JP2002370410A - 郵便用印刷システム - Google Patents

郵便用印刷システム

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JP2002370410A
JP2002370410A JP2001184364A JP2001184364A JP2002370410A JP 2002370410 A JP2002370410 A JP 2002370410A JP 2001184364 A JP2001184364 A JP 2001184364A JP 2001184364 A JP2001184364 A JP 2001184364A JP 2002370410 A JP2002370410 A JP 2002370410A
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Japan
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JP2001184364A
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English (en)
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Kazuhiko Hasegawa
一彦 長谷川
Tomohiko Kaneko
友彦 金子
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダイレクトメールなどを実施する場合に用い
られる新しい印刷サービスを実現する。 【解決手段】 宛先テーブル10における各宛先毎に郵
便用セット38が作成される。郵便用セット38は、合
成切手40及び宛名ラベル42で構成され、合成切手4
0は郵便切手44とパーソナルラベル46とで構成され
る。郵便切手44のイメージ及びパーソナルラベル46
のイメージは所定条件に従って宛先毎に選択される。宛
先毎に郵便用セット38が作成されるため、合成切手4
0及び宛名ラベル42の貼付時の作業性を向上できると
共に、ラベル貼付時に、宛名ラベル42と合成切手40
との対応関係を維持できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は郵便用印刷システム
及び印刷方法に関し、特に、宛名ラベル、郵便切手など
の印刷に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、郵便切手は、定型のものだけ
が販売されている。これは記念切手などについても基本
的に同様であり、現状において、個人が自由に選定した
絵柄を有する正式の郵便切手を購入して使用することは
できない。
【0003】その一方、近時、郵便事業についてサービ
スの多様化の動きが見られる。その背景の中で、カスタ
マイズされた郵便切手を製造するシステムについて、興
味ある提案がなされている(例えば、国際出願番号PC
T/AU99/00346号(国際公開番号WO99/
60551号公報)、特表平9−508220号など参
照)。そして、幾つかの国において、そのシステムを基
礎とする郵便切手サービスを導入する動きがみられる。
【0004】上記のシステムは、切手シート部分と付加
シート部分とからなる“合成切手”を製作するものであ
る。前者の切手シート部分は、郵便切手固有の領域であ
り、そこには郵便切手として正式に許可されたイメージ
が印刷される。そのイメージには郵便料金その他の情報
が含まれ、必要に応じて、偽造防止処理が施される。後
者の付加シート部分は、任意のイメージ(絵柄、文字、
写真画像などを含む)が印刷されるオプション部分であ
る。
【0005】合成切手の第1例では、その付加シート部
分は、切手シート部分に対して、分離用のミシン目(多
孔列)を介して一体的に連結される。つまり、切手シー
ト部分と付加シート部分の連結体が合成切手を構成す
る。その合成切手は、例えば、従来の郵便切手と同様
に、郵便物の所定箇所に貼付される。なお、ミシン目を
介して、切手シート部分と付加シート部分が切り離さ
れ、切手シートのみを郵便物に貼付したり、両者を別々
に貼付したりすることも可能と思われる。
【0006】合成切手の第2例では、切手シート部分に
重合貼付用の部分的領域(空白領域)が形成され、その
部分的領域に付加シート部分が貼付される。そして、そ
のような重合された合成切手が通常の郵便切手と同様に
郵便物に貼付される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
システムは、単に合成切手の印刷を行うだけのものであ
り、郵便用印刷システムとしては、機能面で不十分であ
る。
【0008】複数の宛先へダイレクトメールを行う場合
には、各宛先ごとに宛名ラベルが印刷される。その場合
において、例えば、その宛名ラベルの印刷と郵便切手
(合成切手を含む)の印刷とを別々の印刷システムによ
って実行させると、当然の如く、設備コストが増大す
る。また、上記従来のシステムでは、郵便切手の内容を
宛先ごとに適応的に自動選定する機能を具備していな
い。仮に、そのような印刷制御が可能であっても、印刷
後において、郵便切手と宛先との対応関係が不明とな
り、印刷物への郵便切手の貼付時に混乱が生じ、あるい
は、その貼付時に対応関係を確認する作業が発生する。
以上のような問題は、郵便切手以外のラベルを印刷する
場合においても生じ得るものである。
【0009】本発明は、上記従来の課題に鑑みなされた
ものであり、その目的は、郵便利用者に対して新しい印
刷サービスを提供できる郵便用印刷システム及び印刷方
法を提供することにある。
【0010】本発明の他の目的は、宛先ごとに、複数の
ラベルからなるラベルセットを印刷できる郵便用印刷シ
ステム及び方法を提供することにある。
【0011】本発明の他の目的は、ダイレクトメールを
実施するに当たり、宛先ごとに印刷内容を変更できる郵
