JP3013083U - シート状物品用包装箱 - Google Patents

シート状物品用包装箱

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JP3013083U JP1994016964U JP1696494U JP3013083U JP 3013083 U JP3013083 U JP 3013083U JP 1994016964 U JP1994016964 U JP 1994016964U JP 1696494 U JP1696494 U JP 1696494U JP 3013083 U JP3013083 U JP 3013083U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シート状物品を包装紙に包むことなく包装す
ることができ、包装箱の開口から所定のシート状物品を
容易に取り出すことができ、また残品の管理が容易であ
る。 【構成】 シート状物品用包装箱10の開口32を通し
て所定枚数のシート状物品12を摘み、開口32から取
り出し、残品は包装箱10内にそのまま保管される。必
要に応じて開口30、32は、切り割り壁36によって
閉じられる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば、OA機器用のコピー用紙又はプリント用紙等のシート状物 品を包装するのに好適に用いられるシート状物品用包装箱の改良に関するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
ワードプロセッサ又はパーソナルコンピュータ等のOA機器のプリンタ用のプ リント用紙は、例えば1000枚を一締めとして包装紙によって包装され、また コピー用紙は、例えば500枚を一締めとして包装紙によって包装され、これら の包装体は、任意の締め数毎、例えばコピー用紙の場合には、5締め毎に包装箱 に入れられて出荷、販売されている。
【0003】 これらのプリント用紙やコピー用紙は、包装箱から包装体を取り出し、包装紙 を開いて使用されるので、包装箱と包装紙との両方を開かなければならないので 包装を開くのに時間がかかる上に包装紙が必要であるため不経済であった。また 、各包装体内の残紙は、包装紙に包み直して包装箱に入れて保管されることが多 いが、一旦開かれた包装紙内の残紙は、形を自己保持することができないため、 残紙が折れる虞があり、また包装紙に包み直さないで開いたままとすると、汚れ 易いので、適宜の他の保管ケースに保管する必要があり、残紙の管理が煩雑とな る欠点があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案が解決しようとする1つの課題は、包装紙を必要とすることなく、包装 することができるシート状物品用包装箱を提供することにある。
【0005】 本考案が解決しようとする他の課題は、包装箱から必要な任意の枚数のシート 状物品を取り出すことができ、残紙をそのまま保管して管理することができるシ ート状物品用包装箱を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案の第1の課題解決手段は、多数枚のシート状物品を積層して包装する厚 紙製の立方体の包装箱本体から成るシート状物品用包装箱において、包装箱本体 の1つの垂直壁に設けられたシート摘み用開口とこのシート摘み用開口に連続し て包装箱本体の上壁に設けられたシート取り出し用開口とから成る開口部を閉じ るように包装箱本体に切り割り自在に設けられた切り割り壁を備え、シート状物 品は、包装箱本体内に上壁に平行に積層して収納されることを特徴とするシート 状物品用包装箱を提供することにある。
