JP3098738U - ガラス瓶の栓 - Google Patents

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JP3098738U
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glass bottle
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JP2003003683U
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Inventor
小林 靖大
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株式会社大阪王冠製作所
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Abstract

【課題】室温が上昇しても、瓶口から抜けたり、飛んだりすることを防止することができ、かつ、資源分別が容易なガラス瓶の栓を提供する。
【解決手段】全体がプラスチック製であって、上端1の外鍔2近傍の下方開口状の挿入円筒壁3の外周面4に上小突条5と下小突条6とを、1mm以上3mm以下の所定間隔hをもって周方向に配設する。下小突条6には、少なくとも1個の切れ目を形成する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ガラス瓶の栓に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、アルコール飲料やしょう油や液体調味料等を収納・保存するための容器に使用されている一升や五合瓶その他の大きさの各種ガラス瓶(円筒瓶)は、その瓶口に栓をして密封され、さらに、円封王冠にて封冠されている。従来のガラス瓶の栓は、図4に示すように、樹脂製栓本体20と、その頭部(図示省略)に覆設されるブリキ製板材21と、下部に貼着されるアルミ箔22とから成る。このアルミ箔22は、家庭・飲食店等にて一旦円封王冠を剥離した後に、栓をした状態に於て、室温が上昇しても、ガラス瓶の内圧増加によって栓が抜けたり、飛んだりするのを防止するために貼着されるものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、従来のガラス瓶の栓は、3種類の材質(すなわち、樹脂、ブリキ、アルミ箔)の部材から成り、使用後の資源分別をするのが、困難であった。
そこで、本考案は、室温が上昇しても、瓶口から抜けたり、飛んだりせず、かつ、容易に資源分別をすることができるガラス瓶(円筒瓶)の栓を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本考案に係るガラス瓶の栓は、全体がプラスチック製であって、上端の外鍔近傍の下方開口状の挿入円筒壁の外周面に上小突条と下小突条とを、1mm以上3mm以下の所定間隔をもって周方向に配設し、かつ、上記下小突条には、少なくとも1個の切れ目を形成したものである。
【0005】
また、全体がプラスチック製であって、上端の外鍔近傍の下方開口状の挿入円筒壁の外周面に上小突条と下小突条とを、1mm以上3mm以下の所定間隔をもって周方向に配設し、かつ、上記下小突条には、少なくとも1個の切れ目を形成し、さらに、下端から上記下小突条に到達する上下方向の複数の縦溝を上記挿入円筒壁の外周面に形成したものである。
【0006】
【考案の実施の形態】
以下、実施の形態を示す図面に基づき、本考案を詳説する。
【0007】
図1は、本考案の使用状態を示す。すなわち、このガラス瓶(円筒瓶)の栓Sは、ガラス瓶Bの瓶口B に嵌合され、ガラス瓶Bを密閉する。
図2に示すように、栓Sは、全体がプラスチック製(例えば、ポリエチレン製)であって、上端1の外鍔2近傍の下方開口状の挿入円筒壁3の外周面4に円環状の上小突条5と略円環状の下小突条6とが、1mm以上3mm以下の所定間隔hをもって(周方向に)配設される。なお、本考案で間隔hとは、図1と図2に示すように、上小突条5と下小突条6の間の部分4a───溝───の幅寸法を指す。
【0008】
所定間隔hが、上記範囲にある場合、確実に、栓Sが瓶口B (図1参照)から抜けたり、飛んだりするのを防止することができるとともに、材料費も適切なものとなる。すなわち、所定間隔hが、1mm未満の場合、急に内圧pが増加したときに、勢いで、栓Sが瓶口B から抜けたり飛んだりする虞れがある。また、所定間隔hが、3mmを越える場合、挿入円筒壁3の上下寸法が大きくなり、自動給冠の際に、瓶口B に挿入困難となる。
