JP3004213U - 包装材ユニット - Google Patents

包装材ユニット

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JP3004213U
JP3004213U JP1994005171U JP517194U JP3004213U JP 3004213 U JP3004213 U JP 3004213U JP 1994005171 U JP1994005171 U JP 1994005171U JP 517194 U JP517194 U JP 517194U JP 3004213 U JP3004213 U JP 3004213U
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sheet
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栄太郎 奥村
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奥村 綾子
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 所定寸法に予め裁断された包装用ラップフィ
ルムのシートを所望により一枚毎に取り出すことができ
る包装材ユニットを提供する。 【構成】 ラップフィルムの各シート2の間に間紙3が
挿入され、ラップフィルム積層体1は、所定寸法に予め
裁断されたラップフィルムシート2と、シート2と薄紙
3とを交互に積層することにより形成される。積層体1
は、シート取り出し用開口部11を備えた包装容器10
内に収納され、包装材料ユニットとして供給又は販売し
得る。開口部11は、包装容器10の頂壁13の側縁領
域及び前側壁16の上部領域に延在し、前側壁16に配
置された開口部11の下縁領域には、前側壁16を越え
て使用者の手指を包装容器10内の積層体1に接近せし
めるアクセス開口が設けられる。アクセス開口は、下端
縁17によって形成された中央開放領域、或いは、切欠
き部18、18′、18″、19からなり、使用者の親
指を容易に挿入可能な形態及び寸法を有する。開口部1
1に隣接する積層体1の先端縁は、包装容器10内にて
下端縁17を越えて下方に垂下する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は包装材ユニットに関するものであり、より詳細には、所定寸法に裁断 された包装用ラップフィルムを所望により一枚毎に取り出すことができる包装材 ユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
食品等の包装に用いられる包装用ラップフィルムが広く実用に供されている。 この種のラップフィルムは一般に、紙管上に巻回された長尺フィルムの巻回ロー ルとして包装され、紙箱内に収納される。使用に際し、長尺のラップフィルムが 巻回ロールから連続的に繰り出され、紙箱に設けられた切断刃によって、使用に 応じた所望の長さに切断される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
或る種の用途においては、所定の寸法に裁断された多数のラップフィルムシー トを予め用意し、所望により各シートを一枚毎使用する使用形態が望まれる。し かしながら、ラップフィルムは被包装物に付着又は粘着し易い性質を有し、この 性質は、密封包装を実施する上で望ましい特徴である反面、ラップフィルム同士 の密着又は付着や、ラップフィルムの局部的な重なり、皺、或いは、捩れなどを 生じさせ、ラップフィルムの取扱いを困難にする欠点でもある。このような、付 着性又は粘着性のために、ラップフィルムは、一定寸法のシートの集合体として 予め用意し難く、現状では、上記巻回ロール形式の長尺ラップフィルムが最適且 つ唯一のラップフィルムの供給又は販売形態であると考えられている。従って、 上述の如く予め裁断された多数のラップフィルムシートを用意し、所望により各 シートを一枚毎使用する如き使用形態は、実質上又は実際上、実用不能又は実現 不可能なラップフィルムの使用形態であると、一般に認識されてきた。 本考案はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、所 定寸法に予め裁断された包装用ラップフィルムのシートを所望により一枚毎に取 り出すことができる包装材ユニットを提供することにある。
【0004】 本考案は又、上記包装材ユニットのための包装容器又は包装ケースを提供する ことを目的とする。 本考案は更に、上記包装材ユニット内に収納可能な包装用ラップフィルム積層 体を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案者は、上記目的を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、ラップフィルムの 各シートの間に間紙を挿入した構成のラップフィルム積層体によって、上記目的 を達成し得るとの知見に基づき、以下の構成の包装材ユニットを考案した。 即ち、本考案の包装材ユニットは、ラップフィルムを取り出すためのシート取 り出し用開口部を備えた包装容器と、該包装容器内に収納されたラップフィルム 積層体とを有し、 前記ラップフィルム積層体は、所定寸法に予め裁断されたラップフィルムのシ ートと、該シートと実質的に同一の寸法に予め裁断された薄紙とを交互に積層し たラップフィルムシート及び間紙の積層体からなり、該積層体の最上面には、前 記薄紙が配置され、 前記シート取り出し用開口部は、包装容器の頂壁の側縁領域及び側壁の上部領 域に延在し、該側壁に配置された前記開口部の下縁領域には、前記側壁を越えて 使用者の手指を包装容器内のラップフィルム積層体に接近せしめるアクセス開口 が設けられ、 前記開口部に隣接する前記シートの先端縁部は、前記包装容器内にて前記開口 部の下縁を越えて下方に垂下することを特徴とする包装材ユニットである。
