JP3100316U - 袋詰めされたハガキ - Google Patents

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Abstract

【課題】 若者等の郵便離れを少なくしながら、写真印刷されたハガキが両親や老人等に多く郵送されるようにする。販促商品を工夫して郵便局の売り上げを向上させる。
【解決手段】 袋詰めされたハガキは、古紙から得られる再生パルプを含有する原料パルプから原紙を製造し、この原紙をハガキサイズに裁断して表面に郵便番号枠を印刷し、さらに裏面にはインク受容層を塗工してインクジェットプリンターで印刷できる平滑度とする印刷面を設けている。複数枚のハガキは袋に入れて袋詰めされる。製造されたハガキは販売業者から配布元に有料で販売され、配布元からは差出人に無料で配布され、配布されたハガキの裏面に差出人がインクジェットプリンターで写真を印刷すると共に、表面には受取人の住所と氏名を表記して投函し、投函されたハガキは郵便局に集荷されて受取人に配達される。
【選択図】 図1

Description

 本考案は、複数のハガキを袋詰めしたもので、とくに老人等に多くのハガキが郵送されるのに最適な袋詰めされたハガキに関する。
 近年デジタルカメラが普及して、写真を自分でプリントできるようになった。したがって、デジタルカメラで映した近況写真、風景写真、あるいは旅行写真等をハガキにプリントし、これを故郷の両親等に郵送して両親を喜ばせることができる。しかしながら、デジタルカメラやプリンターの普及に比較すると、ハガキに写真を印刷して郵送する人は、現実にはあまり増えていない。
 この原因の一つに、インクジェットプリンター用のハガキが高額であることがあげられる。インクジェットプリンター用のハガキは、原紙の表面に専用のコーティングが施されているため、普通紙のハガキに比べて値段が高くなっている。とくに、高画質な画像を得るために表面に光沢層を設けたものはさらに高額になる。このように、写真を印刷するフォト専用のハガキは、既に開発されて販売されているが、1枚あたり15円〜25円と高額である。このため、インクジェットプリンター用のハガキを購入して写真を印刷し、これを郵送することは、ハガキ代と切手代の両方を負担することになり、このことが写真印刷したハガキを出す人の増加を抑制する原因となっている。
 したがって、インクジェットプリンター用のハガキをできるだけ安く、例えば無料で手にすることができると、切手代を負担するだけで写真印刷されたハガキを出せるので、もっと多くの人が写真印刷されたハガキを故郷の両親等に郵送するようになると考えられる。
 また、写真印刷されたハガキを郵送する人が増加しない他の理由として、近年、若者達の郵便離れが進んでいることもあげられる。若者達の郵便離れは、ハガキや手紙を書くのに手間がかかるという理由だけでなく、電子メールが情報伝達の主流となり、簡単かつ容易に、しかも速く情報を伝達できるようになったことにも起因している。とくに、デジタルカメラやパソコンの普及によって、文章だけでなく写真等のデータも送信できるようになったことも大きな理由である。それは、電子メールの通信回線を利用して写真を送ることは、郵送することに比べて費用が安く済むからである。したがって、パソコン等を利用した写真の送受信は、今後も増加すると考えられるが、ハガキを利用して写真を送ることは、今後、減少傾向にあると考えられる。
 しかしながら、パソコン等の電子機器の操作方法は、若者には簡単にマスターできるが、機械が苦手な女性や、年配の人、たとえば老人等には理解し難く、これらの人に操作を覚えてもらうことは極めて困難である。このため、デジタルカメラやパソコン等の電子機器がいかに普及しようとも、これらの人達に電子機器を利用して写真等の情報を伝達することは普及しにくい。
 したがって、パソコン等の電子機器を使いこなせる人達、とくに若者達が、写真印刷されたハガキを、電子機器の操作が苦手な人達、例えば年配の人や老人等に郵送するようになると、ハガキを受け取った人たちにたいへん喜ばれることになる。
 ところで、郵便局では、お客様に対して、販売促進用の品物、いわゆる販促商品として、石鹸、洗剤、ティッシュ、タオル等を無料で配布している。ところが、これらの商品を配布しても、直接、郵便局の売り上げの向上には結びついていないのが実状である。したがって、郵便局において、直接的に売り上げの向上につながる販促商品を配布できると、販促商品の購入にかかる費用に対して理想的な売り上げ向上が望める。
