JP3100146B2 - ラジオデータ信号のディジタル情報処理方法及びその方法を実施するfm受信機 - Google Patents

ラジオデータ信号のディジタル情報処理方法及びその方法を実施するfm受信機

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JP3100146B2
JP3100146B2 JP02053467A JP5346790A JP3100146B2 JP 3100146 B2 JP3100146 B2 JP 3100146B2 JP 02053467 A JP02053467 A JP 02053467A JP 5346790 A JP5346790 A JP 5346790A JP 3100146 B2 JP3100146 B2 JP 3100146B2
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テオドール、イグナティウス、エドゥアルド、カマルスキ
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コーニンクレッカ、フィリップス、エレクトロニクス、エヌ.ヴィ.
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は第1および第2プログラム信号の少くとも第
1および第2プログラム同定コード並びにプログラム同
定コード毎の複数の交互の周波数に対しラジオ放送信号
内のラジオデータ信号のディジタル情報を処理する方法
に関し、これら周波数は第1および第2プログラム同定
コードに割当てられる第1および第2周波数リストに記
憶される。本発明はまたFMラジオ放送信号に組込まれた
ディジタルデータ信号を受信するためのFMラジオ受信機
に関し、この受信機は所望のFMラジオ放送信号に同調し
そしてディジタルラジオデータ信号を第1および第2プ
ログラム同定コードに従ってグループ化される周波数に
関するディジタル情報へと処理するためのFM受信部と、
制御回路と、第1および第2周波数リストに第1および
第2プログラム同定コードに従ってグループ化された周
波数を記憶するための第1および第2メモリサイトアレ
ーからなるメモリ回路と、この制御回路により制御され
る受信品質検出器と、から成るFMラジオ受信機に関す
る。
〔従来の技術〕
上記の方法を実行するFMラジオ受信機はフィリップス
DC682形のカーラジオとして知られている。
このFM受信機は複数の押ボタンを有し、それに多数の
プログラムが割当てしうるようになっている。夫々の押
ボタンにより、1つの与えられたプログラムに関連した
複数のデータを記憶しうるメモリバンクが作動しうる。
例えば、夫々のメモリバンクには、1つの押ボタンに割
当てられたプログラムのプログラム同定コード(PIコー
ド)が周波数(AF)のリスト、および場合によっては実
際の送信局のプログラムサービスネーム(PSネーム)、
TPKA、PTY、PIN、PTYコードと共に記憶される。これら
コードについてはEBUドキュメントテクニカル3244E、19
84年3月の「VHF/FM音声放送用ラジオデータシステムRD
Sの仕様」を参照され度い。
所望のプログラムへの同調は、そのプログラムが割当
てられている押ボタンに対応するメモリバンク、例えば
第1メモリバンクが読取のため作動されるようにこのボ
タンを押すことにより可能となる。この第1メモリバン
クの周波数リスト内のAFは、夫々がこのバンクに割当て
られた互いに等しいPIコードをもつ互いに等しいプログ
ラム信号を送るラジオデータ信号(RDS)送信局に対応
する。制御回路はこの第1リストのAFの夫々に短時間FM
受信機を同調させそしてこれらAFの夫々におけるRFラジ
オ放送信号の受信品質の測定のための受信品質検出器を
作動させる。次に最高の受信品質を有するAFが決定さ
れ、その後に受信機はこのAFに関係した送信局に同調さ
れる。この、いわゆる実際の送信局および第1周波数リ
スト内の他のAFに関係する送信局の夫々の受信品質は定
常的に更新されて比較される。実際の送信局の受信品質
が例えば受信条件の変化により1つの受け入れ可能なレ
ベルより低下すると、同調がその時点で最高の受信品質
を有するAFへと切換えられる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、実際には1つの与えられたプログラム
