JP3099216U - 鞄 - Google Patents

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山本 健男
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株式会社シンセイ
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Abstract

【課題】装置の構造が複雑であること、明確なコストアップを招くこと、及び装置の信頼性に欠けるということである。
【解決手段】鞄本体1の開口部13を開閉自在な開閉手段5と、鞄本体1を持ち運びするための支持部材2とが装備された鞄において、操作片14と、この操作片14の挿入によって作動停止し、挿入されている操作片14の抜き取りによって警報作動する警報装置本体15と、操作片14に取付けられた紐状体10とから成る警報装置4の収容スペース17を、鞄本体1の内部に設けるとともに、紐状体10を支持部材2とともに支持可能とすべく、紐状体10を鞄本体1内部から外部に取出すための挿通孔11を鞄本体1に形成する。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、引ったくり、置き引き等の鞄の盗難に遭遇したときに、その盗難を周囲に知らしめることが可能な警報装置に対応できる鞄に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、手提かばん、スクールかばん、旅行かばん、スーツケースやトランクといった種々の鞄を、引ったくり、置き引き等から保護する対策として、盗難防止装置が装備されたものがある。
【0003】
例えば、鞄に携帯受信器やそれに加えてブザーを装備しておき、万が一、盗難にあって鞄が奪われてしまうと、しかる後に、携帯発信機を操作して、握り部分に電流を流したりブザーを鳴らすことにより、加害者は鞄を置いて逃げ出さざるを得なくなるとか、犯罪意欲を喪失するようになり、盗難時の危険を回避しながら盗難防止が図れるようにした手段がある。このような手段は、特許文献1において開示されたものが知られている。
【0004】
また、リュックサック等の背負い鞄において、鞄本体内に非常ブザーや非常灯から成るセキュリティー装置を配備するとともに、背負い帯にピン・ジャックを装備し、ピンのジャックからの引き抜きに伴ってセキュリティー装置が作動するように構成することにより、盗難防止等の効果を奏する技術がある。このような技術は、特許文献2において開示されたものが知られている。
【0005】
しかしながら、前記前者の従来技術では、専用の電源や回路から成る受信器やブザーを鞄ごとに装備しなければならず、鞄の明確なコストアップに繋がるとともに、鞄の持ち主が発信機を忘れると、受信器側はさっぱり作動できず、盗難防止機能が発揮されない点で信頼性に乏しい面もあり、コスト高となる割りには芳しいものではなかった。
【0006】
そして、前記後者の従来技術では、背負い帯に装備されたジャックからのピンの引き抜きによってセキュリティー装置が作動するので、前記前者の従来技術のように、発信機を持ち歩かないで済む点は良いが、背負い鞄ごとに専用のセキュリティー装置が必要であり、やはり明確なコストアップに繋がるとともに、ピンに繋がれた紐らしきものを、どのようにして引張り作動できるかの記載がなく、盗難防止に関してうまく機能できるかどうかがはっきりしない。
【0007】
【特許文献1】特開2000−157320号公報
【特許文献2】特開2003−135130号公報
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
解決しようとする問題点は、装置の構造が複雑であること、明確なコストアップを招くこと、及び装置の信頼性に欠けるということである。そこで、本発明の目的は、鞄に盗難防止機能を盛り込むに当り、できるだけ構造が簡単に構成でき、かつ、コストアップを招かないようにしながら、携帯忘れによる作動不能といったことがなく、確実に作動し得るようにする点にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の構成は、鞄本体の開口部を開閉自在な開閉手段と、鞄本体を持ち運びするための支持部材とが装備された鞄において、
操作片と、この操作片の挿入によって作動停止し、挿入されている操作片の抜き取りによって警報作動する警報装置本体と、操作片に取付けられた紐状体とから成る警報装置の収容スペースを、鞄本体の内部に設けるとともに、紐状体を支持部材と共に支持可能とすべく、紐状体を鞄本体内部から外部に取出すための挿通孔を鞄本体に形成してあることを特徴とする。
