JP3099370U - 可撓管継手用パッキング - Google Patents

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伊藤 光男
野島 真二
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伊藤鉄工株式会社
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Abstract

【目的】より高い耐引き抜き力を発揮し、必要にして十分なだけの可撓管を継手としての能力を備えるとともに、継手の施工性を向上する。
【構成】管体11、12と継手部13、14との間に介装するように、弾性材によって形成されたパッキング本体16を有し、このパッキング本体16を、管体12の外周に嵌合可能な環状部17と環状部17の一端より延びる部分21に、複数個等間隔で設けた剛体球22と、環状部17の他端から延び出た部分に設けた、管体12の端部に配置される係止端部25とによって構成し、管継手の締結時に継手部材14の内側斜面33により剛球体22を管体の外周に加圧する。
【選択図】    図5

Description

【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、建物の排水管などの管体を接続する管継手に用いられる可撓管継手用パッキングに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種のパッキングには、例えば実公平7−10151号公報に開示されているものがあり、これには環状のパッキン材と割型のロックリングとより成り、パッキン材の一端側にロックリングを、固定脚と係合孔との嵌合により取り付ける構成が開示されている。しかしこの考案の実施品と見られるものを用いた試験用継手により配管をし、規定のトルクで締め付け密閉状態として水圧をかけると、9kgf/cmを越えた当たりで抜け始め、11〜12kgf/cmをかけ続けることにより抜けを生じ、3〜4m吹き飛ぶことが確認された。9kgf/cmは低い値ではないが、最後に吹き飛ぶ状況は危険な感じを持った。
【0003】
また、実開平7−19690号の管継手装置には、管体に挿嵌した押輪を、パッキンを挟んだボルト、ナットにより締め付けて結合する継手が開示されている。この考案の実施品と見られるものについては入手できず、試験を行なっていないが、パッキンの締め付けだけで結合する方式であるために、前述の例を上回ることはないと考えられる。また、これらの場合可撓管継手としての能力をあまり期待することができない。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は前記の状況に着目してなされたもので、その課題は、より高い耐引き抜き力を発揮し、必要にして十分なだけの可撓管継手としての能力を備えるとともに、継手の施工性を向上するこである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決する、本考案の可撓管継手用パッキングは、管体と継手部との間に介装するように、弾性材によって形成されたパッキング本体を有し、このパッキング本体を、管体の外周に嵌合可能な環状部と、環状部の一端より延びる部分に、複数個等間隔で設けた剛体球と、環状部の他端から延び出た部分に設けた、管体の端部に配置される係止端部とによって構成し、管継手の締結時に、継手部の内側斜面により剛体球を管体の外周に加圧するという構成を有している。
【0006】
本考案のパッキングは、建物の排水管などの管体を接続する管継手に用いられるもので、特に、管体に加わる振動による撓みや、熱膨張、熱収縮などに対応することができるように、可撓性を具備する。このため本考案は、管体と継手部との間に介装する、弾性材によって形成されたパッキング本体を具備する。
【0007】
継手部とは、管継手を構成する部分の意味であり、管体の一部になっているものも、管体とは独立した別部材となっているものも含む。しかし継手部を構成する部分の一方は管体とは独立した別部材となっていることが本考案の前提にある。
【0008】
パッキング本体の中心となるのは、管体の外周に嵌合可能な環状部である。環状部は、また、管体と継手部との間に介装されることによって、それらの間の詰め物つまりパッキングとなる。また、環状部は、管体の外周面に接触する部分と、継手部の内周に接触する部分とを有している。
【0009】
その環状部の一端より管体外周に沿って延びる部分を設け、そこに、剛体球が複数個設けられている。剛体球とは、本考案の目的を達成するするための剛性を持っている球の意味であり、締結時に動かされることに対応するためにボール状又はローラー状となっているものである。剛体球は、複数個が等間隔で並ぶように配置することが、継手装置の全周方向において同等の締結力を発揮させるためには望ましいことである。
【0010】
環状部の他端には延び出た部分があり、その先端に、管体の端部に配置される係止端部が設けられている。係止端部は、管体の端部に係止可能であり、係止させることによってパッキング自体を管体に取り付ける際の位置決めに寄与する。また、接続する管体の端部間に係止端部を配置するために、継手の可撓性が確保され、管体端部同士の当たり音の発生及び破損のおそれがなくなる。
【0011】
このような本考案のパッキングを用いた管継手により管体を接続するに当たり、継手部の内側斜面によって剛体球が管体の外周に加圧され、食い込みを生じる。この食い込みは、完成した継手装置に外力が加わったときに、引き抜き力に対抗するものとなる。
【0012】
なお、パッキング本体の内周部分に、少なくとも1条のシールリングを設けると、接続の密封性が向上する。パッキングには、管体への装着の容易性と、接続強度の高いことという、矛盾する性能が求められる。これを達成するために、本考案では、差し込み口を最も大きく設定し、奥へ行くにつれて内径を小さく設定するという構成を取ることができる。
【0013】
【考案の実施の形態】
以下図示の実施形態により本考案をより詳細に説明する。各図において、符号11、12は管体、13、14は継手部を示しており、これら管体11、12と継手部13、14との間に、パッキング15が介装される。一方の継手部13は一方の管体11の端部に一体に設けられ、他方の管体12の端部を受け入れる。
【0014】
パッキング15は代表的には図2に示したような構成を有しており、16はパッキング本体で、管体11、12と継手部13、14との間を埋める肉厚の環状部17を有する。例示の環状部17はほぼ台形状の横断面形状を有し、その両方の端部共に継手部13、14の内周に接触する部分は傾斜上18、19に形成されている。また、管体12の外周面に接触する部分には、シールリング20が設けられている。
【0015】
環状部17の一端側には管体外周に沿って延びる一端部分21がテーパ状に設けられており、そこにボール状の剛体球22が複数個、周方向に等間隔で設けられている。23は環状部17と一端部分21間のスリットを示す。
【0016】
環状部17の他端には延び出た筒状部分24があり、その先端に、他方の管体12の端部に配置される係止端部25が設けられている。係止端部25は、管体11、12の端部に挟まれて緩衝機能を果たす大きさ及び形状を有する。
【0017】
パッキング本体16は一端部分21の内径が、管体12を差し込み易いように管体外径よりも大径に設定され、内方ほどより小径に形成され、筒状部分24では管体外径よりも小径に設定されているので、管体12に嵌め合わせると密着する。図3、図4はその特に筒状部分24の変形例を示しており、図3の例は蛇腹状の撓み部26を設け、さらにフレキシブルにしたもの、また図4の例は内径をより小径にした絞り部27を設けたものである。他の構成は図2のものと同じで良い。
【0018】
また、図示の例において、継手部13、14には夫々3個ずつのボルト孔28、29が設けてあり、ボルト31及びナット32から成る締結手段によって締結がなされる。なお、例示のパッキング15はゴムを材料として形成されている。
【0019】
このように構成された本考案のパッキング15を用いて、可撓管継手装置30を施工するには、予め他方の管体12に継手部14を嵌めておき、パッキング15を他方の管体12の端部に、嵌め合わせて取り付ける。その際、係止端部25が管体12の端部に係止されることにより、嵌合位置が決められるので、取り付けが正確に行なわれる。次いで、パッキング15を取り付けた他方の管体12を一方の管体11の継手部13に嵌め合わせ、予め他方の管体12に嵌めてある継手部14とボルト31、ナット32を用いて締結する。
【0020】
ボルト31、ナット32の締結が完了すると、他方の継手部14の内側斜面33により剛体球22が管体12の外周面に加圧されて食い込む状態になる。図5の下半分に示した状態である。この状態では締結力によりパッキング本体16が変形34を起こし、係止端部25は管体11、12の端部間に挟まれた状態におかれる。故に、止水性が確保され、また管体端部の保護と防触が万全なものとなり、当たり音も発生せず、しかも必要な可撓性が確保される。
【0021】
【考案の効果】
本考案は以上の如く構成されかつ作用するものであるから、剛体球の管体表面に対する食い込みにより高い耐引き抜き力を発揮することとなり、管体及び継手部間に介装した弾性材より成るパッキングにより、必要にして十分な可撓管継手としての性能が得られ、しかも、管体に継手部、パッキングと順に部材を嵌め合わせれば良いので、施工が容易である等顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の可撓管継手用パッキングの実施形態を示す分解斜視図。
【図2】同じくパッキングの1例を示す断面図。
【図3】同上の変形例を示す部分断面図。
【図4】同じく他の変形例を示す部分断面図。
【図5】本考案のパッキングを適用した可撓管継手を示す断面図。
【符号の説明】
11、12 管体
13、14 継手
15    パッキング
16    パッキング本体
17    環状部
21    一端部分
22    剛体球
25    係止端部
30    可撓管継手装置
33    内側斜面

