JP3099419B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
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- JP3099419B2 JP3099419B2 JP03134555A JP13455591A JP3099419B2 JP 3099419 B2 JP3099419 B2 JP 3099419B2 JP 03134555 A JP03134555 A JP 03134555A JP 13455591 A JP13455591 A JP 13455591A JP 3099419 B2 JP3099419 B2 JP 3099419B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置の製造方法
に関し、特にアクティブ・プルダウン回路等に用いられ
る容量素子と高性能バイポーラトランジスタの製法に関
する。
に関し、特にアクティブ・プルダウン回路等に用いられ
る容量素子と高性能バイポーラトランジスタの製法に関
する。
【0002】
【従来の技術】エミッタ・カップルド・ロジック(EC
L)回路の高速化の手段として図10に示す様なアクテ
ィブ・プルダウン回路が提案されているが、本回路を形
成する為には、容量Cxが必要となる。
L)回路の高速化の手段として図10に示す様なアクテ
ィブ・プルダウン回路が提案されているが、本回路を形
成する為には、容量Cxが必要となる。
【0003】この容量の形成方法について説明する。P
型ベース引出電極となる多結晶シリコン膜に開孔部を形
成しその内側にベース領域、エミッタ領域を自己整合的
に形成するバイポーラトランジスタを使用する場合につ
いて説明する。
型ベース引出電極となる多結晶シリコン膜に開孔部を形
成しその内側にベース領域、エミッタ領域を自己整合的
に形成するバイポーラトランジスタを使用する場合につ
いて説明する。
【0004】まず、図5(a)に示すように、P型シリ
コン基板301上にN+ 型埋込層302、N型エピタキ
シャル層303を形成し素子分離絶縁膜304で絶縁分
離し、このようにして分離されたN型エピタキシャル層
の一領域であるコレクタ領域303a、コレクタ引出領
域306上に開孔部を設け、コレクタ領域303a上及
び隣接する素子分離絶縁膜304上にP+ 型多結晶シリ
コン膜325pをコレクタ引出領域306を形成する部
分上に第1のN+ 型多結晶シリコン膜325nを形成す
る。この場合、まずノンドープ多結晶シリコン膜を堆積
し、フォトレジスト膜をマスクにしてP型不純物イオン
を注入したのち、パターニングをしP+ 型多結晶シリコ
ン膜325pを形成し、残りのノンドープ多結晶シリコ
ン膜にN型不純物イオンを注入して第1のN+ 型多結晶
シリコン膜325nとするのである。
コン基板301上にN+ 型埋込層302、N型エピタキ
シャル層303を形成し素子分離絶縁膜304で絶縁分
離し、このようにして分離されたN型エピタキシャル層
の一領域であるコレクタ領域303a、コレクタ引出領
域306上に開孔部を設け、コレクタ領域303a上及
び隣接する素子分離絶縁膜304上にP+ 型多結晶シリ
コン膜325pをコレクタ引出領域306を形成する部
分上に第1のN+ 型多結晶シリコン膜325nを形成す
る。この場合、まずノンドープ多結晶シリコン膜を堆積
し、フォトレジスト膜をマスクにしてP型不純物イオン
を注入したのち、パターニングをしP+ 型多結晶シリコ
ン膜325pを形成し、残りのノンドープ多結晶シリコ
ン膜にN型不純物イオンを注入して第1のN+ 型多結晶
シリコン膜325nとするのである。
【0005】その後全面に第1の窒化シリコン膜326
を厚さ50〜100nm、第1の酸化シリコン膜327
を厚さ100〜150nm、第2の窒化シリコン膜32
8を厚さ100〜200nm、順次形成し、エミッタ形
成予定部上の第2の窒化シリコン膜328、第1の酸化
シリコン膜327、第1の窒化シリコン膜326、P+
型多結晶シリコン膜325pを順次除去し、開孔部を形
成した後P+ 型多結晶シリコン膜325p中からN型エ
ピタキシャル層(303a)中に不純物を拡散しグラフ
トベース領域317を形成し、続いて開孔部内にイオン
注入時の緩衝材となる第2の酸化シリコン膜318を形
成した後、イオン注入法によりP型不純物を導入してベ
ース領域319を形成する。その後全面に窒化シリコン
膜を厚さ150〜300nm形成した後、異方性エッチ
ングによりエッチバックし前述の開孔部内にのみ側壁窒
化シリコン膜329を残存させ、続いて露出した第2の
酸化シリコン膜318を除去する。
を厚さ50〜100nm、第1の酸化シリコン膜327
を厚さ100〜150nm、第2の窒化シリコン膜32
8を厚さ100〜200nm、順次形成し、エミッタ形
成予定部上の第2の窒化シリコン膜328、第1の酸化
シリコン膜327、第1の窒化シリコン膜326、P+
