JP3101360B2 - データ通信装置 - Google Patents

データ通信装置

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JP3101360B2
JP3101360B2 JP03234697A JP23469791A JP3101360B2 JP 3101360 B2 JP3101360 B2 JP 3101360B2 JP 03234697 A JP03234697 A JP 03234697A JP 23469791 A JP23469791 A JP 23469791A JP 3101360 B2 JP3101360 B2 JP 3101360B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外部に通信装置を接続
可能なデータ通信装置及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置として、例えば、留
守番電話機能を有し、音声メッセージを録音したり、画
像受信を行うと予め登録されている相手先に自動的に発
呼を行うファクシミリ装置が知られている。このファク
シミリ装置では、網制御部(NCU)を介して留守番電
話器を接続する。そして、回線からの呼出信号に対して
留守番電話機が自動応答して相手の音声メッセージを録
音すると、ファクシミリ装置は留守番電話機が回線を開
放したことを検出し、この検出に応答して予めファクシ
ミリ装置内に記憶している電話番号にオートダイヤルす
る。これにより留守番電話機のユーザは、オートダイヤ
ルの番号を自分のポケットベルの番号にすることによ
り、自分の留守番電話機にメッセージが入力されたこと
をポケットベルの鳴動によって知ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来例では、ポケットベル呼出によって留守番電話機に
メッセージが入力された事を知ったユーザが他の端末か
ら発呼して留守番電話機を呼出し、リモートコントロー
ルによって留守番電話機に録音されたメッセージを再生
した後に回線を切断すると、ファクシミリ装置はその呼
によって再びポケットベル呼出を行った。従って、留守
番電話機のユーザは、リモートコントロールによって自
分宛のメッセージを聞くと、その直後に新たなメッセー
ジの入力がないにも関わらず、必ずポケットベル呼出を
されてしまうという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、外部
に通信装置が接続されている場合に、外部通信装置の動
作を判別するための外部通信装置との通信等の複雑な制
御を行なわずとも、外部通信装置のリモート操作が行な
われた場合の無駄な自動発呼を防止することを目的と
し、外部通信装置と通信回線が接続された状態で外部通
信装置へ送信されてきた外部通信装置をリモート操作す
るための所定の信号の検出に応じて、自動発呼を制御す
るようにし、例えば、外部に接続された留守番電話機に
メッセージが録音された場合はポケットベル等に自動発
呼してメッセージの録音を通知し、リモート操作により
録音されたメッセージが再生された場合にはポケットベ
ル等への自動発呼を行なわないようにする。
【0005】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を詳
細に説明する。
【0006】図1は、本実施例のファクシミリ装置の構
成を示したブロック図である。
【0007】図に於いて、符号101で示されるものは
マイクロプロセッサ等から構成された制御部で、CPU
(中央処理部)113、ROM(リードオンリメモリ)
114,RAM(ランダムアクセスメモリ)115、バ
ッファメモリ112、ラインメモリ110、符号化/復
号化部111から成り、画像入出力および通信処理全体
を制御する。ROM114は後述の制御プログラムを格
納し、RAM115はCPU113のワークエリアとし
て使用される他、オートダイヤル(ポケットベル呼出)
のための電話番号を記憶する。
【0008】画像入出力は、読取部100、記録部10
2により行われる。すなわち、原稿画像データの読み取
りは、CCD(電荷蓄積素子)センサ、原稿搬送系等か
ら構成された読取部100により行われる。また、受信
画像データやコピー時に読取部100によって読み取ら
れた画像データは、感熱プリンタ、インクジェットプリ
ンタ等から構成された記録部102により記録される。
【0009】読取部100、記録部102と符号化/復
号化部111の間の画像データの入出力は、1ラインを
単位とするラインメモリ110を介して行われる。ま
た、符号化/復号化部111とモデムのデータ入出力
は、バッファメモリ112を介して行われる。符号化/
復号化部111は、冗長度抑圧のために符号化/復号化
処理を行うもので、CPU113のソフトウエアから構
成されていても良い。
【0010】電話回線等の通信回線Nとの接続及びデー
タ入出力は、モデム106およびNCU(網制御部)1
07により行われる。NCU107には、通話及び手動
制御用の電話機または留守番電話機16が接続される。
NCUから留守番電話機16が回線を捕捉している事を
示すDCDET信号、回線上にDTMF信号がある事を
示すDTMFDET信号が出力され、制御部に入力され
る。
【0011】操作パネル103は電話番号の入力のため
のテンキー、各種ファンクションキー等から構成され
る。操作パネル103には電話番号、時刻の表示などに
用いられる表示器104が設けられる。
【0012】図2は、本実施例のNCUの構成を示した
図である。
【0013】図2において、1はCMLリレーである。
又、2は電流センサーであり、コイルとコイルの近傍に
コイルと絶縁して設けられたホール素子またはMR素子
等から構成され、コイルを流れる電流により発生する磁
界をホール素子またはMR素子で検出する事により、コ
イル電流に比例した電圧出力が得られる。電流センサー
2の出力はコンパレータ3に入力され、コンパレータよ
り電流の有無を示すDCDET信号が出力される。DC
DET信号は制御部101へ出力される。
【0014】5は直流を阻止するコンデンサ、6は交流
信号をDTMF信号検出器へ伝えるトランス、8はDT
MFを検出すると制御部に対してDTMFDET信号を
出力するDTMF信号検出器である。4はファクシミリ
信号の伝達及び2線4線変換を行うトランスである。
【0015】9はDTMF信号発生器であり、オートダ
イヤル(ポケットベル呼出)を行う際、CMLリレー1
をb側に切り換えて電話番号をDTMF信号にて回線に
送出する。
【0016】次に以上の構成におけるポケットベル呼出
の動作について図3を用いて説明する。図3は、本実施
例による制御動作を示したフローチャートであり、制御
部101(ないしCPU113)の動作を示しており、
図中の手順はROM114にプログラムとして格納され
ている。
【0017】まず、スタンバイ状態で制御部はDCDE
T信号を監視している。回線からの呼出信号に対して留
守番電話機16が自動応答すると電流センサー2に直流
電流が流れコンパレータ6からDCDET信号が出力さ
れる。制御部はこれを検出するとステップS1へ制御を
進める。
【0018】ステップS1ではポケットベル呼出を禁止
するフラグINHPをクリアし、ステップS2へ進む。
ステップS2ではDTMF信号の検出を行う。DTMF
信号が検出できなければステップS3へ進み、留守番電
話機が回線を開放するまでステップS2〜S3をループ
する。この間に留守番電話機は相手からのメッセージを
録音する。DTMF信号を受信せずに回線が開放される
とステップS5でINHPフラグが0なのでステップS
6へ進み、ポケットベル呼出を行いスタンバイへ戻る。
【0019】ステップS2〜S3をループしている時に
相手が留守番電話機をリモートコントロールするために
DTMF信号を送出してきたらステップS2でこれを検
出し、ステップS4へ進む。
【0020】ステップS4ではINHPフラグを1にセ
ット(ポケットベル呼出禁止)してステップS3へ戻
り、再びステップS2〜S3をループし、回線が開放さ
れるとステップS5へ進む。
【0021】ステップS5でINHPフラグをテスト
し、INHPフラグが1になっているのでポケットベル
呼出を行わずにスタンバイへ戻る。
【0022】以上のように、留守番電話機が応答中にD
TMF信号を受信したとき、回線が開放された後にポケ
ットベル呼出を行わない。従って留守番電話機のユーザ
が他の端末からリモートコントロールで録音内容を再生
させた後に、その呼が原因となったポケットベル呼び出
しが行われるという不都合がない。
【0023】尚、上述した実施例では、着信に対して留
守番電話機が自動応答し、その留守番電話機のリモート
コントロール信号が検出されるとポケベル発呼を行わな
い様にしているが、着信に対してファクシミリ装置が自
動応答し、DTMF信号等によるリモート操作により画
像通信が行われた場合にも制御部101はポケベル発呼
を行わない様に設定してもよい。
【0024】又、本発明は、上述した実施例に限らず種
々の変形が可能である。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、外部に通
信装置が接続されている場合に、外部通信装置の動作を
判別するための外部通信装置との通信等の複雑な制御を
行なわずとも、外部通信装置のリモート操作が行なわれ
た場合の無駄な自動発呼を防止することができ、例え
ば、外部に接続された留守番電話機の動作を判別すため
の留守番電話機との通信を行なわないでも、留守番電話
機にメッセージが録音された場合はポケットベル等に自
動発呼してメッセージの録音を通知し、リモート操作に
より録音されたメッセージが再生された場合にはポケッ
トベル等への自動発呼を行なわないようにすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のファクシミリ装置の構成を示したブ
ロック図である。
【図2】本実施例の網制御部の構成を示した図である。
【図3】本実施例の制御動作を示したフローチャート図
である。
【符号の説明】
1 CMLリレー 2 電流センサー 3 コンパレータ 4 ハイブリッドトランス 5 コンデンサ 6 トランス 8 DTMF信号検出機 9 DTMF信号発生機 100 読取部 101 制御部 102 記録部 103 操作パネル 104 表示部 106 モデム 107 NCU 110 ラインメモリ 111 符号化/復号化部 112 バッファメモリ 113 CPU 114 ROM 115 RAM