【0006】 かかる構成の包装材ユニットにおいては、上下のラップフィルムシートは、薄 紙により互いに分離されているので、ラップフィルム同士の密着ないし付着は生 じない。ラップフィルムシート及び薄紙は、上下対をなして配置され、一枚のラ ップフィルムシート及び一枚の薄紙が積層体の最上層から一緒に取り出される。 実質的にラップフィルムの最上面に薄紙が延在しているので、薄紙をラップフィ ルムシートと共に手指で挟持することによりシート・薄紙対を取り出すことがで きる。このとき、ラップフィルムに局部的な重なり、皺、或いは、捩れは生じ難 い。 積層体の最上層に位置するシート・薄紙対は、先端縁部が包装容器の開口部に 隣接しており、使用者は、使用において、手指、例えば、親指をアクセス開口に 挿入し、最上層の薄紙に触れ、最上層のシート・薄紙対を上方に押し上げる。シ ート・薄紙対は、第2層の薄紙上を滑り、上方に変位し、シート・薄紙対の先端 が上方に容易に引き出される。使用者は、このようにして引き出したシート・薄 紙対の先端部を手指で掴み、シート・薄紙対を手指により開口部から引っ張り出 すことができる。
【0007】 また、本考案は、他の観点より、ラップフィルム積層体を収納可能な包装容器 において、 前記ラップフィルム積層体は、所定寸法に予め裁断されたラップフィルムのシ ートと、予め裁断された薄紙とを交互に積層したラップフィルムシート及び間紙 の積層体からなり、 前記包装容器は、ラップフィルムを取り出すためのシート取り出し用開口部を 備え、該開口部は、包装容器の頂壁の前部及び前側壁の上部に延在し、該前側壁 に配置された前記開口部の下縁領域には、該前側壁を越えて使用者の手指を包装 容器内のラップフィルム積層体に接近せしめるアクセス手段が設けられることを 特徴とするラップフィルム積層体用包装容器を提供する。 本考案は、更に他の観点より、ラップフィルム取り出し用開口部を備えた包装 容器内に収納可能なラップフィルム積層体において、 該ラップフィルム積層体は、所定の寸法に裁断されたラップフィルムのシート と、該シートと実質的に同じ寸法に裁断された薄紙とを交互に積層したラップフ ィルムシート及び間紙の積層体からなり、該積層体の最上面には、前記薄紙が配 置され、 前記積層体は折り返し部を有し、該折り返し部によって前記包装容器の内部領 域に収納可能な形態に折り返されるとともに、前記シートの先端縁部が前記包装 容器の開口部に隣接する位置に配置される全体形状に折り曲げられたことを特徴 とするラップフィルム積層体を提供する。なお、実質的に同じ寸法とは、薄紙が 必ずしも完全にラップフィルムシートと同一の寸法・形状のものでなくても良く 、薄紙は少なくともラップフィルムの大部分を覆い、これにより上下のラップフ ィルムシートを相互分離できる寸法・形状のものであれば良いことを意味する。
【0008】 好ましくは、前記アクセス開口又はアクセス手段は、前記開口部の下縁から下 方に延びる前記側壁の切欠き部からなり、該切欠き部は、使用者の親指を挿入可 能な形態又は寸法に形成される。好適には、切欠き部は、前記下縁の各端部及び 該下縁の中央部に夫々配置される。他の形態として、前記アクセス開口又はアク セス手段は、前記下縁の屈曲又は湾曲によって下方に拡大した前記開口部の下方 拡大部分によって形成される。この場合、下縁は、各端部から中央部に向かって 下方に傾斜し、中央部にて上方に屈曲又は湾曲しており、前記アクセス開口又は アクセス手段は、下縁の中央部分に形成される。 更に好ましくは、前記積層体は折り返し部を有し、該折り返し部によって前記 包装容器の内部領域に収納可能な形態に折り返されるとともに、前記シートの先 端縁部が前記包装容器の開口部に隣接する位置に配置される全体形状に変形され 、前記開口部に隣接する積層体の先端縁部は、該開口部の下縁を越えて下方に延 びるように、前記側壁の内側面に沿って垂下する。前記積層体の先端縁は、前記 アクセス開口又は切欠き部の下縁を越えて下方に延びるのが良い。 好適には、上記積層体は、折り返し部を有し、折り返し部により対向する第1 及び第2積層体部分の間に芯部材が配置される。更に好ましくは、上記積層体は 、逆向きの第1及び第2折り返し部を有し、折り返し部により対向する積層体部 分の間に芯部材が介挿される。芯部材は、積層体の折曲形態を保持するとともに 、各シート・薄紙対を引き出す際にシート・薄紙対の案内手段を構成する。この ような芯部材は、一枚の板紙又は厚紙を折曲げることにより容易に作成し得る。
【0009】 本考案に用いられる薄紙は、ラップフィルムが付着又は粘着し難く且つラップ フィルムと一緒に手指で容易に摘み上げることができる一般的な薄葉紙であれば 良い。好適には、薄紙は、吸水性又は吸湿性を有し、薄紙自体をふき取り紙やナ プキン等の用途に無駄なく使用できるようにするのが良い。本考案の或る実施態 様においては、積層体の最上面に薄紙が配置され、積層体の最下面にラップフィ ルムシートが配置される。折り返し部の形成により対向する積層体部分の間に芯 材が介挿され、対向するラップフィルムシートの部分は芯材により互いに分離さ れる。従って、最下面のラップフィルムにおける対向部分同士の付着又は粘着は 生じない。 本考案に係るシート・薄紙対は、或る使用形態では、ラップフィルムシートを 被包装物に重ね、付着させ、巻き付け、或いは、密着させた後、薄紙を除去する ことにより、ラップフィルムシートによる包装を可能にする。他の使用形態では 、薄紙は、表面又は外側包装材料として被包装物上に残される。