型多結晶シリコン膜325pを順次除去し、開孔部を形
成した後P+ 型多結晶シリコン膜325p中からN型エ
ピタキシャル層(303a)中に不純物を拡散しグラフ
トベース領域317を形成し、続いて開孔部内にイオン
注入時の緩衝材となる第2の酸化シリコン膜318を形
成した後、イオン注入法によりP型不純物を導入してベ
ース領域319を形成する。その後全面に窒化シリコン
膜を厚さ150〜300nm形成した後、異方性エッチ
ングによりエッチバックし前述の開孔部内にのみ側壁窒
化シリコン膜329を残存させ、続いて露出した第2の
酸化シリコン膜318を除去する。
【0006】その後、容量形成のためフォトリソグラフ
ィ技術を用い、フォトレジスト膜330をマスクに異方
性エッチングにより第2の窒化シリコン膜328を除去
し、続いて弗酸系のエッチング液により、第1の酸化シ
リコン膜327を除去し容量部開孔331を形成する。
その後、図11(b)に示すように、ベース領域319
上の開孔部及び容量部開孔331上に第2のN+ 型多結
晶シリコン膜332c,332eを形成し、ベース領域
319にN型不純物を拡散しエミッタ領域324を形成
し最後にコレクタ及びベースコンタクト部に開孔部32
3b,323cを形成する。このようにして図10に示
すアクティブ・プルダウン回路の点線枠内に示す容量素
子Cx及びNPNトランジスタQxが形成される。
ィ技術を用い、フォトレジスト膜330をマスクに異方
性エッチングにより第2の窒化シリコン膜328を除去
し、続いて弗酸系のエッチング液により、第1の酸化シ
リコン膜327を除去し容量部開孔331を形成する。
その後、図11(b)に示すように、ベース領域319
上の開孔部及び容量部開孔331上に第2のN+ 型多結
晶シリコン膜332c,332eを形成し、ベース領域
319にN型不純物を拡散しエミッタ領域324を形成
し最後にコレクタ及びベースコンタクト部に開孔部32
3b,323cを形成する。このようにして図10に示
すアクティブ・プルダウン回路の点線枠内に示す容量素
子Cx及びNPNトランジスタQxが形成される。
【0007】なお、図示しないが、電源回路や入出力回
路に抵抗素子が必要となるが、それには例えばP+ 型多
結晶シリコン膜325pと同時に形成される多結晶シリ
コン膜を用いるか、又は別工程で形成すればよい。
路に抵抗素子が必要となるが、それには例えばP+ 型多
結晶シリコン膜325pと同時に形成される多結晶シリ
コン膜を用いるか、又は別工程で形成すればよい。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の容量素
子及びバイポーラトランジスタの形成方法では、素子分
離工程からコンタクト開孔工程までに層抵抗がベース引
出部と異なる抵抗一種類の形成も含めた場合に少なくと
も7回のフォトレジスト工程が必要である。
子及びバイポーラトランジスタの形成方法では、素子分
離工程からコンタクト開孔工程までに層抵抗がベース引
出部と異なる抵抗一種類の形成も含めた場合に少なくと
も7回のフォトレジスト工程が必要である。
【0009】すなわち、コレクタ引出領域及びコレクタ
領域上の絶縁膜への開孔工程P+ 型多結晶シリコン膜形
成のためのイオン注入工程、多結晶シリコン膜のパター
ニング工程、第1のN+ 型多結晶シリコン膜形成のため
のイオン注入工程、エミッタ形成予定部上への開孔形成
工程、容量部開孔の形成工程及びエミッタ電極(第2の
N+ 型多結晶シリコン膜)のパターニング工程の7回で
ある。
領域上の絶縁膜への開孔工程P+ 型多結晶シリコン膜形
成のためのイオン注入工程、多結晶シリコン膜のパター
ニング工程、第1のN+ 型多結晶シリコン膜形成のため
のイオン注入工程、エミッタ形成予定部上への開孔形成
工程、容量部開孔の形成工程及びエミッタ電極(第2の
N+ 型多結晶シリコン膜)のパターニング工程の7回で
ある。
【0010】又、容量部開孔形成の為のフォトリソグラ
フィー工程の際にベース領域表面がレジスト膜に接触す
るためベース領域中にレジスト膜中から重金属等がとり
込まれトランジスタ特性を悪化させる恐れがある。
フィー工程の際にベース領域表面がレジスト膜に接触す
るためベース領域中にレジスト膜中から重金属等がとり
込まれトランジスタ特性を悪化させる恐れがある。
【0011】又、容量絶縁膜の厚さも窒化シリコン膜を
用いた場合80nm程度より薄くした場合には、容量絶
縁膜の信頼度がわるくなる。開孔工程後に酸化性雰囲気
中で熱処理できればもっと薄くても問題ないが、本プロ
セスでは、既にベース表面に開孔がもうけられているの
で採用できない。
用いた場合80nm程度より薄くした場合には、容量絶
縁膜の信頼度がわるくなる。開孔工程後に酸化性雰囲気
中で熱処理できればもっと薄くても問題ないが、本プロ
セスでは、既にベース表面に開孔がもうけられているの
で採用できない。
【0012】従って、所望の容量値を得るためには(通