 本考案は、以上のような問題点を一挙に解決することを目的に開発されたものである。本考案の重要な目的は、若者等の郵便離れを少なくしながら、写真印刷されたハガキが両親や老人等に多く郵送される袋詰めされたハガキを提供することにある。
 また、本考案の他の大切な目的は、お客様に配布する販促商品を工夫することにより、郵便局の売り上げを確保できる袋詰めされたハガキを提供することにある。
 本考案は、古紙から得られる再生パルプを含有する原料パルプから原紙を製造しており、この原紙がハガキサイズに裁断されて表面には郵便番号枠を印刷しており、さらに裏面にはインク受容層を塗工してインクジェットプリンターで印刷できる平滑度とする印刷面を設けてなる複数枚のハガキを袋に入れて袋詰めしたものである。袋詰めされたハガキは、販売業者から配布元に有料で販売されるもので、配布元から差出人には無料で配布されるものである。さらに、配布されたハガキは、裏面に差出人がインクジェットプリンターで写真を印刷することができ、表面には受取人の住所と氏名を表記して郵便ポストに入れることができるものである。さらにまた、本考案は、郵便局が、投函されたハガキを集荷して受取人に配達されるようにしてなる袋詰めされたハガキである。
 なお、郵便局とは、郵政事業の現業事務を行う日本郵政公社の機関の一つである。したがって、本明細書において、「郵便局」とは、「日本郵政公社」も含む広い意味で使用する。
 本考案の袋詰めされたハガキは、複数枚のハガキを袋に入れて袋詰めするもので、ハガキの使用方法あるいは使用上の注意事項を記載した説明書を同封することも、袋詰めされたハガキの説明文あるいはPR文を記載している説明書を同封することもできる。袋に同封される説明書は、厚紙とすることができる。厚紙である説明書は、ハガキが折れ曲がるのを有効に防止できる。
 さらに、本考案は、複数枚のハガキを袋に入れて袋詰めするものであるが、3〜10枚のハガキを1つの袋に袋詰めすることができる。さらにまた、複数枚のハガキを入れる袋は、透明のプラスチックフィルムとすることができる。さらにまた、本考案の袋詰めされたハガキは、配布元を郵便局とすることができる。
 本考案の袋詰めされたハガキによれば、若者等の郵便離れを少なくしながら、写真印刷されたハガキが両親や老人等に多く郵送される効果が実現できる。それは、本考案の袋詰めされたハガキが、配布元において、インクジェットプリンター用のハガキを差出人に無料配布されるようにしているからである。従来、インクジェットプリンター用のハガキは高額であるため、頻繁に購入して使用することが少なかった。これに対して、本考案の袋詰めされたハガキによれば、差出人は高価なプリンター用のハガキを無料で手にすることができるので、ハガキの購入費を考えることなく、切手代の負担のみで写真等を印刷したハガキを郵送できる。すなわち、差出人は、高額なプリンター用のハガキを購入することには消極的であるが、無料配布されることによって得をした気分になり、ハガキを出す意欲が促進されることになる。このため、近年、普及している電子機器の使用が苦手な老人や年配の人たちに写真等が印刷されたハガキが郵送される機会が増え、これらの人たちへの情報伝達が活発になる。
 さらに、本考案の袋詰めされたハガキによれば、ハガキに貼る切手を買うために若者達が郵便局を利用するようになる。とくに、本考案の請求項7の袋詰めされたハガキによれば、プリンター用のハガキの配布元を郵便局としているので、無料で配布されるハガキを受け取るために、若者達が郵便局に足を運ぶようになる。したがって、電子メールや携帯電話等の機器を使用しての情報交換が主流となり、従来からのハガキを使った情報交換をする機会が少なくなりつつある最近の若者達が郵便局に足を運ぶのを促進でき、若者達の郵便離れを防止することに極めて効果的である。
 さらに、本考案の袋詰めされたハガキによれば、郵便局の売り上げを向上できる特長がある。それは、無料配布されたハガキをもらった差出人が、このハガキを郵送するときに切手を購入するからである。従来の販促商品では、差出人に渡しただけとなるので、郵便局の売り上げの向上にはつながらない。これに対して、本考案では、差出人がハガキを使用するときに切手を購入するので、切手の売り上げ向上につながる。とくに、本考案の請求項7の袋詰めされたハガキは、ハガキの配布元を郵便局としているので、無料配布する販促商品に対して、直接的な売り上げ向上が期待できる。
 さらに、本考案の袋詰めされたハガキは、古紙から得られる再生パルプを含有する原料パルプからハガキの原紙を製造するので、環境に優しい商品としてアピールできると共に、循環型の社会に適応した商品として社会に貢献できる特長もある。
