JP3098815U - 衛生手袋用ディスペンサー - Google Patents

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JP3098815U
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JP2003003787U
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Inventor
波多野 勇
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東京パック株式会社
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Abstract

【課題】衛生手袋を容器内に収納しやすく、かつ1枚づつ取り出しやすくした衛生手袋用ディスペンサーを提供する。
【解決手段】衛生手袋(1)の指部(3)と掌部(2)をそれぞれ同じ方向に揃えて重ね合わせ、芯板(5)を中心として掌部(2)の略下面に指部(3)が存するように折り畳み、折畳積層体(8)を構成する。この折畳積層体(8)芯板(5)により簡単に屈曲しないように保持されるから、バラバラになったり、指部(3)がからんだり、引っ掛ったりすることなく、容易に容器(9)内に収納される。取出口(18)は、上記折畳積層体(8)の折り畳み部(7)の近くに開口しているので、外側の手袋を少し引き出すだけで簡単に手袋を取り出すことができる。
【選択図】    図2

Description

【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、介護その他の医療関係、園芸、清掃作業、理容・美容関係、食品加工工場、ファーストフーズその他の食品関係等に広く使用されている衛生手袋を容器内に簡単に収納し手軽に使用できるようにした衛生手袋用ディスペンサーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ポリエチレンフィルム等の薄いプラスチックフィルムで構成した衛生手袋が、上述のように種々の用途で使用されている。通常この種の衛生手袋は複数枚を重ね合わせた状態で紙箱等の容器内に収納され、該容器に形成した取出口から一枚づつ引き出して使用されるが、この衛生手袋は上記のようにポリエチレンフィルム等で作られているので滑りやすく、バラバラになったり、指部がからんだり、引っ掛ったりしやすく、複数枚重ねた状態で容器内に収納する作業がとても面倒であった。その上、内容量が少ないと搬送中や取扱中に容器内の一側にかたよるおそれもあり、手袋の長さと同じ長さの容器を必要とするから、容器を小さく形成することもむずかしかった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の解決課題は、上記のような薄いプラスチックフィルム製の衛生手袋を容器内に簡単に収納でき、かつ容易に取り出しできるようにした衛生手袋用ディスペンサーを提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案によれば、複数枚の衛生手袋の指部と掌部をそれぞれ同方向に揃えて重ね合わせ、掌部の略下面に指部が位置するよう芯板を中心として折り畳んで折畳積層体を構成し、好ましくは該折畳積層体の折り畳み部近くに開口する取出口を有する容器内に該折畳積層体を収納した衛生手袋用ディスペンサーが提供され、上記課題が解決される。
【0005】
【考案の実施の形態】
衛生手袋(1)は、公知のようにポリエチレンフィルム等のプラスチックフィルムにより構成され、掌部(2)と5本の指部(3)を有している。この手袋(1)は、指部(3)と掌部(2)がそれぞれ同方向に揃うように複数枚重ね合わされる(図1(A))。そして、板紙等の紙材料やプラスチック材料等の基板で作られた隅部(4)が弧状の略長方形状の芯板(5)をその上に載せ(図1(B))、掌部(2)の略下面に指部(3)が位置するように上記芯板(5)の側縁(6)を中心として折り畳み、一側に折り畳み部(7)を有する折畳積層体(8)が作られる(図1(C))。なお、上記芯板(5)は、1枚の基板をそのまま使用してもよいが、好ましくは図4に示すように、2つ折り等に折り曲げ、該折曲部が上記側縁(6)となるように上記折り畳み部(7)側に位置させれば、芯板の強度を増して容器に挿入する際に取り扱いやすく、その上基板が復元する弾性作用により手袋を一層取り出しやすくすることができる。
【0006】
