JP3100290B2 - ステアリングコラムの支持構造 - Google Patents
ステアリングコラムの支持構造Info
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Description
からの衝撃に対して、その衝撃を吸収するために伸縮自
在なステアリングシャフトを良好に作動させることがで
きるステアリングコラムの支持構造に関する。
ホィールにぶつかり、そのステアリングホィールを介し
てステアリングコラムに軸方向の衝撃荷重が加わる。そ
のステアリングコラムにかかる衝撃を緩和し、運転者の
安全を確保するために、ステアリングコラムの周囲には
衝撃を吸収しつつ極めて滑らかにステアリングコラムが
軸方向に移動できる様な衝撃吸収装置が備えられてい
る。その様なステアリングコラムは、一般に軸方向の2
箇所で車体の所定箇所に支持固定されており、ステアリ
ングホィール側の支持部には、ステアリングコラムを軸
方向前輪側に離脱及び移動させる方向にかかる衝撃エネ
ルギーを緩和する衝撃吸収機構を設けている。
機構の作動を受けてステアリングコラムの軸方向前輪側
への移動を円滑に行わせるための保持部材(以下リテー
ナーカラーと称する)が備えられている。このリテーナ
ーカラーは、ステアリングコラムの外周面と前輪側の支
持部材との間に設けられ、前記衝撃吸収機構の作動とと
もにステアリングコラムを軸方向前輪側に円滑に移動を
させることができるものである。また、この保持部材
は、合成樹脂のカラーの同一外周面に舌状片のステアリ
ングコラム係止部を有するものがある。
成樹脂製のリテーナーカラーを介してステアリングコラ
ムの前輪側を支持部にて支持する構造において、まず単
一部材からなる従来タイプのリテーナーカラーEo によ
る支持構造では、衝撃荷重がかかったときにステアリン
グコラムの軸方向前輪側の移動に対して、従来タイプの
リテーナーカラーEo が支持部材から円滑に抜け出さな
くてはならないが、図17に示すように、従来タイプの
リテーナーカラーEo の頂部とブラケットの内面側頂部
とが衝撃時に強く押圧しあう状態となり、そのときに従
来タイプのリテーナーカラーEo の頂部が、図18に示
すように、ブラケットの内周面頂部に食い込んだり、或
いは同一外周面に形成した舌状片がブラケットに食い込
んで、荷重が必要以上に高くなることがあり、従来タイ
プのリテーナーカラーEo がブラケットから円滑に抜け
るようにすることが困難になる。
製とし、且つ二部材からなる構成としたものが存在す
る。このタイプのものでは、ステアリングコラムを抱持
するインナーカラーと、さらに前記インナーカラーを受
容するアウターカラーとの二重構造としたもので、その
インナーカラーとアウターカラーとの相互的な摺動性を
利用したものである。しかし、このタイプのものは製造
コスト及び部品コストが極めて高くつくこととなる。
題を解決すべく、鋭意,研究を重ねた結果、本発明を、
衝撃時のみ軸方向に伸縮自在としたステアリングシャフ
トを内装したステアリングコラムの前輪側軸端部をリテ
ーナーカラーに隙間無く挿入し、該リテーナーカラーを
コラム抱持部を有する第2ブラケットにて抱持固定し、
前記リテーナーカラーのカラー本体部の頂部には、前記
コラム抱持部の内周頂部に当接しない非接触部を形成
し、該非接触部にてリテーナーカラーと前記第2ブラケ
ットのコラム抱持部とは頂部箇所において隙間部分を形
成し、該隙間部分の存在にてリテーナーカラーとコラム
抱持部との接触箇所を二分割状態とするステアリングコ
ラムの支持構造としたことにより、合成樹脂製の単一部
材からなるリテーナーカラーを装着し、なおかつ衝撃の
吸収を良好にすることができ、構造は比較的簡単なもの
とし、上記課題を解決したものである。
動で運転者はステアリングホィールWにぶつかり、ステ
アリングホィールWとともにステアリングコラムBが軸
方向前輪側に移動する(図15参照)。そのステアリン
グコラムBが軸方向前輪側に移動したときに、リテーナ
ーカラーEがコラム抱持部8に摩擦力を介して回転モー
メントを与えるように作動することとなる(図10参
照)。
7はコラム抱持部8との接触部分左右に二分割状態とす
る(図8,図9参照)。即ち、コラム抱持部8はリテー
ナーカラーEのカラー本体部14を左右両側の上方部分
を均等に支持し、安定した支持状態とする。そして、そ