【0007】 本考案の第2の課題解決手段は、多数枚のシート状物品を積層して包装する厚 紙製の立方体の包装箱本体から成るシート状物品用包装箱において、包装箱本体 の1つの垂直壁に設けられたシート摘み用開口とこのシート摘み用開口に連続し て包装箱本体の上壁に設けられたシート取り出し用開口とから成る開口部を閉じ るように包装箱本体に切り割り自在に設けられた切り割り壁を備え、包装箱本体 の壁と切り割り壁とは、ミシン目状の切り割り部で接続され、シート状物品は、 包装箱本体内に上壁に平行に積層して収納されることを特徴とするシート状物品 用包装箱を提供することにある。
【0008】 本考案の第3の課題解決手段は、多数枚のシート状物品を積層して包装する厚 紙製の立方体の包装箱本体から成るシート状物品用包装箱において、包装箱本体 の1つの垂直壁に設けられたシート摘み用開口とこのシート摘み用開口に連続し て包装箱本体の上壁に設けられたシート取り出し用開口とから成る開口部を閉じ るように包装箱本体に切り割り自在に設けられた切り割り壁を備え、包装箱本体 の壁と切り割り壁とは、接着テープで接続され、シート状物品は、包装箱本体内 に上壁に平行に積層して収納されることを特徴とするシート状物品用包装箱を提 供することにある。
【0009】 本考案の第4の課題解決手段は、多数枚のシート状物品を積層して包装する厚 紙製の立方体の包装箱本体から成るシート状物品用包装箱において、包装箱本体 の1つの垂直壁に設けられたシート摘み用開口とこのシート摘み用開口に連続し て包装箱本体の上壁に設けられたシート取り出し用開口とから成る開口部を閉じ るように包装箱本体に切り割り自在に設けられた切り割り壁を備え、この切り割 り壁は、切り割り後、包装箱本体の壁に折り曲げ自在に連続する部分を有し、シ ート状物品は、包装箱本体内に上壁に平行に積層して収納されることを特徴とす るシート状物品用包装箱を提供することにある。
【0010】 本考案の第5の課題解決手段は、多数枚のシート状物品を積層して包装する厚 紙製の立方体の包装箱本体から成るシート状物品用包装箱において、包装箱本体 の1つの垂直壁に設けられたシート摘み用開口とこのシート摘み用開口に連続し て包装箱本体の上壁に設けられたシート取り出し用開口とから成る開口部を閉じ るように包装箱本体に切り割り自在に設けられた切り割り壁を備え、この切り割 り壁は、切り割り後、包装箱本体の壁に折り曲げ自在に連続する部分を有し、包 装箱本体の壁と切り割り壁とは、この連続する部分を除きミシン目状の切り割り 部で接続され、シート状物品は、包装箱本体内に上壁に平行に積層して収納され ることを特徴とするシート状物品用包装箱を提供することにある。
【0011】 本考案の第6の課題解決手段は、多数枚のシート状物品を積層して包装する厚 紙製の立方体の包装箱本体から成るシート状物品用包装箱において、包装箱本体 の1つの垂直壁に設けられたシート摘み用開口とこのシート摘み用開口に連続し て包装箱本体の上壁に設けられたシート取り出し用開口とから成る開口部を閉じ るように包装箱本体の壁に枢動自在に設けられた蓋と、この蓋を包装箱本体に開 閉自在に保持する蓋開閉手段とを備え、シート状物品は、包装箱本体内に上壁に 平行に積層して収納されることを特徴とするシート状物品用包装箱を提供するこ とにある。
【0012】 本考案の第7の課題解決手段は、第6の課題解決手段によるシート状物品用包 装箱であって、蓋開閉手段は、蓋の縁と包装箱本体の壁の縁とに跨がって剥離自 在に貼り付けられる接着テープから成っていることを特徴とするシート状物品用 包装箱を提供することにある。
【0013】 本考案の第8の課題解決手段は、第6の課題解決手段によるシート状物品用包 装箱であって、蓋開閉手段は、蓋に設けられ包装箱本体の壁の差し込み孔に差し 込まれて蓋を閉じた状態に固定する差し込み片から成っていることを特徴とする シート状物品用包装箱を提供することにある。
【0014】
【作用】