同定コードに割当てられた周波数リスト内のいくつかの
周波数においてそのプログラム同定コードに対応するプ
ログラム信号を送信するRDS送信局のみならず、他のプ
ログラム信号を送信しそしてこの実際の送信局の回路網
に属さないRDS送信局からの信号も受信することがあ
る。これは例えば国境周辺であるいは非RDS放送局ある
いは海賊局のような望ましくない送信局により生じる。
FM受信機の位置により、所望のプログラム信号を出すRD
S送信局または望ましくない送信局が受信されるAFは従
来のFM受信機では望ましくない送信局のラジオ放送信号
に所望のプログラム同定コードがないことによってのみ
確認される。しかしながらそのような確認には時間が必
要である。或る領域についてカーラジオを用いての移動
中の望ましくない送信局の受信品質が実際の送信局のそ
れを越えると、プログラムはそのような望ましくない局
に同調し、そしてユーザーは望ましくないプログラムに
直面する。放送局が所望のPIコードがないことにより望
ましくない局として確認された後にのみ次の同調変更が
実現されるのであり、このとき他の望ましくない局への
同調はあり得ない。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の目的は所望のプログラム信号を出す、比較的
多数の望ましくない局のある領域にあるRDS放送局の信
頼性の高い、高速の確認を可能にする方法およびそのた
めのFM受信機を提供することである。
本発明によれば、前記形式の方法は、少くとも第1周
波数リストからの1つの周波数と第2周波数リストの内
の1つの周波数の2つの周波数に関係する送信局が互い
に実質的に等しい位置と送信範囲を有する場合に、それ
ら2つの周波数から1つの周波数対が形成され、この対
についての夫々局のRFラジオ放送信号の受信品質が測定
されて品質目安と比較され、夫々の受信品質がこの目安
を満足するときにフラグ信号が発生されてフラグ信号処
理ユニットに加えられることを特徴とする。
本発明によるこの方法を実施するに適したFM受信機は
制御回路が第1周波数リスト内の1つの周波数と第2周
波数リスト内の1つの周波数から、これら2つの周波数
に関係した放送局の位置と送信範囲が互いにほぼ等しい
ときに1つの周波数対を形成する手段と、この対につい
ての夫々の送信局のRFラジオ放送信号の受信品質を測定
するために受信品質検出器を作動させる手段と、これら
2つの送信局の受信品質を品質目安と比較するための比
較回路と、これら送信局の夫々の受信品質がこの品質目
安を満足するときにフラグ信号を発生する機構と、この
フラグ信号を処理するためのフラグ信号処理回路からな
ることを特徴とする。
〔作 用〕
本発明は放送プログラムが1つのRDS放送局により、
勿論互いに異なるRFキャリア周波数および互いに異なる
PIコードをもって送信されることがしばしばあるという
確認にもとづく。
本発明を用いる場合、いわゆるマップ周波数対が互い
に異なるプログラムを有する2つのAFの場合に異なる周
波数リスト内のこれらRFキャリア周波数に対応する周波
数(AF)から形成されるのであり、3つの異なるAFの場
合にはマップ関係となる3周波、n個のAFの場合はn周
波が形成される。そのようなグループにどのAFが関係す
るかについての情報はすでに、例えばROMメモリに与え
られるかあるいは最近定義されたグループコードワード
あるいはいわゆるタイプ14グループあるいはEON(エン
ハンスド他回路)グループあるいはEONコードワードを
もってユーザにより導入されるかあるいは放送されう
る。そのようなマップ周波数対の夫々に生じる望ましく
ない局の問題は無視しうる程度に小さく、n周波数のグ
ループについては一般にPを周知のFMRDS受信機におけ
るように1つのAFに切換えるとき望ましくない局に同調
するリスクとするときPn程度であるから、本発明の方法
は所望のRDS放送局の信頼性の高い確認をもたらす。受
信品質は聴くことの出来ない短時間に測定出来るから、
本発明による確認は所望のPIコードの不在を検出するも
のにおけると比較して何倍も高速である。
異なるプログラム信号を出す、実質的に等しい位置と
送信範囲を有する送信局に関係する多数のAFからの周波
数グループの形成はラジオデータ信号に組込まれ、周波
数対を形成する2つの周波数に先行するコードワードの
検出を特徴とする本発明の方法の好適な実施例において
