JP3101393U - 食品類の消臭鮮度保持通袋 - Google Patents

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Abstract

【課題】 半調理が施され臭気の発散や蒸散の激しい半調理食材を簡便に収納でき、且確実な消臭と蒸散抑制により鮮度保持のできる食品類の消臭鮮度保持通袋を提供する。
【解決手段】
通気性織物素地に平均粒径が60μm以下で比表面積が80m/g以上及び塩基置換容量(meq/100g)が250mg以上の人工ゼオライト粉体が透気透湿性塗着剤で、その塗着重量割合が少なくとも30g/m以上に塗着形成された基材を用い、全体形状が立法形状若しくは直方形状に縫合形成され且対向する二側面の上辺には、その対向する側面までの長さに対し10乃至50%重量割合の長さの折込片が設けられ、而もこの折込片と交差する側面の一方側面上辺にはその対向する他側面上辺まで包被できる包被片と、該包被片の先端には他側面外側に折曲されて包被を密閉包被できるよう、その内側面部位に面状ファスナーが縫合取付けられた係止片が設けられ、且他側面外側にも面状ファスナーが縫合取付けられた構造。
【選択図】 図4

Description

本考案は刻み野菜や下ごしらえされた魚介類或いは漬物等臭気発生や水分蒸散の著しい食品の消臭と蒸散を抑制して配送や保管時の鮮度保持が可能な通袋に関するものである。
近年における食生活は核家族化や少子化を初め自動車社会に伴うアウトドアライフの拡大及び主婦の就労化等に伴う外食化や中食化が著しく増大化しており、更には高齢化社会の到来とともに施設要介護者や在宅要介護者も急増の一途を辿っており、これによる介護食市場も著しく拡大化しつつある。
これがため外食や中食或いは介護食等の調理現場においては、可能な限り簡便且能率良く調理を施すことが要望されるに至っていることから、野菜類においては洗浄、剥皮、細切にした所謂刻み野菜となし、漬物等においても細切として或いは魚介類においては頭や内臓等を除去した所謂下ごしらえを施した半調理食材となしたうえ、全国各地に多数点在する外食調理現場や中食調理現場或いは介護食調理現場に、必要食材及び量を取揃えたうえそれぞれ混載配送がなされている。
ところでこれら半調理食材等は日々の使用量に合せてポリエチレンやポリプロピレン等の合成樹脂フィルムからなる軽包装袋に所要量を包装のうえ適宜のダンボール箱等に入れて混載配送がなされるものの、刻み野菜における玉葱や漬物或いは魚介類等では強い臭気が発散されるため、該発散臭気が軽包装袋を透出して混載配送される他の食材や、調理現場での保管時における他の食材に付着浸透し調理品の風味や香りを著しく損ねる問題が発生している。
これがため臭気の強い食材では混載が出来ず、従って広範囲に亘り多数点在する調理現場への配送には専用便を用いねばならぬため、莫大な配送経費が余儀なくされている。
更にこれら食材には十分な水分が保持されてなるものの、収納される軽包装袋からは該水分が水蒸気として透失されるうえ、細切され若しくは下ごしらえされた食材は外表面積が著しく増加しているため水分の蒸散が一段と促進され、而も外気湿度はせいぜい50乃至60%程度であるから、短時に食材の水分が蒸散透失されて萎縮が起り鮮度の低下を来たす問題をも内在しており、特にファーストフードの如き生野菜を使用する調理品においては、鮮度の低下は調理品の致命的問題ともなる。
本考案はかかる問題を解決するためになされたものであって、本考案は半調理が施され臭気の発散及び水分蒸散の激しい半調理食材を簡便に収納しえ、且確実な消臭と水分蒸散を抑制し長時に亘って鮮度保持のできる食品類の消臭鮮度保持通袋を提供することにある。
上述の課題を解決するために本考案が用いた手段は、半調理食材から発散される臭気を吸着且分解消臭させ或いは蒸散する水蒸気を吸湿保水せしめて半調理食材近傍の湿度勾配を無くし蒸散を抑制させるために人工ゼオライト粉体を活用するもので、該人工ゼオライト粉体としては臭気や水蒸気を積極的に吸着吸湿させるうえから、その平均粒径が60μm以下の微粒で接触表面積率が極めて大きく、且多量に発生する臭気や水蒸気を効率良く吸着吸湿させるうえからは、その吸着吸湿容量所謂比表面積が大きなものが好適であるためその比表面積が少なくとも80m/g以上で、更に吸着された臭気の分解を図り吸着飽和を無くし長期に亘り消臭性を発揮させるため、本質的性能である触媒作用に加えて強い塩基置換性を付与させる必要上から、その塩基置換容量(meq/100g)が少なくとも250mg以上のものが使用される。