【0010】
請求項2の構成は、請求項1に記載の鞄において、支持部材は、鞄本体の上部に取付けられて把持自在な取っ手であるとともに、紐状体を取っ手と共握り自在となるように、挿通孔を鞄本体における取っ手の付け根部付近に形成してあることを特徴とする。
【0011】
請求項3の構成は、請求項1又は2に記載の鞄において、紐状体における挿通孔から外側の部分が、手指の挿通が自在なループ状に形成されていることを特徴とする。
【0012】
請求項4の構成は、請求項1乃至3に記載の鞄において、警報装置本体は警笛を発するものに構成されていることを特徴とする。
【0013】
【考案の実施の形態】
鞄の一例として、布製のビジネスバックに、市販のアラーム装置が携帯されたアラーム付きバッグとして、以下に説明する。警報装置として、市販のアラーム装置を用いることにより、アラームの有無の選択が可能であるとともに、廉価に盗難防止機能を発揮させることができる。
【0014】
【実施例】
図1、図2にはビジネスバッグの全体図が示され、図3にはアラーム装置に収容状態が、そして、図4にはアラーム装置の作動原理図が示されている。鞄の一例であるビジネスバッグAは、鞄本体1と、左右一対の取っ手(鞄本体を持ち運びするための支持部材の一例)2と、肩紐(図示省略)の着脱を自在とするための左右一対のフック3と、アラーム装置(警報装置の一例)4とから構成されている。
【0015】
鞄本体1は、上面部1Aと左右の側面部1B、1Cに亘る状態で形成された開口部13を開閉自在とするために装備された主開閉ファスナ(開閉手段の一例)5と、一対の小開閉ファスナ6付きのポケット部7とフック3とが具備された正面部1Dと、ほぼ全幅に亘る長さの長い大開閉ファスナ8付きの大ポケット部9とフック3とが具備された背面部1E等を有して構成されている。
【0016】
取っ手2は、正面部1Dと背面部1E夫々の上端部における左右対称の位置縫合によって固着されており、これら左右一対の取っ手2を握ることで鞄Aを把持しての支持が自在に構成してある。上面部1Aにおける背面部1E側で、かつ、取っ手2の2箇所の縫合部2aの間には、アラーム装置4の付属部品である紐状体(後述)10を取出すための挿通孔11が形成されている。また、右側面部1Cの主開閉ファスナ5のすぐ下の位置には、アラーム装置4の警笛音を鞄外部に聞こえ易くするための通気グリル12が装備されている。
【0017】
アラーム装置4は、図4に示すように、棒状の操作片14と、この操作片14の挿入によって作動停止し[図4(a)参照]、挿入されている操作片14の抜き取りによってアラーム作動(警報作動)する[図4(b)参照]警報装置本体15と、操作片14に取付けられた紐状体10とから構成されている。図3に示す鞄本体1への収容状態では、警報装置本体15の前面側に配備された警笛出力部16が、丁度通気グリル12の裏側に位置するようになっている。このアラーム装置4は、「痴漢防止ブザー」等と称して、従来から市販されている一般的な警報装置を使用している。従って、警報装置本体15については、これ以上の詳細な構造説明は割愛する。
【0018】
図3は、主開閉ファスナ5を開き操作して開口部13を開き、右側面部1Cの裏側面1cを覗いた図であり、アラーム装置4は、裏側面1cの下部に形成された網目状(メッシュ状)の収容ポケット(収容スペースの一例)17に挿入して収容されている。警報装置本体15と、これの裏面側に一体形成された挟持片15aとで、ポケット網目17aを挟持するとともに、警報装置本体15の収容ポケット17からの抜け止めを行うための押え片18が、裏側面1cに付設されている。
【0019】
操作片14に括り付けられた紐状体10は、ループ状に折り返され、鞄本体1の内側に取付けられた環状のガイド19を通して延ばされ、上面部1Aに形成された挿通孔11を通して鞄本体1の外部に取出してある。その挿通孔11から取出された紐状体10の先端部は、図2に示すように、取っ手2に沿わすことが可能な長さに設定されている。つまり、筒状の口金11aで補強されている挿通孔11は、鞄本体1における取っ手2の付け根部付近に形成されている。
【0020】
従って、そのループ状の紐状体10に手指を通した状態で、左右の取っ手2を共握りしてビジネスバッグAを持つことにより、ビジネスバッグAが引ったくりに遭遇すると、少なくとも手指の通された紐状体10は被害者に残るので、その紐状体10が抜かれた警報装置本体15は直ちにアラーム(警笛)を鳴らすので、引ったくった加害者は驚いてビジネスバッグAを放すことが期待できる。
【0021】
また、紐状体10さえ握っておけば、置き引きに遭遇した際にも、鞄の持ち逃げに伴って警報装置本体15がアラーム作動することで、鞄の持ち主は被害にあったことを直ちに知ることができるので、迅速に追跡が開始できるとか、犯人の認識が行えて、後の犯人捜索の手がかりが残せる等の優れた効果を奏することが可能である。
