JP3099327B2 - 位相計測回路 - Google Patents

位相計測回路

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JP3099327B2
JP3099327B2 JP01118647A JP11864789A JP3099327B2 JP 3099327 B2 JP3099327 B2 JP 3099327B2 JP 01118647 A JP01118647 A JP 01118647A JP 11864789 A JP11864789 A JP 11864789A JP 3099327 B2 JP3099327 B2 JP 3099327B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は正弦波信号を用いて遅延時間を入出力間の位
相差から求める装置に関し,特に,使用される正弦波信
号の周波数に依存することなく,任意のサンプリング時
刻において位相角を計測することができるようにした位
相計測回路に関する。
[従来の技術] 従来のこの種の位相計測回路を第2図に示す。
第2図に示す位相計測回路は,入力される被測定信号
をA/D変換するA/D変換器18を有する。A/D変換器18で変
換された入力信号は,I相とQ相に分波するために,基準
信号発生器25からの信号を正弦発生器21,余弦発生器22
を通して発生されるローカル信号を基に乗算器19,20で
乗算される。これらの乗算信号は加算器23,24で平均化
され,演算器26によってtan-1(ΣQ/ΣI)の演算を行
うことによってサンプリング時刻における計測位相角を
求める。
[発明が解決しようとする課題] 上述した従来の位相計測回路では,被測定信号の位相
を基準信号発生器25より発生されるローカル信号との間
の位相差として計測するため,被測定信号の位相角を知
るには,基準信号発生器25から発生されるローカル信号
の一部を測定用信号として出力する必要があった。
また,被測定信号の周波数がローカル信号の周波数と
異なる場合,計測位相角はその差の周波数に応じて変化
するが,加算器の出力が減少するため,計測位相角の誤
差が増大するという欠点があった。
そこで,本発明の目的とするところは,容易な回路構
成で,入力される被測定信号のサンプル時刻における位
相を精度よく計測する位相計測回路を提供することにあ
る。
[課題を解決するための手段] 本発明による位相計測回路は,被測定信号を特定のサ
ンプリング周波数にてA/D変換する手段と,A/D変換され
た信号を計測時刻の前後で記録するシフトレジスタと,
該シフトレジスタの内容を読み出して入力データのゼロ
クロスを計数するカウンタと,カウンタのカウント値か
ら既約の周波数を演算する手段と,この演算された周波
数にて計測時刻において位相角が0となる正弦,余弦の
ローカル信号を発生する手段と,前記シフトレジスタの
内容を再び読み出して入力データに対し前記正弦,余弦
のローカルデータで位相検波を行なうための乗算手段及
び加算手段と,該加算手段の加算結果より位相角を算出
する演算器とを有することを特徴とする。
[作用] 本発明の位相計測回路は,入力された被測定信号をA/
D変換して得られた信号をサンプリングパルスに同期し
て切り出し,これをシフトレジスタにてサンプリング時
刻及びその前後のN個のデータを記憶する。そして,第
1段階としてシフトレジスタから(2N+1)個のデータ
系列を読み出し,カウンタによりデータ系列のゼロクロ
スをカウントする。演算手段はこのカウント値によって
既約の周波数を得る。正弦発生器,余弦発生器は,既約
の周波数でサンプリング時刻に記録されたデータに対
し,ローカル信号の発生位相が0゜となるように制御さ
れる。
位相角の算出は,第2段階として,シフトレジスタに
記録された入力データを再び読み出し,これに乗算手段
により前記ローカル信号を乗算し,更に加算手段で累積
する。
演算器はtan-1(ΣQ/ΣI)の演算を行う。
[実施例] 次に,本発明の実施例につき図面を参照して説明す
る。
第1図は本発明の一実施例である。
入力される被測定信号は,周波数が既知の基準信号発
生器2からのクロック信号でA/D変換器1によりA/D変換
される。スイッチ6は通常閉じており,A/D変換された入
力データは(2N+1)段のシフトレジスタ7にとり込ま
れ,最新のサンプルデータがシフトレジスタ7の第1段
目に記録されている。位相計測時刻を示すためのサンプ
リングパルスが入力されると,Dフリップフロップ3及び
4で基準クロックに同期化がなされ,Nクロックディレー
ゲート5を有効にする。Nクロックディレーゲート5
は,有効になった時点からNクロック分のディレーをも
って,スイッチ6を開く。このことによって(2N+1)
段のシフトレジスタ7には,サンプル時刻及びその前後
のN個のデータ系列が記憶される。
第1段階として,波数カウンタ8はシフトレジスタ7
のデータ系列を読み出し,そのゼロクロスを計数する。
この計数値を基に,演算器9によって入力信号の既約の
周波数が求められる。
第2段階においては,求められた周波数を基に数値制
御発振器10において(N+1)番目の位相が0゜となる
(2N+1)個のローカル位相を発生し,正弦発生器13,
余弦発生器14でローカル信号が発生される。正弦,余弦
のローカル信号はシフトレジスタ7から再読み出しされ
た(2N+1)個の入力データとそれぞれ乗算器11及び12
で乗算されつつ,加算器15及び16で累積される。累積さ
れたI相,Q相のデータから演算器17はtan-1(ΣQ/Σ
I)の演算を行ない,計測位相角を得る。
[発明の効果] 以上説明したように本発明は,被測定正弦波信号のサ
ンプル時刻における位相角を計測することが可能とな
り,入力される被測定正弦波信号の既約の周波数をロー
カルで推定しているために,入力被測定正弦波信号が変
動しても,位相を演算するための相関値ΣI,ΣQが減少
することがないため,高精度に位相計測を行なうことが
できるという効果がある。
また,遅延時間を入出力間の位相差として求める場合
には,供試回路に供給する正弦波信号のゼロクロスポイ
ントがサンプル時刻に同期している限り,周波数の変動
があっても位相差が計測でき,遅延時間を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の位相計測回路の一実施例を示すブロッ
ク図,第2図は従来例のブロック図である。 1:A/D変換器,2:基準信号発生器,3,4:Dフリップフロッ
プ,5:Nクロックディレーゲート,6:スイッチ,7:(2N+
1)段シフトレジスタ,8:波数カウンタ,9:演算器,10:数
値制御発振器,13:正弦発生器,14:余弦発生器,17:演算
器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 25/08 H04L 27/22

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被測定信号の計測時刻における位相角を計
    測する方式において,被測定信号を特定のサンプリング
    周波数にてA/D変換する手段と,A/D変換された信号を計
    測時刻の前後で記録するシフトレジスタと,該シフトレ
    ジスタの内容を読み出して入力データのゼロクロスを計
    数するカウンタと,該カウンタのカウント値から既約の
    周波数を演算する手段と,この演算された周波数にて計
    測時刻において位相角が0となる正弦,余弦のローカル
    信号を発生する手段と,前記シフトレジスタの内容を再
    び読み出して入力データに対し前記正弦,余弦のローカ
    ルデータで位相検波を行なうための乗算手段及び加算手
    段と,該加算手段の加算結果より位相角を算出する演算
    器とを有することを特徴とする位相計測回路。
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JPH05180701A (ja) * 1991-12-26 1993-07-23 Kurosaki Refract Co Ltd 溶融金属等の連続測温装置
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