このように、包装箱は、その1つの垂直壁に設けられたシート摘み用開口とこ のシート摘み用開口に連続して包装箱本体の上壁に設けられたシート取り出し用 開口とから成る開口部を有し、シート状物品は、この包装箱内に上壁と平行に積 層して収納されていると、シート状物品は、シート摘み用開口を通して包装箱内 に手を入れて所定枚数のシート状物品を摘み、このシート摘み用開口に連続する シート取り出し用開口からこれらのシート状物品を取り出すことができるので、 シート状物品の使用時に、包装紙を開く必要がなく、取扱が容易となる。
【0015】 シート状物品は、包装紙に包むことなく、そのまま包装箱内に収納されるので 、シート状物品の梱包に際してシート状物品を包装紙に包む作業が不要となるた め、梱包作業の効率を向上することができ、また包装紙が不要であるため経済的 となる。
【0016】 包装箱は、ミシン目状の切り割り部を切るか、接着テープを剥して切り割り壁 を切り割り部に沿って包装箱本体の壁から切り離すだけで簡単に開くことができ るので、開包作業が容易である。
【0017】 シート状物品の残品は、包装箱内にそのまま保管されるので、シート状物品が 折れたり汚れたりすることがなく、その管理が容易である。
【0018】 切り割り壁は、その全部を切り割するのではなく、その一部を包装箱本体の壁 に折り曲げ自在に連続したままとして切り割すると、この切り割り壁は、開口の 蓋として利用することができるので、包装箱内にごみ、湿気が侵入するのを防止 することができるから、残品を汚したり、傷めることがなく、残品の保管を良好 な状態で行うことができる。
【0019】 また、紙製の立方体の包装箱本体の1つの垂直壁に設けられたシート摘み用開 口とこのシート摘み用開口に連続して包装箱本体の上壁に設けられたシート取り 出し用開口とから成る開口部を閉じるように包装箱本体の壁に枢動自在に設けら れた蓋を備え、シート状物品が包装箱本体内に上壁に平行に積層して収納されて いると、同様にして、シート状物品は、シート摘み用開口を通して包装箱内に手 を入れてシート状物品を摘み、このシート摘み用開口に連続するシート取り出し 用開口からシート状物品を取り出すことができるので、シート状物品の使用時に 、包装紙を開く必要がなく、取扱が容易となる。
【0020】 この蓋が開口部を閉じた状態で剥離性の接着テープで閉じられていると、接着 テープを剥して容易に開くことができ、この接着テープが再接着性を有すると、 この接着テープを用いて蓋を繰り返し接着することができて有利である。
【0021】 また、この蓋が包装箱本体の壁の差し込み孔に差し込んで蓋を包装箱本体の壁 に固定する差し込み片を有すると、包装箱は、差し込み片を包装箱本体の差し込 み孔から抜くだけで開くことができるので、開包作業を一層簡潔に行うことがで き、また必要な枚数のシート状物品を取り出した後、蓋の差し込み片を包装箱本 体の差し込み孔に差し込むだけで、蓋を閉じることができるので、取扱が一層容 易である。
【0022】
【実施例】
本考案の実施例を図面を参照して詳細にのべると、図1は本考案に係るシート 状物品用包装箱10を示し、この包装箱10によって包装されるシート状物品1 2は、典型的には、OA機器用プリント用紙又はコピー用紙である。このシート 状物品用包装箱10は、多数枚のシート状物品12を積層して包装する厚紙製の 立方体の包装箱本体14から成っている。
【0023】 包装箱本体14は、段ボール等の厚紙を部分的に連続した状態で打ち抜いて形 成された下壁16と4つの垂直壁18、18’、20、20’と上壁22とを接 合部分24で組立てて形成されている。図2に示すように、通常の包装箱と同様 に、この包装箱本体14の接合部分24は、相接合する壁16、18、18’、 20、20’の一方に折り曲げ延長縁片26を有し、この延長縁片26に他方の 壁の縁を接着材28等によって接合して形成される。尚、垂直壁18、18’は それぞれ正面壁、後面壁であり、また垂直壁20、20’はそれぞれ左右の側壁 である。