【0009】
下小突条6には、1個の切れ目7が形成される。下端8から下小突条6に到達する上下方向の複数の縦溝9が挿入円筒壁3の外周面4に形成される。
【0010】
次に、瓶口B に栓Sを嵌合した後に、室温が上昇して、ガラス瓶Bの内圧pが増加した場合の栓Sの作用について説明する。
まず、図1に示すように、栓Sを嵌合したときの状態に於て内圧pが増加すると、はじめは、栓Sと瓶Bとの間の摩擦抵抗によって、栓Sは、不動である(上下方向に移動しない)。
【0011】
内圧pがさらに増加すると、摩擦抵抗に反して、栓Sが上方向に移動する。このとき、上小突条5と下小突条6とによって、栓Sは傾かずに瓶口B の軸心Lに平行に上方向に移動する。
【0012】
図3に示すように、上小突条5が、ガラス瓶Bと離間すると、ガラス瓶B内のガスが、矢印Aに示すように、切れ目7、及び、挿入円筒壁3の外周面4のうち上小突条5と下小突条6の間の部分4aを流通して、上小突条5とガラス瓶Bとのわずかな隙間から外部へ放出される。そして、栓Sが、瓶口B から抜けたり、飛んだりするのを防止することができる。
【0013】
なお、本考案は設計変更可能であって、例えば、上述の基本構成に、さらに、小突条を付加して、全体に、3本以上を形成しても良い。また、下小突条6に、複数個の切れ目7を形成するも良い。また、下小突条6の外径を上小突条5の外径よりわずかに(例えば 0.1mm)小さくするのが好ましい。また、ガラス瓶Bは一升に限らず、各種容量のものであっても良い。また、日本酒、焼酎等のアルコール(アルコール飲料)、しょう油、ソース、その他各種の調味料等の収納する瓶であれば良い。
【0014】
【考案の効果】
本考案は、上述の如く構成されるので、次に記載する効果を奏する。
【0015】
(請求項1,2によれば) 室温が上昇しても、栓Sが瓶口B から抜けたり、飛んだりするのを防止することができるとともに、1種類の材質のみから成るので容易に資源分別をすることができ、リサイクルに適している。また、全体がプラスチックから成るので、容易に大量生産することができる。また、所定間隔hが適切な値なので、確実に、栓Sが瓶口B から抜けたり、飛んだりするのを防止することができるとともに、自動給冠に適切な長さとできる。
【0016】
(請求項2によれば)瓶口B に容易に抜差しすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の使用状態を示す断面正面図である。
【図2】実施の一形態を示す正面図である。
【図3】作用を説明する断面側面図である。
【図4】従来例を示す正面図である。
【符号の説明】
1 上端
2 外鍔
3 挿入円筒壁
4 外周面
5 上小突条
6 下小突条
7 切れ目
8 下端
9 縦溝
h 所定間隔

Claims (2)

  1. 全体がプラスチック製であって、上端(1)の外鍔(2)近傍の下方開口状の挿入円筒壁(3)の外周面(4)に上小突条(5)と下小突条(6)とを、1mm以上3mm以下の所定間隔(h)をもって周方向に配設し、かつ、上記下小突条(6)には、少なくとも1個の切れ目(7)を形成したことを特徴とするガラス瓶の栓。
  2. 全体がプラスチック製であって、上端(1)の外鍔(2)近傍の下方開口状の挿入円筒壁(3)の外周面(4)に上小突条(5)と下小突条(6)とを、1mm以上3mm以下の所定間隔(h)をもって周方向に配設し、かつ、上記下小突条(6)には、少なくとも1個の切れ目(7)を形成し、さらに、下端(8)から上記下小突条(6)に到達する上下方向の複数の縦溝(9)を上記挿入円筒壁(3)の外周面(4)に形成したことを特徴とするガラス瓶の栓。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008501583A (ja) * 2004-06-02 2008-01-24 アルコア ドイチュランド ゲーエムベーハー 蓋締め要素
JP2009166896A (ja) * 2007-12-21 2009-07-30 Mikasa Sangyo Kk 合成樹脂製の栓

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