【0010】
【実施例】
図1は、本考案に係るラップフィルム積層体の実施例を全体的に示す縦断面図 である。 図1(B)に部分的に拡大して示すように、ラップフィルム積層体1(以下、 積層体1という)は、所定寸法に予め裁断されたラップフィルムのシート2(実 線で示す)と、シート2と実質的に同一の寸法に裁断された薄紙3(一点鎖線で 示す)とを交互に積層してなる。本例においては、図1(A)に示す如く、シー ト2と薄紙3とは、全く同一の寸法に裁断されている。しかしながら、薄紙3は 、シート2の大部分を覆い、上下のシート2を実質的に分離できる寸法であれば 良く、従って、薄紙3をシート2よりも僅かに小さい寸法又は大きい寸法に裁断 しても良い。 積層体1は、多数のシート・薄紙対を上下に積層することにより形成されてお り、最上面には、薄紙3が位置する。シート2は、巻回ロールの形態で一般に供 給・販売されている食品包装用ラップフィルムを所定寸法に裁断したものであり 、ポリ塩化ビニリデン、ポリエチレン等の主材質からなる。この種のラップフィ ルムは一般に、被包装物に付着又は密着する性質を有し、食品等の被包装物を密 封保存するのに適しており、一般家庭における食品又は台所用品の日常的包装や 、商工業的な食品包装材料として広く普及している。他方、薄紙3は、ラップフ ィルムに付着又は密着し難い性質を有する一般的な薄紙であれば良く、ナプキン やティッシュペーパーの如く吸水性又は吸湿性を備えた軟質薄葉紙を薄紙2とし て好ましく使用し得る。
【0011】 図2は、積層体1の上層部付近を拡大して示す部分縦断面であり、図3は、積 層体1から取り出されたシート・薄紙対の使用例を示す縦断面図である。 図2に示すように最上層のシート・薄紙対の先端縁部を手指で摘むと、最上層 のシート・薄紙対は、その下側、即ち、第2層の薄紙3上を滑り、上方に摘まみ 上げられる。積層体1から摘まみ上げられたシート・薄紙対は、例えば、図3に 示す如く、食品Fを収容したカップCの包装(図3(A))や、任意の被包装物 Wの包装(図3(B))などに用いられる。図3(A)において、液状食品Fが カップC内に収容されており、シート2は、カップCの開口を閉塞するようにカ ップCの開口縁に密着せしめられる。使用者は、薄紙3を上にしてシート2をカ ップCの開口縁に当て、シート2に直接触れることなく、カップCの開口をシー ト2で密封することができる。薄紙3は、密封後にカップCから除去しても、或 いは、カップC上に残しても良い。また、図3(B)に示すような任意の形状の 被包装物Wや、図3(C)に示すような板状の被包装物W、例えば、フロッピー ディスク等を包装するために、シート・薄紙対を好ましく用い得る。図3(B) 、(C)において、使用者は、被包装物Wをシート・薄紙対で下側から囲み、被 包装物Wの全面をシート2及び薄紙3で完全に被覆することができる。包装後に 薄紙3を被包装物Wから除去しても良いが、任意の使用形態においては、シート ・薄紙対を被包装物W上に残し、シート・薄紙対を被包装物Wの2重包装材料と して用いることができる。この場合、シート3は、被包装物Wの密封包装材料又 は内側包装材料として機能し、薄紙3は、被包装物Wの化粧包装材料又は外側包 装材料として機能する。かかる使用例では、例えば、薄紙3上に文字を書き、薄 紙3により被包装物Wを外部から視覚的に保護し、或いは、包装を透過する光を 薄紙3により遮光する等、透明且つ平滑なラップフィルム単独では到底実現し得 ない新規な包装形態を達成できる。
【0012】 図4は、本考案による包装材ユニットの実施例を示す斜視図である。 積層体1は、シート取り出し用開口部11を備えた包装容器10内に収納され る。包装容器10は、頂壁13、底壁14、左右の端壁15および前後の側壁1 6を備えた一般的な折り畳み紙箱からなる。頂壁13には、開閉可能な上蓋12 が配置される。上蓋12は、ミシン目等の分離可能手段を介して頂壁13及び前 側壁16に接合されており、使用において、分離可能手段の分離により、頂壁1 3との部分的な連接部を残して頂壁13及び前側壁16から解放され、ヒンジと して機能する該連接部を中心に回動する。積層体1の最上層に位置する薄紙3の 先端部分は、頂壁13の前半部から前側壁16の上端部又は上半部にかけて延在 する開口部11を介して、容器外方に露出し、使用者は、開口部11からシート ・薄紙対を一枚宛取り出すことができる。使用において、最上層のシート2は、 最上層の薄紙3によって覆われており、シート2の汚染は確実に防止される。 開口部11の下端縁17は、正面視左端部に位置する第1端部が前側壁16と 頂壁13との連接線又は折曲げ線上に位置し、中央部に向かって斜め下方に直線 状に延び、該中央部から正面視右端部の第2端部に向かって斜め上方に直線状に 延びる。この結果、開口部11は、前側壁16の中央部領域にて下方に大きく開 放し、使用者の手指を積層体1に接近可能にする第1アクセス開口が、開口部1 1の中央部下端縁領域に形成される。
