JP3099397B2 - 電動機制御装置および電動機制御方法 - Google Patents

電動機制御装置および電動機制御方法

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JP3099397B2 JP03071588A JP7158891A JP3099397B2 JP 3099397 B2 JP3099397 B2 JP 3099397B2 JP 03071588 A JP03071588 A JP 03071588A JP 7158891 A JP7158891 A JP 7158891A JP 3099397 B2 JP3099397 B2 JP 3099397B2
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友司 宮田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は電動機を駆動するイ
ンバータのオン、オフのタイミングを制御する電動機制
御装置および電動機制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電動機制御装置は、図3
に示すような構成であった。以下、その構成について説
明する。
【0003】図に示すように、電圧形のインバータ1は
電動機2を駆動するものである。速度検出器3は電動機
2の回転速度を検出する。電流検出器4は電動機2の電
流を検出する。速度制御部5は電動機2の回転速度を指
令するための速度指令信号と、速度検出器3から得られ
る実速度信号の偏差によって電動機2の電流指令を制御
するものである。制御回路6は速度制御部5からの指令
電流と電流検出器4から得られる実電流の偏差よりPW
Mパターンを発生し、インバータ1のオン、オフのタイ
ミングを制御するものであり、電流検出器4から得られ
る実電流はA/D変換器7によってディジタル化し、指
令電流と実電流の偏差を減算器8により求め、偏差をカ
ウンタ9によりカウントし、1サイクル内のパルス幅を
決定し、PWM発生部10より、指令電流と実電流より
PWM信号を出力するようにしていた。
【0004】上記構成において動作を説明すると、実電
流はPWMパターンによって制御され、PWMパターン
が"1" のとき実電流が増加し、"0"のとき減少する。電
流偏差と1サイクル内のパルス幅の関係を図4に示して
いる。1サイクルで考えると、"1" と"0" の割合によっ
てその期間の電流の増減を制御することができる。電流
偏差が零のときはデューティ比を50%、実電流を増加
させたい場合はその大きさによってデューティ比を大き
くし、逆に実電流を減少させたい場合はデューティ比を
小さくする。このとき、PWMパターンの発生順序は最
初に電流増加モードが選択され、その後に電流減少モー
ドが選択される。図5にその方法によって得られるPW
Mパターンと実電流の関係の一例を示している。このよ
うなパターンの場合、1周期目と3周期目は実電流を減
少させたいが、最初に"1" (電流増加モード)が選択さ
れ、その後に"0" (電流減少モード)が選択される。こ
の期間においては実電流を減少させたいにもかかわら
ず、最初に電流増加モードが選択されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の電動
機制御装置では、図5より明らかなように、実電流を減
少させたい場合でも、まず、電流増加モードが選択さ
れ、その後電流減少モードが選択されていたので、最初
の電流増加モードが選択されている間は電流偏差が増加
して電流応答性が悪化し、電流リップルが増大するとい
う問題を有していた。電流リップルの増大はそのまま電
動機のトルクに影響するため、速度の安定性を悪化させ
る。特に、停止状態の場合、PWM運転されている電動
機は正転(CW)と逆転(CCW)を繰り返しているた
め、振動や発振などの悪影響が発生するという問題を有
していた。
【0006】本発明は上記課題を解決するもので、トル
クおよび速度リップルを低減するとともに停止状態にお
ける動作を安定させることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の電動機制御装置は、電圧形のインバータ
と、前記インバータで駆動される電動機と、前記電動機
の電流を検出する電流検出器と、前記電動機の指令電流
と前記電流検出器から得られる実電流との偏差よりPW
Mパターンを発生し前記インバータのオン、オフのタイ