【0024】 本考案のシート状物品用包装箱10は、包装箱本体14の1つの垂直壁、図示 の実施例では、正面壁である垂直壁18に設けられたシート摘み用開口30とこ のシート摘み用開口30に連続して包装箱本体14の上壁22に設けられたシー ト取り出し用開口32とから成る開口部34を閉じるように包装箱本体14の壁 に切り割り自在に設けられた切り割り壁36を備え、図1の実施例では、この切 り割り壁36は、垂直壁18及び垂直壁20と上壁22との境界部分に切り割り 自在になっている。シート状物品12は、図1に示すように、包装箱本体14内 に下壁16及び上壁22に平行に積層して収納される。
【0025】 シート摘み用開口30は、図示の実施例では、両端を残して手が入る程度の幅 で垂直壁18の全高さに渡って延びているが、図4に示すように、下壁16に近 いシート状物品12を摘むことができれば、垂直壁18の下壁16側の一部18 aを僅かに残して上縁まで延びていてもよい。また、シート取り出し用開口32 は、図示の実施例では、シート状物品12の幅に相応して上壁22の全幅で図1 の符号22aで示す壁部分(後方端部)を残して延びているが、シート状物品1 2が紙のように大きな撓みを有する場合には、図5に示すように、シート状物品 12を取り出せる範囲で縦方向の半分程度の上壁部分22hを残し、また幅方向 の両端部分22wを残して形成してもよい。
【0026】 切り割り壁36は、図1又は図5に示すように、開口30及び32から成る開 口部34に相応する形状を有し、この切り割り壁36は、図3に示すように、包 装箱10の開包時に、包装箱本体14から完全に切り離してもよいが、好ましく は、図1に示すように、後にのべる切り割り部38の一部、例えば、上壁22の 残った壁部分22aの前縁に沿った切り割り部38の部分を切り割することなく 、符号fで示すように折り曲げ自在に連続したままとして開口部34の蓋として 機能するようにすることができる。
【0027】 切り割り壁36は、図6に示すように、垂直壁18及び上壁22と同じ壁面で あってそれぞれ垂直壁18及び上壁22の残った部分と共に垂直壁18及び上壁 22の一部を構成しているが、適宜の切り割り部38によって垂直壁18、垂直 壁20と上壁22との境界部分及び上壁22(図1に示すように、上壁22に対 して折り曲げ線fで折り曲げ自在となっている場合には、厳密には上壁22と垂 直壁20、20’との境界部である隅部のみとなる)に対して切り割り自在に接 続されている。
【0028】 この切り割り部38は、典型的には、図6(A)に示すような一本のミシン目 40Aであるが、図6(B)に示すような二本のミシン目40Bとすることがで き、また図6(C)に示すように、切り割り壁36が符号cで示すように垂直壁 18及び上壁22から連続する部分を除き符号cで示すように完全に切り離され ていて切り割り壁36と垂直壁18及び垂直壁20と上壁22との境界部分との 間に跨がって貼り付けられた接着テープ40Cから成っていてもよい。切り割り 部38が二本のミシン目40Bから成っている場合には、切り割り部38は、二 本のミシン目40Bの間隔に相応する幅を有するので、開包時にテープ状に切り 割りされる。従って、切り割り壁36を蓋として機能させる場合には、包装箱本 体14の壁部分との間に隙間が生ずるので、この隙間に指を入れることができる ため蓋の開閉が容易となるが、この隙間から湿気やごみが侵入し易くなる。
【0029】 次に、本考案のシート状物品用包装箱10の使用状態をのべると、シート状物 品12は、包装紙に包まれることなく、図1に示すように、包装箱本体14内に 下壁16及び上壁22に平行にして裸のまま積層されて収納される。包装箱10 は、このシート状物品12を収納した後、図2に示す接合部分24を閉じて出荷 され、販売される。
【0030】 このようにシート状物品12が収納された包装箱10を購入した使用者は、切 り割り部38であるミシン目40A又は40Bをナイフ等で切り割して切り割り 壁36を包装箱本体14の壁から切り割りして開包する。この場合、既にのべた ように、切り割り壁36は、図3に示すように、その全体を切り離してもよいが 、図1に示すように、折り曲げ線fの部分は切り離さないで、切り割り壁36を 蓋として機能させることが好ましい。尚、図1の実施例では、切り割り部38の 切り離されない部分は、上壁22の幅方向の縁との境界部分であったが、上壁2 2の縦方向の縁部分であってもよく、後者の場合、垂直壁18の開口30の縁と の境界部分に連続して切り残して、垂直壁18と上壁22との両方に跨がって折 り曲げ自在としてもよい。