そして人工ゼオライト粉体の保持する優れた消臭性並びに蒸散される水蒸気に対する吸湿性で、半調理食材から発散される臭気を吸着且分解させ、及び蒸散される水蒸気を吸湿させて鮮度保持を図るうえから、半調理食材が収納され且混載配送される通袋を形成する基材に使用するもので、この基材は臭気や水蒸気等との接触性を高めること並びに通袋形成に係る加工性を保持せしむるうえから、通気性織物素地を用い且該通気性織物素地に、更に人工ゼオライト粉体の絶対吸着容量並びに絶対吸湿容量を高めて確実な吸着と分解消臭及び吸湿による鮮度保持を発揮させるため、少なくとも30g/m以上の塗着重量割合を以って、且臭気や湿気が塗着された人工ゼオライト粉体に容易に透気透湿されるよう、透気透湿性塗着剤により塗着され形成されてなるものである。
そしてこの基材を用いて、その底面が正方形若しくは長方形で且四側面が同一形状及び大きさの立法形状若しくは対向する二側面がそれぞれ同一形状及び大きさの直方形状に縫合形成されてなるとともに、対向する一側面の上辺にはその内部に収納される半調理食材から発散される臭気や蒸散される水蒸気が漏出拡散されぬよう防止するため、対向する他側面までの長さに対し10乃至50%割合の長さで折込片がそれぞれ設けられ、且この折込片と交差する側面の一方側面の上辺には、収納される半調理食材から発散される臭気並びに蒸散される水蒸気の漏出遮断と収納半調理食材の密閉包被を図るため、他側面上辺まで包被しえる包被片が設けられてなり、而もこの包被片の先端には包被される他側面外側に折曲され該包被片を密閉包被させる係止片が形成されてなるとともに、この係止片の内側面及び該内側面と接合する他側面外側部位に面状ファスナーが縫合取付けられた構造に存する。
更に本考案に半調理食材を収納させる場合に容易に収納しえる開口性と、且半調理食材が収納された場合にも全体形状が立法形状若しくは直方形状に保形されるよう底面と四側面との接合部位並びに四側面相互の接合部位、及び四側面上辺部位に基材を細幅に折合縫合させた折合補強縁が形成された構造に存する。
本考案は上述の如く使用される基材が、平均粒径60μm以下で比表面積が80m/g以上及び塩基置換容量(meq/100g)が250mg以上の人工ゼオライト粉体が、通気性織物素地に少なくとも30g/m以上の塗着重量割合で、且透気透湿性塗着剤により塗着されて形成されてなり、この基材を用いて全体形状が立法形状若しくは直方形状に縫合され、且対向する二側面上辺には対向する他側面までの長さに対して10乃至50%の長さの折込片がそれぞれ設けられ、且この折込片と交差する側面の一方側面上辺にその対向する他側面上辺まで包被できる包被片が設けられ、而もこの先端に係止片が形成されたうえ面状ファスナーで係止される構成であるから、軽包装袋で包装された半調理食材を極めて簡便に収納しえ、且折込片を相互に折り曲げたうえ包被片で包被させ係止することで密閉状に収納なされる。
そして半調理食材からの臭気が軽包装袋を透気して発散され、或いは蒸散水蒸気が透湿し発散されても基材により包被密閉されてなるため、該基材に接触した臭気はその絶対吸着容量の膨大な人工ゼオライト粉体に積極的且効率的に吸着されるばかりか、この吸着された臭気が触媒作用と強い塩基置換性とにより容易に分解消臭され確実な消臭が図られるとともに吸着飽和も無くなり長期に亘って消臭性が発揮されることから、他の半調理食材との混載配送も可能となり配送コストが著しく削減されることとなる。
加えて軽包装袋から透湿される水蒸気も、絶対吸着容量の膨大な基材の人工ゼオライト粉体に積極的効率的に吸湿されることに伴い湿気が人工ゼオライト粉体の結晶空隙に保水されて、軽包装袋外面近傍の湿度勾配が無くなるため半調理食材からの蒸散が著しく抑制されて萎縮が防止され長時に亘って鮮度の保持がなされる。