 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本考案の技術思想を具体化するための袋詰めされたハガキを例示するものであって、本考案は袋詰めされたハガキを以下のものに特定しない。
 本考案の袋詰めされたハガキは、裏面にインクジェットプリンターで印刷できる印刷面を有する。複数枚のハガキは袋に入れて袋詰めされている。製造されたハガキは販売業者が配布元に有料で販売される。配布元から差出人にハガキは無料で配布される。差出人が配布されたハガキの裏面にインクジェットプリンターで写真を印刷すると共に、表面に受取人の住所と氏名を表記して郵便ポストに入れる。郵便局が投函されたハガキを集荷して受取人に配達する。
 本考案のハガキは以下のようにして製造される。ハガキは、古紙から得られる再生パルプを含有している原料パルプから原紙を製造した後、この原紙をハガキサイズに裁断して表面に郵便番号枠を印刷し、さらに裏面にはインク受容層を塗工してインクジェットプリンターで印刷できる平滑度とする印刷面を設けて製造される。
 ハガキの原紙は、古紙から得られる再生パルプを含有している原料パルプから製造される。再生パルプの原料となる古紙には、とくに限定しないが、新聞古紙、段ボール古紙、印刷古紙等の古紙が使用できる。古紙から得られる再生パルプは、全パルプに対して10重量%以上、好ましくは30重量%以上、さらに好ましくは50重量%以上含有することができる。さらに、再生パルプには、建築廃材や使用済み割り箸等の廃材から得られる再生パルプも使用できる。このように、再生パルプを含有する原料パルプから原紙を製造する方法は、環境にやさしく、循環型の社会に貢献できる特長がある。再生パルプ以外のパルプ成分としては、広葉樹、針葉樹の木材パルプやケナフ等の非木材パルプである天然パルプ、ポリプロピレン等の合成パルプ、あるいは、ナイロンやポリエステルなどの合成繊維を使用することができる。とくに、原料パルプには、天然パルプとして近年注目されつつある植林木から得られる植林木パルプを使用することができる。植林木は、森のリサイクルによって継続的に生産される製紙原料である。したがって、この植林木パルプを使用して製造される原紙は、より地球環境に配慮した環境対応紙としてアピールできる特長がある。原紙は、以上のパルプを混合してなる原料パルプを抄紙して製造される。抄紙された原紙は、ハガキサイズに裁断されてハガキ原紙となる。
 ハガキ原紙は、表面に郵便番号枠が印刷される。さらに、ハガキ原紙の表面には、切手貼付枠や「郵便はがき」の文字を印刷することもできる。さらにまた、ハガキ原紙の表面には、広告を印刷することもできる。この広告は、民間企業や公的企業等の企業広告、国や地方自治体の宣伝文とすることができる。とくに、配布元を民間企業とする場合には、この民間企業の企業広告を印刷することによって、ハガキを手にする人に対しての宣伝効果が得られる。ただ、ハガキに印刷される広告は、必ずしも配布元の広告とする必要はない。たとえば、配布元を郵便局として、民間企業の広告を印刷することもできる。このとき、広告掲載主である民間企業に広告料を支出させることによって、配布元である郵便局の購入代金の負担を軽減できる。これらの広告は、受取人や差出人の住所や氏名の記載に邪魔にならないように、最適な位置に適度な大きさで印刷される。
 さらに、ハガキ原紙の裏面には、インク受容層を塗工して、インクジェットプリンターで印刷できる印刷面を設ける。インク受容層は、多孔質顔料とバインダーとを主構成物とする塗工液を塗工して設けられる。多孔質顔料には、好ましくは、シリカ、アルミナ、ゼオライト等の無機顔料を使用する。ただ、多孔質顔料に代わって、高分子材料を使用することもできる。さらに、原紙とインク受容層との間には、ポリエチレン層を設けて、原紙にインクが染み込むのを防止することもできる。さらに、インク受容層の上には、光沢層を設けることができる。光沢層は、白色顔料とバインダー成分である合成樹脂とを調製してなる塗工液を塗工して設けることができる。インク受容層の上に光沢層を設けてなる印刷面は、光沢のある高画質な画像を印刷できる特長がある。以上のようにして、ハガキ原紙の裏面に専用のコーティングを施して、インクジェットプリンターで印刷できる印刷面を設ける。この印刷面は、インクジェットプリンターで印刷できる平滑度となるように設けられる。
 ただ、本考案は、ハガキを製造する工程において、原紙をハガキサイズに裁断する工程と、原紙の表面に郵便番号枠等を印刷する工程と、原紙の裏面にインクジェットプリンターで印刷できる印刷面を設ける工程の順序は問わない。すなわち、ハガキを製造する工程において、たとえば、原紙をハガキサイズに裁断した後、裏面に印刷面を設けて、その後、表面に郵便番号枠等を印刷することも、原紙の裏面に印刷面を設けた後、ハガキサイズに裁断し、その後、表面に郵便番号枠等を印刷することもできる。
