JP4318172B2 - 移行中栓付きキャップ - Google Patents

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Description

本発明は移行中栓付きキャップに関し、詳しくは容器口頸部上に圧接してシールするシール部と口頸部上端開口を閉塞する栓部とからなる移行中栓を当初キャップに固定しておいて、キャップを容器に螺着した際に栓部のみが容器に分離移行し、キャップにはシール部が残存する如く構成した移行中栓付きキャップに関する。
容器の中栓として、容器口頸部内に嵌着させた皿状の栓部の上端外周よりフランジを延設し、フランジを口頸部上面に当接載置させて装着したものが一般に知られている(例えば、特許文献1参照)。
この様な中栓を装着した容器は、口頸部外周にキャップを着脱自在に装着し、使用に当たって中栓を取り除き排除した後収納物を取り出す如く構成している。その為、中栓を除去した後の口頸部の密封性を考慮して、キャップ内周に容器口頸部上面に圧接するパッキンを装着しているのが一般的である。これらのパッキンは中栓と別々に製造し、それぞれ組み付けしているのが現状である。
特開2000−226046号公報
本発明は、中栓とパッキンとを使用時に各機能を充分発揮できる形で一体に形成しているためパーツ数の削減を図れるとともに、経済的なメリットを備え、その構造も簡単で製造が容易であり、組立工程の削減も可能で、しかも、自動的に両者を分離しての装着が可能であるという取り扱い操作が簡単な移行中栓付きキャップを提案するものである。
第1の手段として、以下の通り構成した。即ち、容器2の口頸部3に螺着させるキャップ4と、該キャップ4に嵌着固定した移行中栓5とを備え、キャップ4は、口頚部3外周に螺着させる周壁8を頂壁9周縁部より垂設するとともに、周壁8の上部を内方に突出させて肉厚部8aを形成し、且つ、肉厚部8a下面に移行中栓5を嵌着させるための凹部10を環状に凹設してなり、移行中栓5は、凹部10の内側周面に嵌合させた筒部15a を、リング板状の押圧部15b 上面より立設した断面L字状をなすとともに、キャップ4を口頸部3に螺着させた際に押圧部15b が口頚部3上面に圧接して口頸部3内外を遮断する環状のシール部15と、押圧部15b 内周縁部に易切断性の連結部17を介して外周上端縁部を連結するとともに、キャップ4を口頸部3に螺着させた際に口頸部3内に嵌合してその開口を閉塞する皿状の栓部16とを備え、栓部16外周を口頸部3内周に硬嵌め構造とするとともに、キャップ4の口頸部3への螺着時に栓部16を押し下げる押圧面19をキャップ4の肉厚部8a下面に設けたことを特徴とする移行中栓付きキャップとして構成した。
第2の手段として、以下の通り構成した。即ち、前記第1の手段に於いて、上記移行中栓5が、上記栓部16上に把手21を備えている。
本発明の移行中栓付きキャップは、パッキンとなるシール部15と、容器口頸部3を閉塞する皿状の栓部16とからなる移行中栓5をキャップ4に嵌着固定しており、キャップの容器口頸部3への螺着時に栓部16を口頸部3に装着することができるとともに、シール部15と栓部16とを分離するため、従来別々に製造,組み付けしなければならなかったパッキンと中栓とを一体に製造することができて、その成形時間のロス,コストロスを大幅に削減することができ、しかも移行中栓5のキャップ4への組み付け作業も嵌着固定であるため簡単であり、また、容器への装着も通常のキャップの螺着操作により行えるため,通常のキャッパーの使用も可能で、充填作業の際にも簡単にキャッピングを行えるものである。また、一端装着すれば栓部16及びシール部15の存在により充分な液漏れ防止を図れるとともに、開封後栓部16を除去した後もキャップにシール部15が存在するため、充分その機能を継続することができるものである。