【0031】 その後、使用者は、シート摘み用開口30を通して手を入れて所定枚数のシー ト状物品12を摘み、これらのシート状物品12をシート取り出し用開口32を 通して取り出す。取り出し後、蓋である切り割り壁36を垂直壁18及び上壁2 2に合わせて開口30及び32を閉じる。従って、残っているシート状物品12 は、包装箱10を保管ケースとしてそのまま保管することができる。
【0032】 本考案の他の実施例が図7及び図9に示されており、これらの実施例では、切 り割り壁36に代えて予め上壁22に枢動部51で折り曲げ自在に支持され、こ の枢動部51を除いて包装箱本体14の壁から切り離されて形成された蓋50と 、この蓋50を包装箱本体14の壁に開閉自在に固定する蓋固定手段52とを備 えている。枢動部51は、適宜の形態とすることができるが、図7に示すように 、薄肉枢動部とするのが好ましい。
【0033】 図7の実施例では、蓋固定手段52は、図7及び図8に示すように、垂直壁1 8及び垂直壁20と蓋50との間に跨がって両壁の間に剥離自在に貼り付けられ た接着テープ54から成っている。特に、この接着テープ54がマジックファス ナーのように剥離後の再接着性を有すると、蓋50を包装箱本体14の壁に気密 を保って繰り返し固定することができるので好ましい。
【0034】 図9の実施例では、蓋固定手段52は、蓋50に設けられ垂直壁18及び垂直 壁20に設けられた差し込み孔56に差し込まれて蓋50を閉じた状態に固定す る差し込み片58から成っている。出荷時には、この差し込み片58は、不本意 に開くことがないように、蓋50と共にガムテープ等の適宜の手段によって固定 される。
【0035】 図7及び図9の実施例では、蓋固定手段52である接着テープ54を剥すか蓋 5と共に差し込み片58を固定しているガムテープを剥して蓋50を枢動部51 で枢動して開き、図1の実施例と同様にして開口部34の開口30(図7及び図 9には図示せず)から手を入れてシート状物品12を摘み、開口32からこのシ ート状物品12を取り出す。その後、蓋50を閉じるが、接着テープ54が再接 着性を有する場合には、この接着テープ54で再接着し、又は差し込み片58を 差し込み孔56に差し込んで蓋50を固定する。このようにして、包装箱10内 に残品をそのまま保管することができる。
【0036】
【考案の効果】
本考案によれば、上記のように、包装箱は、包装箱本体の1つの垂直壁に設け られたシート摘み用開口とこのシート摘み用開口に連続して包装箱本体の上壁に 設けられたシート取り出し用開口とから成る開口部を有し、シート状物品は、こ の包装箱内に上壁と平行に積層して収納されているので、シート状物品は、シー ト摘み用開口を通して包装箱内に手を入れてシート状物品を摘み、このシート摘 み用開口に連続するシート取り出し用開口からシート状物品を取り出すことがで き、従ってシート状物品の使用時に、包装紙を開く必要がなく、取扱が容易とな る。
【0037】 また、シート状物品を包装紙で包むことなく、そのまま包装箱内に収納される ので、シート状物品の梱包に際してシート状物品を包装紙に包む作業が不要とな るため、梱包作業の効率を向上することができ、また包装紙が不要であるため経 済的である。
【0038】 更に、包装箱の開包は、ミシン目状の切り割り部を切るか、接着テープを剥し て切り割り壁を切り割り部に沿って包装箱本体の壁から切り離すだけで簡単に行 われるので、開包作業が容易である。
【0039】 特に、シート状物品の残品は、包装箱内にそのまま保管することができるので 、シート状物品が折れたり、汚れたりすることがなく、シート状物品の保管及び 管理が容易である。