常アクティブ・プルダウン回路のCxとしては、100
〜150fF程度必要と云われている)、例えば120
nmの窒化シリコン膜を用い、容量絶縁膜のバラツキを
考慮して125fFに設計したとすると容量の面積は、
283μm2 も必要となる。
常アクティブ・プルダウン回路のCxとしては、100
〜150fF程度必要と云われている)、例えば120
nmの窒化シリコン膜を用い、容量絶縁膜のバラツキを
考慮して125fFに設計したとすると容量の面積は、
283μm2 も必要となる。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置の製
造方法は、第1導電型半導体基板、前記第1導電型半導
体基板上に設けられた第2導電型エピタキシャル層およ
び前記第1導電型半導体基板と前記第2導電型エピタキ
シャル層の境界部に選択的に形成された高濃度第2導電
型埋込層を有する半導体基体を準備する工程と、素子分
離絶縁膜を選択的に形成することによって前記第2導電
型エピタキシャル層を区画してコレクタ領域およびコレ
クタ引出領域を形成する工程と、前記コレクタ領域およ
びコレクタ引出領域上に第1の絶縁膜を形成し前記コレ
クタ引出領域に第2導電型不純物をドーピングして高濃
度コレクタ引出領域を形成する工程と、第1導電型不純
物をドーピングした第1の多結晶シリコン膜を形成しパ
ターニングすることにより前記コレクタ領域上とその近
傍にベース引出電極を、前記ベース引出電極の隣りに容
量素子の下層電極を、前記下層電極の隣に第1の抵抗膜
をそれぞれ形成する工程と、第2の絶縁膜を形成し酸化
性雰囲気中で熱処理を施して容量絶縁膜を形成する工程
と、第1導電型不純物をドーピングした第2の多結晶シ
リコン膜を形成しパターニングすることにより前記高濃
度コレクタ引出領域直上部に隣接する第2の抵抗膜およ
び前記下層電極上に前記容量絶縁膜を介して容量素子の
上層電極を形成する工程と、第3の絶縁膜をその上に形
成する工程と、異方性エッチングによって、前記コレク
タ領域上の前記第3の絶縁膜および前記ベース引出電極
を選択的に除去して、第1の窓を形成する工程と、前記
第3の絶縁膜をマスクとして前記第1の絶縁膜をエッチ
ングし、前記ベース引出電極下に庇ができる様サイドエ
ッチングする工程と、全面に第3の多結晶シリコン膜を
前記庇が埋設される厚さに形成する工程と、熱酸化とエ
ッチングにより前記庇部以外の前記第3の多結晶シリコ
ン膜を除去する工程と、前記ベース引出電極に含有する
不純物を前記第3の多結晶シリコン膜を通して導入する
ことによりグラフトベース領域を形成する工程と、前記
第1の窓内に第1導電型不純物を導入して、前記グラフ
トベース領域に接続したベース領域を形成する工程と、
全面に第4の絶縁膜を形成しかつ、前記第4の絶縁膜を
前記第1の窓の側面の部分が残る様に異方性エッチング
により除去して前記第1の窓の内側に第2の窓を開孔す
る工程と、前記第2の窓を第4の多結晶シリコン膜で覆
い、この第4の多結晶シリコン膜を通して前記ベース領
域の表面に不純物を導入してエミッタ領域を形成する工
程と、前記ベース引出電極部、前記容量素子の上層電極
および下層電極部、前記第1,第2の抵抗膜部にそれぞ
れ開孔を設け配線を施す工程とを含むというものであ
る。
造方法は、第1導電型半導体基板、前記第1導電型半導
体基板上に設けられた第2導電型エピタキシャル層およ
び前記第1導電型半導体基板と前記第2導電型エピタキ
シャル層の境界部に選択的に形成された高濃度第2導電
型埋込層を有する半導体基体を準備する工程と、素子分
離絶縁膜を選択的に形成することによって前記第2導電
型エピタキシャル層を区画してコレクタ領域およびコレ
クタ引出領域を形成する工程と、前記コレクタ領域およ
びコレクタ引出領域上に第1の絶縁膜を形成し前記コレ
クタ引出領域に第2導電型不純物をドーピングして高濃
度コレクタ引出領域を形成する工程と、第1導電型不純
物をドーピングした第1の多結晶シリコン膜を形成しパ
ターニングすることにより前記コレクタ領域上とその近
傍にベース引出電極を、前記ベース引出電極の隣りに容
量素子の下層電極を、前記下層電極の隣に第1の抵抗膜
をそれぞれ形成する工程と、第2の絶縁膜を形成し酸化
性雰囲気中で熱処理を施して容量絶縁膜を形成する工程
と、第1導電型不純物をドーピングした第2の多結晶シ
リコン膜を形成しパターニングすることにより前記高濃
度コレクタ引出領域直上部に隣接する第2の抵抗膜およ
び前記下層電極上に前記容量絶縁膜を介して容量素子の
上層電極を形成する工程と、第3の絶縁膜をその上に形
成する工程と、異方性エッチングによって、前記コレク
タ領域上の前記第3の絶縁膜および前記ベース引出電極
を選択的に除去して、第1の窓を形成する工程と、前記
第3の絶縁膜をマスクとして前記第1の絶縁膜をエッチ
ングし、前記ベース引出電極下に庇ができる様サイドエ
ッチングする工程と、全面に第3の多結晶シリコン膜を
前記庇が埋設される厚さに形成する工程と、熱酸化とエ