のステアリングコラムBの軸方向とコラム抱持部8の軸
方向とが多少ずれたとしても、図10に示すように、非
接触部17の存在によりコラム抱持部8の内周頂部の縁
がリテーナーカラーEに食い込んだり、或いはリテーナ
ーカラーEの頂部にコラム抱持部8の内周頂部からの集
中的な押圧力を受けることなく、コラム抱持部8より比
較的スムーズに離脱することができる(図11参照)。
15は、該係止固定片15の頂面部は前記カラー本体部
14の非接触部17よりさらに低位置に形成したもの
で、リテーナーカラーEが第2ブラケットDのコラム抱
持部8より離脱する際に、係止固定片15がコラム抱持
部8の内周頂部に当接することなく、これが離脱の際に
邪魔になることがなくなり(図11参照)、前述同様に
リテーナーカラーEの第2ブラケットDからの円滑な離
脱が可能となる。
すると、ステアリングシャフトAはアッパーシャフト1
とロアーシャフト2とから構成され、アッパーシャフト
1の軸方向一端にはステアリングホィールWが装着さ
れ、ロアーシャフト2の軸方向端部はステアリングジョ
イントに連結され、前輪を操舵する舵取装置側のセンタ
リングシャフトに連結されている(図1,図15,図1
6参照)。
2とは、互いに軸方向に摺動して、伸縮自在とした構成
であり、具体的にはアッパーシャフト1に軸方向に中空
状とした摺動部1aが形成され、該摺動部1a内にロア
ーシャフト2の摺動外周部2aが挿入され、摺動自在に
重合したものである。以下その重合部分を重合連結部A
1 と称する(図15参照)。さらに、そのアッパーシャ
フト1とロアーシャフト2との重合連結部A1 箇所にお
いて、シヤーリングピン3を介して、常時は軸方向及び
円周方向に固定した状態となるように連結されている。
すように、ステアリングシャフトAのステアリングホィ
ールW装着側寄りに第1ブラケットCが装着されてお
り、ステアリングコラムBのアッパーシャフト1とロア
ーシャフト2との重合連結部A1 部分に対応する箇所に
第2ブラケットDが設けられている。その第1ブラケッ
トCでは、図1に示すように、ステアリングコラムBを
支持し、且つチルト動作のための昇降をさせるための昇
降用ブラケット4とステアリングコラムBを所望の位置
に固定するための固定ブラケット5とから構成され、前
記昇降用ブラケット4が固定ブラケット5に対して昇降
し、ステアリングシャフトAを所望の位置に固定するこ
とができる。その第1ブラケットCには衝突時等に生ず
る衝撃エネルギーを吸収するエネルギー吸収装置が装着
される。また、第1ブラケットCの昇降用ブラケット4
は、固定ブラケット5に対して操作レバー杆7を適宜に
操作することにより運転者にとって適正な位置に設定す
るものである。
等に示すように、ステアリングコラムBの前輪側端部位
置に設けられたものであり、且つステアリングコラムB
を介してステアリングシャフトAの重合連結部A1 の摺
動範囲を支持している。その第2ブラケットDは、コラ
ム抱持部8及び車両側取付部9にて構成され、コラム抱
持部8が車両側取付部9に対して枢支ピン10を介して
回動自在となる構造となっている。またコラム抱持部8
は、図2,図4及び図5等に示すように、上下二分割タ
イプで、半円状の上部包持片8a及び下部包持片8bが
ボルト,ナット等の固着具にて接合固着される。またコ
ラム抱持部8は外方に膨出状の部分が形成される実施例
も存在しており、具体的には図14に示すように、上部
包持片8aの軸方向略中央箇所より外方に膨出したもの
である。
アリングシャフトAの重合連結部A1 との間には筒状の
ロアー側軸受11が、またステアリングコラムBとステ
アリングシャフトAのステアリングホィールW側にはア
ッパー側軸受12がそれぞれ装着され、ステアリングシ
ャフトAがステアリングコラムB内での回転を滑らかに
している。
リテーナーカラーEを介してステアリングコラムBを保
持している。そのリテーナーカラーEは、衝突等の衝撃
発生時においてステアリングコラムBが第2ブラケット
Dから前輪側に向かって軸方向に円滑に摺動するように
して、衝撃吸収を良好に行わせるものである。そのリテ
ーナーカラーEは合成樹脂から形成され、図6,図7に
示すように、カラー本体部14と係止固定片15及び補
助カラー部16とから構成され、且つ全てが一体成形品
として成形されている。
し、その内周側に前記ステアリングコラムBの軸端を収
容するものであり(図3,図15参照)、且つカラー本