便用印刷システム及び方法を提供することにある。
【0012】本発明の他の目的は、上記のシステム及び
方法で利用されるプログラムあるいは印刷装置を提供す
ることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】(1)上記目的を達成す
るために、本発明は、複数の宛先情報を記憶し、それら
の中から選択された宛先情報を出力する宛先情報記憶手
段と、少なくとも1つの切手イメージを記憶した切手イ
メージ記憶手段と、宛先用シート及び切手用シートを含
むシートセットを印刷単位として、宛先ごとにシートセ
ットへの印刷を実行する手段であって、前記宛先情報記
憶手段から出力された宛先情報を前記宛先用シートに印
刷することにより宛名ラベルを作成し、前記切手イメー
ジ記憶手段から出力された切手イメージを前記切手用シ
ートに印刷することにより郵便切手を作成する印刷手段
と、を含むことを特徴とする。
【0014】上記構成によれば、宛先ごとにシートセッ
トに対する印刷が実行される。シートセットは、宛先用
シート及び切手用シートを含むものであり、宛先用シー
トに対して宛先情報を印刷することによって宛名ラベル
が作成され、切手用シートに対して切手用イメージを印
刷することによって郵便切手が作成される。つまり、宛
先ごとに、宛名ラベル及び郵便切手を含む郵便用セット
が作成されるので、各宛先ごとに、郵便物へ宛名ラベル
及び郵便切手を貼付する場合に、その作業性が向上す
る。特に、宛先ごとに異なる切手イメージが選択される
場合に、その効果が大となる。
【0015】上記の宛先情報は、例えば、宛先の住所
(郵便番号を含む)や氏名などからなるものである。上
記の切手イメージは、絵柄、文字、写真画像、その他で
あってもよいが、公序良俗に反するものは除外される。
切手イメージには、通常は、郵便切手の料金を表す文字
あるいはシンボルが挿入される。また、必要に応じて、
切手イメージには偽造防止のための処理が施される。例
えば、予め用意された複数の正式な郵便イメージの中か
ら、郵便利用者にいずれか1又は複数の切手イメージを
選択させるようにしてもよいし、郵便利用者が決定した
切手イメージ選択条件に従って、前記の複数の正式な切
手イメージの中から宛先ごとに切手イメージが自動的に
選択されるようにしてもよい。もちろん、切手イメージ
が郵便利用者側から提供されるようにしてもよい。
【0016】上記の宛先用シート及び切手用シートは、
例えば、共通の台紙(ベースフィルム)上に、その裏面
(粘着面)が貼付されたシートであり、あるいは、裏面
に水溶性の糊がコーティングされたシート(例えば、現
行の郵便切手と同様の材料)である。宛先用シート及び
切手用シートは、同じ材料によって構成されるのが望ま
しいが、それらのシートを別々の材料によって構成して
もよい。
【0017】(2)望ましくは、前記切手イメージ記憶
手段には複数の切手イメージが記憶され、宛先ごとに前
記複数の切手イメージの中から切手イメージを選択する
切手イメージ選択手段が設けられ、前記印刷手段は、前
記切手イメージ選択手段により選択された切手イメージ
を前記切手用シートに印刷する。この構成によれば、宛
先ごとに異なる切手イメージを印刷し、宛先ごとに異な
る郵便用切手を作成することが可能である。
【0018】望ましくは、前記切手イメージ選択手段
は、宛先ごとに設定された選択基準情報に従って、前記
切手イメージを選択する。望ましくは、前記切手イメー
ジ選択手段は、各宛先共通の選択基準情報に従って、前
記切手イメージを選択する。上記の宛先ごとに設定され
た選択基準情報は、相手方の住所、性別、年齢などであ
り、あるいは、送主側の営業担当者などである。上記の
各宛先共通の選択基準情報としては季節、送主側の情報
などをあげることができる。
【0019】望ましくは、前記シートセットを構成する
宛名用シート及び切手用シートは分離可能な状態で物理
的に相互に連結される。この構成よれば、宛名用シート
及び切手用シートが相互に連結されているので、印刷後
において、両者の対応関係は連結関係から明白である。
また、両者が分離可能であるので、郵便物への貼付時
に、それぞれを所定箇所に貼付することができる。
【0020】なお、1枚の共通のベースフィルム上に、
複数のシートセットを取り外し可能に配設することもで
きる。また、複数のシートセットをミシン目を介して相
互に分離可能に連結することもできる。更に、リール状
に巻かれた共通のウエブシート上に複数のシートセット
を取り外し可能に配設することもできる。
【0021】(3)また、上記目的を達成するために、
本発明は、複数の宛先情報を記憶し、それらの中から選
択された宛先情報を出力する宛先情報記憶手段と、少な
くとも1つの切手イメージを記憶した切手イメージ記憶
手段と、少なくとも1つのサブイメージを記憶し、その
サブイメージを出力するサブイメージ記憶手段と、宛先
用シート、切手用シート及びサブイメージ用シートを含
むシートセットを印刷単位として、宛先ごとにシートセ
ットへの印刷を実行する手段であって、前記宛先情報記
憶手段から出力された宛先情報を前記宛先用シートに印
刷することにより宛名ラベルを作成し、前記切手イメー
ジ記憶手段から出力された切手イメージを前記切手用シ
ートに印刷することにより郵便切手を作成し、前記サブ
イメージ記憶手段から出力されたサブイメージを前記サ
ブイメージ用シートに印刷することによりサブラベルを
作成する印刷手段と、を含むことを特徴とする。
【0022】上記構成によれば、シートセット単位で印
刷が実行され、これにより各印刷後に郵便用セットが作
成される。ここで、郵便用セットは、宛先ごとに作成さ
れ、それは宛名ラベル、郵便切手及びサブラベルを含ん
で構成される。つまり、各郵便物に対して貼付する一組
のラベルがセットを構成し、個々の郵便物へ複数種類の
ラベルを貼付する場合に、その貼付作業の便宜を図れ
る。上記のサブラベルは、郵便切手に付加される付加ラ
ベル、封緘用ラベル、その他の郵便物に貼付されるラベ
ルなどである。なお、付加ラベルは上述したように郵便