ッチングにより前記庇部以外の前記第3の多結晶シリコ
ン膜を除去する工程と、前記ベース引出電極に含有する
不純物を前記第3の多結晶シリコン膜を通して導入する
ことによりグラフトベース領域を形成する工程と、前記
第1の窓内に第1導電型不純物を導入して、前記グラフ
トベース領域に接続したベース領域を形成する工程と、
全面に第4の絶縁膜を形成しかつ、前記第4の絶縁膜を
前記第1の窓の側面の部分が残る様に異方性エッチング
により除去して前記第1の窓の内側に第2の窓を開孔す
る工程と、前記第2の窓を第4の多結晶シリコン膜で覆
い、この第4の多結晶シリコン膜を通して前記ベース領
域の表面に不純物を導入してエミッタ領域を形成する工
程と、前記ベース引出電極部、前記容量素子の上層電極
および下層電極部、前記第1,第2の抵抗膜部にそれぞ
れ開孔を設け配線を施す工程とを含むというものであ
る。
【0014】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
説明する。
説明する。
【0015】図1(a),(b)〜図6(a),
(b),図7および図8は、本発明の第1の実施例を説
明するための工程順断面図である。
(b),図7および図8は、本発明の第1の実施例を説
明するための工程順断面図である。
【0016】まず、図1(a)に示すように、P型シリ
コン基板101上にN+ 型埋込層102,N型エピタキ
シャル層を形成した半導体基体を準備し、その後素子分
離絶縁膜104で素子分離を行い、コレクタ領域103
a,コレクタ引出領域103bを区画する。また素子分
離絶縁膜104で囲まれた領域に第1の絶縁膜105を
形成する。N型エピタキシャル層103,素子分離絶縁
膜104,第1の絶縁膜はそれぞれ0.5〜1.0μ
m,0.5〜1.0μm,0.02〜0.06μmの厚
さに形成される。
コン基板101上にN+ 型埋込層102,N型エピタキ
シャル層を形成した半導体基体を準備し、その後素子分
離絶縁膜104で素子分離を行い、コレクタ領域103
a,コレクタ引出領域103bを区画する。また素子分
離絶縁膜104で囲まれた領域に第1の絶縁膜105を
形成する。N型エピタキシャル層103,素子分離絶縁
膜104,第1の絶縁膜はそれぞれ0.5〜1.0μ
m,0.5〜1.0μm,0.02〜0.06μmの厚
さに形成される。
【0017】次に、図1(b)に示すように、例えばフ
ォトレジスト膜107をマスクとしてN型の不純物をイ
オン注入法によりコレクタ引出領域103bに導入して
N+ 型コレクタ引出領域106を形成する。次に、図2
(a)に示すように、全面に第1の多結晶シリコン膜1
08を形成しP型不純物としてボロンをイオン注入法等
により第1の多結晶シリコン膜108中へ導入する。第
1の多結晶シリコン膜の厚さは、100〜250nm、
ボロンのイオン注入は、30〜50keVで1〜5×1
015/cm2 程度にする。これにより低いベース引き出
し抵抗を得られる。注入エネルギーが高すぎると第1の
多結晶シリコン膜108を突き抜け、N型エピタキシャ
ル層103内に不純物が導入されるため注意が必要であ
る。
ォトレジスト膜107をマスクとしてN型の不純物をイ
オン注入法によりコレクタ引出領域103bに導入して
N+ 型コレクタ引出領域106を形成する。次に、図2
(a)に示すように、全面に第1の多結晶シリコン膜1
08を形成しP型不純物としてボロンをイオン注入法等
により第1の多結晶シリコン膜108中へ導入する。第
1の多結晶シリコン膜の厚さは、100〜250nm、
ボロンのイオン注入は、30〜50keVで1〜5×1
015/cm2 程度にする。これにより低いベース引き出
し抵抗を得られる。注入エネルギーが高すぎると第1の
多結晶シリコン膜108を突き抜け、N型エピタキシャ
ル層103内に不純物が導入されるため注意が必要であ
る。
【0018】次に図2(b)に示すように、フォトレジ
スト膜(図示せず)をマスクとしてエッチングしベース
引出電極108a、容量素子の下層電極130b、第1
の抵抗膜108cを形成する。
スト膜(図示せず)をマスクとしてエッチングしベース
引出電極108a、容量素子の下層電極130b、第1
の抵抗膜108cを形成する。
【0019】次に図3(b)に示すように全面に容量絶
縁膜109を形成するためまず窒化シリコン膜を厚さ1
0〜50nm程度第2の絶縁膜として形成したのち、酸
化性雰囲気中で熱処理を実施し薄い窒化シリコン膜のピ
ンホール部分に酸化シリコン膜を成長させる。その後さ
らに全面に第2の多結晶シリコン膜110を形成した後
P型またはN型不純物をイオン注入法等により第2の多
結晶シリコン膜110中に導入する。第2の多結晶シリ
コン膜110の厚さは、100〜200nmとし、例え
ばボロンを注入エネルギー30keVで導入する。ドー
ズ量は、第1の抵抗膜108cと異なる層抵抗になる様
回路定数等を考慮して選べばよい。
縁膜109を形成するためまず窒化シリコン膜を厚さ1