【0040】 切り割り壁は、切り割り部の一部を残して包装箱本体の壁に折り曲げ自在に連 続したままとすることができ、この場合、切り割り壁は、開口の蓋として利用す ることができるので、開包された包装箱内にごみ、湿気が侵入するのを防止する ことができるから、残品を汚したり、傷めることがなく、残品の保管を良好な状 態で行うことができる。
【0041】 また、切り割り壁に代えて開口部を閉じる蓋が包装箱本体に枢動自在に取り付 けられていると、開包時に、面倒な切り割り作業が不要となるので、開包作業が 容易であり、またシート状物品の取り出し後、蓋を閉じてシート状物品を良好に 保管することができる実益がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るシート状物品用包装箱の一実施例
の使用状態の斜視図である。
【図2】図1の包装箱の四隅の接合部分の拡大断面図で
ある。
【図3】本考案に係るシート状物品用包装箱の他の使用
例の斜視図である。
【図4】異なる開口部を有するシート状物品用包装箱の
一部の斜視図である。
【図5】更に他の異なる開口部を有するシート状物品用
包装箱の一部の斜視図である。
【図6】本考案の包装箱の切り割り部の3つの異なる例
を示し、同図(A)は一本のミシン目から成る切り割り
部の一部の拡大正面図、同図(B)は二本のミシン目か
ら成る切り割り部の一部の拡大正面図、同図(C)は接
着テープから成る切り割り部の一部の拡大正面図であ
る。
【図7】本考案に係るシート状物品用包装箱の異なる実
施例の梱包状態の斜視図である。
【図8】図7の実施例に用いられる蓋開閉手段の一部を
拡大して示し、同図(A)はその拡大正面図、同図
(B)はその拡大断面図である。
【図9】図7の実施例において蓋開閉手段の変形例の要
部の斜視図である。
【符号の説明】
10 シート状物品用包装箱 12 シート状物品 14 包装箱本体 16 下壁 18 垂直壁(正面壁) 18a 垂直壁の一部 18’ 垂直壁(後面壁) 20 垂直壁(一方の側壁) 20’ 垂直壁(他方の側壁) 22 上壁 22a 上壁の後方端部 22h 上壁部分 22w 両端部分 24 接合部分 26 延長縁片 28 接着材 30 シート摘み用開口 32 シート取り出し用開口 34 開口部 36 切り割り壁 38 切り割り部 40A 一本のミシン目 40B 二本のミシン目 40C 接着テープ 50 蓋 52 蓋開閉手段 51 枢動部 54 接着テープ 56 差し込み孔 58 差し込み片 f 折り曲げ線

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数枚のシート状物品を積層して包装す
    る厚紙製の立方体の包装箱本体から成るシート状物品用
    包装箱において、前記包装箱本体の1つの縦壁に設けら
    れたシート摘み用開口と前記シート摘み用開口に連続し
    て前記包装箱本体の上壁に設けられたシート取り出し用
    開口とから成る開口部を閉じるように前記包装箱本体に
    切り割り自在に設けられた切り割り壁を備え、前記シー
    ト状物品は、前記包装箱本体内に前記上壁に平行に積層
    して収納されることを特徴とするシート状物品用包装
    箱。
  2. 【請求項2】 多数枚のシート状物品を積層して包装す
    る厚紙製の立方体の包装箱本体から成るシート状物品用
    包装箱において、前記包装箱本体の1つの垂直壁に設け
    られたシート摘み用開口と前記シート摘み用開口に連続
    して前記包装箱本体の上壁に設けられたシート取り出し
    用開口とから成る開口部を閉じるように前記包装箱本体
    に切り割り自在に設けられた切り割り壁を備え、前記包
    装箱本体の壁と前記切り割り壁とは、ミシン目状の切り
    割り部で接続され、前記シート状物品は、前記包装箱本
    体内に前記上壁に平行に積層して収納されることを特徴