は自動化出来る。
これを用いるとき、ラジオデータ信号内で送信される
前記のEONコードワードが用いられ、これがこのワード
の第2ブロック内に組込まれたマップ周波数コード(MF
コード)に続く第3ブロック内でのマップ周波数対のAF
の送信を可能にする。
タイプ14グループの詳細は英国特許出願8829274.3に
示されている。
フラグ信号処理ユニットがフラグ信号を有する周波数
グループ内の周波数間の同調切換えのみを可能すること
を特徴とする他の実施例では、本発明のRDS局の確認は
望ましくない局への誤った同調切換えを聴くことが出来
ないように防止するために用いられる。
〔実施例〕及び〔発明の効果〕 第1図はFMラジオ放送信号のディジタル信号(RDS)
で送信可能であっていわゆるタイプ14グループまたはEO
N(エンハンスド他回路)コードワードと呼ばれる最近
定義されたグループコードワードのA形を示している。
EONコードワードは実際のプログラム、すなわち受信機
が同調している送信局のプログラム以外のプログラムの
AF、PTY、PS、TP、TAおよびPINコードに関係する情報を
送信し更新するためのものである。この機能において、
EONコードワードは前記定義したON(他回路)またはタ
イプ3グループコードワードに対応する。しかしなが
ら、EONコードワードによる上記の情報の伝送は、ONコ
ードワードとは異なり、この情報に関係するプログラム
のPIコードが夫々の送信されるEONコードワード内でく
り返されるために、ONコードワードによる送信よりも干
渉に対する感度が著しく低い。
EONコードワードは夫々16個の情報ビットを有する第
1−第4ブロックからなる。第1ブロックB1は実際のプ
ログラムPI(TN)のPIコードを与え、第2ブロックB2は
グループタイプコード(グループタイプ14)、変換コー
ドBO(A形)、実際のプログラムTP(IN)とPTY(IN)
に関係する交通情報またはプログラムタイプコード、他
のプログラムTP(ON)の交通情報コードおよび4ビット
の使用コード(UC)を与える。
UCはこの図に示すように第3ブロックB3内の情報を参
照するものでる。UCについてのビット列0101は、2つの
周波数が第3ブロックB3に組込まれており、第1周波数
が実際の送信局のプログラム信号に対応するプログラム
信号を有する周波数(ここでは実際に同調した回路TNに
関連したAFと呼ぶ)であることを示している。第2の周
波数は第4ブロックB4にPI(ON)で示すPIコードを有す
ると共に実際の送信局とはずれている送信局周波数であ
る。この第2周波数はここでは他回路ONに関連したAFと
呼ぶ。これら第1および第2周波数に関係した送信局の
位置と送信範囲は互いに実質的に対応する。これら2つ
の周波数はそれ故その送信範囲において互いに重なりそ
してそのためにオーバラップまたはマップ周波数(MF)
と呼ばれる。これらコードの意味についての詳細は前記
のEBUドキュメントにある。
次のEONコードワートにおいて、実際の送信局のリス
トすなわTNAFリスト内の他のAFが上記の他回路の周波数
リストすなわちONAFリスト内のAFと対にされうる。これ
は更に他の回路のAFリストにおけるAFについてくり返す
ことが出来る。このように、2つの周波数リストのAF間
のみならず3つ以上の周波数リストのAF間にもマップ関
係がありうる。一つの周波数群(すなわち周波数対、3
周波数、4周波数等)に関連するAFは互いに上記のマッ
プ関係を有する。交通情報がいくつかのプログラムで送
信される場合、そしてEONグループのB形を受信する場
合には、それらプログラムを受信しうるAF間にマップ関
係があればPI(ON)コードを有するAFへの切換えが実際
の同調周波数を有するマップ関係となった周波数対を形
成する第4ブロックB4に生じる。
第2図は本発明によるFM受信機を示しており、そのFM
受信部は同調部Tを有し、この同調部Tには中間周波数
部IF、検波部FD、RDS復調器、エラー修正およびブロッ
ク同期回路CORおよびRDSデコーダDECが次々に接続して
いる。RFFM放送信号はアンテナ装置ANTからFM受信部に
加えられ、そこで所望のFMRF放送信号への同調がなされ
そしてそこにおいてそこに含まれている変調されたディ
ジタルRDS信号がディジタルRDS情報への処理される。
検波器FDの出力はステレオデコーダ/オーディオ信号
処理ユニットSDに接続し、後者が左右のステレオスピー