また、上記栓部16上に把手21を設ければ開封の際に硬嵌め構造のためしっかりと口頸部3内に嵌合した栓部16をより簡単に取り外し廃棄できる便利が伴う。
以下、本発明の実施例の形態を図面を参照して説明する。
本発明の移行中栓付きキャップ1は、容器2の口頸部3に螺着させるキャップ4と、該キャップ4に嵌着固定した移行中栓5とを備えている。螺着させる容器2は、口頸部3を備えたものであれば適用でき、例えば、ボトルタイプのもの、広口瓶タイプのもの、或いはタンクタイプのもの等が挙げられる。また、口頸部3は通常上向きのものを考慮するが、横向き或いは下向きの口頸部3にも対応可能である。図示例では、胴部6より口頸部3を起立したボトルタイプの容器2を使用しており、口頸部3外周に螺条7を周設している。
キャップ4は、通常形態の下端を開口した有頂筒状をなし、使用時に螺脱後再び螺着する如く構成したものが使用でき、また、同様構成で且つ注出口を備えた注出キャップ形態ものも使用できる。図示例に於いてキャップ4は例えば醤油差し等に使用される注出キャップ形態のものであり、容器口頸部3外周に螺着させる周壁8を頂壁9周縁部より垂設しており、周壁8の上部を内方に突出させて肉厚部8aを形成しており、この肉厚部8a下面の内方に上記移行中栓5を嵌着させるための凹部10を環状に凹設している。更に、肉厚部8aの外周面対向位置に一対の注出用のノズル11を突設し、その先端注出口12から肉厚部8a内面に至る注出路13をそれぞれ穿設している。尚、図中14は肉厚部8a下方の周壁8内面に周設した螺条を示す。
移行中栓5は、環状のシール部15と皿状の栓部16とを備えている。上記シール部15は、上記キャップ4内周縁部に嵌着固定するとともに、上記キャップ4を上記口頸部3に螺着させた際に上記口頸部3上に圧接して上記口頸部3内外を遮断するものである。図示例に於いてシール部15は、上記凹部10の内側周面に嵌合させた筒部15a を、リング板状の押圧部15b 上面より立設した断面L字状をなす環状体形態をなしており、キャップ4を容器口頸部3に螺着した際に押圧部15b が容器口頸部3上面に圧接する如く構成している。尚、シール部15の嵌着固定はキャップ螺動時にキャップとの相互のズレが生じないようしっかりと固定すれば上記構成に限らず、例えば、嵌着固定部に接着剤等を併用することも可能である。
栓部16は、上記シール部15に易切断性の連結部17を介して連結するとともに、上記キャップ4を上記口頸部3に螺着させた際に上記口頸部3内に嵌合してその開口を閉塞するもので、上記シール部15と合成樹脂により一体に形成している。図示例では容器2の口頸部3内周に密嵌させる周壁部16a の下端縁より底壁部16b を延設した皿状をなし、周壁部16a の上端部外周と、上記シール部15内周とを周方向多数の細い棒状片18により構成した連結部17により切断可能に連結している。
本発明では、上記移行中栓付きキャップ1を容器2に螺着させた際に上記連結部17が切断される如く構成している。具体的には、上記栓部16外周を上記口頸部3内周に硬嵌め構造とすることによりその他の構成と相俟って上記作用を生じさせる。この硬嵌め構造は基本的に栓部16が口頸部3に硬く嵌合する構造であり、さらに具体的には移行中栓5外周の嵌合部分を口頸部3の内周の嵌合部分より径を大きく構成すれば良く、例えば、周壁部16a の外径を口頸部3の内径より大きく構成して強制的にはめ込む構造や、或いは図示例の如く、上記栓部16外周を上記口頸部3内周と同程度かやや大径に形成し、また、周壁部16a 外周に突条20を周設して強制的にはめ込む構造が採用される。