 製造されたハガキは、複数枚を袋に入れて袋詰めされる。ハガキを入れる袋には、透明のプラスチックフィルムを袋状に成形したものが使用できる。ハガキは、所定の枚数を1セットとして袋詰めされて密封される。ハガキは、好ましくは3〜10枚、例えば、5枚を1組として1つの袋に袋詰めされる。ただ、ハガキは、2〜4枚、あるいは6枚以上を袋に詰めることもできる。
 ハガキを詰めた袋には、ハガキと一緒に説明書を入れることもできる。この説明書には、このハガキの使用方法や使用上の注意事項、たとえば取り扱い上の注意、印刷上の注意、保管上の注意等を表示することができる。説明書には、たとえば、デジタルカメラで撮影した後、プリンターに印刷する手順や、プリンターで印刷するときのプリンタドライバの設定や、切手を貼ってポストに入れる手順についても明記しておくと、差出人が間違うことなく便利に使用できる。説明書は、ハガキサイズに裁断された厚紙等のやや硬めの紙を使用することによって、ハガキが折れ曲がったり、シワになるのを有効に防止できる。
 さらに、この説明書には、使用方法や使用上の注意だけでなく、PR文を記載することもできる。たとえば、説明書には、「普段、手紙を出さない両親や老人等にプリンターで印刷したハガキを送って喜んでもらいましょう。」といった内容のPR文を記載する。このように、説明書にPR文を記載することによって、差出人にこのハガキの活用を促すことができる。
 なお、製造工程におけるハガキの製造及び袋詰め工程におけるハガキの袋詰め作業は、日本郵政公社や民間企業だけでなく、NGOや刑務所等で行うことができる。とくに、刑務所でハガキを製造することによって、服役中の囚人達もこの袋詰めされたハガキに参加できる。
 製造されたプリンター用のハガキは、販売業者が配布元に有料で販売する。配布元は、このハガキを、販売促進用の商品として購入する。配布元には、郵便局、民間企業、公的企業、官公庁、地方自治体、NGO、NPO等があげられる。とくに、配布元を郵便局とする場合、郵便局としては、無料配布する販促商品に対して、切手の購入という直接的な売り上げの向上が期待できる。また、配布元を民間企業とする場合は、民間企業の企業広告をハガキの表面に印刷することによって、ハガキの差出人と受取人の両者に企業の宣伝ができる特長がある。
 ただ、郵便局は郵政事業の現業事務を行う日本郵政公社の一機関であるので、販売業者は製造されたプリンター用のハガキを郵便局ではなく日本郵政公社に販売することもできる。たとえば、販売業者が日本郵政公社にこのハガキを有料で販売し、日本郵政公社が各郵便局にこのハガキを分配することもできる。
 配布元は、プリンター用のハガキを差出人に無料で配布する。袋詰めされているハガキは、袋単位でお客様に配布される。配布元を郵便局とする場合、ハガキは、たとえば、郵便局の窓口を通してお客様に配布される。ただ、ハガキは、必ずしも郵便局の施設内で、郵便局の職員によって配布される必要はない。たとえば、郵便局の職員が、郵便局の施設外で営業活動としてハガキを配布することも、あるいは、郵便局に委託された業者の人が、郵便局の施設内でハガキを配布することもできる。したがって、本明細書において、「配布元が差出人にハガキを無料で配布する」とは、配布元の施設の内外を問わず、また、配布元の人が直接に配布するかどうかを問わず、配布元が販売業者から購入したハガキを差出人に無料で配布することを意味するものとする。ただ、無料配布されるハガキを受け取ることを目的として差出人が配布元へ来るのを促進するためには、配布元の施設内でハガキを配布することが好ましい。
 配布元でプリンター用のハガキが配布される差出人にとって、インクジェットプリンターで印刷できる高額なハガキを無料でもらえることは非常にうれしいことであり、得をした気分になって配布元に足を運ぶ回数が増えるようになる。すなわち、配布元を郵便局とする場合においては、デジタルカメラやプリンターを使用する機会の多い若者達が、郵便局に行くようになる。