更に本考案の底面と四側面との接合部位並びに四側面相互の接合部位、及び四側面上辺部位に折合補強縁が形成された場合には、収納時に開口部の開口が容易になされて収納作業が簡便になされるばかりか、全体が立法形状若しくは直方形状に保形されるためダンボール箱等の外包装を用いることなく直接混載配送に供しえるばかりか、配送後も自在に折畳みがなしえるため回収も容易になしえる等、優れた特長を具備した食品類の消臭鮮度保持通袋である。
使用する基材が通気性織物素地に平均粒径が60μm以下で比表面積が80m/g以上及び塩基置換容量(meq/100g)が250mg以上の人工ゼオライト粉体が透気透湿性塗着剤により少なくとも30g/m以上の塗着重量割合で塗着形成されてなり、この基材を用いて所要の内容積の立方形状若しくは直方形状に縫合のうえ、対向する二側面上辺には対向する他側面までの長さの10乃至50%割合の長さの折込片が設けられ、且該折込片と交差する側面の一方側面上辺に、その対向する他側面上辺まで包被できる包被片と該包被片の先端に面状ファスナーが縫合取付された係止片が設けられた構成。
以下に本考案実施例を図とともに詳細に説明すれば、図1は不織布1Aからなる通気性織物素地1の説明図、図2は平織物1Bからなる通気性織物素地1の説明図であって、該通気性織物素地1は本考案を形成する基材2に強靭性や耐久性、耐候性及び屈撓性等の物理的特性を保持させ、且縫合やウエルダー加工等の加工性、或いは該基材2に人工ゼオライト粉体2Aを強固に塗着させ、臭気に対する消臭性や蒸散水蒸気の吸湿による蒸散抑制並びに鮮度保持特性を付与せしめるための塗着性をも保持させるうえから、該通気性織物素地1の形成素材としては通常ポリエステルやポリアミド等の合成繊維素材が使用されるが、近年の如く使用後の廃棄性に優れるものが要請される状況下では、レーヨンや綿若しくは麻等の天然繊維素材も考慮される。
更に該通気性織物素地1には、人工ゼオライト粉体2Aがその全面に亘って強固に分散塗着させる必要上から微細な通気空隙1Cを保持するもの所謂通気性を保持するものが望ましく、且人工ゼオライト粉体2Aが塗着されて形成される基材2にも微細な通気空隙1Cが存在することが臭気や水蒸気を含む空気の通気接触が高まり、消臭性や吸湿性が一段と増長されるうえからも望まれる。そして当然のことながら該通気性織物素地1は安価なものが要請されるため、具体的にはその目付量において略20乃至60g/m程度に形成された不織布1Aや織密度において略40乃至120メッシュ程度に平織組織で組織された平織物が好適である。
そして該通気性織物素地1に塗着される人工ゼオライト粉体2Aは半調理食材から発散され且軽包装袋を透気透湿して拡散される臭気や水蒸気を積極的に吸着及び吸湿させるうえから、該臭気や水蒸気との接触表面積率が大きなものほど好ましいことから、その平均粒径で最大60μ以下望ましくは1乃至30μmの微粒状のものが使用され、且この臭気や水蒸気を効率良く吸着若しくは吸湿させるためには可能な限り吸着容量若しくは吸湿容量の大きなものが好適なため、その比表面積において少なくとも80m/g以上望ましくは120乃至180m/gのものが使用され、更に人工ゼオライト粉体2Aには触媒作用が本質的に保持されてなるため、該触媒作用と且強い塩基置換性により吸着された臭気を容易に分解消臭し吸着飽和が回避しえるため、その塩基置換容量(meq/100g)において少なくとも250mg以上、望ましくは300乃至350mgの人工ゼオライト粉体2Aが用いられる。
かくして選択された人工ゼオライト粉体2Aは図3に示すように、通気性織物素地1に塗着されて基材2が形成されるものであるが、本考案は該基材2により全体が形成され且収納される半調理食材から発散される臭気を吸着し分解消臭する消臭効果、及び蒸散される水蒸気を吸湿せしめて蒸散抑制に伴う鮮度保持効果を期待するものであるから臭気並びに水蒸気の確実な吸着吸湿をなさしめることが望まれる。
これがためには塗着される人工ゼオライト粉体2Aの絶対吸着容量及び絶対吸湿容量の増大化が必要であって、該人工ゼオライト粉体2Aの塗着重量割合としては少なくとも30g/m以上、好ましくは50乃至80g/mの塗着重量割合で塗着されている。
