22は、つば21の内側円周上に8つを設けている。突起部22の長さを長くすると、キャップ2の着脱がきつくなり、突起部22の長さを短くすると、キャップ2の着脱が容易となる。ここでは、キャップ2の厚さが薄いこともあり、内側円周の長さの70%以上を突起部22の長さにしている。
そして、キャップ2をカップ1にかぶせると、カップ1および内カップ3のそれぞれの開口縁は、突起部22にぶつかる。しかし、キャップ2に力を加えて押し込むと、弾性的なたわみで突起部22がカップ1と内カップ3の開口縁を乗り越えて、キャップ2とカップ1のそれぞれの開口縁10、30を凹部23に嵌合させる。この際、開口縁10、30は、突起部22と段部24との間に挟みこまれる。
2 キャップ
3 内カップ
4 フォーク
5 カスタードクリーム
6 バウムクーヘン
7 粘着シール
10 カップ1の開口縁
21 キャップ2のつば
22 キャップ2の突起部
23 キャップ2の凹部
24 キャップ2の段部
30 内カップの開口縁
Claims (2)
- シート状のプラスチック素材をオス型とメス型の型押しによって成形されたカップと、同様に成形された前記カップに被嵌するキャップと、同様に成形された皿状の内カップからなり、カップに固形の食品、内カップにクリーム状の食品を入れた食品パッケージであって、
前記カップは、上部に内カップを装着し支持すると共に、全体として有底形のテーパー円筒体をなして、その上部には、外側に反り出した帯状の開口縁を備え、
前記キャップは、前記カップの開口縁の外形よりも若干大きい内径のつばと、そこから上方に向けて順次、前記カップの帯状の開口縁外径よりも若干小さい内径となるように内径方向に突出した弧状の突起部と、前記カップの開口縁および前記内カップの開口縁を納める断面が半円弧状の凹部と、段部とを備え、
前記カップおよび前記内カップに前記食品を装填した後、前記カップの上部に前記内カップを装着し、前記内カップ開口縁と前記カップの開口縁を重ねて前記キャップの凹部に嵌合させ、前記段部と前記突起部との間で上下から挟んだ状態に密封すると共に、前記キャップ頂部に貼着した粘着シールから左右に延びる一対の帯状シールで、前記カップと前記キャップを固定したことを特徴とする食品パッケージ。 - 前記カップの固形食品は一口サイズに切ったバウムクーヘンであり、前記内カップのクリーム状の食品はカスタードクリームであって、前記カップの内側にプラスッチクのフォークが挿入されたことを特徴とする請求項1記載の食品パッケージ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003272413U JP3101600U (ja) | 2003-11-11 | 2003-11-11 | 食品パッケージ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003272413U JP3101600U (ja) | 2003-11-11 | 2003-11-11 | 食品パッケージ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3101600U true JP3101600U (ja) | 2004-06-17 |
Family
ID=43255167
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003272413U Expired - Lifetime JP3101600U (ja) | 2003-11-11 | 2003-11-11 | 食品パッケージ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3101600U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111824543A (zh) * | 2019-04-17 | 2020-10-27 | 王荆成 | 一种椭圆等径变身多头包装容器及其制作方法 |
-
2003
- 2003-11-11 JP JP2003272413U patent/JP3101600U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111824543A (zh) * | 2019-04-17 | 2020-10-27 | 王荆成 | 一种椭圆等径变身多头包装容器及其制作方法 |
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