【0022】
警報装置4は、一般に市販されている廉価なものが使用できるとともに、ビジネスバッグAにおいては、紐状体10を通す挿通孔11と、収容ポケット17、及びガイド19を設けるだけで済むので、専用の構造は殆どなく、原価償却を行わねばならない部品も無いので、コスト安で構造も簡単に盗難防止機能を持たせることができる。そして、紐状体10さえ抜ければ、警報装置本体15は必ず警報作動するので、確実な警報作動が実現できる点で装置の信頼性にも優れるものにできた。
【0023】
警笛としては、アラームのような電子音、ブザー、ホーン等種々のものが可能であるとともに、警報作動は、ライト点灯、臭気の散乱等も可能である。また、鞄としては、ショルダーバッグ、スポーツバッグ、ランドセル等でも、本発明を適用可能である。紐状体10は、操作片14から挿通孔11までの部分は1本の紐であり、そこから先がループ状となっている構造のものでも良い。支持部材2は、肩紐、背負い紐、合成樹脂材や木材、或いは金属製の取っ手でも良い。
【0024】
【考案の効果】
請求項1の鞄では、支持部材を紐状体との共握り状態で支持することができるので、支持部材を用いて鞄を持つことにより、鞄が引ったくりに遭遇すると、紐状体さえ持っていれば操作片は被害者に残るので、その紐状体が抜かれた警報装置本体は直ちに警報作動するので、引ったくった加害者は驚いて鞄を放すとか、盗難を断念するという効果が期待できる。
【0025】
そして、紐状体さえ握っておけば、置き引きに遭遇した際にも、鞄の持ち逃げに伴って警報装置本体が警報作動することで、鞄の持ち主は被害にあったことを直ちに知ることができ、迅速に追跡が開始できるとか、犯人の認識が行えて、後の犯人捜索の手がかりが残せる等の優れた効果を奏することが可能である。
【0026】
警報装置は、鞄とは別のものであるから、一般に市販されている廉価なものが使用できるとともに、鞄においては、紐状体を通す挿通孔と、警報装置本体の収容スペース程度を設けるだけで済むので、専用の構造は殆どなく、コスト安で構造も簡単に盗難防止機能を持たせることができる利点がある。
【0027】
請求項2の鞄では、取っ手の付け根付近に挿通孔が形成されているので、取っ手を握る際には紐状体はすぐ近くに存在しており、忘れることなく共握り状態で取っ手を持つことができる。
【0028】
請求項3の鞄では、ループ状の紐状体に手指を通した状態で支持部材を共握りできるので、鞄が引ったくり等の盗難に遭遇しても、少なくとも手指の通された紐状体は被害者に残るようになり、請求項1又は2の構成による前記効果が、より確実に発揮される利点がある。
【0029】
請求項4の鞄では、操作片の離脱による警報作動は警笛であるから、警報装置の値段も廉価で済むものでありながら、周囲に鞄の異変を知らしめる効果が大であり、盗難防止作用がさらに促進される利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】アラーム付き鞄の側方からの斜視図
【図2】アラーム付き鞄の正面方向からの斜視図
【図3】アラーム装置の収容状態を示す鞄内部の要部図
【図4】アラーム装置を示し、(a)は停止状態、(b)は警報作動状態
【符号の説明】
1  鞄本体
2  支持部材
4  警報装置
5  開閉手段
10 紐状体
11 挿通孔
13 開口部
14 操作片
15 警報装置本体
17 収容スペース

Claims (4)

  1. 鞄本体の開口部を開閉自在な開閉手段と、前記鞄本体を持ち運びするための支持部材とが装備された鞄であって、
    操作片と、この操作片の挿入によって作動停止し、挿入されている前記操作片の抜き取りによって警報作動する警報装置本体と、前記操作片に取付けられた紐状体とから成る警報装置の収容スペースを、前記鞄本体の内部に設けるとともに、前記紐状体を前記支持部材と共に支持可能とすべく、前記紐状体を鞄本体内部から外部に取出すための挿通孔を前記鞄本体に形成してある鞄。
  2. 前記支持部材は、前記鞄本体の上部に取付けられて把持自在な取っ手であるとともに、前記紐状体を前記取っ手と共握り自在となるように、前記挿通孔を前記鞄本体における前記取っ手の付け根部付近に形成してある請求項1に記載の鞄。
  3. 前記紐状体における前記挿通孔から外側の部分が、手指の挿通が自在なループ状に形成されている請求項1又は2に記載の鞄。
  4. 前記警報装置本体は警笛を発するものに構成されている請求項1乃至3のいずれか一項に記載の鞄。
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