0〜50nm程度第2の絶縁膜として形成したのち、酸
化性雰囲気中で熱処理を実施し薄い窒化シリコン膜のピ
ンホール部分に酸化シリコン膜を成長させる。その後さ
らに全面に第2の多結晶シリコン膜110を形成した後
P型またはN型不純物をイオン注入法等により第2の多
結晶シリコン膜110中に導入する。第2の多結晶シリ
コン膜110の厚さは、100〜200nmとし、例え
ばボロンを注入エネルギー30keVで導入する。ドー
ズ量は、第1の抵抗膜108cと異なる層抵抗になる様
回路定数等を考慮して選べばよい。
【0020】次に図3(b)に示す様に、フォトレジス
ト膜(図示せず)をマスクとしてエッチングし容量素子
の上層電極111b、第2の抵抗膜111aを形成す
る。
ト膜(図示せず)をマスクとしてエッチングし容量素子
の上層電極111b、第2の抵抗膜111aを形成す
る。
【0021】次に図4(a)に示すように全面に第3の
絶縁膜112を形成する。第3の絶縁膜は、例えば窒化
シリコン膜を150〜300nm程度形成する。次に図
4(b)に示すように、フォトレジスト膜113をマス
クとして、第3の絶縁膜112、容量絶縁膜109、ベ
ース引出電極108aを異方性エッチングにより順次選
択的に除去し、コレクタ領域103b上に第1の窓11
4を形成する。
絶縁膜112を形成する。第3の絶縁膜は、例えば窒化
シリコン膜を150〜300nm程度形成する。次に図
4(b)に示すように、フォトレジスト膜113をマス
クとして、第3の絶縁膜112、容量絶縁膜109、ベ
ース引出電極108aを異方性エッチングにより順次選
択的に除去し、コレクタ領域103b上に第1の窓11
4を形成する。
【0022】次に図5(a)に示すように、ベース引出
電極108aの下部に位置する薄い第1の絶縁膜105
を等方性ウェットエッチングにより適量サイドエッチン
グする。このサイドエッチング量によりグラフトベース
部分の幅が決定される。このようにして形成された庇部
分115のたて横の比が4以上になると次の工程での第
3の多結晶シリコン膜の埋設が困難となるので第1の絶
縁膜105の厚さが50nmの場合サイドエッチング量
は150nm程度が望ましい。
電極108aの下部に位置する薄い第1の絶縁膜105
を等方性ウェットエッチングにより適量サイドエッチン
グする。このサイドエッチング量によりグラフトベース
部分の幅が決定される。このようにして形成された庇部
分115のたて横の比が4以上になると次の工程での第
3の多結晶シリコン膜の埋設が困難となるので第1の絶
縁膜105の厚さが50nmの場合サイドエッチング量
は150nm程度が望ましい。
【0023】次に図5(b)に示すように、第3の多結
晶シリコン膜116を庇部115を埋設する様25〜5
0nm位の厚さに形成する。
晶シリコン膜116を庇部115を埋設する様25〜5
0nm位の厚さに形成する。
【0024】次に図6(a)に示すように、庇部以外の
第3の多結晶シリコン膜を熱酸化により酸化シリコン膜
に変換した後、ウェットエッチングにより除去する。こ
の熱酸化と同時又は改めて行う熱処理により、第1の多
結晶シリコン膜(108a)に含有するボロンを第3の
多結晶シリコン膜116を通して導入することにより、
グラフトベース領域117を形成する。後者の場合に
は、図6(b)に示すように、酸化シリコン膜118が
形成される。
第3の多結晶シリコン膜を熱酸化により酸化シリコン膜
に変換した後、ウェットエッチングにより除去する。こ
の熱酸化と同時又は改めて行う熱処理により、第1の多
結晶シリコン膜(108a)に含有するボロンを第3の
多結晶シリコン膜116を通して導入することにより、
グラフトベース領域117を形成する。後者の場合に
は、図6(b)に示すように、酸化シリコン膜118が
形成される。
【0025】次に、前述した第1の窓内に不純物(例え
ばB,BF2 )を導入して、グラフトベース領域に接続
したベース領域119を形成するとともに、全面に第4
の絶縁膜120を形成し異方性エッチングにより第1の
窓の内側に第2の窓121が形成されるようにエッチン
グする。このとき、第4の絶縁膜120がスペーサとし
て残る。
ばB,BF2 )を導入して、グラフトベース領域に接続
したベース領域119を形成するとともに、全面に第4
の絶縁膜120を形成し異方性エッチングにより第1の
窓の内側に第2の窓121が形成されるようにエッチン
グする。このとき、第4の絶縁膜120がスペーサとし
て残る。
【0026】次に、図7及び図8(図7のA部拡大図で
ある)に示すようにこの第2の窓を第4の多結晶シリコ
ン膜122で覆い、この第4の多結晶シリコン膜を通し
てベース領域119の表面にN型の不純物(例えばA
s,P)を導入してエミッタ領域124を形成するとと
もに、第4の多結晶シリコン膜122をフォトレジスト
膜をマスクとして第2の窓とその近傍以外から除去した
のち、ベースコンタクト孔123c,コレクタコンタク