 また、配布元を郵便局とする場合、郵便局側からすれば、このハガキを、差出人に無料配布することになるが、ハガキをもらった差出人は、このハガキを郵送するときには切手を購入することになる。したがって、切手の売り上げの向上につながる。たとえば、プリンター用ハガキの1枚の購入コストが15円〜25円であるとしても、1枚のハガキに対して50円の切手が購入されると、結果的にはプラスの収益が見込めることになり、財源の確保につながる。ただ、無料配布したハガキは、必ずしも全てが使用されるとは限らない。プリンターで印刷するときに失敗して廃棄される場合もあれば、ハガキに写真等を印刷しても郵送しない場合もあるからである。しかしながら、ハガキを配布された人の中には切手を貼って出す人もいるので、少なくとも直接的な売り上げの向上につながる。これに対して、従来の販促商品では、差出人に渡しただけとなるので、郵便局の直接的な売り上げの向上にはつながらない。また、配布元を郵便局以外とする場合においても、ハガキをもらった差出人は、このハガキを郵送するときには切手を購入することになるので、郵便局の切手の売り上げの向上につながる。
 差出人は、無料で配布されたハガキの裏面にインクジェットプリンターで写真等を印刷すると共に、表面にハガキの受取人の住所と氏名を表記する。さらに、差出人は、ハガキの表面に切手を貼った後、郵便ポストに投函する。
 郵便局は、投函されたハガキを集荷して、ハガキの表面に表記された受取人にハガキを配達する。受取人は、裏面に写真等がプリンとされたハガキを郵便として受け取ることになる。このように、ハガキを受け取った受取人は、電話で話をしたり、あるいは、電子メール等で手紙や写真を受け取るのとはひと味違う喜びを感じ、とてもうれしく思うことになる。とくに、最近の電子機器、たとえばコンピュータや携帯電話等に不慣れな老人や年配の人にとっては、ハガキのように簡単でわかりやすい媒体を介して写真等の情報を受け取ることができる。
 以上に示す本考案の袋詰めされたハガキは、図1のチャート図に示すようにして使用される。ただし、この図において、実線の矢印はハガキの流れを示しており、鎖線の矢印はお金の流れを示している。
(1) 販売業者が製造工場に依頼して、裏面にインクジェットプリンターで印刷可能なプリンター用のハガキを製造する。
 製造されたハガキは、複数枚を袋に入れて袋詰めされる。このとき、ハガキの使用方法や印刷手順、あるいは、この袋詰めされたハガキの説明等を記載した説明書を袋に入れることができる。
(2) 販売業者は、プリンター用のハガキを配布元に販売する。
(3) 配布元では、プリンター用のハガキを販促商品として、差出人に無料で配布する。
(4) 差出人は、プリンター用のハガキの裏面に、プリンターで写真等を印刷すると共に、ハガキの表面に、ハガキの受取人の住所と氏名を表記する。
 さらに、差出人は、購入した切手をハガキの表面に貼った後、郵便ポストに投函する。
(5) 郵便局は、投函されたハガキを集荷し、このハガキを受取人に配達する。受取人は、写真等が印刷されたハガキを受け取る。
本考案の一実施例にかかる袋詰めされたハガキの使用状態を示すチャート図である。

Claims (7)

  1.  古紙から得られる再生パルプを含有する原料パルプから原紙が製造され、この原紙がハガキサイズに裁断されて表面には郵便番号枠を印刷しており、さらに裏面にはインク受容層を塗工してインクジェットプリンターで印刷できる平滑度とする印刷面を設けてなる複数枚のハガキが袋に入れて袋詰めされており、
     袋詰めされたハガキは販売業者から配布元に有料で販売されるものであって、配布元から差出人には無料で配布されるものであり、さらに、配布されたハガキは裏面に差出人がインクジェットプリンターで写真を印刷することができ、表面には受取人の住所と氏名を表記して郵便ポストに入れることができるもので、さらにまた郵便局が投函されたハガキを集荷して受取人に配達するようにしてなる袋詰めされたハガキ。
  2.  複数枚のハガキが袋に入れて袋詰めされたもので、ハガキの使用方法あるいは使用上の注意事項を記載した説明書が同封されてなる請求項1に記載される袋詰めされたハガキ。
  3.  複数枚のハガキが袋に入れて袋詰めされており、郵送に必要な説明文あるいはPR文を記載している説明書を同封している請求項1に記載される袋詰めされたハガキ。
  4.  袋に同封される説明書が厚紙である請求項2または3に記載される袋詰めされたハガキ。
  5.  複数枚のハガキを袋に入れて袋詰めしたもので、3〜10枚のハガキを1つの袋に袋詰めしている請求項1に記載される袋詰めされたハガキ。
  6.  複数枚のハガキを入れる袋が、透明のプラスチックフィルムである請求項1ないし5のいずれかに記載される袋詰めされたハガキ。
  7.  配布元が郵便局である請求項1ないし6のいずれかに記載される袋詰めされたハガキ。
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