Claims (4)

  1. 建物の排水管などの管体を接続する管継手に用いられるパッキングであって、管体と継手部との間に介装するように、弾性材によって形成されたパッキング本体を有し、このパッキング本体を、管体の外周に嵌合可能な環状部と、環状部の一端より延びる部分に、複数個等間隔で設けた剛体球と、環状部の他端から延び出た部分に設けた、管体の端部に配置される係止端部とによって構成し、管継手の締結時に、継手部の内側斜面により剛体球を管体の外周に加圧する構成を有する可撓管継手用パッキング。
  2. パッキング本体の内周部分に、少なくとも1条のシールリングを設けると、接続の密封性を向上した請求項1記載の可撓管継手用パッキング。
  3. 差し込み口を最も大きく設定し、奥へ行くにつれて内径を小さく設定した請求項1記載の可撓管継手用パッキング。
  4. 係止端部は、接続する管体の端部間に挟まれて、撓み時に変形可能に構成されている請求項1記載の可撓管継手用パッキング。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008180371A (ja) * 2006-12-27 2008-08-07 Hitachi Metals Ltd 管継手用パッキン及び管継手
CN100425900C (zh) * 2005-10-17 2008-10-15 伊藤铁工株式会社 管接头的自平衡型拉拔防止装置
CN102200210A (zh) * 2011-06-03 2011-09-28 葛文宇 钢珠锥形锁紧环
WO2012162897A1 (zh) * 2011-06-03 2012-12-06 Ge Wenyu 钢珠锥形锁紧环

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