JP3098936U - システムキッチンにおける電化機器収納キャビネット - Google Patents
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Abstract
【課題】統一された外観の複数のユニットからなるシステムキッチンにおいて、電気冷蔵庫等の電化機器を交換しても、外観の統一が乱されないようにする。
【解決手段】電気冷蔵庫等の電化機器をキャビネット10に収容し、このキャビネットの前面の扉11をこのキャビネットの側面板の内面に前後方向に設けたレールに支持されている滑動部材に蝶番17によって結合し、この扉11の前面の外観をシステムキッチンを構成する他のユニット1、2、3と統一された外観にする。
【選択図】 図1
【解決手段】電気冷蔵庫等の電化機器をキャビネット10に収容し、このキャビネットの前面の扉11をこのキャビネットの側面板の内面に前後方向に設けたレールに支持されている滑動部材に蝶番17によって結合し、この扉11の前面の外観をシステムキッチンを構成する他のユニット1、2、3と統一された外観にする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、システムキッチンにおいて、電気冷蔵庫、電子レンジ、自動食器洗い乾燥器などの主として電化機器を収納するキャビネットに関するものである。
【0002】
【考案の解決しようとする課題】
システムキッチンは、これを構成する流し台、調理台、コンロ等の各ユニットの上面が統一された高さで、かつその前面板が統一された色調及び模様になされている。このシステムに例えば電気冷蔵庫を組込む場合、次のような問題がある。その第1は、流し台、調理台、コンロ等のユニットは極めて長寿命であるのに対し、電気冷蔵庫などの電化機器は寿命が10年程度とかなり短く、買い替える必要を生ずるが、その場合に他のユニットと色調や模様を揃えるのが困難で、システムの外観が見苦しくなることである。第2には、電気冷蔵庫等の電化機器のメーカーは大手の電気メーカーであるのに対し、流し台、調理台、コンロ等のメーカーは必ずしも電気メーカーではないので、電化機器を組込んだ独自の外観のシステムを構成させるのが困難なことである。
従って、本考案はシステムキッチンにおいて、システムを構成する外観を維持しながら、電化機器類の交換を可能にしようとするものである。
【0003】
【課題を解決するための手段】
本考案によるシステムキッチンは、通常の流し台、調理台、レンジなどのユニットの他に、電化機器を収納するキャビネットを有する。このキャビネットは、前面に扉を有し、その両側に側面板を有している。側面板の内面には前後方向にレールが設けられ、このレールにはレールに沿って滑動できるように滑動部材が支持されている。そして、上記扉はこの滑動部材に蝶番によって結合されている。
【0004】
ここで、上記キャビネットの扉は、上記した各ユニットの前面と統一された色調及び模様を有している。従って上記各ユニットと組合わせて使用する電化機器の色調や模様が各ユニットと全く異なっていても、上記キャビネット内に収納することにより、全く違和感を生ずることがない。よって、他のユニットを継続して使用しながら電化機器を交換することが容易になり、電化機器を製造していないメーカーでもシステムキッチンを製作することが容易になる。
【0005】
上述のシステムキッチンにおいてキャビネット内の電化機器を使用する場合は、キャビネトの扉を開き、次いて開いた扉を電化機器の側面と上記側板の内面との隙間内へ移動させることにより、その扉が全く障害にならずに電化機器を使用することができる。
【0006】
【考案の実施の形態】
図1はシステムキッチンの正面図であり、1は流し台ユニット、2は調理台ユニット、3はレンジユニット、4は排気フード、5は換気扇、6〜9はそれぞれ収納戸棚、10は冷蔵庫収納キャビネットである。各ユニット1、2、3、排気フード4、戸棚6〜9の前面は統一した色彩で塗装されている。またキャビネット10の扉11、11及び側面板前縁12もこれと同じ色彩で塗装されている。
【0007】
図2乃至図4に示すように、キャビネット10の側面板13の内面には前後方向に複数本のレール14、14……が設けられ各レールは例えば小滑車15、15によって滑動部材16を支持し、扉11は滑動部材16に蝶番17によって結合されている。18及び19は扉11の前面及び側面板13の前縁12の塗装皮膜を示し、20は扉前面に設けた取手であり、21はキャビネット10内に収容されている電気冷蔵庫を示す。
【0008】
このキャビネット10には、電気冷蔵庫が収納され、常時は図2に示すように扉11は閉鎖され、このとき滑動部材16はレール14の前端付近に位置している。冷蔵庫21を使用する場合は、先ず取手20を握って図3に矢印で示すように扉11を開き、次いで図4に矢印で示すように滑動部材16をレール14に沿って滑らせながら、扉11を側面板13と冷蔵庫21との間の隙間に押込んで収納する。
【0009】
上述のシステムキッチンでは、使用する電気冷蔵庫の電化機器の色彩や模様等が他のユニットと異なっていても、システムとしての統一性を乱さずに使用できるので、これら電化機器の買い替えが容易であり、かつ電気メーカーでなくても容易にシステムキッチンを製作することができる。そして電化機器を収容するキャビネトは、開いた扉をキャビネット内に収納できるので、開かれた扉が内部の機器を使用する際に障害となるのを防ぐことができる。
【0010】