【0013】 下端縁17の第2端部は、実質的に垂直に下方に延び、下端縁17から斜め下 方に延びる前側壁16の開口、即ち、切欠き部18に連続する。切欠き部18は 、使用者の手指を挿入又は挿通可能な形態に前側壁16に形成され、前側壁16 を越えて使用者の手指を包装容器10内の積層体1に接近せしめる第2アクセス 開口を構成する。本例の包装容器10において、切欠き部18は、使用者の親指 に相補する形態に形成され且つ親指を容易に挿入可能な寸法を有する。 図5(A)は、包装容器10内に収納される積層体1の形態を例示する部分斜 視図であり、図5(B)は、図5(A)に示す積層体1を図4に示す包装容器1 0内に収納した状態を示す縦断面図である。 図5(A)に示す積層体1は、第1折り返し部4および第2折り返し部5にて 折曲げられる。積層体1の最下面には、薄紙3又はシート2が位置し、薄紙3又 はシート2は、積層体1の折曲げにより対向する内側面を形成する。積層体1の 形状に相応するように板紙又は厚紙を折曲げ成形してなる芯材20が、積層体1 の所定位置に配置される。 第1及び第2折り返し部4、5にて緩やかに折曲げられた積層体1は、先端縁 から第1折り返し部4に延在する第1積層体部分6と、第1及び第2折り返し部 4、5の間に延在する第2積層体部分7と、第2折り返し部5と末端縁との間に 延在する第3積層体部分8とを含む。第1積層体部分6と第2積層体部分7とは 対向し、第2積層体部分7と第3積層体部分8とは対向する。第1積層体部分6 と第3積層体部分8との間には、芯材20の第1芯部分21が介挿され、第1芯 部分21は、第1積層体部分6と第2積層体部分7との間の上記内側面を相互分 離する。
【0014】 第1芯部分21は、連結部分23を介して、第2芯部分22に相互連結される 。第2芯部分22は、第3積層体部分8の下側に配置される。第3積層体部分8 と第2積層体部分7との間には、最上層の薄紙3が位置するので、第3積層体部 分8と第2積層体部分7とは、薄紙3によって相互分離される。 図5(B)に示す如く、前側壁16の開口部11に隣接する第1積層体部分6 の先端部分は、連結部分23に沿って下方に延び、下端縁17の中央部及び切欠 き部18の下方域まで垂下する。使用において、積層体1の最上層に位置するシ ート・薄紙対は、先端縁が包装容器10の開口部11に隣接しており、使用者は 、親指を切欠き部18内に挿入し、最上層の薄紙3に触れ、最上層のシート・薄 紙対を上方に押し上げる。シート・薄紙対は、第2層の薄紙3上を滑り、上方に 変位し、シート・薄紙対の先端が上方に引き出される。使用者は、このようにし て引き出したシート・薄紙対の先端部を手指で掴み、シート・薄紙対を手指によ り開口部11から引っ張り出すことができる。芯材20は、積層体1の折曲げ形 態を保持し、最上層シート・薄紙対の円滑な取り出しを可能にする。なお、使用 者は、下方に大きく開放した開口部11の中央部領域を介して、最上層の薄紙3 にアクセスし、シート・薄紙対を引き出しても良い。
【0015】 図6(A)は、包装容器10内に収納される積層体1の他の形態を例示する部 分斜視図であり、図6(B)は、図6(A)に示す積層体1を図4に示す包装容 器10内に収納した状態を示す縦断面図である。 図6(A)に示す積層体1は、第1折り返し部4および第2折り返し部5にて 折曲げられる。積層体1の最下面には、シート2が位置し、シート2は、積層体 1の折曲げにより対向する内側ラップフィルム面を形成する。積層体1の形状に 相応するように板紙又は厚紙を折曲げ成形してなる芯材20が、積層体1の所定 位置に介挿され、ラップフィルム面2を相互分離する。 第1及び第2折り返し部4、5にて緩やかに折曲げられた積層体1は、先端縁 から第1折り返し部4に延在する第1積層体部分6と、第1及び第2折り返し部 4、5の間に延在する第2積層体部分7と、第2折り返し部5と末端縁との間に 延在する第3積層体部分8とを含む。第1積層体部分6と第2積層体部分7とは 対向し、第3積層体部分8は、第1及び第2積層体部分6、7の間に挿入される 。第1積層体部分6と第3積層体部分8との間に第1芯部分21が介挿され、第 3積層体部分8と第2積層体部分7との間に第2芯部分22が介挿される。第1 及び第2芯部分21、22は、連結部分23により相互連結される。積層体1の 最下層に位置するシート2は、積層体1の折曲げにより部分的に対向するが、芯 材20は、シート2の対向部分を互いに分離する。
【0016】 図6(B)示す如く、前側壁16の開口部11に隣接する第1積層体部分6の 先端部分は、連接部分23に沿って下方に延び、下端縁17の中央部及び切欠き 部18の下方域まで垂下する。図5(A)に示す積層体と同様に、積層体1の最 上層シート・薄紙対は、手指により先端縁を摘み上げることにより、開口部11 から引き出される。芯材20は、積層体1の折曲げ形態を保持するとともに、最 上層シート・薄紙対の円滑な取り出しを可能にするシート・薄紙対の案内手段と して機能する。 図7(A)は、包装容器10内に収納される積層体1の更に他の形態を例示する 部 分斜視図であり、図7(B)は、図7(A)に示す積層体1を図4に示す包 装容器10内に収納した状態を示す縦断面図である。 図7(A)に示す積層体1も又、図5(A)及び図6(A)に示す積層体と同 様に、第1折り返し部4および第2折り返し部5にて折曲げられ、芯材20が積 層体1の所定位置に介挿される。積層体1の最下面には、薄紙3が位置し、薄紙 3は、積層体1の折曲げにより対向する内側薄紙面を形成する。積層体1の形状 に相応するように板紙又は厚紙を折曲げ成形してなる芯材20が、積層体1の所 定位置に配置される。
【0017】 第1積層体部分6と第2積層体部分7とは対向し、第3積層体部分8は、第1 及び第2積層体部分6、7の間に挿入される。第1積層体部分6と第3積層体部 分8との間に第1芯部分21が介挿され、第2積層体部分7の下側に第2芯部分 22が配置され、第1及び第2芯部分21、22は、連結部分23により相互連 結される。第3積層体部分8の上面に位置する薄紙3は、第1芯部分21によっ て、第1積層体部分6の下面に位置する薄紙3から分離される。 図7(B)示す如く、前側壁16の開口部11に隣接する第1積層体部分6の 先端部分は、連結部分23に沿って下方に延び、下端縁17の中央部及び切欠き 部18の下方域まで垂下する。図5(A)及び図6(A)に示す積層体と同様に 、積層体1の最上層シート・薄紙対は、手指により先端縁を摘み上げることによ り、開口部11から引き出される。芯材20は、積層体1の折曲げ形態を保持す るとともに、最上層シート・薄紙対の円滑な取り出しを可能にするシート・薄紙 対の案内手段として機能する。 図8は、上記下端縁17及び切欠き部18の形態及び配置パターンを示す包装 容器10の概略正面図である。