体部14の内周側にはストッパー14aが形成され、前
記ステアリングコラムBの軸端が当接するようになって
いる。そのカラー本体部14の内径はステアリングコラ
ムBの軸径より僅かに大きくステアリングコラムBの軸
端部分とカラー本体部14の内周とが隙間無く挿入する
ことができるものである。前記カラー本体部14には、
図6,図7(a)に示すように、周側面より軸方向に係
止固定片15が略水平状に形成されたものであり、その
下面側には係止突起15aが形成されている。該係止突
起15aはステアリングコラムBの軸端に形成された貫
通孔に挿入させることにより、ステアリングコラムBと
リテーナーカラーEとの結合状態を強固なものにしてい
る。
部が存在しており、ステアリングコラムBを抱持したと
きに、リテーナーカラーEの頂部と第2ブラケットDの
コラム抱持部8の内周頂部とが一致している(図4,図
5参照)。そのリテーナーカラーEのカラー本体部14
の頂部には非接触部17が形成されている。そのリテー
ナーカラーEの非接触部17は前記の第2ブラケットD
のコラム抱持部8の内周頂部との間において隙間部分S
を構成するものである(図3,図5等参照)。その非接
触部17の具体的実施例としては、カラー本体部14の
頂部箇所に軸方向に沿って平坦状の肉薄部として形成し
たものである。即ち、図7(a),(b)に示すよう
に、リテーナーカラーEの円筒状としたカラー本体部1
4の頂部該当箇所から極めて僅かの分量δ1 だけ低位置
に形成された平坦形状はリテーナーカラーEの成形時に
一体的に成形されたり、或いはその頂部を平坦形状に削
り出して平面仕上げしたものである。さらに、その非接
触部17はそのカラー本体部14と第2ブラケットDの
コラム抱持部8の内周面との間で、且つ上方箇所に隙間
部分Sが生じるものであれば、特に、図12(a)に示
すように、平坦形状には限定されるものではなく、その
非接触部17が凹状面であってもよい〔図12(b)参
照〕し、さらに溝状とした実施例も存在する〔図12
(c)参照〕。
転者がステアリングホィールWにぶつかったときからの
一連の動作について述べる。まず、ステアリングシャフ
トAを内装したステアリングコラムBはステアリングホ
ィールW側で衝撃エネルギー吸収装置を備えた第1ブラ
ケットCに、また前輪側軸端部が頂部に非接触部17を
形成したリテーナーカラーEを介して第2ブラケットD
にそれぞれ支持固定されている(図1,図15参照)。
そして、前記リテーナーカラーEの非接触部17と第2
ブラケットDのコラム抱持部8との頂部箇所において隙
間部分Sを形成している(図3乃至図5参照)。
で運転者はステアリングホィールWにぶつかり、ステア
リングホィールWとともにステアリングコラムBが軸方
向前輪側に向かって衝撃荷重がかかる。このときにステ
アリングコラムBは第1ブラケットCに備えられた衝撃
エネルギー吸収装置にて衝撃エネルギーが吸収され、衝
撃を緩和しつつ軸方向前輪側に移動する(図15参
照)。また第2ブラケットDのコラム抱持部8は、リテ
ーナーカラーEを適宜の押圧力にて支持固定しているこ
とから、ステアリングコラムBが軸方向前輪側に移動し
たときに、リテーナーカラーEがコラム抱持部8に摩擦
力を介して回転モーメントを与えるように作動すること
となる(図10参照)。
した非接触部17は、リテーナーカラーEとコラム抱持
部8との接触箇所は頂部の隙間部分Sを中心にして左右
に均一に二分され、図8,図9に示すように、その接触
部分P,Pではコラム抱持部8とカラー本体部14との
間に分布荷重が作用した状態となる。そして、衝撃発生
時にステアリングコラムBが第2ブラケットDに対して
勢いを付けて軸方向前輪側に移動したときに、第2ブラ
ケットDのコラム抱持部8に回転モーメントを与えるこ
とになる。そのときに、ステアリングコラムBの軸心線
b−bと第2ブラケットDの軸心線d−dとが僅かにず
れて、一致しなくなっても、図10に示すように、リテ
ーナーカラーEは非接触部17を形成したことによりコ
ラム抱持部8の内周頂部に当接することなく、コラム抱
持部8がリテーナーカラーEに食い込んだり、或いはリ
テーナーカラーEの頂部のみがコラム抱持部8の内周頂
部から集中的に大きな押圧力を受けることもなく、コラ
ム抱持部8より比較的スムーズに離脱することになる
(図11参照)。
グコラムBに係止する係止突起15aを形成した係止固