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部に通信装置を接続可能なデータ通信
    装置において、 データ通信を行なうためのデータ通信手段と、 通信回線を前記データ通信手段あるいは前記外部通信装
    置に選択的に切替えて接続する切替手段と、 前記切替手段により前記通信回線が前記外部通信装置に
    接続されている場合に、前記外部通信装置が着呼に対し
    て応答したことを検出する応答検出手段と、 前記応答検出手段により前記外部通信装置による応答が
    検出され、前記通信回線が前記外部通信装置接続された
    状態で、前記外部通信装置へ送信されてきた前記外部通
    信装置をリモート操作するための所定の信号を検出する
    検出手段と、 前記検出手段による検出に応じて、所定の宛先へ自動発
    呼するか否かを選択する選択手段を有することを特徴と
    するデータ通信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記所定の信号は、DTMF信号であることを特徴とす
    るデータ通信装置。
  3. 【請求項3】 データ通信を行なうためのデータ通信手
    段を有し、外部に通信装置を接続可能なデータ通信装置
    の制御方法において、 通信回線を前記データ通信手段あるいは前記外部通信装
    置に選択的に切替えて接続させる切替工程と、 前記切替工程において前記通信回線が前記外部通信装置
    に接続されている場合に、前記外部通信装置が着呼に対
    して応答したことを検出させる応答検出工程と、 前記応答検出工程において前記外部通信装置による応答
    が検出され、前記通信回線が前記外部通信装置に接続さ
    れた状態で、前記外部通信装置へ送信されてきた前記外
    部通信装置をリモート操作するための所定の信号を検出
    させる検出工程と、 前記検出工程における検出に応じて、所定の宛先へ自動
    発呼するか否かを選択する選択工程を有することを特徴
    とするデータ通信装置の制御方法。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記所定の信号は、DTMF信号であることを特徴とす
    るデータ通信装置の制御方法。
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