加えて重要なことはかかる塗着に際して人工ゼオライト粉体2Aの臭気吸着性や水蒸気の吸湿性を阻害させることなく且所要の塗着重量割合で塗着させる必要上から透気透湿性塗着剤2Bにより塗着される。
この透気透湿性塗着剤2Bは多様なものが提案されるが塗着された人工ゼオライト粉体2Aに臭気や水蒸気が塗着剤を透気透湿して吸着や吸湿されるものであれば良く、具体例を挙げれば天然ゴムラテックス15乃至20%重量、人工ゼオライト粉体20乃至25%重量及び水55乃至60%重量割合の水溶性塗着剤にオレイン酸カリウムからなる気泡剤0.5乃至3.0%重量割合を混合のうえ、コーティング若しくはディップイングで所要塗着重量に塗着させたうえ加熱乾燥を施すことにより気泡剤の発泡及び水分の蒸散に伴う蒸散孔とにより連続気泡構造の透気透湿塗膜が形成される。
而して現状における半調理食材は所要量を軽包装袋で包装のうえダンボール箱等の容器に入れて配送するものであるから、本考案の実用使用に際しては半調理食材を軽包装袋で包装のうえ本考案品3内に収納し、且ダンボール箱等の容器にいれて混載配送する手段即ち間接収納による方法と、半調理食材を軽包装袋で包装のうえ本考案品3内に収納のうえ混載配送させる直接収納による方法とが採用できる。
図4は間接収納に用いる本考案品3の説明図であってダンボール箱等は立法形状若しくは直方形状であることから、基材2を用いて底面3Aが正方形若しくは長方形状に形成されてなるとともに、該底面3Aと連接する四側面即ち左側面3B、前側面3C、右側面3D、後側面3Eをそれぞれ同一形状及び大きさを以って形成することにより、全体形状が立法形状に形成される。当然に底面3Aが長方形状であれば四側面の左側面3B、前側面3C、右側面3D、後側面3Eの側面の内、互いに対向する左側面3Bと右側面3Dの幅と前側面3Cと後側面3Eの幅とは異なるため全体形状としては直方形状となる。(図示せず)
そしてこの対向する二側面の前側面3C及び後側面3E上辺には、対向する他側面までの長さに対して10乃至50%割合の長さで折込片3F、3Fが設けられている。この折込片3F、3Fは本考案品3内に収納された半調理食材からの臭気や水蒸気を外部に漏出させぬよう密閉性を高めるためのものであるが、あまり短いと密閉性が損われるため対向する他側面までの長さの少なくとも10%割合以上が望ましいが、長すぎると収納時の作業性が悪くなること及び本考案品3全体の嵩の増大を招来し回収性を悪くすることにもなるめ、最大でも50%割合の長さが望ましいことによる。
更にこの折込片3F、3Fが設けられた前側面3C及び後側面3Eと交差する左側面3Bの上辺には、対向する右側面3Dの上辺までを包被できる長さで包被片3Gが設けられてなるとともに、この包被片3Gの先端にはその他側面即ち右側面3Dの外側に折曲されて該包被片3Gが係止されるよう係止片3Hが形成されている。
この係止片3Hは本考案品3内に半調理食材を収納させる場合や配送後の調理現場で収納物を取り出す場合には包被片3Gの包被密閉が解除され、且収納物を収納後は包被片3Gで包被密閉させるうえから、図5に示されてなる如く係止片3Hの内側と該係止片3Hが折曲されて接触する右側面3Dの外側接触部位には、相互が絡合且剥離のなしえる面状ファスナー3Kがそれぞれ縫合取付けされた構造からなるものである。
かくしてなる本考案品3は、強靭で屈撓性に優れる基材2で形成されてなるものであるから、保管時には適宜に折畳んでコンパクトな状態で保管し収納物の収納に際しては、その全体形状に広げ且折込片3F、3Fを外方にして収納物を本考案品3内に収納させ、而して折込片3F、3Fを内側に折り合せたうえ包被片3Gを他側面に包被させ、その先端の係止片3Hで他側面の外側と係止させることにより収納品が包被密閉され収納される。そして間接収納による場合にはかかる如く収納物が収納された本考案品3を適宜のダンボール箱等の容器内に入れて混載配送がなされる。
このように本考案品3を用いることにより、強い臭気を発散し若しくは蒸散の激しい半調理食材でも混載配送がなしえ配送コストの大幅な削減と、更には調理現場までの長時に亘る輸送や保管がなされても萎縮が防止され、十分な鮮度が保持された半調理食材が配送出来るものであるが、間接収納においては本考案品3の使用とともに更にダンボール箱等の容器も使用されるため、特別に軟弱な半調理食材以外には過剰包装ともなる。