定片15を有したものでは、該係止固定片15の頂面部
は前記カラー本体部14の非接触部17より少なくとも
低位置、即ち、リテーナーカラーEの軸心寄りに形成さ
れている。具体的には、図7(b)に示すように、コラ
ム抱持部8の頂部に形成した非接触部17の平坦面より
分量δ2 だけ下方位置に形成されている。そのリテーナ
ーカラーEが第2ブラケットDのコラム抱持部8より離
脱する際に、係止固定片15がコラム抱持部8の内周頂
部に当接することなく、これが離脱の際に邪魔になるこ
とがなくなる(図11参照)。
向に伸縮自在としたステアリングシャフトAを内装した
ステアリングコラムBの前輪側軸端部をリテーナーカラ
ーEに隙間無く挿入し、該リテーナーカラーEをコラム
抱持部8を有する第2ブラケットDにて抱持固定し、前
記リテーナーカラーEのカラー本体部14の頂部には、
前記コラム抱持部8の内周頂部に当接しない非接触部1
7を形成し、該非接触部17にてリテーナーカラーEと
前記第2ブラケットDのコラム抱持部8とは頂部箇所に
おいて隙間部分Sを形成し、該隙間部分Sの存在にてリ
テーナーカラーEとコラム抱持部8との接触箇所を二分
割状態とするステアリングコラムの支持構造としたこと
により、衝撃発生時にリテーナーカラーEは第2ブラケ
ットDから円滑に離脱することができるし、第2に構造
を極めて簡単にすることができる。
に伸縮自在としたステアリングシャフトAを内装したス
テアリングコラムBは、前輪側軸端部をリテーナーカラ
ーEに挿入し、さらに該リテーナーカラーEの外周側面
を第2ブラケットDにて抱持固定したものである。その
リテーナーカラーEは、カラー本体部14の頂部には、
前記コラム抱持部8の内周頂部に当接しない非接触部1
7を形成し、該非接触部17にてリテーナーカラーEと
前記第2ブラケットDのコラム抱持部8とは頂部箇所に
おいて隙間部分Sを形成し、該隙間部分Sの存在にてリ
テーナーカラーEとコラム抱持部8との接触箇所を二分
割状態としたため、特に、離脱が円滑にできる。
ーカラーEとは頂部が隙間部分Sとなるために、両者間
の接触圧力部分は頂部箇所を除いて両側のみ(二分割状
態で)に存在することとなり、それゆえにステアリング
コラムBと第2ブラケットDとの軸方向が多少ずれたと
しても、第2ブラケットDがリテーナーカラーEの頂部
に食い込んだり、或いはリテーナーカラーEの頂部箇所
が集中的に押圧される等の事態を防止し、リテーナーカ
ラーEを第2ブラケットDから極めて円滑に離脱させる
ことができるものである。また、常時はリテーナーカラ
ーEを保持する第2ブラケットDの接触部分が両側に均
一に分割されるので、左右方向から保持することがで
き、保持状態を極めて安定したものにすることができ
る。さらにまた、リテーナーカラーEと第2ブラケット
Dのコラム抱持部8との頂部同士が強く押圧しても、そ
の非接触部17の存在により、図13に示すように、リ
テーナーカラーEを形成する合成樹脂は非接触部17に
よる隙間部分Sに流動することができリテーナーカラー
Eの頂部及び非接触部17付近とコラム抱持部8の内周
頂部との押圧を減少させることができる。
ように支持部材からの離脱を容易にさせるために、二部
材からなるものとする必要がなく、合成樹脂からの一体
成形品によるものとすることができ、製造コスト及び部
品単価を低く押さえることができる利点もある。
いて、前記リテーナーカラーEのカラー本体部14の非
接触部17は平坦状に形成してなるステアリングコラム
の支持構造としたことにより、リテーナーカラーEの製
造において、カラー本体部14の頂部を平坦状に成形す
るのみでよく、その製造が極めて簡単にできる。
方向に伸縮自在としたステアリングシャフトAを内装し
たステアリングコラムBの前輪側軸端部をリテーナーカ
ラーEに挿入し、該リテーナーカラーEをコラム抱持部
8を有する第2ブラケットDにて抱持固定し、前記リテ
ーナーカラーEのカラー本体部14の頂部には非接触部
17を形成し、該非接触部17にてリテーナーカラーE
と前記第2ブラケットDのコラム抱持部8とは頂部箇所
において隙間部分Sを形成し、前記リテーナーカラーE
はカラー本体部14より軸方向に前記ステアリングコラ
ムBに係止する係止突起15aを有する係止固定片15
を形成し、該係止固定片15の頂面部は前記カラー本体
部14の非接触部17より低位置に形成してなるステア