【0018】 図8(A)には、図4に示す包装容器10における下端縁17及び切欠き部1 8の形態及び配置パターンが示されている。 図8(B)は、図8(A)の形態及び配置パターンに対して、第2切欠き部1 9を付加的に設けた形態及び配置パターンを示す。第2切欠き部19は、下端縁 17の中央部に配置され、下方に延びる凹部の形態に形成されている。この形態 及び配置パターンによれば、使用者は、積層体1の中央領域に容易にアクセスで きる。 図8(C)は、利き手の互換性又は左右の交換性を重視した形態及び配置パタ ーンを示しており、図8(B)の形態及び配置パターンに対して、第3切欠き部 18′が付加的に設けられている。第3切欠き部18′は、下端縁17の左端部 に配置され、右端部の切欠き部18と対称に形成されている。 図8(D)は、図8(B)の形態及び配置パターンと同様に中央領域のアクセ スを重視した形態及び配置パターンを示しており、図8(A)の形態及び配置パ ターンに対して、第4切欠き部18″が付加的に設けられている。第4切欠き部 18″は、下端縁17の中央部に配置され、切欠き部18と実質的に同じ形態に 形成されている。なお、本例の下端縁17は、図8(A)乃至(C)に示す下端 縁と異なり、頂壁13と前側壁16との交差連接部と平行、即ち、水平に延在し ている。
【0019】 図8(E)は、図8(C)の形態及び配置パターンと同様に、利き手の互換性 を重視した形態及び配置パターンを示しており、図8(A)の形態及び配置パタ ーンに対して、第3切欠き部18′が付加的に設けられている。第3切欠き部1 8′は、下端縁17の左端部に配置され、右端部の切欠き部18と対称に形成さ れている。なお、本例の下端縁17は、図8(D)に示す下端縁と同様に、水平 方向に延在している。 以上、説明したとおり、ラップフィルム積層体1は、所定寸法に予め裁断され たラップフィルムのシート2と、シート2と実質的に同一の寸法に裁断された薄 紙3とを交互に積層することにより形成される。上下のシート2は、薄紙3によ り相互に分離されるので、シート2同士の密着ないし付着は生じない。積層体1 の最上層の薄紙3を手指で摘むと、最上層のシート2が薄紙3と共に上方に摘ま み上げられ、積層体1から円滑に取り出され、取り出されたシート・薄紙対は、 食品等の密封包装又は2重包装材料として使用される。 このように構成された積層体1によれば、所定寸法に予め裁断された多数のラ ップフィルムのシート2を予め用意し、一般のティッシュペーパーの如くシート 2を所望により一枚宛、適宜使用することができる新規な包装形態ないし包装手 法が実現する。
【0020】 また、積層体1は、シート取り出し用開口部11を備えた包装容器10内に収 納され、包装材料ユニットとして供給又は販売し得る。使用者は、開口部11か らシート・薄紙対を一枚宛取り出し、適宜使用することができる。しかも、積層 体1は、従来のラップフィルム巻回ロールに必要とされた紙管を必要とせず、し かも、ラップフィルムを切断するために紙箱に設けられる金属製等の切断刃又は 切断具を要しない。従って、包装容器の廃棄処分が極めて容易である。 更に、上記包装容器10における開口部11は、包装容器10の頂壁13の側 縁領域及び前側壁16の上部領域に延在し、前側壁16に配置された開口部11 の下縁領域には、前側壁16を越えて使用者の手指を包装容器10内の積層体1 に接近せしめるアクセス開口が設けられる。アクセス開口は、下端縁17によっ て形成された中央開放領域、或いは、切欠き部18、18′、18″、19から なり、使用者の親指を容易に挿入可能な形態及び寸法を有する。また、開口部1 1に隣接する積層体1の先端縁は、包装容器10内にて下端縁17及びアクセス 開口を越えて下方に垂下する。 かかる構成の包装材ユニットによれば、使用者は、親指を上記アクセス開口に 挿入し、最上層の薄紙3に容易にアクセスでき、該薄紙3に触れて最上層のシー ト・薄紙対を上方に押し上げることができる。これにより、最上層のシート・薄 紙対は、第2層の薄紙3上を滑り、上方に変位し、シート・薄紙対の先端が上方 に容易に引き出される。使用者は、このようにして引き出したシート・薄紙対の 先端部を手指で掴み、手指により開口部から引っ張り出すことができる。
【0021】 なお、上記実施例において、包装容器10を紙箱として説明したが、包装容器 10は、樹脂製、木製又は金属製の容器であっても良い。また、積層体1を上述 の如く折曲げ、紙のストラップ等で折曲形態を保持した状態で出荷ないし供給す ることも可能である。更に、薄紙3に模様ないし装飾、或いは、文字等を印刷し 、使用目的に応じた表面包装紙として用いることができる。また、芯材20の形 状は、積層体1の折曲げ形態に応じた適切な形態及び材質のものに設計変更する ことができる。
【0022】
【効果】
以上説明したとおり、本考案によれば、所定寸法に予め裁断された包装用ラッ プフィルムのシートを所望により一枚毎に取り出すことができる包装材ユニット を提供することができる。 また、本考案によれば、上記包装材ユニットのための包装容器又は包装ケース を提供することができる。 更に、本考案によれば、上記包装材ユニット内に収納可能な包装用ラップフィ ルム積層体を提供することができる。
【提出日】平成6年5月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】
【実施例】
