JP3101060B2 - 土中注入形施肥機 - Google Patents
土中注入形施肥機Info
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- JP3101060B2 JP3101060B2 JP04054815A JP5481592A JP3101060B2 JP 3101060 B2 JP3101060 B2 JP 3101060B2 JP 04054815 A JP04054815 A JP 04054815A JP 5481592 A JP5481592 A JP 5481592A JP 3101060 B2 JP3101060 B2 JP 3101060B2
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- fertilizer
- engine
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は主としてインゼクタや
ノズルを土中へ突き刺して肥料や殺虫剤を注入するのに
適した土中注入形の作業機(以下、単に施肥機という)
に関するもので、特に、土中へ突き刺さるインゼクタや
ノズルとエンジン、および肥料や殺虫剤を給送する手段
を合理的に配置した施肥機の全体構成に関するものであ
る。
ノズルを土中へ突き刺して肥料や殺虫剤を注入するのに
適した土中注入形の作業機(以下、単に施肥機という)
に関するもので、特に、土中へ突き刺さるインゼクタや
ノズルとエンジン、および肥料や殺虫剤を給送する手段
を合理的に配置した施肥機の全体構成に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、動力によって自走できるように
した施肥機は、肥料タンクと注入機、およびそれらを連
結する肥料ポンプや分配器を備えた独立の施肥部を小型
トラクタや管理機の後部に備えられたヒッチジョントに
連結して牽引して圃場を走行可能に構成してある(例え
ば、実公昭61−29218号公報)。また、独立した
施肥機として構成される場合にも、コスト低減のため、
市販の歩用トラクタや管理機の要部を転用することが多
く、原形の特性の影響を受けることが多い。
した施肥機は、肥料タンクと注入機、およびそれらを連
結する肥料ポンプや分配器を備えた独立の施肥部を小型
トラクタや管理機の後部に備えられたヒッチジョントに
連結して牽引して圃場を走行可能に構成してある(例え
ば、実公昭61−29218号公報)。また、独立した
施肥機として構成される場合にも、コスト低減のため、
市販の歩用トラクタや管理機の要部を転用することが多
く、原形の特性の影響を受けることが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、歩用のトラ
クタや管理機では前記ヒッチジョントが駆動輪の近傍に
配置され、後方に作業機を牽引するように構成されてい
たゝめ、前記施肥部も駆動輪に接近して支持される。他
方、駆動輪は圃場の凹凸にならって上下しながら回転す
るから、施肥部を駆動輪の近傍に支持すると肥料や薬剤
の注入深さが大きく変化して効果的な施肥や殺虫を行う
ことが困難であった。
クタや管理機では前記ヒッチジョントが駆動輪の近傍に
配置され、後方に作業機を牽引するように構成されてい
たゝめ、前記施肥部も駆動輪に接近して支持される。他
方、駆動輪は圃場の凹凸にならって上下しながら回転す
るから、施肥部を駆動輪の近傍に支持すると肥料や薬剤
の注入深さが大きく変化して効果的な施肥や殺虫を行う
ことが困難であった。
【0004】このような不具合を排除するには施肥機に
専用のゲージ車を駆動輪から遠く離して設置するのが好
ましい。しかしながら、施肥機をヒッチによって牽引す
る形式のものでは、ゲージ車を駆動輪から遠く離すと、
管理機の操作ハンドルに運転者の手が届きにくゝなった
り、ポンプや分配器の駆動のための伝動系統や肥料を給
送する配管がエンジンを挟んで往復し複雑になる他、注
入ノズルの昇降に伴って屈曲される配管の曲率が大きく
なり耐久性を損なう不具合があった。