リングコラムの支持構造としたことにより、リテーナー
カラーEにステアリングコラムBに係止する係止突起1
5aを形成した係止固定片15を形成したタイプでは、
該係止固定片15の頂面部は前記カラー本体部14の非
接触部17よりさらに低位置に形成しており、リテーナ
ーカラーEが第2ブラケットDのコラム抱持部8より離
脱する際に、係止固定片15がコラム抱持部8の内周側
面頂部に当接することなく、これが離脱の際に邪魔にな
ることを防止し、係止固定片15が形成されたタイプの
ものに好適となる。
略示図
ラーとの押圧力の作用状態を示す略示縦断正面図
平面図
抱持部から離脱する瞬間を示す縦断側面図
抱持部から離脱した瞬間を示す縦断側面図
要部断面図
る状態を示す拡大略示図
リテーナーカラー部分を中心にした一部断面にした側面
図
抱持部との作用状態を示す略示図
Claims (3)
- 【請求項1】 衝撃時のみ軸方向に伸縮自在としたステ
アリングシャフトを内装したステアリングコラムの前輪
側軸端部をリテーナーカラーに隙間無く挿入し、該リテ
ーナーカラーをコラム抱持部を有する第2ブラケットに
て抱持固定し、前記リテーナーカラーのカラー本体部の
頂部には、前記コラム抱持部の内周頂部に当接しない非
接触部を形成し、該非接触部にてリテーナーカラーと前
記第2ブラケットのコラム抱持部とは頂部箇所において
隙間部分を形成し、該隙間部分の存在にてリテーナーカ
ラーとコラム抱持部との接触箇所を二分割状態とするこ
とを特徴としたステアリングコラムの支持構造。 - 【請求項2】 請求項1において、前記リテーナーカラ
ーのカラー本体部の非接触部は平坦状に形成してなるこ
とを特徴としたステアリングコラムの支持構造。 - 【請求項3】 衝撃時のみ軸方向に伸縮自在としたステ
アリングシャフトを内装したステアリングコラムの前輪
側軸端部をリテーナーカラーに挿入し、該リテーナーカ
ラーをコラム抱持部を有する第2ブラケットにて抱持固
定し、前記リテーナーカラーのカラー本体部の頂部には
非接触部を形成し、該非接触部にてリテーナーカラーと
前記第2ブラケットのコラム抱持部とは頂部箇所におい
て隙間部分を形成し、前記リテーナーカラーはカラー本
体部より軸方向に前記ステアリングコラムに係止する係
止突起を有する係止固定片を形成し、該係止固定片の頂
面部は前記カラー本体部の非接触部より低位置に形成し
てなることを特徴としたステアリングコラムの支持構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17485094A JP3100290B2 (ja) | 1994-07-05 | 1994-07-05 | ステアリングコラムの支持構造 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP17485094A JP3100290B2 (ja) | 1994-07-05 | 1994-07-05 | ステアリングコラムの支持構造 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH0820348A JPH0820348A (ja) | 1996-01-23 |
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Family Applications (1)
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JP17485094A Expired - Fee Related JP3100290B2 (ja) | 1994-07-05 | 1994-07-05 | ステアリングコラムの支持構造 |
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WO2013015257A1 (ja) * | 2011-07-26 | 2013-01-31 | 日本精工株式会社 | ステアリングコラムとその製造方法、およびこのステアリングコラムを用いたステアリング装置 |
-
1994
- 1994-07-05 JP JP17485094A patent/JP3100290B2/ja not_active Expired - Fee Related
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