また、本発明では上記キャップ4の上記口頸部3への螺着時に上記栓部16を押し下げる押圧面19をキャップ4に設けている。上記押圧面19は、キャップ4を螺着させた際に栓部16外周が口頸部3内周に摺動しつつ強制的に嵌合するが、押圧面19がないと所定位置まで確実に嵌合せずに途中までしか嵌合しない不都合を生じる虞がある。この押圧面19は上記要件を満たせばその具体的構成は種々採用できるが、キャップ4を最終部位まで螺着した際に栓部16を所定の嵌合位置まで押し下げが可能な位置に設ける。図示例では、上記肉厚部8aの下面を押圧面19として採用しているが、押圧面19はこの様な栓部16上面全体を押圧する如き環状のものに限らず、栓部16上面を部分的に押圧するものであっても良い。
また、移行中栓5には、その栓部16上に取出用の把手21を設けると良い。図示例では、平面視U字状をなす把手21を横設している。該把手21は底壁部16b より起立した一対の支柱22の上端に各端部を一体に連結している。尚、把手21は図示例のものに限らず、プルリング形態のもの、単なる棒状突起を起立させたもの、棒状突起の先端から側方へ横棒を突設したもの、その他さまざまな形態を採用できる。また、上記実施例に於いて各支柱22と周壁部16a 間をそれぞれ連結板で連結しても良い。
上記の如く構成した移行中栓付きキャップ1は、例えば図1の状態から容器口頸部3に螺着させる。キャップ4の螺動下降に伴い栓部16が押圧面19に押し下げられながら口頸部3内に強制的に嵌合される。その際、上記硬嵌め構造を採用しているため、栓部16はその外周と口頸部3内周との摩擦力により連結部17より伝達される回転力を制限され、或いは阻止され、一方キャップ4に嵌着固定されたシール部15はキャップ4とともに回転するため、両者間の連結部17には剪断力が作用し各棒状片18が切断されて連結部17が分離され、最終的にキャップ4が螺着した時点で、図4に示す如く、分離された栓部16が口頸部3内の上端部所定位置に嵌合される。尚、図中18A は切断された棒状片をさす。
使用時にはキャップ4を螺脱するとシール部15のみがキャップ4とともに外れ、次いで把手21をもって栓部16を取り外し除去した後再びキャップを螺着すれば収納物を注出口より注出が可能となる。この際シール部15は口頸部3上面に圧接されてこの部分における充分な密閉性を維持できる。尚、要すれば、外した栓部16を再び装着することも可能である。
本発明の移行中栓付きキャップの縦断面図である。(実施例1) 同実施例に於ける移行中栓の縦断面図である。(実施例1) 同実施例に於ける移行中栓の平面図である。(実施例1) 同実施例のキャップを容器に装着した状態の縦断面図である。(実施例1)
符号の説明
2…容器,3…口頸部,4…キャップ,15…シール部,16…栓部,17…連結部,
18…押圧面,21…突起

Claims (2)

  1. 容器2の口頸部3に螺着させるキャップ4と、該キャップ4に嵌着固定した移行中栓5とを備え、キャップ4は、口頚部3外周に螺着させる周壁8を頂壁9周縁部より垂設するとともに、周壁8の上部を内方に突出させて肉厚部8aを形成し、且つ、肉厚部8a下面に移行中栓5を嵌着させるための凹部10を環状に凹設してなり、移行中栓5は、凹部10の内側周面に嵌合させた筒部15a を、リング板状の押圧部15b 上面より立設した断面L字状をなすとともに、キャップ4を口頸部3に螺着させた際に押圧部15b が口頚部3上面に圧接して口頸部3内外を遮断する環状のシール部15と、押圧部15b 内周縁部に易切断性の連結部17を介して外周上端縁部を連結するとともに、キャップ4を口頸部3に螺着させた際に口頸部3内に嵌合してその開口を閉塞する皿状の栓部16とを備え、栓部16外周を口頸部3内周に硬嵌め構造とするとともに、キャップ4の口頸部3への螺着時に栓部16を押し下げる押圧面19をキャップ4の肉厚部8a下面に設けたことを特徴とする移行中栓付きキャップ。
  2. 上記移行中栓5が、上記栓部16上に把手21を備えている請求項1記載の移行中栓付きキャップ。
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