容器(9)は、図2に示すように、板紙等の紙材料やプラスチック材料等で扁平な略直方体状に作られているが、筒状その他の形状に作ることもでき、上面部(10)、底面部(11)及びその周囲を囲む側面部(12)を有する。該側面部(12)の一方には、挿入口(13)が形成され、該挿入口(13)を閉塞する蓋片(14),(14) 、差込片(15)、袖片(16),(16) 、係止片(17)等が設けられているが、これらの閉塞構造は公知の適宜の構造に形成することができ、上記折畳積層体(8)を挿入した後に閉塞される。
【0007】
上記容器(9)の上面部(10)には取出口(18)が形成され、該取出口(18)は、容器に挿入した折畳積層体(8)の折り畳み部(7)の近くに開口するように設けられる。図2に示す実施例では、上記折畳積層体(8)の折り畳み部(7)が隣接する側の上面部(10)の側縁に沿って切取線(19)を設け、該切取線(19)を内方に屈曲して折目(20)に連絡してある。該切取線(19)を切り離すことにより上記側縁側に孔縁が位置する取出口(18)と蓋板(21)が形成されるようにしてあるが(図5参照)、該蓋板(21)を切取って取出口(18)が常時開口するようにしたり、別体の取出口部材を設けてもよい(図示略)。
【0008】
図1(C)に示すように折り畳まれた折畳積層体(8)は、図2(A)のように挿入口(13)から容器(9)内に挿入すると、図3に示すように安定状態で該容器内に収納され、この挿入作業の際、上記芯板(5)により折畳積層体(8)は簡単に屈曲することがないので、バラバラになったり、指部がからんだり、引っ掛ったりしないようにでき、挿入作業がきわめて容易である。また、上記芯板(5)が上面部(10)に対応してほぼ長方形に形成してあるので、搬送中や取扱中に衛生手袋が一方にかたよって移動することがない。
【0009】
使用に際して、上記取出口(18)を開口し、上記折畳積層体(8)の折り畳み部(7)近くをつまんで衛生手袋(1)を少し引き出せば、簡単に1枚づつ取り出すことができ、取り出しやすい。
【0010】
【考案の効果】
本考案は上記のように構成され、複数枚重ね合わせた衛生手袋を芯板を中心として折り畳んで折畳積層体を作り、この折畳積層体を容器内に挿入するようにしたから、挿入作業がきわめて容易であり、容器内で移動することもなく、また折畳積層体の折り畳み部近くに取出口を開口させたので、取出口から衛生手袋を少し引き出せば1枚づつ簡単に取り出すことができ、また最後の一枚まで型くずれなしに取出せて、使用しやすく、その上、折り畳んだ状態で容器内に収納するから、容器を小さく形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の衛生手袋を示し、(A)は重ね合わせた状態、(B)は芯板を載せた状態、(C)は芯板の側縁を中心として折り畳んだ折畳積層体の各斜視図。
【図2】(A)は容器に折畳積層体を挿入する状態、(B)は挿入後の状態を示す各斜視図。
【図3】収納状態の断面図。
【図4】芯板の他の実施例を示す説明図。
【図5】使用状態の説明図。
【符号の説明】
1…衛生手袋   5…芯板   7…折り畳み部   8…折畳積層体
9…容器     18…取出口

Claims (5)

  1. 複数枚の衛生手袋の指部と掌部をそれぞれ同方向に揃えて重ね合わせ、掌部の略下面に指部が位置するように芯板を中心として折り畳んで折畳積層体を構成し、取出口を有する容器内に該折畳積層体を収納した衛生手袋用ディスペンサー。
  2. 上記芯板は、基板を折曲げて構成されている請求項1に記載の衛生手袋用ディスペンサー。
  3. 上記取出口は、容器内に収納した折畳積層体の折り畳み部近くに開口している請求項1に記載の衛生手袋用ディスペンサー。
  4. 上記取出口には、折目を介して開閉自在に設けられた蓋板が形成されている請求項1または3に記載の衛生手袋用ディスペンサー。
  5. 上記容器は上面部、底面部及びその周囲を囲む側面部を含む直方体状に形成され、上記取出口は上面部に設けられ、上記折畳積層体の折り畳み部が隣接する上面部の側縁側に上記取出口が位置している請求項1〜4のいずれかに記載の衛生手袋用ディスペンサー。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016166040A (ja) * 2015-03-10 2016-09-15 株式会社テラモト 手袋保持具、および手袋保持具とケースとのセット

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