専用のゲージ車を駆動輪から遠く離して設置するのが好
ましい。しかしながら、施肥機をヒッチによって牽引す
る形式のものでは、ゲージ車を駆動輪から遠く離すと、
管理機の操作ハンドルに運転者の手が届きにくゝなった
り、ポンプや分配器の駆動のための伝動系統や肥料を給
送する配管がエンジンを挟んで往復し複雑になる他、注
入ノズルの昇降に伴って屈曲される配管の曲率が大きく
なり耐久性を損なう不具合があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は上記した不具
合を解消し、配管やベルトの配置をなるべく単純にして
構造を簡単にすると共に、施肥深さが安定し、且つ耐久
性の優れた施肥機を得ることを目的とするもので、駆動
輪から後上方へ伸びる変速機ケースの上部に操作ハンド
ルと前側にエンジンとを支持し、前記エンジンの上方に
肥料タンクと燃料タンクとを支持すると共に、前端をゲ
ージ車によって支持された施肥部フレームの後端部を前
記変速機ケースのブラケットに着脱自在に固定し、その
施肥部フレームの前部に上下方向に長い棒状の注入ノズ
ルを配置し、その背部に前記エンジンとの間に位置して
肥料ポンプと分配器とを上下に配して取付けた点に特徴
がある。
合を解消し、配管やベルトの配置をなるべく単純にして
構造を簡単にすると共に、施肥深さが安定し、且つ耐久
性の優れた施肥機を得ることを目的とするもので、駆動
輪から後上方へ伸びる変速機ケースの上部に操作ハンド
ルと前側にエンジンとを支持し、前記エンジンの上方に
肥料タンクと燃料タンクとを支持すると共に、前端をゲ
ージ車によって支持された施肥部フレームの後端部を前
記変速機ケースのブラケットに着脱自在に固定し、その
施肥部フレームの前部に上下方向に長い棒状の注入ノズ
ルを配置し、その背部に前記エンジンとの間に位置して
肥料ポンプと分配器とを上下に配して取付けた点に特徴
がある。
【0006】
【作 用】駆動輪から後上方へ伸びる変速機ケースの上
部に操作ハンドルと前側にエンジンとを支持し、前記エ
ンジンの上方に燃料タンクとを支持する従来の管理機の
燃料タンク部分に肥料タンクを並設することゝ、施肥部
フレームの後端部をエンジンを介して変速機ケースに連
結しすることによって、従来管理機の基本形を崩さずに
施肥機の要部が構成される。
部に操作ハンドルと前側にエンジンとを支持し、前記エ
ンジンの上方に燃料タンクとを支持する従来の管理機の
燃料タンク部分に肥料タンクを並設することゝ、施肥部
フレームの後端部をエンジンを介して変速機ケースに連
結しすることによって、従来管理機の基本形を崩さずに
施肥機の要部が構成される。
【0007】また、施肥部フレームの前部に上下方向に
長い棒状の注入ノズルを配置しゲージ車によって支持し
て駆動輪から離したから駆動輪による影響が少なく施肥
深さが安定する。更に、肥料ポンプや分配器のようにエ
ンジンによって駆動される部材をエンジン前面に上下に
配したから巻き掛け伝動のための軸間距離が過大になる
ことなく構造が簡単になる。
長い棒状の注入ノズルを配置しゲージ車によって支持し
て駆動輪から離したから駆動輪による影響が少なく施肥
深さが安定する。更に、肥料ポンプや分配器のようにエ
ンジンによって駆動される部材をエンジン前面に上下に
配したから巻き掛け伝動のための軸間距離が過大になる
ことなく構造が簡単になる。
【0008】
【実 施 例】以下、図示の実施例によってこの発明を
説明する。図中、1は施肥機であり、この施肥機1は後
方に設けた駆動輪1aから後上方へ伸びる変速機ケース
2を備えている。この変速機ケース2は前方にブラケッ
ト2aを有しており、このブラケット2a上にエンジン
2bを搭載し、更に、上端部に後上方へ伸びる操作ハン
ドル2cを支持している。
説明する。図中、1は施肥機であり、この施肥機1は後
方に設けた駆動輪1aから後上方へ伸びる変速機ケース
2を備えている。この変速機ケース2は前方にブラケッ
ト2aを有しており、このブラケット2a上にエンジン
2bを搭載し、更に、上端部に後上方へ伸びる操作ハン
ドル2cを支持している。
【0009】そして、エンジン2bには肥料タンク3が