ト孔123b,容量素子コンタクト孔123a,123
e,抵抗素子コンタクト孔123a,123fを別のフ
ォトレジスト膜をマスクとして同時に開孔する。
ある)に示すようにこの第2の窓を第4の多結晶シリコ
ン膜122で覆い、この第4の多結晶シリコン膜を通し
てベース領域119の表面にN型の不純物(例えばA
s,P)を導入してエミッタ領域124を形成するとと
もに、第4の多結晶シリコン膜122をフォトレジスト
膜をマスクとして第2の窓とその近傍以外から除去した
のち、ベースコンタクト孔123c,コレクタコンタク
ト孔123b,容量素子コンタクト孔123a,123
e,抵抗素子コンタクト孔123a,123fを別のフ
ォトレジスト膜をマスクとして同時に開孔する。
【0027】図9(a)は本発明の第2の実施例の説明
に使用する平面図、図9(b)は図9(a)のX−X線
断面図である。
に使用する平面図、図9(b)は図9(a)のX−X線
断面図である。
【0028】本実施例では、第1の多結晶シリコン膜の
パターン形成の際に容量を増加させる目的で容量素子の
下層電極208bを短冊状に細分化している。これによ
り、第1の実施例に比べ同一平面積当たりの容量が増加
する。
パターン形成の際に容量を増加させる目的で容量素子の
下層電極208bを短冊状に細分化している。これによ
り、第1の実施例に比べ同一平面積当たりの容量が増加
する。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、アクテ
ィブ・プルダウン回路等に用いられる容量素子、及び高
性能バイポーラトランジスタ、抵抗素子の形成方法とし
て、容量素子の下層電極とバイポーラトランジスタのベ
ース引出電極及びベース引出電極と同一層抵抗を有する
第1の抵抗膜を同時に形成し、容量素子の上層電極と第
2の抵抗膜を同時に形成して、かつ容量絶縁膜をベース
引出電極とエミッタ電極の間の絶縁膜の一部として用い
るため、従来の製造方法に比べ少なくともフォトレジス
ト工程が二工程減少できる。すなわち、本発明の場合、
従来例で7回必要であったフォトレジスト工程が、コレ
クタ引出領域部へのイオン注入工程、第1の多結晶シリ
コン膜のパターニング工程、第2の多結晶シリコン膜の
パターニング工程、第1窓形成工程、エミッタ電極のパ
ターニング工程の5工程となる。又、エミッタ領域形成
時にベース領域にフォトレジスト膜を接触させないでよ
いので性能のよいトランジスタを実現できる。
ィブ・プルダウン回路等に用いられる容量素子、及び高
性能バイポーラトランジスタ、抵抗素子の形成方法とし
て、容量素子の下層電極とバイポーラトランジスタのベ
ース引出電極及びベース引出電極と同一層抵抗を有する
第1の抵抗膜を同時に形成し、容量素子の上層電極と第
2の抵抗膜を同時に形成して、かつ容量絶縁膜をベース
引出電極とエミッタ電極の間の絶縁膜の一部として用い
るため、従来の製造方法に比べ少なくともフォトレジス
ト工程が二工程減少できる。すなわち、本発明の場合、
従来例で7回必要であったフォトレジスト工程が、コレ
クタ引出領域部へのイオン注入工程、第1の多結晶シリ
コン膜のパターニング工程、第2の多結晶シリコン膜の
パターニング工程、第1窓形成工程、エミッタ電極のパ
ターニング工程の5工程となる。又、エミッタ領域形成
時にベース領域にフォトレジスト膜を接触させないでよ
いので性能のよいトランジスタを実現できる。
【0030】又、従来例では、容量素子の上層電極をエ
ミッタ電極と共用していたために、容量絶縁膜を熱酸化
で補強することができなかったため、容量絶縁膜厚は、
歩留り信頼性を考慮すると80nm程度以下の厚さにす
るのが困難であったが、本実施例では、10〜50nm
程度にすることも可能となる。これは、容量素子の小型
化及び低寄生容量化、低寄生抵抗化にも効果がある。
ミッタ電極と共用していたために、容量絶縁膜を熱酸化
で補強することができなかったため、容量絶縁膜厚は、
歩留り信頼性を考慮すると80nm程度以下の厚さにす
るのが困難であったが、本実施例では、10〜50nm
程度にすることも可能となる。これは、容量素子の小型
化及び低寄生容量化、低寄生抵抗化にも効果がある。
【0031】又、従来技術により第2の抵抗膜を形成す
る場合を考えると、ベース引出電極と同一工程で形成す
るのが常識的であるが、その場合、第2の抵抗膜とベー
ス引出電極との間には少なくともホトリソグラフィの限
界値以上の距離をとる必要があったが、本発明では、別
々の層で形成するため、ホトリソグラフィの限界に無関
係に配置可能となる。これは、素子密度の向上及び設計
の自由度が高くなるという副次的効果ももたらすことに
なる。
る場合を考えると、ベース引出電極と同一工程で形成す
るのが常識的であるが、その場合、第2の抵抗膜とベー
ス引出電極との間には少なくともホトリソグラフィの限
界値以上の距離をとる必要があったが、本発明では、別
々の層で形成するため、ホトリソグラフィの限界に無関
係に配置可能となる。これは、素子密度の向上及び設計