ミングを制御する制御回路とを備えた電動機制御装置で
あって、前記制御回路は、一定周期で前記電流偏差値を
検出し、前記電流偏差値の検出と同期して一定周期のP
WMパターンを発生させるよう制御し、前記電流偏差値
の符号が、前記実電流の方が前記指令電流より小さいこ
とを表すものであれば、前記電流偏差値を検出した時点
で始まる1サイクルのPWMパターン内の最初から前記
電流偏差値により決まる比率分を電流増加信号、前記P
WMパターン内の後続の残り分を電流減少信号とし、
記実電流の方が前記指令電流より大きいことを表すもの
であれば、前記電流偏差値を検出した時点で始まる1サ
イクルのPWMパターン内の最初から前記電流偏差値に
より決まる比率分を電流減少信号、前記PWMパターン
内の後続の残り分を電流増加信号とする、ように切り換
えることを特徴とする。また、上記目的を達成するため
に、本発明の電動機制御方法は、電圧形のインバータで
駆動される電動機において、前記電動機を駆動するため
の指令電流と前記電動機から得られる実電流との偏差よ
りPWMパターンを発生し前記インバータのオン、オフ
のタイミングを制御する電動機制御方法であって、一定
周期で前記電流偏差値を検出し、前記電流偏差値の検出
と同期して一定周期のPWMパターンを発生させるよう
制御し、前記電流偏差値の符号が、前記実電流の方が前
記指令電流より小さいことを表すものであれば、前記電
流偏差値を検出した時点で始まる1サイクルのPWMパ
ターン内の最初から前記電流偏差値により決まる比率分
を電流増加信号、前記PWMパターン内の後続の残り分
を電流減少信号とし、前記実電流の方が前記指令電流よ
り大きいことを表すものであれば、前記電流 偏差値を検
出した時点で始まる1サイクルのPWMパターン内の最
初から前記電流偏差値により決まる比率分を電流減少信
号、前記PWMパターン内の後続の残り分を電流増加信
号とする、ように切り換えることを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明によると、上記した構成により、電流偏
差値を検出して実電流の方が指令電流より小さいと判明
した時点から電流を増加させるようなPWMパターンに
なり、一方、電流偏差値を検出して実電流の方が指令電
流より大きいと判明した時点から電流を減少させるよう
なPWMパターンになるため、電流偏差値を検出した時
点からレスポンスが遅れることなく電流偏差が確実に減
るように作用するので、電流の応答性を向上させトルク
を低減でき停止状態における動作を安定させることがで
きる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1を参照しなが
ら説明する。なお、従来例と同じ構成のものは同一符号
を付して説明を省略する。
【0010】図に示すように、制御回路11は、実電流
をディジタル化するA/D変換器7と、指令電流と実電
流の偏差を求める減算器8と、偏差をカウントするカウ
ンタ9と、電流偏差の符号を判定する符号判定部12
と、PWM発生部13とより構成している。クロック1
4は電流のサンプリングおよび各ブロックの動作に同期
し、クロック14の1周期を1サイクルと考え、その期
間のPWMパターンを決定している。
【0011】上記構成において動作を説明すると、速度
制御部5で演算された指令電流と電流検出器4から得ら
れる実電流をA/D変換器7によりディジタル化し、指
令電流と実電流の偏差を減算器8によって求める。カウ
ンタ9は電流偏差をカウントして1サイクル内のパルス
幅を決定する。符号判定部12は電流偏差の符号を判定
し、PWM発生部13によって、指令電流と実電流の関
係から実電流を増加させたい場合は、最初に電流増加モ
ードを選択し、つぎに電流減少モードを選択し、実電流
を減少させたい場合は、最初に電流減少モードを選択
し、つぎに電流増加モードを選択する。
【0012】図2に実電流とPWMパターンの関係を示
している。図2の1周期目と3周期目において、最初に
電流減少モードを選択することによって電流偏差を小さ
くすることができる。
【0013】なお、上記実施例の減算器8、カウンタ
9、符号判定部12およびPWM発生部13はディジタ
ル回路で処理しているが、これをソフトウェアで処理し
てもよい。
【0014】
【発明の効果】以上の実施例の説明から明らかなよう
に、本発明によれば、電流偏差値を検出して実電流の方
が指令電流より小さいと判明した時点から電流を増加さ
せるようなPWMパターンになり、一方、電流偏差値を