カLとRに左右のステレオ信号を与える。
ステレオデコーダDECはディジタルRDS情報を制御回路
MPに与え、この回路はメモリ回路Mに接続すると共に動
作パネルPBからユーザーによる同調コマンドを受ける。
パネルPBは多数の同調キーA−Nを有し、これらキーに
よりユーザーは制御回路MPを介して(プリセット)メモ
リ回路Mのメモリバンクa−nを作動させることが出来
る。これらバンクa−nの夫々はメモリサイトPPI、RP
I、PS、TP、MF並びに多数のメモリサイトアレー(1−
j)を有し、これらアレーにプリセットPIコード、実際
のPIコードまたは実際のプログラムのPIコード、実際の
プログラムのプログラムサービス(PS)ネーム、交通情
報(TP)を示すためのフラグ、関係するAFリストのAFと
実際の送信周波数のそれ並びに実際の送信機と同じプロ
グラムを有する送信機の最大j個の周波数の記憶用の周
波数リスト、単にAFリストと呼ぶ、との間のマップ関係
を示すフラグを記憶することが出来る。
メモリ回路Mは、ユーザによっては直接作動出来な
い、いわゆるプールストアーP1−Pmを有する補助メモリ
Pも有する。メモリサイトPPIを除き、これらプールス
トアーP1−Pmの夫々はメモリRPI、PS、TP、MF並びに機
能的にはメモリバンクa−nの同様のメモリサイトに対
応するメモリサイトアレー(1−j)を有する。これら
はメモリバンクa−nに記憶されたプログラムと与えら
れた関係を有するプログラムのデータまたは例えば交通
情報のようなしばしば必要となるメッセージを記憶する
ために用いられる、補助メモリPへのプログラムデータ
の記憶は、PIコード特に15進法の最後の2桁のキャラク
タがメモリバンクa−nに割当てられているプログラム
のPIコードを、PIコード、PSネーム、TPおよびMF情報お
よびAFリストを記憶する多数のプールストアーP1−Pmに
自動的に割当てる制御回路MPにより行われる。また、EO
Nコードワードを介してメモリバンクa−nの1つに割
当てられたプログラムそしてまたは交通情報を含むプロ
グラムは多数のプールストアーP1−Pmに自動的に割当て
られる。このための処理段階は制御回路M内の適当なプ
ログラムにより行うことが出来る。
ユーザーはプリセットプログラムを、それらのPIコー
ドをメモリバンクa−nのメモリサイトPPIに記憶させ
ることにより周知のように各同調キーA−Nに割当てる
ことが出来る。与えられたPIコードを有するFM−RDS放
送信号を選択したときは、所望のプログラムのPIコード
がメモリバンクaのそれに対応する場合には同調は例え
ばfa1に行われる。実際の周波数であるfa1はメモリバン
クaのメモリサイトa1に記憶される。いわゆるタイプOA
グループを介してこのメモリバンクaのAFリストには実
際の送信周波数fa1に関連したAFfa2−fajが入り、そし
てfa1を含むこれらAFの夫々におけるRF−FM放送信号の
受信品質が周知のように測定され、メモリサイトa1−aj
に夫々対応するメモリサイトq1−qjを有するメモリQに
記憶され、そして連続的に更新される。このために制御
回路MPは同調部Tを周波数合成回路FSを介して短時間夫
々のAFに同調させ、受信品質検出器QDが、例えば電界強
度そしてまたは関連するAFのRF−FM放送信号の多重受信
により、受信品質を測定する。例えばfa3における信号
受信品質が上記のfa1より良好であれば同調がfa1からfa
3に切換えられる。
EONコードワードを受信するときは第2ブロック内のU
C内のビット列0101が制御回路MP内のコードワード検出
器で検出される。このビット列があると、一つの周波数
対の2個のAFが第3ブロックB3において続くのであり、
第1のAFは実際回路(TN)であり、第2はいわゆる他回
路(ON)であり、そのPIコードは第4ブロックB4内に示
される。第2ブロックB2内のUCにこのビット列が検出さ
れると、EONコードワード中の第3ブロックB3内の第2
周波数(ON)は、第3ブロックB3内の実際の送信周波数
のAFリスト内の第1周波数(TN)のメモリサイトに対応
するメモリバンクのメモリサイトに他回路PI−(ON)の
PIコードと共に記憶される。他回路PI(ON)のこのPIコ
ードがメモリバンクa−nに割当てられていないなら
ば、制御回路MPがこのPIコードPI(ON)を補助メモリP
のプールストアーP1−Pmの1つに割当てる。