前ステー3aと後ステー3bとによって支持され、ボル
ト止めされている。また、操作ハンドル2cには車両転
向用のサイドクラッチレバー2dとエンジンのスロット
ルレバー2eとが設けられている。なお、2fは変速機
ケース3の後部に取付けたヒッチジョントである。肥料
タンク3は図2、図3で示すように、四角形の浅い皿状
の上半部と下半部とを周縁部で重合してシーム溶接した
もので、中央部に比較的大きい略四角形の透孔3cが形
成してある。そして、後ステー3bの上端に溶着された
上向きコ字形の鋼板製タンクステー3dの両側に設けた
受け面で支えられ、前側を前ステー3aの上面にボルト
止めされている。肥料タンク3の透孔3cには合成樹脂
製の燃料タンク3eが挿入され、前記タンクステー3d
によって下面を支持されると共に、上側を固定バンド3
fによって抑えて抜け止めしてある。
前ステー3aと後ステー3bとによって支持され、ボル
ト止めされている。また、操作ハンドル2cには車両転
向用のサイドクラッチレバー2dとエンジンのスロット
ルレバー2eとが設けられている。なお、2fは変速機
ケース3の後部に取付けたヒッチジョントである。肥料
タンク3は図2、図3で示すように、四角形の浅い皿状
の上半部と下半部とを周縁部で重合してシーム溶接した
もので、中央部に比較的大きい略四角形の透孔3cが形
成してある。そして、後ステー3bの上端に溶着された
上向きコ字形の鋼板製タンクステー3dの両側に設けた
受け面で支えられ、前側を前ステー3aの上面にボルト
止めされている。肥料タンク3の透孔3cには合成樹脂
製の燃料タンク3eが挿入され、前記タンクステー3d
によって下面を支持されると共に、上側を固定バンド3
fによって抑えて抜け止めしてある。
【0010】前記透孔3cに挿通される燃料タンク3e
の断面形状は、円形を二面取りして透孔3cよりやゝ小
さい外形をもつ小判形に形成され、前記二面が透孔3c
の対向する2辺間の距離よりやゝ小さく成形されてい
て、燃料タンク3eが回転しないよう回り止めしてあ
る。よって、給油口を開閉するときキャップを回しても
燃料タンク自体が回ってしまうような不具合が防止でき
る。3hは前記固定バンド3fを係止するための係止ピ
ンであり、前記タンクステー3dの側方に突設されてい
る。
の断面形状は、円形を二面取りして透孔3cよりやゝ小
さい外形をもつ小判形に形成され、前記二面が透孔3c
の対向する2辺間の距離よりやゝ小さく成形されてい
て、燃料タンク3eが回転しないよう回り止めしてあ
る。よって、給油口を開閉するときキャップを回しても
燃料タンク自体が回ってしまうような不具合が防止でき
る。3hは前記固定バンド3fを係止するための係止ピ
ンであり、前記タンクステー3dの側方に突設されてい
る。
【0011】4は施肥部フレームであり、前端部にゲー
ジ車4aを支持すると共に、後端部が前記エンジン2b
を支持するブラケット2aへ着脱可能に連結されてい
る。すなわち、前記ブラケット2aは鋼板を直角に折り
曲げたものを左右から対向させており、それぞれエンジ
ン2bの下面と前記変速機ケース2とにボルト止めされ
て一体的に構成されている。すなわち、図4で示すよう
に、施肥部フレーム4の水平に後方へ伸びる水平部の終
端が上方へ屈曲し、その端部に水平方向の連結部材4b
が溶接されており、その連結部材4bが前記ブラケット
2aの左右の半片間に挿入され、両側に突設した前後の
ピン4f、4fがブラケット2aに設けた係合孔2hへ
係合させて連結してある。
ジ車4aを支持すると共に、後端部が前記エンジン2b
を支持するブラケット2aへ着脱可能に連結されてい
る。すなわち、前記ブラケット2aは鋼板を直角に折り
曲げたものを左右から対向させており、それぞれエンジ
ン2bの下面と前記変速機ケース2とにボルト止めされ
て一体的に構成されている。すなわち、図4で示すよう
に、施肥部フレーム4の水平に後方へ伸びる水平部の終
端が上方へ屈曲し、その端部に水平方向の連結部材4b
が溶接されており、その連結部材4bが前記ブラケット
2aの左右の半片間に挿入され、両側に突設した前後の
ピン4f、4fがブラケット2aに設けた係合孔2hへ