の自由度が高くなるという副次的効果ももたらすことに
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の説明に使用する断面図
である。
である。
【図2】本発明の第1の実施例の説明に使用する断面図
である。
である。
【図3】本発明の第1の実施例の説明に使用する断面図
である。
である。
【図4】本発明の第1の実施例の説明に使用する断面図
である。
である。
【図5】本発明の第1の実施例の説明に使用する断面図
である。
である。
【図6】本発明の第1の実施例の説明に使用する断面図
である。
である。
【図7】本発明の第1の実施例の説明に使用する断面図
である。
である。
【図8】本発明の第1の実施例の説明に使用する断面図
である。
である。
【図9】本発明の第2の実施例の説明に使用する平面図
及び断面図である。
及び断面図である。
【図10】ECL回路の回路図である。
【図11】従来の技術の説明に使用する断面図である。
101,201,301 P型シリコン基板 102,302 N+ 型埋込層 103a,303a コレクタ領域(N型エピタキシ
ャル層) 103b コレクタ引出領域(N型エピタキシャル
層) 104,204 素子分離絶縁膜 105 第1の絶縁膜 106,306 N+ 型コレクタ引出領域 107 フォトレジスト膜 108 第1の多結晶シリコン膜 108a ベース引出電極 108b,208b 容量素子の下層電極 108c 第1の抵抗膜 109,209 容量絶縁膜 110 第2の多結晶シリコン膜 111a 第2の抵抗膜 111b,211b 容量素子の上層電極 112.212 第3の絶縁膜 113 フォトレジスト膜 114 第1の窓 115 庇部 116 第3の多結晶シリコン膜 117 グラフトベース領域 118,318 酸化シリコン膜 119,319 ベース領域 120 第4の絶縁膜 121 第2の窓 122 第4の多結晶シリコン膜 123a 第2の抵抗素子のコンタクト孔 123b,323b コレクタコンタクト孔 123c,323c ベースコンタクト孔 123d,223d 下層電極コンタクト孔 123e,223e 上層電極コンタクト孔 123f 第1の抵抗素子のコンタクト孔 124,324 エミッタ領域 325n N+ 型多結晶シリコン膜 325p P+ 型多結晶シリコン膜 326 第1の窒化シリコン膜 327 第1の酸化シリコン膜 328 第2の窒化シリコン膜 329 酸化シリコン膜(スペーサ) 330 フォトレジスト膜 331 容量部開孔 332c,332e 第2のN+ 型多結晶シリコン膜 Q1〜Q5,Qx NPNトランジスタ
ャル層) 103b コレクタ引出領域(N型エピタキシャル
層) 104,204 素子分離絶縁膜 105 第1の絶縁膜 106,306 N+ 型コレクタ引出領域 107 フォトレジスト膜 108 第1の多結晶シリコン膜 108a ベース引出電極 108b,208b 容量素子の下層電極 108c 第1の抵抗膜 109,209 容量絶縁膜 110 第2の多結晶シリコン膜 111a 第2の抵抗膜 111b,211b 容量素子の上層電極 112.212 第3の絶縁膜 113 フォトレジスト膜 114 第1の窓 115 庇部 116 第3の多結晶シリコン膜 117 グラフトベース領域 118,318 酸化シリコン膜 119,319 ベース領域 120 第4の絶縁膜 121 第2の窓 122 第4の多結晶シリコン膜 123a 第2の抵抗素子のコンタクト孔 123b,323b コレクタコンタクト孔 123c,323c ベースコンタクト孔 123d,223d 下層電極コンタクト孔 123e,223e 上層電極コンタクト孔 123f 第1の抵抗素子のコンタクト孔 124,324 エミッタ領域 325n N+ 型多結晶シリコン膜 325p P+ 型多結晶シリコン膜 326 第1の窒化シリコン膜 327 第1の酸化シリコン膜 328 第2の窒化シリコン膜 329 酸化シリコン膜(スペーサ) 330 フォトレジスト膜 331 容量部開孔 332c,332e 第2のN+ 型多結晶シリコン膜 Q1〜Q5,Qx NPNトランジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H01L 29/73 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/331 H01L 21/822 H01L 21/8222 H01L 27/04 H01L 27/06 H01L 29/73
Claims (2)
- 【請求項1】 第1導電型半導体基板、前記第1導電型
半導体基板上に設けられた第2導電型エピタキシャル層
および前記第1導電型半導体基板と前記第2導電型エピ
タキシャル層の境界部に選択的に形成された高濃度第2
導電型埋込層を有する半導体基体を準備する工程と、素
子分離絶縁膜を選択的に形成することによって前記第2