例えば、第3ブロックB3においてマップ周波数対とし
てあげられるfaxとfkxはメモリサイトaとkのアレー内
の互いに対応するメモリサイトxに記憶されるのであ
り、aは例えばプリセットメモリバンク、kはプリセッ
トメモリバンクまたはプールストアーである。このよう
に、プールストアーaとkのAFリストは対応するメモリ
サイトにおけるマップ周波数対(MF対)の周波数が入
る。そのような周波数対の2つの周波数は互いに実質的
に等しい送信局位置と予め知られており、殆どの場合等
しい送信機出力または送信範囲に関係する。
実際には、2個以上、例えば3個、4個あるいはn個
の送信局が互いにほぼ同じ送信範囲内で互いに異なるプ
ログラムを送信することがありうる。このいわゆるマッ
プ関係は上述のように多数のEONワードを介して移され
て関係する3、4またはn個のメモリサイトアレー内の
対応するメモリサイトにこれら周波数を記憶するために
用いられ、かくして3周波マップ、4周波マップあるい
は一般に例えば3周波fax,fbx,fcx群、4周波fax,fbx,f
cx,fdx群あるいはn周波fax,…fnx群を形成する。互い
に対応するメモリサイトにおけるこの記憶方法は周波数
群をつくるメモリバンクまたはプールストアーのAFリス
ト中の他のAFについて使用される。
与えられた場合、例えばメモリバンクaにおいて、活
性アレーのAFを含む周波数群を形成するAFを有するメモ
リサイトの非活性アレーはそれらアレーの夫々のメモリ
サイトMFにマップ周波数指示を有する。
実際の送信局の受信品質が許容しうる下限より低下し
そして他のAFにおける信号品質がこの下限より高いかあ
るいは最も高い発生品質を有するか、あるいは実際の送
信局の信号受信品質が例えば或る領域を通過することに
より上記他のAFの受信品質より低い場合には、この他の
AFへの切換えは例えばfa3からfaxへと行われねばならな
くなる。本発明によれば、faxのマップ周波数、すなわ
ち与えられた例ではfbxおよび3周波または4周波の場
合にはfckとfdxでの信号受信品質がまず測定されてfax
のそれと比較される。活性メモリバンクまたはプールス
トアーのAFリストとマップ関係にあるAFを有するAFリス
トはこのマップ周波数指示ビットにより確認しうる。
対、3周波、4周波等における周波数での信号受信品質
が予めわかっており、互いに出力が等しい場合に互いに
ほぼ等しいとすると、制御回路MPのフラグ信号発生回路
FG内でフラグ信号が発生される。この信号はフラグ信号
処理回路FPに与えられてここでこの回路がこの信号をfa
xの場合には関係するAFへの切換えを行うために使用す
る。一般に海賊局への望ましくない同調の確率Pとする
と、本発明の対周波、3周波、4周波等を用いるときに
はそれがP2,P3,P4等となる。
フラグ信号は他の方法で用いることが出来ることは明
らかである。例えばRDS信号を介して受けるAFのメモリ
回路への記憶をフラグ信号により行うこと、あるいはフ
ラグ信号をRDS信号の受信の指示に用いることも出来
る。
第3図はフローチャートにより本発明の方法を示すも
のである。スタート位置は1であり、ここでMのメモリ
サイトにAF、PI、PTY、PS、TP、TA、PINおよびMFそし
て、少くとも活性メモリバンクすなわち実際の送信局周
波数を記憶するもののAFの受信品質が入れられる。
ステップ2において活性メモリバンクのAFリスト内の
実際の送信局についてのより良い代替が可能どうかすな
わち実際の送信周波数におけるより良好な信号受信が関
係するAFリスト内の周波数で可能かどうかが決定され
る。
もしこの場合であればそして実際の送信局がRDS信号
内にEONコードワードを送っていなければ、このより良
い周波数への同調がステップ7におけるステップ3で行
われ、それが実際の送信局となる。次にステップ8にお
いて正しいPIコードの受信チェック(PIチェック)が行
われる。PIコードが正しければ、すなわち、活性メモリ
バンクのAFリストのPIコードにそれが一致すれば、スタ
ート位置にもどる。このPIコードが正しくなければ、例
えば2〜20分のように与えられた時間についてはこの代
替は無用になり、そしてその後に再びステップ2が行わ
れるがこのときは無用となっている代替なしに行われ
る。
実際の送信局についてステップ2で良い代替が見い出
されそして実際の送信局がEONコードワードを送信すれ