係合させて連結してある。
【0012】よって、駆動輪1aに支持されたエンジン
2bや変速機ケース2に手を加えることなく施肥部ブラ
ケット4とブラケット2aとの分離構造を利用して施肥
部のみを着脱できる。すなわち、機体後部のみを管理機
として簡単に転用することも可能となる。施肥部フレー
ム4の前部は上下方向に伸びる柱部材4cをなしてお
り、そこには左右両側にチェーンケース4dが逆ハ字形
に設けられ、そのチェーンケース4dに支持した回転ア
ーム4eの先端に肥料注入ノズル5が支持されている。
よって、回転アーム4eが回転すると肥料注入ノズル5
が昇降し、下降したとき下端部が土中へ突き刺さるよう
になっている。施肥部フレーム4の下方の水平部分には
肥料ポンプ6が設けられており、この肥料ポンプ6は4
個の個別ポンプを一体のケースに収容したものである。
2bや変速機ケース2に手を加えることなく施肥部ブラ
ケット4とブラケット2aとの分離構造を利用して施肥
部のみを着脱できる。すなわち、機体後部のみを管理機
として簡単に転用することも可能となる。施肥部フレー
ム4の前部は上下方向に伸びる柱部材4cをなしてお
り、そこには左右両側にチェーンケース4dが逆ハ字形
に設けられ、そのチェーンケース4dに支持した回転ア
ーム4eの先端に肥料注入ノズル5が支持されている。
よって、回転アーム4eが回転すると肥料注入ノズル5
が昇降し、下降したとき下端部が土中へ突き刺さるよう
になっている。施肥部フレーム4の下方の水平部分には
肥料ポンプ6が設けられており、この肥料ポンプ6は4
個の個別ポンプを一体のケースに収容したものである。
【0013】肥料ポンプ6の吸入口は太い1本のチュー
ブ6aによって肥料タンク3に連結され、吐出口は個別
の細いチューブ6bを通じて切換弁6cへ接続され、作
動と休止とに切り換えられる。従って、作動に切り換え
られた肥料ポンプ6の吐出口からは肥料が中間パイプ6
dを通じて分配器6eへ送られ、休止に切り換えられた
肥料ポンプ6の吐出口は切換弁6cから戻し通路6fを
経て肥料タンク6の戻し口3jへ戻される。
ブ6aによって肥料タンク3に連結され、吐出口は個別
の細いチューブ6bを通じて切換弁6cへ接続され、作
動と休止とに切り換えられる。従って、作動に切り換え
られた肥料ポンプ6の吐出口からは肥料が中間パイプ6
dを通じて分配器6eへ送られ、休止に切り換えられた
肥料ポンプ6の吐出口は切換弁6cから戻し通路6fを
経て肥料タンク6の戻し口3jへ戻される。
【0014】分配器6eは肥料ポンプ6の直上に位置し
て施肥部フレーム4の柱部材4cに支持されており、エ
ンジン2bによって駆動される回転形である。そして、
切換弁6cから送られてくる肥料を左右の肥料注入ノズ
ル5へ交互に分配して給送するようになっている。付言
すると、肥料タンク3より肥料ポンプ6に給送され、切
換弁6cと分配弁6eを経由して左右の肥料注入ノズル
5に供給されて所定の場所に施肥され、余った肥料は戻
し通路6g,6fを経由して肥料タンク3に戻される。
一方、切換弁6cで休止に切換えられた肥料は、戻し通
路6fを経由して肥料タンク3に戻されることになる。
なお、肥料注入ノズル5が肥料注入の都度昇降運動を行
うことになるが、この場合、給送チューブ6hの折り曲
げ角度は緩いので、その耐久性を損なうようなことはな
い。
て施肥部フレーム4の柱部材4cに支持されており、エ
ンジン2bによって駆動される回転形である。そして、
切換弁6cから送られてくる肥料を左右の肥料注入ノズ
ル5へ交互に分配して給送するようになっている。付言
すると、肥料タンク3より肥料ポンプ6に給送され、切
換弁6cと分配弁6eを経由して左右の肥料注入ノズル
5に供給されて所定の場所に施肥され、余った肥料は戻
し通路6g,6fを経由して肥料タンク3に戻される。
一方、切換弁6cで休止に切換えられた肥料は、戻し通
路6fを経由して肥料タンク3に戻されることになる。
なお、肥料注入ノズル5が肥料注入の都度昇降運動を行
うことになるが、この場合、給送チューブ6hの折り曲
げ角度は緩いので、その耐久性を損なうようなことはな
い。
【0015】次に、この施肥機の動力伝達系を図5によ