切手に連結され、あるいは、上貼りされるものである。
これによって合成切手が構成される。
【0023】上記のサブイメージは、絵柄、文字、写真
画像、その他であってもよいが、公序良俗に反するもの
は除外される。サブイメージは郵便利用者が自ら提供し
たパーソナルイメージであるのが望ましい。
【0024】望ましくは、前記サブイメージ記憶手段に
は複数のサブイメージが記憶され、宛先ごとに前記複数
のサブイメージの中からサブイメージを選択するサブイ
メージ選択手段が設けられ、前記印刷手段は、前記サブ
イメージ選択手段により選択されたサブイメージを前記
サブイメージ用シートに印刷する。
【0025】望ましくは、前記サブイメージ選択手段
は、宛先ごとに設定された選択基準情報に従って、前記
サブイメージを選択する。望ましくは、前記サブイメー
ジ選択手段は、各宛先共通の選択基準情報に従って、前
記サブイメージを選択する。
【0026】望ましくは、前記サブラベルは前記郵便切
手に付随的に結合し、それらが合成切手を構成する。望
ましくは、前記サブラベルは封緘用ラベルである。もち
ろん、サブラベルはそれ以外のラベルであってもよい。
【0027】(4)また、上記目的を達成するために、
本発明は、各顧客ごとに宛先情報及び顧客管理情報が格
納された顧客データベースと、前記各顧客管理情報に対
応付けられた営業用イメージを格納した営業用イメージ
記憶部と、前記顧客データベース上の複数の顧客の中か
ら、顧客を選択する顧客選択手段と、前記営業用イメー
ジ記憶部に格納された営業用イメージの中から、前記顧
客選択手段によって選択された顧客に対応付けられた営
業用イメージを選択する営業用イメージ選択手段と、第
1シート及び第2シートを含むシートセットを印刷単位
として、前記選択された顧客ごとにシートセットへの印
刷を実行する手段であって、前記選択された顧客の宛先
情報を前記第1シートに印刷することにより宛名ラベル
を作成し、前記選択された営業用イメージを前記第2シ
ートに印刷することにより営業用ラベルを作成する印刷
手段と、を含むことを特徴とする。
【0028】上記構成によれば、宛名ラベルの印刷に当
たって、各宛名ラベルに対応付けて営業用ラベルを印刷
できる。よって、企業から顧客へ郵便物を郵送する場合
に、その郵便物に営業用ラベルを貼付することによっ
て、宣伝や広告を行ったり、顧客の興味を喚起させたり
することができる。特に、各顧客に相応しい営業イメー
ジを選択することもできるので、営業効果を高められ
る。また、その場合においても、郵便用セット単位で印
刷が実行されるため、各郵便物への貼付作業の便宜を図
れる。
【0029】望ましくは、前記顧客管理情報は営業担当
者の識別情報であり、前記営業用イメージは営業担当者
ごとに用意されたイメージである。この構成によれば、
顧客側に営業担当者に対する親近感をもたせることがで
きる。
【0030】(5)また、上記目的を達成するために、
本発明は、複数の第1情報を記憶しておく工程と、複数
の第2情報を記憶しておく工程と、前記複数の第1情報
の中から第1情報を選択する工程と、前記複数の第2情
報の中から第2情報を選択する工程と、第1シート及び
第2シートを含むシートセットを印刷単位として、宛先
ごとにシートセットへ印刷を実行する工程であって、前
記選択された第1情報を前記第1シートへ印刷すること
により第1ラベルを作成し、前記選択された第2情報を
前記第2シートへ印刷することにより第2ラベルを作成
する工程と、を含むことを特徴とする。
【0031】望ましくは、前記第1情報は宛先情報であ
り、前記第1ラベルは宛名ラベルであり、前記第2情報
は切手イメージであり、前記第2ラベルは郵便切手であ
る。望ましくは、前記第1情報は宛先情報であり、前記
第1ラベルは宛名ラベルであり、前記第2情報はパーソ
ナルイメージであり、前記第2ラベルはパーソナルラベ
ルである。
【0032】(6)また、上記目的を達成するために、
本発明は、印刷機を制御するコンピュータに読み込まれ
て実行するプログラムであって、複数の第1情報の中か
ら第1情報を選択する機能と、複数の第2情報の中から
第2情報を選択する機能と、第1シート及び第2シート
を含むシートセットを印刷単位として、宛先ごとにシー
トセットへ印刷を実行する印刷装置を制御する機能であ
って、前記選択された第1情報を前記第1シートへ印刷
させて第1ラベルを作成し、前記選択された第2情報を
前記第2シートへ印刷させて第2ラベルを作成する機能
と、を含むことを特徴とする。
【0033】上記構成において、コンピュータは印刷シ
ステム内に組み込まれた専用装置であってもよく、ある
いは、外部プリントサーバーとして機能する情報処理装
置であってもよい。プログラムは、上記コンピュータに
対して、あらかじめ格納されるか、ネットワークや記憶
媒体を介して格納される。通常は、高速の大型印刷装置
が利用されるが、複数の印刷装置を並列動作させる構成
であってもよい。
【0034】また、上記の郵便用印刷システムが郵便切
手を発行するものとして用いられる場合には、当該シス
テムは、郵便行政機関、印刷事業を許可あるいは委託さ
れた民間機関などへの導入が考えられる。
【0035】(7)また、上記目的を達成するために、
本発明は、第1シート及び第2シートを含むシートセッ
トを印刷単位として、宛先ごとにシートセットへの印刷
を実行する印刷装置であって、複数の第1情報の中から
選択された第1情報を前記第1シートへ印刷して第1ラ
ベルを作成し、且つ、複数の第2情報の中から選択され
た第2情報を前記第2シートへ印刷して第2ラベルを作
成する手段を含むことを特徴とする。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態を
図面に基づいて説明する。
【0037】図1には、本発明に係る郵便用印刷方法の
概念が示されている。この郵便用印刷方法は、後に図2
を用いて説明する郵便用印刷システムにおいて実行され
るものである。ちなみに、その郵便用印刷システムは、