ば(ステップ3)、ステップ4において少くとも1つの
他のプログラムまたは回路網の周波数リスト内のAFを有
するこのより良い代替がマップ関係にあるかどうかが決
定される。関係がなければこのステップ7が行われそれ
に続いてステップ8およびステップ9が行われる。
このより良い代替がいわゆるマップ状態の対周波、3
周波等の部分を形成する場合には、そのような周波数グ
ループの他の周波数の信号受信品質がステップ5で測定
されてステップ6で予め選ばれた目安と比較される。こ
の目安はこの周波数グループの周波数が関係する送信局
の出力にもとづき決定出来る。出力が例えば互いに等し
いのであれば、周波数グループ内の周波数は所望のRDS
送信局についての目安と合致するように受信品質におい
て互いにほぼ対応するべきである。
ステップ6における周波数グループ内の周波数におけ
る受信品質が与えられている目安に合致すればフラグ信
号が発生されてステップ7においてより良い代替への同
調の切換えそしてそれへの連続的な同調が行われ、それ
によりそれを実際の送信局周波数とする動作が正しいPI
コードの場合に生じる。
この目安を満足しない場合には、上記の代替は例えば
10分間だけステップ10において無用にされ、次にステッ
プ2がこの無用になった代替を用いずに行われる。
実際の送信局はそのRDS信号におけるEONコードワード
の第1回目の受信時においてすでにマップ周波数を有す
るかあるいは有さないEONコードワードを送信するか
ら、ステップ3と4はそれに関係しそして予め集められ
ている情報の呼出しに関係するだけである。その結果、
ステップ3と4は聴くことの出来ないような短時間内に
ステップ5と6と共に行うことが出来る。
本発明が図示の実施例に限られないことは明らかであ
る。例えば手動であるいは読取専用メモリからメモリ回
路MへEONコードワードを用いることなくマップ周波数
についての情報を導入することそしてまたは例えばRDS
デコーダ回路DEC内で制御回路MPの前記の多数の機能と
ステップを行わせることは可能である。また、より良い
代替への同調を行う以外のためにフラグ信号を用いるこ
とも出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図はEONグループコードワードを示す図、第2図は
本発明によるFM受信機を示す図、第3図は本発明による
ラジオデータ信号の処理方法を示す図である。 T……同調部、IF……中間周波部、FD……周波数検出
器、RDS……復調器、COR……エラー修正/ブロック同期
回路、DEC……RDSデコーダ、ANT……アンテナ装置、SD
……ステレオデコーダ/オーディオ信号処理ユニット、
L,R……スピーカ、MP……制御回路、M……メモリ回
路。

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ラジオデータ信号のデジタル情報を処理す
    るデジタル情報処理方法であって、そのラジオデータ信
    号はラジオ放送信号内において送信され、そのラジオ放
    送信号は、少なくとも第1および第2プログラム信号の
    第1および第2プログラム識別コードと、プログラム識
    別コード毎の複数の代替周波数を有しており、前記複数
    の代替周波数は前記第1及び第2プログラム識別コード
    に割り当てられた第1および第2周波数リストに記憶さ
    れており、 少なくとも前記第1周波数リスト内の1つの代替周波数
    と前記第2周波数リスト内の1つの代替周波数とから1
    つの周波数の組が形成され、これは、これらの2つの代
    替周波数に関係する送信機が実質的に互いに等しい位置
    と送信範囲を持つ場合に行われ、 前記周波数の組の各送信機の前記ラジオ放送信号の受信
    品質が測定され且つ品質基準と比較され、前記2つの代
    替周波数のそれぞれの受信品質が前記品質基準を満足し
    ている場合に、フラグ信号が発生されてフラグ信号処理
    ユニットに加えられ、前記フラグ信号処理ユニットは、
    フラグ信号を有する複数の代替周波数間における同調の
    切り換えを、生じさせる、 ことを特徴とするラジオデータ信号のデジタル情報処理
    方法。
  2. 【請求項2】コードワードの検出を特徴とし、そのコー
    ドワードは、前記ラジオデータ信号に組み込まれてお
    り、且つ結合されて1つの周波数の組を形成する2つの