って説明する。先ず、エンジン2bの出力はVベルトに
よって前後へ取り出され、前側では第1減速軸7aを駆
動し、後方では変速機ケース2の入力軸(図示してな
い)を駆動する。第1減速軸7a以降は全てチェーンに
よって駆動される。第1減速軸7aはポンプ駆動チェー
ン7bを介して4個の肥料ポンプ6を駆動し、同時に第
2減速軸7cと第3減速軸7dとを介して分配器6eと
ノズル昇降用の回転アーム4eに連なる軸7eを駆動す
る。
って説明する。先ず、エンジン2bの出力はVベルトに
よって前後へ取り出され、前側では第1減速軸7aを駆
動し、後方では変速機ケース2の入力軸(図示してな
い)を駆動する。第1減速軸7a以降は全てチェーンに
よって駆動される。第1減速軸7aはポンプ駆動チェー
ン7bを介して4個の肥料ポンプ6を駆動し、同時に第
2減速軸7cと第3減速軸7dとを介して分配器6eと
ノズル昇降用の回転アーム4eに連なる軸7eを駆動す
る。
【0016】以上のようにエンジン2bの出力はすべて
巻き掛け伝動機構を用いて所要の部材へ伝達される。そ
して、エンジン2bの出力軸に近いものから順次遠いも
のへと減速比の大きいものが配置されており、伝動機構
が整然と配置されている。
巻き掛け伝動機構を用いて所要の部材へ伝達される。そ
して、エンジン2bの出力軸に近いものから順次遠いも
のへと減速比の大きいものが配置されており、伝動機構
が整然と配置されている。
【0017】
【発明の作用効果】この発明に係る土中注入形施肥機
は、駆動輪から後上方へ伸びる変速機ケースの上部に操
作ハンドルと前側にエンジンとを支持し、前記エンジン
の上方に肥料タンクと燃料タンクとを支持すると共に、
前端をゲージ車によって支持された施肥部フレームの後
端部を前記変速機ケースのブラケットに固定し、その施
肥部フレームの前部に上下方向に長い棒状の注入ノズル
を配置し、その背部に前記エンジンとの間に位置して肥
料ポンプと分配器とを上下に配して取付けて構成されて
いる。
は、駆動輪から後上方へ伸びる変速機ケースの上部に操
作ハンドルと前側にエンジンとを支持し、前記エンジン
の上方に肥料タンクと燃料タンクとを支持すると共に、
前端をゲージ車によって支持された施肥部フレームの後
端部を前記変速機ケースのブラケットに固定し、その施
肥部フレームの前部に上下方向に長い棒状の注入ノズル
を配置し、その背部に前記エンジンとの間に位置して肥
料ポンプと分配器とを上下に配して取付けて構成されて
いる。
【0018】即ち、駆動輪から後上方へ伸びる駆動ケー
スに操作ハンドルと前側に位置してエンジンとを支持
し、前記エンジンの上方に肥料タンクと燃料タンクとを
配したから、エンジンと伝動ケースとが駆動輪の廻りに
配置され、肥料注入ノズルを駆動輪から離して取付ける
ことができる。従って、駆動輪が圃場の凹凸によって上
下しても、肥料注入ノズルによる肥料注入深さの変化が
少ない。
スに操作ハンドルと前側に位置してエンジンとを支持
し、前記エンジンの上方に肥料タンクと燃料タンクとを
配したから、エンジンと伝動ケースとが駆動輪の廻りに
配置され、肥料注入ノズルを駆動輪から離して取付ける
ことができる。従って、駆動輪が圃場の凹凸によって上
下しても、肥料注入ノズルによる肥料注入深さの変化が
少ない。
【0019】更に、エンジンの上部に支持した肥料タン
クと前端に配した肥料注入ノズルとの間には肥料ポンプ
と分配器とが配置されており、肥料タンクにある肥料は
比較的単純な進路をとって肥料注入ノズルに送られるか
ら、肥料の流路が単純になり構造が簡単である。また、
肥料ポンプや分配器のような動力駆動される部品がエン
ジンに接近して配置されるから動力駆動系の構成を簡単
にできる効果がある。
クと前端に配した肥料注入ノズルとの間には肥料ポンプ
と分配器とが配置されており、肥料タンクにある肥料は
比較的単純な進路をとって肥料注入ノズルに送られるか
ら、肥料の流路が単純になり構造が簡単である。また、
肥料ポンプや分配器のような動力駆動される部品がエン
ジンに接近して配置されるから動力駆動系の構成を簡単
にできる効果がある。
【図1】この発明の実施例に係る施肥機の側面図であ