本実施形態において、例えば、郵便切手の印刷サービス
を実行する公的機関あるいはその機関から印刷を委託さ
れた事業者に設置されるシステムである。このシステム
は、宛先ごとに郵便用セットを作成する機能を有し、こ
こで、郵便用セットは、例えば、宛名ラベル、郵便切手
を含み、あるいは、宛名ラベル、郵便切手及びサブラベ
ルを含むものである。
【0038】図1において、宛先テーブル10は、いわ
ゆるダイレクトメールリストを構成するものであり、そ
の宛先テーブル10は複数のレコードを有する。各レコ
ードはそれぞれの宛先に対応している。各レコードは、
この図1に示す例において、宛先情報12と、宛先側関
連情報18と、送付側関連情報20とによって構成され
ている。宛先情報12は後述する宛名ラベルを印刷する
ための情報であり、図示のように、氏名14および住所
16の情報によって構成されている。氏名14は郵便物
を送る相手方の氏名であり、住所16はその相手方の住
所であって、郵便番号などの情報も含まれている。
【0039】宛先側関連情報18は、宛先である相手側
に関して、性別、年令、趣味などの情報によって構成さ
れるものである。送付側関連情報20は、図1に示す例
においては、相手方を担当する営業担当者の識別情報で
あり、これ以外にも各種の情報を格納しておくことがで
きる。これらの宛先側関連情報18及び送付側関連情報
20は、本実施形態において、必要に応じて、各種のイ
メージの選択の際に選択基準情報として利用されるもの
である。もちろん、宛先情報12がイメージの選択基準
情報として利用されてもよい。また、季節などの宛先に
直接関係ない情報をイメージの選択基準情報として利用
してもよい。
【0040】本実施形態においては、例えば、宛先テー
ブル10が企業の営業のためのダイレクトメールリスト
を構成しているが、もちろん宛先テーブル10の目的あ
るいは用途についてはそれに限られない。
【0041】図1において、切手イメージ群22は、複
数の切手イメージ24によって構成される。各切手イメ
ージ24は、後述する切手用シート上に印刷されて、そ
の印刷後に郵便切手を構成するためのイメージである。
切手イメージ24は、予め公認されたイメージとして構
成してもよいし、郵便利用者によって提供されるイメー
ジであってもよい。後者の場合には、印刷サービスを実
行する機関側において、切手イメージの印刷に先立っ
て、当該切手イメージについて公序良俗などについての
審査が行われる。
【0042】一方、図1に示されるパーソナルイメージ
群26は、複数のパーソナルイメージ28によって構成
される。各パーソナルイメージ28は基本的には郵便利
用者によって提供されたイメージであり、郵便利用者に
よって指定された任意のイメージを、後述する合成切手
に含めることができる。上記の切手イメージ24及びパ
ーソナルイメージ28は絵柄、文字、写真画像などの表
示情報によって構成されるものである。本実施形態にお
いて、パーソナルイメージ28は営業担当者の顔写真で
あり、すなわち、各営業担当者毎にその顔写真を内容と
するパーソナルイメージ28が用意されている。もちろ
ん、このようなパーソナルイメージ28を実際に印刷す
る際には、それに先立って、その内容について適否の審
査がなされる。
【0043】図1において、符号30は印刷済み部材を
示しており、また、符号30’は印刷前におけるシート
状の印刷用部材を示している。ちなみに、各符号におい
て、ダッシュが付された符号は、印刷前のものであるこ
とを示している。
【0044】印刷済み部材30の説明に先立って、印刷
前のシート状印刷用部材30’について説明すると、台
紙29上には複数のシートが貼り付けられている。具体
的には、台紙29上には複数のシートセット38’が各
セット単位で並んで貼り付けられている。シートセット
38’は図示されるように、左右方向に並んで設けられ
た合成切手用シート40’及び宛先用シート42’で構
成されている。各シート40’,42’の表面は印刷面
であり、各シート40’,42’の裏面は粘着性を持っ
た粘着面である。すなわち、その裏面が台紙29上に取
り外し可能に貼り付けられている。各シート40’,4
2’はそれらが台紙29上からはがされた後に、郵便物
に対してその裏面を貼り付けることができるものであ
る。なお、台紙29の表面には、各シート40’,4
2’の裏面の粘着性をその取り外し状態においても維持
するためのコーティングが施されている。各シート4
0’,42’及び台紙29は例えば紙などによって構成
されるものであるが、もちろん他の材料例えば樹脂材料
などによって構成することもできる。
【0045】上記の合成切手用シート40’は、本実施
形態において、切手用シート(第1シート部分)44’
とパーソナルイメージ用シート(第2シート部分)4
6’とからなるものである。それらのシート44’,4
6’の間には多数のパンチ穴からなるミシン目48’が
施されている。ちなみに、台紙29に対しても、各要素
32’を分離可能とするために同様のミシン目34が施
されている。
【0046】切手用シート44’には、本実施形態にお
いて、切手イメージ群22の中から宛先毎に選択された
切手イメージ24が印刷される。これによって、郵便切
手44が形成される。また、パーソナルイメージ用シー
ト46’には、パーソナルイメージ群26の中から宛先
毎に選択されたパーソナルイメージ28が印刷される。
これによって、パーソナルラベル46が形成される。
【0047】図1に示されるように、郵便切手44とパ
ーソナルラベル46は前記のミシン目48’を介して相
互に分離可能に直接連結されており、それらによって合
成切手40が構成される。この合成切手40は、台紙2
9上からはがされて、郵便物における切手貼付箇所に貼
り付けられるものである。
【0048】一方、宛先用シート42’に対しては、宛
先テーブル10から選択された宛先情報12が文字とし
て印刷される。これによって、図1に示されるように、
宛名ラベル42が作成される。
【0049】この宛名ラベル42と合成切手40は、両