なお、以上は電気冷蔵庫を収容するキャビネットについて述べたが、例えば調理台ユニット2内に食器洗い乾燥器のような比較的に背が低い機器を収納する場合も同様に本考案を実施することができる。
【0011】
【考案の効果】
以上の実施例から明らかなように、本考案によるキャビネットを使用したシステムキッチンは、電気冷蔵庫など電化機器をその外観に捉われずに使用することができるので、買い替えなどによる交換が容易であると共に電気メーカーでない業者でもシステムキッチンの製造、販売に参加することができる。そしてそのキャビネットは、電化機器の不使用時には扉を閉ざしてシステムキッチンの外観を保ち、使用時には扉をキャビネット内に収納してその使用の妨げになるのを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるシステムキッチンの1例の正面図である。
【図2】上記システムキッチンに用いるキャビネットの閉扉状態での要部の拡大断面図である。
【図3】図2に示したキャビネットの開扉状態での要部の拡大断面図である。
【図4】図2に示したキャビネットの扉の収納状態での要部の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 流し台ユニット
2 調理台ユニット
3 レンジユニット
4 排気フード
5 換気扇
6〜9 収納戸棚
10 冷蔵庫収納キャビネット
11 扉
13 側面板
14 レール
16 滑動部材
17 蝶番
21 電気冷蔵庫
【産業上の利用分野】
本考案は、システムキッチンにおいて、電気冷蔵庫、電子レンジ、自動食器洗い乾燥器などの主として電化機器を収納するキャビネットに関するものである。
【0002】
【考案の解決しようとする課題】
システムキッチンは、これを構成する流し台、調理台、コンロ等の各ユニットの上面が統一された高さで、かつその前面板が統一された色調及び模様になされている。このシステムに例えば電気冷蔵庫を組込む場合、次のような問題がある。その第1は、流し台、調理台、コンロ等のユニットは極めて長寿命であるのに対し、電気冷蔵庫などの電化機器は寿命が10年程度とかなり短く、買い替える必要を生ずるが、その場合に他のユニットと色調や模様を揃えるのが困難で、システムの外観が見苦しくなることである。第2には、電気冷蔵庫等の電化機器のメーカーは大手の電気メーカーであるのに対し、流し台、調理台、コンロ等のメーカーは必ずしも電気メーカーではないので、電化機器を組込んだ独自の外観のシステムを構成させるのが困難なことである。
従って、本考案はシステムキッチンにおいて、システムを構成する外観を維持しながら、電化機器類の交換を可能にしようとするものである。
【0003】
【課題を解決するための手段】
本考案によるシステムキッチンは、通常の流し台、調理台、レンジなどのユニットの他に、電化機器を収納するキャビネットを有する。このキャビネットは、前面に扉を有し、その両側に側面板を有している。側面板の内面には前後方向にレールが設けられ、このレールにはレールに沿って滑動できるように滑動部材が支持されている。そして、上記扉はこの滑動部材に蝶番によって結合されている。
【0004】
ここで、上記キャビネットの扉は、上記した各ユニットの前面と統一された色調及び模様を有している。従って上記各ユニットと組合わせて使用する電化機器の色調や模様が各ユニットと全く異なっていても、上記キャビネット内に収納することにより、全く違和感を生ずることがない。よって、他のユニットを継続して使用しながら電化機器を交換することが容易になり、電化機器を製造していないメーカーでもシステムキッチンを製作することが容易になる。
【0005】
上述のシステムキッチンにおいてキャビネット内の電化機器を使用する場合は、キャビネトの扉を開き、次いて開いた扉を電化機器の側面と上記側板の内面との隙間内へ移動させることにより、その扉が全く障害にならずに電化機器を使用することができる。
【0006】
【考案の実施の形態】
図1はシステムキッチンの正面図であり、1は流し台ユニット、2は調理台ユニット、3はレンジユニット、4は排気フード、5は換気扇、6〜9はそれぞれ収納戸棚、10は冷蔵庫収納キャビネットである。各ユニット1、2、3、排気フード4、戸棚6〜9の前面は統一した色彩で塗装されている。またキャビネット10の扉11、11及び側面板前縁12もこれと同じ色彩で塗装されている。
【0007】
図2乃至図4に示すように、キャビネット10の側面板13の内面には前後方向に複数本のレール14、14……が設けられ各レールは例えば小滑車15、15によって滑動部材16を支持し、扉11は滑動部材16に蝶番17によって結合されている。18及び19は扉11の前面及び側面板13の前縁12の塗装皮膜を示し、20は扉前面に設けた取手であり、21はキャビネット10内に収容されている電気冷蔵庫を示す。
【0008】
このキャビネット10には、電気冷蔵庫が収納され、常時は図2に示すように扉11は閉鎖され、このとき滑動部材16はレール14の前端付近に位置している。冷蔵庫21を使用する場合は、先ず取手20を握って図3に矢印で示すように扉11を開き、次いで図4に矢印で示すように滑動部材16をレール14に沿って滑らせながら、扉11を側面板13と冷蔵庫21との間の隙間に押込んで収納する。
【0009】
上述のシステムキッチンでは、使用する電気冷蔵庫の電化機器の色彩や模様等が他のユニットと異なっていても、システムとしての統一性を乱さずに使用できるので、これら電化機器の買い替えが容易であり、かつ電気メーカーでなくても容易にシステムキッチンを製作することができる。そして電化機器を収容するキャビネトは、開いた扉をキャビネット内に収納できるので、開かれた扉が内部の機器を使用する際に障害となるのを防ぐことができる。