図1は、本考案に係るラップフィルム積層体の実施例を全体的に示す縦断面図 である。 図1(B)に部分的に拡大して示すように、ラップフィルム積層体1(以下、 積層体1という)は、所定寸法に予め裁断されたラップフィルムのシート2(実 線で示す)と、シート2と実質的に同一の寸法に裁断された薄紙3(一点鎖線で 示す)とを交互に積層してなる。本例においては、図1(A)に示す如く、シー ト2と薄紙3とは、全く同一の寸法に裁断されている。しかしながら、薄紙3は 、シート2の大部分を覆い、上下のシート2を実質的に分離できる寸法であれば 良く、従って、薄紙3をシート2よりも僅かに小さい寸法又は大きい寸法に裁断 しても良い。 積層体1は、多数のシート・薄紙対を上下に積層することにより形成されてお り、最上面には、薄紙3が位置する。シート2は、巻回ロールの形態で一般に供 給・販売されている食品包装用ラップフィルムを所定寸法に裁断したものであり 、ポリ塩化ビニリデン、ポリエチレン等の主材質からなる。この種のラップフィ ルムは一般に、被包装物に付着又は密着する性質を有し、食品等の被包装物を密 封保存するのに適しており、一般家庭における食品又は台所用品の日常的包装や 、商工業的な食品包装材料として広く普及している。他方、薄紙3は、ラップフ ィルムに付着又は密着し難い性質を有する一般的な薄紙であれば良く、ナプキン やティッシュペーパーの如く吸水性又は吸湿性を備えた軟質薄葉紙を薄紙とし て好ましく使用し得る。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】 図2は、積層体1の上層部付近を拡大して示す部分縦断面であり、図3は、積 層体1から取り出されたシート・薄紙対の使用例を示す縦断面図である。 図2に示すように最上層のシート・薄紙対の先端縁部を手指で摘むと、最上層 のシート・薄紙対は、その下側、即ち、第2層の薄紙3上を滑り、上方に摘まみ 上げられる。積層体1から摘まみ上げられたシート・薄紙対は、例えば、図3に 示す如く、食品Fを収容したカップCの包装(図3(A))や、任意の被包装物 Wの包装(図3(B))などに用いられる。図3(A)において、液伏食品Fが カップC内に収容されており、シート2は、カップCの開口を閉塞するようにカ ップCの開口縁に密着せしめられる。使用者は、薄紙3を上にしてシート2をカ ップCの開口縁に当て、シート2に直接触れることなく、カップCの開口をシー ト2で密封することができる。薄紙3は、密封後にカップCから除去しても、或 いは、カップC上に残しても良い。また、図3(B)に示すような任意の形状の 被包装物Wや、図3(C)に示すような板状の被包装物W、例えば、フロッピー ディスク等を包装するために、シート・薄紙対を好ましく用い得る。図3(B) 、(C)において、使用者は、被包装物Wをシート・薄紙対で下側から囲み、被 包装物Wの全面をシート2及び薄紙3で完全に被覆することができる。包装後に 薄紙3を被包装物Wから除去しても良いが、任意の使用形態においては、シート ・薄紙対を被包装物W上に残し、シート・薄紙対を被包装物Wの2重包装材料と して用いることができる。この場合、シートは、被包装物Wの密封包装材料又 は内側包装材料として機能し、薄紙3は、被包装物Wの化粧包装材料又は外側包 装材料として機能する。かかる使用例では、例えば、薄紙3上に文字を書き、薄 紙3により被包装物Wを外部から視覚的に保護し、或いは、包装を透過する光を 薄紙3により遮光する等、透明且つ平滑なラップフィルム単独では到底実現し得 ない新規な包装形態を達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るラップフィルム積層体の実施例を
示す縦断面図であり、先縁部上層付近が部分的に拡大し
て示されている。
【図2】図1に示す積層体の上層部を拡大して示す部分
縦断面であり、最上層のシート・薄紙対を手指で摘まみ
上げる際の状態が参考として示されている。
【図3】積層体から取り出したシート・薄紙対の使用例
を示す縦断面図であり、シート・薄紙対は、食品等の包
装に使用されている。
【図4】本考案による包装材ユニットの実施例を示す斜
視図であり、図1に示す積層体は、包装容器内に収納さ
れている。
【図5】図5(A)は、包装容器内に収納される積層体
の形態を例示する部分斜視図であり、図5(B)は、図
5(A)に示す積層体を図4に示す包装容器内に収納し
た状態を示す縦断面図である。
【図6】図6(A)は、包装容器内に収納される積層体
の他の形態を例示する部分斜視図であり、図6(B)
は、図6(A)に示す積層体を図4に示す包装容器内に
収納した状態を示す縦断面図である。
【図7】図7(A)は、包装容器内に収納される積層体
の他の形態を例示する部分斜視図であり、図7(B)
は、図7(A)に示す積層体を図4に示す包装容器内に
収納した状態を示す縦断面図である。
【図8】開口部の下端縁及び切欠き部の形態及び配置パ
ターンを示す包装容器の概略正面図である。
【符号の説明】
1 ラップフィルム積層体 2 ラップフィルムのシート 3 薄紙 4 第1折り返し部 5 第2折り返し部 6 第1積層体部分 7 第2積層体部分 8 第3積層体部分 10 包装容器 11 シート取り出し用開口部 12 上蓋 13 頂壁 14 底壁 15 端壁 16 側壁 17 下端縁 18 切欠き部 18′第3切欠き部 18″第4切欠き部 19 第2切欠き部 20 芯材 21 第1芯部分 22 第2芯部分 23 連結部分
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年5月25日
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】

Claims (34)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラップフィルムを取り出すためのシート