者共通の台紙29によって間接的に連結されており、換
言すれば、物理的な一体性をもって連結関係におかれて
いる。
【0050】そして、本実施形態において、合成切手4
0と宛名ラベル42とによって郵便セット38が構成さ
れており、この郵便セット38は上記のシートセット3
8’の印刷結果物に相当する。図1に示されるように、
印刷済み部材30においては、上下方向に並んで複数の
郵便用セット38が構成されており、それぞれの郵便用
セット38においては左右方向に並んで合成切手40及
び宛名ラベル42が配設されている。各郵便用セット3
8の間にはミシン目34が設けられており、そのミシン
目34によってそれぞれの郵便用セット38を分離する
ことも可能である。
【0051】本実施形態においては、このように各宛先
毎に郵便用セット38が作成され、その場合において、
合成切手40と宛名ラベル42とが一体的な連結関係に
おかれているため、それらの対応関係を物理的に維持し
て、郵便物への合成切手40及び宛名ラベル42の貼り
付け時において、とり違いを防止できるという利点があ
る。すなわち、ある宛先に対しては、当該宛先用の合成
切手40及び宛名ラベル42をとり違いなく貼り付ける
ことができる。
【0052】ちなみに、図1に示される例では、合成切
手40と宛名ラベル42との間に余白部分が設けられて
いるが、もちろんそのような余白部分は必要に応じて設
ければよい。
【0053】上記の合成切手40を郵便物に貼り付ける
場合においては、郵便切手44とパーソナルラベル46
とを非分離の状態で貼り付けるようにしてもよいし、場
合によっては郵便切手44とパーソナルラベル46とを
相互に分離して、それぞれを所定箇所に貼り付けるよう
にしてもよい。ちなみに、上記のミシン目48を設けず
に郵便切手44とパーソナルラベル46とを一体的に構
成することもできる。
【0054】なお、郵便切手44に対しては特に偽造防
止などの処理を施しておくのが望ましい。また、図1に
示す例では、左右横並びで合成切手40と宛名ラベル4
2とが設けられていたが、もちろん両者の対応関係が明
瞭となる限りにおいて、台紙29上における各シートの
配置を変更することもできる。
【0055】次に、図2を用いて、本実施形態に係る郵
便用印刷システム50の構成について説明する。この郵
便用印刷システム50は、本実施形態において大別して
印刷制御装置52と印刷装置54とで構成される。
【0056】図2において、上段は印刷サービス機関側
の構成を示しており、印刷サービス機関側には上記の郵
便用印刷システム50が設けられている。一方、図2に
おける下段は利用者側を示しており、利用者側にはユー
ザー装置56が設けられている。
【0057】まず、ユーザー装置56について説明する
と、このユーザー装置56はパーソナルコンピュータあ
るいはワークステーションなどによって構成されるもの
であり、ユーザー装置56は、郵便用印刷システム50
に対して例えばネットワークなどを介して接続される。
そして、そのネットワークを介して、ユーザー装置56
から郵便用印刷システム50へ、イメージ選択条件、宛
先テーブル、切手イメージ群、パーソナルイメージ群な
どの上記の印刷方法を実行するために必要なデータが送
信される。ここで、例えば切手イメージ群などのデータ
は、予め郵便用印刷システム56上に格納されていても
よく、またその他の情報についても同様である。ちなみ
に、ユーザー装置56から郵便用印刷システム50へ渡
す各種のデータを記録媒体に格納し、その記録媒体を介
して各種のデータを郵便用印刷システム50へ渡すこと
もできる。以上のようなオンラインによるデータの伝送
及びオフラインによるデータの伝送が図2において符号
100で示されている。
【0058】次に、印刷制御装置52について説明す
る。演算処理部58は印刷制御のための情報処理機能を
有しており、演算処理部58は例えばCPUや印刷制御
プログラムなどによって構成される。ちなみに、印刷制
御プログラムは演算処理部58が有する記憶部上に格納
されている。
【0059】演算処理部58には、本実施形態において
第1記憶部60、第2記憶部62、第3記憶部64、第
4記憶部66がそれぞれ接続されると共に、表示器68
及び入力器70が接続されている。
【0060】第1記憶部60には、イメージ選択条件が
格納され、ここでイメージ選択条件は、本実施形態にお
いて切手イメージの選択条件及びパーソナルイメージの
選択条件からなるものである。もちろん、後述するサブ
イメージの選択条件を格納しておくこともできる。第2
記憶部62には、図1に示した宛先テーブル10が格納
される。上述したように、宛先テーブル10は各宛先毎
の複数のレコードによって構成されるものであり、各レ
コード毎に上述した郵便用セット38の印刷が実行され
る。第3記憶部64には、複数の切手イメージ24が格
納される。これらの切手イメージ24は、郵便用切手イ
メージとして予め用意されたもの、あるいはユーザーに
よって提供されたものである。
【0061】第4記憶部66には、複数のパーソナルイ
メージ28が格納される。パーソナルイメージ28はユ
ーザー側から提供されたイメージであるが、もちろん予
め用意されているイメージであってもよい。
【0062】表示器68はディスプレイによって構成さ
れ、例えば、印刷サービス機関側におけるイメージ審査
担当者などによって、ユーザー側から提供された各イメ
ージについて公序良俗などの審査が表示器68上でなさ
れる。また、入力器70は例えばキーボードなどによっ
て構成される。
【0063】印刷装置54は、オンデマンド・パブリッ
シング・システムを構成し、高速で印刷を行えるカラー
印刷装置である。この印刷装置はコート紙に対応したも
のであり、そのようなコート紙を用紙トレイから順次送
り出すために特殊な送り出し機構を備えている。具体的
には、用紙トレイ側面から温風を送ることにより、積層
された各コート紙間の密着力を弱め、そのような状態で
順次1枚ずつコート紙を送る機能を有している。もちろ
ん、コート紙以外の各種の印刷用紙を取り扱うことがで