【0010】
なお、以上は電気冷蔵庫を収容するキャビネットについて述べたが、例えば調理台ユニット2内に食器洗い乾燥器のような比較的に背が低い機器を収納する場合も同様に本考案を実施することができる。
【0011】
【考案の効果】
以上の実施例から明らかなように、本考案によるキャビネットを使用したシステムキッチンは、電気冷蔵庫など電化機器をその外観に捉われずに使用することができるので、買い替えなどによる交換が容易であると共に電気メーカーでない業者でもシステムキッチンの製造、販売に参加することができる。そしてそのキャビネットは、電化機器の不使用時には扉を閉ざしてシステムキッチンの外観を保ち、使用時には扉をキャビネット内に収納してその使用の妨げになるのを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるシステムキッチンの1例の正面図である。
【図2】上記システムキッチンに用いるキャビネットの閉扉状態での要部の拡大断面図である。
【図3】図2に示したキャビネットの開扉状態での要部の拡大断面図である。
【図4】図2に示したキャビネットの扉の収納状態での要部の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 流し台ユニット
2 調理台ユニット
3 レンジユニット
4 排気フード
5 換気扇
6〜9 収納戸棚
10 冷蔵庫収納キャビネット
11 扉
13 側面板
14 レール
16 滑動部材
17 蝶番
21 電気冷蔵庫
Claims (3)
- 両側に位置する側面板と前面に位置する扉とを有し、上記扉は側面板の内面に前後方向に設けたレールに滑動可能に支持された滑動部材に蝶番結合され、その前面はシステムキッチンを構成する他のユニットと統一された外観を有することを特徴とするシステムキッチンにおける電化機器収納キャビネット。
- 請求項1において、上記扉の前面は、システムキッチンを構成する他のユニットと同一の色調であることを特徴とするシステムキチンにおける電化機器収納キャビネット。
- 請求項1において、上記キャビネットは電気冷蔵庫、電子レンジ、自動食器洗い乾燥器の何れかであることを特徴とするシステムキッチンにおける電化機器収納キャビネット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003003884U JP3098936U (ja) | 2003-06-30 | 2003-06-30 | システムキッチンにおける電化機器収納キャビネット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003003884U JP3098936U (ja) | 2003-06-30 | 2003-06-30 | システムキッチンにおける電化機器収納キャビネット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3098936U true JP3098936U (ja) | 2004-03-18 |
Family
ID=43252676
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003003884U Expired - Lifetime JP3098936U (ja) | 2003-06-30 | 2003-06-30 | システムキッチンにおける電化機器収納キャビネット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3098936U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019173988A (ja) * | 2018-03-27 | 2019-10-10 | 福島工業株式会社 | 冷蔵庫 |
JP2023506311A (ja) * | 2019-12-19 | 2023-02-15 | ユリウス ブルーム ゲー・エム・ベー・ハー | スライドドアまたはフォールディングスライドドアをガイドするためのアセンブリ |
-
2003
- 2003-06-30 JP JP2003003884U patent/JP3098936U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019173988A (ja) * | 2018-03-27 | 2019-10-10 | 福島工業株式会社 | 冷蔵庫 |
JP7220515B2 (ja) | 2018-03-27 | 2023-02-10 | フクシマガリレイ株式会社 | 冷蔵庫 |
JP2023506311A (ja) * | 2019-12-19 | 2023-02-15 | ユリウス ブルーム ゲー・エム・ベー・ハー | スライドドアまたはフォールディングスライドドアをガイドするためのアセンブリ |
US11946301B2 (en) | 2019-12-19 | 2024-04-02 | Julius Blum Gmbh | Arrangement for guiding a sliding door or folding sliding door |
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Legal Events
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