    取り出し用開口部を備えた包装容器と、該包装容器内に
    収納されたラップフィルム積層体とを有し、 前記ラップフィルム積層体は、所定寸法に予め裁断され
    たラップフィルムのシートと、該シートと実質的に同一
    の寸法に予め裁断された薄紙とを交互に積層したラップ
    フィルムシート及び間紙の積層体からなり、該積層体の
    最上面には、前記薄紙が配置され、 前記シート取り出し用開口部は、包装容器の頂壁の側縁
    領域及び側壁の上部領域に延在し、該側壁に配置された
    前記開口部の下縁領域には、前記側壁を越えて使用者の
    手指を包装容器内のラップフィルム積層体に接近せしめ
    るアクセス開口が設けられ、 前記開口部に隣接する前記シートの先端縁部は、前記包
    装容器内にて前記開口部の下縁を越えて下方に垂下する
    ことを特徴とする包装材ユニット。
  2. 【請求項2】 前記アクセス開口は、前記開口部の下縁
    から下方に延びる前記側壁の切欠き部からなることを特
    徴とする請求項1に記載の包装材ユニット。
  3. 【請求項3】 前記切欠き部は、使用者の親指を挿入可
    能な形態に形成されることを特徴とする請求項2に記載
    の包装材ユニット。
  4. 【請求項4】 前記アクセス開口は、前記下縁の屈曲又
    は湾曲によって下方に拡大した前記開口部の下方拡大部
    分によって形成されることを特徴とする請求項1に記載
    の包装材ユニット。
  5. 【請求項5】 前記下縁は、各端部から中央部に向かっ
    て下方に傾斜し、中央部にて上方に屈曲しており、前記
    アクセス開口は、前記開口部の下縁の中央部分に形成さ
    れることを特徴とする請求項4に記載の包装材ユニッ
    ト。
  6. 【請求項6】 前記積層体は折り返し部を有し、該折り
    返し部によって前記包装容器の内部領域に収納可能な形
    態に折り返されるとともに、前記シートの先端縁部が前
    記包装容器の開口部に隣接する位置に配置される全体形
    状に変形されたことを特徴とする請求項1に記載の包装
    材ユニット。
  7. 【請求項7】 前記開口部に隣接する積層体の先端縁部
    は、該開口部の下縁を越えて下方に延びるように、前記
    側壁の内側面に沿って垂下することを特徴とする請求項
    6に記載の包装材ユニット。
  8. 【請求項8】 前記積層体の先端縁は、前記アクセス開
    口の下縁を越えて下方に延びることを特徴とする請求項
    7に記載の包装材ユニット。
  9. 【請求項9】 前記切欠き部は、前記下縁の端部及び該
    下縁の中央部に夫々配置されることを特徴とする請求項
    3に記載の包装材ユニット。
  10. 【請求項10】 前記切欠き部は、前記下縁の両端部に
    夫々配置されることを特徴とする請求項3に記載の包装
    材ユニット。
  11. 【請求項11】 ラップフィルム積層体を収納可能な包
    装容器において、 前記ラップフィルム積層体は、所定寸法に予め裁断され
    たラップフィルムのシートと、予め裁断された薄紙とを
    交互に積層したラップフィルムシート及び間紙の積層体
    からなり、 前記包装容器は、ラップフィルムを取り出すためのシー
    ト取り出し用開口部を備え、該開口部は、包装容器の頂
    壁の前部及び前側壁の上部に延在し、該前側壁に配置さ
    れた前記開口部の下縁領域には、該前側壁を越えて使用
    者の手指を包装容器内のラップフィルム積層体に接近せ
    しめるアクセス手段が設けられることを特徴とするラッ
    プフィルム積層体用包装容器。
  12. 【請求項12】 前記アクセス手段は、前記開口部の下
    端縁から下方に延びる前記前側壁の切欠き部からなるこ
    とを特徴とする請求項11に記載のラップフィルム積層
    体用包装容器。
  13. 【請求項13】 前記アクセス手段は、前記開口部の下
    端縁領域に配置された前記前側壁の切欠き部からなり、
    該切欠き部は、少なくとも1本の使用者の手指を挿入可
    能な形態に形成されることを特徴とする請求項11に記
    載のラップフィルム積層体用包装容器。
  14. 【請求項14】 前記開口部の下端縁の中央部は、該下
    端縁の端部よりも下方に位置し、前記下端縁は、前記中
    央部から両端部まで夫々、斜め上方に実質的に直線状に
    延び、前記開口部の下縁領域に前記アクセス手段を構成
    する第1アクセス開口を形成し、 前記下端縁の直線部分から下方に延びる前記前側壁の切
    欠き部が設けられ、該切欠き部は、前記アクセス手段を
    構成する第2アクセス開口を構成することを特徴とする
    請求項11に記載のラップフィルム積層体用包装容器。
  15. 【請求項15】 前記開口部の下端縁の中央部は、該下
    端縁の端部よりも下方に位置し、前記下端縁は、前記中
    央部から両端部まで夫々、斜め上方に延び、前記アクセ
    ス手段は、前記下端縁の中央部から下方に延びる前記前
    側壁の切欠き部からなることを特徴とする請求項11に
    記載のラップフィルム積層体用包装容器。
  16. 【請求項16】 前記開口部の下端縁は、前記前側壁と
    前記頂壁との連接線に対して実質的に平行に延び、前記
    アクセス手段は、前記下端縁から下方に延びる前記前側
    壁の切欠き部からなることを特徴とする請求項11に記
    載のラップフィルム積層体用包装容器。
  17. 【請求項17】 前記切欠き部は、前記下端縁の端部に