そこで本考案においては直接収納による混載配送の可能な本考案品30が提案されるもので、本考案に使用される基材2は強靭性や屈撓性に加えて縫合等の加工性にも優れるものであり、反面直接収納により混載配送される場合には収納される半調理食材は多種多様に亘り、とりわけ軟弱な半調理食材においては混載配送時の積載荷量の付加により変形や損傷を被る危険がある。
これがためには混載配送時における安定性や保形性即ち収納された全体の立法形状若しくは直方形状を強固に保持させる補強が要請される。
これがため直接収納に供する本考案品30は、図6に示す如く補強底面30Aと四補強側面即ち左補強側面30B、前補強側面30C、右補強側面30D、後補強側面30Eとの接合部位、該四補強側面相互間の即ち左補強側面30Bと前補強側面30C並びに後補強側面30E、前補強側面30Cと右補強側面30D、右補強側面30Dと後補強側面30E相互の接合部位、及び四補強側面30B、30C、30D、30Eの上辺部位に、形成する基材2を細幅に折合縫合させてなる折合補強縁31を形成させた構造のものである。かかる場合に折合補強縁31の形成幅や折合については特段の制約はないが、通常の使用においてはその幅が略3乃至6mm程度、基材2の折合は2乃至4層に接合のうえ縫合させれば良い。
図7には直接収納における使用態様が示されてなり、収納される半調理食材が軟弱なものでもこのままの状態で混載配送に供しえるが、特に半調理食材が軟弱で且損傷しやすい場合には使用する基材2を形成する通気性織物素材1に織性する繊維の繊度が太く且織成密度を緻密にした剛性の高いものの使用が望ましい。
臭気を発散し若しくは蒸散の激しい半調理食材でも消臭と蒸散抑制による鮮度保持を図り配送することが可能なばかりか、臭気発生の強い広範囲の製品や商品でも確実な消臭ができ、而も吸湿し易い製品や商品でも人工ゼオライト粉体の吸湿と保水による調湿作用が働き、過剰な吸湿による変性や変質も防止できる。
不織布からなる通気性織物素地の説明図である。 平織物からなる通気性織物素地の説明図である。 不織布からなる基材の説明図である。 間接収納に用いる本考案品の説明図である。 係止片の係止方法の側面説明図である。 直接収納に用いる本考案品の説明図である。 直接収納における使用態様図である。
符号の説明
1 通気性織物素地
1A 不織布
1B 平織物
1C 通気空隙
2 基材
2A 人工ゼオライト粉体
2B 透気透湿性塗着剤
3 本考案品
3A 底面
3B 左側面
3C 前側面
3D 右側面
3E 後側面
3F 折込片
3G 包被片
3H 係止片
3K 面状ファスナー
30 直接収納に供する本考案品
30A 補強底面
30B 左補強側面
30C 前補強側面
30D 右補強側面
30E 後補強側面
31 折合補強縁

Claims (2)

  1. 通気性織物素地にその平均粒径が60μm以下で比表面積が80m/g以上及び塩基置換容量(meq/100g)が250mg以上の人工ゼオライト粉体が透気透湿性塗着剤により少なくとも30g/m以上の塗着重量割合で塗着された基材を用い、底面が正方形若しくは長方形で且四側面が同一形状及び大きさの立法形状、若しくは対向する一側面がそれぞれ同一形状及び大きさの直方形状に縫合され、且対向するニ側面上辺には対向する他側面までの長さに対し10乃至50%割合の長さで折込片がそれぞれ設けられ、且この折込片と交差する側面の一方側面上辺には、その対向する他側面上辺までを包被できる包被片が設けられ、而も該包被片の先端には他側面外側に折曲され、該包被片を密閉包被できる係止片が形成されてなるとともに、この係止片の内側面及び接合される他側面外側部位には、面状ファスナーが縫合取付けられた構造からなる食品類の消臭鮮度保持通袋。
  2. 底面と四側面との接合部位、並びに四側面相互の接合部位及び四側面上辺部位に、基材を細幅に折合させた折合補強縁が形成された構造の請求項1記載の食品類の消臭鮮度保持通袋。
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