き、特に、図1に示したようなシート状印刷用部材3
0’を取り扱うことができる。
【0064】印刷制御装置52による印刷制御の下、印
刷装置54によって、各宛先毎に上述した郵便用セット
38が印刷される。具体的には、シート状の印刷用部材
30’単位で用紙搬送が行われつつ、一定数の郵便用セ
ット38毎に印刷が実行される。図2においては、その
印刷後の結果物である印刷済み部材30が概念的に示さ
れている。この場合において、符号102で示されるよ
うに、そのような印刷済み部材30は利用者に対して手
渡しあるいは郵送によって提供される。ちなみに、郵便
用印刷システム50とは別に課金システムも稼動してい
るが、図2においてはそれが図示省略されている。かか
る課金システムは、郵便用印刷システム50と連動して
動作し、利用者側に対して、郵便用セットの印刷に関す
る課金を行うためのシステムである。
【0065】印刷済み部材30には、複数の郵便用セッ
ト38が含まれ、各郵便用セット38が郵便物に対して
貼り付けられる。具体的には、郵便用セット38を構成
する合成切手40が郵便物における切手貼付箇所にその
まま貼り付けられ、また、郵便用セット38を構成する
宛名ラベル42が郵便物における宛名記述箇所にそのま
ま貼り付けられる。そして、そのような郵便物が郵便ポ
ストに投函される。
【0066】図3には、図2に示した郵便用印刷システ
ム50の動作例が示されている。S101では、宛先テ
ーブル10から宛先情報が一つ取得される。S102で
は、第3記憶部64から切手イメージが選択される。こ
の場合において、その切手イメージの選択は、第1記憶
部60に格納されたイメージ選択条件に従って行われ
る。例えば、宛先情報12あるいは宛先側関連情報18
が選択基準情報として用いられ、宛先に応じた切手イメ
ージが選択される。もちろん、季節や送主側の指定に基
づいて切手イメージの選択を行うようにしてもよい。
【0067】S103では、第4記憶部66からパーソ
ナルイメージ28が選択される。このパーソナルイメー
ジの選択は、第1記憶部60に記憶されたイメージ選択
条件に従って行われる。具体的には、本実施形態におい
て、宛先テーブル10の送付側関連情報に従って、パー
ソナルイメージの選択が行われており、実際には、営業
担当者毎にその顔写真のイメージが選択されている。
【0068】S104では、印刷制御装置52から印刷
装置54へ、宛先情報12、選択された切手イメージ2
4及び選択されたパーソナルイメージ28が伝送され、
これによって、印刷装置54においてシートセット3
8’に対する印刷が実行される。もちろん、印刷制御装
置52から印刷装置54へのデータ伝送は、印刷装置5
4の動作仕様に合致して行うのが望ましく、一定単位の
データセットが蓄積された段階で、印刷制御装置52か
ら印刷装置54へデータ伝送を行うようにしてもよい。
S105では、宛先テーブル10上において、印刷対象
となっていない宛先が残されているか否かが判断され、
そのような宛先が残されていれば、上述したS101か
らの各工程が繰り返し実行される。
【0069】図3に示すプロセスが実行されると、印刷
装置54の排出トレイ上には、1又は複数の印刷済み部
材30が排出され、それらの印刷済み部材30がユーザ
ーに対して手渡しあるいは郵送によって配布される。
【0070】図4及び図5には、印刷済み部材の他の例
が示されている。図4に示される印刷済み部材72及び
図5に示される印刷済み部材84のいずれも図2に示し
た郵便用印刷システム50によって作成可能なものであ
る。
【0071】図4において、印刷済み部材72は、郵便
局において販売される切手シートと同様の形態をもって
おり、この印刷済み部材72の裏面は水溶性の糊をコー
トした面として構成されている。
【0072】印刷済み部材72は、所定配列で相互に連
結した複数の郵便用セット74によって構成されてい
る。各郵便用セット74はそれぞれミシン目82を介し
て相互に連結されており、これは、郵便用セット74内
における各シート(ラベル)間においても同様である。
【0073】郵便用セット74は、図4に示す例におい
て、合成切手75と宛名ラベル80とからなる。合成切
手75は郵便切手76及びパーソナルラベル78で構成
される。すなわち、郵便用セット74は、図1に示した
郵便用セット38と基本的に同様の構成を有しており、
但し、この図4に示される構成においては、合成切手7
5及び宛名ラベル80がミシン目82を介して連結さ
れ、さらに複数の郵便用セット74がミシン目82を介
して連結されている。
【0074】この図4に示す構成例では、図1に示した
印刷済み部材30とは異なり、台紙29は用いられてい
ないため、各郵便用セット74を分離した状態におい
て、すなわち合成切手75と宛名ラベル80とを印刷済
み部材72から分離した状態において、それぞれを郵便
物に対してそのまま貼り付けることができる。その場合
において、合成切手75及び宛名ラベル80の裏面は粘
着面とされているため、その面に水などをつけることに
よって、その粘着力を容易に発揮させることができる。
【0075】ちなみに、図4に示す構成において、切手
用セット74のうち、郵便切手76を単独で分離させ、
それ以外のパーソナルラベル78と宛名ラベル80とを
連結した状態において、それを郵便物に貼り付けること
も可能である。また、図4に示す構成例において、パー
ソナルラベル78を除外し、郵便切手76と宛名ラベル
80とによって郵便用セット74を構成することもでき
るし、郵便切手76を除外し、パーソナルラベル78と
宛名ラベル80によって郵便用セット74を構成するこ
ともできる。このことは、他のタイプの印刷済み部材に
ついても同様である。
【0076】さらに、図4に示す構成例において、印刷
済み部材72には余白部分が含まれていないが、複数の
郵便用セット74の相互間あるいは周囲に白地領域を設
けるようにしてもよい。
【0077】図5に示す印刷済み部材84においては、
図1に示した印刷済み部材30と同様に、台紙85上