る。
る。
【図2】燃料タンク部分を示す側断面図である。
【図3】図1におけるIII線矢視図である。
【図4】施肥部フレーム4とエンジン支持ブラケット2
aとの連結構造を示す外観図である。
aとの連結構造を示す外観図である。
【図5】動力系統図である。
4 肥料タンク 4a 燃料タンク 5 施肥部フ
レーム 5a ゲージ車5a 6----肥料注入ノズル。
レーム 5a ゲージ車5a 6----肥料注入ノズル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実公 昭61−29218(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01C 23/00 - 23/02 A01M 17/00
Claims (1)
- 【請求項1】 駆動輪から後上方へ伸びる変速機ケース
の上部に操作ハンドルと前側にエンジンとを支持し、前
記エンジンの上方に肥料タンクと燃料タンクとを支持す
ると共に、前端をゲージ車によって支持された施肥部フ
レームの後端部を前記変速機ケースに設けたブラケット
に固定し、その施肥部フレームの前部に上下方向に長い
棒状の注入ノズルを配置し、その背部に前記エンジンと
の間に位置して肥料ポンプと分配器とを上下に配して取
付けてなる土中注入形施肥機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04054815A JP3101060B2 (ja) | 1992-03-13 | 1992-03-13 | 土中注入形施肥機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04054815A JP3101060B2 (ja) | 1992-03-13 | 1992-03-13 | 土中注入形施肥機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05252811A JPH05252811A (ja) | 1993-10-05 |
JP3101060B2 true JP3101060B2 (ja) | 2000-10-23 |
Family
ID=12981199
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04054815A Expired - Fee Related JP3101060B2 (ja) | 1992-03-13 | 1992-03-13 | 土中注入形施肥機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3101060B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7451258B2 (ja) | 2020-03-26 | 2024-03-18 | アイホン株式会社 | インターホン機器 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107278457A (zh) * | 2017-08-01 | 2017-10-24 | 郴州金通信息科技有限公司 | 一种用于果树种植的新型果树施肥机 |
CN113247062A (zh) * | 2020-02-12 | 2021-08-13 | 余国伟 | 一种多功能小型燃油助力前后两轮手推车 |
-
1992
- 1992-03-13 JP JP04054815A patent/JP3101060B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7451258B2 (ja) | 2020-03-26 | 2024-03-18 | アイホン株式会社 | インターホン機器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05252811A (ja) | 1993-10-05 |
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