    配置されることを特徴とする請求項12に記載のラップ
    フィルム積層体用包装容器。
  18. 【請求項18】 前記切欠き部は、前記下端縁の両端部
    に左右対象に配置されることを特徴とする請求項17に
    記載のラップフィルム積層体用包装容器。
  19. 【請求項19】 前記切欠き部は、前記下端縁の中央部
    に配置されることを特徴とする請求項12に記載のラッ
    プフィルム積層体用包装容器。
  20. 【請求項20】 前記切欠き部は、使用者の親指に相補
    する形態に形成されることを特徴とする請求項14乃至
    19のいずれか1項に記載のラップフィルム積層体用包
    装容器。
  21. 【請求項21】 前記切欠き部は、使用者の親指を容易
    に挿入可能な寸法を有することを特徴とする請求項14
    乃至19のいずれか1項に記載のラップフィルム積層体
    用包装容器。
  22. 【請求項22】 前記切欠き部は、使用者の親指の形状
    に相補するように前記下端縁から斜め下方に延びること
    を特徴とする請求項14乃至19のいずれか1項に記載
    のラップフィルム積層体用包装容器。
  23. 【請求項23】 ラップフィルム取り出し用開口部を備
    えた包装容器内に収納可能なラップフィルム積層体にお
    いて、 該ラップフィルム積層体は、所定の寸法に裁断されたラ
    ップフィルムのシートと、該シートと実質的に同じ寸法
    に裁断された薄紙とを交互に積層したラップフィルムシ
    ート及び間紙の積層体からなり、該積層体の最上面に
    は、前記薄紙が配置され、 前記積層体は折り返し部を有し、該折り返し部によって
    前記包装容器の内部領域に収納可能な形態に折り返され
    るとともに、前記シートの先端縁部が前記包装容器の開
    口部に隣接する位置に配置される全体形状に折り曲げら
    れたことを特徴とするラップフィルム積層体。
  24. 【請求項24】 前記折り返し部によって画成された前
    記積層体の第1積層体部分及び第2積層体部分の間に、
    芯部材が介挿されたことを特徴とする請求項23に記載
    のラップフィルム積層体。
  25. 【請求項25】 前記積層体は第1折り返し部及び第2
    折り返し部を備え、第1折り返し部により画成された第
    1積層体部分及び第2積層体部分の間に芯部材が介挿さ
    れることを特徴とする請求項23に記載のラップフィル
    ム積層体。
  26. 【請求項26】 前記積層体は第1折り返し部及び第2
    折り返し部を備え、第1折り返し部により第1積層体部
    分及び第2積層体部分が画成され、第2折り返し部によ
    り第2積層体部分及び第3積層体部分が画成され、対向
    する前記積層体部分の間に芯部材が介挿されることを特
    徴とする請求項23に記載のラップフィルム積層体。
  27. 【請求項27】 前記積層体は第1折り返し部及び第2
    折り返し部を備え、第1折り返し部により第1積層体部
    分及び第2積層体部分が画成され、第2折り返し部によ
    り第2積層体部分及び第3積層体部分が画成され、対向
    する前記積層体部分の間に夫々、第1及び第2芯部材が
    介挿されることを特徴とする請求項24に記載のラップ
    フィルム積層体。
  28. 【請求項28】 前記第1芯部材と第2芯部材とは、連
    結部分を介して相互連結されることを特徴とする請求項
    27に記載のラップフィルム積層体。
  29. 【請求項29】 前記薄紙が吸水性又は吸湿性を有する
    ことを特徴とする請求項23に記載のラップフィルム積
    層体。
  30. 【請求項30】 前記薄紙が被包装物の表面又は外側包
    装用材料であることを特徴とする請求項23に記載のラ
    ップフィルム積層体。
  31. 【請求項31】 前記開口部に隣接する積層体の先端縁
    部は、該開口部の下縁を越えて下方に延びるように、折
    り返された積層体の前側に垂下することを特徴とする請
    求項23に記載のラップフィルム積層体。
  32. 【請求項32】 ラップフィルムを取り出すためのシー
    ト取り出し用開口部を備えた包装容器と、該包装容器内
    に収納されたラップフィルム積層体とを有し、 前記ラップフィルム積層体は、所定寸法に予め裁断され
    たラップフィルムのシートと、予め裁断された薄紙とを
    交互に積層してなり、 前記シート取り出し用開口部は、使用者の手指を包装容
    器内のラップフィルム積層体に接近せしめるアクセス手
    段を備え、 前記開口部に隣接する前記シートの部分は、前記使用者
    の手指が前記アクセス手段を介して該シート部分に接近
    し得るように、前記包装容器内に位置決めされることを
    特徴とする包装材ユニット。
  33. 【請求項33】 前記開口部は、開閉可能な開閉蓋を有
    することを特徴とする請求項32に記載の包装材ユニッ
    ト。
  34. 【請求項34】 前記開閉蓋は、前記包装容器の壁部と
    分離可能手段を介して接合され、使用において、前記分
    離可能手段の分離によって、前記壁部から解放されるこ
    とを特徴とする請求項33に記載の包装材ユニット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020132253A (ja) * 2019-02-25 2020-08-31 株式会社リンクス シート収容箱体

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