    代替周波数よりも前に放送される、ことを特徴とする請
    求項1記載のラジオデータ信号のデジタル情報処理方
    法。
  3. 【請求項3】フラグ信号の発生は、1つの周波数の組の
    2つの代替周波数の電界強度が互いにほぼ対応している
    場合におこなわれる、ことを特徴とする請求項1乃至2
    の何れかに記載のラジオデータ信号のデジタル情報処理
    方法。
  4. 【請求項4】FM受信機であって、FMラジオ放送信号に組
    み込まれたデジタルラジオデータ信号を受信するための
    ものであり、 このFM受信機は、 FM受信部であって、これは、所望のFMラジオ放送信号に
    対して同調するとともに前記デジタルラジオデータ信号
    をデジタル情報へと処理するものであり、このデジタル
    情報は複数の代替周波数を有し、その複数の代替周波数
    は少なくとも第1及び第2プログラムの識別コードに従
    ってグループ化されている、FM受信部と、 制御回路と、 メモリー回路であって、少なくとも第1及び第2メモリ
    ーサイトアレーを有し、それらのメモリーサイトアレー
    は複数の代替周波数を記憶するためのものであり、前記
    複数の代替周波数は第1及び第2周波数リスト中の前記
    第1及び第2プログラム識別コードに従ってグループ化
    されている、メモリー回路と、 前記制御回路によって制御される受信品質検出回路と、 を備え、 前記制御回路は、 1つの周波数の組を形成する形成手段であって、この形
    成は、2つの代替周波数を持つ前記送信機が実質的に互
    いに等しい位置と送信範囲を持つときに、前記第1周波
    数リスト内の1つの代替周波数と第2周波数リスト内の
    1つの代替周波数とからの形成として行われる、形成手
    段と、 受信品質検出回路を作動させる作動手段であって、この
    作動により、前記1つの周波数の組のそれぞれのRFラジ
    オ放送信号の受信品質の測定が行われる、作動手段と、 前記2つの送信局の受信品質を品質基準と比較する比較
    回路と、 フラグ信号を発生するフラグ信号発生手段であって、そ
    の発生は、前記2つの送信局のそれぞれの受信品質が前
    記品質基準を満足するときに行われる、フラグ信号発生
    手段と、 前記フラグ信号を処理するフラグ信号処理手段であっ
    て、このフラグ信号処理回路はフラグ信号検出器を備
    え、このフラグ信号検出器は、前記複数の代替周波数の
    うちのフラグ信号を有する1つへの同調の切り換えを行
    うものである、フラグ信号処理手段と、 を備えることを特徴とする、FM受信機。
  5. 【請求項5】コードワードを検出するコードワード検出
    器であって、そのコードワードは、前記ラジオデータ信
    号に組み込まれており且つ1つの周波数の組を形成する
    2つの代替周波数よりも前に放送されるものである、こ
    とを特徴とする請求項4のFM受信機。
  6. 【請求項6】前記制御回路は、前記第1及び第2周波数
    リスト内の互いに対応するメモリサイトに、前記2つの
    代替周波数を格納する、ことを特徴とする請求項5のFM
    受信機。
  7. 【請求項7】前記フラグ信号処理回路は、前記フラグ信
    号発生部の前記フラグ信号を、メモリサイトにおけるメ
    モリアレーに格納し、このメモリサイトは、前記周波数
    の組のメモリーサイトに対応するものであることを特徴
    とする請求項6に記載のFM受信機。
  8. 【請求項8】前記比較回路は、1つの周波数の組を作る
    複数の周波数を送信する2つの送信機のそれぞれの受信
    品質を、少なくとも1つの閾値と比較し、前記2つの送
    信機の前記受信品質がこの閾値を越えるときに、前記受
    信信号フラグ信号発生発生部を作動させる、ことを特徴
    とする請求項4に記載のFM受信機。
  9. 【請求項9】前記比較回路は、前記周波数の組が関係す
    る前記2つの送信機の受信品質同士を比較し、前記2つ
    の送信機の受信品質が実質的に互いに等しいときに、前
    記フラグ信号発生部を作動させる、ことを特徴とする請
    求項8に記載のFM受信機。
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