導電型エピタキシャル層を区画してコレクタ領域および
コレクタ引出領域を形成する工程と、前記コレクタ領域
およびコレクタ引出領域上に第1の絶縁膜を形成し前記
コレクタ引出領域に第2導電型不純物をドーピングして
高濃度コレクタ引出領域を形成する工程と、第1導電型
不純物をドーピングした第1の多結晶シリコン膜を形成
しパターニングすることにより前記コレクタ領域上とそ
の近傍にベース引出電極を、前記ベース引出電極の隣り
に容量素子の下層電極を、前記下層電極の隣に第1の抵
抗膜をそれぞれ形成する工程と、第2の絶縁膜を形成し
酸化性雰囲気中で熱処理を施して容量絶縁膜を形成する
工程と、第1導電型不純物をドーピングした第2の多結
晶シリコン膜を形成しパターニングすることにより前記
高濃度コレクタ引出領域直上部に隣接する第2の抵抗膜
および前記下層電極上に前記容量絶縁膜を介して容量素
子の上層電極を形成する工程と、第3の絶縁膜をその上
に形成する工程と、異方性エッチングによって、前記コ
レクタ領域上の前記第3の絶縁膜および前記ベース引出
電極を選択的に除去して、第1の窓を形成する工程と、
前記第3の絶縁膜をマスクとして前記第1の絶縁膜をエ
ッチングし、前記ベース引出電極下に庇ができる様サイ
ドエッチングする工程と、全面に第3の多結晶シリコン
膜を前記庇が埋設される厚さに形成する工程と、熱酸化
とエッチングにより前記庇部以外の前記第3の多結晶シ
リコン膜を除去する工程と、前記ベース引出電極に含有
する不純物を前記第3の多結晶シリコン膜を通して導入
することによりグラフトベース領域を形成する工程と、
前記第1の窓内に第1導電型不純物を導入して、前記グ
ラフトベース領域に接続したベース領域を形成する工程
と、全面に第4の絶縁膜を形成しかつ、前記第4の絶縁
膜を前記第1の窓の側面の部分が残る様に異方性エッチ
ングにより除去して前記第1の窓の内側に第2の窓を開
孔する工程と、前記第2の窓を第4の多結晶シリコン膜
で覆い、この第4の多結晶シリコン膜を通して前記ベー
ス領域の表面に不純物を導入してエミッタ領域を形成す
る工程と、前記ベース引出電極部、前記容量素子の上層
電極および下層電極部、前記第1,第2の抵抗膜部にそ
れぞれ開孔を設け配線を施す工程とを含むことを特徴と
する半導体装置の製造方法。 - 【請求項2】 第1導電型半導体基板はP型シリコン基
板である請求項1記載の半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03134555A JP3099419B2 (ja) | 1991-06-06 | 1991-06-06 | 半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03134555A JP3099419B2 (ja) | 1991-06-06 | 1991-06-06 | 半導体装置の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04359520A JPH04359520A (ja) | 1992-12-11 |
JP3099419B2 true JP3099419B2 (ja) | 2000-10-16 |
Family
ID=15131064
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03134555A Expired - Fee Related JP3099419B2 (ja) | 1991-06-06 | 1991-06-06 | 半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3099419B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101671251B1 (ko) | 2016-01-15 | 2016-11-01 | 주식회사 젬 | 철도차량 조명등을 이용한 하자 모니터링 시스템 |
-
1991
- 1991-06-06 JP JP03134555A patent/JP3099419B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101671251B1 (ko) | 2016-01-15 | 2016-11-01 | 주식회사 젬 | 철도차량 조명등을 이용한 하자 모니터링 시스템 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04359520A (ja) | 1992-12-11 |
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---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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