に、各シートが取り外し可能に貼り付けられている。具
体的には、郵便用セット86は、合成切手87、宛名ラ
ベル92及びその他のラベル94によって構成されてい
る。ここで、合成切手87は図1に示した構成例と同様
に郵便切手88とパーソナルラベル90とからなる。
【0078】ここで、その他のラベル94は、例えば、
封緘用のラベル、装飾用のラベルなどであり、利用者側
の選択によって任意の情報を印刷させることができる。
例えば、その他のラベル94が抽選券を構成するように
してもよく、この場合においては、営業用のダイレクト
メールにおいて顧客側の興味を喚起させることができる
という利点がある。
【0079】印刷済み部材84において、複数の郵便用
セット86間には上記同様にミシン目96が形成されて
いるが、もちろんそのようなミシン目96は必ずしも設
ける必要はない。
【0080】また、各図には示されていないが、郵便切
手の一部分を空白領域とし、その部分にパーソナルラベ
ルを重ねて張り付けるように構成してもよい。
【0081】いずれにしても、本実施形態によれば、複
数種類のラベル(郵便切手を含む)を宛先毎にセット単
位で印刷することができるので、各ラベルを郵便物に貼
り付ける場合における作業性を向上でき、しかも、各郵
便物間におけるラベルのとり違いを未然に防止できると
いう利点がある。また、本実施形態においては郵便切手
やパーソナルラベルについてユーザーカスタマイズを行
うことができるので、郵便切手本来の機能を拡張して、
郵便切手の付加価値を高められるという利点がある。特
に、営業の観点から、各顧客毎に切手イメージやパーソ
ナルイメージを選択するならば、営業効果をより高める
ことができ、その意味においても印刷サービスの新しい
形態を構築できるという利点がある。もちろん、上記実
施形態においては、郵便切手を含む郵便用セットの印刷
がなされていたが、郵便切手が含まれない郵便用セット
を印刷するのであれば、各会社毎に郵便用印刷システム
50を設け、ダイレクトメールなどにおいてより有意義
なシステムを構築することができる。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
新しい郵便用印刷サービスを実現できるという利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる郵便用印刷方法の好適な実施
形態を示す概念図である。
【図2】 本発明にかかる郵便用印刷システムの好適な
実施形態を示す概念図である。
【図3】 図2に示すシステムの動作例を示すフローチ
ャートである。
【図4】 他の印刷済み部材の例を示す図である。
【図5】 更に他の印刷済み部材の例を示す図である。
【符号の説明】
10 宛先テーブル、12 宛先情報、18 宛先側関
連情報、20 送付側関連情報、22 切手イメージ
群、24 切手イメージ、26 パーソナルイメージ
群、28 パーソナルイメージ、30 印刷済み部材、
38 郵便用セット、40 合成切手、42 宛名ラベ
ル、44 郵便切手、46 パーソナルラベル、50
郵便用印刷システム、52 印刷制御装置、54 印刷
装置、56ユーザー装置、58 演算処理部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AP01 AP10 AS08 BB10 HH03 HJ06 HN05 HN15 2C087 AA07 AA09 AA13 AB05 BC05 BD07 BD52 BD55 CA03 CB03 CB13

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の宛先情報を記憶し、それらの中か
    ら選択された宛先情報を出力する宛先情報記憶手段と、 少なくとも1つの切手イメージを記憶した切手イメージ
    記憶手段と、 宛先用シート及び切手用シートを含むシートセットを印
    刷単位として、宛先ごとにシートセットへの印刷を実行
    する手段であって、前記宛先情報記憶手段から出力され
    た宛先情報を前記宛先用シートに印刷することにより宛
    名ラベルを作成し、前記切手イメージ記憶手段から出力
    された切手イメージを前記切手用シートに印刷すること
    により郵便切手を作成する印刷手段と、 を含むことを特徴とする郵便用印刷システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のシステムにおいて、 前記切手イメージ記憶手段には複数の切手イメージが記
    憶され、 宛先ごとに前記複数の切手イメージの中から切手イメー
    ジを選択する切手イメージ選択手段が設けられ、 前記印刷手段は、前記切手イメージ選択手段により選択
    された切手イメージを前記切手用シートに印刷すること
    を特徴とする郵便用印刷システム。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のシステムにおいて、 前記切手イメージ選択手段は、宛先ごとに設定された選
    択基準情報に従って、前記切手イメージを選択すること
    を特徴とする郵便用印刷システム。
  4. 【請求項4】 請求項2記載のシステムにおいて、 前記切手イメージ選択手段は、各宛先共通の選択基準情
    報に従って、前記切手イメージを選択することを特徴と
    する郵便用印刷システム。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のシステムにおいて、 前記シートセットを構成する宛名用シート及び切手用シ
    ートは分離可能な状態で物理的に相互に連結されたこと
    を特徴とする郵便用印刷システム。
  6. 【請求項6】 複数の宛先情報を記憶し、それらの中か
    ら選択された宛先情報を出力する宛先情報記憶手段と、 少なくとも1つの切手イメージを記憶した切手イメージ
    記憶手段と、 少なくとも1つのサブイメージを記憶し、そのサブイメ