    とするシート状物品用包装箱。
  3. 【請求項3】 多数枚のシート状物品を積層して包装す
    る厚紙製の立方体の包装箱本体から成るシート状物品用
    包装箱において、前記包装箱本体の1つの垂直壁に設け
    られたシート摘み用開口と前記シート摘み用開口に連続
    して前記包装箱本体の上壁に設けられたシート取り出し
    用開口とから成る開口部を閉じるように前記包装箱本体
    に切り割り自在に設けられた切り割り壁を備え、前記包
    装箱本体の壁と前記切り割り壁とは、接着テープで接続
    され、前記シート状物品は、前記包装箱本体内に前記上
    壁に平行に積層して収納されることを特徴とするシート
    状物品用包装箱。
  4. 【請求項4】 多数枚のシート状物品を積層して包装す
    る厚紙製の立方体の包装箱本体から成るシート状物品用
    包装箱において、前記包装箱本体の1つの垂直壁に設け
    られたシート摘み用開口と前記シート摘み用開口に連続
    して前記包装箱本体の上壁に設けられたシート取り出し
    用開口とから成る開口部を閉じるように前記包装箱本体
    に切り割り自在に設けられた切り割り壁を備え、前記切
    り割り壁は、切り割り後、前記包装箱本体の壁に折り曲
    げ自在に連続する部分を有し、前記シート状物品は、前
    記包装箱本体内に前記上壁に平行に積層して収納される
    ことを特徴とするシート状物品用包装箱。
  5. 【請求項5】 多数枚のシート状物品を積層して包装す
    る厚紙製の立方体の包装箱本体から成るシート状物品用
    包装箱において、前記包装箱本体の1つの垂直壁に設け
    られたシート摘み用開口と前記シート摘み用開口に連続
    して前記包装箱本体の上壁に設けられたシート取り出し
    用開口とから成る開口部を閉じるように前記包装箱本体
    の壁に切り割り自在に設けられた切り割り壁を備え、前
    記切り割り壁は、切り割り後、前記包装箱本体の壁に折
    り曲げ自在に連続する部分を有し、前記包装箱本体の壁
    と前記切り割り壁とは、前記連続する部分を除きミシン
    目状の切り割り部で接続され、前記シート状物品は、前
    記包装箱本体内に前記上壁に平行に積層して収納される
    ことを特徴とするシート状物品用包装箱。
  6. 【請求項6】 多数枚のシート状物品を積層して包装す
    る厚紙製の立方体の包装箱本体から成るシート状物品用
    包装箱において、前記包装箱本体の1つの垂直壁に設け
    られたシート摘み用開口と前記シート摘み用開口に連続
    して前記包装箱本体の上壁に設けられたシート取り出し
    用開口とから成る開口部を閉じるように前記包装箱本体
    の壁に枢動自在に設けられた蓋と、前記蓋を前記包装箱
    本体に開閉自在に保持する蓋開閉手段とを備え、前記シ
    ート状物品は、前記包装箱本体内に前記上壁に平行に積
    層して収納されることを特徴とするシート状物品用包装
    箱。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のシート状物品用包装箱
    であって、前記蓋開閉手段は、前記蓋の縁と前記包装箱
    本体の壁の縁とに跨がって剥離自在に貼り付けられる接
    着テープから成っていることを特徴とするシート状物品
    用包装箱。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載のシート状物品用包装箱
    であって、前記蓋開閉手段は、前記蓋に設けられ前記包
    装箱本体の壁の差し込み孔に差し込まれて前記蓋を閉じ
    た状態に固定する差し込み片から成っていることを特徴
    とするシート状物品用包装箱。
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