検出して実電流の方が指令電流より大きいと判明した時
点から電流を減少させるようなPWMパターンになるた
め、電流偏差値を検出した時点からレスポンスが遅れる
ことなく電流偏差が確実に減るように作用するので、電
流の応答性を向上させトルクを低減でき停止状態におけ
る動作を安定させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の電動機制御装置のブロック
【図2】同電動機制御装置の実電流とPWMパターンの
関係図
【図3】従来の電動機制御装置のブロック図
【図4】同電動機制御装置の電流偏差の大きさと1サイ
クル期間のPWMパターンの相対的な関係図
【図5】同電動機制御装置の実電流とPWMパターンの
関係図
【符号の説明】
1 インバータ 2 電動機 3 速度検出器 4 電流検出器 5 速度制御部 11 制御回路 12 符号判定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 智 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−65687(JP,A) 特開 昭60−3704(JP,A) 特開 平2−90718(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02P 7/628 - 7/632 H02P 5/408 - 5/412 G05B 11/28 G05D 13/62

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電圧形のインバータと、前記インバータ
    で駆動される電動機と、前記電動機の電流を検出する電
    流検出器と、前記電動機の指令電流と前記電流検出器か
    ら得られる実電流との偏差よりPWMパターンを発生し
    前記インバータのオン、オフのタイミングを制御する制
    御回路とを備えた電動機制御装置であって、 前記制御回路は、一定周期で前記電流偏差値を検出し、
    前記電流偏差値の検出と同期して一定周期のPWMパタ
    ーンを発生させるよう制御し、 前記電流偏差値の符号が、前記実電流の方が前記指令電
    流より小さいことを表すものであれば、前記電流偏差値
    を検出した時点で始まる1サイクルのPWMパターン内
    の最初から前記電流偏差値により決まる比率分を電流増
    加信号、前記PWMパターン内の後続の残り分を電流減
    少信号とし、 前記実電流の方が前記指令電流より大きいことを表すも
    のであれば、前記電流偏差値を検出した時点で始まる1
    サイクルのPWMパターン内の最初から前記電流偏差値
    により決まる比率分を電流減少信号、前記PWMパター
    ン内の後続の残り分を電流増加信号とする、 ように切り換えることを特徴とする電動機制御装置。
  2. 【請求項2】 電動機の回転速度を検出する速度検出器
    と、前記電動機の回転速度を指令する速度指令信号と前
    記速度検出器から得られる実速度信号との偏差によって
    前記電動機の指令電流を制御する請求項1記載の電動機
    制御装置。
  3. 【請求項3】 電圧形のインバータで駆動される電動機
    において、前記電動機を駆動するための指令電流と前記
    電動機から得られる実電流との偏差よりPWMパターン
    を発生し前記インバータのオン、オフのタイミングを制
    御する電動機制御方法であって、 一定周期で前記電流偏差値を検出し、前記電流偏差値の
    検出と同期して一定周期のPWMパターンを発生させる
    よう制御し、 前記電流偏差値の符号が、前記実電流の方が前記指令電
    流より小さいことを表すものであれば、前記電流偏差値
    を検出した時点で始まる1サイクルのPWMパターン内
    の最初から前記電流偏差値により決まる比率分を電流増
    加信号、前記P WMパターン内の後続の残り分を電流減
    少信号とし、 前記実電流の方が前記指令電流より大きいことを表すも
    のであれば、前記電流偏差値を検出した時点で始まる1
    サイクルのPWMパターン内の最初から前記電流偏差値
    により決まる比率分を電流減少信号、前記PWMパター
    ン内の後続の残り分を電流増加信号とする、 ように切り換えることを特徴とする電動機制御方法
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