    ージを出力するサブイメージ記憶手段と、 宛先用シート、切手用シート及びサブイメージ用シート
    を含むシートセットを印刷単位として、宛先ごとにシー
    トセットへの印刷を実行する手段であって、前記宛先情
    報記憶手段から出力された宛先情報を前記宛先用シート
    に印刷することにより宛名ラベルを作成し、前記切手イ
    メージ記憶手段から出力された切手イメージを前記切手
    用シートに印刷することにより郵便切手を作成し、前記
    サブイメージ記憶手段から出力されたサブイメージを前
    記サブイメージ用シートに印刷することによりサブラベ
    ルを作成する印刷手段と、 を含むことを特徴とする郵便用印刷システム。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のシステムにおいて、 前記サブイメージ記憶手段には複数のサブイメージが記
    憶され、 宛先ごとに前記複数のサブイメージの中からサブイメー
    ジを選択するサブイメージ選択手段が設けられ、 前記印刷手段は、前記サブイメージ選択手段により選択
    されたサブイメージを前記サブイメージ用シートに印刷
    することを特徴とする郵便用印刷システム。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のシステムにおいて、 前記サブイメージ選択手段は、宛先ごとに設定された選
    択基準情報に従って、前記サブイメージを選択すること
    を特徴とする郵便用印刷システム。
  9. 【請求項9】 請求項7記載のシステムにおいて、 前記サブイメージ選択手段は、各宛先共通の選択基準情
    報に従って、前記サブイメージを選択することを特徴と
    する郵便用印刷システム。
  10. 【請求項10】 請求項6記載のシステムにおいて、 前記サブラベルは前記郵便切手に付随的に結合し、それ
    らが合成切手を構成することを特徴とする郵便用印刷シ
    ステム。
  11. 【請求項11】 請求項6記載のシステムにおいて、 前記サブラベルは封緘用ラベルであることを特徴とする
    郵便用印刷システム。
  12. 【請求項12】 各顧客ごとに宛先情報及び顧客管理情
    報が格納された顧客データベースと、 前記各顧客管理情報に対応付けられた営業用イメージを
    格納した営業用イメージ記憶部と、 前記顧客データベース上の複数の顧客の中から、顧客を
    選択する顧客選択手段と、 前記営業用イメージ記憶部に格納された営業用イメージ
    の中から、前記顧客選択手段によって選択された顧客に
    対応付けられた営業用イメージを選択する営業用イメー
    ジ選択手段と、 第1シート及び第2シートを含むシートセットを印刷単
    位として、前記選択された顧客ごとにシートセットへの
    印刷を実行する手段であって、前記選択された顧客の宛
    先情報を前記第1シートに印刷することにより宛名ラベ
    ルを作成し、前記選択された営業用イメージを前記第2
    シートに印刷することにより営業用ラベルを作成する印
    刷手段と、 を含むことを特徴とする郵便用印刷システム。
  13. 【請求項13】 請求項12記載のシステムにおいて、 前記顧客管理情報は営業担当者の識別情報であり、 前記営業用イメージは営業担当者ごとに用意されたイメ
    ージであることを特徴とする郵便用印刷システム。
  14. 【請求項14】 複数の第1情報を記憶しておく工程
    と、 複数の第2情報を記憶しておく工程と、 前記複数の第1情報の中から第1情報を選択する工程
    と、 前記複数の第2情報の中から第2情報を選択する工程
    と、 第1シート及び第2シートを含むシートセットを印刷単
    位として、宛先ごとにシートセットへ印刷を実行する工
    程であって、前記選択された第1情報を前記第1シート
    へ印刷することにより第1ラベルを作成し、前記選択さ
    れた第2情報を前記第2シートへ印刷することにより第
    2ラベルを作成する工程と、 を含むことを特徴とする郵便用印刷方法。
  15. 【請求項15】 請求項14記載の方法において、 前記第1情報は宛先情報であり、前記第1ラベルは宛名
    ラベルであり、 前記第2情報は切手イメージであり、前記第2ラベルは
    郵便切手であることを特徴とする郵便用印刷方法。
  16. 【請求項16】 請求項14記載の方法において、 前記第1情報は宛先情報であり、前記第1ラベルは宛名
    ラベルであり、 前記第2情報はパーソナルイメージであり、前記第2ラ
    ベルはパーソナルラベルであることを特徴とする郵便用
    印刷方法。
  17. 【請求項17】 印刷機を制御するコンピュータに読み
    込まれて実行するプログラムであって、 複数の第1情報の中から第1情報を選択する機能と、 複数の第2情報の中から第2情報を選択する機能と、 第1シート及び第2シートを含むシートセットを印刷単
    位として、宛先ごとにシートセットへ印刷を実行する印
    刷装置を制御する機能であって、前記選択された第1情
    報を前記第1シートへ印刷させて第1ラベルを作成し、
    前記選択された第2情報を前記第2シートへ印刷させて
    第2ラベルを作成する機能と、 を含むことを特徴とする郵便用印刷制御プログラム。
  18. 【請求項18】 第1シート及び第2シートを含むシー
    トセットを印刷単位として、宛先ごとにシートセットへ
    の印刷を実行する印刷装置であって、 複数の第1情報の中から選択された第1情報を前記第1
    シートへ印刷して第1ラベルを作成し、且つ、複数の第
    2情報の中から選択された第2情報を前記第2シートへ
    印刷して第2ラベルを作成する手段を含むことを特徴と
    する印刷装置。
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